JP4070427B2 - 給湯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーナ等の主熱源に加えて太陽熱温水器等の補助的な熱源を備えた給湯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の給湯機としては次のような構成が知られている。即ち、給湯機は太陽熱温水器より供給されるソーラ水と一般給水とを混合する混合弁と、同混合弁で混合された混合水の温度を検出する温度検出器と、混合水を加熱するバーナを有した熱交換器とを備えている。また、給湯機はバーナの運転・停止及び給湯設定温度等を指示する操作部と、温度検出器にて検出された混合水の温度に基づいて前記混合弁(の開度)を制御する制御手段とを備えている。太陽熱温水器本体と給湯機との間は、比較的長い屋外配管により接続されている。そして、給湯機の使用初期段階において、非使用時に前記配管内に滞留しているソーラ水の排出を待って、その後に流入する太陽熱温水器本体内のソーラ水の温度状況に基づいて、前記制御手段は、主熱源であるバーナの点火の必要性を判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の給湯機には次のような問題があった。即ち、給湯器利用に際して、利用者により温水温度が設定された後、蛇口が開放されると、屋外配管内に滞留していたソーラ水は、給湯機の稼働のために常に無駄に排出されていた。そして、この滞留水と太陽熱温水器本体内とのソーラ水区分を考慮した混合時点での温水温度を判断する必要があるため、給湯のための制御が複雑になるという問題があった。また、利用者には、蛇口開放時において、即、設定温度の温水が得られることが望まれている。
【0004】
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、給湯のための制御を簡単にすると共に、太陽熱温水器の温水を有効に活用することができる給湯機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、太陽熱温水器からのソーラ水と水道からの一般給水とを混合弁により混合し、この混合水をバーナを備えた熱交換器の入口側に供給し、リモコンにて予め設定された設定温度のお湯を出口側へ供給するようにした給湯機であって、給湯の開始に伴い前記バーナを燃焼させると共に、前記混合水の熱交換器への入口側温度が常にバーナの最低燃焼号数に達するようにソーラ水と一般給水とを混合するために、前記設定温度と混合弁の出口側に設けた流量センサにて検出された混合水の流量とに基づいて、混合水の補正入口側温度を演算し、この補正入口側温度と混合弁の出口側に設けた入口側温度センサにて検出された実際の混合水の入口側温度との比較結果に基づいて混合弁の開閉により混合割合を調節する制御手段を設け、前記制御手段は、給湯が開始されると、混合弁の開度が一般給水側全開とされた初期状態でバーナの燃焼が開始され、この後、混合弁のソーラ水側への開度を徐々に大きくすることでバーナの燃焼号数を減らしていき、ほぼ最低燃焼号数に達した時点での混合弁の開度を保持するとともに、熱交換器の出口側に設けた出口側温度センサにて検出された混合水の出口側温度に基づいて、この混合水の出口側温度を設定温度にさらに近づけるために、バーナの燃焼量を調節することをその要旨とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、給湯が終了されたとき、前記混合弁は給湯終了時における混合割合のまま開度を保持し、再び給湯が開始されたときには、前回の給湯終了時における混合割合にてソーラ水と一般給水とが混合され、給湯終了後、予め設定されたリセット時間以上経過しても次の給湯が開始されないときには、混合弁の開度を給湯終了時における混合割合から一般給水側全開へ切り換え、同混合弁が初期状態とされることをその要旨とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記バーナの最低燃焼号数は、実際の最低燃焼号数よりも余裕をもって設定されており、この最低燃焼号数は一定の範囲内で任意に調節可能としたことをその要旨とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記制御手段は、前記混合弁の出口側に設けた入口側温度センサにて検出された混合水の入口側温度に基づいて、混合弁の混合割合とバーナの燃焼号数とを設定すると共に、熱交換器の出口側に設けた出口側温度センサにて検出された混合水の出口側温度に基づいて、さらにバーナの燃焼号数を調節することをその要旨とする。
【0011】
作用)
