JP4067469B2 - 飲料製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、葉茶を用いて茶飲料を抽出する飲料製造装置に関するものである。
従来より日本においては茶飲料の味や香り、風味が尊ばれている。この茶飲料の味や香り、風味は煎茶等の葉茶の量や抽出する湯の温度・量、浸漬時間、即ち、茶の入れ方によって大きく影響される。そのため、芳味豊かな茶飲料を抽出するには十分な注意と手間をかける必要がある。
一方、近年では温水と葉茶から茶飲料を抽出する茶飲料製造機が開発されている。この茶飲料製造機では、所定量の温水と葉茶が抽出機に送られ、この抽出機において葉茶を所定時間蒸らした後、茶飲料を高濃度で抽出し、この抽出した茶飲料を温蔵容器で保温しておく。そして、利用者や提供者、即ち、茶飲料製造機を使用する者により所定の操作が成されると、温蔵容器から所定量の高濃度茶飲料が希釈用の温水と共にカップに供給されるものであった(特許文献1参照)。
特開平11−197023号公報
しかしながら、上記の如き茶飲料製造機では、利用者に提供されるまで抽出した茶飲料を溜めておくため、時間の経過と共に味や香り、風味や色が劣化する問題があった。そこで、所定量溜めておかずに、提供する毎に茶飲料を抽出するようにすると、葉茶から十分に茶飲料を抽出するには一分乃至二分程度の時間を要するため、利用者への提供が遅れてしまう問題が生じる。
そして、何よりも上記の如き茶飲料製造機では、高濃度の茶飲料を抽出して温蔵し、それを希釈して提供する方式であったため、利用者からの求めに応じ、或いは、提供者自ら利用者に勧めようとする茶飲料の味、香り、風味を高品質で実現することは極めて困難であった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、使用者(提供者若しくは利用者)の好みにあった高品質の茶飲料を迅速に提供できる飲料製造装置を提供するものである。
本発明の飲料製造装置は、本体内に設けられ、葉茶を粉砕し、粉砕葉茶を生成する粉砕手段と、温水を生成する給湯手段と、本体に着脱自在に設けられ、粉砕葉茶と温水を用いて茶飲料を抽出する抽出容器と、任意の設定に基づき、粉砕手段から抽出容器への粉砕葉茶の供給と給湯手段から抽出容器への温水の供給を制御する制御手段とを備え、抽出容器は、下端に形成された抽出口と、この抽出口を開閉する排出機構とを有し、一方向に回転させることで本体に取り付けられ、逆方向に回転させることで本体より取り外されると共に、本体に取り付けられた状態から更に一方向に回転させることで排出機構は抽出口を開放し、抽出容器内の茶飲料を排出するものである。
請求項2の発明の飲料製造装置は、上記において排出機構は、抽出口を開閉する栓部材と、抽出口を常時封止する方向に栓部材を付勢するバネと、栓部材と連動する作用腕とを有すると共に、本体には乗り上げ部材が設けられ、抽出容器が本体に取り付けられた状態で、栓部材は抽出口を封止しており、その状態から更に一方向に回転されて作用腕は乗り上げ部材に乗り上げ、栓部材はバネに抗して抽出口を開放することを特徴とする
請求項3の発明の飲料製造装置は、上記各発明においてフォームミルクを生成するフォームミルク生成手段を備え、制御手段は、任意の設定に基づき、フォームミルク生成手段からのフォームミルクの供給を制御することを特徴とする。
請求項4の発明の飲料製造装置は、上記において抽出容器は複数設けられ、フォームミルク生成手段から各抽出容器に対応する給茶位置にフォームミルクを供給可能とされていることを特徴とする。
請求項5の発明の飲料製造装置は、上記各発明において粉砕手段にて粉砕する葉茶を収容する葉茶収容手段を備え、制御手段は、葉茶収容手段から粉砕手段を介すること無く抽出容器へ葉茶を供給可能とされていることを特徴とする。
請求項6の発明の飲料製造装置は、上記各発明において抽出容器にて抽出された茶飲料を濾過する濾過手段を備え、この濾過手段は、交換可能に設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明の飲料製造装置は、上記各発明において抽出容器内にて抽出される茶飲料を撹拌する撹拌手段を備え、この撹拌手段は、交換可能に設けられていることを特徴とする。
請求項8の発明の飲料製造装置は、上記において制御手段は、任意の設定に基づき、撹拌手段の撹拌速度を制御することを特徴とする。
請求項9の発明の飲料製造装置は、上記各発明において抽出手段からの湯気を排出する排気手段を備えることを特徴とする。
