JP4066791B2 - 多色刷りオフセット輪転印刷機用紙とその製造方法 - Google Patents

多色刷りオフセット輪転印刷機用紙とその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多色刷りオフセット輪転印刷機のペースター(印刷中の紙巻取から、次の新しい紙巻取への紙継ぎ)において、最初の印刷部で印刷された画線と、2番目以降の印刷部で印刷された画線の、印刷方向(抄紙方向)の見当ズレが小さく、印刷作業性に優れているオフセット輪転印刷機用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、印刷の高速化、自動化、カラー化が進展している。通常、巻取紙を用いる輪転印刷機では、大量高速印刷を可能とするため、印刷中、使用終了直前の巻取(旧巻取)から次の新しい巻取(新巻取)へのペースターは、輪転印刷機を停止することなく連続的かつ自動的に行われる。多色刷輪転印刷機の場合、旧巻取と新巻取の物性に違いがあると、最初の印刷部で印刷された画線(1色目、例えば墨)と、2番目以降の印刷部で印刷された画線(2色目以降、例えば藍)がズレること、すなわち見当ズレ(色ズレという場合もある)が起こることがある。見当ズレが発生し、製品にはできない印刷物(黒損という場合もある)が大量発生すると生産性が著しく低下するため、ペースター時の見当ズレを最小限に抑える必要がある。
【0003】
見当ズレを修正するためは、余白部分に印刷した見当マークの位置を検出器で読み取ることにより見当ズレの方向と大きさを検出し、版胴を移動させて見当ズレを自動的に調整する手段が開示されている(例えば、特許文献1参照。)
しかしながら、この手法は一つの巻取の中で発生する変化速度の小さいごく僅かな見当ズレ、あるいはペースター時に発生する印刷幅方向の修正には有効であるが、ペースター時に発生する急激で大きな印刷方向の見当ズレにはあまり効果がなく、見当が合うまでに長時間を要するので大量の黒損が発生していた。特に、新聞用紙の多色刷り輪転機で、近年普及が著しいタワープレス(各色印刷部が印刷方向に直列に配置している)では、このペースター直後の色ズレがきわめて多いので、印刷品質の向上に伴なう副作用として解決が急がれる重要な課題とされてきた。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−186374号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ペースター時の印刷方向(抄紙方向)の見当ズレが小さく、印刷作業性に優れた多色刷りオフセット輪転印刷機用紙を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、多色刷りオフセット輪転印刷機におけるペースター時の印刷方向(抄紙方向)の見当ズレは、湿し水の吸水で発生する紙の印刷方向(抄紙方向、MD)の伸縮が、ペースター前後で異なることにより発生することを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は以下の発明を包含する。
【0007】
(1)抄紙工程より得られた紙をワインダーを用いてロール状に巻き上げる工程において、巻取の巻き込み長0mから全巻き込み長の50%地点までの下巻紙部分を紙の張力0.1〜0.8kN/mとして巻き取り、巻取の巻き終わりから巻き込み長0〜50mの上巻紙部分を、全巻き込み長の50%地点における紙の張力の80%〜20%の張力で巻き取ることにより、
下記Bennet法伸縮率測定法に従って測定した、巻取の巻き終りから巻き込み長0〜50mにおける上巻紙の抄紙方向(MD方向)の寸法変化率A(%)と、巻取の巻き始めから巻き込み長0〜50mにおける下巻紙の抄紙方向(MD方向)の寸法変化率B(%)との寸法変化率の差の絶対値|A−B|(%)0.04%以下とすることを特徴とする多色刷りオフセット輪転印刷機用紙の製造方法
【0008】
<測定条件>
Bennet法伸縮率測定法:
抄紙方向(MD方向)に幅12mm、長さ150mmの試験片を採取し、荷重5gを懸けて垂直に保持して下記の測定をする。
上巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA1とし、
その後、上巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA2とし、
(A2−A1)×100/A1=上巻紙のMD方向の寸法変化率A(%)
とする。
下巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB1とし、
