JP4072452B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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JP4072452B2
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  • Signal Processing (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
透過型液晶パネルや反射型液晶パネル等の液晶素子やDMD等のミラーデバイス等のように原画を形成する画像形成素子の画像を拡大表示する画像表示装置(プロジェクター)に関わる。
【0002】
【従来の技術】
反射型液晶表示装置と偏光ビームスプリッターを組み合わせた画像投影装置は特開2001−154268に開示されている。特開2001−154268では、図33に示すように白色光源1001と反射型液晶表示素子1002R、1002G、1002Bと投射光学系1003からなる画像投射装置において、白色光源1001と反射型液晶表示素子1002R、1002G、1002Bの間にダイクロイックミラー1004を設け、さらにダイクロイックミラー1004と反射型液晶表示素子1002R、1002G、1002Bの間に偏光ビームスプリッター1005、1006を設けた色分解系と、反射型液晶表示素子と投射光学系の間に第1、第2、第3偏光ビームスプリッター1005、1006、1007を設けた色合成系を有している。
【0003】
ここで前記ダイクロイックミラー1004と第2の偏光ビームスプリッター1006の間に所定の波長領域の光の偏光方向を90度回転させることができる第1の色選択性位相差板1008を設け、第2の偏光ビームスプリッター1006と第3の偏光ビームスプリッター1007の間に第2の色選択性位相差板1009を設けることにより、色成分(R、B)と偏光方向(P、S)を関連付け、偏光ビームスプリッターによる色分解合成を行っている。
【0004】
これによりは白色光源1001からの白色光は前記ダイクロイックミラー1004により第1の色光の光路(G)と第2の色光の光路(R、B)に分割され、第1の色選択性位相差板1008によりBの色光の偏光方向が90度回転し、Bの色光がP偏光光、Rの色光がS偏光光になり、第2の偏光ビームスプリッター1006によりそれぞれ第3の色光の光路(R)と第4の色光の光路に分割される。さらに第1の光路において第1の偏光ビームスプリッター1005を反射した光は第1の反射型液晶表示装置1002Gで偏光方向を90度回転して反射し、第1の偏光ビームスプリッター1005を透過し、第3の偏光ビームスプリッター1007を反射して投射光学系1003へ至り、第3の光路において第2の反射型液晶表示装置1002Rで偏光方向を90度回転して反射し、第2の偏光ビームスプリッター1006を透過し、第4の光路において第2の反射型液晶表示装置1002Bで偏光方向を90度回転して反射し、第2の偏光ビームスプリッター1006を反射し、2つの色光(R、B)は一つの光路に合成され、第2の色選択性位相差板1009によりBの色光の偏光方向が90度回転し、R、Bの色光ともにP偏光光になり、第3の偏光ビームスプリッター1007を透過して投射光学系1003に至ることで3つの色画像が合成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−154268号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来例においては、第2の偏光ビームスプリッター1006の入射側と射出側に設けられる第1、第2の色選択性位相差板1008、1009は、偏光を回転する特性が同一の色選択性位相差板を用いているため、偏光を回転する特性が0度(回転しない)から90度に遷移する領域(以下、遷移領域)に不必要な偏光成分が発生する問題がある。
【0007】
この問題に関して詳細に説明する。図34は従来例に用いられている色選択性位相差板の偏光を回転する特性を表しており、青(B)の波長領域で偏光が90度回転し、赤(R)の波長領域で回転しない特性で、その間の波長領域が遷移領域である。図34は色選択性位相差板の偏光を回転する作用の特性図であるが、別の見方をすると入射する直線偏光において入射偏光成分と直交する偏光成分の割合を表す特性ともいえる(割合1のとき偏光方向が90度回転する)ので、図のグラフの右側に入射偏光に対する直交する偏光成分の割合(率)を表す目盛りを合わせて記載している。
【0008】
このとき入射する直線偏光光がどのように変換されるかを色選択性位相差板の組合せで説明する。
【0009】
第1の状態は第1、第2の色選択性位相差板でともに偏光方向が90度回転される場合で、図34を入射偏光に対する直交する偏光成分の割合を表す特性I(λ)と考え、
C1(λ)=I(λ)*I(λ)
で表される特性C1(λ)として第1、第2の色選択性位相差板でともに偏光方向が90度回転される光量の割合(率)を表すことができる。C1(λ)を図35に示す。
【0010】
第2の状態は第1、第2の色選択性位相差板でともに偏光方向が回転されない場合で、
C2(λ)=(1−I(λ))*(1−I(λ))
で表される特性C2(λ)として第1、第2の色選択性位相差板でともに偏光方向が回転されない光量の割合を表すことができる。C2(λ)を図36に示す。
【0011】
第3の状態は第1での色選択性位相差板で偏光方向が90度回転され、第2の色選択性位相差板で偏光方向が回転されない場合で、
C3(λ)=I(λ)*(1−I(λ))
で表される特性C3(λ)として第1での色選択性位相差板で偏光方向が90度回転され、第2の色選択性位相差板で偏光方向が回転されない光量の割合を表すことができる。C3(λ)を図37に示す。
【0012】
第4の状態は第1での色選択性位相差板で偏光方向が偏光方向が回転されず、第2の色選択性位相差板で90度回転される場合で、
C4(λ)=(1−I(λ))*I(λ)
で表される特性C4(λ)として第1での色選択性位相差板で偏光方向が偏光方向が回転されず、第2の色選択性位相差板で90度回転される光量の割合を表すことができる。C4(λ)はC3(λ)と同じ特性となる。
【0013】
第1の状態はBの成分に対応し、第2の状態はRの成分に対応しているが、これ以外に第3、第4の状態における色選択性位相差板の遷移領域に不必要な透過特性が発生していることがわかる。
【0014】
次に従来例で示す光学系における前述の不必要な成分が画像投射装置のコントラストに及ぼす影響を説明する。コントラストに及ぼす影響とは、反射型液晶表示素子で黒を表示しているときに投射光学系に漏れてしまう光の光量である。第1の色選択性位相差板により第3の状態では第2の偏光ビームスプリッター1006に対してP偏光成分として入射し、偏光分離膜を透過し、反射型液晶表示素子で偏光状態を変化されず(黒表示)反射し、第2の偏光ビームスプリッター1006に対して再びP偏光成分として入射し、偏光分離膜を反射し、第2の色選択性位相差板で偏光の回転作用を受けずそのままP偏光成分として第3の偏光ビームスプリッター1007を透過する。このように伝播する光は、反射型画像表示素子から反射し、第2の偏光ビームスプリッター1006の偏光分離膜をP偏光として反射する際に一度検光されるが、第3の偏光ビームスプリッター1007に対しては、透過偏光方向であるP偏光として入射するので検光されず、結果として正常な作用による第1の状態に対して漏れ光量が大幅に増大してしまう。これは従来例に示されているように第2の偏光ビームスプリッター1006と第3のビームスプリッター1007の間に偏光板を設けたとしても検光することが出来ない。
【0015】
第4の状態は第2の偏光ビームスプリッター1006に対してS偏光成分として入射し、偏光分離膜を反射し、反射型液晶表示素子で偏光状態を変化されず(黒表示)反射し、第2の偏光ビームスプリッター1006に対して再びS偏光成分として入射し、偏光分離膜を透過し、第2の色選択性位相差板で偏光の回転作用を受けそのままP偏光成分として第3の偏光ビームスプリッター1007を透過する。このように伝播する光も、第3の偏光ビームスプリッター1007に対しては、透過偏光方向であるP偏光として入射するので検光されず、結果として正常な作用による第2の状態に対して第3の状態と同様に漏れ光量が増大してしまう。
【0016】
