JP4068258B2 - 系統切替システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばデジタル放送システムで使用され、それぞれエンコーダ等により構成される現用系と予備系とを備える二重化システムにおいて、現用系と予備系との切替をシームレスに行なうようにした系統切替システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来運用されているデジタル放送システムには、放送用の素材信号をMPEG(Moving Picture Coding Experts Group)−2で規格されている符号化方式で符号化しトランスポートストリームとして出力するMPEG用のエンコーダが用いられている。また、この種のシステムでは、複数のエンコーダを用いて、一方を主たる動作を行なう現用系として機能させ、他方を現用系に対する予備系として機能させる二重化システムを構築している。
【0003】
ところで、この二重化システムにおいては、現用系と予備系とのいずれか一方の系についてメンテナンス等を行なうために、系の切替を行なうようにしている。しかし、この二重化システムでは、各系のエンコーダ同士で同期運転を行なっておらず、このため、トランスポートストリーム出力中にエンコーダのメンテナンス等で系の切替を行ないたい場合に、シームレスに切替を行なうことができない。また、いずれか一方の系に障害が発生した場合の切替においても、必ずストリームに破綻が生じる。
【0004】
そこで、上記二重化システムの信頼性を確保するための対策としては、系の切替を行なう切替装置で各系の同期をとって切替を実行させることも考えられるが、切替装置の処理の複雑化を招いてしまうことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のデジタル放送システムに使用される二重化システムでは、現用系及び予備系それぞれのエンコーダ同士で同期運転を行なっていないので、必要に応じて系の切替を行なうと各エンコーダから出力されるストリームに破綻が生じるという問題を有している。
【0006】
この発明の目的は、二重化システムにおいて、系の切替を行なう際に、符号化信号の破綻を起こすことのないシームレスな切替を行ない、かつ信頼性を向上し得る系統切替システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る系統切替システムは、互いに一定のビット数を有する複数のパケットを配列してなる伝送信号を符号化する第1の符号化装置から成る第1系と、当該第1の符号化装置と同一機能を実行する第2の符号化装置から成る第2系とを備える二重化システムに適用され、この二重化システムにおける第1系と第2系との切替を行なうための系統切替システムにおいて、第1の符号化装置と第2の符号化装置との間で、自装置の状態及び伝送信号を符号化するための所定の符号化フォーマットを示す状態パラメータ情報の授受を行なう状態パラメータ情報授受手段と、この状態パラメータ情報授受手段により授受された状態パラメータ情報に基づいて、第1及び第2の符号化装置各々の動作状態を互いに一致させる動作制御手段と、第1の符号化装置で符号化された符号化信号と第2の符号化装置で符号化された符号化信号とを選択的に導出する第1の切替導出手段とを備えるようにしたものである。
【0008】
この構成によれば、第1系として機能する第1の符号化装置の状態及び所定の符号化フォーマットを示す状態パラメータ情報が第2系として機能する第2の符号
化装置にリアルタイムに通知されることになり、第2の符号化装置はこの通知された状態パラメータ情報に基づいて自装置の状態及び符号化フォーマットを第1の符号化装置に合わせることが可能となる。すなわち、第1の符号化装置で符号化された符号化信号と第2の符号化装置で符号化された符号化信号との同期をとることができ、切替装置で系の切替を行なっても連続した符号化信号が得られる。
【0009】
このため、第1及び第2の符号化装置各々から符号化信号出力中に各系のメンテナンス等で系の切替を行ないたい場合に、符号化信号の破綻を起こす確率を低減できシームレスな切替を実行できる。
【0010】
また、上記構成において、第1及び第2の符号化装置各々に伝送信号が入力される前に、各系の伝送信号を互いに同期させる同期手段を備えるようにしたことを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、例えば伝送信号中に映像、音声等の各種成分が含まれる場合に、符号化装置に入力される前に第1系と第2系との間で同期させておくようにすれば、第1及び第2の符号化装置間で互いに同じ成分に揃えて伝送信号を符号化でき、かつ互いに同一成分となる符号化信号を出力することが可能となる。さらに、第1及び第2の符号化装置間で同期をとるような処理における負担を軽減できる。
