JP2002095924A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JP2002095924A
JP2002095924A JP2000288365A JP2000288365A JP2002095924A JP 2002095924 A JP2002095924 A JP 2002095924A JP 2000288365 A JP2000288365 A JP 2000288365A JP 2000288365 A JP2000288365 A JP 2000288365A JP 2002095924 A JP2002095924 A JP 2002095924A
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air
water
cleaning chamber
amount
spray
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JP2000288365A
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English (en)
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Tetsuei Kuramoto
哲英 倉本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアワッシャー形空気浄化装置において、貯
水槽内の細菌やカビの繁殖を防止する。 【解決手段】 空気と噴霧水とを直接接触させる洗浄室
21と、洗浄室21内に水を噴霧する噴霧装置22と、
洗浄室21の下方に設けた貯水槽23と、貯水槽23の
水を噴霧装置22に供給するポンプ24と、洗浄室21
に空気を供給する送風機25と、洗浄室21から流出し
た水滴を除去するエリミネータ26とを備えた空気浄化
装置において、紫外線発生装置27と光触媒層28と
を、洗浄室21と貯水槽23との間、または洗浄室21
内に設置したことにより、貯水槽23における細菌やカ
ビの繁殖を防止しながら、清浄な空気を供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水噴霧により空気
中の塵埃を除去するいわゆるエアワッシャー形の空気浄
化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエアワッシャー形の空気浄化装置
としては特開平11−57368号公報に示されている
ものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の空気
浄化装置を説明する。
【0004】図5は、従来の空気浄化装置の断面図であ
る。図5において、1はケーシングである。ケーシング
1の内部には、室内の空気を取り入れるためのファン
2、水噴射用のポンプ3が設置されており、これらの上
方に水槽4が設置されており、さらに水槽4の上方に円
筒状の気液接触部5と円筒状の液滴分離部6とが並立状
態で配置されている。
【0005】ファン2で取り入れた空気は、ダクト10
を介して導入口11から気液接触部5の上部に供給され
る。気液接触部5の中心にはポンプ3の排出口に送水ホ
ース13を介して接続されたパイプ14が配置されてお
り、このパイプ14の上下2カ所には円板16a,16
bが固定され、これら円板16a,16bに向けて水を
噴射する噴射手段15a,15bがパイプ14に連通す
るように配置されている。
【0006】ポンプ3の吸入ホース12は水槽4の底部
に接続されており、水槽4から取り入れた水を送水ホー
ス13,パイプ14を介して気液接触部5の内部に噴射
するようになっている。気液接触部5と液滴分離部6と
は下部で、かつ水槽4の水面より上方において連通管7
により接線方向に連通・接続されている。
【0007】液滴分離部6の中心部には紫外線発生装置
8が配置されており、この紫外線発生装置8に対向し、
紫外線の照射される液滴分離部6の内壁面には光触媒層
9が形成されている。液滴分離部6の上方には出口17
が配置されており、清浄化された空気は、ダクト18を
