JP3822854B2 - 脱臭装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、「生物系廃棄物」を微生物によって「コンポスト化」する生物系廃棄物処理装置において、コンポスト化処理時に大気中に放出されるガスを脱臭する脱臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下の説明において「コンポスト化」の対象となる「生物系廃棄物」とは、例えば、一般廃棄物に分類される可燃ゴミ、厨芥、し尿等が挙げられ、天然の動植物自身及びその代謝物、並びにそれらの処理残さ等の生物に由来する有機資材の残さのことをいう。また、以下の説明において「コンポスト化」とは、微生物の働きによって各生化学反応を複合連鎖的に進行させ、生物系廃棄物中の有機物を、最終過程において二酸化炭素と水(あるいは水蒸気)とに分解し、その結果上記した生物系廃棄物を、農業生産に係る肥料及び土壌改良材として有効なコンポスト製品にすることである。
【0003】
このような生物系廃棄物のコンポスト化処理方法、及び管理方法として、本出願人は、特願2002-19587号にて、「アンモニア濃度、二酸化炭素濃度、温度、水分、電気伝導度等の生物系廃棄物のコンポスト化処理の種々の処理状態を検出する各種センサを備えたコンポスト化処理装置を用いて、処理槽内に投入された被処理生物系廃棄物を微生物と酸素の作用によってコンポスト化処理する方法であって、コンポスト化処理実験装置を用いて前記被処理生物系廃棄物の試料をコンポスト化処理して、時間に対する二酸化炭素濃度を求めることにより、被処理生物系廃棄物の含水率、通気量、新規の被処理生物系廃棄物の投入タイミング等のコンポスト化処理に必要な諸条件の各最適値を予め求めておいて、前記各種センサにより、その時点の処理状態を検出して、前記各最適値に比較して、必要な場合には、処理条件の変更、処理停止を行って、前記最適値又はこれに近い条件でコンポスト化処理することを特徴とする生物系廃棄物のコンポスト化処理方法。」の出願を行った。また、上記したコンポスト化処理方法は、この処理を実施する例えば廃棄物排出事業者等に設置された上記コンポスト化処理装置において、その処理状況を示す前記各種センサの検出値を、通信回線を介して中央の管理センターに送信することによって、一括管理可能な方法である。そして、該管理センターにおいて、予め登録してある検出値の最適値と比較しながら各種処理状況の適否の判定を行い、不適と判定された場合には、管理技術者が当該不適判定に係るコンポスト化処理装置を所有する廃棄物排出事業者に出向いて、コンポスト化処理条件の修正を行えるようになっている。
【0004】
ところで、コンポスト化の過程では、微生物が生物系廃棄物を分解する副産物として、臭気(悪臭)性のガスが生成する。この臭気性ガスは、他の二酸化炭素等の生成ガスや余剰の空気等と共に、生物系廃棄物処理装置から大気中に放出され、環境に著しく影響し、廃棄物排出事業者等に多大な不快感を与える。前記臭気性ガスの代表例としては、生物系廃棄物が主に厨芥であれば、その蛋白質成分の含量に応じて発生するアンモニアガスが挙げられるが、実際は、生物系廃棄物の種類に応じて様々な臭気性ガスが生成すると想定されている。よって、通常の生物系廃棄物処理装置には、主にコンポスト化処理を行う本体部とは別に、コンポスト化に伴って逐一生成する臭気性ガスを取除き、臭気的に無害なガスを大気中に放出するための脱臭装置が設けられている。以下の説明においては、コンポスト化の結果、処理装置本体から排出されるガスであって、脱臭処理されるべく脱臭装置を通過するガスを「被処理ガス」と記す。なお、該「被処理ガス」の用語は、脱臭装置の側から見た場合に、その処理対象となるガスを示しているが、処理装置本体の側から見た場合には、その外部に排出すべき「排出ガス」であって、「被処理ガス」及び「排出ガス」の両用語は同義のガスを示している。
【0005】