従来例においてはこの不必要な成分に関しては全く触れられていないが、色選択性位相差板の遷移領域をダイクロミラーでカットされる波長領域に設定することが述べられている。
【0017】
ダイクロイックミラーの反射率は100%ではなく、さらにダイクロイックミラーの特性は入射角度により波長方向にシフトするので、遷移領域における光量を全くの0にすることはできず、高性能なコントラストを得るため光学系として従来例の構成では不十分であることが我々の検討により明白となった。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために本発明の画像表示装置は、第1の画像表示素子と、第2の画像表示素子と、第3の画像表示素子と、光源から発する光を第1の色成分の光と第2の色成分の光とに分解する第1の色分解手段と、第1の偏光分離面を用いて前記第2の色成分の光を第3の色成分の光と第4の色成分の光とに分解する第2の色分解手段とを有し、前記第1の色成分の光を前記第1の画像表示素子に導き、前記第3の色成分の光を前記第2の画像表示素子に導き、前記第4の色成分の光を前記第3の画像表示素子に導く画像表示装置であって、第2の偏光分離面を用いて前記第2の画像表示素子を介した光と前記第3の画像表示素子を介した光とを合成する第1の色合成手段と、前記第1の色合成手段を介した光と前記第1の画像表示素子を介した光とを合成する第2の色合成手段と、前記第1の色分解手段と前記第2の色分解手段との間に、第1の波長領域の光の偏光方向を90度変換する第1の色選択性位相差板と、前記第1の色合成手段と前記第2の色合成手段との間に、第2の波長領域の光の偏光方向を90度変換する第2の色選択性位相差板とを有し、前記第1の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ1とし、前記第2の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ2とするとき
λ1≠λ2
なる条件を満足することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例を表す図である。図中、1は連続スペクトルで白色光を発光する光源で、2は光を所定の方向に集光するリフレクターで、3aは矩形のレンズをマトリックス状に配置した第1のフライアイレンズで、3bは第1のフライアイレンズの個々のレンズに対応したレンズアレイからなる第2のフライアイレンズで、4は無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子で、5aはコンデンサーレンズで、5bはミラーで、6は第1の色分解手段である青(B)と赤(R)の波長領域の光を反射、緑(G)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラーで、7はBとRの中間の波長領域の光をカットするカラーフィルターで、8aはBの光の偏光方向を90度変換し、Rの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板、8bはRの光の偏光方向を90度変換し、Bの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板で、10a、10b、10cはP偏光を透過し、S偏光を反射する第1の偏光ビームスプリッター、第2の偏光ビームスプリッター、第3の偏光ビームスプリッターで、11r、11g、11bは光を反射し、画像変調して画像を表示する赤用の反射型液晶表示素子、緑用の反射型液晶表示素子、青用の反射型液晶表示素子で、12r、12g、12bは赤用の1/4波長板、緑用の1/4波長板、青用の1/4波長板で、13は投射レンズ、14は投射光学系の光路長を調整するためのガラス板である。ここで第2の偏光ビームスプリッターは第2の色分解手段および第1の色合成手段であり、第3の偏光ビームスプリッターが第2の色合成手段である。
【0020】
本実施例のダイクロイックミラーのS偏光成分での特性を図2の太線で示し、カラーフィルターの特性を図2の細線で示し、第1の色選択性位相差板の特性を図3の太線で示し、第2の色選択性位相差板を図3の細線で示す。
【0021】
次に光学的な作用を説明する。光源1から発した光はリフレクター2により所定の方向に集光される。ここでリフレクター2は放物面形状をなしており、放物面の焦点位置からの光は放物面の対称軸に平行な光束となる。ただし、光源1は理想的な点光源ではなく有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸Oに平行でない光の成分も多く含まれている。これらの集光光束は第1のフライアイレンズ3aに入射する。第1のフライアイレンズ3aは外形が矩形の正の屈折力を有するレンズをマトリックス状に組み合わせて構成されており、入射した光束はそれぞれのレンズに応じた複数の光束に分割、集光され、第2のフライアイレンズ3bを経て、マトリックス状に複数の光源像を偏光変換素子の近傍に形成する。偏光変換素子4は偏光分離面4aと反射面(偏光分離面)4bと1/2波長板4cからなり、マトリックス状に集光する複数の光束はその列に対応した偏光分離面4aに入射し、透過するP偏光成分の光と反射するS偏光成分の光に分割される。反射されたS偏光成分の光は反射面4bで反射し、P偏光成分と同じ方向に出射する。一方透過したP偏光成分の光は1/2波長板4cを透過しS偏光成分と同じ偏光成分に変換され、偏光方向(・)が揃った光として射出する。偏光変換された複数の光束は偏光変換素子4を射出後、発散光束としてコンデンサーレンズ5aに至る。
【0022】
図1においては偏光変換素子4においてS偏光であった光はダイクロイックミラー6に対してもS偏光(・)である。
【0023】
Gの光路において、ダイクロイックミラー6を透過した光は第1の偏光ビームスプリッター10aに対してS偏光(・)として入射し、偏光分離面を反射し、G用の反射型液晶表示素子11gへと至る。G用の反射型液晶表示素子11gにおいてGの光が画像変調されて反射される。画像変調されたGの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面で反射し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたGの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。第1の偏光ビームスプリッター10aを透過した光(|)は、第3の偏光ビームスプリッター10cの偏光分離面を透過して投射レンズ13へと至る。
【0024】
ダイクロイックミラー6を反射したRとBの光は、カラーフィルター7に入射し、BとRの間の波長領域の色光が反射される。色を調整された光は、第1の色選択性位相差板8aに入射する。第1の色選択性位相差板はBの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりBの光はP偏光(|)として、Rの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。よって第2の偏光ビームスプリッター10bにおいてBの光は偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子11bに至り、Rの光は偏光分離面を反射してR用の反射型液晶表示素子11rに至る。
【0025】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面で反射し投射光となる。同様にR用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。これによりBとRの投射光は一つの光束に合成される。
【0026】
合成されたRとBの投射光は第2の色選択性位相差板8bに入射する。第2の色選択性位相差板8bはRの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにS偏光(・)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を反射することでGの投射光と合成される。
【0027】
合成されたRGBの投射光は投射レンズ13によりスクリーンなどに投影される。
【0028】
ここで、図3に示すように第1の色選択性位相差板の50%波長λ11と第2の色選択性位相差板の50%波長λ12を比較すると
