JP4071070B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、平面形状が略長方形に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部材を介して連結された長側壁と、同じく上記底部の相対する短辺部に、ヒンジ部材を介して連結された短側壁とからなり、底部に対して略垂直に長側壁と短辺部を立てることにより、箱型に組み立てられ、また、折り畳む際には、底部の上に重なるように、長側壁及び短側壁を折り畳むようにした折り畳みコンテナーが知られており、箱型に組み立てられた状態においては、長側壁或いは短側壁が、底部方向に倒れないように、互いに、ロック機構により、ロックされるように構成されており、ロック機構は、長側壁或いは短側壁に形成された、先端に凸条突起が形成された弾性を有する板状体を有し、箱型に組み立てられた状態において、板状体が形成されていない一方の側壁の内壁面に、板状体に形成された凸条突起を当接することにより、側壁が、底部方向に倒れないように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の折り畳みコンテナーにおいては、長側壁及び短側壁が、底部方向に倒れないように配設されたロック機構のロック状態を解除するためには、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部に手を入れて、ロック機構のロック状態を解除しなければならず、従って、ロック機構のロック解除作業の作業性が悪いという問題があった。
【0004】
また、ロック機構が、折り畳みコンテナーの外部に配設されている場合でも、一対のロック機構を、それぞれ、両手で移動させなければならず、ロック解除作業を迅速に行うことができないという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と、底部にヒンジ連結された相対する一方の側壁と、同じく底部にヒンジ連結された相対するもう一方の側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、前記相対する一方の側壁を底部方向に倒し、次いで、前記相対するもう一方の側壁を底部方向に倒すことにより、折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、第1には、前記一方の側壁と前記もう一方の側壁とのロック状態を解除するロック解除機構が、前記一方の側壁に配設されているとともに、前記ロック解除機構が、一対の押出部材と、該一対の押出部材間に配設されている1つの操作部材とにより構成されており、且つ、前記一対の押出部材に、該一対の押出部材を、前記操作部材方向に付勢する弾性条片を、それぞれ配設したものであり、第2には、操作部材を上下方向に移動させることにより、押出部材の押出部を移動させるようにしたものであり、第3には、操作部材を側壁に接近する方向に移動させることにより、押出部材の押出部を移動させるようにしたものであり、第3には、操作部材を回転させることにより、押出部材の押出部を移動させるようにしたものである。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでない。
【0008】
本発明の全体構成は、底部1と、底部1にヒンジ連結された相対する長側壁2と、同じく、底部1にヒンジ連結された相対する短側壁3とから構成されており、図1に示されている箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁3を、図2に示されているように、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、底部1に重ねられた短側壁3に重なるように倒すことにより、図3に示されているように、折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトに折り畳むことができるように構成されている。また、図3に示されている状態から、長側壁2を、略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に立てることにより、図1に示されているように、折り畳まれていた折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てることができるように構成されている。
【0009】
先ず最初に、主として、図1、図3及び図6を用いて、長側壁2について説明する。
【0010】
長側壁2は、横長の略長方形状の板状部2aを有しており、長側壁2の両垂直端には、板状部2aに略垂直に、且つ、長側壁2の内壁面方向に延在する、縦長の係合部2bが形成されており、係合部2bには、上下方向に所定の間隔を置いて、板状部2aに略平行な嵌合孔2b1が、適当数、形成されている(本実施例においては、3個の嵌合孔2b1が形成されている。)。
【0011】
長側壁2の板状部2aの上部両端角部付近には、それぞれ、コの字状のスリット2cが形成されており、コの字状のスリット2cを形成することにより、スリット2cで囲まれた部分が、水平方向に延在する片持ち状の係止弾性片2dが形成されている。係止弾性片2dの内壁面側の先端には、係止突部2d1が突設されており、係止突部2d1の係合部2b側は、係合部2bの内壁面側の面2b2と略平行な垂直面2d2に形成されているとともに、係止突部2d1には、垂直面2d2から長側壁2の内壁面に向かって傾斜面2d3が形成されている。また、係止弾性片2dの係止突部2d1は、その先端が、長側壁2の内壁面から、所定量、突出するように形成されており、
