JP2005013295A - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気と処理液とを接触させることにより、空気中の汚染物質を減少させる気液接触手段と、汚染物質を減少させる上で処理液を変更するために操作される操作手段とを含むことを特徴とする空気清浄機である。操作手段が、送気切換手段と切換操作手段とからなり、使用者が切換操作手段を操作することにより、送気切換手段を切り換える形態と、操作手段が、pH制御手段とpH操作手段とからなり、使用者がpH操作手段を操作し、pH制御手段により、気液接触手段の処理液を、汚染空気を処理するために適切なpHへと変化させる形態とがある。
【選択図】 図1
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、空気中に含まれるガスや塵埃などを除去するため、液体を使用する空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気中の複数種類のガスや煙、塵、埃などを除去するための空気清浄機において、内部に処理液を有するタイプのものがある。このタイプにおいては、空気を取り込み内部の処理液と気液接触を利用して処理する。この処理方法では、可溶性ガスを含む空気と処理液としての水とが接触することにより、空気内の可溶性ガスが水に溶解して除去される。
【0003】
特開平10−309432号においては、吸収液のpH値を所定の範囲内にすることでガスの溶解性の劣化を防止する可溶性ガス除去装置を開示している。この装置では、中性またはその近傍のpHの吸収液でよく吸収されるガスであれば、効率よく処理し続けることができる。しかし中性の水または中性に近い水を使用すると空気中に含まれている臭気成分が必ずしも十分に処理されない。つまり酸性ガスやアルカリ性ガスの場合は、処理されにくく、これらに特化した高効率の除去が期待できない。
【0004】
そこで処理液として酸性水またはアルカリ性水を用いる空気清浄機もある。特許第3349359号において、効率よく酸性ガスとアルカリ性ガスを除去するため、酸性水でアルカリ性ガスを、アルカリ性水で酸性ガスを除去する空気清浄機が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように空気と気液接触によって塵埃や吸気成分を除去する場合、処理液として酸性水またはアルカリ性水を使用しても、空気中に含まれる除去する汚染物質の性質により、吸収されやすい処理液のpHが異なるため、処理すべき空気内の臭気成分に対し、適応するpH(水素イオン濃度)の処理液でなければ、十分な除去効果が得られない。また空気中には多種類の汚染物質が含まれていることが多く、したがってこれら全てを処理するのは、困難である。
【0006】
また特許第3349359号における酸性水とアルカリ性水を使用する空気清浄機では、酸性のガスまたはアルカリ性のガスを処理する場合、中性の水を使用する場合に比べ効率はよいが、pH値の制御ができないため、汚染物質を除去するのに最適なpH値とずれていた場合、効率よく汚染物質を除去できるとはいえない。又水のような極性を有する処理液を用いると非極性ガスを除去できない場合がある。
【0007】
さらに汚染空気中の処理対象ガスが、例えば、たばこ臭、ペット臭または糞屎尿臭など特定の数種類のガスを含むものである場合、これらのガスは、酸性成分、アルカリ性成分、中性成分、芳香族成分、脂肪族成分など様々な特性を持っており、単一の処理液にてこれら数種類のガスすべてを効率よく除去することは、難しい。また、専門知識のないユーザー(使用者)にとって、数種類の処理液を用意し、用途別に使い分けることは、ほとんど不可能である。そこで本発明は、ユーザーの希望する用途に応じてあらかじめ決められた処理液が用いられるようにした空気清浄機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
そこで本発明は、空気と処理液とを接触させることにより、空気中の汚染物質をその処理液で処理して減少させる気液接触手段と、汚染物質を減少させる上で任意の処理液との気液接触を行うことのできる操作手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
操作手段は、気液接触する処理液を変更することができるものであり、変更としては、例えば、異なるpHの処理液を有する複数の気液接触手段のうち、適するpHの処理液を有する気液接触手段へ空気の送り先を切り換える形態と、気液接触手段の処理液のpHを調整し、変化させる形態とがあげられる。いずれも操作手段によって、汚染空気を処理するために適したpHを有する処理液と接触させることができ、これにより、効率よく汚染空気中に含まれる汚染物質を処理することができる。処理に適したpHの処理液と接触させるため、酸性、中性、アルカリ性のあらゆる水溶性ガスを効率よく除去することができる。また空気の流通経路を切り換える形態では、処理液として、水溶液と極性の低い溶媒とを用いれば、水溶性ガスの他に、不溶性ガスも効率よく処理することができる。
