JP4177588B2 - データ放送信号送出装置及びデータ放送信号送出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、衛星放送、地上波放送等のデジタル放送システムにおいて、データ放送を行うためのデータ放送信号送出装置及びデータ放送信号送出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル放送技術の確立に伴い、通信衛星や放送衛星を使用する衛星放送システムではデジタル放送が開始され、さらに地上波放送システムにおいてもデジタル放送への移行が計画されている。
【0003】
上記デジタル放送では、画像や音声によるテレビジョン放送だけでなく、文字やデータによる放送(データ放送)も可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記データ放送では、テレビジョン放送番組に連動した情報や、またテレビジョン放送番組とは独立した情報等を提供している。特に、テレビジョン放送番組に連動した情報については、ユーザがいつ受信を開始しても即座に表示できるように複数の番組データ(カルーセルデータ)を一定の時間間隔で繰り返し送信している。このため、放送局では、画像や音声を取り扱う送信系統の他に、カルーセルデータを取り扱う送信系統と、テレビジョン放送番組とは独立した情報(PESデータ)を取り扱う送信系統とが別々に存在することとなる。
【0005】
特に、上記放送局では、多チャンネル分のデータ放送番組を放送することになると、増設すべき送信系統分の送出装置が必要となり、その分設置スペースが必要になるとともに、システムのコストアップを招くことになる。
【0006】
また、上記放送局では、放送帯域が予め固定されているため、データ放送により伝送すべきデータを多重化出力レートからテレビジョン放送番組の画像及び音声のビットレートを差し引いたレートで出力しなければならない。このため、データ放送のビットレートの管理を行なう必要がある。
【0007】
しかし、上記放送局の多重化装置では、テレビジョン放送の画像及び音声、データ放送のカルーセルデータ及びPESデータの多重化出力レートを管理することができるが、多重化出力レートに含まれるデータ放送のビットレートについては管理することが困難である。
【0008】
この発明の目的は、複数種類のデータ放送信号を効率良く送出することができ、しかも省スペース化及び低コスト化を図るとともに、複数種類のデータ放送信号のトータルビットレートを管理することが可能なデータ放送信号送出装置及びデータ放送信号送出方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
【0010】
(1)所定周期ごとに複数の第1データ放送番組それぞれの素材データを繰り返し配列してなる第1のデータ放送番組情報、第1のデータ放送番組とは異なる第2のデータ放送番組から成り、少なくともヘッダ領域及び情報領域を備える規格化された第2のデータ放送番組情報、及び受信機側で再生すべき第1及び第2のサービス番組に関する制御情報をそれぞれパケット構造の伝送用ストリームに変換し、多重化装置にて各伝送用ストリームを他のストリームと多重して放送帯域中の所定帯域を介して放送する放送信号送出システムの多重化装置の入力端子に接続され、かつ複数のプロセスを並列処理可能なデータ放送送出装置であって、
複数のプロセスとして、第1のデータ放送番組情報を前記伝送用ストリームに変換する第1の処理プロセス、第2のデータ放送番組情報を伝送用ストリームに変換する第2の処理プロセス、及び制御情報を伝送用ストリームに変換する第3の処理プロセスを備え、かつ、入力信号のうち、第1のデータ放送番組情報を第1の処理プロセスへ、第2のデータ放送番組情報を第2の処理プロセスへ、制御情報を第3の処理プロセスへ導出する入力信号分離手段と、第1、第2及び第3の処理プロセスの各出力を多重して多重化装置に出力する多重化出力手段とを備えるようにしたものである。
【0011】
(1)の発明によれば、複数のプロセスのうちの1つを、第1のデータ放送番組情報を伝送用ストリームに変換する第1の処理プロセスに設定し、残りの複数のプロセスをそれぞれ、第2のデータ放送番組情報を伝送用ストリームに変換する第2の処理プロセス、制御情報を伝送用ストリームに変換する第3の処理プロセスに設定し、入力信号分離手段により入力信号を情報種類ごとに第1、第2及び第3の処理プロセスに振り分け、多重化出力手段により各処理プロセスの出力伝送用ストリームパケットを多重化して出力するようにしているので、1つの送出装置を第1のデータ放送番組の送出処理用及び第2のデータ放送番組の送出処理用に共用することができ、各々送出装置を別途用意する必要はない。このため、1台の送出装置で複数種類のデータ放送信号を効率良く送出することが可能となり、しかも送出装置台数を減らせる分コストダウン、省スペース化を図れるとともに、トータルビットレート管理を行なうことができる。