その後、下巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB2とし、
(B2−B1)×100/B1=下巻紙のMD方向の寸法変化率B(%)
とする。
【0009】
(2) 前記ワインダーを用いてロール状に巻き上げる工程は、巻き込み長0mから全巻き込み長の50%地点まで紙の張力0.1〜0.8kN/mの範囲で一定に保ち、それ以降、漸次、全巻き込み長の50%地点の張力の65%〜20%となるまで低下させ、その後は一定の張力で巻き取りを行う工程であることを特徴とする、(1)項に記載の多色刷りオフセット輪転印刷機用紙の製造方法。
【0010】
(3)前記ワインダーにおける巻き取りの際のドラム−巻取間ニップにかかる線圧(ニップ圧)を、ライダーロールの巻取への押し付け圧を調節することにより、巻き始めで3.5〜5.0kN/m(初期ニップ圧)とし、巻き始めから1000m以内に1.0kN/m以上低下させ、巻取の自重で発生するドラム−巻取間ニップ圧(自重ニップ圧)が低下させた後のニップ圧を超えるまで維持することを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の多色刷りオフセット輪転印刷機用紙の製造方法。
【0011】
(4) 前記(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の方法により製造されており、下記Bennet法伸縮率測定法に従って測定した、巻取の巻き終りから巻き込み長0〜50mにおける上巻紙の抄紙方向(MD方向)の寸法変化率A(%)と、巻取の巻き始めから巻き込み長0〜50mにおける下巻紙の抄紙方向(MD方向)の寸法変化率B(%)との寸法変化率の差の絶対値 | A−B | (%)が0.04%以下であることを特徴とする多色刷りオフセット輪転印刷機用紙。
<測定条件>
Bennet法伸縮率測定法:
抄紙方向(MD方向)に幅12mm、長さ150mmの試験片を採取し、荷重5gを懸けて垂直に保持して下記の測定をする。
上巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA1とし、
その後、上巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA2とし、
(A2−A1)×100/A1=上巻紙のMD方向の寸法変化率A(%)
とする。
下巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB1とし、
その後、下巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB2とし、
(B2−B1)×100/B1=下巻紙のMD方向の寸法変化率B(%)
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
オフセット輪転印刷機における用紙の湿し水吸水による印刷方向伸縮を評価する方法としては、浸水伸度(JAPAN TAPPI No.27)、湿度変化による伸縮率(JAPAN TAPPI No.28、ISO 8226)、あるいはBennetが用いた初回吸湿伸び(First Cycle Hygroexpansion、PROCEEDINGS of 1992 Pan-Pacific Pulp & Paper Technology Conference PART B, P.123 〜129, September 8-10,1992, Sheraton Grande Tokyo Bay Hotel & Towers;本明細書中では「Bennet法伸縮率測定法」という)などがあるが、本発明者らは、その中で、Bennet法伸縮率測定法による紙の伸縮率測定における水分変化がオフセット輪転印刷機上での紙の水分変化に近いことから、多色刷りオフセット輪転印刷の見当ズレの挙動を矛盾なく説明できることを見出した。
【0013】
本発明者らは、この事実を基に、さらに研究を行った結果、伸縮率を評価する手法としてBennet法伸縮率測定法を用い、巻き取りの上巻紙と下巻紙におけるMD方向の寸法変化率の差を測定したときに、寸法変化率の差の絶対値が0.04%以内であれば、上巻紙と下巻紙の湿し水の吸水による印刷方向伸縮率の差が十分に小さく、ペースター直後の見当ズレが許容範囲内であることを究明し、本発明に到達した。
【0014】
