JP4070231B2 - 空気清浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、空気中に含まれるガスや塵埃などの汚染物質を除去するため、液体を使用する空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気中の複数種類のガスや煙、塵、埃などを除去するための空気清浄機において、内部に処理液を有するタイプのものがある。このタイプにおいては、空気を取り込み内部の処理液と気液接触を利用して処理する。この処理方法では、汚染物質を含む空気と処理液としての水とが接触することにより、空気内の汚染物質が水に溶解して処理される。
【0003】
特開平10−309432号においては、吸収液のpH値を所定の範囲内にすることでガスの溶解性の劣化を防止する可溶性ガス除去装置を開示している。この装置では、中性またはその近傍のpHの吸収液でよく吸収されるガスであれば、効率よく処理し続けることができる。しかし中性の水または中性に近い水を使用すると空気中に含まれている臭気成分が必ずしも十分に除去されない。つまり酸性ガスやアルカリ性ガスの場合は、処理されにくく、これらに特化した高効率の除去が期待できない。
【0004】
そこで処理液として酸性水またはアルカリ性水を用いる空気清浄機もある。特許第3349359号において、効率よく酸性ガスとアルカリ性ガスを除去するため、酸性水でアルカリ性ガスを、アルカリ性水で酸性ガスを除去する空気清浄機が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように空気と気液接触によって塵埃や吸気成分を除去する場合、処理液として酸性水またはアルカリ性水を使用しても、空気中に含まれる除去する汚染物質の性質により、吸収されやすい処理液のpHが異なるため、処理すべき空気内の臭気成分に対し、適応するpH(水素イオン濃度)の処理液でなければ、十分な除去効果が得られない。また空気中には多種類の汚染物質が含まれていることが多く、したがってこれら全てを処理するのは、困難である。
【0006】
また特許第3349359号における酸性水とアルカリ性水を使用する空気清浄機では、酸性のガスまたはアルカリ性のガスを処理する場合、中性の水を使用する場合に比べ効率はよいが、pH値の制御ができないため、汚染物質を除去するのに最適なpH値とずれていた場合、効率よく汚染物質を除去できるとはいえない。この発明では、酸及びアルカリによる処理槽がそれぞれ必要であるという問題点もある。さらに長期間、同一の槽内に酸のみ、もしくはアルカリのみを保持しておくと、酸性水で処理する槽はこの酸性水により、アルカリ性水で処理する槽はこのアルカリ性水により処理槽自体が劣化する。
【0007】
そこで複数の汚染物質が含まれる空気を清浄化することのできるこれらの問題点を解決した空気清浄機が望まれている。本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、各種臭気成分を効率よく処理する空気清浄機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
そこで本発明は、空気と処理液とを接触させることにより、空気中の汚染物質をその処理液で処理して減少させる気液接触手段と、空気を取り込み気液接触手段へ導入する送気手段および吸気手段の少なくとも一つと、気液接触手段の前記処理液のpHを経時的に変化させるpH制御手段とを備え、前記pH制御手段は、酸性水を貯蔵する酸性水貯蔵部と、アルカリ性水を貯蔵するアルカリ性水貯蔵部と、前記酸性水貯蔵部の酸性水と前記アルカリ性水貯蔵部のアルカリ性水とをそれらの供給の割合を変化させて前記気液接触手段へ供給するとともに前記気液接触手段の前記処理液を排水することに基づいて前記気液接触手段のための所望のpHに調整された前記処理液を生成する制御装置とを含むことを特徴とする。
【0009】
気液接触手段の処理液のpHを経時的に変化させるためのpH制御手段を有することにより、空気中に含まれる臭気成分などの汚染物質が反応しやすいpHに処理液が変化し、複数の汚染物質を処理することができる。したがって例えば、酸性を示す汚染物質を除去するには、アルカリ性の処理液と接触させ、アルカリ性を示す物質を除去するには、酸性の処理液と接触させると効率よく除去することができるが、処理液のpHを経時的に変化させるため、双方の物質を処理することも可能となる。