請求項1に記載の発明では、給湯の開始時点でバーナの燃焼状態が常に維持される。また、混合水の熱交換器への入口側温度が常にバーナの最低燃焼号数に達するようにソーラ水と一般給水とを混合するために、前記設定温度と混合水の流量とに基づいて混合水の補正入口側温度が演算される。そして、この補正入口側温度と実際の混合水の入口側温度との比較結果に基づいて混合弁の開閉により混合割合が調節される。即ち、バーナを最低燃焼号数で燃焼させると丁度設定温度になるように混合水の温度が調節される。
【0012】
また、給湯が開始されると、混合弁の開度が一般給水側全開とされた初期状態でバーナの燃焼が開始される。この後、混合弁のソーラ水側への開度を徐々に大きくすることでバーナの燃焼号数が減らされ、ほぼ最低燃焼号数に達した時点での混合弁の開度が保持される。加えて、混合水の出口側温度に基づいて、この混合水の出口側温度を設定温度にさらに近づけるために、バーナの燃焼量が調節される。
【0013】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、給湯が終了されたとき、前記混合弁は給湯終了時における混合割合のまま開度を保持し、再び給湯が開始されたときには、前回の給湯終了時における混合割合にてソーラ水と一般給水とが混合される。このため、給湯終了後、混合弁の開度が初期状態(一般給水側全開)に戻される場合と異なり、再び給湯が開始されたときの立ち上がりが早くなる。また、給湯終了後、予め設定されたリセット時間以上経過しても次の給湯が開始されないときには、混合弁の開度を給湯終了時における混合割合から一般給水側全開へ切り換え、同混合弁は初期状態とされる。
【0014】
請求項に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記バーナの最低燃焼号数は、実際の最低燃焼号数よりも余裕をもって設定される。この最低燃焼号数は一定の範囲内で任意に調節可能とされる。
【0015】
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、混合水の入口側温度に基づいて、混合弁の混合割合とバーナの燃焼号数とが設定される。そして、混合水の出口側温度に基づいて、さらにバーナの燃焼号数が調節される。
【0018】
尚、本明細書において、号数とは「1リットルの水を1分間で25℃上昇させる熱量」をいう。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態;給湯専用タイプ)
以下、本発明を給湯専用タイプの給湯機に具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0020】
図1に示すように、給湯機11の本体ケース12内には、混合弁13及び給湯用熱交換器14が配設されている。給湯用熱交換器14の熱交換器ケース15内には給湯用伝熱管16及びバーナ17が配設されている。給湯用伝熱管16の両端部はそれぞれ熱交換器ケース15の側壁を貫通して外部に導出されている。給湯用伝熱管16上には温水過熱防止センサが設けられている。
【0021】
本体ケース12の外壁には、太陽熱温水器(図示略)に接続されたソーラ管接続口21、水道(図示略)に接続された給水管接続口22、給湯栓(図示略)に接続された給湯管接続口23、及びバーナ17の燃料供給源(図示略)にオイルストレーナ24を介して接続された給油口25が設けられている。
【0022】
(配管接続)
本体ケース12内において、ソーラ管接続口21及び給水管接続口22はそれぞれ接続管31,32を介して混合弁13の2つのポートに接続されている。混合弁13の残りの1つのポートは前記給湯用伝熱管16の一端部(入口側)に接続管33を介して接続されている。この接続管33上には混合弁13にて混合された混合水の温度を検出する給水サーミスタ34及び同じく混合水の流量を検出する流量センサ35が設けられている。混合弁13は前記太陽熱温水器からのソーラ水と水道からの一般給水とを所定の混合割合にて混合する。この混合割合は混合弁13の開度をソーラ水側全開と一般給水側全開との間において切り換えることにより調節可能となっている。
【0023】
また、本体ケース12内において、給湯管接続口23には接続管36を介して前記給湯用伝熱管16の他端部(出口側)が接続されている。接続管36上には給湯サーミスタ37及びバイパス弁38が設けられている。バイパス弁38と接続管33における流量センサ35と給湯用伝熱管16との間にはバイパス管39が接続されている。バイパス弁38の開閉動作に伴って、接続管36とバイパス管39との間が連通又は遮断される。
【0024】
一方、本体ケース12内において、給油口25には接続管41を介して汲上げポンプ42が接続されており、同汲上げポンプ42は連結管43を介してパルスポンプ44に接続されている。このパルスポンプ44には燃料供給ノズル45が接続されており、その先端部はバーナ17の燃料供給室内に導入されている。従って、汲上げポンプ42の駆動により給油口25及び接続管41を介して燃料が汲み上げられ、連結管43を介してパルスポンプ44に供給される。そして、パルスポンプ44の駆動により燃料供給ノズル45の先端部からバーナ17の燃焼量に応じた量の燃料が霧状になって燃料供給室内に供給される。
