JPH11257736A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH11257736A
JPH11257736A JP10059518A JP5951898A JPH11257736A JP H11257736 A JPH11257736 A JP H11257736A JP 10059518 A JP10059518 A JP 10059518A JP 5951898 A JP5951898 A JP 5951898A JP H11257736 A JPH11257736 A JP H11257736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の給湯装置の使用勝手を損なわずに熱交換
器の熱交換率を改良した湯張り機能付給湯装置を提供す
る。 【解決手段】給湯用熱交換器15のバーナ4の燃焼量を
熱交換率のデータによる高熱交換領域の燃焼量に制御す
るように給湯用燃焼ファン55と給湯用比例弁52を制
御すると共に給水量を出湯温度と設定温度との差に基づ
いて水量サーボ14を制御する高効率燃焼制御部61を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯装置に関し、特に浴
槽等の貯湯槽に所定量の湯を貯湯する湯張り機能を有す
る給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湯張り機能を備える給湯装置は良く知ら
れている。かかる給湯装置においては、熱交換器を備え
る燃焼室に収容されたガスバーナに供給する燃料ガスを
電磁比例弁を介して制御し、同じく燃焼室に収容された
燃焼ファンの回転数制御により燃焼用空気の供給量を制
御する燃焼量制御により出湯温度を設定温度になるよう
に制御している。
【0003】従来、かかる形式の給湯装置においては、
その熱交換器を加熱するための必要燃焼量の算出及び制
御は給湯装置に付設する制御ユニットのマイクロコンピ
ュータが給水量と給水温度及び出湯の設定温度とから必
要燃焼量を算出して、算出値に基づいて燃焼量をフィー
ドフォワード制御するか、または設定温度と出湯温度の
差に基づき、設定温度に出湯温度を一致させるように燃
焼量をフィードバック制御を行うことにより設定温度の
出湯を得ており、通常の給湯栓からの出湯を使用する場
合も、湯張りの場合も同一の燃焼制御を行っている。
【0004】従来の給湯装置における燃焼制御は、通常
給水量を制御する水量サーボを全開にして行われる。給
水温度と設定温度とによる熱交換器の熱負荷が熱交換器
の最大能力以上のときにのみ、設定温度の出湯を得るた
めに水量サーボを制御して給水量の減量制御を行うのが
一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の給湯装置に使
用する熱交換器は、加熱バーナの燃焼量により図3に示
す如く熱交換率が変化する。給湯栓を開栓して出湯を使
用する場合は、給水を早急に設定温度に加熱するため必
ずしも熱交換率の高い燃焼領域に燃焼量を維持制御する
とは限らない。湯張りの場合は所定の時間内に設定温度
の湯を貯湯出来ればよく一定の燃焼量を持続することが
可能であるため、熱交換器の熱交換率がより高い燃焼領
域、即ち図3に示す燃焼量の可変範囲において達成され
る熱交換率のうち最高の熱交換率と最低の熱交換率との
中間点以上の熱交換率を示す燃焼領域(以下、高熱交換
領域という)に燃焼量を維持して熱交換器を使用でき
る。
【0006】しかし、従来の制御の如く、水量サーボを
全開にして元水圧による成り行きのまま、何ら給水量制
御を行わないで図3に示すような熱交換率データの高熱
交換率領域に燃焼量を維持する燃焼制御では設定温度の
出湯を得ることができない場合が多く、また、熱交換器
にドレンが発生するために熱交換率が低下する現象を生
ずる。浴槽の湯張り量は200リットル程度あり燃料ガ
スの使用量が多いため、湯張り機能を使用する場合の熱
交換器の熱効率を向上させることにより給湯装置の経済
性を改善し、近年話題となっている炭酸ガス排出規制に
も資することが期待される。本発明は、熱交換器の熱交
換率を高効率に維持する燃焼制御を行い、全体として燃
焼効率の高い給湯装置を提供することを目的とする。更
に本発明は、従来の給湯装置の燃焼制御ソフトを変更す
るだけで従来の給湯装置の有する使用勝手を損なわずに
高熱交換率の燃焼制御を行わせる事が出来る給湯装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、給水管からの水を加熱する
熱交換器のバーナの燃焼量を制御して設定温度の出湯を
得る給湯装置において、バーナの燃焼量と前記給水管の
給水量とを制御する運転制御手段とを備え、前記運転制
御手段は、バーナの燃焼量に対応する熱交換器の熱交換
率のデータを保有し、熱交換器の運転を開始し出湯温度
が設定温度になる燃焼量制御を行った後、前記熱交換率
のデータに基づいて前記燃焼量をより高熱交換率の燃焼
領域に移行するように前記燃焼量を制御すると共に、出
湯温度が前記設定温度となるように前記給水量を制御す
