JP4067783B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダマシンゲートトランジスタの半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
MOSトランジスタにおいて、近年のプロセス技術進展によるゲート長の微細化に伴って、閾値電圧の低下やデバイス特性、特に電流駆動力が劣化してしまう短チャネル効果が顕著となる。
【0003】
この短チャネル効果を改善する方法として、ソース拡散層及びドレイン拡散層を浅くすることが考えられる。例えば、図7(a)に示すように、初めにゲート電極104及びゲート絶縁膜103をマスクとして不純物105をイオン注入し、拡散層106を形成する。次に図7(b)に示すように、前記ゲート電極104の側壁にゲート側壁絶縁膜107を形成し、再度不純物108をイオン注入する。その結果、ソース拡散層及びドレイン拡散層109及び拡散深さの浅いソースエクステンション部及びドレインエクステンション部110を有した拡散層を形成することができる。前記拡散層、特にソースエクステンション部及びドレインエクステンション部110を浅くするためには、前記不純物イオンの加速エネルギーを低くしたり、不純物イオン濃度を下げることにより実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来技術においては不純物イオンの加速エネルギーを低くする等の手段によって基板に対して拡散層の深さ方向の広がりを抑制することができる。
【0005】
しかし、拡散の広がりは、図8に示すように半導体基板からソースエクステンション部及びドレインエクステンション部の拡散深さをXj、ゲート電極とソースエクステンション部及びドレインエクステンション部がチャネル方向に重複する寸法をYjとおくと、平衡状態における拡散ではYj/Xj=0.8の値を保つこととなる。したがって、拡散層の深さ方向の広がりの抑制、すなわちXjを小さくすることは、同じ割合でYj値が小さくなる、延いてはチャネル方向の広がりが抑制される。また、イオン注入によって拡散層を形成した場合には、基板中に欠陥が導入されるためYj/Xj<0.8となり、チャネル方向の広がりは益々抑制される。
【0006】
その結果、ゲート電極と拡散層がオーバーラップする領域が減ってしまうために高電流駆動力が取れなくなる。また、ドレイン端部での電界が大きくなりホットキャリア注入によるデバイス特性劣化現象が問題になる。
【0007】
そこで本発明では、ゲート電極とオーバーラップするソースエクステンション部及びドレインエクステンション部の深さを浅くすることで短チャネル効果を抑制しつつ、高電流駆動力の維持及びホットキャリアの抑制により良好なデバイス特性を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成されたエクステンション部を有する拡散層と、前記半導体基板中に形成され、前記エクステンション部に隣接するチャネルと、前記エクステンション部及び前記チャネル上に形成され、かつ、1つの端部が前記エクステンション部上に位置するゲート絶縁膜と、上面と下面を有し、前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記下面の1つの端部が前記ゲート絶縁膜の前記端部と同じ位置にあり、前記下面の端部に対する前記上面の端部の位置が前記下面の端部よりチャネルに近いゲート電極と、下面の位置が前記ゲート絶縁膜の下面と同じであり、上面の位置が前記ゲート絶縁膜の上面よりも高く、前記エクステンション部上、かつ、前記ゲート絶縁膜及び前記ゲート電極の側壁に形成されたダミーゲート絶縁膜と、前記ダミーゲート絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜上に連続し、かつ、前記ゲート電極の側壁に形成されたゲート側壁絶縁膜とを有することを特徴とする半導体装置により解決する。
【0009】
上記手段によって、ソースエクステンション部及びドレインエクステンション部の深さ方向の広がりを抑制しつつ、ゲート電極とソースエクステンション部及びドレインエクステンション部とがチャネル方向にオーバーラップする領域を広げることが可能となる。
【0010】