本発明の飲料製造装置によれば、本体内に設けられ、葉茶を粉砕し、粉砕葉茶を生成する粉砕手段と、温水を生成する給湯手段と、本体に着脱自在に設けられ、粉砕葉茶と温水を用いて茶飲料を抽出する抽出容器と、任意の設定に基づき、粉砕手段から抽出容器への粉砕葉茶の供給と給湯手段から抽出容器への温水の供給を制御する制御手段とを備えているので、粉砕葉茶を用いることにより、従来の如く葉茶そのものから抽出する場合に比して、短時間で十分な茶飲料の抽出を行うことができるようになる。これにより、提供毎に茶飲料を抽出し、入れ立てのものを提供するようにしても、利用者を待たせること無く提供できるようになる。
そして、本発明で制御手段は、任意の設定に基づき、抽出容器への粉砕葉茶と温水の供給を制御するので、例えば抽出容器における茶飲料の抽出に使用する粉砕葉茶と温水の量を任意に設定することができるようになる。これにより、提供者若しくは利用者の好みにあった味、香り、風味の茶飲料を、手軽に安定した品質で抽出することが可能となるものである。
この場合、抽出容器は本体に着脱自在に設けられているので、抽出容器内の清掃や濾過手段の交換等を容易に行うことができるようになる。また、抽出容器は、下端に形成された抽出口と、この抽出口を開閉する排出機構とを有しているので、任意の抽出時間で抽出容器から茶飲料を排出し、提供できるようになり、好みに合わせて抽出の度合いを調整できるようになる。
特に、抽出容器は、一方向に回転させることで本体に取り付けられ、逆方向に回転させることで本体より取り外されると共に、本体に取り付けられた状態から更に一方向に回転させることで排出機構が抽出口を開放し、抽出容器内の茶飲料を排出するように構成されているので、抽出容器の本体への着脱、及び、抽出容器内の茶飲料の排出を極めて容易に行える。この場合、茶飲料の排出は、抽出容器を取り外す方向とは反対方向への回転で行われるので、排出のために抽出容器が外れてしまうこともない。
請求項2の発明によれば、上記に加えて排出機構は、抽出口を開閉する栓部材と、抽出口を常時封止する方向に栓部材を付勢するバネと、栓部材と連動する作用腕とを有すると共に、本体には乗り上げ部材が設けられ、抽出容器が本体に取り付けられた状態で、栓部材は抽出口を封止しており、その状態から更に一方向に回転されて作用腕は乗り上げ部材に乗り上げ、栓部材はバネに抗して抽出口を開放するようにしたので、比較的簡単な構成で、上記操作によって抽出容器内の茶飲料を排出する構造を構成できる。
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えてフォームミルクを生成するフォームミルク生成手段を備え、制御手段は、任意の設定に基づき、フォームミルク生成手段からのフォームミルクの供給を制御するので、フォームミルクと茶を混合した所謂茶ラテも提供することができるようになる。
請求項4の発明によれば、上記に加えて抽出手段は複数設けられ、フォームミルク生成手段から各抽出手段に対応する給茶位置にフォームミルクを供給可能とされているので、単一のフォームミルク生成手段から複数設けられた抽出手段に対応するそれぞれの給茶位置にフォームミルクを供給可能となり、スペースの削減と部品点数の減少によるコストの低減を図ることができるようになる。
請求項5の発明によれば、上記各発明に加えて粉砕手段にて粉砕する葉茶を収容する葉茶収容手段を備え、制御手段は、葉茶収容手段から粉砕手段を介すること無く抽出手段へ葉茶を供給可能とされているので、例えば使用する葉茶の種類に応じて粉砕すること無く、葉茶のまま抽出に用いることが可能となり、利便性が増す。
請求項6の発明によれば、上記各発明に加えて抽出手段にて抽出された茶飲料を濾過する濾過手段を備えているので、濾過手段により濾過された透明感のある茶飲料を提供できるようになる。特に、この濾過手段は交換可能に設けられているので、例えば目の多少粗い濾過手段に交換することにより、小さい粒径の粉砕葉茶を通過させ、実際に急須等で入れた状態を実現することも可能となる。
請求項7の発明によれば、上記各発明に加えて抽出手段内にて抽出される茶飲料を撹拌する撹拌手段を備えているので、抽出手段内において、例えば抹茶を入れるように茶飲料の抽出を行うことが可能となる。特に、この撹拌手段も交換可能に設けられているので、葉茶や粉砕葉茶などの用途に合わせて撹拌手段を使い分け、高品質の茶飲料の抽出を実現できるようになる。
請求項8の発明によれば、上記に加えて制御手段は、任意の設定に基づき、撹拌手段の撹拌速度を制御するので、用途に合わせて撹拌度合いを任意に調整し、好み通りの撹拌を実現できるようになる。
請求項9の発明によれば、上記各発明に加えて抽出手段からの湯気を排出する排気手段を備えるので、茶飲料の抽出中に抽出手段から立ち上る湯気によって、使用前の葉茶や粉砕葉茶が湿気を帯びてしまう不都合を回避することができる。