ることを特徴とする。本発明において「高熱交換領域」
とはバーナの燃焼量の可変範囲において達成される熱交
換率のうち最高と最低との中間点以上の燃焼量領域を指
す。
【0008】上記態様によれば、運転制御手段は、熱交
換器の運転開始時は従来の燃焼量制御と同様のフィード
バック制御若しくはフィードフォワード制御を行って出
湯温度が設定温度に達した後に、熱交換率データに基づ
いて高効率燃焼領域に移行するように燃焼量の制御を行
うと共に出湯温度を検出して出湯が設定温度となるよう
に給水量制御手段をフィードバック制御する。従って、
高熱交換領域の燃焼量において設定温度の出湯を得るこ
とができるため、給湯装置の燃焼効率を改善することが
できる。
【0009】本発明の第2の態様は、給水管からの水を
加熱する熱交換器のバーナの燃焼量を制御して設定温度
の出湯を得る給湯装置において、バーナの燃焼量と前記
給水管の給水量とを制御する運転制御手段とを備え、前
記運転制御手段は、バーナの燃焼量に対応する熱交換器
の熱交換率のデータを保有し、熱交換器の運転を開始し
出湯温度が設定温度になる燃焼量制御を行った後、前記
熱交換率のデータに基づく高熱交換率の燃焼領域におけ
る給水量を算出して前記給水量を制御し、出湯温度と設
定温度との差に基づいて前記燃焼量を制御することを特
徴とする。
【0010】上記態様によれば、前記運転制御手段は、
熱交換器の運転開始時は従来の燃焼量制御と同様のフィ
ードバック制御若しくはフィードフォワード制御を行っ
て出湯温度が設定温度に達した後に、熱交換率データに
基づく高効率燃焼領域における設定温度を維持する給水
量を算出して、算出給水量になるように給水量の制御を
開始し、同時に出湯温度を検知して設定温度との差に基
づいて燃焼量をフィードバック制御する。従って、高熱
交換領域の燃焼量において設定温度の出湯を得ることが
できて給湯装置の燃焼効率が改善される。
【0011】本発明の第3の態様は、給水管からの水を
加熱する熱交換器と該熱交換器をバイパスして前記給水
管と出湯管を接続するバイパス管とを備え、前記熱交換
器のバーナの燃焼量を制御して設定温度の出湯を得る給
湯装置において、前記バーナの燃焼量と前記バイパス管
のバイパス水量とを制御する運転制御手段を備え、前記
運転制御手段は、ドレン発生限界内の近接した前記熱交
換器の出口湯温度のデータを保有し、熱交換器の運転を
開始し出湯温度が設定温度になる燃焼量制御を行った
後、前記熱交換器の出口における出湯温度を前記ドレン
発生限界内の近接した出口湯温度に維持するようにバイ
パス水量を制御することを特徴とする。
【0012】上記態様によれば、運転制御手段はバーナ
の燃焼量と前記バイパス管のバイパス水量とを制御する
運転制御手段とを備え、熱交換器の運転開始時は従来の
燃焼量制御と同様のフィードバック制御若しくはフィー
ドフォワード制御を行って出湯温度が設定温度に達した
後に、前記熱交換器の出口における出湯温度を前記ドレ
ン発生限界内の近接した出口湯温度に維持するようにバ
イパス水量をフィードバック制御するので、例えば、高
効率燃焼領域に燃焼量が制御され給水量が制御された状
態においても、熱交換器にドレン発生限界内で最大の給
水量の給水が行われ熱交換器における熱伝達効率を最大
に維持する。
【0013】本発明の他の態様においては、給水管から
の水を加熱する熱交換器と該熱交換器をバイパスして前
記給水管と出湯管を接続するバイパス管とを備え、前記
熱交換器のバーナの燃焼量を制御して設定温度の出湯を
得る給湯装置において、前記バーナの燃焼量と前記給水
管の給水量と前記バイパス管のバイパス水量とを制御す
る運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、バーナ
の燃焼量に対応する熱交換器の熱交換率のデータとドレ
ン発生限界内の近接した前記熱交換器の出口湯温度のデ
ータとを保有し、熱交換器の運転を開始し出湯温度が設
定温度になる燃焼量制御を行った後、前記熱交換率のデ
ータに基づいて前記燃焼量をより高熱交換率の燃焼領域
に移行するように前記燃焼量を制御すると共に、前記熱
交換器の出口における出湯温度を前記ドレン発生限界内
の近接した出口湯温度に維持するようにバイパス水量を
制御し、出湯温度が前記設定温度となるように前記給水
量を制御することを特徴とする。
【0014】上記態様によれば、前記運転制御手段は、
熱交換器の運転開始時は従来の燃焼量制御と同様のフィ
ードバック制御若しくはフィードフォワード制御を行っ
て出湯温度が設定温度に達した後に、熱交換率データに
基づいて高効率燃焼領域に移行するように燃焼量の制御
を行うと共に前記熱交換器の出口における出湯温度を前
記ドレン発生限界内の近接した出口湯温度に維持するよ
うにバイパス水量をフィードバック制御し、更に給水量
を出湯温度が前記設定温度となるようにフィードバック
制御するので、熱交換器は高熱交換領域の燃焼量に維持
制御されると共に有効且つ最大の給水量により最大の熱
伝達効率に維持制御され、給湯装置の燃焼効率を更に改
善することができる。
【0015】本発明における更に他の態様においては、