【0010】
また処理液のpHを経時的に制御し、特定のpH値である時間を長くしたりすることにより、除去対象ガスを特に効率よく処理することができる。また空気中の汚染物質に合わせて、pHの変化を段階的に設定すれば、複数のガスを効率よく処理することができる。また処理液のpHを変化させるため、処理液を入れる処理液槽が一つであればよく、省スペース化を図ることができる。さらに処理液槽の中の処理液を酸とアルカリとを交互に切りかえるため、一つの槽内に酸のみ、もしくはアルカリのみを保持しておいた場合に比べ、処理液槽の劣化を抑えることもできる。
【0011】
pH制御手段は、異なるpHの溶液を有する複数の供給手段と、溶液を気液接触手段へ供給し、および気液接触手段の処理液を排水する制御装置とを含む。これにより異なるpHの溶液を制御装置により、気液接触手段へ送ることができる。この異なるpHの溶液の気液接触手段への供給割合を制御装置によって変化させることにより、気液接触手段の処理液のpHを経時的に変化させることができる。
【0012】
処理液のpH制御手段は、酸性水を貯蔵する酸性水貯蔵部と、アルカリ性水を貯蔵するアルカリ性水貯蔵部と、前記酸性水貯蔵部の酸性水と前記アルカリ性水貯蔵部のアルカリ性水とを気液接触手段へ供給し、および気液接触手段の処理液を排水する制御装置とを含むものである。
【0013】
異なるpHの溶液を有する複数の供給手段として、酸性水貯蔵部とアルカリ性水貯蔵部とを制御装置を介して処理液のある水槽へ接続する。酸性水貯蔵部には酸性水を、アルカリ性水貯蔵部にはアルカリ性水を貯蔵しておき、制御装置の働きにより、水槽内の処理液のpHを経時的に変化させることができる。
【0014】
さらにpH制御手段は、中性水を貯蔵する中性水貯蔵部を含むものとすることもできる。酸性水貯蔵部とアルカリ性水貯蔵部とに加え、中性水貯蔵部を含むことにより、気液接触手段の処理液のpHの経時的な変化を容易にできる。
【0015】
別の形態としてpH制御手段は、水を電気分解することにより酸性水とアルカリ性水とを生成する電解槽と、電解槽で生成された酸性水と前記アルカリ性水とを気液接触手段へ供給し、および前記気液接触手段の処理液を排水する制御装置とを含むものである。
【0016】
供給手段として、酸性水とアルカリ性水とを生成する電解槽を制御装置を介して処理液のある気液接触手段へ接続し、気液接触手段へこれらを給水することで処理液のpHを変化させることができる。制御装置の働きにより、水槽内の処理液のpHを経時的に変化させることができる。
【0017】
以上の形態に加えて、pH制御手段は、気液接触手段の処理液のpHを測定するpH計測手段を含むものとすることができる。pH計測手段を備えることにより、気液接触手段の処理液のpHを計測できる。この計測値を電気信号として制御装置へ送り、この信号によって制御装置が、酸性水とアルカリ性水を給水したり、気液接触手段の処理液を排水したりするようにできる。これによって、気液接触手段のpHを経時的に変化させることができる。
【0018】
気液接触手段は、送気手段により空気清浄機内へ導入された空気を処理液内に散気し、処理液と空気とを接触させ、空気中の汚染物質を処理するものとすることができる。送気手段によって空気清浄機内に導入された空気は、散気され、処理液と接触することにより、ガス、塵埃などの汚染物質を処理液によって、空気中から処理できる。
【0019】
気液接触手段は、流動する処理液と、送気手段または吸気手段により空気清浄機内へ導入された空気とを、空気が流動する処理液を通過することにより接触させ、空気中の汚染物質を処理するものとすることができる。流動する処理液と、空気清浄機内に導入された汚染された空気とを接触させることにより、空気中の汚染物質を処理できる。
【0020】