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例の飲料製造装置1の正面図、図2は飲料製造装置1の側面図、図3は飲料製造装置1の前面パネル2を取り外した状態の内部構成を示す正面図である。また、図18はこの飲料製造装置1の制御装置Cのブロック図である。尚、実施例の飲料製造装置1は茶飲料を1杯ごと抽出して提供するために用いられるものであるが、適用可能な茶飲料としては、主用途である日本茶(緑茶)の他、紅茶や中国茶も適用可能である。
実施例の飲料製造装置1は、矩形状のケース3から本体4が構成されており、この本体4の上部から後部に渡ってユニット室6が構成され、前記前面パネル2はこのユニット室6の上部前面を開閉可能に閉塞している。そして、この上部のユニット室6の下側に前方に開口した給茶室7が構成されている。本体4の天面中央後部には湯タンク8が取り付けられている。この湯タンク8には、図18の制御装置Cに示す湯温センサ36や湯量センサ37の他、電気ヒータ9が設けられており、この電気ヒータ9により、給水弁11を介して供給された水道水を加熱して温水を生成し、貯溜する。
また、この湯タンク8の前側左右における本体4の天面左右には一対の葉茶キャニスタ(葉茶収容手段)12、12が取り付けられている。両葉茶キャニスタ12、12内には例えば煎茶や玉露、それらの混合物である葉茶が所定量収容される。前面パネル2の中央には入力設定を行うためのキースイッチから成るキーボード13と当該キーボード13で入力されたデータ等を表示するための液晶から成る表示器14を備えた操作部16が設けられており、前面パネル2の左右には後述する撹拌羽根(撹拌手段)17の撹拌速度を調整するための摘み18、18が設けられている。更に、前面パネル2の下端部左右には、茶飲料の抽出を行う際に選択して操作する販売ボタン21、22、23及び24、25、26がそれぞれ3個ずつ配置されている。
図3を参照して、本体4上部のユニット室6内には左右にそれぞれ茶ミル27、27と、粉砕葉茶キャニスタ28、28(これら茶ミル27と粉砕葉茶キャニスタ28とで粉砕手段が構成される)と、後述する撹拌羽根17、17を回転駆動するためのブラシレスDCモータから成る撹拌モータ17M、17Mと、給湯弁29、29がそれぞれ設けられている。そして、左右の茶ミル27、27は左右の葉茶キャニスタ12、12下側に対応しており、左右の粉砕葉茶キャニスタ28、28は左右の茶ミル27、27の内側に対応している。尚、各粉砕葉茶キャニスタ28、28の上蓋に乾燥剤を装填することで、内部の粉砕葉茶が湿気を帯びる不都合を回避できる。また、本体4上部のユニット室6下面左右には、抽出容器(抽出手段)31、31がそれぞれ着脱自在に取り付けられる環状の取付枠32、32が設けられており、前記左右の撹拌モータ17M、17Mと左右の給湯弁29、29は左右の取付枠32、32の各内側上方に対応している。
前記左右の茶ミル27、27は左右の葉茶キャニスタ12、12下端部に対応して設けられ、各葉茶キャニスタ12、12から直接葉茶が各茶ミル27、27内に落下して供給される構造とされている。両茶ミル27、27は細断刃と引き臼を備えており、葉茶キャニスタ12、12から供給される葉茶を細断した後、挽き臼にて挽くことで所定粒径(30ミクロン程。ここで、通常の抹茶の粒径は10ミクロン程である。)の粉砕葉茶を生成する。尚、この茶ミル27、27における葉茶の粉砕粒度は調整可能とされており、細断刃も交換可能とされている。
そして、この左右の茶ミル27、27で粉砕された粉砕葉茶はそれぞれ左右の粉砕葉茶キャニスタ28、28内に投入され、収容される。この左右の粉砕葉茶キャニスタ28、28には螺旋オーガから成る粉砕葉茶搬送装置28A、28A(図18)がそれぞれ設けられており、各粉砕葉茶搬送装置28A、28Aにより、左右の粉砕葉茶キャニスタ28、28から左右の抽出容器31、31内に粉砕葉茶がそれぞれ供給される。尚、各粉砕葉茶キャニスタ28、28には内部の粉砕葉茶の量を検出するための粉砕葉茶量センサ38、38(図18)がそれぞれ設けられている。
また、本体4後部のユニット室6内には、フォームミルク製造器(フォームミルク生成手段)41(図18)が設けられている。このフォームミルク製造器41は、混合部を備えるミルカーと、蒸気ボイラとミルクバック(保冷されている)等から構成されており、前記湯タンク8から湯の供給を受けて蒸気ボイラで加熱し、蒸気を発生させてミルカーに供給する。この蒸気がミルカーの混合部を通過するときに、大気中の空気とミルクバック内のミルクとを同時に吸引して混合し、泡状にしてフォームミルクノズル43から吐出するものである。このフォームミルクノズル43は、本体4上部のユニット室6下面中央において左右に回動自在に設けられており、回動して左右の抽出容器(抽出手段)31、31下方の給茶室7内における所定の給茶位置に対応して配置されたカップPにそれぞれフォームミルクを供給可能とされている。