【0025】
(電気的接続)
次に、前記給湯機の電気的接続について説明する。
図2に示すように、給湯機11は制御装置51を備えている。制御装置51は中央処理装置(CPU)、リードオンリーメモリー(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インターフェイス等を備えている。前記ROMには制御装置51が実行する各種の制御プログラム及び混合弁制御用のデータファイル等が予め格納されている。RAMはROMの制御プログラムを展開して制御装置51が各種処理を実行するためのデータ作業領域である。
【0026】
また、制御装置51には台所等に設置されたリモコン52、混合弁13、給水サーミスタ34、流量センサ35、給湯サーミスタ37、バイパス弁38及びパルスポンプ44がそれぞれ入出力インターフェイスを介して接続されている。前記リモコン52は給湯機11の各種運転状態を表示する表示部、所望の出湯温度を設定する給湯温度設定スイッチ、給湯機11の各種運転モードを切り換える給湯モード切換スイッチ、及び給湯機11を運転・停止する運転スイッチを備えている。使用者により給湯モード切換スイッチが押下される毎に、給湯機11の運転モードは「ソーラ1モード」→「ソーラ2モード」→「ボイラモード」の順に切り換わる。
【0027】
(混合弁制御用のデータファイル)
ROMに格納された混合弁制御用のデータファイルは、バーナ17を最低燃焼号数で燃焼させた場合のリモコン設定温度に対する混合水(一般給水のみ、ソーラ水のみを含む)の流量と混合水の入口側温度との関係を示したものである。このデータファイルは温度設定可能とした温度範囲内の温度全てについて、混合水の流量毎に作成されている。
【0028】
例えばリモコン52により35〜55℃の範囲内で1℃単位で出口側温度の設定が可能とされている場合、設定された混合水の流量毎にそれぞれ21個のデータがファイルとして整理されROMに格納されている。このデータファイルは装置モデルによる実験データ及び周知の理論計算等により求められている。従って、混合水の流量とリモコン設定温度とが決まれば、バーナ17を最低燃焼号数で燃焼させる場合の混合水の入口側温度も決まる。
【0029】
尚、前記バーナ17の最低燃焼号数は5000〜40000kcal/hの範囲内において調節可能とされており、本実施形態では7000kcal/hとされている。即ち、本実施形態では、バーナ17の最低燃焼号数は、実際の最低燃焼号数(5000kcal/h)よりも余裕をもって設定されている。
【0030】
(制御装置)
制御装置51はROMに格納された各種の制御プログラムに基づいて給湯機11の全体を統括的に制御する。制御装置51はリモコン52にて選択された運転モードで給湯機11を動作させ、お湯の出口側温度がリモコン52にて指定された設定温度になるように、混合弁13の混合割合の制御(開度の制御)及びバーナ17の燃焼量の制御を行う。
【0031】
即ち、リモコン52にて湯の出口側温度が設定され給湯が開始されると、制御装置51は流量センサ35にて検出された混合水の流量、給水サーミスタ34にて検出された入口側温度、及び給湯サーミスタ37にて検出されたお湯の出口側温度に基づいて前記データファイルを参照し、該当する混合弁制御用データ(入口側温度データ及び混合弁13の開度データ等)を一旦RAMに読み込む。そして、制御装置51はリモコン52にて選択された運転モード下において、RAMに読み込まれた混合弁制御用データに基づいて混合弁13の混合割合を制御し、混合水の給湯用熱交換機14への入口側温度を制御する。
【0032】
また、制御装置51は給湯サーミスタ37にて検出された出口側温度に基づいてバーナ17の燃焼量を制御すると共に、バイパス弁38を開閉制御する。給水サーミスタ34にて検出された混合水の入口側温度に基づいて、混合弁13の混合割合及びバーナ17の燃焼量をそれぞれ制御する。
【0033】
(第1実施形態の作用)
次に、前述のように構成した給湯機の動作を「ボイラモード」、「ソーラ1モード」、「ソーラ2モード」の順に説明する。
【0034】
給湯機11を使用する場合、まずリモコン52の運転スイッチをオンすると共に給湯温度設定スイッチにより所望の出湯温度を設定し、給湯モード切換スイッチにて運転モードを選択する。そして、使用者により前記給湯栓が開かれると選択された運転モードで給湯が開始される。尚、給湯機11の運転開始時において、混合弁13は一般給水側全開の初期状態に保持されている。
【0035】
(ボイラモード;「燃焼」のみ)