給水管からの水を加熱する熱交換器と該熱交換器をバイ
パスして前記給水管と出湯管を接続するバイパス管とを
備え、前記熱交換器のバーナの燃焼量を制御して設定温
度の出湯を得る給湯装置において、前記バーナの燃焼量
と前記給水管の給水量と前記バイパス管のバイパス水量
とを制御する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段
は、バーナの燃焼量に対応する熱交換器の熱交換率のデ
ータとドレン発生限界内の近接した前記熱交換器の出口
湯温度のデータとを保有し、熱交換器の運転を開始し出
湯温度が設定温度になる燃焼量制御を行った後、前記熱
交換率のデータに基づく高熱交換率の燃焼領域における
給水量を算出して前記給水量を制御すると共に、前記熱
交換器の出口における出湯温度を前記ドレン発生限界内
の近接した出口湯温度に維持するようにバイパス水量を
制御し、出湯温度と設定温度との差に基づいて前記燃焼
量を制御することを特徴とする。
【0016】上記態様によれば、前記運転制御手段は、
熱交換器の運転開始時は従来の燃焼量制御と同様のフィ
ードバック制御若しくはフィードフォワード制御を行っ
て出湯温度が設定温度に達した後に、前記熱交換率のデ
ータに基づく高熱交換率の燃焼領域における給水量を算
出して前記給水量を制御すると共に燃焼量をフィードバ
ック制御して設定温度と出湯温度が一致する高熱交換率
の燃焼領域に維持し、更に前記熱交換器の出口における
出湯温度を前記ドレン発生限界内の近接した出口湯温度
に維持するようにバイパス水量をフィードバック制御す
るので、熱交換器は高熱交換領域の燃焼量に維持制御さ
れると共に有効且つ最大の給水量により最大の熱伝達効
率に維持制御され、給湯装置の燃焼効率を更に改善する
ことができる。
【0017】更に本発明においては、前記運転制御手段
は、前記燃焼量をより高熱交換率の燃焼領域に移行する
燃焼量の制御機能を停止し、前記熱交換器の運転開始時
の燃焼量制御を選択して制御可能とすることを特徴とす
る。従って、選択により高熱交換率の燃焼領域に移行す
る燃焼量制御を停止して、前記熱交換器の運転開始時の
燃焼量制御である従来のフィードフォワード制御若しく
はフィードバック制御による燃焼量制御による給湯装置
の運転ができる。従って、従来の給湯装置の有する使用
勝手を損なうことなく、給湯装置の燃焼効率を向上させ
ることができる。また、従来の給湯装置の制御ユニット
に高熱交換領域の制御機能を有するソフトウエアを付設
するのみで給湯装置の燃焼効率が改善できる利点を有す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本実施の形態に係る給湯装置の給水
回路及び燃料ガス回路の慨略を示すシステム構成図、図
2は図1に示す給湯装置の制御ユニットの主要機能を示
すブロック構成図、図3は給湯装置に使用される熱交換
器の燃焼量と熱交換率の関係の一例を示す線図、図4は
本発明に係る給湯装置の湯張り時における第1の実施形
態の燃焼制御の手順を示すフローチャート、図5は本発
明に係る第2の実施の形態の燃焼制御の手順を示すフロ
ーチャート、図6は本発明に係る給湯装置の湯張り時に
おける第3の実施形態の燃焼制御の手順を示すフローチ
ャートである。
【0019】図1を参照して、本実施形態の給湯装置
は、給湯装置本体1とそれに接続されたリモコン2を備
え、給湯装置本体1には給湯部3と給湯用バーナ4とを
備える給湯用燃焼室5と、浴槽の追焚きに用いる追焚き
部6と追焚き用バーナ7とを備える追焚き用燃焼室8を
配設する。9は浴槽であり、10は制御ユニットであ
る。
【0020】次に給水回路について説明する。水道等に
接続される給水管11は水量センサ12、給水温度セン
サ13、水量サーボ14を介して給湯用熱交換器15に
接続する。水量センサ12は羽根車式であり給水管中を
流れる水量に応じたパルスを制御ユニット10に送出す
る。給水温度センサ13は給水の温度を検出してその信
号を制御ユニット10に送出する。水量サーボ14は電
動式の水量制御装置であって、制御ユニット10により
制御され給水管を流れる水量を制御する。
【0021】給湯用熱交換器15の下流は出湯管16に
接続する。出湯管16は、出口湯温度センサ17、出湯
温度センサ18が付設されており、その下流において注
湯管19と分岐する。出湯管16は分岐部下流において
台所等に配設される図示しない給湯栓に接続する。20
は、バイパス電磁弁21を介して給水管11と出湯管1
6を接続するバイパス管である。
【0022】出口湯温度センサ17は給湯用熱交換器1
5の出口における出湯の温度を検出して信号を制御ユニ
ット10に送る。出湯温度センサ18は出湯管16中の
湯の温度を検知してその信号を制御ユニット10に送出
する。バイパス管20に付設されるバイパス電磁弁21
は制御ユニット10に制御されて、給湯用熱交換器15
を通過する加熱水量と加熱されずにバイパス管20を経
て出湯管16に流入するバイパス水量との割合を制御す
る。
【0023】一方、出湯管16から分岐する注湯管19
は浴槽9に湯張りを行うときに湯を浴槽9に送出する導
管であって、バキュームブレーカ22、注湯電磁弁2