【0012】
(2)第1の処理プロセスは、カルーセルデータを取り込み解析し、この解析結果に基づいてTSパケットを生成すると共に、時間情報としてのSTC(System Time Clock)をTSパケットに付加し、第2の処理プロセスは、PESデータを取り込み解析し、この解析結果に基づいてTSパケットを生成すると共に、時間情報としてのSTCをTSパケットに付加し、第3の処理プロセスは、PSI/SIデータを取り込み解析し、この解析結果に基づいてTSパケットを生成すると共に、時間情報としてのSTCをTSパケットに付加し、多重化出力手段は、各出力TSパケットを多重化する際のビットレートと予め決められた基準ビットレートとを比較し、この比較結果に基づきTSパケットを送出STC順に従って選択的に多重出力することを特徴とする。
【0013】
(2)の発明によれば、多重化出力手段により各TSパケットを多重化する際のビットレートが基準ビットレートと比較され、この比較結果に基づいて、TSパケットがSTCの早い順に選択されて、多重出力される。したがって、ビットレートが基準ビットレートを超えたとしても、これに比較的柔軟に対応することができ、これにより放送帯域中の限られたデータ放送用の帯域を有効に利用して、複数種類のデータ放送信号を効率良く放送できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、この発明に係るデジタル放送信号多重送出装置が適用される局内システムの一実施形態を示すブロック構成図である。
【0016】
このシステムは、同図に示すように、エンコーダ(ENC)11,12と、マルチプレクサ(MUX)13と、符号化多重制御部(EMC)14と、データ放送送出部15と、自動番組送出制御部(APC)16と、局内時計17と、データサーバ(DS)18とを備えている。
【0017】
エンコーダ11は、テレビジョン放送番組の映像信号をMPEG2符号化方式で圧縮符号化してビットストリームを生成し、マルチプレクサ13に出力する。エンコーダ12は、テレビジョン放送番組の音声信号をAAC(Advanced Audio Coding)符号化方式で圧縮符号化してビットストリームを生成し、マルチプレクサ13に出力する。
【0018】
マルチプレクサ13は、各エンコーダ11,12の出力と、データ放送送出部15から出力されるデータ放送用データとを多重化し、トランスポートストリームとして送出する。
【0019】
符号化多重制御部14は、自動番組送出制御部16から提供される指示情報、放送スケジュールデータ及び局内時計17で計測される編成時刻に基づいてエンコーダ11,12及びマルチプレクサ13を制御する。
【0020】
データ放送送出部15は、自動番組送出制御部16から提供される指示情報及びデータサーバ18から提供される編成情報に基づいて、データ放送のTSパケットをマルチプレクサ13に送出するものである。
【0021】
自動番組送出制御部16は、データサーバ18から提供される放送スケジュールデータ及び局内時計17で計測される番組編成時刻に従って、符号化多重部14及びデータ放送送出部15に対し指示情報を送出して符号化多重部14の符号化多重処理を制御し、またデータ放送送出部15の送出処理を制御するようにしている。
【0022】
図2は、上記データ放送送出部15の具体的構成を示すブロック図である。
【0023】
図2において、データバス151上には入力インタフェース(I/F)152、CPU153、RAM154、出力バッファ155が接続される。また、CPU153には、ROM156が接続される。また、出力バッファ155には、出力インタフェース(I/F)157が接続される。
【0024】
CPU153は、例えば複数の処理プロセスを並列処理するマルチタスクオペレーション方式のプロセッサであり、ROM156に記憶された制御プログラムに基づいて、図3に示すようなソフトウェア処理を実行する。
【0025】