介して吹出口19から室内へと排出される。
【0008】以上のように構成された空気浄化装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0009】まず、ファン2で取り入れられた室内の空
気は、ダクト10を介して導入口11から気液接触部5
の上部に供給され、その内部を内壁面に沿って旋回しな
がら下降する。また、ポンプ3は水槽4の水を吸入ホー
ス12から吸引し、送水ホース13,パイプ14を介し
て噴射手段15a,15bから円板16a,16bに向
けて噴射する。噴射された水は円板16a,16bに衝
突して微細化され、気液接触部5の内部は微細な水滴で
充満される。
【0010】気液接触部5の内部では、この微細な水滴
と旋回下降してくる空気とが接触し混合される。この際
に、空気中に含まれる塵埃が水滴に付着し、粒径が大き
な水滴は気液接触部5の下方の水槽4に回収される。
【0011】また、粒径の大きな水滴を除去された微細
水滴と空気とは連通管7を通って液滴分離部6に導入さ
れ、液滴分離部6の内壁面に沿って旋回しながら上昇
し、この際に水滴は分離されて水槽4に回収される。
【0012】この時、液滴分離部6の内部の水滴及び空
気は紫外線発生装置8により紫外線を照射されているた
め、水滴及び空気中に細菌などが含まれていても殺菌処
理される。また、液滴分離部6の内壁面に形成した光触
媒層9に水滴が付着した場合、水滴中に細菌やカビなど
が含まれていても光触媒作用により分解される。以上の
ようにして、清浄化された空気がダクト18を介して吹
出口19から排出される。
【0013】このように構成された空気浄化装置によれ
ば、気液接触部5の内部における微細水滴と空気との接
触・混合により、空気中に含まれる塵埃を除去すること
ができる。また、気液接触部5から液滴分離部6に送り
込まれた空気と微細な水滴の混合気に、細菌やカビなど
が含まれていたとしても、その混合気が液滴分離部6の
内部を旋回しながら上昇する際に、紫外線発生装置8か
ら照射される紫外線及び液滴分離部6の内壁面に形成し
た光触媒層9により殺菌・分解処理されるため、吹出空
気に含まれる細菌などを制菌でき、清浄な空気を供給で
きる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、紫外線発生装置8及び光触媒層9が液滴分
離部6の内部に設置されているため、気液接触部5の内
部または水槽4において細菌やカビなどが繁殖する可能
性がある。また、上記従来の構成では、長期間の使用に
より水槽4の水が汚れた場合に水を入れ替える機能を有
しているが、この機能では水中の細菌やカビは除去でき
ても、例えば水槽4の壁面に付着した細菌やカビを除去
することはできないため、水を入れ替えた直後に再度繁
殖する可能性がある。
【0015】このような場合、液滴分離部6における空
気の殺菌・分解処理が不十分となり、細菌やカビの一部
が空気と共に室内に吹出される可能性があるという欠点
を有していた。
【0016】本発明は従来の課題を解決するもので、細
菌やカビの繁殖を防止しながら清浄な空気を供給できる
空気浄化装置を提供することを目的とする。
【0017】また、上記従来の構成では、気液接触部5
の内部の水滴の粒径分布が、上流側(上部)と下流側
(下部)とで一意的に微細であるため、空気中の塵埃が
付着した微細な水滴が連通管7を介して多量に液滴分離
部6に流入して液滴分離部6を汚染すると共に、液滴分
離部6で分離しきれなかった水滴が直接室内に吹出され
る可能性があるという欠点を有していた。
【0018】本発明の他の目的は、空気中の塵埃が付着
した水滴の液滴分離部への流入を防止して、液滴分離部
の汚染を防止すると共に、水滴が直接室内に吹出される
ことを防止できる空気浄化装置を提供することである。
【0019】また、上記従来の構成は、気液接触部5に
おける水滴と空気との接触・混合が不十分となり、清浄
空気が得られない可能性があるという欠点を有してい
た。
【0020】本発明の他の目的は、気液接触部における
水滴と空気との接触・混合を十分に行い、空気の清浄効
果を向上させることができる空気浄化装置を提供するこ
とである。
【0021】また、上記従来の構成は、紫外線発生装置