本発明の多色刷りオフセット輪転印刷機用紙は、Bennet法伸縮率測定法を用い、上巻紙と下巻紙におけるMD方向の寸法変化率の差を測定したときに、すなわち、下記の条件で上巻紙と下巻紙におけるMD方向の寸法変化率の差を測定したときに、差の絶対値が0.04%以内、好ましくは0.03%以下のオフセット輪転印刷機用紙である。この値は小さい方が良い。差の絶対値|A−B|(%)が0.04%を超えるとペースター時の見当ズレが大きくなり、ペースター直後の印刷物は製品とならない。
【0015】
<測定条件>
Bennet法伸縮率測定法:
MD方向に幅12mm、長さ150mmの試験片を採取し、荷重5gを懸けて垂直に保持して下記の測定する。
上巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA1とし、
その後、上巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA2とし、
(A2−A1)×100/A1=上巻紙のMD方向の寸法変化率A(%)
とする。
下巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB1とし、
その後、下巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB2とし、
(B2−B1)×100/B1=下巻紙のMD方向の寸法変化率B(%)
とする。
【0016】
オフセット輪転印刷機用紙のペースター時の見当ズレは、ペースター前後における湿し水による紙の吸水伸びの差が大きい場合に大きい。また、ペースター後の巻取紙の吸水伸びがペースター前の巻取紙の吸水伸びよりも大きい場合は、2色目以降の画線部が印刷進行逆方向に、ペースター後の巻取紙の吸水伸びがペースター前よりも小さい場合は、2色目以降の画線部が印刷進行方向にずれる。
【0017】
この現象は以下のように説明できる。すなわち、1色目の印刷部及び2色目以降の印刷部における紙の送り速度は常に同じとなるように調整し制御されているので、紙の湿し水吸水による印刷方向伸縮は、両印刷部間フリーラン部での紙の走行速度分布に影響を与える。ペースター後の吸水伸びがペースター前より大きい場合には、1、2色目印刷部間の紙の速度が低下するので、両印刷部間の距離が長くなったことと同じ効果により、1色目画線部が2色目以降の画線部に対し進行方向と逆の方向にずれることになる。また、ペースター後の吸水伸びがペースター前よりも小さい場合には、逆に両印刷部間の距離が短くなったことと同じ効果により、1色目画線部が2色目以降の画線部に対し進行方向にずれることになる。
【0018】
さらに、本発明者らは、上巻紙と下巻紙におけるMD方向のBennet法伸縮率測定法による寸法変化率の差を測定したときに、差の絶対値を0.04%以内とする方法を鋭意検討した結果、巻取を作成するワインダー工程における諸条件が支配要因であることを見出した。
【0019】
紙の吸水(吸湿)による水分上昇が、その抄紙方向(オフセット輪転印刷機では印刷方向)の伸縮挙動に与える影響は以下に示す2つの伸縮挙動の合成と考えることができる。
1)水分上昇あるいは水分降下に伴うほぼ可逆的な伸縮
2)水分上昇時に発生する不可逆な収縮
前者は、主に紙の構造(繊維配向、繊維長、繊維間結合面積など)や、紙を構成する各繊維の種類、及び物性(伸縮率、弾性率など)に影響される。後者は、主に紙が抄紙機上で乾燥されて、製品として仕上げられるまでに受けた引張力、あるいは圧縮力の履歴に依存する。
したがって、巻取内での上巻紙と下巻紙の伸縮特性を制御するためには、後者について巻取内部でのMD方向乃至印刷方向張力の分布をより均一にすることが重要である。
【0020】
通常、巻取は静置状態にあっても、上巻紙では巻取内部からの膨張力のためMD方向に引張力を受け、また下巻紙では巻取内部への圧縮力のため、MD方向に上巻紙に比べて小さい引長力(あるいは圧縮力)を受けている。
したがって、巻取内部におけるMD方向乃至印刷方向張力の均一性、すなわちBennet法伸縮率測定法で評価される吸水伸びの均一性は、ワインダー工程における巻き込み張力スケジュールに大きく依存する。
そこで、本発明のオフセット輪転印刷機用紙は、ワインダーにおける巻取作成時に、巻き込み長0mから全巻き込み長の50%地点までの張力を0.1〜0.8kN/mとし、最終的に上巻紙での張力を全巻き込み長の50%地点の張力の80%以下、特に80%〜20%としている。
【0021】
巻き込み長0mから全巻き込み長の50%地点までの張力が、0.1kN/mに満たないとシワが発生しやすく、0.8kN/mを超えると巻取小口の不ぞろいや断紙が発生する傾向にあり、好ましくない。また、全巻き込み長の50%地点以降の張力が、50%地点の張力の80%を超えていると、巻取り作成後に上巻紙と下巻紙にかかる引張力の差が大きくなりすぎ、巻取内部におけるMD(印刷)方向張力(Bennet法伸縮率測定法で評価される吸水伸び)の上巻紙と下巻紙の差が大きくなって好ましくない。
