JP2008160722A - Ts切替送出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な処理手順により、系統切替を送出信号に乱れを生じさせることなくスムーズに行うことのできるTS切替送出装置を提供する。
【解決手段】系統切替時に、スプライサ11による系統切替の実行に先立ち、各エンコーダ12,15にてTSパケット間に2フレーム長以上でかつ無効な符号データを有する隙間を形成し、しかる後にスプライサ11にて隙間期間で系統切替を行うようにしている。
【選択図】 図1
【解決手段】系統切替時に、スプライサ11による系統切替の実行に先立ち、各エンコーダ12,15にてTSパケット間に2フレーム長以上でかつ無効な符号データを有する隙間を形成し、しかる後にスプライサ11にて隙間期間で系統切替を行うようにしている。
【選択図】 図1
Description
この発明は、複数系統のTS(Transport Stream)を選択的に切り替えて送出するTS切替送出装置に関する。
近年、地上波放送システムにおいては、デジタル放送が開始されている。このデジタル放送においては、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)により、番組で使用する映像、音声それぞれのTSパケットを放送局で多重伝送し、受信機側で各TSパケットを復調し、適宜タイミングを合わせて合成再生することで、放送番組を視聴可能としている。
上記放送局においては、TSパケットの切り替え、同期化、多重化などの信号処理を施すスタジオ機器が必要不可欠である。また、上記放送局では、機器の故障対策及び保守のために、多重系統としており、使用している系統のTSが放送に使用できない状態になった場合に、直ちに他の系統へ切り替えて放送の継続を図るようにしている。
ところで、上記放送局では、系統切替を行うための切替装置に対して切替位置を指定する信号を映像符号化装置で出力信号に多重して出力し、それを切替装置で検出して系統切替を実現している。しかしながら、この手法では、映像符号化装置の多重出力から切替位置を指定する信号を検出する分、切替装置の処理負荷が増大することになる。
なお、従来では、映像符号化装置にてGOP(Group Of Picture)タイミングから固定の一意の期間に映像と音声のTSパケットが出力されないよう隙間を空けたTSを出力する手法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−94390号公報
しかしながら、上記手法では、系統切替に係わらず、常にGOPタイミングから固定の一意の期間の隙間を形成しなければならない分、映像符号化装置の処理負荷が増大する。
そこで、この発明の目的は、簡単な処理手順により、系統切替を送出信号に乱れを生じさせることなくスムーズに行うことのできるTS切替送出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明に係わるTS切替送出装置は、系統ごとにフレーム構造のベースバンド映像信号からパケット構造のTS(Transport Stream)を生成し、切替部にて複数系統のTSを選択的に切り替えて送出するTS切替送出装置において、系統切替時に、送出中の系統及び待機中の系統のTSパケット間に切替部で切替可能でかつ無効な符号データを有する隙間を形成して切替部に供給する隙間形成手段と、この隙間形成手段による隙間形成後の各系統のTSについて、隙間で切り替えるように切替部を制御する切替制御手段とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、系統切替時に、切替部による系統切替の実行に先立ち、送出中の系統及び待機中の系統のTSパケット間に切替部で切替可能でかつ無効な符号データを有する隙間が形成され、しかる後に切替部にて隙間期間で系統切替が行われることになる。
従って、系統切替の際に、切替部にてTSヘッダの解析を行なうことなく、隙間部分で切り替えるという簡単な手順で系統切り替えを復号した映像信号にノイズ等を生じさせることなくスムーズに行うことができる。
以上詳述したようにこの発明によれば、簡単な処理手順により、系統切替を送出信号に乱れを生じさせることなくスムーズに行うことのできるTS切替送出装置を提供することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態となるTS切替送出装置の構成を示すもので、11は切替部としてのスプライサである。なお、ここでは説明を簡単にするため、スプライサ11の入力チャンネル(系統)数を2チャンネルとし、出力チャンネル数を1チャンネルとし、各チャンネル入力は全てMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)で規定されるTSパケットであるものとする。
図1は、この発明の一実施形態となるTS切替送出装置の構成を示すもので、11は切替部としてのスプライサである。なお、ここでは説明を簡単にするため、スプライサ11の入力チャンネル(系統)数を2チャンネルとし、出力チャンネル数を1チャンネルとし、各チャンネル入力は全てMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)で規定されるTSパケットであるものとする。
この実施形態では、スプライサ11の第1入力チャンネルにエンコーダ(ENC)12及びマルチプレクサ(MUX)13を設けている。エンコーダ12は、ベースバンド映像信号からES(Elementary Stream)、PES(Packetized Elementary Stream)という順を経て、TSパケットに生成するもので、アラームシステム14から通知される系統切替指示情報に基づいて、TSパケット間に2フレーム以上の隙間を形成する。なお、隙間部分には、無効なヌルパケットが挿入されることになる。
マルチプレクサ13は、エンコーダ12から出力されるTSに音声TSパケットやPSI(Program Specific information)を多重してスプライサ11に出力する。
また、スプライサ11の第2入力チャンネルには、エンコーダ(ENC)15及びマルチプレクサ(MUX)16を設けている。