【0012】
次に、図1、図2及び図4〜図6を用いて、短側壁3について説明する。
【0013】
短側壁3は、横長の略長方形状の板状部3aを有しており、板状部3aには、板状部3aの上下端辺及び左右端辺に沿って、板状部3aの面に対して垂直に延在する周辺リブ3bが延設されている。周辺リブ3bを形成する略垂直な側部3b1の外側には、縦長の張出部3cが形成されており、張出部3cには、側部3b1に沿って適当数の嵌合突部3c1が形成されている(本実施例においては、上述した係合部2bに形成された3個の嵌合孔2b1に対応して、3個の嵌合突部3c1が形成されている。)。嵌合突部3c1は、上述した長側壁2の係合部2bに形成された嵌合孔2b1に挿入できるように構成されている。
【0014】
短側壁3の周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2の下方には、所定の間隔を置いて、上部水平部3b2と平行な水平リブ3dが、相対する側部3b1を連結するように形成されている。周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2と相対する側部3b1及び水平リブ3dとにより囲まれた領域(以下、ロック解除機構配設領域と称する。)R1には、上述した長側壁2に形成された係止弾性片2dをその弾性力に抗して押し出す押出部材と該押出部材を移動させる操作部材とからなるロック解除機構が配設されるように構成されている。
【0015】
3eは、短側壁3の周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2の下面の両端部付近に垂設されているとともに、水平リブ3d付近まで延在する一対の垂設枠であり、3fは、垂設枠3eと水平リブ3dとを連結するとともに、板状部3aとの間に所定の間隙を有する案内板である。
【0016】
3gは、周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2の下面の両端部付近に垂設されている垂設枠3eより、短側壁3の中央寄りの板状部3aの外面3a1に突設された係止片であり、係止片3gは、板状部3g1と板状部3g1の先端部に形成された楔状部3g2とを有している。3hは、短側壁3の板状部3aの外面3a1の略中央部に形成された縦長の案内突条部であり、垂設枠3eと水平リブ3dとを架橋するように、1本、形成されている。上記の係止片3g及び案内突条部3hは、周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2と相対する側部3b1及び水平リブ3dとにより囲まれたロック解除機構配設領域R1内に配設されており、また、垂設枠3e、案内板3f及び係止片3gは、板状部3aの外面3a1の略中央部に一本形成されている案内突条部3hを挟んで、線対称の位置に、それぞれ一対配設されている。
【0017】
3iは、上述した垂設枠3eの短側壁3の中央寄り垂直壁3e1と上部水平部3b2の下面とにより形成された隅部に形成された隅部案内板である。3jは、周辺リブ3bの側部3b1側に位置する上部水平部3b2の下面から垂下された垂直部3j1と、垂直部3j1の下端から、周辺リブ3bの側部3b1方向に向かって下方に傾斜し、側部3b1に連接された傾斜部3j2とから構成された、後述するロック解除機構を構成する押出部材に形成されている弾性条片が当接する弾性条片当接枠である。また、3kは、弾性条片当接枠3jの傾斜部3j2と水平リブ3dとの間に位置する周辺リブ3bを構成する側部3b1に穿設されたスリットである。
【0018】
なお、上述した長側壁2に形成された係止弾性片2dと係合部2b及び短側壁3の張出部3cとにより、略垂直な短側壁3への底部1方向への回動を阻止するロック機構が構成されることになる。
【0019】
次に、主として、図4〜図7を用いて、ロック解除機構を構成する押出部材及び操作部材について説明する。
【0020】
4は、押出部材であり、押出部材4は、正面形状が略方形状の本体ブロック部4aを有しており、本体ブロック部4aの一方の側部には、下方に傾斜した傾斜面4a1が形成されている。傾斜面4a1の下端部からは、横長で垂直な板状の押出片4bが延在しており、また、傾斜面4a1の下端部から延在する水平板4cには、本体ブロック部4a方向に傾斜した弾性条片4dが形成されている。上記の構成を有する押出部材4は、合成樹脂で一体に成形されている。
【0021】
