JP3717451B2 - 集塵脱臭装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚染された気体を浄化するための装置に関し、特に粉塵,煤煙,臭気などの汚染物質を含んだ気体について集塵脱臭を行うための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の集塵脱臭装置としては図5に示すようなものがあり、その装置本体100は圧縮機102により加圧された煤煙を含む気体を煙管104により放出管106へ導いて、同放出管106から水槽108内へ放出するようになっていて、放出管106の頂部には多数の小孔106aが均一に形成されている。
そして、水槽108内に設置した超音波振動子110から発振される超音波により上記煤煙を含む気体を処理して、同煤煙を水槽108内の吸収水により吸収除去することが行われている。
【0003】
しかしながら、上述のような従来の装置では放出管106の上面に多数の均一な小孔106aが形成されているので、放出管106の煙管104に近い側では気泡が多数形成されるが、煙管104から離隔した側では気泡が僅かしか形成されず、全体として圧力損失が大きくなり、超音波エネルギーが有効に利用されないという不具合がある。
また、多数の小孔106aを有する放出管106の製作のためのコストの増大を招くという不具合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、汚染気体を通す多孔板の小孔群の配置を適切に且つ安価に行えるようにするとともに、同小孔群に対する超音波発生器の配置も適切に行えるようにして、効率のよい集塵脱臭作用を低コストで実現できるようにした装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明の集塵脱臭装置は、塵埃,煤煙,臭気などの汚染物質を含んだ汚染気体について集塵脱臭処理を行うべく処理用液体を収容したタンク本体が、同タンク本体の頂壁から垂下された隔壁により汚染気体供給経路と汚染気体処理部とに分割されて、上記汚染気体供給経路の上部に汚染気体供給口が設けられるとともに、上記汚染気体処理部の上部に処理済み気体回収口が設けられ、上記隔壁の下端縁と上記タンク本体の底面との間に上記の汚染気体供給経路と汚染気体処理部との連通路が形成されて、上記汚染気体処理部に上記隔壁の下端縁から上記タンク本体の側壁へ到る多孔板が設けられるとともに、同多孔板の下方から同多孔板へ向けて超音波を放射する超音波発生器が設けられ、上記多孔板における孔径が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて増大するように設定されていることを特徴としている。
【0006】
また本発明の集塵脱臭装置は、上記多孔板が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて漸次上方へ向かい傾斜するように配置されていることを特徴としている。
【0007】
さらに本発明の集塵脱臭装置は、上記多孔板の傾斜角度が3〜7度の範囲に設定されていることを特徴としている。
【0008】
上述の本発明の集塵脱臭装置では、塵埃,煤煙,臭気などの汚染物質を含んだ汚染気体を上記汚染気体供給口から圧入するか、または上記処理済み気体回収口から吸引することにより、同汚染気体は、上記多孔板を通過しながら上記超音波発生器からの超音波により集塵脱臭作用を受けるが、その際、上記多孔板における多数の小孔の孔径が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて増大するように設定されているので、同多孔板における上記汚染気体の通過が一様に行われて、上記超音波による塵埃などの液中への捕捉および臭気物質の分解も効率よく一様に行われるようになる。
【0009】
また、上記多孔板が上記気体供給経路から遠ざかるにつれて漸次上方へ向かい傾斜するように配置されることにより、上記多孔板における小孔の孔径の分布と相まって、同多孔板を通過する気体の流れが一様になり、これにより集塵脱臭作用が効率よく適切に行われるようになる。
【0010】
そして、実験の結果に基づき上記多孔板の傾斜角度が3〜7度の範囲に設定されると、上記集塵脱臭作用が一層効率よく行われる。
【0011】
さらに本発明の集塵脱臭装置は、上記多孔板が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて孔径を段階的に大きくするように、複数段階に孔径を設定されていることを特徴としている。
【0012】