【0010】
汚染空気中の処理対象ガスが、例えば、たばこ臭、ペット臭または糞屎尿臭など特定の数種類のガスを含むものである場合、それぞれのガスに対応した除去モードをユーザー(使用者)が操作手段で選択することにより、専門知識のないユーザーでも、簡単な操作で高効率の除去ができる。つまり除去対象ガスの特性に対応した処理法をあらかじめ設定しておき、ユーザーが操作手段のボタンを押すだけで、設定に従った処理方法が発動する。
【0011】
本発明の気液接触手段は、複数種の処理液を有し、その中の少なくとも一つ以上が所望のpH値を有する処理液であることを特徴とする。
【0012】
所望のpHの処理液を有する気液接触手段へ汚染空気を送るため、送気切換手段の切換を切換操作手段によって、使用者が行うことができる。切換操作手段により、送気切換手段を切り換え、空気清浄機内の複数の気液接触手段のうち、汚染空気を処理するため適したpHの処理液を有する気液接触手段へ、汚染空気を送ることができる。特定のガスを選択的に処理することもできる。
【0013】
本発明の空気清浄機は、前記処理液が、直列、並列または直列を含む並列のいずれかに配置された前記空気の流通経路と、前記流通経路を任意に切り換える送気切換手段とを有する。
【0014】
並列や直列に異なる処理液を配置し、使用者による操作に従って、送気切換手段が作動することにより、空気の流通経路が切り換わり、処理に適する処理液へ、汚染空気を送ることができる。どの流通経路により、空気を処理するかは、あらかじめ設定されており、使用者は、簡単な操作により、効率のよい処理を行うことができる。
【0015】
本発明は、空気と処理液とを接触させることにより、空気中の汚染物質をその処理液で処理して減少させる気液接触手段と、気液接触手段の処理液のpHを調整するpH制御手段と、pH制御手段を操作するpH操作手段とを含むことを特徴とする。
【0016】
使用者がpH操作手段を操作し、それによりpH制御手段が作動し、気液接触手段の処理液のpHを変化させ、調整することができる。使用者の選択によって気液接触手段の処理液のpHを汚染空気を処理するのに適した状態へすることができる。pHを制御することにより、特定のガスを効率よく除去することができる。対象ガスが、複数種類のガスを含む場合、あらかじめそれら対象ガスの特性に対応した処理法(適するpH値やpHの変化の仕方)を設定しておけば、使用者による簡単な操作によって、処理液のpHが変化し、効率よく処理することができる。
【0017】
pH制御手段は、異なるpHの溶液を有する複数の供給手段と、溶液を前記気液接触手段へ供給し、および気液接触手段の処理液を排水する制御装置とを含むものである。
【0018】
この複数の供給手段を備えることにより異なるpHの溶液を制御装置によって、気液接触手段へ導入することができる。この異なるpHの溶液の気液接触手段への供給割合を制御装置によって変化させることにより、気液接触手段の処理液のpHを所望のものへ変化させることができる。また不用になった処理液を制御装置により、排水することができる。
【0019】
pH制御手段は、酸性水を貯蔵する酸性水貯蔵部と、アルカリ性水を貯蔵するアルカリ性水貯蔵部と、酸性水貯蔵部の酸性水とアルカリ性水貯蔵部のアルカリ性水とを気液接触手段へ供給し、および気液接触手段の前記処理液を排水する制御装置とを含むものである。
【0020】
異なるpHの溶液を有する複数の供給手段として、酸性水貯蔵部とアルカリ性水貯蔵部とを制御装置を介して処理液のある水槽へ接続する。酸性水貯蔵部には酸性水を、アルカリ性水貯蔵部にはアルカリ性水を貯蔵しておき、制御装置の働きにより、水槽内の処理液のpHを所望のものへ変化させることができる。
【0021】
さらにpH制御手段は、中性水を貯蔵する中性水貯蔵部を含むものとすることもできる。酸性水貯蔵部とアルカリ性水貯蔵部とに加え、中性水貯蔵部を含むことにより、気液接触手段の処理液のpHを所望のものへと容易に変化させることができる。
【0022】
別の形態としてpH制御手段は、水を電気分解することにより酸性水とアルカリ性水とを生成する電解槽と、電解槽で生成された酸性水とアルカリ性水とを気液接触手段へ供給し、および気液接触手段の処理液を排水する制御装置とを含むものとすることもできる。
【0023】
供給手段として、酸性水とアルカリ性水とを生成する電解槽を制御装置を介して処理液のある気液接触手段へ接続し、気液接触手段へこれらを給水することで処理液のpHを変化させることができる。制御装置の働きにより、水槽内の処理液のpHを所望のものへ変化させることができる。
【0024】
本発明の空気清浄機は、処理液の温度を制御する温度制御手段を有し、空気中の汚染物質または使用環境に応じて、前記処理液の温度制御が可能な操作手段を有するものとすることができる。
【0025】