5は、操作部材であり、操作部材5は、横長の本体ブロック部5aと、本体ブロック部5aの相対する垂直側壁部5a1から外側に延在する操作体5bとを有しており、本体ブロック部5aの高さH1は、上述した短側壁3の周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2と水平リブ3dとの間隔D1より低く形成されている。操作体5bは、本体ブロック部5aの厚さより、薄く形成されており、操作体5bは、本体ブロック部5aの垂直側壁部5a1の上下端から水平方向に延在する平板状の上部水平部5b1及び上部水平部5b1より短い平板状の下部水平部5b2と、上部水平部5b1の先端と下部水平部5b2の先端とを連結する湾曲した板状のカム部5b3とから形成されている。カム部5b3は、上部垂直部5b3’と下部内側湾曲部5b3”とから形成されている。本体ブロック部5aの背板5a2の略中央部には、縦長の凹溝5cが形成されており、凹溝5cには、上述したロック解除機構配設領域R1内に位置する板状部3aの外面3a1の略中央部に形成された案内突条部3hが挿入されるように構成されている。5dは、凹溝5cを挟んで、本体ブロック部5aの背板5a2の対称位置に穿設された縦長のスリットであり、縦長のスリット5dは、背板5a2の略全高に亘たって形成されている。
【0022】
短側壁3に、ロック解除機構を構成する押出部材4及び操作部材5を配設するには、先ず最初に、押出部材4を、短側壁3に形成されている案内板3fと板状部3aの間隙に挿通するとともに、押出部材4の先端部に位置する押出片4bを、周辺リブ3bを構成する側部3b1に穿設されたスリット3kに挿通する。押出部材4の押出片4bが、短側壁3の側部3b1に穿設されたスリット3kに挿通された際には、押出部材4の本体ブロック部4aは、短側壁3に形成されている案内板3fと板状部3aの間隙に挿入されている。このようにして、一対の押出部材4を、周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2と相対する側部3b1及び水平リブ3dとにより囲まれたロック解除機構配設領域R1の両端部付近に配設する。
【0023】
次いで、一対の押出部材4間に位置するロック解除機構配設領域R1の中央領域に、1つの操作部材5を取り付けることになるが、操作部材5は、操作部材5に形成された一対の縦長のスリット5dに、短側壁3のロック解除機構配設領域R1内に形成された係止片3gを嵌入させることにより、係止片3gの板状部3g1がスリット5d内に位置し、楔状部3g2がスリット5dから飛び出すように、短側壁3に取り付ける。なお、後述するように、操作部材5を上下動させた際には、係止片3gが、スリット5d内を上下し、案内されるように構成されている。また、操作部材5を、短側壁3に取り付けた際には、操作部材5の背板5a2に形成された縦長の凹溝5cに、ロック解除機構配設領域R1内に位置する板状部3aの外面3a1の略中央部に形成された案内突条部3hが挿入されるように構成されている。
【0024】
上述したようにして、短側壁3のロック解除機構配設領域R1の左右両端部付近に、一対の押出部材4を配設するとともに、ロック解除機構配設領域R1の中央部で、且つ、一対の押出部材4間に、1つの操作部材5を配設することにより、短側壁3に、ロック解除機構を構成する押出部材4及び操作部材5を配設する。短側壁3に、ロック解除機構を構成する押出部材4及び操作部材5を配設した際には、図7に示されているように、操作部材5のカム部5b3に形成されている下部内側湾曲部5b3”に、押出部材4の本体ブロック部4aの操作部材5側の上部角部4a2が当接しており、この状態においては、押出部材4の押出片4bは、図6に示されているように、引っ込んだ位置にある。また、押出部材4に形成された弾性条片4dは、短側壁3の弾性条片当接枠3jに当接し、その反力により、押出部材4は、操作部材5方向に付勢されている。更に、短側壁3に、ロック解除機構を構成する押出部材4及び操作部材5を配設した際には、図7に示されているように、操作部材5の操作体5bは、短側壁3の垂設枠3eの垂直壁3e1と上部水平部3b2とからなる隅部に形成された角部案内板3iと、板状部3aとにより形成される間隙に挿入され、案内されるように構成されている。
【0025】
折り畳みコンテナーを、図3に示されている折り畳まれた状態から、図1に示されている箱型に組み立てるには、先ず最初に、略水平状態の長側壁2を、垂直方向に回動させて、図2に示されているように、略垂直に立てる。次いで、底部1に重なるようにして折り畳まれている短側壁3を、略水平状態から垂直方向に回動させると、図10に示されているように、短側壁3の張出部3cが、長側壁2に形成された係合部2bに対向するように接近し、更に、短側壁3を、垂直方向に回動させると、短側壁3の張出部3cの端部垂直面3c2が、長側壁2の内壁面から突出している係止弾性片2dの係止突部2d1を押して、係止弾性片2dを、外側面方向に、係止弾性片2dの弾性に抗して、湾曲させる。更に、短側壁3を、垂直方向に回動させると、短側壁3の張出部3cに突設された嵌合突部3c1が、長側壁2の係合部2bに形成された嵌合孔2b1に挿入される。この短側壁3の張出部3cに突設された嵌合突部3c1が、長側壁2の係合部2bに形成された嵌合孔2b1に挿入される過程において、短側壁3の張出部3cの端部垂直面3c2から、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が外れて、係止弾性片2dが、その弾性により、図6に示されているような、元の位置に戻り、係止弾性片2dの垂直面2d2が、短側壁3の張出部3cの背板部3c3に当接する。従って、短側壁3が、底部1方向に回動しようとしても、短側壁3の張出部3cが、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1に当接し、底部1方向への回動が阻止されることになり、短側壁3に外側から負荷が掛かっても、底部1方向に倒れるようなことがない。同様にして、もう一方の短側壁3を、略水平状態から垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる。