λ11≠λ12
かつ
λ11<λ12
となるように設定してある。これにより2つの波長λ11、λ12の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0029】
また、図2に示すカラーフィルター7の50%波長をλc11、λc12とし、λ10を
λ10=(λ11+λ12)/2
とするとき
λc11<λ10<λc12
となるように設定してある。
【0030】
(実施例2)
図4は第2の実施例を表す図で実施例1と同じ要素には同じ符号が付けられている。実施例1との違いはRの反射型液晶表示素子とBの反射型液晶表示素子の配置が逆になっており、このためにRの光の偏光方向を90度変換しBの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板28aとBの光の偏光方向を90度変換しRの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板28bを設けているところである。
【0031】
この実施例における第1の色選択性位相差板の特性を図5の太線で示し、第2の色選択性位相差板を図5の細線で示す。カラーフィルターの特性は実施例1と同じである。
【0032】
これにより、ダイクロイックミラー6を反射したRとBの光は、カラーフィルター7で色を調整されてから第1の色選択性位相差板28aに入射する。第1の色選択性位相差板はRの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はP偏光(|)として、Bの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。よって第2の偏光ビームスプリッター10bにおいてBの光は偏光分離面を反射してB用の反射型液晶表示素子11bに至り、Rの光は偏光分離面を透過してR用の反射型液晶表示素子11rに至る。
【0033】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。同様にR用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面を反射し投射光となる。これによりBとRの投射光は一つの光束に合成される。
【0034】
合成されたRとBの投射光は第2の色選択性位相差板28bに入射する。第2の色選択性位相差板28bはBの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにS偏光(・)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を反射することでGの投射光と合成される。
【0035】
合成されたRGBの投射光は投射レンズ13によりスクリーンなどに投影される。
【0036】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ21と第2の色選択性位相差板の50%波長22を比較すると
λ21≠λ22
かつ
λ21>λ22
となるように設定してある。これにより2つの波長λ21、λ22の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0037】
(実施例3)
図6は第3の実施例を表す図で実施例1と同じ要素には同じ符号が付けられている。実施例1との違いは無偏光光をP偏光に揃える偏光変換素子34を設けており、このためにRの光の偏光方向を90度変換しBの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板38aとRの光の偏光方向を90度変換しBの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板38bを設け、Gの偏光方向を90度回転する1/2波長板31を第1の偏光板10aの入射側に設け、P偏光に対して所望の波長の光に分割するダイクロミラー36を設けているところである。
【0038】
この実施例におけるダイクロイックミラー36のP偏光成分での特性を図7の太線で示し、第1の色選択性位相差板38aの特性を図8の太線で示し、第2の色選択性位相差板38bを図8の細線で示す。カラーフィルターの特性は実施例1と同じである。
【0039】
図6においては偏光変換素子34においてP偏光であった光はダイクロイックミラー36に対してもP偏光(|)である。
【0040】
これにより、Gの光路において、ダイクロイックミラー6を透過した光は、1/2波長板31により偏光方向を90度回転され、第1の偏光ビームスプリッター10aに対してS偏光(・)として入射し、偏光分離面を反射し、G用の反射型液晶表示素子11gへと至る。G用の反射型液晶表示素子11gにおいてGの光が画像変調されて反射される。画像変調されたGの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面で反射し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたGの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。第1の偏光ビームスプリッター10aを透過した光(|)は、第3の偏光ビームスプリッター10cの偏光分離面を透過して投射レンズ13へと至る。
【0041】
ダイクロイックミラー36を反射したRとBの光は、カラーフィルター7に入射し、BとRの間の波長領域の色光が反射される。色を調整された光は、第1の色選択性位相差板38aに入射する。第1の色選択性位相差板はRの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりBの光はP偏光(|)として、Rの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。よって第2の偏光ビームスプリッター10bにおいてBの光は偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子11bに至り、Rの光は偏光分離面を反射してR用の反射型液晶表示素子11rに至る。
【0042】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面で反射し投射光となる。同様にR用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。これによりBとRの投射光は一つの光束に合成される。
【0043】
合成されたRとBの投射光は第2の色選択性位相差板38bに入射する。第2の色選択性位相差板38bはRの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにS偏光(・)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を反射することでGの投射光と合成される。
【0044】
合成されたRGBの投射光は投射レンズ13によりスクリーンなどに投影される。
【0045】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ31と第2の色選択性位相差板の50%波長32を比較すると
λ31≠λ32
かつ
λ31<λ32
となるように設定してある。これにより2つの波長λ31、λ32の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0046】
(実施例4)
図9は第4の実施例を表す図で実施例3と同じ要素には同じ符号が付けられている。実施例3との違いはRの反射型液晶表示素子とBの反射型液晶表示素子の配置が逆になっており、このためにBの光の偏光方向を90度変換しRの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板48aとBの光の偏光方向を90度変換しRの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板48bを設けているところである。
【0047】
この実施例における第1の色選択性位相差板48aの特性を図10の太線で示し、第2の色選択性位相差板48bを図10の細線で示す。カラーフィルターの特性は実施例1と同じである。
【0048】