また本発明の集塵脱臭装置は、上記多孔板が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて孔径を大きくするように3段階に孔径を設定されて、その孔径の割合が上記気体供給経路に近いものから順に1:2:4となるように設定されていることを特徴としている。
【0013】
さらに本発明の集塵脱臭装置は、上記多孔板の孔の総面積が、同多孔板の平面の総面積の5〜15%となるように設定されていることを特徴としている。
【0014】
上述のように、上記多孔板が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて孔径を段階的に大きくするように、複数段階に孔径を設定されていると、その製作時には各段階ごとに同じ孔径で孔明け作業が行えるので、装置全体としての性能を極力維持しながら、その製造コストを節減できるようになる。
【0015】
そして、上記孔径の大きさの段階が3段階とされて、その孔径の割合が上記気体供給経路に近いものから順に1:2:4となるように設定されていると、その製造コストの低減および装置全体としての性能の維持が適切に行われるようになる。
【0016】
さらに、上記多孔板における孔の総面積が、同多孔板の平面の総面積の5〜15%となるように設定されていると、上記の各孔を汚染気体が通過しながら上記超音波発生器からの超音波により受ける塵埃の分離捕捉や臭気物質の分解処理が的確に行われるようになる。
【0017】
また本発明の集塵脱臭装置は、上記汚染気体供給経路に汚染気体を圧送して供給する手段が接続されたり、上記汚染気体処理部の上部における上記処理済み気体回収口に気体吸引手段が接続されたりすることによって、装置全体としての作動が的確に行われる。
【0018】
そして、上記超音波発生器が、その超音波の周波数を19.5〜29kHzに設定されることにより、上記多孔板における孔径の大きさおよび配置の状態と相まって、汚染気体についての集塵脱臭作用が適切に行われる。
【0019】
さらに、上記汚染気体供給経路に、オゾンガスまたはオゾン水を供給するオゾン供給手段が接続されたり、同オゾン供給手段として上記汚染気体供給経路内に垂下されたオゾン供給管の下端開口の位置を、上記タンク本体における上記隔壁の下端縁と同タンク本体の底面との中間のレベルに設定されたりすることにより、処理液体中への上記のオゾンガスまたはオゾン水の供給が適切に行われて、汚染気体についてのオゾンによる殺菌作用が的確に行われるようになる。
【0020】
さらに、上記汚染気体供給経路内へ油を気化させて供給する手段が設けられると、この油の気化したガスが、汚染気体中の塵埃や煤煙を捕捉して効率よく処理液体中へ分離するようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施形態について説明すると、図1は本発明の第1実施形態としての集塵脱臭装置の縦断面図、図2は図1の装置における多孔板の平面図であり、図3は本発明の第2実施形態としての集塵脱臭装置の縦断面図、図4は本発明の第3実施形態としての集塵脱臭装置の縦断面図である。
【0022】
まず本発明の第1実施形態としての集塵脱臭装置について説明すると、図1に示すように、塵埃,煤煙,臭気などの汚染物質を含んだ汚染気体について集塵脱臭処理を行えるように、清水または石鹸水などの処理用液体Bを収容したタンク本体10が、同タンク本体10の頂壁から垂下された隔壁10aにより汚染気体処理部12と汚染気体供給経路16とに分割されており、汚染気体供給経路16の上部には汚染気体Aの供給口16aが設けられ、汚染気体処理部12の上部には処理済み気体回収口22が設けられている。そして、隔壁10aの下端縁10bとタンク本体10の底面10cとの間には汚染気体供給経路16と汚染気体処理部12との連通路10dが形成されている。
【0023】
また、汚染気体処理部12には、隔壁10aの下端縁10bからタンク本体10の側壁へ到る多孔板18が設けられるとともに、同多孔板18の下方から同多孔板18へ向けて超音波を放射する超音波発生器20が設けられ、同超音波発生器20は底壁開口14に嵌合固定されている。
【0024】
多孔板18における多数の小孔26の各孔径は、汚染気体供給経路16から遠ざかるにつれて増大するように形成されているが、本実施形態では特に3段階にわたって段階的に孔径を大きくするように、各段階の小孔26a,26b,26cの孔径が設定されており、汚染気体供給経路16に近いものから順に孔径の割合が1:2:4となるように、3種類の孔径2mmφ,4mmφ,8mmφが用いられている。
【0025】
そして、多孔板18における孔26a,26b,26cの総面積は、同多孔板18の平面の総面積の5〜15%となるように設定されている。
【0026】
さらに、多孔板18は、汚染気体供給経路16から遠ざかるにつれて漸次上方へ向かい傾斜するように配置されていて、その水平面25となす傾斜角度αは3〜7度の範囲に設定されている。