【0026】
上述したように、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、短側壁3のロック解除機構配設領域R1に配設された押出部材4の本体ブロック部4aの操作部材5側の上部角部4a2は、図7に示されているように、操作部材5のカム部5b3を構成する下部内側湾曲部5b3”に、短側壁3の弾性条片当接枠3jに当接している弾性条片4dの反力により、当接しており、また、押出部材4の押出片4bは、図6に示されているように、短側壁3の張出部3cから飛び出すことなく引っ込んでいるとともに、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1に接近して位置している。更に、短側壁3のロック解除機構配設領域R1に配設された操作部材5は、その上面5’が、短側壁3の周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2に接近して位置するように構成されている。
【0027】
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、短側壁3のロック解除機構配設領域R1に配設された操作部材5を下降させる。この操作部材5の下降操作により、カム部5b3の上部垂直部5b3’が、図8に示されているように、押出部材4の本体ブロック部4aの傾斜面4a1と反対側に位置する垂直面4a3に当接して、押出部材4を、長側壁2に形成された係止弾性片2d方向に水平移動させることになる。この操作部材5の下降操作による押出部材4の係止弾性片2d方向への水平移動により、押出部材4の押出片4bが、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1を、図9に示されているように、係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れる方向、即ち、外側方向に押して、長側壁2の係止弾性片2dを、その弾性に抗して湾曲させる。長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れた時点で、短側壁3を、底部1方向に回動させて、一対の相対する短側壁3を、底部1上に重ねる。次いで、一対の相対する長側壁2を、底部1上に重ねられた一対の相対する短側壁3の上に重ねることにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むことができる。
【0028】
長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れた後、適当な時期に、操作部材5を上昇させて、押出部材4の本体ブロック部4aの操作部材5側の上部角部4a2を、操作部材5のカム部5b3を構成する下部内側湾曲部5b3”に位置させる。押出部材4は、短側壁3の弾性条片当接枠3jに当接している弾性条片4dの反力により、常に、操作部材5方向に付勢されているので、従って、押出部材4の本体ブロック部4aの操作部材5側の上部角部4a2は、図7に示されているように、操作部材5のカム部5b3に形成されている下部内側湾曲部5b3”に当接することになる。
【0029】
長側壁2と短側壁3とのロック解除作業の際には、上述したように、操作部材5は、ロック解除機構配設領域R1内において上下動することになるが、操作部材5は、操作部材5の背板5a2に形成された縦長の凹溝5cに、ロック解除機構配設領域R1内に位置する短側壁3の板状部3aの略中央部に形成された案内突条部3hが挿入され案内されるように構成されているとともに、操作部材5の操作体5bは、短側壁3の垂設枠3eの垂直壁3e1と上部水平部3b2とからなる隅部に形成された角部案内板3iと、板状部3aとにより形成される間隙に挿入され、案内されるように構成されており、更にまた、操作部材5の背板5a2に穿設されたスリット5dに、短側壁3の板状部3aに突設された係止片3gの板状部3g1が挿入され案内されるように構成されているので、操作部材5が上下動しても、横方向(水平方向)に振れるようなことがなく、従って、操作部材5による一対の押出部材4の移動を、一対の押出部材4の移動量が異なるようなことがなく正確に行うことができるとともに、確実、迅速に行うことができる。
【0030】
上述したように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、短側壁3のロック解除機構配設領域R1に配設された操作部材5を上動させるだけのワンタッチ動作により、長側壁2の係止弾性片2dと短側壁3の張出部3cとのロック状態を解除することができ、従って、長側壁2と短側壁3とのロック状態の解除作業の作業性が向上することになる。
【0031】
また、押出部材4は、短側壁3の弾性条片当接枠3jに当接している弾性条片4dの反力により、操作部材5方向に付勢されているので、押出部材4の本体ブロック部4aは、常に、操作部材5のカム部5b3に当接している。従って、押出部材4の押出片4bが、短側壁3の張出部3cの端部垂直面3c2から引っ込んでおり、押出片4bが損傷するようなことを防止することができる。
【0032】