次に、図4は図1、図3中の向かって左側の抽出容器31及び取付枠32等の正面図、図5は同平面図、図6は同側面図、図7は同背面図をそれぞれ示している。尚、以下の説明では向かって左側の抽出容器31及び取付枠32についてのみ説明するが、向かって右側の抽出容器31及び取付枠32も同様(取付枠32は左右対称)である。取付枠32には向かって左側の給湯弁29からの図示しない給湯パイプが接続される給湯口44が図5に示すように形成されている。湯タンク8からの温水は給湯弁29を介してこの給湯口44から取付枠32に取り付けられた状態の抽出容器31内に供給される。また、取付枠32には粉砕茶葉供給口46が形成されており、前記粉砕葉茶キャニスタ28内の粉砕葉茶は、前記粉砕葉茶搬送装置28Aによりこの粉砕葉茶供給口46から取付枠32に取り付けられた状態の抽出容器31内に供給される。
一方、抽出容器31は、所定容量を有して図11、図12の分解斜視図に示すように上下に開口する上容器31Aと、この上容器31Aの側面に取り付けられたレバー47と、上容器31Aの下側にワイヤー48にて着脱自在に接続された下容器31Bとから構成されている。上容器31Aの上端側面に形成された係合鍔49を利用して抽出容器31は取付枠32に着脱自在に取り付けられる。この抽出容器31を取付枠32に取り付ける際には、先ず図8、図9に示すようにレバー47を左手前約30度程の位置とした状態で上容器31Aの上面開口を取付枠32の内側に宛い、そのままレバー47が正面手前に来るまで上から見て反時計回りに回転させる(図4、図5)。これによって、係合鍔49が取付枠32の内側の溝に係合して抽出容器31は取り付けられる。
また、取り外す際には逆に図4、図5の状態から上から見て時計回りに回転させ、図8、図9の位置にまで回せば、係合鍔49の係合が解除されることで図10の如く取り外すことができる。このように、抽出容器31が本体4側の取付枠32に着脱自在に設けられることで、抽出容器31内の清掃や後述するフィルタの交換等を容易に行うことができるようになる。
また、取付枠32の後面には図7に示すように排気口51が形成されている。ここで、ユニット室6内には左右の取付枠32、32に対応して排気装置52、52(図18)が設けられており、この排気装置52、52により各取付枠32、32に取り付けられた抽出容器31内から立ち上る湯気を排気口51から後方に吸引する。これにより、後述する茶飲料の抽出中に抽出容器31内から立ち上る湯気によって、取付枠32上方に設けられた粉砕葉茶キャニスタ28、28内の粉砕葉茶や葉茶キャニスタ12、12内の葉茶が湿気を帯びてしまう不都合を防止する。
一方、抽出容器31内にはフィルタ54(濾過手段)が取り付けられている。このフィルタ54は、図11、図12に分解して示す如く、上容器31Aに接続する以前の下容器31B内に、上から挿脱自在に挿入配置され、下容器31B上端内側の溝53に保持される。そして、下容器31Bが上容器31Aの下側に接続された状態で、上下容器31A、31B間に挟持されるかたちとなる。係る構造により、フィルタ54は抽出容器31内に交換可能に設けられる。尚、フィルタ54は図面では格子状に示しているが、実際にはメッシュが一体成形されている。
このフィルタ54は後述するように抽出容器31内で抽出される茶飲料内の葉茶を濾過するものであり、メッシュの目の異なる(粗、若しくは、密)フィルタ54を選択して上述の如く交換できる。従って、例えば目の密のフィルタ54を用いれば透明感のある茶飲料を抽出でき、目の粗いフィルタ54に交換すれば、小さい粒径の粉砕葉茶を通過させ、実際に急須等で入れた状態を実現できるようになる。
尚、例えば抹茶等をいれる場合には、このフィルタ54は設けなくとも良い。更に、係る構成としたことで、抽出容器31の上容器31A、下容器31B、フィルタ54は容易に分解可能となり、フィルタ54の交換及びそれらの清掃が容易となる。
前記撹拌羽根17は、撹拌モータ17Mに着脱可能に取り付けられ、当該撹拌モータ17Mから図10、図13、図14に示す如く取付枠32内を通過して斜め下方に延在し、図15、図16に示すように当該取付枠32に取り付けられた状態の抽出容器31内に進入する(向かって右側の撹拌モータ17Mも同様)。即ち、図10の如く抽出容器31を取付枠32から外した状態では、撹拌羽根17のみが取付枠32(本体4)側に残って下方に突出するかたちとなる。