3、湯量センサ24を介して、循環湯路25に接続す
る。循環湯路25は浴槽9の湯を追焚きする場合に使用
し、浴槽9と追焚き部6とを循環する湯路である。
【0024】湯張り時の注湯は前記接続部26を経て、
循環水流スイッチ27、循環湯温度センサ28を介して
循環湯路25の一部を構成する追焚き用熱交換器29に
流入し、その下流に接続する往路管30aにより浴槽9
に設けられる給湯栓から浴槽9に湯張りされる。バキュ
ームブレーカ22は水道の断水等により注湯管19内が
負圧になったときに作動し浴槽9の湯が逆流するのを防
止する。注湯電磁弁23はリモコン2による湯張り指示
のあったときに、制御ユニット10により開弁する。
【0025】湯量センサ24は管中を流れる湯量に応じ
たパルスを制御ユニット10に送出する湯張り流量を計
量するための流量カウンタである。循環水流スイッチ2
7は追焚き指示があった場合に、浴槽9からの循環水量
を検知して制御ユニット10に信号を送り追焚き用バー
ナ7の燃焼開始を制御するためのものである。循環湯温
度センサ28は追焚き指示のあった場合に、浴槽9から
の循環湯の温度を検知してその信号を制御ユニット10
に送出し追焚き用バーナ7の燃焼制御を行うためのもの
である。
【0026】追焚き用の循環湯路25は前記追焚き用熱
交換器29と往路管30aと戻り路管30bとにより構
成され、戻り路管30bには浴槽9からの湯を汲み上げ
て循環湯路25に圧送するためのポンプ32を備える。
また、高速湯張りを可能とするために、注湯管19と循
環湯路25の接続部26に三方弁からなる流路切換弁
(図示せず)を備え、追焚き時は戻り路管30bと追焚
き用熱交換器29とを接続して注湯管19との接続を遮
断し、湯張り時には注湯管19を往路管30aと戻り路
管30bとに接続して両管より浴槽9に注湯するように
構成することもできる。この場合はポンプ32は流路切
替弁と追焚き用熱交換器29との間に設置される。かか
る高速湯張り機能付の給湯装置については、本出願人の
平成8年特許願第218402号に記載されている。
【0027】次に、燃料ガス回路について説明する。図
1において、都市ガス等の供給ガス管に接続される燃料
ガス管40は元電磁弁41を備え、その下流において給
湯用バーナ4に至る燃料ガス路と追焚き用バーナ7に至
る燃料ガス路とに分岐している。追焚き用バーナ7の燃
料ガス路はガバナ42、追焚き用電磁弁43を介して追
焚き用バーナ7に接続する。給湯用バーナ4は、燃焼能
力が相違する(構成する燃焼ノズルの本数が相違する)
二つのガスバーナ4a、4bからなり、燃料ガス路は給
湯用比例弁52の下流において、ガスバーナ4a,4b
にそれぞれ燃料ガスを供給する副燃料ガス路51a、5
1bに分岐し、その分岐部には切換電磁弁54a,54
bが設けられている。
【0028】元電磁弁41は各バーナ4、7に燃料ガス
を供給または遮断するために制御ユニット10により開
閉制御される。ガバナ42は追焚き用バーナ7の燃料ガ
ス流量を制御する為に制御ユニット10により通電制御
され、追焚き用電磁弁43は制御ユニット10により追
焚き用バーナ7の燃料ガス路を開閉制御する。給湯用比
例弁52は制御ユニット10により通電制御されて通電
量に応じて副燃料ガス路51a,51bを流れる燃料ガ
スの流量を連続的に制御する。更に、制御ユニット10
により給湯用バーナ4の燃料ガス路を開閉制御する給湯
電磁弁(図示せず)を設けてもよい。切換電磁弁54
a、54bは、給湯用バーナ4a,4bの燃焼に際し
て、それらのいずれか一方、あるいはその両者に燃料ガ
スを供給して燃焼せしめるように作動して給湯用バーナ
4a,4bを切り換えるためのものであり、制御ユニッ
ト10により制御されて開閉する。
【0029】給湯用燃焼室5には、制御ユニット10に
制御されて燃焼用空気を供給する給湯用燃焼ファン55
と、イグナイタ50に接続する給湯用点火プラグ56、
給湯用フレームロッド57が配設されており、追焚き用
燃焼室8にも同様に追焚き用燃焼ファン45と追焚用点
火プラグ46、追焚用フレームロッド47が配設されて
いる。
【0030】図2に制御ユニット10の主要な機能的構
成を示す。制御ユニット10は、マイクロコンピュータ
を有し、運転制御手段を構成する、給湯栓からの給湯時
の燃焼量を算出する必要燃焼量算出部60、湯張り時の
燃焼量を制御する高効率燃焼制御部61、ファン制御部
62、比例弁制御部63、切換電磁弁制御部64、元電
磁弁制御部65、水量サーボ弁制御部66、バイパス電
磁弁制御部67、湯量制御部68及び表示制御部69を
備えている。
【0031】リモコン2には、運転スイッチ70、温度
設定スイッチ71、湯張りスイッチ72、湯量設定スイ
ッチ74及び表示部75を備えており、高速湯張り機能
を有する給湯装置の場合は必要燃焼量算出部60を使用
する高速湯張りスイッチ73を備えるように構成する。
【0032】必要燃焼量算出部60は、水量センサ12
が検知する給水量と給水温度センサ13の検知する給水
温度とリモコン2の温度設定スイッチ71により設定さ
れた設定温度に基づき燃焼量を所定の演算式等を用いて