【0027】
本装置のタンク本体10において、その汚染気体供給経路16の上部の汚染気体供給口16aに、汚染気体Aを圧入するための図示しないブロワーのごとき気体圧入手段が接続されるか、あるいは処理済み気体回収口22に、気体吸引手段としてのブロワー24が接続されるが、上記の気体圧入手段および気体吸引手段を共に備えるようにしてもよい。
【0028】
汚染気体処理部12には処理用液体Bの液面34のレベルを計測する液面検出センサー11が設けられており、同センサー11からの検出信号に基づき、液面が所要のレベルに保たれるように制御器13からの制御信号によってブロワー24の制御が行われたり、タンク15からの処理用液体の補充が行われたりするようになっている。
【0029】
また、超音波発生器20から放出される超音波の周波数は19.5〜29kHzに設定されている。
【0030】
上述の第1実施形態の集塵脱臭装置では、塵埃,煤煙,臭気などの汚染物質を含んだ汚染気体Aを汚染気体供給口16aから図示しないブロワーで圧入するか、または処理済み気体回収口22からブロワー24により吸引することによって、同汚染気体Aは、多孔板18を通過しながら超音波発生器20からの超音波により集塵脱臭作用を受けるが、その際、多孔板18における多数の小孔26が、3段階の孔径をもつ小孔26a,26b,26cとして、汚染気体供給経路16から遠ざかるにつれて孔径を増大するように設定されているので、同多孔板18における汚染気体Aの通過が一様に行われて、上記超音波による塵埃などの液中への捕捉および臭気物質の分解も効率よく一様に行われるようになる。
【0031】
また、多孔板18が、汚染気体供給経路16から遠ざかるにつれて漸次上方へ向かい傾斜するように配置されることにより、多孔板18における小孔の孔径の分布と相まって、同多孔板18を通過する気体の流れが一様になり、これにより集塵脱臭作用が効率よく適切に行われるようになる。
そして、実験の結果に基づき多孔板18の傾斜角度が3〜7度の範囲に設定されると、上記集塵脱臭作用が一層効率よく行われる。
【0032】
前述のように、多孔板18は、汚染気体供給経路16から遠ざかるにつれて小孔26の孔径を段階的に大きくした複数段階の小孔26a,26b,26cとして各孔径を設定されているので、その製作時には各段階ごとに同じ孔径で孔明け作業が行えるので、装置全体としての性能を極力維持しながら、その製造コストを節減できるようになる。そして、上記孔径の大きさの段階が3段階とされて、その孔径の割合が汚染気体供給経路16に近いものから順に1:2:4となるように設定されていると、その製造コストの低減および装置全体としての性能の維持が適切に行われるようになる。
【0033】
さらに、多孔板18における孔の総面積が、同多孔板18の平面の総面積の5〜15%となるように設定されていると、上記の各小孔を汚染気体が通過しながら超音波発生器20からの超音波により受ける塵埃の分離捕捉や臭気物質の分解処理が的確に行われるようになる。
【0034】
また本実施形態の集塵脱臭装置は、汚染気体供給経路16に汚染気体Aを圧送して供給する手段が接続されたり、汚染気体処理部12の上部における処理済み気体回収口22に気体吸引手段としてのブロワー24が接続されたりすることによって、装置全体としての作動が的確に行われる。
【0035】
そして、超音波発生器20が、その超音波の周波数を19.5〜29kHzに設定されることにより、多孔板18における小孔の大きさおよび配置の状態と相まって、汚染気体についての集塵脱臭作用が適切に行われる。
【0036】
次に本発明の第2実施形態としての集塵脱臭装置について説明すると、図3に示すように、この装置も前述の第1実施形態の装置とほぼ同様に形成されており、図中の同じ符号は同じ部材を示しているが、この第2実施形態では特に汚染気体供給経路16に、殺菌用のオゾンガスまたはオゾン水Dを供給するオゾン供給手段としてのオゾン導入経路30が接続されていて、その下端開口30aの位置は、隔壁10aの下端縁10bとタンク本体10の底面10cとの中間のレベルに設定されている。
【0037】
上述の第2実施形態では、前述の第1実施形態と同様の作用効果が得られるほか、さらにオゾンによる殺菌作用が行われるので、汚染気体の浄化が一層適切に行われるようになる。
【0038】
次に本発明の第3実施形態としての集塵脱臭装置について説明すると、図4に示すように、この第3実施形態の場合も前述の第1実施形態の装置とほぼ同様に形成されて、図4における図1と同じ符号は同じ部材を示しているが、この第3実施形態では、特に汚染気体供給経路16内へ油を気化させて供給する手段として、ヒーター42により油Cを蒸発させるためのオイルタンク44が設けられている。そして、ヒーター42の制御は、制御装置13により行われるようになっている。