気液接触手段は、含浸部材内を流動する処理液と、送気手段または吸気手段により空気清浄機内へ導入された空気とを、空気が含浸部材を通過することにより接触させ、前記空気中の汚染物質を処理するものとすることができる。含浸部材内を落下する処理液と汚染された空気とが接触することにより、空気中の汚染物質を処理できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。図1に、散気部を備えた空気清浄機の概念図を示す。空気清浄機1の内部には、水槽6があり、水槽6には空気に含まれる汚染物質を処理するために、処理液7が入れられている。水槽6へ空気2を送るために、送気手段としてファン3が取り付けられており、ファン3が送気管4によって散気部(曝気部ともいう)としてのエアプレート5と結合されている。エアプレート5は、多数の孔が空いている。また空気清浄機1には、水槽外部に処理液7のpHを変化させるための電解槽15が備えられ、電解槽15と水槽6との間には、制御装置11が備えられている。電解槽15と制御装置11は、酸性水導入管16とアルカリ性水導入管17で接続されており、これらの導入管を通って、酸性水やアルカリ性水が制御装置11へ運ばれる。また制御装置11と水槽6とは、処理液導入管12と処理液排出管13で接続されており、処理液導入管12を通って、酸性水やアルカリ性水が制御装置11から水槽6へ運ばれ、処理液排出管13を通って、処理液7が水槽6から制御装置11へと運ばれる。その処理液7は、制御装置11の排水口14から排水される。
【0022】
電解槽15は、内部に水を貯蔵し、この水を電気分解する。電解槽15内には、2つの電極18,19が設置してあり、この電極18,19に通電することにより、水の電気分解を行う。水の電気分解を行うと、それぞれの電極18,19付近に、酸性水、アルカリ性水が生成される。電解槽15のアルカリ性水生成側21と酸性水生成側20とにそれぞれアルカリ性水導入管17と酸性水導入管16がつながっており、これらの導入管は、制御装置11とつながっている。
【0023】
制御装置11は、酸性水導入管16またはアルカリ性水導入管17のどちらかまたは両方から、水槽6側へ処理液導入管12を通って溶液を導入することができる。この酸性水、アルカリ性水のどちらかまたは両方を制御装置11にて空気清浄機内の水槽6に送り込むことによって、水槽6内の処理液7のpHを変化させることができる。また制御装置11には、処理液の排水口14が設置されており、不必要な汚染された処理液7は、制御装置11により、空気清浄機1外へ排水口14から排水される。
【0024】
ファン3により、汚染された空気が、空気清浄機1内へ取り込まれる。ファン3によって吸い込まれた空気2は、送気管4を通り、水槽6中にあるエアプレート5から水槽6内の処理液7内に排出される。エアプレート5から排出された空気は、気泡となり、処理液内を通過する間に汚染物質が除去され、水槽6の上部へと上昇していく。この後空気排出口9より、排出される。
【0025】
複数の汚染物質を含む空気の場合、処理液のpHをある一定値に維持したままであると除去されにくい物質がそのまま処理されずに排出されることになる。すなわちそれぞれの汚染物質は、吸収されやすいpH値があるため、処理液のpHが経時的に変化するようにすれば、汚染空気内の複数の汚染物質を吸収処理できる。
【0026】
そこで制御装置11により、水槽6内の処理液7を排出し、電解槽15内の酸性水またはアルカリ性水を水槽6へ導入することにより、水槽6内の処理液7のpHを変化させる。水槽6の処理液7のpHは、経時的な変化をするように、制御装置11が処理液7の排出や、酸性水やアルカリ性水の供給を行う。
【0027】
空気清浄機内の気液接触手段の処理液のpHが経時的な変化をする様子を概念的に図2に示す。図は横軸が時間、縦軸が処理液のpHを表す。時間によって、処理液が、中性からアルカリ性、中性、酸性、中性と連続的に変化するようにする。これは、pH制御手段によって行う。このようにすれば、汚染空気の中に、酸性に吸収されやすい物質とアルカリ性に吸収されやすい物質とが存在していても、両方を処理することができる。例えば、汚染空気中に汚染物質Aと汚染物質Bが存在しており、汚染物質AはpH9前後、汚染物質Bは、pH6前後で吸収されやすい性質を持つとする。図に示すように時間によって水槽中の処理液のpHを変化させると、pHが9前後となったとき、汚染物質Aが吸収されやすい。またpHが6前後になれば、汚染物質Bが吸収されやすくなる。処理する汚染物質の種類によって、水槽内の処理液のpHをどのように変化させるかを決められるようにしておけば、より効率の良い除去が可能となる。
【0028】
図3に処理液のpHの経時的な変化の別の例を示す。図に示すように、処理液をある一定時間中性にし、その後、例えばpHを9にする。一定の時間、この状態で空気清浄機を稼働した後、pHを5にする。一定の時間稼働すれば、中性にする。このようにして処理液のpHをpH制御手段によって変化させることにより、複数の汚染物質を処理することができる。