そして、従来の生物系廃棄物処理装置の脱臭装置には、前記臭気性ガスを、オゾンで分解するものがあった。しかしながら、ガスは単位体積あたりの分子数が少なく、オゾンで分解するためには、両ガス同士が分子状態で衝突する必要があるので、未分解の臭気性ガスが残存する場合が少なくなかった。よって、オゾン分解に加えて、前記被処理ガスに酸性の水溶液を噴霧し、アンモニアガス等のアルカリ性のガスを中和処理することによって除去する装置(例えば、特許文献1参照)や、水を電気分解して得られる電解水を使用して、同様に中和する装置がある(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、酸性水溶液を噴霧する場合には、中和処理量が増加するのに伴って上昇する酸性水溶液のpH値を管理する必要があり、また、電解水を生成する方法は、連続的に水を電気分解するために、少なくない電気エネルギーを消費するという問題点があった。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−174958号公報
【特許文献2】
特開平6−239681号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、生物系廃棄物処理装置の処理装置本体から排出されるガスを、効率的に確実に脱臭処理して、大気中に放出されるガスの臭気に係る信頼性を向上させることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために請求項1に記載の発明は、生物系廃棄物をコンポスト化処理する生物系廃棄物処理装置において、該処理装置でコンポスト化する時に、余剰の空気や二酸化炭素等のガスと共に処理装置本体の外部に排出される被処理ガスを脱臭する脱臭装置であって、前記被処理ガスを冷却し、そのガスの中に含まれる水蒸気を水に凝縮して分離除去する凝縮処理装置と、前記水蒸気除去後の被処理ガスから、そのガスの中に含まれる主にアンモニアガスを、中和処理して酸性溶液中に溶解させて吸収除去する中和処理装置と、前記水蒸気及びアルカリ性ガス除去後の被処理ガスから、その中に含まれる残余の臭気性を有する主に酸性及び中性のガスを、吸着剤に吸着させて分離除去する吸着処理装置とを備えていて、前記各処理装置が、被処理ガスが通過する方向に上記順序で連結され、前記中和処理装置と吸着処理装置との間には、ガス或いは霧状の前記酸性溶液を水に溶解して除去するために、酸性溶液除去装置が配置されていることを特徴としている。
【0009】
請求項1の発明によれば、生物系廃棄物のコンポスト化処理中に排出される前記被処理ガスを、脱臭装置の前記凝縮処理装置の内部にまず導いて通過させ、冷媒等で冷却してその中の水蒸気を凝縮し、水蒸気以外の他のガスと凝縮した水とを分離することによって、水蒸気を除去することができる。よって、水蒸気除去後の前記被処理ガスは、その中を占めるアルカリ性のガスの濃度が大きくなっており、この被処理ガスが次に連結された中和処理装置を通過するので、臭気の元凶とされるアンモニアガスを効率的に中和処理し、速やかに前記酸性溶液中にその「塩」として溶解吸収できる。また、中和処理を行う前に予め水蒸気が除去されているので、水蒸気を前記酸性溶液が吸収し、その希薄な水溶液となるのを防止でき、酸性溶液の濃度低下の速度が遅くなるので、アルカリ性のガスを中和するのに適正なpH値に調整する作業頻度を軽減できる。生物系廃棄物は、一般にその組成の大部分は「水」(生物系廃棄物の種類によって異なるが、概ね80%)であって、コンポスト化の結果生成する水(水蒸気)や、コンポスト化による温度上昇(生物系廃棄物の種類によって異なるが、50〜60℃程度)に伴って気化する水蒸気によって、コンポスト化処理中の被処理ガスの中には、多量の水蒸気が含まれる。よって、臭気性ガスを除去する前に、水蒸気を除去することが、特に効果的となる。そして更に、上記水蒸気及びアルカリ性のガス除去後の被処理ガスを、前記吸着処理装置の内部に充填された吸着剤に接触させて吸着することによって、主に酸性及び中性のガスや、難水溶性のその他の臭気性ガスをも効率的に除去して、臭気的に無害なガスのみを大気中に放出できる。
【0010】
【0011】
また、前記中和処理装置においては、酸性溶液の一部分がガス或いは霧状となって、中和処理後の被処理ガスと共に次の装置を通過する恐れがある。例えば、中和処理装置の洗浄塔の内部に、酸性溶液を噴霧して中和処理を行う場合には、比較的大量(50kg程度)の生物系廃棄物の処理量に対応して発生するアルカリ性のガスの中和処理能力は向上するものの、ガス或いは霧状の酸性溶液が、次の処理装置を通過する恐れが大きくなる。請求項1の発明によれば、酸性溶液除去装置の内部にアルカリ性のガス除去後の被処理ガスを導き、水と接触させることによって、その中に含まれる僅かなガス或いは霧状の酸性溶液を水に溶解させて除去できる。よって、被処理ガスが後に通過する金属製の装置等に、酸性のガス或いは霧が作用して腐食するのを防げる。