これにより、ダイクロイックミラー36を反射したRとBの光は、カラーフィルター7で色を調整されてから第1の色選択性位相差板48aに入射する。第1の色選択性位相差板はBの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はP偏光(|)として、Bの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。よって第2の偏光ビームスプリッター10bにおいてBの光は偏光分離面を反射してB用の反射型液晶表示素子11bに至り、Rの光は偏光分離面を透過してR用の反射型液晶表示素子11rに至る。
【0049】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面で反射し投射光となる。同様にR用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面を反射し投射光となる。これによりBとRの投射光は一つの光束に合成される。
【0050】
合成されたRとBの投射光は第2の色選択性位相差板48bに入射する。第2の色選択性位相差板48bはBの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにS偏光(・)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を反射することでGの投射光と合成される。
合成されたRGBの投射光は投射レンズ13によりスクリーンなどに投影される。
【0051】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ41と第2の色選択性位相差板の50%波長42を比較すると
λ41≠λ42
かつ
λ41>λ42
となるように設定してある。これにより2つの波長λ41、λ42の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0052】
(実施例5)
図11は本発明の第5の実施例を表す図で実施例1と同じ要素には同じ符号が付けられている。実施例1との違いは、Gの光を反射する特性のダイクロミラー56を用いているところであり、さらにBの光の偏光方向を90度変換しRの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板58a、Bの光の偏光方向を90度変換しRの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板58b、1/2位相板51を用いている。
【0053】
実施例1と同じくダイクロミラー56は第1の色分離手段で、第2の偏光ビームスプリッターは第2の色分解手段および第1の色合成手段であり、第3の偏光ビームスプリッターが第2の色合成手段である。
本実施例のダイクロイックミラー56のS偏光成分での特性を図12の太線で示し、第1の色選択性位相差板の特性を図13の太線で示し、第2の色選択性位相差板を図13の細線で示す。カラーフィルターの特性は実施例1と同じである。
【0054】
図11においては偏光変換素子4においてS偏光であった光はダイクロイックミラー6に対してもS偏光(・)である。
【0055】
Gの光路において、ダイクロイックミラー56を反射した光は第1の偏光ビームスプリッター10aに対してS偏光(・)として入射し、偏光分離面を反射し、G用の反射型液晶表示素子11gへと至る。G用の反射型液晶表示素子11gにおいてGの光が画像変調されて反射される。画像変調されたGの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面で反射し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたGの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。第1の偏光ビームスプリッター10aを透過した光(|)は、1/2位相板51により偏光方向を90度回転され、第3の偏光ビームスプリッター10cの偏光分離面を反射して投射レンズ13へと至る。
【0056】
ダイクロイックミラーを透過したRとBの光は、カラーフィルター7に入射し、BとRの間の波長領域の色光が反射される。色を調整された光は、第1の色選択性位相差板8aに入射する。第1の色選択性位相差板はBの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりBの光はP偏光(|)として、Rの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。よって第2の偏光ビームスプリッター10bにおいてBの光は偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子11bに至り、Rの光は偏光分離面を反射してR用の反射型液晶表示素子11rに至る。
【0057】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面で反射し投射光となる。同様にR用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。これによりBとRの投射光は一つの光束に合成される。
【0058】
合成されたRとBの投射光は第2の色選択性位相差板58bに入射する。第2の色選択性位相差板58bはBの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにP偏光(|)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を透過することでGの投射光と合成される。
【0059】
合成されたRGBの投射光は投射レンズ13によりスクリーンなどに投影される。
【0060】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ51と第2の色選択性位相差板の50%波長52を比較すると
λ51≠λ52
かつ
λ51<λ52
となるように設定してある。これにより2つの波長λ51、λ52の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0061】
(実施例6)
図14は第6の実施例を表す図で実施例5と同じ要素には同じ符号が付けられている。実施例5との違いはRの反射型液晶表示素子とBの反射型液晶表示素子の配置が逆になっており、このためにRの光の偏光方向を90度変換しBの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板68aとRの光の偏光方向を90度変換しBの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板68bを設けているところである。
【0062】
この実施例における第1の色選択性位相差板68aの特性を図15の太線で示し、第2の色選択性位相差板68bを図15の細線で示す。
【0063】
これにより、ダイクロイックミラー56を透過したRとBの光は、カラーフィルター7に入射し、BとRの間の波長領域の色光が反射される。色を調整された光は、第1の色選択性位相差板68aに入射する。第1の色選択性位相差板はRの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はP偏光(|)として、Bの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。よって第2の偏光ビームスプリッター10bにおいてBの光は偏光分離面を反射してB用の反射型液晶表示素子11bに至り、Rの光は偏光分離面を透過してR用の反射型液晶表示素子11rに至る。
【0064】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。同様にR用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面を反射し投射光となる。これによりBとRの投射光は一つの光束に合成される。
【0065】
合成されたRとBの投射光は第2の色選択性位相差板68bに入射する。第2の色選択性位相差板68bはRの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにP偏光(|)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を透過することでGの投射光と合成される。
【0066】