8による紫外線発生量、及びポンプ3による水の噴射量
は、ファン2の空気取り入れ量によらず一意的であるた
め、ファン2の空気取り入れ量が少ない場合には、殺菌
処理能力が過剰となりエネルギー(紫外線発生のための
電力)の無駄使いとなり、ファン2の空気取り入れ量が
多い場合には、殺菌処理能力が不足して細菌やカビの一
部が空気と共に室内に吹出される可能性があるという欠
点を有していた。
【0022】本発明の他の目的は、ファンの取り込む空
気量に応じて、紫外線発生装置による紫外線照射量、及
びポンプによる水噴射量を適正に制御することにより、
省エネと殺菌処理能力向上とが図れる空気浄化装置を提
供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、空気と噴霧水とを直接接触させる洗浄室と、
前記洗浄室内に水を噴霧する噴霧装置と、前記洗浄室下
方に設けた貯水槽と、前記貯水槽の水を前記噴霧装置に
供給するポンプと、前記洗浄室に空気を供給する送風機
と、前記洗浄室から流出した水滴を除去するエリミネー
タとを備えた空気浄化装置において、紫外線発生装置と
光触媒層とを、前記洗浄室と前記貯水槽との間、または
前記洗浄室内に設置したものであり、前記紫外線発生装
置と前記光触媒層とを水の循環経路途中に配置したこと
により、前記貯水槽内における水の滞留を防止し、前記
貯水槽内における細菌やカビの繁殖を防止しながら清浄
な空気を供給できるという作用を有する。
【0024】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、噴霧装置を、洗浄室内の風向に対して
上流側では粒径の小さい水滴を噴霧し、下流側では粒径
の大きい水滴を噴霧するようにしたものであり、洗浄室
内の上流側において粒径の小さい水滴が空気中の塵埃や
細菌やカビなどを捕捉すると共に、洗浄室内の下流側に
おいて粒径の大きい水滴が粒径の小さい水滴を捕捉して
貯水槽内に回収することにより、空気中の塵埃が付着し
た微細な水滴がエリミネータに多量に流入することによ
るエリミネータの汚染を防止すると共に、エリミネータ
で分離しきれなかった水滴が直接室内に吹出すことを防
止するという作用を有する。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、さらに、洗浄室内に流
入した空気の風向を鉛直下方に変更せしめる撹拌ファン
を備えたものであり、洗浄室内における水滴と空気との
接触・混合を十分に行い、空気の洗浄効果が向上すると
いう作用を有する。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、送風機の
風量を検出する風量検出手段を備え、前記風量検出手段
で検出した風量が大きい場合には噴霧装置から噴霧され
る噴霧水量と紫外線発生装置から発生する紫外線発生量
とを増大させ、前記風量検出手段で検出した風量が小さ
い場合には噴霧装置から噴霧される噴霧水量と紫外線発
生装置から発生する紫外線発生量とを低減させる水処理
制御装置を備えたもので、紫外線発生装置から発生する
紫外線発生量と噴霧装置から噴霧される噴霧水量とを送
風機の風量に応じて適正に制御することにより、省エネ
と殺菌処理能力向上とが図れるという作用を有する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明による空気浄化装置
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による空気浄化装置の断面図である。
【0029】図1において、21は空気と噴霧水とを直
接接触させる洗浄室であり、洗浄室21の内部上方に
は、水を噴霧する噴霧装置22が配置されている。噴霧
装置としては、例えばスプレーノズルなどが使用でき
る。また、洗浄室21の下方には貯水槽23が設置され
ている。
【0030】24はポンプであり、貯水槽23の底面部
とポンプ24の吸入側、ポンプ24の吐出側と噴霧装置
22とは、それぞれ水配管30により接続されており、
貯水槽23から吸い込んだ水を噴霧装置22から洗浄室
21の内部に噴霧する。
【0031】25は空気を洗浄室21に導入する送風機
である。また、29はルーバであり、洗浄室21に導入