すなわち、ROM156に記憶された制御プログラムには、複数のプロセスとして、アプリケーションインタフェース(I/F)処理部P1と、PSI/SIデータ受信部P2と、PSI/SIデータ一次多重部P3と、二次多重処理部P4と、カルーセルデータ受信部P5と、カルーセルデータ一次多重部P6と、PESデータ受信部P7と、PESデータ一次多重部P8とがある。これらはCPU153の制御の下で互いに独立して動作する。
【0026】
CPU153において、アプリケーションインタフェース処理部P1では、上記データサーバ18から提供される編成情報に基づいて、入力されたデータが受信機側で再生すべきデータ放送番組に関する制御情報としてのPSI/SIデータ、カルーセルデータ、PESデータを識別し、識別したPSI/SIデータをPSI/SIデータ受信部P2へ、カルーセルデータをカルーセルデータ受信部P5へ、PESデータをPESデータ受信部P7へと振り分ける。
【0027】
PSI/SIデータ受信部P2では、受信したPSI/SIデータをRAM154の然るべき領域へ格納する。PSI/SIデータ一次多重部P3では、上記PSI/SIデータ受信部P2にてRAM154に格納されたPSI/SIデータをTSパケットに変換すると共に、このTSパケットに送出順序付け、送出STCの付加を行ない、しかる後にTSパケットを出力バッファ155に格納する。
【0028】
カルーセルデータ受信部P5では、受信したカルーセルデータをRAM154の然るべき領域へ格納する。カルーセルデータ一次多重部P6では、上記カルーセルデータ受信部P5にてRAM154に格納されたカルーセルデータをTSパケットに変換すると共に、このTSパケットに送出順序付け、送出STCの付加を行ない、しかる後にTSパケットを出力バッファ155に格納する。
【0029】
PESデータ受信部P7では、受信したPESデータをRAM154の然るべき領域へ格納する。PESデータ一次多重部P8では、上記PESデータ受信部P7にてRAM154に格納されたPESデータをTSパケットに変換すると共に、このTSパケットに送出順序付け、送出STCの付加を行ない、しかる後にTSパケットを出力バッファ155に格納する。このとき、STC値に基づき、PTS(Presentation Time Stamp)及びDTS(Decorde Time Stamp)の打ち換え処理を行なう。
【0030】
二次多重処理部P4では、出力バッファ155に格納されたTSパケットを、該TSパケットに付加されているSTC値の高い順に出力インタフェース157を介して出力する。
【0031】
かくして、データ放送送出部15からPESデータ、カルーセルデータ、PSI/SIデータを多重したTSが生成される。
【0032】
また、二次多重処理部P4では、PESデータ、カルーセルデータ、PSI/SIデータの各TSパケットを多重する際のビットレートを基準レートと比較し、この比較結果からビットレートが基準レートを超える恐れがある場合に、STCが早い順からTSパケットを出力し、万一超えてしまった時点で、出力すべきTSパケットを破棄するようにもしている。
【0033】
次に、以上の構成による処理動作について説明する。
上記PESデータ及びカルーセルデータは、互いに独立して制作されるデータ放送番組を示すデータである。また、上記PSI/SIデータは、受信機においてデータ放送番組の開始・停止を制御するために必要なデータである。
【0034】
上記PSI/SIデータは、図4(a)に示す如く、一定周期ごとに送出するデータであり、カルーセルデータは、図4(b)に示す如く、送出すべきデータ放送番組数分のESデータを一定周期ごとに繰り返し配列したデータであり、PESデータは、図4(c)に示す如く、放送時刻に従って送出すべきデータである。
【0035】
しかしながら、カルーセルデータとPESデータは、互いに独立して生成されているため、別々の送出装置が必要となり、チャンネル数が増えると放送局内のシステム構成が複雑となる。そこで、この実施形態では、PSI/SIデータ、カルーセルデータ及びPESデータをそのまま1台のデータ放送送出部15に入力し、データ放送送出部15内のCPU153にてマルチタスク処理によりPSI/SIデータ、カルーセルデータ及びPESデータを別々に処理する。
【0036】
ここで、データ放送送出部15では、PSI/SIデータ受信部P2にてPSI/SIデータをRAM154に格納し、カルーセルデータ受信部P5にてカルーセルデータをRAM154のPSI/SIデータとは別の領域に格納し、PESデータ受信部P7にてPESデータをRAM154のPSI/SIデータ及びカルーセルデータとは別の領域に格納する。