算出し、算出された燃焼量に基づいて給湯用バーナ4や
燃焼ファン55及び給湯用比例弁52を設定制御する。
または、給湯部3の運転を開始した後、必要燃焼量算出
部60は出湯温度と設定温度とが一致するように給湯用
バーナ4の燃焼量をフィードバック制御する制御機能を
有するものでもよい。
【0033】高効率燃焼制御部61は、浴槽等への湯張
り時に、リモコン2の湯張りスイッチ72が操作された
場合、必要燃焼量計算部60による燃焼量制御により出
湯温度が設定温度に一致した後に、燃焼量を高熱交換率
領域に移行する制御を行う。そのため図3に例示するよ
うな熱交換器3の燃焼量と熱交換率に関連するデータ
と、ドレン発生限界の熱交換器3における出口湯温度の
データとをメモリに保有している。
【0034】リモコン2から湯張りの指示があった場
合、高効率燃焼制御部61は、出湯温度センサ18また
は出口湯温度センサ17が検出する温度が設定温度にな
ったことを検知すると、熱交換率のデータに基づいて徐
々に燃焼量を高熱交換率領域へ移行する制御を行うと共
に水量サーボ弁制御部66に後述するフィードバック制
御を行う指示を出力する。また、ドレン発生限界の熱交
換器3における出口湯温度のデータに基づいてバイパス
電磁弁21をフィードバック制御する指示をバイパス電
磁弁制御部67に出力する。
【0035】ファン制御部62は、基本的には、必要燃
焼量算出部60及び高効率燃焼制御部61の指示する燃
焼量に対応した燃焼用空気を給湯用バーナ4に供給する
ように、給湯用燃焼ファン55に設けられた回転数セン
サにより検出される回転数が目標回転数に一致するよう
に制御する。比例弁制御部63は、基本的には、給湯用
燃焼ファン55の回転数で定まる燃焼用空気の量に対応
した燃料ガス量を給湯用バーナ4に供給するように、給
湯用燃焼ファン55の回転数に応じて目標通電量を定め
給湯用比例弁52に通電する。切換電磁弁制御部64
は、必要燃焼量算出部60により求められた必要燃焼量
に応じて、切換電磁弁54a,54bの開閉制御を行う
と共に、高効率燃焼制御部61が決定する燃焼量に対応
する給湯用バーナ4の燃焼ノズル本数に応じてバーナ4
a,4bを選択するための切換電磁弁54a,54bの
開閉制御を行う。元電磁弁制御部65は給湯用バーナ4
の燃焼開始及び燃焼停止を行う際に元電磁弁41を開閉
制御する。
【0036】水量サーボ制御部66は、高効率燃焼制御
部61の指示により出湯温度センサ18の検出温度と設
定温度とに基づいて水量サーボ14の開度をフィードバ
ック制御する。バイパス電磁弁制御部67は、高効率燃
焼制御部61が保有するドレン発生限界の給湯用熱交換
器15における出口湯温度のデータに基づいて設定され
るドレン発生限界内の近接した設定出口湯温度と出口湯
温度センサ17の検出温度とに基づいてバイパス電磁弁
21の開度を制御してバイパス水量を調節する。
【0037】湯量制御部68は、自動湯張りの際に、マ
イコン2の湯量設定スイッチ74により設定される湯張
り量または湯張り水位と湯量センサ24による流量の積
算量とを対比して、積算量が設定量を越えた時点で注湯
電磁弁23を閉にし湯張りを停止する。
【0038】次に、図4のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態の給湯装置における湯張り時の作動に
ついて説明する。給湯装置の電源を入れ、運転スイッチ
70を入れた後、ステップ101において、湯張りスイ
ッチ72を操作する。ステップ102において、水量セ
ンサ12が閉じているか否かの確認と水量サーボ14の
全閉位置の検知を行った後に注湯電磁弁23を開にする
(ステップ103)。次いで水量サーボ14を全開にし
て給水を開始し(ステップ104)、給湯用燃焼ファン
55に通電して回転を開始する(ステップ105)。ス
テップ106において、給湯用燃焼ファン55の回転を
検知し回転していない場合は異常報知を行い、回転を検
知した場合は、ステップ107において、イグナイタ5
0を作動し、元電磁弁41、給湯電磁弁53を開にし給
湯用比例弁52を開にして給湯用バーナ4に点火を行
い、フレームロッド57が燃焼を検知した後イグナイタ
50の作動を停止する等一連の点火制御を実行してバー
ナの燃焼を開始する。
【0039】ステップ108において、リモコン2によ
る設定温度が所定温度(本実施形態においては50℃)
以下であるか否かを判断し以下である場合はバイパス電
磁弁21をオンにし加熱水量とバイパス水量の割合を所
定値に設定する(ステップ109)。設定温度が所定温
度を越える場合はバイパス電磁弁21はオフに維持す
る。ステップ110において、必要燃焼量算出部60が
算出する目標燃焼量に基づく給湯能力が所定値と対比さ
れて、その対比結果に基づいて切換電磁弁54a,54
bを作動してバーナを選択する(ステップ111)。
【0040】本実施の形態においては、ステップ112
において算出した目標燃焼量に制御するように給湯用燃
焼ファン55と給湯用比例弁52を制御し、出湯温度を
設定温度に一致させる。ステップ113において、高効
率燃焼制御部61の指示により燃焼量が高熱交換率領域
へ移行する制御を行う。ステップ114において、水量