合成されたRGBの投射光は投射レンズ13によりスクリーンなどに投影される。
【0067】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ61と第2の色選択性位相差板の50%波長62を比較すると
λ61≠λ62
かつ
λ61>λ62
となるように設定してある。これにより2つの波長λ61、λ62の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0068】
(実施例7)
図16は第7の実施例を表す図で実施例5と同じ要素には同じ符号が付けられている。実施例5との違いは無偏光光をP偏光に揃える偏光変換素子34を設けており、このためにRの光の偏光方向を90度変換しBの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板78aとBの光の偏光方向を90度変換しRの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板78bを設け、P偏光に対して所望の波長の光に分割するダイクロミラー76を設けているところである。
【0069】
この実施例におけるダイクロイックミラー76のP偏光成分での特性を図17の太線で示し、第1の色選択性位相差板78aの特性を図18の太線で示し、第2の色選択性位相差板78bを図18の細線で示す。
【0070】
図16においては偏光変換素子34においてP偏光であった光はダイクロイックミラー76に対してもP偏光(|)である。
【0071】
これにより、Gの光路において、ダイクロイックミラー76を反射した光は第1の偏光ビームスプリッター10aに対してP偏光(|)として入射し、偏光分離面を透過し、G用の反射型液晶表示素子11gへと至る。G用の反射型液晶表示素子11gにおいてGの光が画像変調されて反射される。画像変調されたGの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたGの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面を反射し投射光となる。第1の偏光ビームスプリッター10aを反射した光(・)は、第3の偏光ビームスプリッター10cの偏光分離面を反射して投射レンズ13へと至る。
【0072】
ダイクロイックミラーを透過したRとBの光は、カラーフィルター7に入射し、BとRの間の波長領域の色光が反射される。色を調整された光は、第1の色選択性位相差板78aに入射する。第1の色選択性位相差板はRの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりBの光はP偏光(|)として、Rの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。よって第2の偏光ビームスプリッター10bにおいてBの光は偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子11bに至り、Rの光は偏光分離面を反射してR用の反射型液晶表示素子11rに至る。
【0073】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面で反射し投射光となる。同様にR用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。これによりBとRの投射光は一つの光束に合成される。
【0074】
合成されたRとBの投射光は第2の色選択性位相差板78bに入射する。第2の色選択性位相差板78bはBの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにP偏光(|)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を透過することでGの投射光と合成される。
【0075】
合成されたRGBの投射光は投射レンズ13によりスクリーンなどに投影される。
【0076】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ71と第2の色選択性位相差板の50%波長72を比較すると
λ71≠λ72
かつ
λ71<λ72
となるように設定してある。これにより2つの波長λ71、λ72の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0077】
(実施例8)
図19は第8の実施例を表す図で実施例7と同じ要素には同じ符号が付けられている。実施例7との違いはRの反射型液晶表示素子とBの反射型液晶表示素子の配置が逆になっており、このためにBの光の偏光方向を90度変換しRの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板88aとRの光の偏光方向を90度変換しBの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板88bを設けているところである。
【0078】
この実施例における第1の色選択性位相差板の特性を図20の太線で示し、第2の色選択性位相差板を図20の細線で示す。
【0079】
これにより、ダイクロイックミラー76を透過したRとBの光は、カラーフィルター7に入射し、BとRの間の波長領域の色光が反射される。色を調整された光は、第1の色選択性位相差板88aに入射する。第1の色選択性位相差板はBの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はP偏光(|)として、Bの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。よって第2の偏光ビームスプリッター10bにおいてBの光は偏光分離面を反射してB用の反射型液晶表示素子11bに至り、Rの光は偏光分離面を透過してR用の反射型液晶表示素子11rに至る。
【0080】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面で透過し投射光となる。同様にR用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面を反射し投射光となる。これによりBとRの投射光は一つの光束に合成される。
【0081】
合成されたRとBの投射光は第2の色選択性位相差板88bに入射する。第2の色選択性位相差板88bはRの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにP偏光(|)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を透過することでGの投射光と合成される。
【0082】
合成されたRGBの投射光は投射レンズ13によりスクリーンなどに投影される。
【0083】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ81と第2の色選択性位相差板の50%波長82を比較すると
λ81≠λ82
かつ
λ81>λ82
となるように設定してある。これにより2つの波長λ81、λ82の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0084】
(実施例9)
図21は本発明の第9の実施例を表す図である。図中、実施例1と同じ構成要素にはおなじ番号を付している。この実施例において、96は青(B)と緑(G)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラーで、97はBとGの中間の波長領域の光を一部カットするカラーフィルターで、98aはBの光の偏光方向を90度変換し、Gの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板、98bはBの光の偏光方向を90度変換し、Gの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板98bで、91は1/2波長板である。
【0085】
ここで第2の偏光ビームスプリッター10bは第2の色分解手段および第1の色合成手段であり、第3の偏光ビームスプリッター10cが第2の色合成手段である。
【0086】
ダイクロイックミラー96のS偏光成分での特性を図22の太線で示し、カラーフィルター97の特性を図22の細線で示し、第1の色選択性位相差板98aの特性を図23の太線で示し、第2の色選択性位相差板98bを図23の細線で示す。