【0012】
上記構成において、第1及び第2の符号化装置の各々は、入力された伝送信号に対し符号化処理を実行するとともに、外部からの指示で符号化されたパケット相互間に第1の切替導出手段に対し切替実行を指示するための切替指示データを挿入する切替指示データ挿入手段と、切替可能位置を指示するための切替可能位置指示データを挿入する切替可能位置指示データ挿入手段とを有し、第1の切替導出手段は、第1及び第2の符号化装置の各々で符号化された符号化信号中に含まれる切替指示データを検出する切替指示データ検出手段と、この切替指示データ検出手段により切替指示データを検出した時点で切替可能位置指示データを検出し、他の系へのシームレスな切替処理を実行する手段と、外部より入力された切替指示を検出した時点で切替可能位置指示データを検出し、他の系へのシームレスな切替処理を実行する手段とを有してなることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、第1及び第2の符号化装置で符号化信号中のパケット相互間に切替可能位置を示す切替可能位置指示データを挿入しておくようにし、系統切替処理時に切替可能位置指示データを検出するようにしているので、この検出結果に基づいて一方の系の符号化信号から他方の系の符号化信号へシームレスにかつ連続性を確保しながら自動的に切り替えることができるようになり、ユーザによってデータ途切れが生じない点を見つけて切り替えるような処理を必要とせずに済む。
【0014】
上記構成において、第1の切替導出手段は、第1及び第2の符号化装置の各々で符号化された符号化信号中に異常なパケットが含まれる場合に、この異常なパケットを検出する異常パケット検出手段と、予め切替可能位置指示データを常に検出しておくことで、この異常パケット検出手段により異常パケットを検出した時点で他の系へのシームレスな切替処理を実行する手段とを有してなることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、第1及び第2の符号化装置の各々から出力される符号化信号中に異常なパケットが発生すると、この異常なパケットを検出し、この検出時点で他方の正常な系の符号化信号を切替導出するので、障害発生時に生じる符号化信号の破綻を低減することができる。
【0016】
上記構成において、さらに、第1の切替導出手段と同一構成で第1の切替導出手段に対し補完もしくは代替として機能する第2の切替導出手段を備え、この第2の切替導出手段と第1の切替導出手段との間で、自己の動作状態を示す動作情報の授受を行なう動作情報授受手段と、この動作情報授受手段による動作情報の授受結果に基づいて、第1の切替導出手段及び第2の切替導出手段のうちのいずれか一方に動作異常が発生したと判定した場合に、動作異常のある切替導出手段の動作を停止させ、正常である他方の切替導出手段を動作させる切替異常対応手段とを有してなることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、例えば一方の系の切替導出手段が動作中に障害発生した場合に、この障害発生した切替導出手段から正常な切替導出手段に無応答や異常な動作情報が通知されることになり、正常な切替導出手段はこの通知を受けて自動的に動作を開始することができる。このため、動作中の切替導出手段の故障で符号化信号が破綻するのを低減することができる。
【0018】
上記構成において、さらに、第1及び第2の符号化装置、及び第1及び第2の切替導出手段各々の処理を制御する第1のシステム制御装置を備え、この第1のシステム制御装置は、第1及び第2の符号化装置、第1及び第2の切替導出手段各々の動作状態を監視する監視手段と、この監視手段により第1及び第2の符号化装置、第1及び第2の切替導出手段のうちのいずれか一方の動作異常が検出された場合に、異常の発生した装置をシステムから切り離すシステム異常対応手段とを有してなることを特徴とする。
【0019】
特に、システム異常対応手段については、第1及び第2の符号化装置のいずれか一方に動作異常が発生したと判定された場合に、正常な符号化装置から出力される符号化信号を導出するように第1の切替導出手段もしくは第2の切替導出手段の切替処理を制御もしくは異常な符号化装置をリセットし、第1及び第2の切替導出手段のいずれか一方に動作異常が発生したと判定された場合に、異常が発生した切替導出手段をリセットもしくは停止させるようにしている。
【0020】
この構成によれば、各系の構成装置の処理を1つのシステム制御装置により制御されるので、系統間で互いに制御情報を授受して制御処理を実行するよりも各構成装置の処理上の負担を軽減でき、さらに、各構成装置で異常動作が発生すると、システム制御装置でその異常動作に対する対処がなされるので、各構成装置で異常動作を認識してその異常動作に対応する必要がなく、この点でも各構成装置の処理上の負担を軽減でき、簡単な処理で二重化システムの信頼性を高めることが可能となる。