上記発明の半導体装置は、半導体基板上にダミーゲート絶縁膜を形成し、前記ダミーゲート絶縁膜上にダミーゲート電極を形成する工程と、前記ダミーゲート電極をマスクとして前記半導体基板の表面に不純物イオンを注入し、前記半導体基板の表面にエクステンション拡散層を形成する工程と、前記ダミーゲート絶縁膜上、かつ、前記ダミーゲート電極の側壁にゲート側壁絶縁膜を形成する工程と、前記ダミーゲート電極及びゲート側壁絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面に不純物イオンを注入し、前記半導体基板の表面に前記エクステンション拡散層と接続される拡散層を形成する工程と、前記ダミーゲート電極を除去し、ゲート埋め込み用溝を形成する工程と、前記ゲート埋め込み用溝の底面からゲート側壁絶縁膜の下の一部に至るまで前記ダミーゲート絶縁膜を除去し、前記半導体基板を露出する工程と、前記ゲート埋め込み用溝により露出された前記半導体基板表面に、前記ダミーゲート絶縁膜よりも膜厚の薄いゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート埋め込み用溝内にゲート電極材料を埋め込む工程とにより実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1の実施例]本発明の第1の実施例による半導体装置の製造工程について図1〜図3を参照しながら説明する。
【0012】
図1(a)に示すように、半導体基板1の素子分離領域に溝を形成し、その溝に絶縁膜を埋め込むことによって素子分離絶縁膜2を形成する。さらに、前記半導体基板1及び前記素子分離絶縁膜2上に、シリコン酸化膜3を形成する。
【0013】
次に図1(b)に示すように、前記シリコン酸化膜3上にポリシリコン4を堆積する。
【0014】
続けて図1(c)に示すように、前記ポリシリコン4上にリソグラフィー及びRIE(Reactive Ion Etching)技術を用いて加工し、ダミーゲートパターン4aを形成する。
【0015】
次に図1(d)に示すように、前記ダミーゲートパターン4aをマスクとして不純物5のイオン注入を行い、拡散層6を形成する。なお、不純物のイオン注入にはスクリーニング酸化膜を形成後行うことも有効である(以下、イオン注入には有効な手段である。)。
【0016】
次に図2(e)に示すように、前記シリコン酸化膜3上にSiNの薄膜7を堆積し、さらに全面をRIE加工し、ダミ−ゲート4aの側壁のみに前記SiN膜を残し、ゲート側壁絶縁膜7aを形成する。
【0017】
次に図2(f)に示すように、前記ダミーゲートパターン4a及びゲート側壁絶縁膜7aをマスクとして、前記シリコン酸化膜3をRIE加工によりエッチング除去し、ダミーゲート絶縁膜3aを形成する。さらに、前記ダミーゲートパターン4a及びゲート側壁絶縁膜7aをマスクとして不純物8をイオン注入し、高温の活性化を行って浅いソースエクステンション部及びドレインエクステンション部9aを含むソース拡散層及びドレイン拡散層9を形成する。
【0018】
なお、この不純物8のイオン注入はシリコン酸化膜3をエッチング除去する前、すなわちシリコン酸化膜3上から行ってソース拡散層及びドレイン拡散層9を形成後、シリコン酸化膜3をRIE加工し、ダミーゲート絶縁膜3aを形成してもよい。
【0019】
次に図2(g)に示すように、前記ダミーゲートパターン4a等を覆うように前記半導体基板1上に層間絶縁膜10を堆積する。さらに、前記層間絶縁膜10をCMP(Chemical Mechanical Polish)法によって前記ダミーゲートパターン4aが露出するまで研磨・除去し平坦化する。
【0020】
次に図2(h)に示すように、CF4のエッチングガスを用いたCDE(Chemical Dry Etching)によってダミーゲートパターン4aを選択的に除去し、トレンチ型のゲート埋め込み用溝11を形成する。また、前記ダミーゲートパターン4aはフッ化水素酸と硝酸の混合酸を用いても除去することが可能である。前記混合酸はフッ化水素酸の比を制御することによってシリコン酸化膜とポリシリコンの選択比を調整することができる。
【0021】