アラームシステム14は、上位の制御系から切替トリガが通知されると、エンコーダ12,15に対し系統切替指示情報を送出してTSパケット間に隙間を形成させた後、隙間期間でスプライサ11の接続を第1入力チャンネルから第2入力チャンネル、または第2入力チャンネルから第1入力チャンネルに切替制御する。
次に、上記構成において、以下にその処理動作を説明する。
まず、エンコーダ12,15では、互いに独立して同一のTSパケットを生成する。図2はMPEG2のTSパケットの構造を示す。TSヘッダは4バイトの固定長で、同期バイトと呼ばれる固定パターンの開始コードから始まり、アダプテーションフィールドの有無を示すアダプテーションフィールド制御情報などが存在する。アダプテーションフィールドはTSヘッダのアダプテーションフィールド制御値が2または3のときだけ存在する可変長のフィールドで、システムの時間情報を示すPCR(Program Clock Reference)やスプライサ11に対し切替指示を出すためのスプライシングポイントフラグなどが存在する。TSのバイト数は188バイトの固定長なので、188からTSのヘッダ長(4バイト)とアダプテーションフィールドのバイト数を引いた値がペイロードのバイト数となる。
まず、エンコーダ12,15では、互いに独立して同一のTSパケットを生成する。図2はMPEG2のTSパケットの構造を示す。TSヘッダは4バイトの固定長で、同期バイトと呼ばれる固定パターンの開始コードから始まり、アダプテーションフィールドの有無を示すアダプテーションフィールド制御情報などが存在する。アダプテーションフィールドはTSヘッダのアダプテーションフィールド制御値が2または3のときだけ存在する可変長のフィールドで、システムの時間情報を示すPCR(Program Clock Reference)やスプライサ11に対し切替指示を出すためのスプライシングポイントフラグなどが存在する。TSのバイト数は188バイトの固定長なので、188からTSのヘッダ長(4バイト)とアダプテーションフィールドのバイト数を引いた値がペイロードのバイト数となる。
しかしながら、実際にはスプライサ11にてTSパケットのアダプテーションフィールドに含まれるスプライシングポイントフラグを検出してから系統切替が行われるため、スプライサ11の処理負荷が増大することになる。そこで、本発明では、系統切替時に、各エンコーダ12,15でTSパケット間に切替部分を含む前後一定期間に有意な符号を出力しないようにして隙間を形成し、スプライサ11にて隙間期間で系統切替を行うようにする。この場合の切替処理の様子を図3(a)〜(c)に示す。
図3(a)はマルチプレクサ13の出力、図3(b)はマルチプレクサ16の出力、図3(c)はスプライサ11の出力を示し、映1は第1入力チャンネルの映像パケット、音1は第1入力チャンネルの音声パケット、データ1は第1入力チャンネルのデータパケット、映2は第2入力チャンネルの映像パケット、音2は第2入力チャンネルの音声パケット、データ2は第2入力チャンネルのデータパケットであることを示している。
アラームシステム14では、切替トリガが与えられると、各エンコーダ12,15に対し系統切替指示情報を出力してTSパケット間に隙間を形成させるようにし、スプライサ11に対し切替タイミング信号を出力する。
スプライサ11は、切替タイミング信号を受けて、マルチプレクサ13,16の出力を隙間期間で第1入力チャンネルから第2入力チャンネルへ、または第2入力チャンネルから第1入力チャンネルへ切り替える。
これにより、切替前の信号と切替後の信号が綺麗につながり、情報に乱れを生じさせることなくTSを送出されるようになる。
以上のように上記実施形態では、系統切替時に、スプライサ11による系統切替の実行に先立ち、各エンコーダ12,15にてTSパケット間に2フレーム長以上でかつ無効な符号データを有する隙間を形成し、しかる後にスプライサ11にて隙間期間で系統切替を行うようにしている。
従って、系統切替の際に、スプライサ11にてTSヘッダやアダプテーションフィールドの解析を行なうことなく、隙間部分で切り替えるという簡単な手順で系統切り替えを復号した映像信号にノイズ等を生じさせることなくスムーズに行うことができる。
なお、上記実施形態では、2フレーム長以上の隙間を形成する例について説明したが、スプライサ11の切替性能に応じて、2フレーム未満の隙間を形成するようにしてもよい。
その他、TS切替送出装置の構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
11…スプライサ、12,15…エンコーダ、13,16…マルチプレクサ、14…アラームシステム。
Claims (3)
- 系統ごとにフレーム構造のベースバンド映像信号からパケット構造のTS(Transport Stream)を生成し、切替部にて前記複数系統のTSを選択的に切り替えて送出するTS切替送出装置において、
系統切替時に、送出中の系統及び待機中の系統のTSパケット間に前記切替部で切替可能でかつ無効な符号データを有する隙間を形成して前記切替部に供給する隙間形成手段と、
この隙間形成手段による隙間形成後の各系統のTSについて、前記隙間で切り替えるように前記切替部を制御する切替制御手段とを具備したことを特徴とするTS切替送出装置。 - 前記隙間形成手段は、送出中の系統及び待機中の系統のTSパケット間に少なくとも2フレーム長の隙間を形成することを特徴とする請求項1記載のTS切替送出装置。
- 前記隙間形成手段は、前記隙間に無効なヌルパケットを挿入することを特徴とする請求項1記載のTS切替送出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
CN102801979A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-28 | 武汉微创光电股份有限公司 | 多路视频混合编码方法及装置 |
JP2018125742A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 株式会社東芝 | 多重化装置、切替装置、送信システム、および送信方法 |
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2006
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