【0021】
上記構成において、さらに、第1のシステム制御装置と同一構成で該第1のシステム制御装置に対し補完もしくは代替として機能する第2のシステム制御装置を備え、この第2のシステム制御装置と第1のシステム制御装置との間で、自装置の動作状態を示す動作状態の授受を行なうシステム制御側動作情報授受手段と、このシステム制御側動作情報授受手段による動作情報の授受結果に基づいて、第1及び第2のシステム制御装置のうちのいずれか一方に動作異常が発生したと判定された場合に、動作異常の発生したシステム制御装置の動作を停止し、正常である他方のシステム制御装置を動作させる手段とを有してなることを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、例えば第1のシステム制御装置が動作中に障害発生を起こした場合に、この第1のシステム制御装置から第2のシステム制御装置に無応答や異常な動作情報が通知されることになり、第2のシステム制御装置はこの通知を受けて第1のシステム制御装置に異常が発生したことを認識し自動的に動作を開始することができ、さらに、異常な第1のシステム制御装置を停止もしくはリセットすることができる。このため、二重化システムの信頼性をさらに高めることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係る系統切替システムの一実施形態を示す回路ブロック図である。
図1に示すシステムは、同期部11,エンコーダ12,エンコーダ出力切替装置13等から成る現用系と、同期部14,エンコーダ15,エンコーダ出力切替装置16等から成る予備系とを備える二重化構成のシステムである。
【0024】
まず、現用系及び予備系それぞれにおいて、映像、音声及びデータ等の複数の素材信号は、同期部11,14で同期をとられた後、エンコーダ12,15でMPEG−2符号化方式で符号化され、固定長パケットからなるMPEG規格のTS(トランスポートストリーム)信号として出力される。そして、エンコーダ12,15それぞれから出力されるTS1信号及びTS2信号は、現用系として機能するエンコーダ出力切替装置13で選択的に導出される。
【0025】
ここで、この実施形態では、エンコーダ出力切替装置13,16の切替処理の影響を減らすために、エンコーダ12,15の出力を互いに同一のMPEGのTS信号となるようにするのが有効である。そこで、エンコーダ12,15には、系統間で自装置の状態及び伝送信号を符号化するための所定の符号化フォーマットを示す状態パラメータ情報の授受を行なうための状態パラメータ情報授受通信機能と、この状態パラメータ情報通信機能により授受された状態パラメータ情報に基づいて、エンコーダ12,15の動作状態を互いに一致させるための動作制御機能とが設けられている。この状態パラメータ情報としては、例えばバッファ占有量、映像エンコード時の目標符号量、映像/音声/データパケットのMPEGトランスポートストリーム上の順番、音声パケットにPES(Packetized Elementary Stream)ヘッダがあることを示すフラグ、映像パケットにGOP(Group Of Picture)ヘッダがあることを示すフラグ、動作クロック等が挙げられる。
【0026】
このような機能を設けることにより、例えば現用系として機能するエンコーダ12から状態パラメータ情報が予備系として機能するエンコーダ15にリアルタイムに通知されることになり、エンコーダ15はこの通知された状態パラメータ情報に基づいて自装置の状態及びMPEG規格の符号化フォーマットをエンコーダ12に合わせることが可能となる。すなわち、エンコーダ12で符号化されたTS1信号とエンコーダ15で符号化されたTS2信号との同期をとることができ、エンコーダ出力切替装置13で系統切替を行なってもデータの途切れの無い連続したTS信号が得られる。
【0027】
さらに、同期部11,14で素材信号を同期させることにより、エンコーダ12,15間で同期をとるような処理における負担を軽減できる。
【0028】
次に、上記エンコーダ出力切替装置13の動作例について図2及び図3を参照して説明する。
まず、図2は、切替可能点に基づく切替処理を示している。
切替可能点は、各素材のエンコードデータ毎に存在する点で(図2(a),(b)ではDS1,DS2及びAS1,AS2等で示す)、それ以降のエンコードデータに関して、それ以前のエンコードデータ無しで、デコード可能となる点である。すなわち、エンコーダ12,15は、図2(a),(b)に示すように、入力された素材信号に対し符号化処理を実行するとともに、MPEGに準拠してパケット相互間に切替可能点を挿入するように符号化する。なお、切替可能点のエンコードデータ上の示し方は、エンコーダ出力切替装置13との間で予め取り決めをする。例えば映像においてはGOPヘッダを有するパケット先頭、音声においてはPESヘッダを有するパケット先頭に切替可能点を配置することやTS信号のヘッダ上のフラグなどが考えられる。