まず、「ボイラモード」が選択された場合の給湯機11の動作を説明する。この「ボイラモード」は例えば冬期において太陽熱温水器のお湯(ソーラ水)が十分に昇温していない場合、即ちソーラ水の温度が設定温度よりも十分(例えば10℃以上)低い場合に有効なモードである。「ボイラモード」では水道からの一般給水のみが使用され、バーナ17にて燃焼加熱することにより設定温度のお湯を得る。
【0036】
(ソーラ1モード;「混合」のみ)
次に、「ソーラ1モード」が選択された場合の給湯機11の動作を説明する。この「ソーラ1モード」は例えば夏期及び中間期・晴天時においてソーラ水が十分に昇温している場合、即ちソーラ水の温度がリモコン設定温度よりも十分(例えば3℃以上)高い場合に有効なモードである。「ソーラ1モード」では、ソーラ水のみを供給し、バーナ17による燃焼加熱は行わない。バーナ17は常時停止状態に保持される。
【0037】
(ソーラ2モード;「混合+燃焼」)
次に、本発明の使用形態である「ソーラ2モード」が選択された場合の給湯機11の動作を図3に示すフローチャートに従って説明する。このフローチャートは前記ROMに格納された各種プログラムに基づいて実行される。本実施形態では、ステップを「S」と略記する。「ソーラ2モード」は、例えば春及び秋・曇りの日において、ソーラ水の温度が不十分である場合、即ち、ソーラ水の温度がリモコン設定温度以下である場合に有効なモードである。また、「ソーラ2モード」ではバーナ17は常時最低燃焼号数7000kcal/hで燃焼している。
【0038】
(ソーラ水中温・高温)
まず、ソーラ水の温度が高温(リモコン設定値よりも高い温度)及び中温(リモコン設定値とほぼ同じ温度又はやや低い温度)の場合について説明する。
【0039】
図3に示すように、制御装置51は予め設定された微小時間毎に流量センサ35がON状態か否かを判断する(S1)。即ち、使用者にて給湯栓が開かれて給湯が開始されると、制御装置51は流量センサ35にて予め設定された所定流量以上の流量が検出されたか否かを判断する。本実施形態では、流量が3L/min未満の場合にはONしないように流量センサ35が構成されている。尚、「L」はリットル、「min」は分である。
【0040】
流量センサ35がOFFのとき(S1でNO)、制御装置51はS1の処理を繰り返す。流量センサ35がONのとき(S1でYES)、制御装置51は、流量センサ35にて検出された混合水の流量、給水サーミスタ34にて検出されたお湯(混合水)の入口側温度、及びリモコン設定温度等から混合弁13のソーラ側への開度を演算する(S2)。
【0041】
そして、制御装置51は前記演算結果に基づいてソーラ側が開くよう混合弁13を駆動制御する(S3)。この結果、最低燃焼号数を確保するようにソーラ水と一般給水とが混合される。これと同時に、制御装置51はバーナ17を最低燃焼号数で燃焼させる(S4)。本実施形態において、号数とは「1リットルの水を1分間で25℃上昇させる熱量」をいう。
【0042】
次に、制御装置51は、その時点の流量センサ35にて検出された流量の混合水の温度を、リモコン設定温度から最低燃焼号数7000kcal/h分の温度だけ下げるように、混合弁13を駆動制御する。即ち、バーナ17を最低燃焼号数7000kcal/hで燃焼させると丁度リモコン設定温度になるように混合水の入口側温度の補正を行う(S5)。
【0043】
制御装置51は、バーナ17を最低燃焼号数7000kcal/hで燃焼させたときの混合水の温度上昇度を演算し、その演算された温度上昇度をリモコン設定温度から減算することにより補正入口側温度を求める。そして、制御装置51は給水サーミスタ34にて検出される実際の入口側温度が、前記補正入口側温度になるように混合弁13を駆動制御する。
【0044】
実際には、制御装置51は、リモコン設定温度及び混合水の流量に基づいて、前記ROMに格納された混合弁制御用のデータファイルから該当する補正入口側温度及び混合弁13の開度データをRAMに読み込み、この読み込んだデータに基づいて混合弁13を動作させる。
【0045】
前記混合弁13の動作により、一般給水とソーラ水とは前記開度データに基いた混合割合で混合され、これにより、混合水の温度は補正入口側温度となる。そして、バーナ17は常時最低燃焼号数7000kcal/hで燃焼していることから、前記補正入口側温度の混合水を給湯用伝熱管16に供給すれば、出口側からはリモコン設定温度のお湯が供給される。前述したように、バーナ17を最低燃焼号数7000kcal/hで燃焼させたときに、丁度リモコン設定温度になるように混合水の入口側温度が調節されているからである。
【0046】
この後、制御装置51はお湯の出口側温度が、さらにリモコン設定温度に等しくなるように、給湯サーミスタ37にて検出された出口側温度に基づいて、バーナ17の燃焼量を制御する(S6)。このため、各種の実験データ等に基づいて演算された理論上の出口側温度と実際の出口側温度との誤差が解消され、出口側からはいっそうリモコン設定温度に近いお湯が供給供給可能となる。