【0012】
また、請求項の発明は、請求項に記載の発明において、前記酸性溶液除去装置は、洗浄塔の内部に水を噴霧する噴霧器を備えていて、噴霧水と被処理ガスとを接触させ、噴霧水中に前記ガス或いは霧状の酸性溶液を溶解させて除去することを特徴としている。
【0013】
請求項の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、水を被処理ガスに噴霧することによって、被処理ガスと水との接触面積を大きくできるので、コンポスト化の処理量の増加に応じて、前記酸性溶液除去装置に浸入する恐れの大きくなるガス或いは霧状の酸性溶液を確実に溶解し、除去できる。
【0014】
また、請求項の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記凝縮処理装置は、冷却塔の内部に冷却水を噴霧する噴霧器を備えていて、冷却水を噴霧して前記被処理ガスと直接に接触させて冷却することを特徴としている。
【0015】
請求項の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、冷却水を被処理ガスに噴霧することによって、被処理ガスと冷媒である冷却水との接触面積が大きい状態で冷却できるので、比較的大量の生物系廃棄物の処理量に対応して発生する水蒸気を効率的に凝縮して除去できると共に、水溶性の臭気性ガスをも冷却水中に溶解吸収して除去することができ、脱臭の効果が大きい。また、被処理ガスの中には、コンポスト化処理に伴って発生する生物系廃棄物の粉塵等も含まれているので、冷却水を噴霧することによって該粉塵類も除去でき、脱臭するための後の各処理が行い易くなる。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、処理装置本体Xの正面断面図であり、図2は、図1のH−H線断面図であり、図3は、処理装置本体X及び脱臭装置Yの配置を示す平面図である。図3に示されるように、処理装置本体Xの背面側には、該処理装置本体X内で発生したガス(排出ガス)を吸引回収して脱臭処理するための後述の脱臭装置Yが配設されている。なお、図3において、符号70は、処理装置本体Xと脱臭装置Yとを載置している台板を示す。
【0019】
まず、処理装置本体Xの構成について簡単に説明し、その後に、本発明に係る脱臭装置Yについて詳述する。処理装置本体Xは、処理槽51の中心部に、中空構造の回転軸52が水平に配置されて、その両端部は、前記処理槽51の外側に配置された一対の軸受53で回転可能に支持されている。回転軸52には螺旋状の攪拌羽根54が一体に取付けられていて、その両端部には、複数本のアーム55を介して支持リング56が一体に取付けられている。この一対の支持リング56には、送気管57が前記回転軸52と平行に支持されていると共に、一対の支持リング56における前記送気管57と位相が180°異なる部分は連結ロッド58で連結されて、一対の支持リング56の連結剛性が高められている。送気管57の内側(配置状態で回転軸52の側を向く側)には、多数の空気噴出孔(図示せず)が軸方向に沿って所定間隔をおいて設けられている。また、中空構造の回転軸52と送気管57とは、該回転軸52の軸直角方向に配置された中空構造の2本の連結送気管59を介して連結されている。一方、回転軸52の一端部には、ブロワ61が連結されていて、該ブロワ61から送られた空気は、回転軸52及び2本の連結送気管59を介して送気管57に送られて、これに設けられた多数の空気噴出孔から回転軸52の側に向けて空気が噴出される構成になっている。
【0020】
また、回転軸52の他端部に取付けられた被動スプロケット62と、駆動モータ63の駆動軸63aに取付けられた駆動スプロケット64とは、チェーン65を介して連結され、前記回転軸52は、駆動モータ63の駆動力により所定方向に低速回転される構成になっている。このため、後述の投入口66から処理槽51内に投入された被処理物(生物系廃棄物)は、攪拌羽根54の作用により回転させられながら、その処理が行われる。