される空気の流れを整流すると共に、噴霧装置22から
噴霧された水滴が送風機25に侵入することを防止す
る。
【0032】26は洗浄室21から流出した水滴を除去
するエリミネータである。エリミネータとしては、例え
ば塩化ビニルやステンレス線などからなるマット状のも
のや、折板を積層させた形式のものがあるが、特にマッ
ト状のエリミネータは、空気の加湿が必要な場合には好
ましい。また、エリミネータ26の底面は貯水槽23に
向かって下り傾斜が設けられており、エリミネータ26
で除去した水滴は、エリミネータ底面に沿って貯水槽2
3に回収される。
【0033】27は紫外線発生装置であり、例えば紫外
線ランプが使用できる。28は光触媒層であり、例えば
ステンレス板表面に酸化チタンなどを固定させて形成し
ており、紫外線発生装置27により発生した紫外線の照
射面に設置されている。また、紫外線発生装置27と光
触媒層28とは、洗浄室21内部で、かつ貯水槽23の
水面より上方に固定されている。
【0034】31は給水弁であり、貯水槽23に水を供
給する際に使用され、給水弁31の一端は貯水槽23の
上方に、他端は水道配管または給水用タンクなどに接続
されている。また、32は排水弁であり、貯水槽23の
水を入れ替える際などに排水用に使用されるものであ
る。
【0035】以上のように構成された空気浄化装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0036】まず、送風機25で取り込まれた空気は、
ルーバ29で整流された後に洗浄室21に導入される。
一方、ポンプ24により、貯水槽23の水は水配管30
を介して噴霧装置22から噴霧されて、洗浄室21内は
微細な水滴で充満される。この時、洗浄室21内で空気
と噴霧水とが接触・混合して空気中の塵埃や細菌・カビ
などが水滴に付着し、粒径の大きな水滴は、光触媒層2
8の表面を伝って下方の貯水槽23へ回収され、粒径の
小さな水滴は洗浄室21の下流側に設けられたエリミネ
ータ26で除去された後にエリミネータ26の底面に沿
って貯水槽23に回収される。このようにして、空気中
の塵埃や細菌・カビなどが水滴により除去される。
【0037】また、洗浄室21内には紫外線発生装置2
7により紫外線が照射されており、洗浄室21内の空気
及び噴霧水はこの紫外線により殺菌処理される。さら
に、光触媒層28表面上では、水滴に付着した細菌やカ
ビなどが紫外線により分解処理される。このように、紫
外線発生装置27と光触媒層28とを水の循環経路途中
である洗浄室21内に配置したことにより、貯水槽23
内における水の滞留を防止し、貯水槽23内における細
菌やカビの繁殖を防止することができると共に、貯水槽
23の水の交換頻度を減らすことができ、水の使用量を
低減できる。また、紫外線発生装置27から発生してい
る紫外線はエリミネータ26にも照射されているため、
エリミネータ26で細菌やカビなどが繁殖する可能性は
小さい。
【0038】なお、本実施の形態の空気浄化装置では、
噴霧装置22は洗浄室21内の上方に設置されており、
洗浄室21内において空気と噴霧水とが概直交に接触し
ているが、例えば、噴霧装置22は空気と噴霧水とが概
対向に接触するように設置してもよい。
【0039】また、本実施の形態の空気浄化装置を室内
に単独で設置すれば空気清浄機として機能するが、例え
ば、外気導入用ダクトの途中に接続すれば、外気処理ユ
ニットとしての機能を果たすことも可能である。
【0040】以上のように本実施の形態の空気浄化装置
は、空気と噴霧水とを直接接触させる洗浄室21と、洗
浄室21内に水を噴霧する噴霧装置22と、洗浄室21
下方に設けた貯水槽23と、貯水槽23の水を噴霧装置
22に供給するポンプ24と、洗浄室21に空気を供給
する送風機25と、洗浄室21から流出した水滴を除去
するエリミネータ26とを備えた空気浄化装置におい
て、紫外線発生装置27と光触媒層28とを、洗浄室2
1と貯水槽23との間、または洗浄室21内に設置した
ので、水と空気の殺菌・分解処理を行う紫外線発生装置
27と光触媒層28とが水の循環経路途中に配置されて
いるため、貯水槽23内における水の滞留を防止し、貯
水槽23内における細菌やカビの繁殖を防止でき、室内