【0047】
次に、制御装置51は出口側温度がリモコン設定温度に達したか否かを判断する(S7)。出口側温度がリモコン設定温度に達していない場合(S7でNO)、制御装置51はS7の処理を繰り返す。出口側温度がリモコン設定温度に達している場合(S7でYES)、制御装置51はバーナ17を最低燃焼号数で燃焼させた状態で、リモコン設定温度のお湯を出湯する(S8)。
【0048】
この後、制御装置51は流量センサ35がON状態か否か、即ち流量センサ35に予め設定された所定流量(本実施形態では3L/min)の混合水が流れているか否かを判断する(S9)。流量センサ35がON状態の場合(S9でYES)、制御装置51は前記S7へ処理を戻し、給湯を継続する。流量センサ35がOFF状態の場合(S9でNO)の場合、制御装置51は操作者にて給湯栓が閉められたものと判断し、バーナ17を消火して給湯を終了する。
【0049】
このとき、制御装置51はバーナ17を最低燃焼号数7000kcal/hで燃焼状態に保持する。また、制御装置51は、予め設定されたリセット時間(本実施形態では1時間)だけ、給湯終了時における混合割合のまま混合弁13の開度を保持する。このため、前記リセット時間以内に、再び給湯が開始されたとき(特に、前回給湯終了時と同じリモコン設定内容で開始されたとき)には、前回の給湯終了時における混合割合にてソーラ水と一般給水とが混合される。従って、再度の給湯開始時における出湯開始時の立ち上がり速度が向上する。
【0050】
一方、給湯終了後、前記リセット時間以上経過しても次の給湯が開始されないときには、制御装置51は、混合弁13の開度を一般給水側全開へ切り換えて混合弁13を初期状態とする。
【0051】
(入口側温度の補正方法)
次に、前記処理S5における混合水の入口側温度の補正方法、即ち混合水の補正入口側温度の求め方について説明する。尚、リモコン設定温度は40℃であり、流量12L/minで出湯する。
【0052】
まず、制御装置51は流量確定値を求める。流量確定値は、流量0〜24L/minを0〜255bitに換算した値である。従って、流量12L/minの場合、流量確定値=128bitとなる。
【0053】
次に、制御装置51は補正値を次式(A)にて求められる。「/」は除算を示す。
補正値=2826/流量確定値…(A)
流量確定値=128であることから、これを式(A)に代入し、整数計算すると、補正値は次のようになる。
【0054】
補正値=2822/128=22bit
次に、制御装置51は最低燃焼号数7000kcal/hで燃焼させたときの温度上昇度を次式(B)にて求める。「*」は乗算を示す。
【0055】
温度上昇度=補正値*補正係数…(B)
補正係数はバーナ17の最低燃焼号数毎に異なる値であり、最低燃焼号数7000kcal/hの場合、補正係数≒0.44K/bitとなっている。
【0056】
式(A)にて求めた補正値及び前記補正係数をそれぞれ式(B)に代入すると、温度上昇度は次のようになる。
温度上昇度=22bit*0.44K/bit=9.68K
次に、制御装置51は補正入口側温度を次式(C)にて求める。
【0057】
補正入口側温度=リモコン設定温度−温度上昇度…(C)
リモコン設定温度及び式(B)にて求めた温度上昇度をそれぞれ式(C)に代入すると、補正入口側温度は次のようになる。
【0058】
補正入口側温度=40−9.68≒30℃
従って、給湯用熱交換器14(厳密には、給湯用伝熱管16)内に、流量12L/minで補正入口側温度30℃の混合水を供給すれば、この混合水は最低燃焼号数7000kcal/hにて燃焼するバーナ17により、リモコン設定温度40℃まで加熱されて出湯される。
【0059】
このように、「ソーラ2モード」においては、お湯の入口側温度が高温及び中温の場合でも、混合水の入口側温度を強制的に最低燃焼号数まで下げてから燃焼加熱する。即ち、お湯の出口側温度は常にバーナ17の燃焼量により管理される。このため、お湯の出口側温度が安定する。
【0060】
また、給湯時の流量の変動に対しても、その流量に伴って、常にバーナ17の最低燃焼号数での燃焼が維持されるように混合水の温度補正がなされる。このため、バーナ17の燃焼量を調節するだけで、お湯の出口側温度を確保可能となる。従って、給湯のための制御が簡単になる。また、従来生じていた屋外配管内に滞留していた水が有効に温水として利用される。
【0061】
さらに、バーナ17は常時最低燃焼号数で燃焼している。このため、例えばソーラ水の温度がリモコン設定温度に近くて微妙な場合、お湯の出口側温度をリモコン設定温度に保つためにバーナ17が頻繁に着火消火を繰り返すことがない。このため、未燃焼ガスの発生が抑制される。これは、バーナ17の着火消火のときに、未燃焼ガスが出やすいからである。
【0062】
(ソーラ水低温)