空気中の汚染物質または使用環境に応じて温度制御を行うことができるため、処理液を一定温度まで下げることで、気体状の汚染物質の液体への溶解が向上し、また空気清浄機から放出される空気中への液体の気体化を軽減することができる。この温度調整は、使用者による操作部の操作により、操作部からの信号に従って温度制御手段が作動し行われる。温度制御手段は、処理する汚染ガスの種類や使用環境に従って、最適処理温度となるようにあらかじめ設定されている。
【0026】
気液接触手段は、送気手段により空気清浄機内へ導入された空気を処理液内に散気し、処理液と空気とを接触させ、空気中の汚染物質を処理するものとすることができる。送気手段によって空気清浄機内に導入された空気は、散気され、処理液と接触することにより、ガス、塵埃などの汚染物質を処理液によって、空気中から処理できる。
【0027】
気液接触手段は、含浸部材に含浸された処理液と、送気手段または吸気手段により空気清浄機内へ導入された空気とを、空気が含浸部材を通過することにより接触させ、空気中の汚染物質を処理するものとすることができる。含浸部材に所望のpHを有する処理液を含浸し、汚染空気をこの含浸部材を通過させることによって、処理液と汚染物質とを接触させることができ、これにより汚染空気中の汚染物質を除去することができる。
【0028】
気液接触手段は、流動する処理液と、送気手段または吸気手段により空気清浄機内へ導入された空気とを、空気が流動する処理液を通過することにより接触させ、空気中の汚染物質を処理するものとすることができる。流動する処理液と、空気清浄機内に導入された汚染された空気とを接触させることにより、空気中の汚染物質を処理できる。
【0029】
気液接触手段は、含浸部材内を流動する処理液と、送気手段または吸気手段により空気清浄機内へ導入された空気とを、空気が含浸部材を通過することにより接触させ、空気中の汚染物質を処理するものとすることができる。含浸部材内を落下し流動している処理液と汚染された空気とが接触することにより、空気中の汚染物質を処理できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。まず操作手段が、送気切換手段と切換操作手段からなる場合を説明する。図1に、散気式空気清浄機1の概念図を示す。空気清浄機1の内部には、水槽10,11が2つあり、水槽10,11には空気に含まれる汚染物質を除去するために、処理液12,13が入れられている。図では水槽が分離した形態となっているが、空気清浄機本体を2つに分離した形態にする必要はない。水槽へ空気2を送るために、送気手段としてファン3が取り付けられており、ファン3が送気管4によって送気切換手段である電磁弁5とつながっている。電磁弁5には、切換操作手段として使用者が操作する操作部18が、電気的に接続されている。電磁弁5からは、送気管6,7が2つの水槽へと延びており、送気管6,7の先端は、散気部(曝気部)としてのエアプレート8,9と結合されている。エアプレート8,9は、多数の孔が空いており、処理液内12,13に設置されている。ファン3から送られた空気2は、エアプレート8,9の孔から処理液内に散気される。
【0031】
第一水槽10内の処理液12と第二水槽11内の処理液13のpHはそれぞれ異なるものを入れておく。または第一水槽10と第二水槽11とに別の種類の溶液を入れてもよい(例えば、第一水槽10には、水、第二水槽11には、有機溶媒を入れる)。これにより第一水槽10内の処理液12と第二水槽11内の処理液13とでは、処理に適する汚染物質の種類が異なる。すなわち空気中に含まれる汚染物質の種類によって、どちらの処理液を使用するか選択すれば、効率の良い処理ができる。
【0032】
使用者が、処理する室内の空気に合わせて、操作部18を操作することで、送気切換手段が作動し、適する処理液の入った水槽側に吸入空気2を送ることができる。図2に操作部18の操作パネル20の例を示す。操作部18は送気管4を送気管6,7へ分岐している電磁弁5に接続されている。操作部18からの信号によりこの電磁弁5を切り換えて、ファン3から吸入された空気2を第一水槽10、または第二水槽11へと導入する。操作部18の操作パネル20にある、例えばタバコのボタン21を選択すると、タバコの煙を除去するために第一水槽10内の処理液12の方が第二水槽11内の処理液13より適しているなら、第一水槽10の方へ吸入空気2を導入するように電磁弁5が切り換わる。
【0033】
送気手段としてファン3が取り付けられており、ファン3により、汚染された空気2が、空気清浄機1内へ取り込まれる。吸い込まれた空気2は、送気管4を通り、電磁弁5の働きにより、処理に適したpHを有する処理液にあるエアプレートから水槽内の処理液内に排出される。エアプレートから排出された空気は、気泡となり処理液内を通過する間に、汚染物質が除去され、水槽上部へと上昇していく。この後、空気排出口より排出される。
【0034】
散気部は、空気を散気(曝気)できればよく、必ずしもエアプレートでなくてもよい。空気を排出できるものであれば例えば球状や円筒状の形状とすることもできる。また多数の孔のある形態に限られない。散気部を備えずに、送気管の先端から直接処理液中に空気を排出する形態としてもよい。