に清浄な空気を供給することができる。
【0041】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2による空気浄化装置の断面図である。
【0042】図2において、22aは粒径の小さい水滴
を噴霧するノズルであり、22bは粒径の大きい水滴を
噴霧するノズルである。また、ノズル22aはノズル2
2bよりも洗浄室21内の風向に対して上流側に配置さ
れている。
【0043】本実施の形態は、実施の形態1による空気
浄化装置における噴霧装置22を、洗浄室21内の風向
に対して上流側では粒径の小さい水滴を噴霧するノズル
22a、下流側では粒径の大きい水滴を噴霧するノズル
22bとから構成したものである。
【0044】以上のように構成された空気浄化装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0045】まず、洗浄室21内の空気上流部ではノズ
ル22aから粒径の小さい水滴が噴霧されており、空気
と粒径の小さい水滴とが接触・混合して、空気中の塵埃
や細菌・カビなどが水滴に付着し、一部は光触媒層28
の表面を伝って下方の貯水槽23へ回収され、その他は
下流側に流れていく。
【0046】次に洗浄室21内の空気下流部ではノズル
22bから粒径の大きい水滴が噴霧されており、空気と
粒径の小さい水滴と粒径の大きい水滴とが接触・混合す
る。ここでは、粒径の小さい水滴(空気中の塵埃や細菌
・カビなどを付着したものを含む)は粒径の大きい水滴
により捕捉された後、光触媒層28の表面を伝って下方
の貯水槽23へ回収される。
【0047】その結果、空気中の塵埃や細菌・カビなど
を付着した水滴がエリミネータ26に流出してエリミネ
ータ26が汚染されることを防止すると共に、エリミネ
ータ26で分離しきれなかった水滴が直接室内に吹出す
ことを防止することができる。
【0048】以上のように本実施の形態の空気浄化装置
は、実施の形態1による空気浄化装置における噴霧装置
22を、洗浄室21内の風向に対して上流側では粒径の
小さい水滴を噴霧するノズル22a、下流側では粒径の
大きい水滴を噴霧するノズル22bとから構成したこと
により、洗浄室21内の空気上流部において粒径の小さ
い水滴が空気中の塵埃や細菌やカビなどを捕捉すると共
に、洗浄室21内の空気下流部において粒径の大きい水
滴が粒径の小さい水滴を捕捉して貯水槽23内に回収す
ることにより、エリミネータ26の汚染を防止すると共
に、エリミネータ26で分離しきれなかった水滴が直接
室内に吹出すことを防止することができる。
【0049】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3による空気浄化装置の断面図である。
【0050】図3において、33は洗浄室21内に流入
した空気の風向を鉛直下方に変更せしめる撹拌ファンで
ある。
【0051】本実施の形態は、実施の形態1または実施
の形態2による空気浄化装置において、さらに、洗浄室
21内に流入した空気の風向を鉛直下方に変更せしめる
撹拌ファン33を備えたものである。
【0052】以上のように構成された空気浄化装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0053】洗浄室21内では、送風機25,ルーバ2
9を介して導入された空気と噴霧装置22から噴霧され
た噴霧水とが接触・混合して空気中の塵埃や細菌・カビ
などが水滴に付着する。
【0054】この際、撹拌ファン33で洗浄室21内の
風向を鉛直下方、即ち貯水槽23の水面に向かうよう変
更しているため、空気と水滴(空気中の塵埃や細菌・カ
ビなどが付着したものを含む)が貯水槽23の水面に吹
き付けられた時に水滴は貯水槽23に回収される。ま
た、撹拌ファン33により洗浄室21内が撹拌されてい
るため、空気と噴霧水との接触・混合が十分になされる
ため、空気の洗浄効果が向上する。
【0055】また、噴霧水が回転している撹拌ファン3
3の羽根に衝突すると、噴霧水の水滴がさらに微細化さ
れると共にマイナスイオンが多量に発生し、人体に与え
る快適性が向上する。
【0056】以上のように本実施の形態の空気浄化装置
は、実施の形態1または実施の形態2による空気浄化装