次に、図11〜図14を用いて、本発明の別の実施例について説明する。短側壁3に配設される押出部材と該押出部材を移動させる操作部材とからなるロック解除機構の構成が異なる以外は、実質的な変更はないので、ロック解除機構以外の詳細な説明は省略する。
【0033】
本実施例においては、ロック解除機構が配設されるロック解除機構配設領域R2は、上述した実施例におけるロック解除機構配設領域R1と同様に、周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2と相対する側部3b1及び水平リブ3dとにより囲まれた領域として形成されている。上部水平部3b2と水平リブ3dとは、ロック解除機構配設領域R2の中央部領域に位置する2本の中央部側垂直リブ6及び側部3b1付近に位置する側部側垂直リブ7により連結されており、中央部側垂直リブ6及び側部側垂直リブ7には、それぞれ、スリット6a、7aが形成されている。また、一対の中央部側垂直リブ6の相対する側面には、水平方向に延在する案内凸条6bが形成されている。なお、上述した実施例と同様に、短側壁3の周辺リブ3bを構成する側部3b1には、スリット3kが形成されている。そして、側部3b1に形成されたスリット3kとスリット6a、7aとは、略同じ形状を有しているとともに、横一直線に並設するように構成されている。
【0034】
ロック解除機構は、一対の押出部材8と1つの操作部材9とにより構成されている。
【0035】
押出部材8は、方形状の嵌合板8aと、嵌合板8aにその一端が連結された弾性変形可能な細長い板状の帯状体8bとから構成されており、帯状体8bは、嵌合板8aに略平行に、且つ、帯状体8bを越えて延在する押出部8b1と、押出部8b1の一端と嵌合板8aとを連結する傾斜部8b2とにより構成されている。また、帯状体8bの押出部8b1が延在する側に位置する垂直端8a1には、切り欠き凹部8a2が形成されている。
【0036】
操作部材9は、横長の長方形状の板部9aと、板部9aの周囲を囲むように形成された周辺リブ9bとを有しており、周辺リブ9bを構成する上部水平部9b1と下部水平部9b2の中央は、中央垂直リブ9cにより連結されている。また、上部水平部9b1の中央垂直リブ9cを挟んで位置する部分の先端には、下方に延在する上部係止突起9dが垂設されており、下部水平部9b2の中央垂直リブ9cを挟んで位置する部分の先端には、上方に延在する下部係止突起9eが立設されている。更に、周辺リブ9bを構成する垂直側部9b3には、垂直側部9b3を内側に膨出させることにより、上述した短側壁3に形成された一対の中央部側垂直リブ6の相対する側面に突設された案内凸条6bが挿入可能な案内凹溝9fが形成されており、垂直側部9b3の内側への膨出により、垂直側部9b3の内側には、上述した押出部材8の垂直端8a1に形成された切り欠き凹部8a2に挿入可能な突出部9gが形成されている。
【0037】
次に、上述した構成を有する押出部材8と操作部材9の短側壁3への取り付けについて説明する。
【0038】
先ず最初に、押出部材8の帯状体8bを、中央部側垂直リブ6に形成されたスリット6a、側部側垂直リブ7に形成されたスリット7a及び短側壁3の周辺リブ3bを構成する側部3b1に形成されたスリット3kに、この順で挿通するとともに、押出部材8の嵌合板8aを、相対する一対の中央部側垂直リブ6と周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2と水平リブ3dとにより囲まれたロック解除機構配設領域R2の中央領域部R2’内に挿入し、一対の押出部材8を、ロック解除機構配設領域R2内に配置する。次いで、一対の押出部材8の嵌合板8aを、操作部材9の周辺リブ9b及び中央垂直リブ9cにより囲まれた一対の嵌合凹部9’に、それぞれ嵌合する。押出部材8の嵌合板8aを、操作部材9の嵌合凹部9’に嵌合すると、嵌合板8aの上端8a3は、上部水平部9b1から垂下された上部係止突起9dに係止され、また、嵌合板8aの下端8a4は、下部水平部9b2に立設された下部係止突起9eに係止されるとともに、押出部材8の嵌合板8aに形成された切り欠き凹部8a2には、操作部材9の垂直側部9b3に形成された突出部9gが挿入され、更に、操作部材9の垂直側部9b3に形成された案内凹溝9fには、短側壁3に形成された中央部側垂直リブ6の相対する側面に突設された案内凸条6bが挿入されるように構成されている。このようにして、ロック解除機構を構成する一対の押出部材8と1つの操作部材9が、短側壁3のロック解除機構配設領域R2に配設されることになる。
【0039】
折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、短側壁3のロック解除機構配設領域R2に配設された押出部材8の帯状体8bを構成する押出部8b1の先端は、上述した実施例の押出部材4の押出片4b(図9参照)と同様に、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1に接近して位置している。
【0040】