【0021】
また、処理槽51の正面側には、傾斜面部51aが設けられていて、該傾斜面部51aに方形状の投入口66が斜上方を向いて設けられ、該投入口66は、生物系廃棄物の投入時を除いて、その斜上端部にヒンジ連結された蓋体67により閉塞されている。この投入口66の内側には、その周縁に沿って吸引パイプ68が固定配置され、該吸引パイプ68は、処理槽51の上板部の内面に沿って配置された連結パイプ69を介して吸引ファン71に連結されている。吸引パイプ68の全体形状は、投入口66の形状に対応した方形状になっていて、配置状態において内側になる部分には、その長手方向に沿って所定間隔をおいて多数の吸引孔(図示せず)が設けられている。また、吸引パイプ68には、連結パイプ69を介して吸引ファン71の吸引力が及んでいるため、投入口66の部分には、常時吸引気流が発生している。よって、ほぼ密閉状態の処理槽51内において生物系廃棄物の処理に伴って発生するガスは、吸引パイプ68に吸引されて脱臭装置Yに導かれると共に、蓋体67を開いて投入口66から処理槽51内に生物系廃棄物を投入する際に、開口状態の投入口66から大気中に流出しようとするガスも、この投入口66の部分に及んでいる吸引気流によって吸引パイプ68に吸引され、脱臭装置Yの側に導かれて排出される。このようにして、臭気性ガスを含んだ状態の排出ガス(脱臭装置Yから見ると被処理ガス)が、そのまま大気中に放出されるのを防止している。なお、連結パイプ69にはフィルター(図示せず)が取り付けられていて、排出ガス中の粉塵類を除去可能になっている。
【0022】
また、処理槽51を構成する側板部における前記回転軸52よりも下方の部分には、処理時における処理槽51内の温度及び水分を検出するための各センサ72,73を有する第1センサ筒G1 が取付けられていて、その処理状態が遠隔の管理センターにて監視可能になっている。
【0023】
次に、前記処理装置本体Xの吸引パイプ68に吸引されて脱臭装置Yの側に導かれる被処理ガスを脱臭する脱臭装置Yについて詳細に説明する。図4は、本発明に係る脱臭装置Yを模式的に示した図である。該脱臭装置Yは、管路2を介して前記処理装置本体Xの吸引ファン71と連結し、被処理ガスの中に含まれる水蒸気を水に凝縮することによって除去する凝縮処理装置Aと、管路3を介して該凝縮処理装置Aと連結し、被処理ガスに含まれるアルカリ性のガスを、硫酸溶液Sで中和処理して吸収除去する中和処理装置Bと、管路4を介して該中和処理装置Bと連結し、被処理ガスの中に僅かに含まれる霧状の前記硫酸溶液Sを、噴霧水中に溶解して除去する酸性溶液除去装置Cと、管路5を介して該酸性溶液除去装置Cと連結し、被処理ガスに含まれる残余の臭気性のガスを、後述する活性炭(吸着剤)に吸着させて除去する吸着処理装置Dとを備えている。よって、前記被処理ガスは、前記凝縮処理装置A、中和処理装置B、酸性溶液除去装置C、吸着処理装置Dの順に脱臭装置Yを通過可能になっていて、それぞれ水蒸気と、アンモニアガス等のアルカリ性のガスと、前記ガス或いは霧状の前記酸性溶液と、残余の臭気性ガスであって主に酸性及び中性のガス等とを、除去可能になっている。また、図3等に示される各実線の矢印は、前記被処理ガス(排出ガス)の移動方向を示し、破線の矢印は、液体のそれを示している。
【0024】
前記凝縮処理装置Aは、被処理ガスを内部に導いて冷却水で冷却し、その中の主に水蒸気を凝縮して除去する装置である。該凝縮処理装置Aは、被処理ガスの冷却操作を行うための略円筒形状の冷却塔11と、先端のノズル部12aを冷却塔11の内部に配置し、その塔頂部にほぼ垂直に取り付けられた略直管形状の噴霧管12と、冷却塔11の塔底の開口部に取り付けられ、上方から噴霧されて落下する冷却水や、被処理ガス中の水蒸気が凝縮して生成した水を貯留するためのタンク13と、該タンク13に貯留された水Wを循環させ、冷却水として再噴霧するための第1水循環路15とを備えている。前記冷却塔11は、その周壁部の下方及び上方の開口部にて、前記各管路2,3の終端及び始端部と連結していて、自身の内部において、前記噴霧管12のノズル部12aより上方であって、前記管路3の始端の開口部より下方に配置する噴霧管12の外周面には、管路3に向けた前記被処理ガスの通過路が蛇行するように、円板形状の一部分を欠落させて形成された複数枚の邪魔板14が取り付けられている。該邪魔板14は、ノズル部12aから噴霧されて飛散する冷却水が、冷却後の前記被処理ガスと共に、より上方に向けて通過しにくくするためのものである。また、タンク13は、前記第1水循環路15を介して前記噴霧管12の管頂部と連結し、ポンプP1 の動力によって水Wを循環可能になっている。なお、図4の16は、タンク13に貯留された水Wを、適宜排出するための排水管である。