【0022】
また、ワインダーにおける巻取作成時に、巻き込み長0mから全巻き込み長の50%地点までの張力を0.1〜0.8kN/mとし、全巻き込み長の50%地点まで一定に保ち、それ以降張力を漸次、全巻き込み長の50%地点の張力の65%以下、特に65%〜20%に低下させた後、巻き終りまで一定に維持することがより好ましい。
【0023】
さらに、巻取とワインダードラム間のニップにおける圧力スケジュールも、巻取内部におけるMD(印刷)方向張力の均一性に大きく影響する。
そこで、本発明のオフセット輪転印刷機用紙は、巻取作成時のワインダーにおけるライダーロールの巻取への押し付け圧を調整することにより、ドラムと巻取間のニップにかかる線圧が巻き始めで3.5〜5.0kN/m(初期ニップ圧)、好ましくは4.0kN/m以上となるように制御し、巻き始めから1000m以内に初期ニップ圧より1.0kN/m以上、好ましくは2.0kN/m以上低下させ、巻取自重で発生するニップ圧(自重ニップ圧)が低下させた後のニップ圧を超えない巻き込み長まで維持する。
【0024】
ドラムと巻取間のニップにかかる線圧が巻き始めで3.0kN/m未満であると、巻取作成後に下巻が弛む傾向にあり、下巻紙のMD(印刷方向)引張力が下がり、上巻紙との差が大きくなり(Bennet法伸縮率測定法で評価される吸水伸びの上巻紙と下巻紙の差が大きくなり)好ましくない。また、ニップ圧の低下が初期ニップ圧より1.0kN/m未満であると、高めのニップ圧により下巻部分が圧縮力を受けるため、かえって巻取作成後に下巻が弛むことが多く、下巻紙のMD(印刷方向)引張力が下がり上巻紙との差が大きくなり(Bennet法伸縮率測定法で評価される吸水伸びの上巻紙と下巻紙の差が大きくなり)好ましくない。
【0025】
【実施例】
以下に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例及び比較例中の「部」は質量部を表す。
【0026】
実施例1
(新聞用紙の作成)
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)15部、サーモメカニカルパルプ(TMP)20部、グラウンドパルプ(GP)5部、新聞脱墨古紙パルプ(DIP)60部を混合し、平均粒径15μmのホワイトカーボン2部、硫酸バンド2部、エマルジョンサイズ(品名:SPN−773/荒川化学工業社製)0.3部をそれぞれ添加、混合して紙料を調成した。次いで、その紙料を使用してギャップフォーマ−型抄紙機を使って、抄紙した原紙の両面に、熱水で加熱溶解した酸化澱粉(商品名:エースA/王子コーンスターチ社製)を乾燥重量が片面当り0.3g/m2となるように塗布・乾燥し、さらにソフトカレンダーで表面処理し、坪量44.8g/m2の新聞用紙を得た。
【0027】
(新聞用紙巻取の作成)
上記新聞用紙を、三菱重工社製2ドラム式ワインダーを用いて、外径110mm、内径79mmの紙管に16500m巻き付け、直径1230mmの巻取を作成した。この際、紙に与えるテンションは、巻き込み長さ0mから8250mまで0.4kN/m一定に保ち、巻き込み長さ8250mから14600mまで0.4kN/mから0.25kN/mへ直線的に低下させ、巻き込み長さ14600m以降は0.25kN/m一定を保った。
また、ライダーロールにより巻取上部から巻取に与える荷重は、ドラムと巻取間のニップにかかる線圧が、巻き始めの4.0kN/mから巻き込み長さ860mまで2.0kN/mへ直線的に低下させ、さらに巻き込み長さ860m以降は巻取の自重で発生するドラム−巻取間ニップ圧(自重ニップ圧)が、2.0kN/mを超えるまで(本実施例の坪量44.8g/m2の場合2730m)、2.0kN/m一定となるように制御した。
作成した巻取は、市販の坪量92g/m2の防湿紙と150g/m2のワンプを重ねたうえ2重巻きして包装し、常温の倉庫に1週間保管したのち、上巻・下巻からサンプリングし、寸法変化と印刷の見当ズレを測定した。
【0028】
実施例2
(新聞用紙の作成)
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)35部、グラウンドパルプ(GP)5部、新聞脱墨古紙パルプ(DIP)50部を混合し、平均粒径15μmのホワイトカーボン1.5部、硫酸バンド0.7部をそれぞれ添加、混合して紙料を調成した。次いで、その紙料を使用してギャップフォーマ−型抄紙機を使って抄紙した原紙の両面に、熱水で加熱溶解した酸化澱粉(商品名:エースA/王子コーンスターチ社製)を乾燥重量が片面当り0.1g/m2となるように塗布・乾燥し、さらにソフトカレンダーで表面処理し、坪量43.7g/m2の新聞用紙を得た。