【0029】
そして、エンコーダ出力切替装置13は、図2(c)に示すように、切替処理実行トリガなどで切替処理を実行する段階で、切替可能点をTS1信号及びTS2信号の各素材について検出し、切替可能点を検出した時点で、他の系への切替処理を順次実行する。このようにすれば、TS1信号からTS2信号へシームレスにかつ連続性を確保しながら自動的に切り替えることができるようになる。
【0030】
次に、図3は、ストリーム異常検出により切替時にTS信号の破綻が救える場合を示している。
すなわち、エンコーダ出力切替装置13は、図3(a)に示すようにエンコーダ12で符号化されたTS1信号中に異常なパケット(図3ではVX1)が含まれている場合に、この異常パケットを検出し、この検出時点で図3(b)に示す如くエンコーダ15で符号化されたTS2信号を切替導出するようにしている。このようにすることで、図3(c)に示すように、障害発生時に生じるTS信号の破綻を低減することが可能となる。
【0031】
なお、上記説明では、1つのエンコーダ出力切替装置13について説明したが、この実施形態では、さらに予備系に対応するエンコーダ出力切替装置16が備えられている。このエンコーダ出力切替装置16は、エンコーダ出力切替装置13と同様に、エンコーダ12,15それぞれから出力されるTS1信号とTS2信号とを選択的に切替導出するもので、エンコーダ出力切替装置13に対し補完もしくは代替として機能する。
【0032】
そして、エンコーダ出力切替装置13,16には、互いに自己の動作状態を示す動作情報の授受を行なうための動作情報授受制御機能と、この動作情報授受機能による動作情報の授受結果に基づいて、いずれか一方に異常が発生したと判定された場合に、正常である系に切り替えて動作させるための切替異常対応制御機能とが設けられている。また、切替異常対応制御機能は、異常であるエンコーダ出力切替装置の動作を停止させる。
【0033】
この構成によれば、例えばエンコーダ出力切替装置13が動作中に障害発生を起こした場合に、このエンコーダ出力切替装置13からエンコーダ出力切替装置16に無応答や異常な動作情報が通知されることになり、エンコーダ出力切替装置16はこの通知を受けて自動的に動作を開始することができる。このため、動作中のエンコーダ出力切替装置13の故障でTS信号が破綻するのを低減することができる。
【0034】
以上のように上記実施形態によれば、現用系として機能するエンコーダ12から自己の状態及び所定のMPEG符号化フォーマットを示す状態パラメータ情報が予備系として機能するエンコーダ15に通知されることになり、エンコーダ15はこの通知された状態パラメータ情報に基づいて自装置の状態及び符号化フォーマットをエンコーダ12に合わせることが可能となる。すなわち、エンコーダ12で符号化されたTS1信号とエンコーダ15で符号化されたTS2信号との同期をとることができ、エンコーダ出力切替装置13で系統切替を行なってもデータの途切れの無い連続したTS信号が得られる。
【0035】
このため、エンコーダ12,15の出力中に各系のメンテナンス等で系の切替を行ないたい場合に、TS信号の破綻を起こす確率を低減できシームレスな切替を実行できる。
【0036】
また、エンコーダ12,15に素材信号が入力される前に同期部11,14により系統間で素材信号を同期させるようにしているので、エンコーダ12,15で互いに同じ成分に揃えてMPEG−2符号化方式で素材信号を符号化でき、かつ互いに同一成分のTS1信号及びTS2信号を出力することが可能となり、さらに、エンコーダ12,15間で同期をとるような処理の簡略化が図れ、処理上の負担を軽減できる。
【0037】
また、エンコーダ12,15はTS信号中のパケット相互間に切替可能点ができるようにエンコードし、エンコーダ出力切替装置13,16は系統切替処理時に切替可能点を検出するようにしているので、この検出結果に基づいて一方の系のTS信号から他方の系のTS信号へシームレスにかつ連続性を確保しながら自動的に切り替えることができるようになり、ユーザによってデータ途切れが生じない点を見つけて切り替えるような処理を必要とせずに済む。
【0038】
さらに、エンコーダ出力切替装置13,16は、エンコーダ12,15から出力されるTS信号中に異常なパケットが発生すると、この異常なパケットを検出し、この検出時点で他方の正常な系のTS信号を切替導出するようにしているので、障害発生時に生じるTS信号の破綻を低減することができる。
【0039】