【0025】
また、前記中和処理装置Bは、水蒸気除去後の被処理ガスを内部に導き、不快な臭気を有するアルカリ性のアンモニアガスを主に除去するために、強酸性の硫酸溶液Sを噴霧して、その溶液中にその「塩」、即ち硫酸アンモニウムとして溶解して吸収する装置である。また、前記酸性溶液除去装置Cは、上記したアルカリ性のガス除去後の被処理ガスを内部に導き、該被処理ガスと共に霧状となって内部に浸入する恐れのある硫酸溶液Sを、噴霧水中に溶解させて除去する装置である。そして、上記中和処理装置B及び酸性溶液除去装置Cは、前記凝縮処理装置Aとほぼ同様の構成であって、硫酸溶液S及び水Wを噴霧するための前記冷却塔11に相当する洗浄塔21,31と、噴霧管22,32、タンク23,33、邪魔板24,34等をそれぞれ備えていて、各タンク23,33に貯留された硫酸溶液S及び水Wを連続的に循環させて噴霧するための硫酸溶液循環路25及び第2水循環路35を有している。該第2水循環路35には、ポンプP3 が連結されていて、その動力で水Wを循環可能になっている。なお、図4の36は、前記排水管16と同様の排水管である。
【0026】
一方、前記硫酸溶液循環路25は、前記第1及び第2の各水循環路15,35と同様にポンプP2 を有していて、連続的に硫酸溶液Sを循環させて噴霧できると共に、該循環路25の経路途中には、pHセンサ27が取り付けられていて、循環する硫酸溶液SのpH値がリアルタイムで検出可能になっている。そして、pHセンサ27は、前記処理装置本体Xに取り付けられた前記温度及び水分の各センサ72,73と共に、後述するように、通信回線80を介して検出値管理手段Zと連携していて、その管理センター90において、pHセンサ27の検出値を監視可能になっている。
【0027】
また、吸着処理装置Dは、前記酸性溶液除去装置Cにて酸性溶液除去後の被処理ガスを内部に導き、残余の主に酸性及び中性の臭気性ガスや難水溶性のガスを活性炭に吸着させて、臭気的な問題が少ない被処理ガスの他の成分と最終的に分離し、脱臭済みの被処理ガスを排気管6から大気中に放出する装置である。該装置Dの充填塔41の内部は2部屋に大別され、それぞれの空間には、第1及び第2の各活性炭42,43が個別に充填されており、前記排気管6は、該充填塔41の塔頂部に連結されている。前記各活性炭42,43は、物理吸着に加えて所定の添着加工が施され、化学吸着も可能な活性炭であって、それぞれ酸性のガスと、中性ないし両性のガスとに対して大きな吸着作用を有する活性炭である。また、前記排気管6には、全ての脱臭処理を終えて大気中に放出される被処理ガスの中の二酸化炭素とアンモニアガスとの各濃度を検出する各センサ7,8を有する第2センサ筒G2 が取り付けられている。二酸化炭素及びアンモニアの各センサ7,8は、前記pHセンサ27と同様に前記検出値管理手段Zと連携しており(図4では図示せず)、それぞれコンポスト化の進行状況と、放出されるガスの臭気とを追跡管理するために取り付けられている。なお、図4の46は、自然に凝縮等して充填塔41の底部に溜まる水等を適宜排出するための排水管である。
【0028】
次に、生物系廃棄物処理装置の処理装置本体Xにてコンポスト化処理し、脱臭装置Yにて脱臭する工程についてまず説明し、次にその管理方法について説明する。図5は、生物系廃棄物のコンポスト化処理に係る管理方法を示す工程図である。まず、特定の廃棄物排出事業者E1 において、ある特性を有する生物系廃棄物が発生する。その特性に応じてコンポスト化に適するように所定の調整を施された生物系廃棄物を、前記処理装置本体Xの投入口66より処理槽51の内部に投入して、所定の撹拌条件に従って均一に混合する。コンポスト化するのに必要な酸素を含む空気を、前記ブロワ61、中空の回転軸52、連結送気管59、送気管57を介して、処理槽51の内部に送気して、コンポスト化反応を開始させる。