置において、さらに、洗浄室21内に流入した空気の風
向を鉛直下方に変更せしめる撹拌ファン33を備えたも
のであり、洗浄室21内における水滴と空気との接触・
混合を十分に行い、空気の洗浄効果を向上させることが
できる。
【0057】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4による空気浄化装置の断面図である。
【0058】図4において、27a,27bは紫外線ラ
ンプである。
【0059】34は水処理制御装置である。水処理制御
装置34は、送風機25の風量を検出する風量検出手段
35を備え、風量検出手段35で検出した風量が大きい
場合には噴霧装置22から噴霧される噴霧水量と紫外線
ランプ27a,27bから発生する紫外線発生量とを増
大させ、風量検出手段35で検出した風量が小さい場合
には噴霧装置22から噴霧される噴霧水量と紫外線ラン
プ27a,27bから発生する紫外線発生量とを低減さ
せるものである。
【0060】本実施の形態は、実施の形態1から実施の
形態3のいずれかによる空気浄化装置において、水処理
制御装置34を備えたものである。
【0061】以上のように構成された空気浄化装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0062】送風機25の取り入れ空気量(風量)は常
時一定ではなく、通常は、室内環境に応じて変化する。
例えば、室内の空調負荷や換気負荷が小さい場合には送
風機25の風量は少なくて良く、この場合には紫外線ラ
ンプ27a,27bから発生する紫外線発生量、及びポ
ンプ24による水噴霧量は少なくても良い。
【0063】この時、紫外線ランプ27a,27bから
発生する紫外線発生量、及びポンプ24による水噴霧量
を一意的にしておけば、殺菌処理能力が過剰となりエネ
ルギー(紫外線発生のための電力及びポンプ電力)の無
駄使いとなる。
【0064】逆に、室内の空調負荷や換気負荷が大きい
場合には送風機25の風量を多くする必要があり、この
場合には紫外線ランプ27a,27bから発生する紫外
線発生量、及びポンプ24による水噴霧量を増大させる
必要がある。
【0065】この時、紫外線ランプ27a,27bから
発生する紫外線発生量、及びポンプ24による水噴霧量
を一意的にしておけば、殺菌処理能力が不足して細菌や
カビの一部が空気と共に室内に吹出される可能性があ
る。
【0066】そこで、水処理制御装置34により、送風
機25の風量に応じて、紫外線ランプ27a,27bか
ら発生する紫外線照射量とポンプ24による水噴霧量と
を適正に制御することにより省エネと殺菌処理能力向上
を図るものである。
【0067】水処理制御装置34の風量検出手段35と
しては、例えば、送風機25のタップ(強,中,弱)を
電気信号として検出する方法が使用される。また、紫外
線ランプ27a,27bから発生する紫外線発生量の制
御としては、紫外線ランプ27a,27bの点灯本数を
切り替え制御する方法が使用される。また、ポンプ24
による水噴霧量の制御は、例えばポンプ34にインバー
タを接続して運転周波数を制御する方法が使用される。
【0068】以上のように、本実施の形態の空気浄化装
置は、実施の形態1から実施の形態3のいずれかによる
空気浄化装置において、さらに、送風機25の風量を検
出する風量検出手段35を備え、風量検出手段35で検
出した風量が大きい場合には噴霧装置22から噴霧され
る噴霧水量と紫外線ランプ27a,27bから発生する
紫外線発生量とを増大させ、風量検出手段35で検出し
た風量が小さい場合には噴霧装置22から噴霧される噴
霧水量と紫外線ランプ27a,27bから発生する紫外
線発生量とを低減させる水処理制御装置34を備えたも
のであり、紫外線ランプ27a,27bから発生する紫
外線発生量と噴霧装置22から噴霧される噴霧水量とを
送風機の風量に応じて適正に制御するため、省エネと殺
菌処理能力向上とを図ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、空気と噴霧水とを直接接触させる洗浄室と、前記
洗浄室内に水を噴霧する噴霧装置と、前記洗浄室下方に
設けた貯水槽と、前記貯水槽の水を前記噴霧装置に供給