【0029】
(新聞用紙巻取の作成)
上記新聞用紙を、三菱重工社製2ドラム式ワインダーを用いて、外径110mm、内径79mmの紙管に12500m巻き付け、直径1000mmの巻取を作成した。この際、紙に与えるテンションは、巻き込み長さ0mから10600mまで0.45kN/m一定に保ち、巻き込み長さ10600mから11900mまで0.45kN/mから0.3kN/mへ直線的に低下させ、巻き込み長さ11900m以降は0.3kN/m一定を保った。
また、ライダーロールにより巻取上部から巻取にかける荷重は、ドラムと巻取間のニップにかかる線圧が、巻き込み長さ0mから860mまで3.3kN/mから2.0kN/mへ直線的に低下させ、さらに巻き込み長さ860m以降は巻取の自重で発生するドラム−巻取間ニップ圧(自重ニップ圧)が、2.0kN/mを超えるまで(本実施例の坪量43.7g/m2の場合2800m)、2.0kN/m一定となるように制御した。
作成した巻取は、市販の坪量92g/m2の防湿紙と150g/m2のワンプを重ねたうえ2重巻きして包装し、常温の倉庫に1週間保管したのち、上巻・下巻からサンプリングし、寸法変化と印刷の見当ズレを測定した。
【0030】
実施例3
(新聞用紙の作成)
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)18部、グラウンドパルプ(GP)7部、新聞脱墨古紙パルプ(DIP)65部を混合し、平均粒径15μmのホワイトカーボン0.8部、硫酸バンド2.0部、エマルジョンサイズ(品名:SPN−773/荒川化学工業社製)0.2部をそれぞれ添加、混合して紙料を調成した。
次いで、その紙料を使用してギャップフォーマ−型抄紙機を使って抄紙した原紙の両面に、熱水で加熱溶解した酸化澱粉(商品名:エースA/王子コーンスターチ社製)を乾燥重量が片面当り0.2g/m2となるように塗布・乾燥し、さらにチルドカレンダーで表面処理し、坪量43.7g/m2の新聞用紙を得た。
【0031】
(新聞用紙巻取の作成)
上記新聞用紙を、三菱重工社製2ドラム式ワインダーを用いて、外径110mm、内径79mmの紙管に16500m巻き付け、直径1160mmの巻取を作成した。この際、紙に与えるテンションは、巻き込み長さ0mから14000mまで0.4kN/m一定に保ち、巻き込み長さ14000mから15400mまで0.4kN/mから0.2kN/mへ直線的に低下させ、巻き込み長さ15400m以降は0.2kN/m一定を保った。
また、ライダーロールにより巻取上部から巻取にかける荷重は、ドラムと巻取間のニップにかかる線圧が、巻き込み長さ0mから860mまで4.0kN/mから2.0kN/mへ直線的に低下させ、さらに巻き込み長さ860m以降は巻取の自重で発生するドラム−巻取間ニップ圧(自重ニップ圧)が、2.0kN/mを超えるまで(本実施例の坪量43.7g/m2の場合2800m)、2.0kN/m一定となるように制御した。
作成した巻取は、市販の坪量92g/m2の防湿紙と150g/m2のワンプを重ねたうえ2重巻きして包装し、常温の倉庫に1週間保管したのち、上巻・下巻からサンプリングし、寸法変化と印刷の見当ズレを測定した。
【0032】
比較例1
(新聞用紙の作成)
実施例1と同様にして新聞用紙を得た。
(新聞用紙巻取の作成)
上記新聞用紙を、三菱重工社製2ドラム式ワインダーを用いて、外径110mm、内径79mmの紙管に16500m巻き付け、直径1230mmの巻取を作成した。この際、紙に与えるテンションは、巻き始めから巻き終りまで0.4kN/m一定に保った。
また、ライダーロールにより巻取上部から巻取に与える荷重は、ドラムと巻取間のニップにかかる線圧が、巻き始めの4.0kN/mから巻き込み長さ860mまで2.0kN/mへ直線的に低下させ、さらに巻き込み長さ860m以降は巻取の自重で発生するドラム−巻取間ニップ圧(自重ニップ圧)が、2.0kN/mを超えるまで(本比較例の坪量44.8g/m2の場合2730m)、2.0kN/m一定となるように制御した。
作成した巻取は、市販の坪量92g/m2の防湿紙と150g/m2のワンプを重ねたうえ2重巻きして包装し、常温の倉庫に1週間保管したのち、上巻・下巻からサンプリングし、寸法変化と印刷の見当ズレを測定した。
【0033】
比較例2
(新聞用紙の作成)
実施例2と同様にして新聞用紙を得た。
(新聞用紙巻取の作成)
上記新聞用紙を、三菱重工社製2ドラム式ワインダーを用いて、外径110mm、内径79mmの紙管に12500m巻き付け、直径1000mmの巻取を作成した。この際、紙に与えるテンションは、巻き始めから巻き終わりまで0.45kN/m一定に保った。