【0037】
RAM154に格納されたPSI/SIデータは、PSI/SIデータ一次多重部P3にて、STC、TSヘッダ、アダプテーションフィールド等が付加されてTSパケットに生成され、出力バッファ155に書き込まれる。また、RAM154に格納されたカルーセルデータは、カルーセルデータ一次多重部P6にて、STC、TSヘッダ、アダプテーションフィールド等が付加されてTSパケットに生成され、出力バッファ155に書き込まれる。さらに、RAM154に格納されたPESデータは、PESデータ一次多重部P8にて、STC、TSヘッダ、アダプテーションフィールド等が付加されてTSパケットに生成され、出力バッファ155に書き込まれる。
【0038】
そして、出力バッファ155に書き込まれた各TSパケットは、二次多重処理部P4にてそれぞれSTC値が識別され、その識別結果に基づいて、出力インタフェース157に転送される。これで、PSI/SIデータ、カルーセルデータ及びPESデータを多重化したデータ放送用のTSが生成される。
【0039】
また、二次多重処理部P4では、多重化すべきビットレートが基準レートと比較され、万一基準レートを超えることがあった場合に、その時点で送出すべきTSパケットを破棄しマルチプレクサ13の破綻を防ぐ。また、TSパケットを破棄する場合に、破棄する旨をアラームとして外部に報知するようにしてもよい。
【0040】
したがって、上記データ放送送出部15によれば、PSI/SIデータ、カルーセルデータ及びPESデータをそのまま入力しても、多重化ビットレートに応じてPSI/SIデータ、カルーセルデータ及びPESデータを効率良く多重化して送出することができる。このため、マルチプレクサ13にて、データ放送用のTSのビットレートを管理する必要がなく、その分マルチプレクサ13の処理負荷を軽減できる。
【0041】
以上のように上記実施形態によれば、CPU153により並列処理される複数の処理プロセスのうちの1つを、PSI/SIデータをTSパケットに変換するPSI/SIデータ一次多重部P3に設定し、残りの複数の処理プロセスをそれぞれ、カルーセルデータをTSパケットに変換するカルーセルデータ一次多重部P6、PESデータをTSパケットに変換するPESデータ一次多重部P8に設定しているので、1台のデータ放送送出部15をPESデータの送出処理用及びカルーセルデータの送出処理用に共用することができ、各々送出装置を別途用意する必要はない。
【0042】
従って、1台のデータ放送送出部15でPESデータ及びカルーセルデータを効率良くTSパケット化して送出することが可能となり、しかもコストダウン、省スペース化を図れるとともに、データ放送におけるトータルビットレート管理を行なうことができる。
【0043】
また、上記実施形態によれば、二次多重処理部P4により各TSパケットを多重化する際のビットレートが基準ビットレートと比較され、この比較結果から多重化ビットレートが基準レートを超える恐れがある場合に、TSパケットがSTCの早い順に選択されて、多重出力される。
【0044】
したがって、多重化ビットレートが基準レートを超えたとしても、これに比較的柔軟に対応することができ、これにより放送帯域中の限られたデータ放送用の帯域を有効に利用して、複数種類のデータ放送信号を効率良く放送できる。
【0045】
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、MPEG規格のデータ放送信号を取り扱う例について説明したが、MPEG以外のデータ放送信号を取り扱うようにしてもよい。
【0046】
その他、局内システムの構成、データ放送送出部の種類やその構成、データ放送送出部におけるデータの処理制御手順等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、複数種類のデータ放送信号を効率良く送出することができ、しかも省スペース化及び低コスト化を図るとともに、複数種類のデータ放送信号のトータルビットレートを管理することが可能なデータ放送信号送出装置及びデータ放送信号送出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデータ放送信号送出装置が適用される局内システムの一実施形態を示すブロック図。
【図2】図1に示したデータ放送送出部のハードウェア構成を示すブロック図。
【図3】図1に示したデータ放送送出部のソフトウェア構成を示すブロック図。