【0029】
さらに図4に処理液のpHの経時的な変化の別の例を示す。図に示すように、処理液のpHの変化を、アルカリ性として多段階に、酸性としても多段階に変化させる。例えば、アルカリ性として、pHを8と9、酸性としてpHを6と5になるように変化させる。このようにすれば、酸性を示す物質が複数汚染空気に含まれ、pHが8で吸収されやすい物質、pHが9で吸収されやすい物質があるとしても、共に処理することができる。またpHが9の時に処理されやすい物質が、pHが8の時に処理されやすい物質より、汚染空気中に多く含まれているなら、処理液のpHが9である時間を長くすれば、効率よく処理できる。
【0030】
また汚染空気中に酸性水により処理されやすい物質が含まれていない場合は、処理液が酸性とならない範囲、すなわちアルカリ性か中性の範囲で、経時的な変化をさせてもよい。
【0031】
図5に散気部を備えた空気清浄機35に、pH計測装置36を設置した実施例を示す。水槽6内にpH計測装置36を設置し、このpH計測装置36は、制御装置11と電気的に接続されている。他の構造は、前述の実施例(空気清浄機1)と同様である。
【0032】
送気手段としてのファン3によって空気清浄機6内に導入された汚染空気2は、送気管4によってエアプレート5にまで移動し、エアプレート5から放出され、気泡となり、処理液7と気液接触を起こす。こうして汚染空気を処理すると処理液7のpHが変化する。これをpH計測装置36で計測し、この計測値を電気的に接続されている制御装置11へ伝達する。この信号によりpHが所定の経時変化を起こすように、制御装置11が働き、処理液排出管13から排水口14へ処理液7を排水し、また電解槽15から酸性水またはアルカリ性水を水槽6へ供給する。
【0033】
図6に散気式による空気清浄機に、pH制御手段として貯蔵部が接続されている実施例を示す。本実施例の空気清浄機40は、処理液7を貯蔵する水槽6に制御装置11を介して酸性水貯蔵部41、アルカリ性水貯蔵部42、および中性水貯蔵部43が接続されている。中性水貯蔵部43は省略することもできる。酸性水貯蔵部41には酸性水を、アルカリ性水貯蔵部42にはアルカリ性水を、中性水貯蔵部43には中性水を予め貯蔵しておく。酸性水貯蔵部41は、酸性水導入管16により、アルカリ性水貯蔵部42は、アルカリ性水導入管17により、中性水貯蔵部43は、中性水導入管44により制御装置11と接続されている。制御装置11は、処理液導入管12と処理液排出管13により水槽6と接続されている。送気手段であるファン3によって空気清浄機40内へ空気が送られ、散気部(曝気部)としてのエアプレート5から処理液7内に排出され、汚染空気と処理液とが気液接触する点は、前述と同様である。
【0034】
水槽6内の不要になった処理液7の一部または全部は、処理液排出管13、制御装置11を通り、排水口14より排出される。どの程度の量の処理液7をどのタイミングで排出するかは、制御装置11の作用により行う。また酸性水貯蔵部41の酸性水、中性水貯蔵部43の中性水、あるいはアルカリ性水貯蔵部42のアルカリ性水を所望のpHとなるように水槽6へ導入する。導入する酸性水、中性水、アルカリ性水の量を経時的に変化させる。例えば、空気清浄機運転開始後、初めは酸性水を多く水槽6へ導入し、水槽6の処理液を酸性にする。その後、アルカリ性水を多く水槽6へ導入し、水槽6の処理液をアルカリ性にする。さらにその後、再び酸性水を多く水槽へ導入する。また必要に応じて処理液を処理液排出管13、制御装置11を通って、排水口14から排出する。このようにすれば、水槽6内の処理液7のpHが経時的に変化することになる。これにより、汚染空気の各種臭気成分が除去されやすくなる。
【0035】
前述の実施例の空気清浄機35(図5)と同様に、水槽内にpH計測装置を設置し、水槽内の処理液のpHを測定してもよい。この場合、測定値を制御装置へ電気的な信号として伝達し、この信号によって、制御装置が水槽内の処理液を排出したり、酸性水やアルカリ性水を水槽へ供給したりし、水槽内の処理液のpHを経時的に変化させる。
【0036】
以上の散気式(曝気式)空気清浄機において、散気部は、空気を排出できる形態であればよく、必ずしもエアプレートでなくてもよい。空気を排出できるものであれば、例えば球状や円筒状の形状とすることもできる。また多数の孔のある形態に限られない。また散気部を備えずに、送気管の先端から直接処理液中に空気を排出する形態としてもよい。