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、操作部材9を、図14に示されているように、短側壁3の板状部3aに接近する方向に押すと、押出部材8の帯状体8bを構成する押出部8b1と傾斜部8b2とのなす角度θが大きくなり、従って、押出部8b1が、長側壁2方向に進出することになる。この押出部8b1の長側壁2方向への進出により、押出部8b1の先端が、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1を、係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れる方向、即ち、外側方向に押して、長側壁2の係止弾性片2dを、その弾性に抗して湾曲させる。長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れた時点で、短側壁3を、底部1方向に回動させて、一対の相対する短側壁3を、底部1上に重ねる。次いで、一対の相対する長側壁2を、底部1上に重ねられた一対の相対する短側壁3の上に重ねることにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むことができる。
【0041】
また、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れた後、適当な時期に、操作部材9の短側壁3の板状部3a方向への押圧を解除すると、押出部8b1と傾斜部8b2とのなす角度θが小さくなるように付勢されている弾性変形可能な帯状体8bの付勢力により、操作部材9は、短側壁3の板状部3aから離れる方向に移動するとともに、押出部材8の押出部8b1は、短側壁3の張出部3cの端部垂直面3c2から引っ込むことになる。
【0042】
上述したように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、短側壁3のロック解除機構配設領域R2に配設された操作部材9を、短側壁3の板状部3aに接近する方向に押圧させるだけのワンタッチ動作により、長側壁2の係止弾性片2dと短側壁3の張出部3cとのロック状態を解除することができ、従って、長側壁2と短側壁3とのロック状態の解除作業の作業性が向上することになる。
【0043】
また、押出部材8は、押出部8b1と傾斜部8b2とのなす角度θが小さくなるように付勢されている帯状体8bの付勢力により、押出部材8の押出部8b1が、短側壁3の張出部3cの端部垂直面3c2から引っ込むように構成されているので、押出部8b1が損傷するようなことを防止することができる。
【0044】
操作部材9の垂直側部9b3に形成された案内凹溝9fには、短側壁3に形成された中央部側垂直リブ6の相対する側面に突設された案内凸条6bが挿入されるように構成されているので、操作部材9の短側壁3の板状部3a方向への移動或いは操作部材9の短側壁3の板状部3aから離反する方向への移動の際に、操作部材9が、上下、左右方向に振れるようなことがない。また、押出部材8の嵌合板8aに形成された切り欠き凹部8a2には、操作部材9の垂直側部9b3に形成された突出部9gが挿入されているので、押出部材8と操作部材9間のガタツキを防止することができる。従って、操作部材9による一対の押出部材8の移動を、一対の押出部材8の移動量が異なるようなことがなく正確に行うことができるとともに、確実、迅速に行うことができる。
【0045】
次に、図15〜図18を用いて、本発明の更に別の実施例について説明する。短側壁3に配設される押出部材と該押出部材を移動させる操作部材とからなるロック解除機構の構成が異なる以外は、実質的な変更はないので、ロック解除機構以外の詳細な説明は省略する。なお、ロック解除機構が配設されるロック解除機構配設領域R3は、上述した実施例におけるロック解除機構配設領域R2とは、中央部側垂直リブ6に案内凸条6bが形成されていない以外は同じであるので、ロック解除機構配設領域R3の構成部材については、上述した実施例におけるロック解除機構配設領域R2の構成部材と同じ符号を使用する。
【0046】
ロック解除機構は、一対の押出部材10と1つの操作部材11とにより構成されている。
【0047】
押出部材10は、略角柱状のブロック部10aと、ブロック部10aの相対する側面10a1、10a2のうち、一方の側面10a1に、その一端が取着された細長い板状の押出部10bと、同じく側面10a1に取着され、側面10a1に対して傾斜した弾性条片10cと、ブロック部10aの相対する側面10a1、10a2のうち、もう一方の側面10a2に、その一端が取着された先端に水平透孔10d1が穿設されたレバー10dとにより構成されている。なお、一方の押出部材10のレバー10dは、側面10a2の下方に配設されており、そして、もう一方の押出部材10のレバー10dは、側面10a2の上方に配設されている。
【0048】
操作部材11は、円盤状の本体部11aと、本体部11aの一方の面11a1に形成された、本体部11aの径方向に延在する凸条把手部11bと、本体部11aのもう一方の面11a2の中心部に突設された筒状部11cと、本体部11aの中心点を挟んで、筒状部11cが突設された面11a2の点対称位置に突設された一対のピン11dとにより構成されている。
【0049】
次に、上述した構成を有する押出部材10と操作部材11の短側壁3への取り付けについて説明する。
【0050】