前記送気管57は、撹拌中を除いて処理槽51の最底部に配置するように設定されており、生物系廃棄物中に所定流量の空気を確実に送気して、活発な微生物の活動を維持するようになっている。このようにして、生物系廃棄物のコンポスト化が開始して順調に進行すると共に、処理槽51の内部では、微生物の活動によって生物系廃棄物が分解された結果、生成する水や二酸化炭素、それらに加えて生成する臭気性ガス等が発生し、処理槽51の内部の温度が50℃から60℃程度にも上昇する。そして、生物系廃棄物にもともと多量に含まれている水分が気化した水蒸気も発生する。これらのコンポスト化の結果、生成したガスや温度上昇に伴って気化した水蒸気、槽内に送気される余剰の空気等のガス、更に生物系廃棄物が粉砕されてゴミ状の粉塵となったもの等が相俟って、吸引ファン71の吸引力によって前記脱臭装置Yの側に吸引され、前記投入口66の周縁部に取り付けられた吸引パイプ68及び連結パイプ69を介して、処理槽51の外部に排出される。また、処理槽51には、前記温度、水分の各センサ72,73が取付けられていて、コンポスト化の状況をリアルタイムで追跡管理するべく、通信回線80を介して後述の検出値管理手段Zと連携している。
【0029】
そして、上述したように処理槽51の外部に排出された排出ガス、即ち脱臭装置Yにて脱臭処理されるべき被処理ガスは、管路2を介して凝縮処理装置Aの冷却塔11の下方から浸入して内部に導かれる。冷却塔11の内部では、より上方に移動する被処理ガスに対して、その通過途中で噴霧管12から冷却水が噴霧され、被処理ガスの中に含まれる水蒸気が冷却されて凝縮して水になり、冷却水等と共に落下してタンク13に貯留される。貯留される水Wは、ポンプP1 の動力により、第1水循環路15を介して連続的に再噴霧される。また、同時に、前記フィルターで完全に除去できなかった細かい粉塵や、水蒸気以外の水溶性のガス等が、冷却水中に取り込まれて被処理ガスから除去される。このように凝縮処理装置Aにて被処理ガスを冷却する方法は、冷媒である水を被処理ガスと直接に接触させる方法なので、コンポスト化すべき生物系廃棄物の投入量に応じて発生する被処理ガスの排出量に拘らず、効率良く冷却でき、他の粉塵等の不純物や水溶性の臭気性ガスをも除去できる。また、冷却塔11の上方には前記邪魔板14が配設されていて、噴霧される冷却水が、被処理ガスと共に前記管路3の始端の開口部の部分に至り、冷却塔11の外部に向けて通過しにくくなっている。
【0030】
このように主に水蒸気が除去された前記被処理ガスは、管路3を介して中和処理装置Bの洗浄塔21の内部に導かれ、凝縮処理装置Aの場合と同様にして、タンク23に貯留された硫酸溶液Sが、噴霧管22から連続的に噴霧される。被処理ガスの中に含まれる臭気性ガスは、多種に亘ると想定されるが、特にその中で多量に生成し、しかも臭気的に多大な不快感を有するガスはアンモニアガスであって、生物系廃棄物中の窒素成分、例えば蛋白質等の含量に応じて、微生物に分解された結果、生成されやすいガスである。アンモニアガスは、硫酸溶液Sに中和されて硫酸アンモニウムに化合し、該溶液中に溶解吸収される。また、中和処理は、アルカリ性のガス全てに有効であって、アンモニアガス以外のアルカリ性のガスも同様に除去される。中和処理対象の被処理ガスは、その中に含まれていた多量の水蒸気が前記凝縮処理装置Aにて概ね除去済みであって、前記粉塵等も同時に除去されているので、硫酸溶液循環路25を循環する硫酸溶液Sの濃度及び純度を長期的に良好に維持でき、中和処理を効率良く速やかに進行させられる。また、硫酸溶液Sが循環する前記硫酸溶液循環路25の途中に取り付けられた前記pHセンサ27は、その検出値を前記検出値管理手段Zに送信しており、該検出値は、前記水分及び温度の各センサ72,73と同様に追跡管理されている。
【0031】
そして、中和処理された前記被処理ガスは、前記洗浄塔21に設置された邪魔板24によって、その内部に噴霧されて霧状となった硫酸溶液Sが被処理ガス中に混入するのを防止され、管路4を介して酸性溶液除去装置Cの洗浄塔31の内部に導かれるが、前記邪魔板24によって防ぎきれなかった一部の霧状の硫酸溶液Sが、そのまま酸性溶液除去装置Cの洗浄塔31の内部に浸入する恐れがある。ここで、該洗浄塔31の内部において、前記処理装置Aの場合と同様に噴霧管32より水Wを噴霧し、被処理ガスの中の僅かな前記霧状の硫酸溶液Sを該水W中に溶解して取除くことができる。硫酸は容易に水に溶解するので、両者の接触面積が大きくなるように水Wが噴霧されることによって、霧状の硫酸溶液Sは、被処理ガスから速やかに除去される。よって、該被処理ガスが後に通過する例えば二酸化炭素やアンモニアの各センサ7,8の部分が、硫酸溶液Sによって腐食されるのを防止できる。