【図4】上記実施形態で取り扱うPSI/SIデータ、カルーセルデータ及びPESデータのタイミング図。
【符号の説明】
11,12…エンコーダ(ENC)、
13…マルチプレクサ(MUX)、
14…符号化多重制御部(EMC)、
15…データ放送送出部、
16…自動番組送出制御部(APC)、
17…局内時計、
18…データサーバ(DS)、
P1…アプリケーションインタフェース(I/F)処理部、
P2…PSI/SIデータ受信部、
P3…PSI/SIデータ一次多重部、
P4…二次多重処理部、
P5…カルーセルデータ受信部、
P6…カルーセルデータ一次多重部、
P7…PESデータ受信部、
P8…PESデータ一次多重部。
Claims (3)
- 所定周期ごとに複数の第1データ放送番組それぞれの素材データを繰り返し配列してなる第1のデータ放送番組情報、前記第1のデータ放送番組とは異なる第2のデータ放送番組から成り、少なくともヘッダ領域及び情報領域を備える規格化された第2のデータ放送番組情報、及び受信機側で再生すべき前記第1及び第2のサービス番組に関する制御情報をそれぞれパケット構造の伝送用ストリームに変換し、多重化装置にて各伝送用ストリームを他のストリームと多重して放送帯域中の所定帯域を介して放送する放送信号送出システムの前記多重化装置の入力端子に接続され、かつ複数のプロセスを並列処理可能なデータ放送信号送出装置であって、
前記複数のプロセスとして、前記第1のデータ放送番組情報を前記伝送用ストリームに変換して出力バッファに格納する第1の処理プロセス、前記第2のデータ放送番組情報を前記伝送用ストリームに変換して前記出力バッファに格納する第2の処理プロセス、及び前記制御情報を前記伝送用ストリームに変換して前記出力バッファに格納する第3の処理プロセスを備え、
かつ、入力信号のうち、前記第1のデータ放送番組情報を第1の処理プロセスへ、前記第2のデータ放送番組情報を第2の処理プロセスへ、前記制御情報を第3の処理プロセスへ導出する入力信号分離手段と、
前記出力バッファに格納された前記第1、第2及び第3の処理プロセスの各出力を多重して前記多重化装置に出力する多重化出力手段とを備え、
前記第1の処理プロセスは、前記第1のデータ放送番組情報を取り込み解析し、この解析結果に基づいて伝送用ストリームパケットを生成すると共に、当該伝送用ストリームパケットの送出時刻を示す時間情報を前記伝送用ストリームパケットに付加し、
前記第2の処理プロセスは、前記第2のデータ放送番組情報を取り込み解析し、この解析結果に基づいて伝送用ストリームパケットを生成すると共に、当該伝送用ストリームパケットの送出時刻を示す時間情報を前記伝送用ストリームパケットに付加し、
前記第3の処理プロセスは、前記制御情報を取り込み解析し、この解析結果に基づいて伝送用ストリームパケットを生成すると共に、当該伝送用ストリームパケットの送出時刻を示す時間情報を伝送用ストリームパケットに付加し、
前記多重化出力手段は、各出力伝送用ストリームパケットを多重化する際のビットレートと予め決められた前記所定帯域相当の基準ビットレートとを比較し、この比較結果から各出力伝送用ストリームパケットを多重化する際のビットレートが基準ビットレートを超えない場合、前記出力バッファに格納された伝送用ストリームパケットを送出時間情報順に従って選択的に多重出力し、各出力伝送用ストリームパケットを多重化する際のビットレートが基準ビットレートを超えた場合に、その時点で出力すべき伝送用ストリームパケットを破棄することを特徴とするデータ放送信号送出装置。 - 所定周期ごとに複数の第1データ放送番組それぞれから成るMPEG(Moving Picture Experts Group)規定のES(Elementary Stream)データを繰り返し配列してなるカルーセルデータ、前記第1のデータ放送番組とは異なる第2のデータ放送番組から成るPES(Packetized Elementary Stream)データ、及び受信機側で再生すべき前記第1及び第2のサービス番組に関するPSI/SIデータをそれぞれパケット構造のTS(Transport Stream)に変換し、多重化装置にて各TSを他のTSと多重して放送帯域中の所定帯域を介して放送する放送信号送出システムの前記多重化装置の入力端子に接続され、かつ複数のプロセスを並列処理可能なデータ放送信号送出装置であって、
前記複数のプロセスとして、前記カルーセルデータを前記TSパケットに変換して出力バッファに格納する第1の処理プロセス、前記PESデータを前記TSパケットに変換して前記出力バッファに格納する第2の処理プロセス、及び前記PSI/SIデータを前記TSパケットに変換して前記出力バッファに格納する第3の処理プロセスを備え、