この撹拌羽根17は抽出容器31内で抽出される茶飲料を撹拌するものであり、実際には図13ではその先端に撹拌用のスプリング(泡立て器状)が取り付けられる。この撹拌羽根17も撹拌モータ17Mに着脱可能に取り付けられるものであるため、図13のものから図14のような形状(撹拌機能のみのリーフ用)のものに交換可能である。尚、実施例では図13の撹拌羽根17は上述した抹茶用の撹拌羽根であり、その場合には上述した如くフィルタ54は撤去されるので、図13の撹拌羽根17は図14の撹拌羽根17よりも長さが長くされ、図13の撹拌羽根17は抽出容器31内のフィルタ54の位置より下方まで延在する寸法とされている(図15)。それにより、より低い位置で効果的に泡立てられるようにしている。
次に、図17は抽出容器31の下容器31Bの断面を示している。下容器31Bの下部は漏斗状に成形されて先細り部57とされており、この先細り部57の下端(先端)には抽出口58が形成されている。この先細り部57の周囲には栓部材59が上下移動可能に取り付けられており、この栓部材59は常にはコイルバネ61によって図17の如く上側に移動するように付勢されている。この上側に位置した状態で栓部材59は抽出口58を封止する。
この栓部材59は下容器31Bの外側で軸62を中心として上下方向に回動可能とされた作用腕63と連動されており、この作用腕63の先端が上昇すると栓部材59はコイルバネ61に抗して(圧縮して)引き下げられ、図21の如く抽出口58を開放する構造とされている(図21ではコイルバネ61を示さず)。そして、各給茶位置後方の本体4には、取付枠32、32に取り付けられた抽出容器31、31の作用腕63に対応する位置に、それぞれ傾斜した乗り上げ部材64、64が取り付けられており、抽出容器31の上からみて反時計回りの回転により、作用腕63が乗り上げ部材64に乗り上げてその先端が上昇する構成とされている(上記栓部材59やコイルバネ61、作用腕63等で排出機構が構成される)。
次に、図18において、制御装置Cは汎用のマイクロコンピュータ66にて構成されており、このマイクロコンピュータ66の出力に前述した電気ヒータ9、給水弁11、給湯弁29、29、茶ミル27、27、粉砕葉茶搬送装置28A、28A、撹拌モータ17M、17M、フォームミルク製造器41、排気装置52、52、表示器14等が接続され、マイクロコンピュータ66の入力には前記湯温センサ36、湯量センサ37、粉砕葉茶量センサ38、38、販売ボタン21〜26、撹拌速度調整摘み18、18、キーボード13等が接続されている。
このマイクロコンピュータ66のメモリMには、キーボード13を使用して販売ボタン21〜26毎に温水と粉砕葉茶の量、及び、フォームミルクの有無に関するデータを設定可能とされている。例えば、実施例では販売ボタン21、24を抹茶用、販売ボタン22、25を煎茶用、販売ボタン23、26を茶ラテ用の販売ボタンとした場合、表示器14を見ながらキーボード13を用い、販売ボタン21、24については「温水:少、粉砕葉茶:多、フォームミルク:無し」と設定し、販売ボタン22、25については「温水:多、粉砕葉茶:少、フォームミルク:無し」と設定する。また、販売ボタン23、26については「温水:少、粉砕葉茶:少、フォームミルク:有り」と設定する。
尚、上記各設定の温水量、粉砕葉茶量は使用者(茶飲料の提供者若しくは利用者)が経験と好みに応じてキーボード13と表示器14を用い、任意に設定可能とされている。従って、抽出容器31に温水のみを供給(その場合は、温水:多、粉砕葉茶:無し、フォームミルク:無し)するように設定することも可能である。そして、マイクロコンピュータ66は各販売ボタン21〜26に対応した設定データをメモリMに記憶すると共に、販売ボタン21〜26が操作された場合には、給湯弁29、29及び粉砕葉茶搬送装置28A、28Aを制御し、当該販売ボタンに対応して設定された量だけ各抽出容器31、31内に温水と粉砕葉茶を供給することになる。
以上の構成で、本発明の飲料製造装置1の動作を説明する。抽出容器31、31は左右の各取付枠32、32に取り付ける。そして、電源を投入すると、マイクロコンピュータ1は湯量センサ37の出力に基づき、湯タンク8内の水量が所定値に達していない場合には給水弁11を明けて水道水を湯タンク8に供給する。そして、湯タンク8内の水量(温水量)を所定値に維持する。そして、電気ヒータ9を発熱させて湯タンク8内の水を加熱すると共に、湯温センサ36の出力に基づき、電気ヒータ9の通電を制御して湯タンク8内に温水を生成して貯溜する。
また、茶ミル27、27を駆動し、各葉茶キャニスタ12、12から落下する葉茶を各茶ミル27、27で前述した如く粉砕する。各茶ミル27、27で生成された粉砕葉茶はそれぞれ粉砕葉茶キャニスタ28、28内に収容されていき、粉砕葉茶量センサ38、38が所定量(上限値)の粉砕葉茶量を検出したところでそれに対応する茶ミル27の駆動を停止させる。