【0037】
図7に水膜・噴霧式の空気清浄機において、pH制御手段として、電解槽を接続した実施例を示す。この空気清浄機50は、水槽51と放水部54とを含み、水槽51と放水部54との間には、循環ポンプ52が設置され、水槽51と循環ポンプ52と放水部54とは、循環パイプ53によって結ばれている。制御装置11と電解槽15は、酸性水導入管16とアルカリ性水導入管17とによって接続されている。制御装置11は、電解槽15から酸性水またはアルカリ性水を水槽51側に供給する。供給する酸性水またはアルカリ性水の割合を変化させることにより、循環する処理液55のpHを経時的に変化させる。これにより各種の汚染物質を吸収除去することができる。また必要に応じて、制御装置11は、循環する処理液55を排出口14より排出する。空気清浄機50内には、吸気手段としてファン3が設置されている。なおファンは、送気手段とし放水部上流側へ設置してもよいし、送気手段と吸気手段の双方を設置してもよい。
【0038】
循環ポンプ52によって水槽51内の処理液55は、空気清浄機50内の上部の放水部54まで汲み上げられ、放水部54より水槽51内へ放水される。処理液は、水膜を形成するように放水してもよいし、噴霧して霧状に放水してもよい。放水部54から水槽51へ放水された処理液55は、再び循環ポンプ52によって、放水部54へと循環する。空気清浄機50内には、吸気手段としてファン3が備えられておりファン3の回転によって、空気導入口61より空気2が導入される。
【0039】
ファン3によって空気清浄機50内へ導入された空気2は、放水部54から水槽51へ放水され、落下中の流動する処理液55内を通過することにより、処理液55と接触する。この気液接触により、空気中の汚染物質は、処理液55に溶解し、汚染物質が除去された空気8が、ファン3を通過して、空気清浄機50外へ排出される。
【0040】
本実施例の場合も同様に、制御装置11により処理液55を処理液排出管13から排水口14を通って排水する。また電解槽15から酸性水またはアルカリ性水を水槽51側へ導入する。この動作を時間によって行い、処理液55のpHを経時変化させる。これにより複数種類の汚染物質が処理されやすくなる。
【0041】
図7に示した実施例の空気清浄機50の水槽内にpH計測装置を設置し、このpH計測装置により、処理液のpHを測定するようにもできる。処理液のpHを測定し、その測定値を電気的に制御装置へ送る。これによって、処理液が時間により所定のpH変化をするように、制御装置は、水槽の処理液を処理液排水管から排水口へ排出し、電解槽から酸性水またはアルカリ性水を給水する。
【0042】
図8に水膜・噴霧式の空気清浄機に、貯蔵部を設置した実施例を示す。酸性水貯蔵部41、アルカリ性水貯蔵部42、中性水貯蔵部43が、制御装置11を介して、循環ポンプ52に接続されている。中性水貯蔵部43は、省略できる。他の構造は、空気清浄機50(図7)と同様である。
【0043】
循環ポンプ52によって水槽51内の処理液55は、空気清浄機70の上部の放水部54まで汲み上げられ、放水部54より水槽51内へ放水される。処理液は、水膜を形成するように放水してもよいし、噴霧して霧状に放水してもよい。放水部54から水槽51へ放水された処理液55は、再び循環ポンプ52によって、放水部54へと汲み上げられ循環する。空気清浄機70内には、ファン3が備えられており、ファン3によって、空気導入口61より空気2が導入される。
【0044】
ファン3によって空気清浄機70内へ導入された空気2は、放水部54から水槽51へ放水され落下中の処理液55内を通過することにより、処理液55と気液接触する。このとき、空気中の汚染物質は、処理液55に溶解し、汚染物質が除去された空気8が、ファン3を通過して、空気清浄機70外へ排出される。
【0045】
制御装置11は、酸性水、中性水、アルカリ性水を、水槽51側へ供給する。この供給する酸性水、中性水、アルカリ性水の割合は、経時的に変化させる。このようにすると、処理液のpHが経時的に変化し、pHにより吸収されやすい汚染物質の種類が異なるため、各種臭気成分が汚染空気から効率よく除去される。なお必要に応じて、制御装置11は、水槽51、循環ポンプ52、放水部54と循環している処理液55を排出口14から排出する。
【0046】