次に、ソーラ水の温度が低温(リモコン設定温度よりも低い温度)の場合について説明する。この場合、制御装置51は混合弁13をソーラ側全開に駆動制御すると共に、給湯サーミスタ37にて検出される出湯温度がリモコン設定温度に等しくなるようにバーナ17の燃焼制御を行う。即ち、ソーラ水を利用しながら、その温度不足分をバーナ17の燃焼加熱により補い、設定温度のお湯を供給する。このため、ソーラ水を有効に利用できる。
【0063】
(実施形態の効果)
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)「ソーラ2モード」において、混合水の入口側温度が常にバーナ17の最低燃焼号数に達するようにソーラ水と一般給水とを混合するために、リモコン設定温度と流量センサ35にて検出された混合水の流量とに基づいて、混合水の補正入口側温度を演算するようにした。そして、この補正入口側温度と給水サーミスタ34にて検出された実際の混合水の入口側温度との比較結果に基づいて混合弁13の混合割合を調節するようにした。
【0064】
即ち、バーナ17を最低燃焼号数7000kcal/hで燃焼させたときに、丁度リモコン設定温度になるように常に混合水の熱交換器への入口側温度を調節するようにし、この後、バーナ17で燃焼加熱するようにした。お湯の出口側温度は常にバーナ17の燃焼量により管理されるため、お湯の出口側温度が安定する。また、給湯中においてバーナ17の燃焼維持を最低燃焼号数に固定したことにより、設定温度に対するお湯の出口側温度の調節がバーナ17の燃焼量を調節するだけで可能となる。このため、給湯のための制御を簡単にすることができる。また、給湯開始時において前記太陽熱温水器と給湯機11とを接続する屋外配管内に滞留している水を、有効に温水として利用することができる。
【0065】
(2)給湯用熱交換器14の出口側に設けた給湯サーミスタ37にて検出された混合水の出口側温度に基づいて、バーナ17の燃焼量を調節するようにした。このため、リモコン設定温度と実際の出口側温度との誤差が解消され、いっそうリモコン設定温度に近いお湯を供給することができる。
【0066】
(3)給湯が開始されると、混合弁13の開度が一般給水側全開とされた初期状態でバーナ17の燃焼が開始され、この後、混合弁13のソーラ水側への開度を徐々に大きくすることでバーナ17の燃焼号数を減らしていき、ほぼ最低燃焼号数に達した時点での混合弁13の開度を保持するようにした。このため、混合水の温度を徐々に上げていくことができる。
【0067】
(4)バーナ17の最低燃焼号数は、実際の最低燃焼号数よりも余裕をもって設定されており、この最低燃焼号数は一定の範囲内で任意に調節可能とした。このため、リモコン設定内容(例えばリモコン設定温度)に対する最適な最低燃焼号数を選択することで、効率的な給湯ができる。
【0068】
(5)給水サーミスタ34にて検出された混合水の入口側温度に基づいて、混合弁13の混合割合とバーナ17の燃焼号数とを設定すると共に、給湯サーミスタ37にて検出された混合水の出口側温度に基づいて、さらにバーナ17の燃焼号数を調節するようにした。このため、混合水の出口側温度をリモコン設定温度にさらに近づけることができる。
【0069】
(6)給湯が終了されたとき、混合弁13は給湯終了時における混合割合のまま開度を保持し、再び給湯が開始されたときには、前回の給湯終了時における混合割合にてソーラ水と一般給水とが混合されるようにした。このため、再度の給湯開始時、混合弁13が一般給水側全開の初期状態で給湯開始される場合に比べて、混合弁13が駆動されてから混合割合が適正な状態になるまでの時間が短縮される。従って、出湯開始時の立ち上がり速度を向上させることができる。
【0070】
(7)給湯終了後、予め設定されたリセット時間(本実施形態では1時間)以上経過しても次の給湯が開始されないときには、混合弁13の開度を給湯終了時における混合割合から一般給水側全開へ切り換え、同混合弁13を初期状態とするようにした。このため、同じリモコン設定内容ですぐに給湯が再開されない場合、混合弁13WP初期状態とすることで、前回と異なるリモコン設定内容の運転に対応しやすくなる。
【0071】
(8)ソーラ2モードにおいて、給湯機11のバーナ17は常時最低燃焼号数で燃焼されているため、制御装置51は混合水の温度を監視するだけでよい。そして、制御装置51は混合水の温度に基づいてのみバーナ17の燃焼を追加するか否かを判断する。従って、バーナ17の燃焼号数及び混合水の温度の両方を監視する場合に比べて、制御装置51の演算制御を簡単にすることができる。
【0072】
(9)「ソーラ2モード」において、バーナ17を常時最低燃焼号数で燃焼させるようにした。このため、例えばソーラ水の温度がリモコン設定温度に近くて微妙な場合、お湯の出口側温度をリモコン設定温度に保つためにバーナ17が頻繁に着火消火を繰り返すことがない。このため、バーナ17の着火消火の繰り返し回数が減少し、バーナ17の燃焼に伴う未燃焼ガスの発生を抑制することができる。