【0087】
図21においては偏光変換素子4においてS偏光(・)であった光はダイクロイックミラー96に対してもS偏光(・)である。
【0088】
Rの光路において、ダイクロイックミラー96を反射した光は第1の偏光ビームスプリッター10aに対してS偏光(・)として入射し、偏光分離面を反射し、R用の反射型液晶表示素子11rへと至る。R用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面で反射し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。第1の偏光ビームスプリッター10aを透過した光は、第1の1/2波長板91により偏光方向を90度回転させ、第3の偏光ビームスプリッター10cに対してはS偏光(・)として入射し、偏光分離面を反射して、投射レンズ13へと至る。
【0089】
ダイクロイックミラー96を透過したGとBの光は、カラーフィルター97によりBとGの間の波長領域の色光が反射される。色を調整された光は第1の色選択性位相差板98aに入射する。第1の色選択性位相差板98aはGの光の偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりBの光はP偏光(|)として、Gの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。
【0090】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面を反射し投射光となる。同様にG用の反射型液晶表示素子11gにおいてGの光が画像変調されて反射される。画像変調されたGの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたGの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。これによりBとGの投射光は一つの光束に合成される。
【0091】
合成されたGとBの投射光は第2の色選択性位相差板98bに入射する。第2の色選択性位相差板98bはBの偏光方向のみを90度回転し、G、BともにP偏光(|)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を透過することでRの投射光と合成される。
【0092】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ91と第2の色選択性位相差板の50%波長92を比較すると
λ91≠λ92
かつ
λ91<λ92
となるように設定してある。これにより2つの波長λ91、λ92の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0093】
また、図22に示すカラーフィルター97の50%波長をλc91、λc92とし、λ90を
λ90=(λ91+λ92)/2
とするとき
λc91<λ90<λc92
となるように設定してある。
【0094】
(実施例10)
図24は第10の実施例を表す図で実施例9と同じ要素には同じ符号が付けられている。実施例9との違いは無偏光光をP偏光に揃える偏光変換素子34を設けており、このためにGの光の偏光方向を90度変換しBの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板108aとBの光の偏光方向を90度変換しGの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板108bを設け、P偏光に対して所望の波長の光に分割するダイクロミラー106を設けているところである。
【0095】
この実施例におけるダイクロイックミラー106のP偏光成分での特性を図25の太線で示し、第1の色選択性位相差板の特性を図26の太線で示し、第2の色選択性位相差板を図26の細線で示す。
【0096】
Rの光路において、ダイクロイックミラー106を反射した光は第1の偏光ビームスプリッター10aに対してP偏光(|)として入射し、偏光分離面を透過し、R用の反射型液晶表示素子11rへと至る。R用の反射型液晶表示素子11rにおいてRの光が画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたRの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面を反射し投射光となる。第1の偏光ビームスプリッター10aを透過した光は、第3の偏光ビームスプリッター10cに対してS偏光(・)として入射し、偏光分離面を反射して、投射レンズ13へと至る。
【0097】
ダイクロイックミラー106を透過したGとBの光は、カラーフィルター97によりBとGの間の波長領域の色光が反射される。色を調整された光は第1の色選択性位相差板108aに入射する。第1の色選択性位相差板108aはGの光の偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりBの光はP偏光(|)として、Gの光はS偏光(・)として第2の偏光ビームスプリッター10bに入射する。
【0098】
B用の反射型液晶表示素子11bにおいてBの光が画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のP偏光成分(|)は再び偏光分離面を透過し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたBの反射光のS偏光成分(・)は偏光分離面を反射し投射光となる。同様にG用の反射型液晶表示素子11gにおいてGの光が画像変調されて反射される。画像変調されたGの反射光のS偏光成分(・)は再び偏光分離面を反射し、ほとんどの光は光源側に戻され投射光から除去される。画像変調されたGの反射光のP偏光成分(|)は偏光分離面を透過し投射光となる。これによりBとGの投射光は一つの光束に合成される。
【0099】
合成されたGとBの投射光は第2の色選択性位相差板108bに入射する。第2の色選択性位相差板108bはBの偏光方向のみを90度回転し、G、BともにP偏光(・)として第3の偏光ビームスプリッター10cに入射し、偏光分離面を透過することでRの投射光と合成される。
【0100】
ここで、第1の色選択性位相差板の50%波長λ101と第2の色選択性位相差板の50%波長102を比較すると
λ101≠λ102
かつ
λ101<λ102
となるように設定してある。これにより2つの波長λ101、λ102の間の波長領域の光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッターに入射する。
【0101】
実施例1から10において第1の色分解手段をダイクロイックミラーで説明したが、第2の色分解手段とおなじように第3の色選択性位相差板と第4の偏光ビームスプリッターを組み合わせて構成してもよい。また、第2の色合成手段として第3の偏光ビームスプリッターを用いたが、ダイクロイックプリズムで構成しても良い。
【0102】
また、ダイクロミラーで分割された単色の光路(実施例1〜8はG、実施例9〜10はR)における液晶が送表示素子の第1の偏光板に対する位置は必ずしも図で示した位置でなくともよく偏光分離面に対して対称な位置に配置しても構わない。
【0103】
さらにカラーフィルターの特性は、本発明の条件式の範囲内であれば再現したい色(色度)にあわせて50%波長を変更してもよい。
【0104】
また実施例中では偏光ビームスプリッターで照明光に対する偏光子、および投射光に対する検光子の作用を持たせているが、さらにコントラストを向上させるために偏光ビームスプリッター10a、10bの入射側と射出側に特定の偏光方向の光を透過させる偏光素子を設けても良い。
【0105】
また、本発明の実施態様は以下のように記載することができる。
【0106】
(実施態様1)
白色光源と3つの反射型液晶表示素子と投射光学系と、前記白色光源からの無偏光な光を所定の偏光方向に揃える偏光変換素子と、白色光を2つの色成分に分解する第1の色分解手段と、第1の色分解系で分割された色光のいずれか一方の色光をさらに2つの色成分に分解する第2の色分解手段と、第2の色分解手段で分解されたそれぞれの色光を1つの色光に合成する第1の色合成手段と、第1の色合成手段で合成された色光と第1の色分解手段で分解されたもう一方の色光を合成する第2の色合成手段を有し、