するポンプと、前記洗浄室に空気を供給する送風機と、
前記洗浄室から流出した水滴を除去するエリミネータと
を備えた空気浄化装置において、紫外線発生装置と光触
媒層とを、前記洗浄室と前記貯水槽との間、または前記
洗浄室内に設置したもので、前記貯水槽内における水の
滞留を防止し、前記貯水槽内における細菌やカビの繁殖
を防止しながら、清浄な空気を供給できる。
【0070】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、噴霧装置を、洗浄室内の風向に
対して上流側では粒径の小さい水滴を噴霧し、下流側で
は粒径の大きい水滴を噴霧するようにしたものであり、
エリミネータの汚染を防止すると共に、エリミネータで
分離しきれなかった水滴が直接室内に吹出すことを防止
できる。
【0071】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の発明において、さらに、洗浄室
内に流入した空気の風向を鉛直下方に変更せしめる撹拌
ファンを備えたものであり、洗浄室内における水滴と空
気との接触・混合を十分に行い、空気の洗浄効果が向上
する。
【0072】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、送
風機の風量を検出する風量検出手段を備え、前記風量検
出手段で検出した風量が大きい場合には噴霧装置から噴
霧される噴霧水量と紫外線発生装置から発生する紫外線
発生量とを増大させ、前記風量検出手段で検出した風量
が小さい場合には噴霧装置から噴霧される噴霧水量と紫
外線発生装置から発生する紫外線発生量とを低減させる
水処理制御装置を備えたもので、省エネと殺菌処理能力
向上とが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気浄化装置の実施の形態1の断
面図
【図2】本発明による空気浄化装置の実施の形態2の断
面図
【図3】本発明による空気浄化装置の実施の形態3の断
面図
【図4】本発明による空気浄化装置の実施の形態4の断
面図
【図5】従来の空気浄化装置の断面図
【符号の説明】
21 洗浄室 22 噴霧装置 22a,22b ノズル 23 貯水槽 24 ポンプ 25 送風機 26 エリミネータ 27 紫外線発生装置 27a,27b 紫外線ランプ 28 光触媒層 33 撹拌ファン 34 水処理制御装置 35 風量検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気と噴霧水とを直接接触させる洗浄室
    と、前記洗浄室内に水を噴霧する噴霧装置と、前記洗浄
    室下方に設けた貯水槽と、前記貯水槽の水を前記噴霧装
    置に供給するポンプと、前記洗浄室に空気を供給する送
    風機と、前記洗浄室から流出した水滴を除去するエリミ
    ネータとを備えた空気浄化装置において、紫外線発生装
    置と光触媒層とを、前記洗浄室と前記貯水槽との間、ま
    たは前記洗浄室内に設置した空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 噴霧装置は、洗浄室内の風向に対して上
    流側では粒径の小さい水滴を噴霧し、下流側では粒径の
    大きい水滴を噴霧する請求項1に記載の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 洗浄室内に流入した空気の風向を鉛直下
    方に変更せしめる撹拌ファンを備えた請求項1または請
    求項2に記載の空気浄化装置。
  4. 【請求項4】 送風機の風量を検出する風量検出手段を
    備え、前記風量検出手段で検出した風量が大きい場合に
    は噴霧装置から噴霧される噴霧水量と紫外線発生装置か
    ら発生する紫外線発生量とを増大させ、前記風量検出手
    段で検出した風量が小さい場合には噴霧装置から噴霧さ
    れる噴霧水量と紫外線発生装置から発生する紫外線発生
    量とを低減させる水処理制御装置を備えた請求項1から
    請求項3のいずれか一項に記載の空気浄化装置。
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