【0035】
送気切換手段としては、電磁弁に限られない。例えば、図3に示すようにつまみ26を手動で回転させることによって開口部27の向きを切り換えられる弁25を送気切換手段としてもよい。つまみ26を手で回転することにより開口部27を送気管6または送気管7の方へ向けることができる。ファン3によって取り込まれた空気2は、送気管4から弁の開口部27によって、送気管6または送気管7へ送られる。図3では、開口部27が送気管6側を向いており、送気管4から送気管6へ、空気2は送られる。送気切換手段は、第一水槽10または第二水槽11へ選択的に送気できる形態であれば、この他のものであってもよい。
【0036】
図4に含浸部材式の空気清浄機30の実施例を示す。図に示すように含浸部材31,32を並列的に設置する。含浸部材としての水含浸フィルター31,32は、異なるpHの処理液を含むものである。含浸部材には、ウレタンのようなスポンジ状のものや、布や綿、シリカゲルなどが挙げられる。通気性のあるものであれば特に限定しない。それぞれ異なるpHの処理液を有するため、それぞれの水含浸フィルター31,32で効率よく処理される汚染物質の種類が異なる。送気手段としてのファン3が設置されており、ファン3によって空気2が空気清浄機30内に吸入される。
【0037】
電磁弁5には、操作部18が電気的に接続されており、使用者が汚染空気の種類によって、例えばタバコの煙を除去したい場合は、操作パネルのタバコのボタンを押す。操作部18で押されたボタンに基づいた信号が電磁弁5に伝わり、その対象ガスを除去するのに適した方のフィルターへ空気を送るために電磁弁5が切り換わる。ファン3によって吸入された空気2は、電磁弁5によって第一水含浸フィルター31または第二水含浸フィルター32のどちらかのフィルターを通過する。水含浸部材を通過することにより、処理液と接触し処理される。
【0038】
水含浸フィルター31を通過した吸入空気は、ファン3によって空気清浄機30外へ、空気排出口14より排出される。水含浸フィルター32を通過した場合は、空気排出口15より排出される。
【0039】
図5に水膜・噴霧式で複数の放水部を並列的に配置した空気清浄機40の概念図を示す。この空気清浄機40は、第一水槽50と第一放水部56、第二水槽51と第二放水部57とを含み、第一水槽50と第一放水部56とは、循環パイプ54により、第二水槽51と第二放水部57とは、循環パイプ55により接続されている。循環パイプ54,55間には、循環ポンプ52,53が設置されている。第一水槽50内に、第一処理液58を、第二水槽51内に、第二処理液59を有する。第一水槽50及び第一放水部56と、第二水槽51及び第二放水部57とは、隔壁43により分離されている。空気清浄機40内には、吸気手段として空気排出口14,15側にファン3が備えられており、ファン3によって、空気導入口41,42より空気が導入される。なおファン3は、送気手段とし、空気導入口41,42側へ備え付けてもよい。また空気導入口と空気排出口の双方へファンを取り付けてもよい。
【0040】
第一循環ポンプ52によって第一水槽50内の第一処理液58は、空気清浄機40内の上部の第一放水部56まで汲み上げられ、第一放水部56より第一水槽50内へ放水される。第一放水部56から第一水槽50へ放水された第一処理液58は、再び第一循環ポンプ52によって、第一放水部56へと循環する。第二処理液59も同様に、第二水槽51から第二循環ポンプ53によって、第二放水部57へ汲み上げられ、第二放水部57から放水される。
【0041】
処理液による処理対象の汚染物質の処理を効率よく進めるように、処理液のpHを選択し、第一水槽50内、第二水槽51内へ入れておく。これによって複数種類の汚染物質を効率よく処理することができる。
【0042】
使用者が、電磁弁45と電気的に接続された操作部18を操作することにより、電磁弁45が切り換わる。ファン3によって空気清浄機40内へ導入された空気2は、送気管44から電磁弁45により、送気管46または送気管47へと送られる。送気管46を通った空気は、第一放水部56から放水され落下中の流動する第一処理液58と接触し、汚染物質が処理され、第一排出口14から排出される。または、送気管47を通った空気は、第二放水部57から放水され落下中の流動する第二処理液59と接触し、汚染物質が処理され、第二排出口15から排出される。
【0043】
以上のように、電磁弁45によって、第一処理液58により処理されるか、第二処理液59により処理されるかが選択的に決まる。こうして空気は第一処理液58または第二処理液59によって汚染物質が処理されて清浄空気となり、ファン3を通過して空気清浄機40外へ排出される。
【0044】
処理液は、放水部から水膜を形成して水槽へ流動する形態でもよいし、放水部から噴霧され霧状となり水槽へ流動する形態でもよい。また処理液を空気清浄機内の上部から下部へ落下させるのではなく、横断的に放水する形態にしたり、下部から上部へ向けて流動する形態にしたりしてもよい。
【0045】