サーボ14の開度が減少側へ制御され制御する。ステッ
プ115において、出湯温度が設定温度と一致している
か否かを判定し、差のある場合はステップ114に戻っ
て水量サーボ14の制御を行う。ステップ115で設定
温度と一致している場合は、水量サーボ14の開度を維
持したまま湯張りを継続する。
【0041】ステップ116において給湯栓が開栓され
たかを判断し(湯量センサ24の水量と水量センサ12
の水量の差より判断する)開栓された場合は、ステップ
118に進んで注湯電磁弁23を直ちに閉弁して、高効
率燃焼制御部61による燃焼制御を停止し、必要燃焼量
算出部60による燃焼制御を開始する。即ち湯張りを停
止して給湯栓からの出湯を優先する制御を行う。
【0042】ステップ116において給湯栓が閉弁と判
断された時はそのまま湯張りを継続し、ステップ117
において設定湯張り量になったかか否かが判定され、設
定湯張り量に至った場合はステップ118で注湯電磁弁
23を閉弁し湯張りを終了する。また、湯量制御の方法
としては、マイコン2により湯張り時間を設定し、制御
ユニット10のタイマー(図示せず)が設定時間になっ
た時点で注湯電磁弁23を閉に制御するようにしてもよ
い。
【0043】本発明の第2の実施の形態を図5を参照し
て説明する。ステップ101からステップ112までは
図4に示す上記第1の実施の形態と同様の制御手順を行
う。図5において、従来の燃焼制御と同様の燃焼量制御
により運転を開始し、出湯が設定温度に達した後に、ス
テップ113において、高効率燃焼制御部61は保持す
る熱交換率のデータと設定温度とに基づいて高熱交換領
域の燃焼量における給水量を算出し、算出給水量となる
ように水量サーボ14の制御を開始する。同時に、ステ
ップ114において、出湯温度を検出しながら出湯温度
を維持するように燃焼量の制御を開始する。
【0044】ステップ115において出湯温度が設定温
度と一致しているか否かの判定が行われ、出湯温度が設
定温度と一致していない場合はステップ114に戻っ
て、燃焼量のフィードバック制御を行う。
【0045】本発明に係る第3の実施の形態は、高効率
燃焼制御部61がドレン発生限界の出口湯温度(本実施
形態においてはドレン発生限界を47℃とした)に近接
した出口湯温度(例えば47.5℃〜48℃)を設定し
て、出口湯温度センサ17の検出温度と前記設定出口湯
温度との差に基づいてバイパス電磁弁21の開度をフィ
ードバック制御する。
【0046】本発明の第3の実施の形態においては、バ
イパス電磁弁21の開度をドレン発生限界内において最
大の給水量を給湯用熱交換器15に給水するように制御
することにより高熱交換領域の燃焼量における給湯用熱
交換器15の熱交換率の向上を図る。
【0047】従来の給湯装置においては、使用中にバイ
パス電磁弁21の開度を変更することは、変更の瞬間出
湯温度が急変するため通常は行われない。しかし、湯張
り時においては瞬間的な出湯の変動が許容できるのでバ
イパス電磁弁21を制御することにより、高熱交換領域
の燃焼量においてドレン発生限界内で熱交換器への給水
量を最大に維持することにより熱交換器の燃焼効率を改
善する。
【0048】図6を参照して制御手順を説明する。図6
に示すステップ121以前の制御手順は前述した図4に
示すステップ101〜ステップ111と同様に行う。ス
テップ121において、必要燃焼量算出部60の算出し
た目標燃焼量に制御するように給湯用燃焼ファン55と
給湯用比例弁52を制御し、出湯温度を設定温度に一致
させる。または、出湯温度の検知によるフィードバック
制御により燃焼量を制御して出湯温度を設定温度に一致
させてもよい。ステップ122において、高効率燃焼制
御部61が燃焼量を高熱交換率領域へ移行する制御を行
う。
【0049】即ち、従来の燃焼制御と同様の燃焼量で運
転を開始し、出湯が設定温度に達した後に高効率燃焼制
御部61が保持する熱交換率のデータに基づいて燃焼量
を高熱交換領域へ移行させる制御を行う、と同時にステ
ップ123において出湯温度を設定温度に維持するよう
に水量サーボ14を制御し、ステップ124においてバ
イパス電磁弁21の制御を開始する。
【0050】ステップ125において出口湯温度センサ
17の検出温度がドレン発生限界内の設定出口湯温度
(47.5℃)か否かを判定し、差のある場合は、ステ
ップ124に戻ってバイパス電磁弁21の開度を制御し
て設定出口湯温度と一致するようにバイパス電磁弁21
をフィードバック制御する。ステップ126において出
湯温度が設定温度か否かを判定し、差のある場合はステ
ップ123に戻って水量サーボ14を制御して設定温度
の出湯を得るように給水量を制御する。ステップ125
における出口湯温度の判定は、本実施の形態においては
熱交換器の出口に設置した出口湯温度センサ17により
検出しているが、出湯温度センサ18の検出値とバイパ
ス電磁弁21の開度とから出口湯温度を算出して行うよ
うにすることもできる。
【0051】第3の実施の形態によれば、当初従来の算
出燃焼量と同様の燃焼量で熱交換器の運転を行い、また
は、従来の出湯温度と設定温度の差異に基づくフィード