また、ライダーロールにより巻取上部から巻取にかける荷重は、ドラムと巻取間のニップにかかる線圧が、巻き込み長さ0mから860mまで3.3kN/mから2.0kN/mへ直線的に低下させ、さらに巻き込み長さ860m以降は巻取の自重で発生するドラム−巻取間ニップ圧(自重ニップ圧)が、2.0kN/mを超えるまで(本比較例の坪量43.7g/m2の場合2800m)、2.0kN/m一定となるように制御した。
作成した巻取は、市販の坪量92g/m2の防湿紙と150g/m2のワンプを重ねたうえ2重巻きして包装し、常温の倉庫に1週間保管したのち、上巻・下巻からサンプリングし、寸法変化と印刷の見当ズレを測定した。
【0034】
比較例3
(新聞用紙の作成)
実施例3と同様にして新聞用紙を得た。
(新聞用紙巻取の作成)
上記新聞用紙を、三菱重工社製2ドラム式ワインダーを用いて、外径110mm、内径79mmの紙管に16500m巻き付け、直径1160mmの巻取を作成した。この際、紙に与えるテンションは、巻き始めから巻き終りまで0.25kN/m一定に保った。
また、ライダーロールにより巻取上部から巻取にかける荷重は、ドラムと巻取間のニップにかかる線圧が、巻き込み長さ0mから860mまで4.0kN/mから2.0kN/mへ直線的に低下させ、さらに巻き込み長さ860m以降は巻取の自重で発生するドラム−巻取間ニップ圧(自重ニップ圧)が、2.0kN/mを超えるまで(本比較例の坪量43.7g/m2の場合2800m)、2.0kN/m一定となるように制御した。
作成した巻取は、市販の坪量92g/m2の防湿紙と150g/m2のワンプを重ねたうえ2重巻きして包装し、常温の倉庫に1週間保管したのち、上巻・下巻からサンプリングし、寸法変化と印刷の見当ズレを測定した。
【0035】
上記の新聞用紙について、下記の方法で上巻・下巻の寸法変化を測定し、その差の絶対値を算出した。また、印刷の見当ズレを評価した。結果を表1に示す。
【0036】
(上巻紙と下巻紙の寸法変化の差の絶対値の測定)
巻取表面の巻き終り及び巻取中心の巻き始め(巻き終り部分:上巻紙、巻き始め部分:下巻紙)からそれぞれ巻き込み長10mにおける紙について、幅方向のほぼ中央部分から、抄紙方向に縦150mm、幅12mmの試験片を切り出す。
この両試験片に荷重5gを懸けて垂直に保持し、下記の条件でMD方向の寸法変化率の差の絶対値を測定した。
上巻紙を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA1とし、
上巻紙を、その後相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後のMD方向の長さを測定してA2とし、
(A2−A1)×100/A1=上巻紙のMD方向の寸法変化率A(%)
とする。
下巻紙を、23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後のMD方向の長さを測定してB1とし、
下巻紙を、その後相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後のMD方向の長さを測定してB2とし、
(B2−B1)×100/B1=下巻紙のMD方向の寸法変化率B(%)
とする。
上記上巻紙のMD方向の寸法変化率A(%)と下巻紙のMD方向の寸法変化率B(%)の差の絶対値|A−B|(%)を算出する。
【0037】
(見当ズレ評価)
実施例及び比較例の新聞用紙A巻取(幅:1626mm)を使用し、タワープレス型新聞オフセット輪転機(東京機械製作所製、商品名:カラートップ6000)を用いて、印刷速度13万部/時で、墨、藍、紅、黄の順に4色カラー印刷を行った。インク、湿し水の量は一定とし、自動見当制御装置を用いて見当ズレをほぼ0(±0.1mm以内)とした後、巻き込み長約15mを残した時点で、次の新巻取にペースターを行い、70部を排紙した。排紙した各印刷物について、墨を基準とした場合の黄のズレ量を、印刷物の天方向を正として測定し、下記の基準で評価した。
ズレの最大の値が0.2mm以下を◎
ズレの最大の値が0.2mmを超え、0.3mm以下を○
ズレの最大の値が0.3mmを超えるものを×
【0038】
【表1】
Figure 0004066791
【0039】
【発明の効果】
表1の結果から明らかなように、本発明の多色刷りオフセット輪転印刷機用紙は、Bennet法伸縮率測定法を用い、上巻紙と下巻紙におけるMD方向の寸法変化率の差を測定したときに、差の絶対値が0.04%以内であり、ペースター時に見当ずれを起すことなく、印刷作業性に優れた多色刷りオフセット輪転印刷機用紙を提供することが可能になった。