【0073】
(第2実施形態;全自動タイプ)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は風呂の湯張り・追焚き回路を有する点において前記第1実施形態と異なる。従って、前記第1実施形態と同様の部材構成については同一の符号を付し、その重複した記載を省略する。
【0074】
図4に示すように、前記熱交換器ケース15内には風呂用伝熱管61が配設されており、同風呂用伝熱管61、熱交換器ケース15及びバーナ17から風呂用熱交換器62が構成されている。風呂用伝熱管61の両端部はそれぞれ熱交換器ケース15の側壁を貫通して外部に導出されている。本体ケース12の外壁には、浴槽の流入口(図示略)に接続された往管接続口63、及び同じく吸込口(図示略)に接続された戻管接続口64がそれぞれ設けられている
本体ケース12内において、往管接続口63には接続管65を介して風呂用伝熱管61の一端部(出口側)が接続されている。また、本体ケース12内において、戻管接続口64には接続管66、循環ポンプ67及び接続管68を介して風呂用伝熱管61の他端部(入口側)が接続されている。接続管68の途中と前記接続管36上における給湯管接続口23とバイパス弁38との間には連結管69が接続されている。
【0075】
接続管66における戻管接続口64寄りには、同戻管接続口64から流れ込んでくる浴槽水の温度を検出する風呂戻サーミスタ71が設けられている。接続管65における往管接続口63寄りには、往管接続口63から浴槽へ供給される温水の温度を検出する風呂往サーミスタ72が設けられている。接続管68上には風呂通水スイッチ73が設けられている。連結管69上には縁切装置74が設けられている。縁切装置74は縁切バルブ75及び複数の縁切逆止弁76を備えている。
【0076】
前記制御装置51には、前記第1実施形態の図2に示す構成部材に加えて、循環ポンプ67、風呂戻サーミスタ71、風呂往サーミスタ72、風呂通水スイッチ73及び縁切装置74の縁切バルブ75がそれぞれ入出力インターフェイスを介して接続されている。また、リモコン52には風呂切換スイッチ(図示略)が設けられており、同スイッチを押下する毎に「湯張りモード」→「追焚きモード」の順に切り換わる。
【0077】
(第2実施形態の作用)
次に、前述のように構成した給湯機の動作を「湯張りモード」、「追焚きモード」の順に説明する。
【0078】
(湯張りモード)
まず、湯張りモードについて説明する。
使用者が浴槽に湯を入れるために、風呂切換スイッチにより「湯張りモード」が選択されると、制御装置51は縁切バルブ75を開弁して浴槽(図示略)への湯張りを開始する。バーナ17にて加熱された給湯用伝熱管16内のお湯は、接続管36→連結管69→縁切バルブ75→縁切逆止弁76,76の順に流れて風呂用循環回路に供給され、往管接続口63及び戻管接続口64を介して浴槽に供給される。この浴槽へのお湯の供給は、同浴槽内のお湯の水位レベルが予め設定された所定の水位レベルに達するまで継続される。
【0079】
浴槽内の水位レベルはレベルセンサ(図示略)にて検出されており、同レベルセンサにて検出された浴槽内の水位レベルが予め設定された所定水位に達すると、制御装置51は縁切バルブ75を閉弁し、湯張りを停止する。この後、使用者の使用によって浴槽内のお湯の水位が低下すれば、これがレベルセンサにて検出され、制御装置51は再び縁切バルブ75を開弁して浴槽に足し湯を行う。これにより、水位レベルが一定に保たれる。
【0080】
(追焚きモード)
次に、追焚きモードについて説明する。
風呂戻サーミスタ71にて検出された浴槽内のお湯の温度が低下して、使用者が追焚きを行うために、風呂切換スイッチにより「追焚きモード」が選択されると、制御装置51は縁切バルブ75を閉弁した状態で、循環ポンプ67を駆動させる。すると、浴槽内のお湯は戻管接続口64→循環ポンプ67→往管接続口63→浴槽の流路を循環する。浴槽水の温度は風呂戻りサーミスタ71にて検出され、この検出温度が設定温度より低ければ制御装置51はバーナ17を燃焼させ、風呂用伝熱管61内の浴槽水を加熱して設定温度まで追焚きを行う。風呂往サーミスタ72にて検出された浴槽内のお湯の温度が設定温度に達すれば制御装置51は追焚きを終了する。
【0081】
前述した湯張り及び足し湯を行う際には、リモコン52の給湯モード切換スイッチにて選択された給湯モード、即ち「ボイラモード」、「ソーラ1モード」及び「ソーラ2モード」のいずれか1つの運転モードにて給湯が行われる。従って、実施形態によれば、前記第1実施形態の(1)〜(10)番目に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
【0082】
(別例)
尚、前記実施形態は以下のように変更して実施してもよい。