【0032】
そして、霧状の硫酸溶液S除去後の被処理ガスが、管路5を介して吸着処理装置Dの充填塔41の内部に導かれる。充填塔41の内部において、被処理ガスは、前記第1及び第2の各活性炭42,43と順次接触し、硫化水素やメチルメルカプタン等の酸性ガス、及び硫化メチルや二硫化メチル等の中性のガスが、前記各活性炭42,43に吸着されて、被処理ガスから除去される。また、この吸着処理工程においては、難水溶性の他の臭気性ガス等も同様に吸着されて除去できる。このようにして、前記処理装置本体Xから排出された被処理ガスは、アンモニアガスを除去する中和処理と、凝縮及び酸性溶液溶解のその前後の各処理とに加えて、最後に残余の臭気性ガスが除去され、臭気的に無害なガスとなって排気管6から大気中に放出される。また、排気管6には、前記二酸化炭素及びアンモニアの各センサ7,8が取付けられていて、 放出されるガス中の各ガス濃度が検出され、コンポスト化と脱臭に係る信頼性を維持するために、後述するように追跡管理されている。
【0033】
次に、コンポスト化及び脱臭処理と並行して行われる管理方法について、脱臭に係る部分を主体に説明する。脱臭に係る管理は、主に前記中和処理装置BのpHセンサ27の検出値に基づいて行われる。図4及び図5に示されるとおり、該pHセンサ27の検出値は、通信回線80を介して検出値管理手段Zの管理センター90にリアルタイムで送信されている。該管理センター90においては、廃棄物排出事業者E1 の生物系廃棄物の通常の特性及び廃棄量に応じて生成すると想定されるアンモニアガスを中和処理するのに必要な硫酸溶液Sの上限のpH値が予め登録されていて、前記pHセンサ27の検出値と登録値とを比較することができる。例えばコンポスト化処理が一定期間経過すると、アルカリ性のガスの中和処理量が累積的に増加してタンク23の硫酸溶液Sの濃度が低下し、そのpH値が前記登録値を超えて上昇する。前記検出値管理手段Zには、廃棄物排出事業者E1 の地元の管理オフィスG1 が含まれており、前記管理センター90は、このような場合に該管理オフィスG1 に連絡し、pH値を初期値に戻すために、管理オフィスG1 の技能者F1 を派遣して濃硫酸を貯留した別のタンクに交換する等の所定の作業を行うように指示できる。また、上記した場合のみならず、様々な事態にて硫酸溶液SのpH値が上昇する場合にも、アンモニアガスの中和処理能力が低下し、所定の濃度以上のアンモニアガスが放出されて不快感を与える前に、他のセンサの検出値を参照しながら総合的に判断して、然るべき処置を講じることができるので、脱臭に係る信頼性が向上している。
【0034】
また、吸着処理装置Dに連結された排気管6には、前記pHセンサ27と同様に検出値管理手段Zと連携する前記アンモニアセンサ8が取付けられていて、大気中に放出されるガスの中のアンモニアガスの濃度を検出し、管理センター90にて監視している。該管理センター90においては、臭気的に無視できるアンモニアガスの一般的な濃度が登録値として定められていて、アンモニアセンサ8の検出値が登録値以下である事を確認できる。よって、アンモニアガスに係る臭気的な信頼性を一層確実に維持できる。
【0035】
また、前記処理槽51及び排気管6には、前記温度、水分の各センサ72,73及び二酸化炭素センサ7が取り付けられていて、前記各センサ27,8と同様に検出値管理手段Zと連携して追跡管理されている。これらの各センサ72,73,7の検出値は、微生物の活性のバロメーターとなるべき数値であって、コンポスト化処理が長期的に安定して効率良く進行するように、管理センター90の各登録値を参照して比較されている。そして、各数値が規定の範囲を超えて異なる場合には、何らかの理由で微生物の活性が阻害されている可能性があるので、管理センター90にて対処法を含む総合的な判断がなされ、前記管理オフィスG1 に伝達され、技能者F1 が派遣されて所定の修復作業を行える。なお、図5の廃棄物排出事業者Enは、前記事業者E1 と同様の事業者が複数存在することを示し、それに対応して管理オフィスGnとその技能者Fnが配置されている。
