JP4066281B2 - 高分子分散型液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高分子分散型液晶表示装置に関し、特に、明るく視認性の良い高分子分散型液晶表示装置を可能にするホログラム光制御フィルムを用いた高分子分散型液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から高分子分散型液晶表示装置が注目されている。図5を参照にして高分子分散型液晶の原理を説明する。図5(a)は高分子分散型液晶に電場を印加しない場合、図5(b)は印加した場合を示し、高分子マトリックス2中に液晶1が分散されており、高分子マトリックス2の屈折率が液晶1の常光屈折率に略一致するように設定されている。図5(a)のスイッチが開いて電源3からの電圧が透明電極4、4間に印加されない状態では、液晶1がランダムな状態にあるため、空間的な屈折率の差異が生じ、入射光5は前方への散乱光(前方散乱光)6と後方への散乱光(後方散乱光)7とに散乱される。図5(b)の透明電極4、4間に電圧が印加された状態では、液晶1が電界方向に配列し、その結果液晶1と高分子マトリックス2の屈折率差が減少し、入射光5は散乱を受けずに直進光8として透過するので、透明状態になる。
【0003】
このような高分子分散型液晶を用いた液晶表示装置(以下、PD液晶表示装置と呼ぶ。)が提案されている。PD液晶表示装置は、その原理から偏光板を用いる必要がなく、電場を加えるか加えないかに応じて、液晶が透明状態、散乱状態に変化するため、非常に明るく、例えば裏面に鏡面部材を配することにより、略ペーパーホワイト表示が可能である。
【0004】
図6に従来のモノクロの反射型PD液晶表示装置の概略の構成を示す。ただし、画素電極、対向電極は図示を省く。上記のような高分子分散型液晶(以下、PD液晶と呼ぶ。)10は透明基板11と基板12の間に挟持され、PD液晶10の観察側と反対側の基板12表面には、ミラー13が配置されている。そして、この反射型PD液晶表示装置は代表的に3つの画素X,Y,Zからなるものとする。いま、画素X,Zは電圧が印加されておらず、画素Yには電圧が印加されているとすると、画素X,Zは散乱状態、画素Yは透明状態にあるので、適当な入射角で外光(周囲の環境光)14がこの反射型PD液晶表示装置に入射すると、画素X,Zは散乱状態にあるので、後方散乱光はそのまま、前方散乱光はミラー13で一旦反射されてこの反射型PD液晶表示装置の正面に位置する観察者の目に入り略白く見える。画素Yは透明状態であるので、外光14はミラー13で正反射されて反射型PD液晶表示装置の正面方向には進まないので、略黒に見える。
【0005】
図7に従来のカラーの反射型PD液晶表示装置の概略の構成を示す。この場合も、画素電極、対向電極は図示を省く。この構成は、基本的に図6のPD液晶10の観察側の透明基板11表面に、R(赤色)透過Rフィルター15R、G(緑色)透過Gフィルター15G、B(青色)透過Bフィルター15Bのアレーからなるカラーフィルター15を配置したもので、この場合も代表的に3つの画素R,G,Bからなるものとする。いま、画素R,Bは電圧が印加されておらず、画素Gには電圧が印加されているとすると、画素R,Bは散乱状態、画素Gは透明状態にあるので、適当な入射角で外光(周囲の環境光)14がこのカラー反射型PD液晶表示装置に入射すると、画素R,Bは散乱状態にあるため、それぞれR透過Rフィルター15R、B透過Bフィルター15Bを透過したR光、B光の後方散乱光はそのまま、前方散乱光はミラー13で一旦反射されてこの反射型PD液晶表示装置の正面に位置する観察者の目に入り、それぞれ赤色、青色に見える。画素Gは透明状態であるので、外光14はミラー13で正反射されてこの反射型PD液晶表示装置の正面方向には進まないので、略黒に見える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の反射型PD液晶表示装置の場合、PD液晶の裏面にミラー配する場合、透明状態にある部分(画素)の照明光(外光)の正反射方向ではその正反射光が目に入り、黒く見えずむしろ白黒反転して著しく視認性を低下させてしまう。
【0007】
そこで、裏面に黒色部材を配してその透明状態にある部分を黒表示部にすることが考えられるが、散乱状態となっている部分はペーパーホワイトにならない。これは、前方散乱光がこの黒色部材で吸収されて観察側へ戻らないため、灰色になるからである。
【0008】
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、明るく視認性の良い反射型高分子分散型液晶表示装置を可能にするホログラム光制御フィルムを用いた高分子分散型液晶表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の高分子分散型液晶表示装置は、ホログラム光制御フィルムが高分子分散液晶パネルの観察側とは反対側の反射層の前面に前記高分子分散液晶パネルから空隙をおいて配置され、前記ホログラム光制御フィルムは観察側の所定方向から入射する入射光を反射方向あるいは透過方向に、表面に設けられる保護層を含めたホログラム層内部で全反射する角度で回折することを特徴とするものである。