また、例えば現用系のエンコーダ出力切替装置13が動作中に障害発生した場合に、この障害発生したエンコーダ出力切替装置13から正常であるエンコーダ出力切替装置16に無応答や異常な動作情報が通知されることになり、エンコーダ出力切替装置16はこの通知を受けてエンコーダ出力切替装置13に異常が起きたことを認識し自動的に動作を開始することができる。このため、動作中のエンコーダ出力切替装置13の故障でTS信号が破綻するのを低減することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、エンコーダ及びエンコーダ出力切替装置各々の処理を外部から制御できるようにしたものである。
【0041】
図4は、この第2の実施形態に係わる系統切替システムの構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において上記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0042】
すなわち、エンコーダ12,14及びエンコーダ出力切替装置13,16のそれぞれの処理は、外部システム制御装置21により制御される。この外部システム制御装置21は、エンコーダ12,14及びエンコーダ出力切替装置13,16内の各種パラメータを設定するためのインタフェースを与えている。この各種パラメータとしては、切替処理実行トリガ、現用/予備指定、リセット処理、自動切替処理のオン・オフ、MPEGトランスポートストリーム生成に関するフォーマット指定のパラメータやビットレート指定のパラメータなどが挙げられる。
【0043】
また、外部システム制御装置21は、エンコーダ12,15及びエンコーダ出力切替装置13,16各々の動作状態を監視する監視機能と、この監視機能によりエンコーダ12,15及びエンコーダ出力切替装置13,16のうちのいずれか一方の動作異常が検出された場合に、異常の発生した装置をシステムから切り離すシステム異常対応機能とを備えている。特に、このシステム異常対応機能は、エンコーダ12,15のいずれか一方に動作異常が発生したと判定された場合に、正常なエンコーダから出力されるTS信号を導出するようにエンコーダ出力切替装置13もしくはエンコーダ出力切替装置16の切替処理を制御もしくは異常なエンコーダをリセットし、エンコーダ出力切替装置13,16のいずれか一方に動作異常が発生したと判定された場合に、異常が発生したエンコーダ切替装置をリセットもしくは停止させるようにしている。
【0044】
したがって、この第2の実施形態によれば、エンコーダ12,15及びエンコーダ出力切替装置13,16各々の処理を1つの外部システム制御装置21により制御されるので、先の実施形態の如く現用系と予備系との間で互いに制御情報を授受して制御処理を実行するよりもエンコーダ12,15及びエンコーダ出力切替装置13,16各々の処理上の負担を軽減でき、さらに、エンコーダ12,15及びエンコーダ出力切替装置13,16で異常動作が発生すると、外部システム制御装置21でその異常動作の対処がなされるので、エンコーダ12,15及びエンコーダ出力切替装置13,16の各々で異常動作を認識してその異常動作に対応する必要がなく、この点でも各構成装置の処理上の負担を軽減でき、簡単な処理で二重化システムの信頼性を高めることが可能となる。
【0045】
なお、上記第2の実施形態において、外部システム制御装置21と同一構成で補完もしくは代替として機能する外部システム制御装置22を備えるようにしてもよい。この場合、外部システム制御装置21,22には、互いに自己の動作状態を示す動作情報の授受を行なうための機能と、動作情報の授受結果に基づいて、いずれか一方に異常が発生したと判定された場合に、正常である外部システム制御装置を動作させるための機能とを設ける。このようにすることで、例えば外部システム制御装置21が動作中に障害発生を起こした場合に、この外部システム制御装置21から外部システム制御装置22に無応答や異常な動作情報が通知されることになり、外部システム制御装置22はこの通知を受けて外部システム制御装置21に異常が発生したことを認識し自動的に動作を開始することができ、さらに、異常な外部システム制御装置21を停止もしくはリセットすることができる。このため、二重化システムの信頼性をさらに高めることが可能となる。
【0046】
(その他の実施形態)
この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えばエンコーダ12,15についてMPEGに準拠しない符号化信号を出力してもよいし、エンコーダ出力切替装置13,16についてもMPEGに準拠しない符号化信号を取り扱うようにしてもよい。また、エンコーダ出力切替装置13,16について、ユーザによる操作で系の切替を実行するようにしてもよい。
【0047】