かつ、入力信号のうち、前記カルーセルデータを第1の処理プロセスへ、前記PESデータを第2の処理プロセスへ、前記PSI/SIデータを第3の処理プロセスへ導出する入力信号分離手段と、
前記出力バッファに格納された前記第1、第2及び第3の処理プロセスの各出力TSパケットを多重して前記多重化装置に出力する多重化出力手段とを備え、
前記第1の処理プロセスは、前記カルーセルデータを取り込み解析し、この解析結果に基づいてTSパケットを生成すると共に、当該TSパケットの送出時刻を示す時間情報としてのSTC(System Time Clock)をTSパケットに付加し、
前記第2の処理プロセスは、前記PESデータを取り込み解析し、この解析結果に基づいてTSパケットを生成すると共に、当該TSパケットの送出時刻を示す時間情報としてのSTCをTSパケットに付加し、
前記第3の処理プロセスは、前記PSI/SIデータを取り込み解析し、この解析結果に基づいてTSパケットを生成すると共に、当該TSパケットの送出時刻を示す時間情報としてのSTCをTSパケットに付加し、
前記多重化出力手段は、各出力TSパケットを多重化する際のビットレートと予め決められた前記所定帯域相当の基準ビットレートとを比較し、この比較結果から各出力TSパケットを多重化する際のビットレートが基準ビットレートを超えない場合、前記出力バッファに格納されたTSパケットを送出STC順に従って選択的に多重出力し、各出力TSパケットを多重化する際のビットレートが基準ビットレートを超えた場合に、その時点で出力すべきTSパケットを破棄することを特徴とするデータ放送信号送出装置。 - 所定周期ごとに複数の第1データ放送番組それぞれの素材データを繰り返し配列してなる第1のデータ放送番組情報、前記第1のデータ放送番組とは異なる第2のデータ放送番組から成り、少なくともヘッダ領域及び情報領域を備える規格化された第2のデータ放送番組情報、及び受信機側で再生すべき前記第1及び第2のサービス番組に関する制御情報をそれぞれパケット構造の伝送用ストリームに変換し、これら伝送用ストリームを多重化して出力し、かつ複数のプロセスを並列処理可能なデータ放送信号送出装置に使用される方法であって、
前記複数のプロセスとして、前記第1のデータ放送番組情報を前記伝送用ストリームに変換して出力バッファに格納する第1の処理プロセス、前記第2のデータ放送番組情報を前記伝送用ストリームに変換して前記出力バッファに格納する第2の処理プロセス、及び前記制御情報を前記伝送用ストリームに変換して前記出力バッファに格納する第3の処理プロセスを備えておき、
入力信号のうち、前記第1のデータ放送番組情報を第1の処理プロセスへ、前記第2のデータ放送番組情報を第2の処理プロセスへ、前記制御情報を第3の処理プロセスへ導出する導出ステップと、
前記出力バッファに格納された前記第1、第2及び第3の処理プロセスの各出力を多重する多重ステップとを備え、
前記第1の処理プロセスは、前記第1のデータ放送番組情報を取り込み解析し、この解析結果に基づいて伝送用ストリームパケットを生成すると共に、当該伝送用ストリームパケットの送出時刻を示す時間情報を前記伝送用ストリームパケットに付加し、
前記第2の処理プロセスは、前記第2のデータ放送番組情報を取り込み解析し、この解析結果に基づいて伝送用ストリームパケットを生成すると共に、当該伝送用ストリームパケットの送出時刻を示す時間情報を前記伝送用ストリームパケットに付加し、
前記第3の処理プロセスは、前記制御情報を取り込み解析し、この解析結果に基づいて伝送用ストリームパケットを生成すると共に、当該伝送用ストリームパケットの送出時刻を示す時間情報を伝送用ストリームパケットに付加し、
前記多重ステップは、各出力伝送用ストリームパケットを多重化する際のビットレートと予め決められた前記所定帯域相当の基準ビットレートとを比較し、この比較結果から各出力伝送用ストリームパケットを多重化する際のビットレートが基準ビットレートを超えない場合、前記出力バッファに格納された伝送用ストリームパケットを送出時間情報順に従って選択的に多重出力し、各出力伝送用ストリームパケットを多重化する際のビットレートが基準ビットレートを超えた場合に、その時点で出力すべき伝送用ストリームパケットを破棄することを特徴とするデータ放送信号送出方法。
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