【0039】
上述の第3実施形態の場合も、前述の第1実施形態と同様の作用効果が得られるほか、油Cの気化したガスが、汚染気体中の塵埃や煤煙を捕捉して効率よく処理液体中へ分離するようになる。
【0040】
このようにして、本発明の各実施形態の集塵脱臭装置によれば、汚染気体を通す多孔板18の小孔群の配置を適切に且つ安価に行えるようにするとともに、同小孔群に対する超音波発生器20の配置も適切に行えるようにして、効率のよい集塵脱臭装置を低コストで実現できるようになる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の集塵脱臭装置によれば次のような効果が得られる。
(1) 塵埃,煤煙,臭気などの汚染物質を含んだ汚染気体を汚染気体供給経路を通じ圧入するか、または処理済み気体回収口から吸引することにより、同汚染気体は、多孔板を通過しながら超音波発生器からの超音波により集塵脱臭作用を受けるが、その際、上記多孔板における多数の小孔の孔径が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて増大するように設定されているので、同多孔板における上記汚染気体の通過が一様に行われて、上記超音波による塵埃などの液中への捕捉および臭気物質の分解も効率よく一様に行われるようになる。
(2) 上記多孔板が上記気体供給経路から遠ざかるにつれて漸次上方へ向かい傾斜するように配置されることにより、上記多孔板における小孔の孔径の分布と相まって、同多孔板を通過する気体の流れが一様になり、これにより集塵脱臭作用が効率よく適切に行われるようになる。
(3) 上記多孔板の傾斜角度が3〜7度の範囲に設定されると、上記集塵脱臭作用が一層効率よく行われる。
(4) 上記多孔板が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて孔径を段階的に大きくするように、複数段階に孔径を設定されていると、その製作時には各段階ごとに同じ孔径で孔明け作業が行えるので、装置全体としての性能を極力維持しながら、その製造コストを節減できるようになる。
(5) 上記孔径の大きさの段階が3段階とされて、その孔径の割合が上記気体供給経路に近いものから順に1:2:4となるように設定されていると、その製造コストの低減および装置全体としての性能の維持が適切に行われるようになる。
(6) 上記多孔板における孔の総面積が、同多孔板の平面の総面積の5〜15%となるように設定されていると、上記の各孔を汚染気体が通過しながら上記超音波発生器からの超音波により受ける塵埃の分離や臭気物質の分解処理が的確に行われるようになる。
(7) 上記汚染気体供給経路に汚染気体を圧送して供給する手段が接続されたり、上記汚染気体処理部の上部における上記処理済み気体回収口に気体吸引手段が接続されたりすることによって、装置全体としての作動が的確に行われる。
(8) 上記超音波発生器が、その超音波の周波数を19.5〜29kHzに設定されることにより、上記多孔板における孔径の大きさおよび配置の状態と相まって、汚染気体についての集塵脱臭作用が適切に行われる。
(9) 上記汚染気体供給経路に、オゾンガスまたはオゾン水を供給するオゾン供給手段が接続されたり、同オゾン供給手段として上記汚染気体供給経路内に垂下されたオゾン供給管の下端開口の位置を、上記タンク本体における上記隔壁の下端と同タンク本体の底面との中間のレベルに設定されたりすることにより、処理液体中への上記のオゾンガスまたはオゾン水の供給が適切に行われて、汚染気体についてのオゾンによる殺菌作用が的確に行われるようになる。
(10) 上記汚染気体供給経路内へ油を気化させて供給する手段が設けられると、この油の気化したガスが、汚染気体中の塵埃や煤煙を捕捉して効率よく処理液体中へ分離するようになる。
(11) 上記各項により、汚染気体を通す多孔板の小孔群の配置を適切に且つ安価に行えるようにするとともに、同小孔群に対する超音波発生器の配置も適切に行えるようにして、効率のよい集塵脱臭装置を低コストで実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての集塵脱臭装置を概略的に示す縦断面図である。
【図2】図1の集塵脱臭装置における多孔板の平面図である。
【図3】本発明の第2実施形態としての集塵脱臭装置を概略的に示す縦断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態としての集塵脱臭装置を概略的に示す縦断面図である。
【図5】従来の集塵脱臭装置の概略構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 タンク本体