次に図3(i)に示すように、前記ダミーゲート絶縁膜3aの表面にフッ化水素酸12を塗布する。このフッ化水素酸12は、シリコン酸化膜から形成されているダミーゲート絶縁膜3aのみを溶解し、さらに、前記ダミーゲート絶縁膜3aは等方的に溶解されるため、前記ゲート埋め込み用溝11の底面のみでなく、ゲート側壁絶縁膜7a下のダミーゲート絶縁膜3aの一部も溶解される。すなわち、半導体基板1とゲート側壁絶縁膜7aと残存したダミーゲート絶縁膜3bに囲まれたノッチ型スペーサー13が形成される。
【0022】
なお、前記工程においてダミーゲート電極4a及びダミーゲート絶縁膜3aのみを除去するため、層間絶縁膜10やゲート側壁絶縁膜7aは、ダミーゲート電極4a及びダミーゲート絶縁膜3aに用いる材料とエッチング選択性を有する絶縁材料としなければならない。
【0023】
次に図3(j)に示すように、前記層間絶縁膜10をマスクとしてチャネル不純物14をイオン注入し、チャネル15を形成する。
【0024】
さらに、シリコン基板を酸化して前記ゲート埋め込み用溝11内にゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜16を形成する。このゲート絶縁膜16は前記残存したダミーゲート絶縁膜3bの膜厚よりも薄く形成しなければならない。例えば、前記残存したダミーゲート絶縁膜3bの膜厚が10nmであれば、前記ゲート絶縁膜16は1〜5nm程度の膜厚であることが望ましい。なお、前記ゲート絶縁膜16となるシリコン酸化膜は熱酸化で形成する代わりに、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によって形成してもよく、また、シリコン酸化膜に比べて誘電率の高いTa25のような高誘電体膜をゲート絶縁膜16として形成することも可能である。
【0025】
ここで、ゲート絶縁膜16の形成前におけるノッチ型スペーサー13の半導体基板1からゲート側壁絶縁膜7aまでの距離は、ダミーゲート絶縁膜3aの膜厚と同じであった。したがって、ゲート絶縁膜16の膜厚が残存したダミーゲート絶縁膜3bより薄いために、前記ノッチ型スペーサー13部分は前記ゲート絶縁膜16が形成されも全て埋まらない。すなわち、ゲート絶縁膜16とゲート側壁絶縁膜7aと残存したダミーゲート絶縁膜3bに囲まれた新たなノッチ形スペーサー13aを形成する。
【0026】
次に図3(k)に示すように、前記ゲート絶縁膜16上にゲート電極としてTiNとWの積層構造17を形成し、CMP法によって前記層間絶縁膜10が露出するまで研磨・除去し平坦化する。
【0027】
前記ゲート電極17は、前記ゲート埋め込み用溝11のみではなく前記新たなノッチ型スペーサー13a部分にも充填される。したがって、ゲート電極17の下面の幅が前記ノッチ型スペーサー13a部分だけ長くなり、延いてはソースエクステンション部及びドレインエクステンション部9aとのチャネル方向にオーバーラップする領域が前記ノッチ型スペーサー13a分だけ増えることになる。
【0028】
したがって、ドレイン電流の増加による電流駆動力の低下防止とドレイン端部での電界が小さくなりホットチャネル効果の低減が図れる。なお、ゲート電極膜17とオーバーラップするソースエクステンション部及びドレインエクステンション部9aの拡散による広がりを持たせていないので、ソースエクステンション部及びドレインエクステンション部9aの深さも浅いまま保つことができ、短チャネル効果も併せて抑制することができる。
【0029】
具体的には、半導体基板からソースエクステンション部及びドレインエクステンション部の拡散深さをXj、ゲート電極とソースエクステンション部及びドレインエクステンション部がチャネル方向に重複する寸法をYjとした場合、従来技術ではYj/Xjの値が0.8以下であったが、本実施例によりXj値が不変で、かつ、Yj値が前記ノッチ型スペーサー13a分だけ大きくなるためYj/Xjが0.8以上の値を有したMOSトランジスタを形成することができる。
【0030】
次に図3(l)に示すように、前記層間絶縁膜10上に絶縁膜18を形成し、さらにソース拡散層及びドレイン拡散層9にコンタクト19を形成し、MOSトランジスタを形成する。
【0031】
[第2の実施例]次に本発明の第2の実施例による半導体装置の製造工程について図4〜図6を参照しながら説明する。
【0032】