【0036】
上記した実施例においては、凝縮処理装置Aとして、冷媒としての冷却水を被処理ガスに直接に噴霧する方式の凝縮装置を例示したが、結果的に水蒸気を除去できれば問題なく、例えば冷却効果を有する他の冷媒も使用可能であって、冷媒と被処理ガスとを間接的に接触させて熱交換する装置等でも代替できる。また、目的の水蒸気、アンモニアガス、霧状の硫酸溶液を除去するために、除去すべきガスを含む被処理ガス、即ち気相中に、水や硫酸溶液の各吸収液を噴霧、即ち分散させる方式の各装置(凝縮及び中和の各処理装置A,B、酸性溶液除去装置C)を例示したが、逆に前記各吸収液を連続相として、この液中に被処理ガスを気泡として分散させ、除去すべきガスを吸収する装置等でも代替できる。そして、酸性溶液は、揮発性が小さく容易に(噴霧)水に溶解し、強酸性を有する入手し易い溶液として硫酸を例示したが、同様の他の酸性溶液でも代替できる。
【0037】
なお、凝縮処理装置Aと酸性溶液除去装置Cとは、共に水Wの各循環路15,35を有していて、それぞれの個別のポンプP1.P2 を備えているが、共用することもできる。また、コンポスト化処理する生物系廃棄物の排出量が少ない廃棄物排出事業者においては、前記酸性溶液除去装置Cを連結せずに、中和処理装置の洗浄塔の高さを確保して邪魔板を多数取り付ける等の処置によって、酸性溶液の除去処理が十分可能な場合もあり得る。
【発明の効果】
【0038】
本発明によれば、脱臭装置は、凝縮、中和、吸着の各処理装置の順に連結されているので、処理装置本体から排出される被処理ガス中の臭気性ガスを、予め凝縮処理した後に中和及び吸着処理して除去でき、よって臭気性ガスの除去処理が効率的に、確実に行われ、臭気的に無害なガスを大気中に放出できる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】 処理装置本体Xの正面断面図である。
【図2】 図1のH−H線断面図である。
【図3】 処理装置本体X及び脱臭装置Yの配置を示す平面図である。
【図4】 脱臭装置Yを模式的に示した図である。
【図5】 生物系廃棄物のコンポスト化処理に係る管理方法を示す工程図である。
【符号の説明】
A:凝縮処理装置
B:中和処理装置
C:酸性溶液除去装置
D:吸着処理装置
1,En:廃棄物排出事業者
1,Fn:技能者(管理技術者)
S:硫酸溶液(酸性溶液)
X:処理装置本体
Y:脱臭装置
W:水
27:pHセンサ
42:第1活性炭(吸着剤)
43:第2活性炭(吸着剤)
80:通信回線(通信手段)
90:管理センター

Claims (3)

  1. 生物系廃棄物をコンポスト化処理する生物系廃棄物処理装置において、該処理装置でコンポスト化する時に、余剰の空気や二酸化炭素等のガスと共に処理装置本体の外部に排出される被処理ガスを脱臭する脱臭装置であって、
    前記被処理ガスを冷却し、そのガスの中に含まれる水蒸気を水に凝縮して分離除去する凝縮処理装置と、
    前記水蒸気除去後の被処理ガスから、そのガスの中に含まれる主にアンモニアガスを、中和処理して酸性溶液中に溶解させて吸収除去する中和処理装置と、
    前記水蒸気及びアルカリ性ガス除去後の被処理ガスから、その中に含まれる残余の臭気性を有する主に酸性及び中性のガスを、吸着剤に吸着させて分離除去する吸着処理装置とを備えていて、
    前記各処理装置が、被処理ガスが通過する方向に上記順序で連結され、
    前記中和処理装置と吸着処理装置との間には、ガス或いは霧状の前記酸性溶液を水に溶解して除去するために、酸性溶液除去装置が配置されていることを特徴とする脱臭装置。
  2. 前記酸性溶液除去装置は、洗浄塔の内部に水を噴霧する噴霧器を備えていて、噴霧水と被処理ガスとを接触させ、噴霧水中に前記ガス或いは霧状の酸性溶液を溶解させて除去することを特徴とする請求項に記載の脱臭装置。
  3. 前記凝縮処理装置は、冷却塔の内部に冷却水を噴霧する噴霧器を備えていて、冷却水を噴霧して前記被処理ガスと直接に接触させて冷却することを特徴とする請求項1又は2に記載の脱臭装置。
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