【0011】
この場合、前記高分子分散液晶パネルは画素単位に異なる波長帯域の光を透過する吸収型カラーフィルターを備え、前記ホログラム光制御フィルムは、吸収型カラーフィルターの画素に整列するようにパターニングされ、吸収型カラーフィルターの各画素に対応する位置において、対応する画素の透過波長帯域の少なくとも1つの波長帯域を前記の全反射する角度で回折するようにすることが望ましい。
【0012】
また、前記高分子分散液晶パネルは画素単位に異なる波長帯域の光を透過する吸収型カラーフィルターを備え、前記ホログラム光制御フィルムは、各波長帯域の少なくとも1つの波長帯域を前記の全反射する角度で回折する一様なホログラムを前記の異なる波長帯域の数に対応する層数だけ積層するかあるいは1枚のホログラム層中に多重記録してなるものとすることが望ましい。
【0013】
これらにおいて、その吸収型カラーフィルターは例えばR,G,B3色画素からなるものである。
【0015】
本発明においては、反射型高分子分散型液晶表示装置の観察側とは反対側の反射層の前面に配置され、観察側の所定方向から入射する入射光を正反射方向以外の方向に回折させるので、透明状態にある画素の照明光が正反射方向に反射して光が目に入り、黒く見えずむしろ白黒反転して著しく視認性を低下させてしまう問題が防止できると共に、明るく、コントラストが高く、色度が高く、視認性の良い反射型高分子分散型液晶表示装置を可能にする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のホログラム光制御フィルムとそれを用いた反射型高分子分散型液晶表示装置(以下、反射型PD液晶表示装置と呼ぶ。)を実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に基づく第1のタイプの反射型PD液晶表示装置でカラー表示可能なものの実施例の概略の構成を示す図である。ただし、画素電極、対向電極は図示を省く。前記したような高分子分散型液晶(以下、PD液晶と呼ぶ。)10は、R(赤色)透過Rフィルター15R、G(緑色)透過Gフィルター15G、B(青色)透過Bフィルター15Bのアレーからなるカラーフィルター15をPD液晶10側表面に配置した観察側透明基板11と観察側とは反対側の透明基板21との間に挟持されて液晶表示パネルが構成され、その透明基板21側に若干の空隙をおいて、本発明に基づくホログラム層23とその裏面にミラー13が配置されている。なお、このミラー13とホログラム層23は、具体的には、基板22上にその順に積層されて構成される。なお、ホログラム層23の表面には透明な保護層を設けるのが一般的である。
【0017】
ここで、ホログラム層23はフォトポリマー等からなる体積型ホログラムからなり、カラーフィルター15のRフィルター15R、Gフィルター15G、Bフィルター15Bそれぞれに整列して、R回折ホログラム23R、G回折ホログラム23G、B回折ホログラム23Bのアレーからなるもので、これらホログラム23R,23G,23Bは所定の入射角θで外側から入射したそれぞれR、G、Bの波長の光を反射方向(図1の場合)あるいは透過方向に、臨界角以上の角度(保護層を含めたホログラム層23内部で全反射する角度)に回折するものである。
【0018】
なお、図1の実施例の反射型PD液晶表示装置は、分かりやすくするために、Rフィルター15Rの位置に構成される画素R、Gフィルター15Gの位置に構成される画素G、Bフィルター15Bの位置に構成される画素Bの代表的な3つの画素R,G,Bからなるものとしているが、実際には画素R,G,Bの繰り返しパターンからなるものである。
【0019】
いま、図1に示すように、画素R,Bは電圧が印加されておらず、画素Gには電圧が印加されているとすると、画素R,Bは散乱状態、画素Gは透明状態にあるので、適当な入射角θで外光(周囲の環境光)14がこのカラー反射型PD液晶表示装置に入射すると、画素R,Bは散乱状態にあるため、それぞれR透過Rフィルター15R、B透過Bフィルター15Bを透過したR光、B光の後方散乱光24はそのままこの反射型PD液晶表示装置の正面に位置する観察者の目に入り、また、前方散乱光25はホログラム層23をほとんど透過してミラー13で一旦反射されて戻り同様に観察者の目に入り、それぞれ明るい赤色、青色に見える。なお、前方散乱光25がホログラム層23をほとんど透過するのは、このホログラム層23が体積型ホログラムから構成されているため、その回折角度選択性により入射角θ以外の角度で入射する前方散乱光25は回折を受けないからである。
【0020】