Claims (4)

  1. 抄紙工程より得られた紙をワインダーを用いてロール状に巻き上げる工程において、巻取の巻き込み長0mから全巻き込み長の50%地点までの下巻紙部分を紙の張力0.1〜0.8kN/mとして巻き取り、巻取の巻き終わりから巻き込み長0〜50mの上巻紙部分を、全巻き込み長の50%地点における紙の張力の80%〜20%の張力で巻き取ることにより、
    下記Bennet法伸縮率測定法に従って測定した、巻取の巻き終りから巻き込み長0〜50mにおける上巻紙の抄紙方向(MD方向)の寸法変化率A(%)と、巻取の巻き始めから巻き込み長0〜50mにおける下巻紙の抄紙方向(MD方向)の寸法変化率B(%)との寸法変化率の差の絶対値|A−B|(%)0.04%以下とすることを特徴とする多色刷りオフセット輪転印刷機用紙の製造方法
    <測定条件>
    Bennet法伸縮率測定法:
    抄紙方向(MD方向)に幅12mm、長さ150mmの試験片を採取し、荷重5gを懸けて垂直に保持して下記の測定をする。
    上巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA1とし、
    その後、上巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA2とし、
    (A2−A1)×100/A1=上巻紙のMD方向の寸法変化率A(%)
    とする。
    下巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB1とし、
    その後、下巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB2とし、
    (B2−B1)×100/B1=下巻紙のMD方向の寸法変化率B(%)
    とする。
  2. 前記ワインダーを用いてロール状に巻き上げる工程は、巻き込み長0mから全巻き込み長の50%地点までの紙の張力を0.1〜0.8kN/mの範囲で一定に保ち、それ以降、漸次、全巻き込み長の50%地点の張力の65%〜20%となるまで低下させ、その後は一定の張力で巻き取りを行う工程であることを特徴とする、請求項に記載の多色刷りオフセット輪転印刷機用紙の製造方法。
  3. 前記ワインダーを用いてロール状に巻き上げる工程における巻き取りの際のドラム−巻取間ニップにかかる線圧(ニップ圧)を、ライダーロールの巻取への押し付け圧を調節することにより、巻き始めで3.5〜5.0kN/m(初期ニップ圧)とし、巻き始めから1000m以内に1.0kN/m以上低下させ、巻取の自重で発生するドラム−巻取間ニップ圧(自重ニップ圧)が低下させた後のニップ圧を超えるまで維持して巻き上げる工程であることを特徴とする請求項1又は2に記載の多色刷りオフセット輪転印刷機用紙の製造方法。
  4. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法により製造されており、下記Bennet法伸縮率測定法に従って測定した、巻取の巻き終りから巻き込み長0〜50mにおける上巻紙の抄紙方向(MD方向)の寸法変化率A(%)と、巻取の巻き始めから巻き込み長0〜50mにおける下巻紙の抄紙方向(MD方向)の寸法変化率B(%)との寸法変化率の差の絶対値 | A−B | (%)が0.04%以下であることを特徴とする多色刷りオフセット輪転印刷機用紙。
    <測定条件>
    Bennet法伸縮率測定法:
    抄紙方向(MD方向)に幅12mm、長さ150mmの試験片を採取し、荷重5gを懸けて垂直に保持して下記の測定をする。
    上巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の 長さを測定してA1とし、
    その後、上巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してA2とし、
    (A2−A1)×100/A1=上巻紙のMD方向の寸法変化率A(%)
    とする。
    下巻紙試験片を23℃、相対湿度50%で4時間調湿した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB1とし、
    その後、下巻紙試験片を23℃、相対湿度80%まで上昇させて1時間保持した後の抄紙方向(MD方向)の長さを測定してB2とし、
    (B2−B1)×100/B1=下巻紙のMD方向の寸法変化率B(%)
    とする。
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