図6に含浸部材・水膜式で含浸部材としての水含浸フィルターを並列的に配置した空気清浄機70を示す。水浸含フィルターは、処理液がフィルター内において流れ落ちるようになっている。
【0046】
第一水含浸フィルター71には、第一循環ポンプ73が循環パイプ75を介して接続されており、第一水含浸フィルター71の上部から下部へと流れ落ちた処理液は、第一循環ポンプ73によって、第一水含浸フィルター71上部まで汲み上げられ、そこから第一水含浸フィルター71内へ放水される。処理液は第一水含浸フィルター71内を下部まで落下する。第二水含浸フィルター72は、第二循環ポンプ74と循環パイプ76を介して接続されており、同様に処理液が循環する。第一含浸フィルター71と第二含浸フィルター72とは、隔壁43を介して分離されている。
【0047】
空気清浄機70内には、空気排出口に設置された、吸気手段であるファン3によって空気2が導入される。送気管44を通った空気2は、電磁弁45により送気管46または送気管47へと送られる。送気管46を通過した空気は、空気清浄機70内に設置された水含浸フィルター71を通過してファン3によって、空気排出口14から空気清浄機70外へ排出される。送気管47を通過した空気は、空気清浄機70内に設置された水含浸フィルター72を通過してファン3によって、空気排出口15から空気清浄機70外へ排出される。または、ファン3を送気手段として、空気導入口41,42側へ設置してもよい。
【0048】
導入された空気2は、第一水含浸フィルター71、または第二水含浸フィルター72の内側を流れ落ち流動中の処理液と接触し、汚染物質が処理される。前述と同様に汚染物質の処理が効率よく進められるように、処理液のpHを選択し、それぞれの水含浸フィルター71,72内へ、異なるpHの処理液を入れておく。これにより、複数の汚染物質を効率よく処理することができる。
【0049】
図7に4つの気液接触部を有する空気清浄機の実施例を示す。それぞれの気液接触部は、異なるpHの水溶液やその他の溶液を入れておく。この実施例では、気液接触部180と181とが、直列に接続され、また気液接触部182と183とも直列に接続されている。気液接触部180,181と気液接触部182,183とは、並列になっている。それぞれの気液接触部は、送気管によって接続され、汚染空気2は、ファン3によって気液接触部へ送られる。送気管には、制御弁が設置され、制御弁の切り換えによって、どの気液混合部に汚染空気が送られるかが決まる。
【0050】
それぞれの制御弁には、前述と同様に、操作部200が接続されている。ユーザーは、たばこ臭、ペット臭などの指定を操作部200の操作パネルによって行う。汚染物質の種類により、どの気液接触部の処理液に通過させると効率よく除去できるかはあらかじめ設定されており、ユーザーの指定により、制御弁が作動する。
【0051】
例えば、汚染空気2は、ファン3を通過し、送気管151から制御弁190により送気管152へ送られる。次に制御弁191により気液接触部180、送気管153、気液接触部181、送気管154、155を通過し、空気清浄機外へ、排出される。または制御弁191により気液接触部180を通過させず、送気管155,153から気液接触部181へ送ることもできる。
【0052】
送気管151から送気管162へ送ることもできる。前述と同様に制御弁193,194により気液接触部182や気液接触部183を通過させたり、送気管165,166を通過させたりすることもできる。さらに気液接触部180に送られた空気を制御弁195によって、送気管170から送気管171を通過し、気液接触部182へ送ることもできる。また制御弁196によって、送気管174から送気管177へ送ったり、送気管176から送気管175へ送ったりすることもできる。
【0053】
ユーザーが操作部200を操作することにより、操作部200が制御弁を作動させ、ガスの処理に適切な処理液を有する気液接触部へ汚染空気を送る。処理されたガスは、送気管155から空気清浄機外へ排出される。
【0054】
次に操作手段が、pH制御手段とpH操作手段からなる場合を説明する。図8に散気式空気清浄機に、pH制御手段の供給手段として貯蔵部が接続されている実施例を示す。本実施例の空気清浄機80は、水槽83へ制御装置91を介して、酸性水貯蔵部98、アルカリ性水貯蔵部99、および中性水貯蔵部100が接続されている。中性水貯蔵部100は、省略することもできる。酸性水貯蔵部98には酸性水を、アルカリ性水貯蔵部99にはアルカリ性水を、中性水貯蔵部100には中性水を予め貯蔵しておく。酸性水貯蔵部98は、酸性水導入管95により、アルカリ性水貯蔵部99は、アルカリ性水導入管96により、中性水貯蔵部100は、中性水導入管97により制御装置91と接続されている。pH制御手段の制御装置91は、処理液導入管92と処理液排出管93により水槽83と接続されている。制御装置91には、pH操作手段としての操作部110が電気的に接続されている。送気手段であるファン3によって空気清浄機80内へ空気が送られ、散気部(曝気部)としてのエアプレート82から処理液84内に排出され、汚染空気2と処理液84とが気液接触する。