バック制御による燃焼量制御により、出湯が設定温度に
達した後に、燃焼量を高熱交換領域に移行させると同時
に設定温度と出湯温度との差に基づいて出湯が設定温度
になるように水量サーボ14をフィードバック制御し、
同時にバイパス電磁弁21を設定出口湯温度を維持する
ようにフィードバック制御行う。かかる制御により、給
湯部3は高熱交換領域の燃焼量とドレン発生限界に近接
した最大給水量に制御され高い熱交換率に維持され、出
湯温度を設定温度に一致させる制御はバイパス電磁弁2
1と水量サーボ14の開度により定まるバイパス水量に
より行われる。
【0052】極寒の地等において給湯装置を使用する
際、給水温度が低過ぎて高効率燃焼領域の燃焼量では設
定温度に至らない場合が生ずる可能性がある。この様な
場合は必要燃焼量算出部60による燃焼制御に自動的に
変更して湯張りを継続するように構成してもよい。
【0053】また、この様な場合は設定温度以下の注湯
温度のまま設定湯量の湯張りを行い、注湯電磁弁23を
閉弁した後に、自動的にポンプ32を作動させ追焚き用
バーナ7に点火して浴槽に湯張りされた貯湯を循環湯路
25を循環させて追焚き用熱交換器29により設定温度
まで加熱するように構成することも出来る。かかる構成
にすれば、湯張り時間中の貯湯からの放熱量を抑制する
効果が期待できる。
【0054】また、前記実施の形態においては、湯張り
時に高効率燃焼制御部61を使用する例のみを記載した
が、給湯栓を使用する場合やその他の装置等に給湯する
場合においても、出湯温度と設定温度の一致が緩慢であ
ってもよい条件の場合や一定時間以上給湯する場合は高
効率燃焼制御部61により燃焼制御を行うように構成し
て給湯装置の経済性を向上させることができる。
【0055】以上、本発明においては、熱交換器の高熱
交換領域における燃焼量を可及的に維持制御し、更に当
該燃焼量に対応するドレン発生限界に近い有効最大給水
量を維持するよう制御するので熱交換器の熱効率が改良
され、更に、従来と同一の燃焼制御と選択的に使用する
ように構成することが容易にできるので、従来の給湯装
置の使い勝手を損なうことのない燃焼効率の改善された
給湯装置を提供することができ、既に設置されて使用中
の従来の給湯装置の燃焼効率の改善も容易に行うことが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である給湯装置の給
水回路及び燃料ガス回路の概略を示すシステム構成図。
【図2】図1に示す給湯装置の制御ユニットの主要機能
を示すブロック構成図。
【図3】給湯装置に使用される熱交換器の燃焼量と熱交
換率の関係の一例を示すグラフ。
【図4】本発明に係る給湯装置の湯張り時における第1
の実施の形態の燃焼制御の手順を示すフローチャート。
【図5】本発明に係る給湯装置の湯張り時における第2
の実施の形態の燃焼制御の手順を示すフローチャート。
【図6】本発明に係る給湯装置の湯張り時における第3
の実施の形態の燃焼制御の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1──給湯装置本体、2──リモコン、3──給湯部、
4──給湯用バーナ、9──浴槽、10──制御ユニッ
ト、11──給水管、13──給水温度センサ、14─
─水量サーボ、15──給湯用熱交換器管、17──出
口湯温度センサ、18──出湯温度センサ、21──バ
イパス電磁弁、23──注湯電磁弁、24──湯量セン
サ、52──給湯用比例弁、54──切換電磁弁、55
──給湯用燃焼ファン、60──必要燃焼量算出部、6
1──高効率燃焼制御部、62──ファン制御部、63
──比例弁制御部、64──切換電磁弁制御部、66─
─水量サーボ制御部、67──バイパス電磁弁制御部、
68──湯量制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水管からの水を加熱する熱交換器のバー
    ナの燃焼量を制御して設定温度の出湯を得る給湯装置に
    おいて、バーナの燃焼量と前記給水管の給水量とを制御
    する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、バー
    ナの燃焼量に対応する熱交換器の熱交換率のデータを保
    有し、熱交換器の運転を開始し出湯温度が設定温度にな
    る燃焼量制御を行った後、前記熱交換率のデータに基づ
    いて前記燃焼量をより高熱交換率の燃焼領域に移行する
    ように前記燃焼量を制御すると共に、出湯温度が前記設
    定温度となるように前記給水量を制御することを特徴と
    する給湯装置。
  2. 【請求項2】給水管からの水を加熱する熱交換器のバー
    ナの燃焼量を制御して設定温度の出湯を得る給湯装置に
    おいて、バーナの燃焼量と前記給水管の給水量とを制御
    する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、バー
    ナの燃焼量に対応する熱交換器の熱交換率のデータを保
    有し、熱交換器の運転を開始し出湯温度が設定温度にな