・前記両実施形態において、給湯サーミスタ37を省略するようにしてもよい。このようにしても、「ソーラ2モード」において、お湯の入口側温度を制御するだけで、ほぼリモコン設定温度のお湯が出湯される。
【0083】
・両実施形態においては、燃焼可能水量を3L/minとしたが、流量0〜5L/minの範囲内で任意に変更してもよい。
(付記)
次に前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
【0084】
・混合弁を給水側に固定してバーナ燃焼を行うボイラモードと、混合弁をソーラ水側に固定してバーナ燃焼を行わないソーラ1モードと、混合弁でソーラ水と一般給水とを混合して設定温度に制御し、混合水の温度が設定温度に達しない時のみバーナ燃焼を行うソーラ2モードとを切り替え可能とした給湯機において、前記ソーラ2モードでは、給湯が開始されたとき、常にバーナが最低燃焼号数以上で燃焼するようにし、お湯の出口側温度が予め設定された設定温度になるように混合水の入口側温度を調節して供給するようにした給湯機。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、バーナを最低燃焼号数で燃焼させたときに、丁度リモコン設定温度になるように常に混合水の入口側温度を調節するようにし、この後、バーナで燃焼加熱するようにした。このため、お湯の出口側温度は常にバーナの燃焼量により管理され、給湯のための制御を簡単にすることができる。また、給湯開始時において前記太陽熱温水器と給湯機11とを接続する屋外配管内に滞留している水を、有効に温水として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における給湯器の概略構成図。
【図2】 第1実施形態における給湯器の電気的な接続図。
【図3】 第1実施形態における給湯器のソーラ2モードでの動作を示すフローチャート。
【図4】 第2実施形態における給湯器の概略構成図。
【図5】 第2実施形態における給湯器の電気的な接続図。
【符号の説明】
11…給湯機、13…混合弁、14…給湯用熱交換器、17…バーナ、
34…給水サーミスタ(入口側温度センサ)、35…流量センサ、
37…給湯サーミスタ(出口側温度センサ)、51…制御装置(制御手段)、
52…リモコン。

Claims (4)

  1. 太陽熱温水器からのソーラ水と水道からの一般給水とを混合弁により混合し、この混合水をバーナを備えた熱交換器の入口側に供給し、リモコンにて予め設定された設定温度のお湯を出口側へ供給するようにした給湯機であって、
    給湯の開始に伴い前記バーナを燃焼させると共に、前記混合水の熱交換器への入口側温度が常にバーナの最低燃焼号数に達するようにソーラ水と一般給水とを混合するために、前記設定温度と混合弁の出口側に設けた流量センサにて検出された混合水の流量とに基づいて、混合水の補正入口側温度を演算し、この補正入口側温度と混合弁の出口側に設けた入口側温度センサにて検出された実際の混合水の入口側温度との比較結果に基づいて混合弁の開閉により混合割合を調節する制御手段を設け
    前記制御手段は、給湯が開始されると、混合弁の開度が一般給水側全開とされた初期状態でバーナの燃焼が開始され、この後、混合弁のソーラ水側への開度を徐々に大きくすることでバーナの燃焼号数を減らしていき、ほぼ最低燃焼号数に達した時点での混合弁の開度を保持するとともに、熱交換器の出口側に設けた出口側温度センサにて検出された混合水の出口側温度に基づいて、この混合水の出口側温度を設定温度にさらに近づけるために、バーナの燃焼量を調節する給湯機。
  2. 前記制御手段は、給湯が終了されたとき、前記混合弁は給湯終了時における混合割合のまま開度を保持し、再び給湯が開始されたときには、前回の給湯終了時における混合割合にてソーラ水と一般給水とが混合され、給湯終了後、予め設定されたリセット時間以上経過しても次の給湯が開始されないときには、混合弁の開度を給湯終了時における混合割合から一般給水側全開へ切り換え、同混合弁が初期状態とされる請求項1に記載の給湯機。
  3. 前記バーナの最低燃焼号数は、実際の最低燃焼号数よりも余裕をもって設定されており、この最低燃焼号数は一定の範囲内で任意に調節可能とした請求項1または請求項2に記載の給湯機。
  4. 前記制御手段は、前記混合弁の出口側に設けた入口側温度センサにて検出された混合水の入口側温度に基づいて、混合弁の混合割合とバーナの燃焼号数とを設定すると共に、熱交換器の出口側に設けた出口側温度センサにて検出された混合水の出口側温度に基づいて、さらにバーナの燃焼号数を調節する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の給湯機。
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