先ず最初に、押出部材10の押出部10bを、中央部側垂直リブ6に形成されたスリット6a、側部側垂直リブ7に形成されたスリット7a及び短側壁3の周辺リブ3bを構成する側部3b1に形成されたスリット3kに、この順で挿通するとともに、押出部材10のブロック部10aを、相対する一対の中央部側垂直リブ6と周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2と水平リブ3dとにより囲まれたロック解除機構配設領域R2の中央領域部R2’内に配置する。上述したように、一方の押出部材10のレバー10dは、ブロック部10aの側面10a2の下方に配設されており、また、もう一方の押出部材10のレバー10dは、ブロック部10aの側面10a2の上方に配設されているので、ロック解除機構配設領域R2の中央領域部R2’内に配置された一対の押出部材10のレバー10dは、図15に示されているように、互いに略平行に対峙して位置することになる。次いで、操作部材11を、操作部材11の一対のピン11dが、一対の押出部材10のレバー10dに穿設された水平透孔10d1に挿入されるとともに、操作部材11の筒状部11cが、一対の押出部材10のレバー10d間に挿入されるように配置する。その後、ロック解除機構配設領域R2の中央領域部R2’に位置する短側壁3の板状部3aに穿設された透孔12に、リベット13の円柱部13aを挿通するとともに、リベット13の円柱部13aを、操作部材11の筒状部11cに嵌入させることにより、操作部材11は、短側壁3に配設されることになる。
【0051】
折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、短側壁3のロック解除機構配設領域R2に配設された押出部材10の弾性条片10cの先端は、図17に示されているように、短側壁3の中央部側垂直リブ6に当接或いは接近している。また、操作部材11の凸条把手部11bは、図17に示されているように、傾斜している。更に、この状態においては、短側壁3のロック解除機構配設領域R3に配設された押出部材10の押出体10bの先端は、上述した実施例の押出部材4の押出片4b(図9参照)と同様に、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1に接近して位置している。
【0052】
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、操作部材11を、リベット13を中心に、図17において、時計方向に回転させると、一対の押出部材10は、互いに、離反する方向に移動し、従って、押出部材10の押出部10bの先端部が、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1を、係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れる方向、即ち、外側方向に押して、長側壁2の係止弾性片2dを、その弾性に抗して湾曲させる。長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れた時点で、短側壁3を、底部1方向に回動させて、一対の相対する短側壁3を、底部1上に重ねる。次いで、一対の相対する長側壁2を、底部1上に重ねられた一対の相対する短側壁3の上に重ねることにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むことができる。なお、操作部材11を、リベット13を中心に、図17において、時計方向に回転させた際には、短側壁3のロック解除機構配設領域R2に配設された押出部材10の弾性条片10cの先端は、図18に示されているように、短側壁3の中央部側垂直リブ6に沿って上昇し、押出部材10を互いに接近する方向に付勢することになる。
【0053】
長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が、短側壁3の張出部3cから外れた後、適当な時期に、操作部材11から手を放すと、押出部材10の弾性条片10cの付勢力により、押出部材10は、互いに接近する方向に移動し、従って、押出部材10の押出体10bは、短側壁3の張出部3cの端部垂直面3c2から引っ込むことになる。
【0054】
上述したように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、短側壁3のロック解除機構配設領域R2に配設された操作部材11を、回転させるだけのワンタッチ動作により、長側壁2の係止弾性片2dと短側壁3の張出部3cとのロック状態を解除することができ、従って、長側壁2と短側壁3とのロック状態の解除作業の作業性が向上することになる。
【0055】
また、押出部材10の押出体10bは、押出部材10の弾性条片10cの付勢力により、操作部材11から手を放すだけで、短側壁3の張出部3cの端部垂直面3c2から引っ込むように構成されているので、従って、弾性条片10cが損傷するようなことを防止することができる。
【0056】
上述したように、操作部材11を回転させることにより、一対の押出部材10を作動させるように構成した例が示されているが、操作部材11を回転操作することなく、一対の押出部材10のブロック部10aに指を掛けて、押出部材10を操作することにより、一対の押出部材10を作動させることもできる。この場合には、押出部材10のブロック部10aに、指の滑り止め防止のために、突起や凸条や指掛け凹部等を形成したり、或いは、ゴム等の防滑材を貼着することが好ましい。
【0057】
また、操作部材5、9、11の色や色調を、操作部材5、9、11が配設されている短側壁3の色や色調と変えることにより、操作部材5、9、11の視認生が高まり、従って、長側壁2と短側壁3とのロック状態の解除作業の作業性が向上する。