    る燃焼量制御を行った後、前記熱交換率のデータに基づ
    く高熱交換率の燃焼領域における給水量を算出して前記
    給水量を制御し、出湯温度と設定温度との差に基づいて
    前記燃焼量を制御することを特徴とする給湯装置。
  3. 【請求項3】給水管からの水を加熱する熱交換器と該熱
    交換器をバイパスして前記給水管と出湯管を接続するバ
    イパス管とを備え、前記熱交換器のバーナの燃焼量を制
    御して設定温度の出湯を得る給湯装置において、前記バ
    ーナの燃焼量と前記バイパス管のバイパス水量とを制御
    する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、ドレ
    ン発生限界内の近接した前記熱交換器の出口湯温度のデ
    ータを保有し、熱交換器の運転を開始し出湯温度が設定
    温度になる燃焼量制御を行った後、前記熱交換器の出口
    における出湯温度を前記ドレン発生限界内の近接した出
    口湯温度に維持するようにバイパス水量を制御すること
    を特徴とする給湯装置。
  4. 【請求項4】給水管からの水を加熱する熱交換器と該熱
    交換器をバイパスして前記給水管と出湯管を接続するバ
    イパス管とを備え、前記熱交換器のバーナの燃焼量を制
    御して設定温度の出湯を得る給湯装置において、前記バ
    ーナの燃焼量と前記給水管の給水量と前記バイパス管の
    バイパス水量とを制御する運転制御手段とを備え、前記
    運転制御手段は、バーナの燃焼量に対応する熱交換器の
    熱交換率のデータとドレン発生限界内の近接した前記熱
    交換器の出口湯温度のデータとを保有し、熱交換器の運
    転を開始し出湯温度が設定温度になる燃焼量制御を行っ
    た後、前記熱交換率のデータに基づいて前記燃焼量をよ
    り高熱交換率の燃焼領域に移行するように前記燃焼量を
    制御すると共に、前記熱交換器の出口における出湯温度
    を前記ドレン発生限界内の近接した出口湯温度に維持す
    るようにバイパス水量を制御し、出湯温度が前記設定温
    度となるように前記給水量を制御することを特徴とする
    給湯装置。
  5. 【請求項5】給水管からの水を加熱する熱交換器と該熱
    交換器をバイパスして前記給水管と出湯管を接続するバ
    イパス管とを備え、前記熱交換器のバーナの燃焼量を制
    御して設定温度の出湯を得る給湯装置において、前記バ
    ーナの燃焼量と前記給水管の給水量と前記バイパス管の
    バイパス水量とを制御する運転制御手段とを備え、前記
    運転制御手段は、バーナの燃焼量に対応する熱交換器の
    熱交換率のデータとドレン発生限界内の近接した前記熱
    交換器の出口湯温度のデータとを保有し、熱交換器の運
    転を開始し出湯温度が設定温度になる燃焼量制御を行っ
    た後、前記熱交換率のデータに基づく高熱交換率の燃焼
    領域における給水量を算出して前記給水量を制御すると
    共に、前記熱交換器の出口における出湯温度を前記ドレ
    ン発生限界内の近接した出口湯温度に維持するようにバ
    イパス水量を制御し、出湯温度と設定温度との差に基づ
    いて前記燃焼量を制御することを特徴とする給湯装置。
  6. 【請求項6】前記運転制御手段は、前記燃焼量をより高
    熱交換率の燃焼領域に移行する燃焼量の制御機能を停止
    し、前記熱交換器の運転開始時の燃焼量制御を選択して
    制御可能とすることを特徴とする請求項1、2、4、5
    のうちいずれか1項記載の給湯装置。
  7. 【請求項7】前記運転制御手段は、湯張りの指示がある
    ときに前記燃焼量をより高熱交換率の燃焼領域に移行す
    る燃焼量の制御を行い、湯張り中に他の給湯栓の開状態
    を検知したときは直ちに高熱交換率の燃焼領域に移行す
    る燃焼量の制御を停止して、前記熱交換器の運転開始時
    の燃焼量制御を選択して制御することを特徴とする請求
    項1、2、4、5のうちいずれか1項記載の給湯装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002608A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Rinnai Corp 貯湯式給湯装置
JP2010255881A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Yazaki Corp 太陽熱給湯システム及びその削減ガス使用体積量算出方法
JP2011099639A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Rinnai Corp 給湯装置
JP2014077583A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Rinnai Corp 給湯システム

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