その他、エンコーダの構成やエンコーダ出力切替装置の構成、外部システム制御装置の構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、二重化システムにおいて、系の切替を行なう際に、符号化信号の破綻を起こすことのないシームレスな切替を行ない、かつ信頼性を向上し得る系統切替システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る系統切替システムの一実施形態を示す回路ブロック図。
【図2】上記図1に示したエンコーダ出力切替装置の動作の一例を説明するために示す信号タイミング図。
【図3】同じく上記図1に示したエンコーダ出力切替装置の動作の他の例を説明するために示す信号タイミング図。
【図4】この発明に係る系統切替システムの第2の実施形態を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
11,14…同期部、
12,15…エンコーダ、
13,16…エンコーダ出力切替装置、
21,22…外部システム制御装置。

Claims (7)

  1. 互いに一定のビット数を有する複数のパケットを配列してなる伝送信号を符号化する第1の符号化装置から成る第1系と、当該第1の符号化装置と同一機能を実行する第2の符号化装置から成る第2系とを備える二重化システムに適用され、この二重化システムにおける前記第1系と前記第2系との切替を行なうための系統切替システムにおいて、
    前記第1の符号化装置と第2の符号化装置との間で、自装置の状態及び伝送信号を符号化するための所定の符号化フォーマットを示す状態パラメータ情報の授受を行なう状態パラメータ情報授受手段と、
    この状態パラメータ情報授受手段により授受された状態パラメータ情報に基づいて、前記第1及び第2の符号化装置各々の動作状態を互いに一致させる動作制御手段と、
    前記第1の符号化装置で符号化された符号化信号と前記第2の符号化装置で符号化された符号化信号とを選択的に導出する第1の切替導出手段とを具備してなることを特徴とする系統切替システム。
  2. さらに、前記第1及び第2の符号化装置各々に伝送信号が入力される前に、各系の伝送信号を互いに同期させる同期手段を備えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の系統切替システム。
  3. さらに、前記第1の切替導出手段と同一構成で該第1の切替導出手段に対し補完もしくは代替として機能する第2の切替導出手段を備え、
    この第2の切替導出手段と前記第1の切替導出手段との間で、自己の動作状態を示す動作情報の授受を行なう動作情報授受手段と、この動作情報授受手段による動作情報の授受結果に基づいて、前記第1の切替導出手段及び前記第2の切替導出手段のうちのいずれか一方に動作異常が発生したと判定した場合に、動作異常の発生した切替導出手段の動作を停止させ、正常である他方の切替導出手段を動作させる切替異常対応手段とを有してなることを特徴とする請求項1記載の系統切替システム。
  4. さらに、前記第1及び第2の符号化装置、及び前記第1及び第2の切替導出手段各々の処理を制御する第1のシステム制御装置を備え、
    この第1のシステム制御装置は、前記第1及び第2の符号化装置、前記第1及び第2の切替導出手段各々の動作状態を監視する監視手段と、この監視手段により前記第1及び第2の符号化装置、前記第1及び第2の切替導出手段うちのいずれか一方の動作異常が検出された場合に、異常の発生した装置をシステムから切り離すシステム異常対応手段とを有してなることを特徴とする請求項記載の系統切替システム。
  5. 前記システム異常対応手段は、前記第1及び第2の符号化装置のいずれか一方に動作異常が発生したと判定された場合に、正常な符号化装置から出力される符号化信号を導出するように前記第1の切替導出手段もしくは前記第2の切替導出手段の切替処理を制御、もしくは異常な符号化装置をリセットすることを特徴とする請求項記載の系統切替システム。
  6. 前記システム異常対応手段は、前記第1及び第2の切替導出手段のいずれか一方に動作異常が発生したと判定された場合に、動作異常が発生した切替導出手段をリセットもしくは停止させることを特徴とする請求項記載の系統切替システム。
  7. さらに、前記第1のシステム制御装置と同一構成で該第1のシステム制御装置に対し補完もしくは代替として機能する第2のシステム制御装置を備え、
    この第2のシステム制御装置と前記第1のシステム制御装置との間で、自装置の動作状態を示す動作情報の授受を行なうシステム制御側動作情報授受手段と、このシステム制御側動作情報授受手段による動作情報の授受結果に基づいて、前記第1及び第2のシステム制御装置のうちのいずれか一方に動作異常が発生したと判定された場合に、動作異常の発生したシステム制御装置の動作を停止し、正常である他方のシステム制御装置を動作させる手段とを有してなることを特徴とする請求項記載の系統切替システム。
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