図8に示した実施例の空気清浄機70の水槽内にpH計測装置を設置し、このpH計測装置により、処理液のpHを測定するようにもできる。前述の実施形態と同様に、処理液のpHを測定し、その測定値を制御部へ送り、これによって制御部が所定のpH変化をするように、水槽の処理液を処理液排水管から排水口へ排出し、各貯蔵部から酸性水、アルカリ性水、中性水を給水する。
【0047】
空気清浄機50,70のように、処理液は放水部から落下し、水膜を形成して水槽へ流動する形態でもよいし、放水部から噴霧され霧状となり水槽へ流動する形態でもよい。また処理液を空気清浄機内の上部から下部へ落下させるのではなく、横断的(横)に放水する形態にしたり、下部から上部へ向けて流動する形態にしたりしてもよい。
【0048】
図9に含浸部材・水膜式の実施例を示す。含浸部材としての水含浸フィルター81が、空気清浄機80内に設置され、この水含浸フィルター81は、循環ポンプ52と循環パイプ53により接続されている。含浸部材には、ウレタンのようなスポンジ状のものや、布や綿、シリカゲルなどが挙げられる。通気性のあるものであれば特に限定しない。含浸部材81と循環ポンプ52と循環パイプ53によって構成される処理液の循環系側に電解槽15を制御装置11を介して接続する。制御装置11の働きにより、電解槽15内の酸性水、アルカリ性水を経時的に割合を変化させながら、処理液循環系へ供給する。また必要に応じて、処理液循環系の処理液を制御装置11によって排水口14より排出する。汚染空気2を導入するため、吸気手段として、空気排出口62側にファン3を設置する。または空気導入口61側に、送気手段として、ファンを設置してもよいし、送気手段と吸気手段の双方を取り付けることができる。
【0049】
水含浸フィルター81は、処理液がフィルター内において上部から下部へと流れ落ちるようになっている。流れ落ちた処理液は、循環ポンプ52によって、水含浸フィルター81上部まで汲み上げられそこから水含浸フィルター81内へ放水される。処理液は水含浸フィルター81内を伝わり下部まで落下する。水含浸フィルター81下部まで落下した処理液は再び循環ポンプ52で水含浸フィルター81上部まで汲み上げられる。このようにして処理液は循環する。
【0050】
空気清浄機80内には、空気排出口62に設置された、吸気手段であるファン3によって空気が導入され、空気清浄機内に設置された水含浸フィルター81を通過してファン3によって、空気排出口62から空気清浄機80外へ排出される。
【0051】
空気清浄機80内に導入された汚染空気2が、水含浸フィルター81を通過する際に、水含浸フィルター81内を落下する処理液と接触し、それによって汚染空気内の塵埃、可溶性ガス等の汚染物質が処理液によって除去される。
【0052】
前述と同様に処理液と処理対象の汚染物質との反応を効率よく進め、空気中の臭気などの汚染物質を処理するため、処理液のpHを経時変化させる。
【0053】
図10に含浸部材・水膜式の空気清浄機に貯蔵部を備えた実施例を示す。循環ポンプ52には、制御装置11を介して、酸性水貯蔵部41、アルカリ性水貯蔵部42、中性水貯蔵部43が接続されている。中性水貯蔵部43は、省略してもよい。その他の構造は、空気清浄機80(図9)と同様である。
【0054】
前述と同様に、空気清浄機内に導入された汚染空気が、水含浸フィルター81を通過する際に、水含浸フィルター81内を落下し流動している処理液と接触し、それによって汚染空気内の塵埃、可溶性ガス等の汚染物質が処理液によって除去される。
【0055】
処理液と処理対象の汚染物質との反応を効率よく進めるように、処理液のpHを変化させる。このために処理液の循環系に制御装置11を介して、酸性水貯蔵部41、中性水貯蔵部43、アルカリ性水貯蔵部42が接続されている。それぞれの貯蔵部には、異なるpHの水を貯蔵しておき、制御装置11により、処理液の循環系側へ、酸性水、中性水、またはアルカリ性水を供給する。この溶液の供給割合により、処理液のpHが変化する。この変化は、前述と同様に経時的に行う。これにより、複数の汚染物質を効率よく除去することができる。
【0056】
このように処理液のpHが変化することにより、中性の水では吸収されにくかった汚染物質が、処理されやすくなる。汚染空気内に複数の汚染物質が含まれ、それぞれの汚染物質が吸収されやすいpHが異なっている場合でも、pHが経時的に変化するため、それぞれが処理される。制御装置によって、処理液のpHを経時的に変化させ、また不要になった処理液を排出すれば、従来除去できなかった成分までも除去し、汚染空気を清浄空気とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電解槽を備えた散気式空気清浄機の実施例。