前記第2の色分解手段は、偏光が揃えられた色光を所定の波長領域において偏光方向を90度変換し異なる偏光方向の色光に変換する第1の色選択性位相差板と偏光ビームスプリッターからなり、前記第1の色合成手段は、偏光ビームスプリッターと偏光方向が異なる2つの色光の偏光方向を所定の波長領域において偏光方向を90度変換しそろった偏光方向に変換する第2の色選択性位相差板からなり、前記第1の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ1とし、前記第2の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ2とするとき
λ1≠λ2
なる条件を満足し、
前記波長λ1と前記λ2の間の波長領域の光が、前記偏光ビームスプリッターに入射する偏光状態がS偏光成分を多く含むような状態になるように設定したことを特徴とする画像投射装置。
【0107】
(実施態様2)
第1の色選択性位相差板の入射側に、短波長から長波長の光に対して第1の透過帯、不透過帯、第2の透過帯が連続的に存在するラーフィルターを設け、前記第1の透過帯から前記不透過帯に遷移するとき透過率が50%となる波長をλc1、前記不透過帯から前記第2の透過帯に遷移するとき透過率が50%となる波長をλc2とし、λ0を
λ0=(λ1+λ2)/2
とするとき、
λc1<λ0<λc2
の条件を満足することを特徴とする実施態様1に記載の画像投射装置。
【0108】
上記の実施形態1について下記の図を使って詳しく説明する。第1、第2の色選択性位相差板の偏光を回転する特性を図27に太線と細線で表し、光学系の構成を従来例(図33)と同じとするとすると、前述の色選択性位相差板の組合せで直線偏光光が変換される第1から第4の変換状態が図28から図31に示すような特性になる。従来例と同じく第1の状態(図28)はBの成分に対応し、第2の状態(図29)はRの成分に対応している。漏れ光である第3(図30)、第4(図31)の状態のうち第3の状態の漏れ光が存在しない。
【0109】
このとき、第1の色選択性位相差板を透過した50%波長λ1と50%波長λ2の間の波長の光が前記偏光ビームスプリッターに入射する偏光状態がS偏光成分を多く含むような状態になるように設定すると、前記第4の状態における漏れ光は偏光ビームスプリッターにおいてS偏光で反射、透過(透過、反射)するように設定することができ、第4の状態における漏れ光を小さく抑えることが可能となる。
【0110】
これは、偏光ビームスプリッターの特性によるものである。図32に偏光ビームスプリッターの偏光分離膜の反射特性を示す。図中の括弧内の数値が偏光分離膜に入射する角度である。このように偏光分離膜は入射角度が基準角度(45度)からずれると偏光分離特性が低下し、とくにP偏光に対する特性が悪化する。これにより偏光ビームスプリッターの検光性能(P偏光の反射率、S偏光の透過率)はS偏光が入射するほうが高くなる。我々の検討によるとS偏光の検光性能はP偏光の検光性能のほぼ5倍以上になることがわかっている。これにより第4の状態がS偏光であるときには、偏光ビームスプリッターにおける漏れ光量が少なくなるので光学系としての漏れ光が大幅に抑えられることになる。
【0111】
さらに第1の色選択性位相差板の入射側に、短波長から長波長の光に対して第1の透過帯、不透過帯、第2の透過帯が連続的に存在するラーフィルターを設け、前記第1の透過帯から前記不透過帯に遷移するとき透過率が50%となる波長をλc1、前記不透過帯から前記第2の透過帯に遷移するとき透過率が50%となる波長をλc2とし、λ0を
λ0=(λ1+λ2)/2
とするとき、
λc1<λ0<λc2
となるように、前記カラーフィルターの特性を決めることにより、前記第4の状態における漏れ光をさらに抑えることが可能となる。
【0112】
また、本発明の実施態様は以下のように記載することができる。
【0113】
(実施態様1)
第1の画像表示素子と、第2の画像表示素子と、第3の画像表示素子と、光源から発する光を第1の色成分の光と第2の色成分の光とに分解する第1の色分解手段と、第1の偏光分離面を用いて(第1の偏光分離面で)前記第2の色成分の光を第3の色成分の光と第4の色成分の光とに分解する第2の色分解手段とを有し、前記第1の色成分の光を前記第1の画像表示素子に導き、前記第3の色成分の光を前記第2の画像表示素子に導き、前記第4の色成分の光を前記第3の画像表示素子に導く画像表示装置であって、
第2の偏光分離面を用いて(第2の偏光分離面で)前記第2の画像表示素子を介した光と前記第3の画像表示素子を介した光とを合成する第1の色合成手段と、前記第1の色合成手段を介した光と前記第1の画像表示素子を介した光とを合成する第2の色合成手段と、
前記第1の色分解手段と前記第2の色分解手段との間に、第1の波長領域の光の偏光方向を90度変換する第1の色選択性位相差板と、
前記第1の色合成手段と前記第2の色合成手段との間に、第2の波長領域の光の偏光方向を90度変換する第2の色選択性位相差板とを有し、
前記第1の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ1とし、前記第2の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ2とするとき
λ1≠λ2
なる条件を満足することを特徴とする画像表示装置。
【0114】
(実施態様2)
前記第1の偏光分離面に入射する光のうち、前記波長λ1と前記λ2との間の波長領域の光は、P偏光よりS偏光の方が多いことを特徴とする実施態様1記載の画像表示装置。
【0115】
(実施態様3)
前記第1の偏光分離面に入射する光のうち、前記波長λ1と前記λ2との間の波長領域の光のうち、8割以上がS偏光であることを特徴とする実施態様1記載の画像表示装置。
【0116】
(実施態様4)
前記第1の偏光分離面に入射する光のうち、前記波長λ1と前記λ2との間の波長領域の光のうち、95%以上がS偏光であることを特徴とする実施態様1記載の画像表示装置。
【0117】
(実施態様5)
前記第1の偏光分離面に入射する光のうち、前記波長λ1と前記λ2との間の波長領域の光は、実質的にS偏光であることを特徴とする実施態様1記載の画像表示装置。
【0118】
(実施態様6)
第1の色選択性位相差板と前記第1の色分解手段との間に、短波長側から長波長側にかけて第1の光透過帯、光不透過帯、第2の光透過帯がほぼ連続的に存在するラーフィルターを設け、前記第1の光透過帯から前記光不透過帯に遷移する領域の透過率が50%となる波長をλc1、前記光不透過帯から前記第2の光透過帯に遷移する領域の透過率が50%となる波長をλc2とし、λ0を
λ0=(λ1+λ2)/2
とするとき、
λc1<λ0<λc2
の条件を満足することを特徴とする実施態様1乃至5いずれかに記載の画像表示装置。
【0119】
(実施態様7)
第1の画像表示素子と、第2の画像表示素子と、第3の画像表示素子と、光源から発する光を第1の色成分の光と第2の色成分の光とに分解する第1の色分解手段と、第1の偏光分離面を用いて前記第2の色成分の光を第3の色成分の光と第4の色成分の光とに分解する第2の色分解手段とを有し、前記第1の色成分の光を前記第1の画像表示素子に導き、前記第3の色成分の光を前記第2の画像表示素子に導き、前記第4の色成分の光を前記第3の画像表示素子に導く画像表示装置であって、
第2の偏光分離面を用いて前記第2の画像表示素子を介した光と前記第3の画像表示素子を介した光とを合成する第1の色合成手段と、前記第1の色合成手段を介した光と前記第1の画像表示素子を介した光とを合成する第2の色合成手段と、
前記第1の色分解手段と前記第2の色分解手段との間に、第1の波長領域の光の偏光方向を90度変換する第1の色選択性位相差板と、
前記第1の色合成手段と前記第2の色合成手段との間に、第2の波長領域の光の偏光方向を90度変換する第2の色選択性位相差板と、
前記第1の色分解手段と前記第1の色選択性位相差板との間に、短波長側から長波長側にかけて第1の光透過帯、光不透過帯、第2の光透過帯がほぼ連続的に存在するラーフィルターとを有し、
前記第1の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ1、前記第2の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ2、前記カラーフィルターの前記第1の光透過帯から前記光不透過帯に遷移する領域の透過率が50%となる波長をλc1、前記光不透過帯から前記第2の光透過帯に遷移する領域の透過率が50%となる波長をλc2、そしてλ0を