10a 隔壁
10b 隔壁の下端縁
10c 底面
10d 連通路
11 液面検出センサー
12 汚染気体処理部
13 制御装置
14 底壁開口
15 タンク
16 汚染気体供給経路
16a 汚染気体供給口
18 多孔板
20 超音波発生器
22 処理済み気体回収口
24 ブロワー
25 水平面
26,26a〜26c 小孔
30 オゾン導入経路
30a 下端開口
34 液面
42 ヒーター
44 オイルタンク
A 汚染気体
B 処理用液体
C 油
D オゾン水
α 傾斜角度
Claims (12)
- 塵埃,煤煙,臭気などの汚染物質を含んだ汚染気体について集塵脱臭処理を行うべく処理用液体を収容したタンク本体が、同タンク本体の頂壁から垂下された隔壁により汚染気体供給経路と汚染気体処理部とに分割されて、上記汚染気体供給経路の上部に汚染気体供給口が設けられるとともに、上記汚染気体処理部の上部に処理済み気体回収口が設けられ、上記隔壁の下端縁と上記タンク本体の底面との間に上記の汚染気体供給経路と汚染気体処理部との連通路が形成されて、上記汚染気体処理部に上記隔壁の下端縁から上記タンク本体の側壁へ到る多孔板が設けられるとともに、同多孔板の下方から同多孔板へ向けて超音波を放射する超音波発生器が設けられ、上記多孔板における孔径が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて増大するように設定されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項1に記載の集塵脱臭装置において、上記多孔板が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて漸次上方へ向かい傾斜するように配置されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項2に記載の集塵脱臭装置において、上記多孔板の傾斜角度が3〜7度の範囲に設定されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載の集塵脱臭装置において、上記多孔板が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて孔径を段階的に大きくするように、複数段階に孔径を設定されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項4に記載の集塵脱臭装置において、上記多孔板が、上記汚染気体供給経路から遠ざかるにつれて孔径を大きくするように3段階に孔径を設定されて、その孔径の割合が上記気体供給経路に近いものから順に1:2:4となるように設定されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項1〜5のいずれか1つに記載の集塵脱臭装置において、上記多孔板の孔の総面積が、同多孔板の平面の総面積の5〜15%となるように設定されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項1〜6のいずれか1つに記載の集塵脱臭装置において、上記汚染気体供給経路に、汚染気体を圧送して供給する手段が接続されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項1〜7のいずれか1つに記載の集塵脱臭装置において、上記汚染気体処理部の上部における上記処理済み気体回収口に、気体吸引手段が接続されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項1〜8のいずれか1つに記載の集塵脱臭装置において、上記超音波発生器が、その超音波の周波数を19.5〜29kHzに設定されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項1〜9のいずれか1つに記載の集塵脱臭装置において、上記汚染気体供給経路に、オゾンガスまたはオゾン水を供給するオゾン供給手段が接続されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項10に記載の集塵脱臭装置において、上記オゾン供給手段が、上記汚染気体供給経路の上部から同汚染気体供給経路内に垂下されたオゾン供給管を備えて構成され、同オゾン供給管の下端開口の位置が、上記隔壁の下端縁と上記タンク本体の底面との中間のレベルに設定されていることを特徴とする、集塵脱臭装置。
- 請求項1〜11のいずれか1つに記載の集塵脱臭装置において、上記汚染気体供給経路内へ油を気化させて供給する手段が設けられたことを特徴とする、集塵脱臭装置。
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