本実施例は、第1の実施例のゲートダミーパターン4aを形成するポリシリコン4を堆積するまでの製造工程(図1(a)〜(b))は同じなので説明を省略する。
【0033】
図4(a)に示すように、前記ポリシリコン4及びシリコン酸化膜3をリソグラフィー及びRIE技術を用いて加工し、ダミーゲートパターン4a及びダミーゲート絶縁膜3cを形成する。
【0034】
次に図4(b)に示すように、前記ダミーゲートパターン4aをマスクとして不純物5のイオン注入を行い、拡散層6を形成する。なお、図4(a)の製造工程において、ポリシリコンのみを加工しダミーゲートパターン4aを形成後、シリコン酸化膜の上から不純物5のイオン注入を行い拡散層6を形成し、その後前記シリコン酸化膜を加工しダミーゲート絶縁膜3cを形成してもよい。
【0035】
次に図4(c)に示すように、前記半導体基板1上にSiNの薄膜7を堆積し、さらに全面をRIE加工し、ダミーゲートパターン4a及びダミーゲート絶縁膜3cの側壁のみに前記SiN膜を残し、ゲート側壁絶縁膜7bを形成する。
【0036】
次に図4(d)に示すように、前記ダミーゲートパターン4a及びゲート側壁絶縁膜7bをマスクとして不純物8をイオン注入し、高温の活性化を行って浅いソースエクステンション部及びドレインエクステンション部9aを含むソース拡散層及びドレイン拡散層9を形成する。
【0037】
次に図5(e)に示すように、前記ダミーゲートパターン4aを覆うように前記半導体基板1上に層間絶縁膜10を堆積する。さらに、前記層間絶縁膜10をCMP法によって前記ダミーゲートパターン4aが露出するまで研磨・除去する。
【0038】
次に図5(f)に示すように、CF4のエッチングガスを用いたCDEによって前記ダミーゲートパターン4a選択除去し、さらに、前記ダミーゲート絶縁膜3cもフッ化水素酸で全て溶解し、ゲート埋め込み用溝20を形成する。
【0039】
次に図5(g)に示すように、前記層間絶縁膜10、ゲート側壁絶縁膜7b及び露出した半導体基板1上に熱リン酸(H3PO4)21を塗布する。この場合、前記熱リン酸21はSiNから形成されているゲート側壁絶縁膜7bのみを溶解する。したがって、前記ゲート側壁絶縁膜7b内側の表出部分が溶解され(溶解部分は図5(g)の22を示す。)、ゲート埋め込み用溝20が側面方向に広がった形状になる。
【0040】
次に図5(h)に示すように、前記層間絶縁膜10をマスクとしてチャネル不純物14をイオン注入し、チャネル15を形成する。
【0041】
次に図6(i)に示すように、前記半導体基板1上に、ゲート埋め込み用溝20部分にゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜23を形成する。なお、前記シリコン酸化膜23は熱酸化で形成する代わりに、CVD法によって形成してもよく、また、シリコン酸化膜に比べて誘電率の高いTa25のような高誘電体膜をゲート絶縁膜23として形成することも可能である。
【0042】
さらに、前記ゲート絶縁膜23上にゲート電極としてTiNとWの積層構造24を形成し、CMP法によって前記層間絶縁膜10が露出するまで研磨・除去し平坦化する。
【0043】
前記ゲート電極24の下面は、図5(g)の工程においてゲート側壁絶縁膜7bが溶解・除去された部分22だけ長くなり、延いてはソースエクステンション部及びドレインエクステンション部9aとのチャネル方向にオーバーラップする領域が溶解部分22だけ増えることになる。したがって、本実施例においてもソースエクステンション部及びドレインエクステンション部の拡散深さXjがそのままで、ゲート電極とソースエクステンション部及びドレインエクステンション部がチャネル方向に重複する寸法Yjが増えた溶解部分22だけ大きくなるので、0.8以上のYj/Xjを有したMOSトランジスタを形成することができる。
【0044】
次に図6(j)に示すように、前記層間絶縁膜10上に絶縁膜18を形成し、さらにソース拡散層及びドレイン拡散層9にコンタクト19を形成し、MOSトランジスタを形成する。
【0045】
なお、ダミーゲート絶縁膜3の溶解には、フッ素やフッ化アンモニウム等のシリコン酸化膜を溶解させ得る他の材料を使用することも可能である。また、ダミーゲート絶縁膜3はシリコン酸化膜に代えて、ダミー電極4、層間絶縁膜10及びゲート側壁絶縁膜7aとエッチング選択性を有する他の絶縁材料を用いることもできる。