【0055】
水槽83へ空気2を送るために、送気手段としてファン3が設置されており、ファン3が送気管81によって散気部としてのエアプレート82と接続されている。散気部は空気を放出し気泡を発生するためのものである。これにより気液接触する。
【0056】
操作部110の操作パネルには、使用者による選択ボタンがあり、例えばタバコの煙を除去したい場合、タバコのボタンを選択する。処理するガスが、たばこ臭やペット臭など複数のガスを含む場合でも、ユーザー(使用者)が、操作パネルにあるこれらを選択することにより、水槽内のpHが、それぞれのガスを処理するために最適になるように変化する。使用者の選択により、処理するガスの種類に適したpHに水槽83内の処理液84がなるように制御装置91が作動する。制御装置91は、水槽83内の不要な処理液84を、処理液排水管93を通り排出口94より排出し、続いて、酸性水貯蔵部98またはアルカリ性水貯蔵部99から、所望のpHになるように溶液を水槽83内へ導入する。酸性水貯蔵部98に貯蔵されている酸性水、またはアルカリ性水貯蔵部99に貯蔵されているアルカリ性水が所望のpHならば、そのまま水槽へ導入する。そのままでは所望のpHでない場合は、酸性水貯蔵部98の酸性水とアルカリ性水貯蔵部99のアルカリ性水、または中性水貯蔵部100の中性水とを所望のpHとなる割合で水槽83側へ導入する。これにより汚染空気2を効率のよいpHの処理液84で処理できる。
【0057】
散気部の形状は、前述と同様に、空気を散気(曝気)できればよく、エアプレートでなくてもよい。例えば球状や円筒状の形状とすることもできる。また多数の孔のある形態に限られない。散気部を備えずに、送気管の先端から直接処理液中に空気を排出する形態としてもよい。
【0058】
図9に散気式空気清浄機にpH制御手段の供給手段として電解槽が接続された例を示す。本実施例では、水槽83へ制御装置91を介して電解槽121が接続されている。電解槽121や制御装置91には、電気的に操作部115が接続されており、操作部115の信号により、制御装置91や電解槽121が働く。
【0059】
電解槽121には、電極122,123があり、操作部115からの信号によって、水の電気分解を行い、酸性水とアルカリ性水を生成する。電解槽121の酸性水生成側124とアルカリ性水生成側125とにそれぞれ酸性水導入管95、アルカリ性水導入管96がつながっており、これらの導入管95,96は、制御装置91とつながっている。制御装置91は、酸性水導入管95かアルカリ性水導入管96の一方、または双方から水槽83側へ溶液を導入する。この酸性水、アルカリ性水を制御装置91にて空気清浄機120内の水槽83に送り込むことによって、水槽83内の処理液84のpHを変化させることができる。また制御装置91には、処理液84の排水口94が設置されており、不必要な汚染された処理液84は、制御装置91により、空気清浄機120外へ排水口94から排水される。
【0060】
操作部115を使用者が操作することにより、電解槽121内において、所望のpHを有する酸性水またはアルカリ性水を生成することができる。また制御装置91が操作部115からの信号によって作動し、水槽83内の処理液84を所望のpHの処理液とする。
【0061】
ファン3によって取り込まれた空気2は、エアプレート82から散気され、気泡となって処理液内に放出される。この気液接触により、汚染空気2が処理される。
【0062】
図10に水膜・噴霧式空気清浄機に酸性水貯蔵部、アルカリ性水貯蔵部、中性水貯蔵部を接続した実施例を示す。この空気清浄機130の内部には、水槽131と放水部134とを含み、水槽131と放水部134とは、循環パイプ133で接続されており、循環パイプ133間には、循環ポンプ132が設置されている。この循環ポンプ132によって水槽131内の処理液135は、空気清浄機130の内部の上部の放水部134まで汲み上げられ、放水部134より水槽131内へ放水される。放水部134から水槽131へ放水された処理液135は、再び循環ポンプ132によって、放水部134へと循環する。空気清浄機130内部には、吸気手段としてファン3が備えられておりファン3によって、空気導入口41より空気2が導入される。なおファン3は、送気手段とし、空気導入口41側へ備え付けてもよい。
【0063】
pH制御手段の制御装置91には、操作部110が接続されており、使用者は操作部110の操作パネルのボタンにより、処理するガスの種類を選択する。例えば、タバコの臭いを除去したい場合、操作部にあるタバコのボタンを押すと、制御装置がタバコの臭いを吸収するのに最適なpHへ水槽内の処理液のpHを変化させる。
【0064】
制御装置91は、操作部110からの信号により、制御装置110内にある弁の切り換えによって、水槽131内の処理液135を排出したり、酸性水貯蔵部98やアルカリ性水貯蔵部99から溶液を水槽へ導入したりする。そして汚染物質の処理が効率よく行われるように処理液135のpHを調整する。