尚、後述する如く粉砕葉茶キャニスタ28、28から粉砕葉茶が取り出され、粉砕葉茶量が下限値まで低下した場合、マイクロコンピュータ66は粉砕葉茶量センサ38、38の出力に基づき、再び茶ミル27、27を駆動し、粉砕葉茶キャニスタ28、28に粉砕葉茶を補充する。そして、同様に所定量(上限値)まで補充したところで、茶ミル27、27を停止する。ここで、粉砕葉茶キャニスタ28、28の粉砕葉茶搬送装置28Aを駆動させるスイッチを別途設け、粉砕葉茶キャニスタ28内の粉砕葉茶のみをソフトクリームのトッピング用等のために供給できるようにしてもよい。この粉砕葉茶キャニスタ28内の所定量(上限値)はできるだけ少ない量に設定する。それにより、粉砕葉茶キャニスタ28内に長時間粉砕葉茶が残存して鮮度が低下する不都合を回避する。そして、このような温水と粉砕葉茶の準備が完了したところで販売可能となる。
(1)抹茶販売
最初に、抹茶を販売する場合には、例えばカップPを向かって左側の抽出容器31下方の給茶位置にセットし、販売ボタン21を操作する(向かって右側の抽出容器31を使用する場合には販売ボタン24)。マイクロコンピュータ66はメモリMに設定された販売ボタン21に関するデータに基づき、左側の給湯弁29を制御して湯タンク8から少量の温水を抽出容器31内に供給すると共に、左側の粉砕葉茶キャニスタ28の粉砕葉茶搬送装置28Aを制御して粉砕葉茶キャニスタ28から多量の粉砕葉茶を抽出容器31内に供給する。
抽出容器31内では供給された粉砕葉茶からエキス分が温水に浸出する。このとき、葉茶は粉砕されているので、温水との接触面積も大きくなる。従って、エキス分の浸出は迅速に行われる。特に、多量の粉砕葉茶と少量の温水であるため、抽出容器31内では非常に濃い茶飲料(抹茶)が生成されていく。また、使用者は左側の撹拌速度調整摘み18を操作して撹拌モータ17Mの回転数を制御し(停止〜最高回転数まで)、撹拌羽根17によって抽出容器31内の温水(茶飲料)を撹拌する。尚、この場合は抹茶であるので前述した如く撹拌羽根17としては図13のものを用いて泡立てる(フィルタ54は外しておく)。また、撹拌速度調整摘み18を用いて撹拌モータ17Mの回転数を任意に調整することにより、撹拌(泡立て)の度合いも調整できる。ここで、粉砕葉茶を超若しくは極微粒子化すると、水分子(温水)と均質化(ホモジナイズ)して水(温水)と粉砕葉茶とが分離すること無く、まろやかな液状となる。それにより、所謂粉っぽさのない、まろやかな味をつくることができる。また、このような構成により、お茶の持つ栄養素を全て食品として取り入れることができるようになる。尚、好みに応じてフィルタ54を通してもよい。フィルタ54を通すことで更に粉っぽさが無くなる。
そして、任意の時間抽出と泡立てを行った後、図19及び図20に示すようにレバー47を上から見て反時計回りに約30度回転させる。この回転により前述の如く作用腕63が乗り上げ部材64に乗り上げてその先端が上昇するので、栓部材59はコイルバネ61に抗して(圧縮して)引き下げられ、図21の如く抽出口58が開放される。これにより、抽出容器31内の茶飲料(抹茶)は抽出口58から下方のカップP内に注がれることになる。
(2)煎茶販売
次に、煎茶を販売する場合には、同様にカップPを向かって左側の抽出容器31下方の給茶位置にセットし、販売ボタン22を操作する(向かって右側の抽出容器31を使用する場合には販売ボタン25)。マイクロコンピュータ66はメモリMに設定された販売ボタン22に関するデータに基づき、左側の給湯弁29を制御して湯タンク8から多量の温水を抽出容器31内に供給すると共に、左側の粉砕葉茶キャニスタ28の粉砕葉茶搬送装置28Aを制御して粉砕葉茶キャニスタ28から少量の粉砕葉茶を抽出容器31内に供給する。
抽出容器31内では供給された粉砕葉茶からエキス分が温水に浸出する。同様にこのとき、葉茶は粉砕されているので、エキス分の浸出は迅速に行われる。また、このときは粉砕葉茶は少量であるので、煎茶に程良い濃さの茶飲料が抽出される。また、使用者は左側の撹拌速度調整摘み18を操作して撹拌モータ17Mの回転数を制御し(停止〜最高回転数まで)、撹拌羽根17によって抽出容器31内の温水(茶飲料)を撹拌する。尚、この場合は煎茶であるので前述した如く撹拌羽根17としては図14のものを用いて撹拌のみ行う。また、撹拌速度調整摘み18を用いて撹拌モータ17Mの回転数を任意に調整することにより、撹拌の度合いも調整できる。
そして、任意の時間抽出と撹拌を行った後、前述同様にレバー47を上から見て反時計回りに約30度回転させ、抽出容器31内の茶飲料(煎茶)を抽出口58から下方のカップP内に注ぐ。尚、抽出容器31内の粉砕葉茶を用いて複数回抽出することもできる。それにより、一煎二煎と味を変化させ、異なった味を楽しむことができる。