【0046】
さらに、ゲート電極材料は実施例に限定されず、ゲート埋め込み用溝に埋め込んだ後、CMP法等によって余分な電極材料を除去することが可能な他の電極材料を用いることができる。
【0047】
また、実施例ではダミーゲート電極にはポリシリコンを用いているが、シリコン酸化膜、層間絶縁膜及びゲート側壁絶縁膜のそれぞれとエッチング選択性を有する他の材料を用いてもよい。
【0048】
したがって、本発明は、かかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ソースエクステンション部及びドレインエクステンション部の拡散深さを浅く保つことで短チャネル効果を抑制し、かつ、ゲート長を広げることで高電流駆動力の維持及びホットキャリアを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による半導体装置の製造工程を示す図である(その1)。
【図2】 本発明の第1の実施例による半導体装置の製造工程を示す図である(その2)。
【図3】 本発明の第1の実施例による半導体装置の製造工程を示す図である(その3)。
【図4】 本発明の第2の実施例による半導体装置の製造工程を示す図である(その1)。
【図5】 本発明の第2の実施例による半導体装置の製造工程を示す図である(その2)。
【図6】 本発明の第2の実施例による半導体装置の製造工程を示す図である(その3)。
【図7】 従来のMOSトランジスタの製造工程を示す図である。
【図8】 従来のMOSトランジスタ及びその一部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…素子分離絶縁膜、3…シリコン酸化膜、3a、3c…ダミーゲート絶縁膜、3b…残存したダミーゲート絶縁膜、4…ポリシリコン、4a…ダミーゲートパターン、5、8…拡散層生成用不純物、6…拡散層、7a…ゲート側壁絶縁膜、9…ソース拡散層及びドレイン拡散層、9a…ソースエクステンション部及びドレインエクステンション部、10…層間絶縁膜、11、20…ゲート電極埋め込み用溝、12…フッ化水素酸、13…ノッチ型スペーサー、14…チャネル不純物、15…チャネル、16、23…ゲート絶縁膜、17、24…ゲート電極、18…絶縁膜、19…コンタクト、21…熱リン酸、22…ゲート側壁絶縁膜の溶解部分

Claims (1)

  1. 半導体基板上にダミーゲート絶縁膜を形成し、前記ダミーゲート絶縁膜上にダミーゲート電極を形成する工程と、
    前記ダミーゲート電極をマスクとして前記半導体基板の表面に不純物イオンを注入し、前記半導体基板の表面にエクステンション拡散層を形成する工程と、
    前記ダミーゲート絶縁膜上、かつ、前記ダミーゲート電極の側壁にゲート側壁絶縁膜を形成する工程と、
    前記ダミーゲート電極及びゲート側壁絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の表面に不純物イオンを注入し、前記半導体基板の表面に前記エクステンション拡散層と接続される拡散層を形成する工程と、
    前記ダミーゲート電極を選択的に除去し、トレンチ型のゲート埋め込み用溝を形成する工程と、
    等方性エッチングを用いて、前記ゲート埋め込み用溝の底面からゲート側壁絶縁膜の下の一部に至るまで前記ダミーゲート絶縁膜を除去し、前記半導体基板の上面、前記ゲート側壁絶縁膜と残存した前記ダミーゲート絶縁膜の側面に囲まれたノッチ型スペーサーを形成する工程と、
    前記ゲート埋め込み用溝の前記ノッチ型スペーサー部分に露出された前記半導体基板表面に、前記ダミーゲート絶縁膜よりも膜厚の薄いゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート側壁絶縁膜と残存した前記ダミーゲート絶縁膜の側面に囲まれた新たなノッチ型スペーサーを形成する工程と、
    前記新たなノッチ型スペーサー部分を有する前記ゲート埋め込み用溝内にゲート電極材料を埋め込む工程とからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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