【図2】処理液のpHの経時変化を表す図。
【図3】処理液のpHの経時変化を表す図2。
【図4】処理液のpHの経時変化を表す図3。
【図5】電解槽とpH計測装置を備えた散気式空気清浄機の実施例。
【図6】貯蔵部を備えた散気式空気清浄機の実施例。
【図7】電解槽を備えた水膜・噴霧式空気清浄機の実施例。
【図8】貯蔵部を備えた水膜・噴霧式空気清浄機の実施例。
【図9】電解槽を備えた含浸部材・水膜式空気清浄機の実施例。
【図10】貯蔵部を備えた含浸部材・水膜式空気清浄機の実施例。
【符号の説明】
1,35,40,50,70,80,90 空気清浄機
3 ファン
6 水槽
11 制御装置
15 電解槽
41 酸性水貯蔵部
42 アルカリ性水貯蔵部
43 中性水貯蔵部

Claims (7)

  1. 空気と処理液とを接触させることにより、前記空気中の汚染物質をその処理液で処理して減少させる気液接触手段と、前記空気を取り込み前記気液接触手段へ導入する送気手段および吸気手段の少なくとも一つと、前記気液接触手段の前記処理液のpHを経時的に変化させるpH制御手段とを備え
    前記pH制御手段は、酸性水を貯蔵する酸性水貯蔵部と、アルカリ性水を貯蔵するアルカリ性水貯蔵部と、前記酸性水貯蔵部の酸性水と前記アルカリ性水貯蔵部のアルカリ性水とをそれらの供給の割合を変化させて前記気液接触手段へ供給するとともに前記気液接触手段の前記処理液を排水することに基づいて前記気液接触手段のための所望のpHに調整された前記処理液を生成する制御装置とを含むことを特徴とする空気清浄機。
  2. 空気と処理液とを接触させることにより、前記空気中の汚染物質をその処理液で処理して減少させる気液接触手段と、前記空気を取り込み前記気液接触手段へ導入する送気手段および吸気手段の少なくとも一つと、前記気液接触手段の前記処理液のpHを経時的に変化させるpH制御手段とを備え、
    前記pH制御手段は、水を電気分解することにより酸性水とアルカリ性水とを生成する電解槽と、前記電解槽で生成された前記酸性水と前記アルカリ性水とをそれらの供給の割合を変化させて前記気液接触手段へ供給するとともに前記気液接触手段の前記処理液を排水することに基づいて前記気液接触手段のための所望のpHに調整された前記処理液を生成する制御装置とを含むことを特徴とする空気清浄機。
  3. 前記pH制御手段は、酸性水を貯蔵する酸性水貯蔵部と、アルカリ性水を貯蔵するアルカリ性水貯蔵部と、中性水を貯蔵する中性水貯蔵部と、前記酸性水貯蔵部の酸性水と前記アルカリ性水貯蔵部のアルカリ性水と前記中性水貯蔵部の中性水とをそれらの供給の割合を変化させて前記気液接触手段へ供給するとともに前記気液接触手段の前記処理液を排水することに基づいて前記気液接触手段のための所望のpHに調整された前記処理液を生成する制御装置とを含む請求項1に記載の空気清浄機。
  4. 前記pH制御手段は、前記気液接触手段の処理液のpHを計測するpH計測手段を含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  5. 前記気液接触手段は、送気手段により前記空気清浄機内へ導入された空気を前記処理液内に散気し、前記処理液と前記空気とを接触させ、前記空気中の汚染物質を処理するものである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  6. 前記気液接触手段は、流動する前記処理液と、送気手段または吸気手段により前記空気清浄機内へ導入された空気とを、前記空気が流動する前記処理液を通過することにより接触させ、前記空気中の汚染物質を処理するものである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  7. 前記気液接触手段は、含浸部材内を流動する処理液と、送気手段または吸気手段により前記空気清浄機内へ導入された空気とを、前記空気が前記含浸部材を通過することにより接触させ、前記空気中の汚染物質を処理するものである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気清浄機。
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