【0065】
ファン3によって導入された空気2は、放水部134から放水され落下中の処理液135と気液接触することにより、汚染物質が除去される。そして清浄化された空気16は、空気排出口14より空気清浄機130外へ排出される。
【0066】
また他の実施例として、水膜・噴霧式空気清浄機に酸性水貯蔵部やアルカリ性水貯蔵部を接続する代わりに、電解槽を接続しても良い。電解槽の働きは前述と同様である。使用者が操作部により、処理するガスの種類を選択すると、操作部から制御装置へ信号が送られ、制御装置は、水槽内の処理液を排出したり、電解槽から水槽へ、酸性水またはアルカリ性水を導入したりする。
【0067】
処理液は、放水部から水膜を形成して水槽へ流動する形態でもよいし、放水部から噴霧され霧状となり水槽へ流動する形態でもよい。また処理液を空気清浄機内の上部から下部へ落下させるのではなく、横断的に放水する形態にしたり、下部から上部へ向けて流動する形態にしたりしてもよい。
【0068】
図11に含浸部材・水膜式の実施例を示す。この実施例には、制御装置91を介して、循環ポンプ132に酸性水貯蔵部98、アルカリ性水貯蔵部99、中性水貯蔵部100が接続されている。中性水貯蔵部は、省略してもよい。水含浸フィルター141は、循環ポンプ132によって汲み上げられた処理液が水含浸フィルター141内において流れ落ちるようになっている。流れ落ちた処理液は、再び循環ポンプ132によって、水含浸フィルター141上部まで汲み上げられ、そこから水含浸フィルター141内へ放水される。処理液は水含浸フィルター141内を伝わり下部まで落下する。
【0069】
空気清浄機140内には、空気排出口14に設置された、吸気手段であるファン3によって空気2が導入され、空気清浄機140内に設置された水含浸フィルター141を通過してファン3によって、空気排出口14から空気清浄機140外へ排出される。または、ファン3を送気手段として、空気導入口41側へ設置してもよい。
【0070】
使用者は、前述の実施例と同様に操作部110によって、処理するガスの種類を選択する。使用者の選択により信号が制御装置91に送られ、制御装置91は、必要に応じて処理液を排出した後、酸性水貯蔵部98、アルカリ性水貯蔵部99、または中性水貯蔵部100からガスを処理するために最適なpHを有する新たな処理液を導入する。
【0071】
こうして導入された処理液は、循環ポンプ132によって汲み上げられ、水含浸フィルター141上部から、水含浸フィルター141内を落下するように放水される。水含浸フィルター141内の上部からに放水された処理液は、ファン3によって導入された空気2と接触し、空気内のごみや可溶性ガスを吸収し水含浸フィルター141の下部へ落下する。落下した処理液は、循環ポンプ132によって汲み上げられ、再び水含浸フィルター141上部から、水含浸フィルター141内へ落下される。
【0072】
ファンによって導入された汚染空気2は、水含浸フィルター141内を通過する際、水含浸フィルター内141を落下し、流動している処理液と気液接触を起こし、これによって空気中の汚染物質が除去され、清浄空気16となって、空気排出口14より排出される。
【0073】
他の実施形態として、貯蔵部を接続する代わり電解槽を接続してもよい。電解槽については、前述と同様である。
【0074】
汚染物質と処理液とを中和反応させて除去すると、中和熱または溶解熱が発生して処理液の温度が上昇する。これにより除去効率が悪くなる。このため処理液の冷却装置を設置し、ユーザーの指定により発熱量が多いガスを処理する場合、または使用環境により、この冷却装置を作動するように設定しておいてもよい。冷却装置としては、ペルチェ素子やNH3やCO2などの冷媒を使用した冷媒冷却装置、ファンなどがあげられる。また必要に応じて加熱するための加熱装置も設置し、冷却装置と加熱装置によって温度を制御するようにしてもよい。加熱装置としては、例えばヒーターやペルチェ素子などがある。このように冷却装置や加熱装置を設置し、ユーザーが指定したガスの種類に応じて、これらの温度制御装置が作動するようにすれば、除去効率を維持することができる。
【0075】
図12にペルチェ素子による温度制御可能な空気清浄機145の実施例を示す。ペルチェ素子211は、熱伝導部210を介して水槽83に接触している。またペルチェ素子211は、温度制御部213を介し、操作部116とも接続されている。温度制御部213は、水槽83内に設置された温度検出部212と接続されている。他の構造は、前述の実施例と同様なので、省略する。ユーザーによる操作部116からの信号と温度検出部212からの信号とが、温度制御部213へ伝えられ、温度制御部213からの信号により、ペルチェ素子211が働き、処理液84の温度を制御することができる。
【0076】