λ0=(λ1+λ2)/2
とするとき、
λc1<λ0<λc2
の条件を満足することを特徴とする画像表示装置。
【0120】
(実施態様8)
前記第1の画像表示素子、前記第2の画像表示素子、前記第3の画像表示素子は反射型の画像表示素子であることを特徴とする実施態様1乃至7いずれかに記載の画像表示装置。
【0121】
(実施態様9)
前記第1の画像表示素子、前記第2の画像表示素子、前記第3の画像表示素子は反射型の液晶画像表示素子であることを特徴とする実施態様1乃至8いずれかに記載の画像表示装置。
【0122】
(実施態様10)
前記第1の偏光分離面と前記第2の偏光分離面とは同じ偏光分離面であることを特徴とする実施態様1乃至9いずれかに記載の画像表示装置。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、色選択性位相板と偏光ビームスプリッターを組み合わせた色分解合成系における黒表示時の光漏れが大幅に減少し、高コントラストの液晶プロジェクターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を表す図
【図2】第1の実施例のダイクロミラーとカラーフィルターの特性図
【図3】第1の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図4】第2の実施例を表す図
【図5】第2の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図6】第3の実施例を表す図
【図7】第3の実施例のダイクロミラーの特性図
【図8】第3の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図9】第4の実施例を表す図
【図10】第4の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図11】第5の実施例を表す図
【図12】第5の実施例のダイクロミラーの特性図
【図13】第5の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図14】第6の実施例を表す図
【図15】第6の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図16】第7の実施例を表す図
【図17】第7の実施例のダイクロミラーの特性図
【図18】第7の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図19】第8の実施例を表す図
【図20】第8の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図21】第9の実施例を表す図
【図22】第9の実施例のダイクロミラーとカラーフィルターの特性図
【図23】第9の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図24】第10の実施例を表す図
【図25】第10の実施例のダイクロミラーの特性図
【図26】第10の実施例の色選択性位相差版の特性図
【図27】本発明の色選択性波長板での偏光回転特性を示す図
【図28】本発明の第1の状態の色選択性波長板での光量の割合を示す図
【図29】本発明の第2の状態の色選択性波長板での光量の割合を示す図
【図30】本発明の第3の状態の色選択性波長板での光量の割合を示す図
【図31】本発明の第4の状態の色選択性波長板での光量の割合を示す図
【図32】偏光ビームスプリッターの偏光分離膜の反射特性を示す図
【図33】従来例の説明図
【図34】従来例の偏光回転特性を示す図
【図35】従来例の第1の状態の色選択性波長板での光量の割合を示す図
【図36】従来例の第2の状態の色選択性波長板での光量の割合を示す図
【図37】従来例の第3、4の状態の色選択性波長板での光量の割合を示す図
【符号の説明】
1 光源
2 リフレクター
3a 第1のフライアイレンズ
3b 第2のフライアイレンズ
4 偏光変換素子
5a コンデンサーレンズ
5b ミラー
6 ダイクロイックミラー
7 カラーフィルター
8a、8b 色選択性位相差板
10a、10b、10c 偏光ビームスプリッター
11r、11g、11b 反射型液晶表示素子
12r、12g、12b 1/4波長板
13 投射レンズ

Claims (8)

  1. 第1の画像表示素子と、第2の画像表示素子と、第3の画像表示素子と、光源から発する光を第1の色成分の光と第2の色成分の光とに分解する第1の色分解手段と、第1の偏光分離面を用いて前記第2の色成分の光を第3の色成分の光と第4の色成分の光とに分解する第2の色分解手段とを有し、前記第1の色成分の光を前記第1の画像表示素子に導き、前記第3の色成分の光を前記第2の画像表示素子に導き、前記第4の色成分の光を前記第3の画像表示素子に導く画像表示装置であって、
    第2の偏光分離面を用いて前記第2の画像表示素子を介した光と前記第3の画像表示素子を介した光とを合成する第1の色合成手段と、
    前記第1の色合成手段を介した光と前記第1の画像表示素子を介した光とを合成する第2の色合成手段と、
    前記第1の色分解手段と前記第2の色分解手段との間に、第1の波長領域の光の偏光方向を90度変換する第1の色選択性位相差板と、
    前記第1の色合成手段と前記第2の色合成手段との間に、第2の波長領域の光の偏光方向を90度変換する第2の色選択性位相差板と、
    前記第1の色分解手段と前記第1の色選択性位相差板との間に、短波長側から長波長側にかけて第1の光透過帯、光不透過帯、第2の光透過帯がほぼ連続的に存在するカラーフィルターとを有し、
    前記第1の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ1、前記第2の色選択性位相差板において偏光方向が90度変換される割合が50%となる波長をλ2、前記カラーフィルターの前記第1の光透過帯から前記光不透過帯に遷移する領域の透過率が50%となる波長をλc1、前記光不透過帯から前記第2の光透過帯に遷移する領域の透過率が50%となる波長をλc2、そしてλ0を
    λ0=(λ1+λ2)/2
    とするとき、
    λc1<λ0<λc2
    λ1<λ2
    なる条件を満足することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記第1の偏光分離面に入射する光のうち、前記波長λ1と前記λ2との間の波長領域の光は、P偏光よりS偏光の方が多いことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記第1の偏光分離面に入射する光のうち、前記波長λ1と前記λ2との間の波長領域の光のうち、8割以上がS偏光であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  4. 前記第1の偏光分離面に入射する光のうち、前記波長λ1と前記λ2との間の波長領域の光のうち、95%以上がS偏光であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  5. 前記第1の偏光分離面に入射する光のうち、前記波長λ1と前記λ2との間の波長領域の光は、実質的にS偏光であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  6. 前記第1の画像表示素子、前記第2の画像表示素子、前記第3の画像表示素子は反射型の画像表示素子であることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記第1の画像表示素子、前記第2の画像表示素子、前記第3の画像表示素子は反射型の液晶画像表示素子であることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の画像表示装置。
  8. 前記第1の偏光分離面と前記第2の偏光分離面とは同じ偏光分離面であることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の画像表示装置。
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