【0058】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0059】
ロック解除機構を、もう一方の相対する側壁に形成された係止弾性片を湾曲させる押出部を有する押出部材と、ワンタッチ動作により前記押出部材の押出部を移動させる操作部材とにより構成したので、隣接する側壁のロック機構のロック解除作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。
【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーの組み立て途中の斜視図である。
【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。
【図4】図4は本発明の折り畳みコンテナーの短側壁に配設されるロック解除機構の分解斜視図である。
【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーの短側壁の部分斜視図である。
【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てれた状態の角部付近の部分水平断面図である。
【図7】図7は本発明の折り畳みコンテナーの短側壁側の正面図である。
【図8】図8は同じく本発明の折り畳みコンテナーの短側壁側の正面図である。
【図9】図9は図6と同様の本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てれた状態の角部付近の部分水平断面図である。
【図10】図10は本発明の折り畳みコンテナーの短側壁が回動途中の状態の折り畳みコンテナーの部分斜視図である。
【図11】図11は本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの短側壁に配設されるロック解除機構の分解斜視図である。
【図12】図12は図11に示されているロック解除機構の分解斜視図である。
【図13】図13は図11に示されている本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの短側壁の部分斜視図である。
【図14】図14は同じく図11に示されている本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの短側壁の部分斜視図である。
【図15】図15は本発明の更に別の実施例の折り畳みコンテナーの短側壁に配設されるロック解除機構の分解斜視図である。
【図16】図16は図15に示されている本発明の更に別の実施例の折り畳みコンテナーの短側壁の部分斜視図である。
【図17】図17は図15に示されている本発明の更に別の実施例の折り畳みコンテナーの短側壁側の正面図である。
【図18】図18は同じく図15に示されている本発明の更に別の実施例の折り畳みコンテナーの短側壁側の正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長側壁
2b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係合部
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・短側壁
3c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・張出部
4、8、10・・・・・・・・・・・・・・・押出部材
5、9、11・・・・・・・・・・・・・・・操作部材
Claims (4)
- 底部と、底部にヒンジ連結された相対する一方の側壁と、同じく底部にヒンジ連結された相対するもう一方の側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、前記相対する一方の側壁を底部方向に倒し、次いで、前記相対するもう一方の側壁を底部方向に倒すことにより、折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、前記一方の側壁と前記もう一方の側壁とのロック状態を解除するロック解除機構が、前記一方の側壁に配設されているとともに、前記ロック解除機構が、一対の押出部材と、該一対の押出部材間に配設されている1つの操作部材とにより構成されており、且つ、前記一対の押出部材には、該一対の押出部材を、前記操作部材方向に付勢する弾性条片が、それぞれ配設されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
- 操作部材を上下方向に移動させることにより、押出部材の押出部を移動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
- 操作部材を側壁に接近する方向に移動させることにより、押出部材の押出部を移動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
- 操作部材を回転させることにより、押出部材の押出部を移動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
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