以上のように使用者の操作により、ガスの種類に従って空気清浄機内の空気の流通経路を換えるように設定しておけば、効率のよい処理ができる。また、使用者の操作により、処理液のpHを処理に適するpHへ変化するように設定しておけば、同様に効率のよい処理を行うことができる。このように使用者による簡単な操作により、処理に適切な処理液と接触できるようにすれば、従来は完全に除去できなかったガスなどの汚染物質、または除去するために長時間稼働する必要があった汚染物質を短時間で効率よく除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切換操作手段を備えた散気式の空気清浄機の実施例。
【図2】操作パネルの例。
【図3】手動操作による弁の断面図。
【図4】切換操作手段を備えた含浸部材式の空気清浄機の実施例。
【図5】切換操作手段を備えた水膜・噴霧式の空気清浄機の実施例。
【図6】切換操作手段を備えた含浸部材・水膜式の空気清浄機の実施例。
【図7】気液接触手段が並列・直列混合の配置である空気清浄機の実施例。
【図8】pH操作手段と貯蔵槽を備えた散気式の空気清浄機の実施例。
【図9】pH操作手段と電解槽を備えた散気式の空気清浄機の実施例。
【図10】pH操作手段と貯蔵槽を備えた水膜・噴霧式の空気清浄機の実施例。
【図11】pH操作手段と貯蔵槽を備えた含浸部材・水膜式の空気清浄機の実施例。
【図12】温度制御手段を備えた空気清浄機の実施例。
【符号の説明】
1,30,40,70,80,120,130,140,145 空気清浄機
5,45 電磁弁
18 操作部
20 操作パネル
91 制御装置
98 酸性水貯蔵部
99 アルカリ性水貯蔵部
100 中性水貯蔵部
110,115 操作部
121 電解槽
Claims (13)
- 空気と処理液とを接触させることにより、前記空気中の汚染物質をその処理液で処理して減少させる気液接触手段と、
前記汚染物質を減少させる上で任意の処理液との気液接触を行うことのできる操作手段とを含むことを特徴とする空気清浄機。 - 前記気液接触手段は、複数種の処理液を有し、その中の少なくとも一つ以上が所望のpH値を有する処理液である請求項1に記載の空気清浄機。
- 前記処理液が、直列、並列または直列を含む並列のいずれかに配置された前記空気の流通経路と、前記流通経路を任意に切り換える送気切換手段とを有する請求項1または2に記載の空気清浄機。
- 空気と処理液とを接触させることにより、前記空気中の汚染物質をその処理液で処理して減少させる気液接触手段と、
前記気液接触手段の前記処理液のpHを調整するpH制御手段と、
前記pH制御手段を操作するpH操作手段とを含むことを特徴とする空気清浄機。 - 前記pH制御手段は、異なるpHの溶液を有する複数の供給手段と、
前記溶液を前記気液接触手段へ供給し、および前記気液接触手段の前記処理液を排水する制御装置とを含む請求項4に記載の空気清浄機。 - 前記pH制御手段は、酸性水を貯蔵する酸性水貯蔵部と、
アルカリ性水を貯蔵するアルカリ性水貯蔵部と、
前記酸性水貯蔵部の酸性水と前記アルカリ性水貯蔵部のアルカリ性水とを前記気液接触手段へ供給し、および前記気液接触手段の前記処理液を排水する制御装置とを含む請求項4に記載の空気清浄機。 - 前記pH制御手段は、中性水を貯蔵する中性水貯蔵部を含む請求項6に記載の空気清浄機。
- 前記pH制御手段は、水を電気分解することにより酸性水とアルカリ性水とを生成する電解槽と、
前記電解槽で生成された前記酸性水と前記アルカリ性水とを前記気液接触手段へ供給し、および前記気液接触手段の前記処理液を排水する制御装置とを含む請求項4に記載の空気清浄機。 - 前記処理液の温度を制御する温度制御手段を有し、空気中の汚染物質または使用環境に応じて、前記処理液の温度制御が可能な操作手段を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の空気清浄機。
- 前記気液接触手段は、送気手段により前記空気清浄機内へ導入された空気を前記処理液内に散気し、前記処理液と前記空気とを接触させ、前記空気中の汚染物質を処理するものである請求項1ないし9のいずれか1項に記載の空気清浄機。
- 前記気液接触手段は、含浸部材に含浸された処理液と、送気手段または吸気手段により前記空気清浄機内へ導入された空気とを、前記空気が前記含浸部材を通過することにより接触させ、前記空気中の汚染物質を処理するものである請求項2または3に記載の空気清浄機。
- 前記気液接触手段は、流動する前記処理液と、送気手段または吸気手段により前記空気清浄機内へ導入された空気とを、前記空気が流動する前記処理液を通過することにより接触させ、前記空気中の汚染物質を処理するものである請求項1ないし9のいずれか1項に記載の空気清浄機。
- 前記気液接触手段は、含浸部材内を流動する処理液と、送気手段または吸気手段により前記空気清浄機内へ導入された空気とを、前記空気が前記含浸部材を通過することにより接触させ、前記空気中の汚染物質を処理するものである請求項1ないし9のいずれか1項に記載の空気清浄機。
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-
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