(3)茶ラテ販売
次に、茶ラテを販売する場合には、同様にカップPを向かって左側の抽出容器31下方の給茶位置にセットし、販売ボタン23を操作する(向かって右側の抽出容器31を使用する場合には販売ボタン26)。また、フォームミルクノズル43を回動させて左側の抽出容器31下方の給茶位置のカップP上に開口させる。
マイクロコンピュータ66はメモリMに設定された販売ボタン23に関するデータに基づき、左側の給湯弁29を制御して湯タンク8から少量の温水を抽出容器31内に供給すると共に、左側の粉砕葉茶キャニスタ28の粉砕葉茶搬送装置28Aを制御して粉砕葉茶キャニスタ28から少量の粉砕葉茶を抽出容器31内に供給する。同様にこの場合も左側の撹拌速度調整摘み18を操作して撹拌モータ17Mの回転数を制御し、撹拌羽根17によって抽出容器31内の茶抽出液を撹拌すると良い。そして、任意の時間撹拌を行った後、前述同様にレバー47を上から見て反時計回りに約30度回転させ、抽出容器31内の抽出液を抽出口58から下方のカップP内に注ぐ。
一方、マイクロコンピュータ66はフォームミルク製造器41にてフォームミルクを所定量生成し、フォームミルクノズル43からカップP内に供給する。そして、カップP内で供給されたフォームミルクと茶抽出液が混合されて茶ラテが製造される。
このように、本発明では粉砕葉茶を用いることにより、従来の如く葉茶そのものから抽出する場合に比して、短時間で必要量で十分な茶飲料を常に一定の味で、又は、任意の味で抽出することができるようになる。これにより、提供毎に茶飲料を抽出し、入れ立てのものを提供するようにしても、利用者を待たせること無く提供できるようになる。結果、茶滓を捨てることも無くなる。
特に、任意の設定に基づき、抽出容器31への粉砕葉茶と温水の供給を制御できるので、抽出装置31における茶飲料の抽出に使用する粉砕葉茶と温水の量を任意に設定することができるようになる。これにより、使用者(提供者若しくは利用者)の好みにあった味、香り、風味の抹茶や煎茶等の茶飲料を手軽に安定した品質で抽出することが可能となる。
また、フォームミルクを生成するフォームミルク製造器41を備えて任意の設定によりフォームミルクの供給を制御するようにしているので、フォームミルクと茶抽出液を混合した茶ラテも提供することができる。特に、フォームミルクノズル43を回動させてフォームミルク製造器41から左右の抽出容器31、31に対応する給茶位置にフォームミルクを供給可能としたので、単一のフォームミルク製造器41から左右の抽出容器31、31下方のカップPにフォームミルクを供給可能となり、スペースの縮小と部品手数の削減によるコストの低減を図ることができる。
また、抽出容器31には、回転操作により抽出口58を開閉する栓部材59を設けたので、任意の抽出時間で抽出容器31から抹茶や煎茶等の茶飲料を排出し、提供できるようになり、好みに合わせて抽出の度合いを調整できるようになる。
尚、このような回転操作による抽出に限らず、図18に60で示すような排出装置を抽出容器31に取り付け、マイクロコンピュータ66の制御で所定の抽出時間後に抽出口58を自動開閉するようにしてもよい。そのように構成することで、茶飲料の抽出から排出までの全行程を自動化することができるようになる。
また、実施例では葉茶キャニスタ12内の葉茶を茶ミル27で粉砕して使用するようにしたが、上記構成の他に葉茶キャニスタ12内の葉茶を茶ミル27で粉砕すること無く、直接粉砕葉茶供給口46から抽出容器31に供給できる通路を形成し、マイクロコンピュータ66への設定に基づき、抽出容器31に葉茶を選択的に供給できるようにしてもよい。そのように構成することで、ハーブティーやブレンドティー等、使用する葉茶の種類に応じて粉砕すること無く、葉茶のまま抽出に用いることが可能となり、利便性が増す。
また、抽出容器31を外してティーバックを抽出容器31内に投入し、湯タンク8から湯のみを供給して抽出することもできる等、あらゆる抽出形態に対応可能である。更に、実施例で示した茶飲料はそれに限らず、抹茶や煎茶以外の日本茶や、前述した紅茶、中国茶、ハーブティーなどの茶飲料の販売に本発明は有効である。
本発明を適用した実施例の飲料製造装置の正面図である。 図1の飲料製造装置の側面図である。 図1の飲料製造装置の前面パネルを取り外した状態の内部構成を示す正面図である。 図1の飲料製造装置の抽出容器を取付枠に取り付けた状態の当該抽出容器と取付枠の正面図である。 図4の抽出容器と取付枠の平面図である。 図4の抽出容器と取付枠の側面図である。 図4の抽出容器と取付枠の背面図である。 図1の飲料製造装置の抽出容器を取付枠に取り付け、或いは、取り外す位置における当該抽出容器と取付枠の正面図である。 図8の抽出容器と取付枠の平面図である。 図1の飲料製造装置の取付枠から抽出容器を取り外した状態の当該抽出容器と取付枠の斜視図である。 図1の飲料製造装置の抽出容器の分解斜視図である。 図1の飲料製造装置の抽出容器のもう一つの分解斜視図である。 図1の飲料製造装置の撹拌羽根及びモータの斜視図である。 図1の飲料製造装置のもう一つの撹拌羽根及びモータの斜視図である。 図1の飲料製造装置の抽出容器と撹拌羽根の正面図である。 図1の飲料製造装置の抽出容器ともう一つの撹拌羽根の正面図である。 図1の飲料製造装置の抽出容器の下容器の断面図である。 図1の飲料製造装置の制御装置のブロック図である。 図1の飲料製造装置の抽出位置における抽出容器と取付枠の正面図である。 図19の抽出容器と取付枠の平面図である。 図1の飲料製造装置の抽出容器の下容器のもう一つの断面図である。
符号の説明
1 飲料製造装置
4 本体
8 湯タンク(給湯手段)
12 葉茶キャニスタ(葉茶収容手段)
13 キーボード
17 撹拌羽根(撹拌手段)
18 撹拌速度調整摘み
21〜26 販売ボタン
27 茶ミル
28 粉砕葉茶キャニスタ
31 抽出容器(抽出手段)
41 フォームミルク製造器(フォームミルク生成手段)
43 フォームミルクノズル
59 栓部材
60 排出装置
66 マイクロコンピュータ(制御手段)
C 制御装置

Claims (9)

  1. 本体内に設けられ、葉茶を粉砕し、粉砕葉茶を生成する粉砕手段と、
    温水を生成する給湯手段と、
    前記本体に着脱自在に設けられ、前記粉砕葉茶と前記温水を用いて茶飲料を抽出する抽出容器と、
    任意の設定に基づき、前記粉砕手段から前記抽出容器への前記粉砕葉茶の供給と前記給湯手段から前記抽出容器への前記温水の供給を制御する制御手段とを備え、
    前記抽出容器は、下端に形成された抽出口と、該抽出口を開閉する排出機構とを有し、一方向に回転させることで前記本体に取り付けられ、逆方向に回転させることで前記本体より取り外されると共に、前記本体に取り付けられた状態から更に前記一方向に回転させることで前記排出機構は前記抽出口を開放し、前記抽出容器内の茶飲料を排出することを特徴とする飲料製造装置。
  2. 前記排出機構は、前記抽出口を開閉する栓部材と、前記抽出口を常時封止する方向に前記栓部材を付勢するバネと、前記栓部材と連動する作用腕とを有すると共に、前記本体には乗り上げ部材が設けられ、
    前記抽出容器が前記本体に取り付けられた状態で、前記栓部材は前記抽出口を封止しており、その状態から更に前記一方向に回転されて前記作用腕は前記乗り上げ部材に乗り上げ、前記栓部材は前記バネに抗して前記抽出口を開放することを特徴とする請求項1の飲料製造装置。
  3. フォームミルクを生成するフォームミルク生成手段を備え、
    前記制御手段は、任意の設定に基づき、前記フォームミルク生成手段からの前記フォームミルクの供給を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2の飲料製造装置。
  4. 前記抽出容器は複数設けられ、前記フォームミルク生成手段から前記各抽出容器に対応する給茶位置に前記フォームミルクを供給可能とされていることを特徴とする請求項3の飲料製造装置。
  5. 前記粉砕手段にて粉砕する前記葉茶を収容する葉茶収容手段を備え、
    前記制御手段は、前記葉茶収容手段から前記粉砕手段を介すること無く前記抽出容器へ前記葉茶を供給可能とされていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の飲料製造装置。
  6. 前記抽出容器にて抽出された茶飲料を濾過する濾過手段を備え、
    該濾過手段は、交換可能に設けられていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5の飲料製造装置。
  7. 前記抽出容器内にて抽出される茶飲料を撹拌する撹拌手段を備え、
    該撹拌手段は、交換可能に設けられていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6の飲料製造装置。
  8. 前記制御手段は、任意の設定に基づき、前記撹拌手段の撹拌速度を制御することを特徴とする請求項7の飲料製造装置。
  9. 前記抽出容器からの湯気を排出する排気手段を備えることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8の飲料製造装置。
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