一方、画素Gは透明状態であるので、外光14中のR光、B光はGフィルター15Gで吸収され、Gフィルター15Gを透過したG光は直進してホログラム層23のG回折ホログラム23Gに入射し、反射方向(図1の場合)あるいは透過方向に、臨界角以上の角度に回折されてホログラム層23の表面あるいはその上に設けられた保護層の表面とミラー13との間で多重反射を繰り返しながら端部へ導かれ、観察者側へは戻らない。そのため、画素Gは略黒に見える。
他の画素R,Bに電圧が印加される場合も同様である。
【0021】
したがって、この構成によれば、図7の従来の場合と異なり、この反射型PD液晶表示装置の観察側の何れの方向から見ても、透明状態にある部分(画素)から正反射光が目に入りることはなく、黒く見えるので、視認性、コントラスト共に良好なカラー反射型PD液晶表示装置が得られる。
【0022】
図2にホログラム層23の作製方法を示す。図2(a)はホログラム23R,23G,23Bを反射型(反射方向へ回折)として構成する場合であり、図2(b)は透過型(透過方向へ回折)として構成する場合である。まず、図2(a)の場合を説明すると、フォトポリマー等の体積型ホログラム感光材料30の表側から使用のときの外光14の入射角θに相当する角度θでRの中心波長の光32をR画素の位置に入射させると共に、感光材料30の裏面に屈折率が感光材料30と略同じのプリズム31を屈折率整合液を介して密着させ、同じ波長の光33をR画素の位置に臨界角以上の角度αで入射させて両光を感光材料30中で干渉させることにより、感光材料30中にR回折ホログラム23Rが形成される。波長をGの中心波長、Bの中心波長と代え、入射位置をG画素の位置、B画素の位置と代えて同様の露光を繰り返すことにより、G回折ホログラム23GとB回折ホログラム23Bも形成することにより、反射型ホログラム23R,23G,23Bのアレーからなるホログラム層23が作製される。
【0023】
次に、図2(b)の場合を説明すると、同様の体積型ホログラム感光材料30の一方の側に屈折率が感光材料30と略同じで図示のような変形プリズム31’を屈折率整合液を介して密着させ、変形プリズム31’の1つの面を介して入射角θの外光14が感光材料30中に屈折して入射したときの角度θ’(スネルの法則から導かれる。)でRの中心波長の光32’をR画素の位置に入射させると共に、同じ側から変形プリズム31’の別の面を介して同じ波長の光33’をR画素の位置に臨界角以上の角度αで入射させて両光を感光材料30中で干渉させることにより、感光材料30中にR回折ホログラム23Rが形成される。波長をGの中心波長、Bの中心波長と代え、入射位置をG画素の位置、B画素の位置と代えて同様の露光を繰り返すことにより、G回折ホログラム23GとB回折ホログラム23Bも形成することにより、透過型ホログラム23R,23G,23Bのアレーからなるホログラム層23が作製される。
【0024】
なお、図2において、各画素位置への選択的な露光は、例えばR,G,B画素の何れか1つの色の画素パターンに対応する開口を設けたパターン板を感光材料30の両側に介して露光することにより行うことができる。
【0025】
図1のカラー反射型PD液晶表示装置の変形例を図3に示す。図1の場合は、ミラー13の前面に配置するホログラム層23は、カラーフィルター15の各15R、15G、15Bに整列した回折ホログラム23R,23G,23Bのアレーであるので、ホログラム層23を作製するには各回折ホログラム23R、23G、23Bのパターニングが必要であったが、図3の場合は、ホログラム層23の代わりに、パターニングのない一様な3層の体積型ホログラム層26R,26G,26Bを積層してなるホログラム層26を用いる。その他は図1の場合と同様である。ここで、体積型ホログラム層26R,26G,26Bは、回折ホログラム23R,23G,23Bと同様に、入射角θで入射するそれぞれR光、G光、B光を反射方向(図3の場合)あるいは透過方向に、臨界角以上の角度で回折するものであり、回折された光は、ホログラム層26の表面あるいはその上に設けられた保護層の表面とミラー13との間で多重反射を繰り返しながら端部へ導かれ、観察者側へは戻らないものである。この場合も、図1の場合と同様、電圧印加のないR画素、G画素、B画素はそれぞれ赤色、緑色、青色に見え、電圧印加のある画素は観察側の何れの方向から見ても略黒に見える。
【0026】
なお、図3においては、ホログラム層26は積層した3層の体積型ホログラム層26R,26G,26Bからなるものであったが、その代わりに1層の体積型ホログラム層中に上記のような特性の体積型ホログラムを3枚多重に記録したものを用いてもよい。
【0027】
次に、図4は本発明に基づく第2のタイプの反射型PD液晶表示装置で白地にモノカラーパターンを表示できる実施例の概略の構成を示す図である。ただし、画素電極、対向電極は図示を省く。この実施例は、従来の図6に対応するものであり、PD液晶10は、透明基板11と基板12の間に挟持され、PD液晶10の観察側と反対側の基板12表面には、ミラー13とその上にホログラム層27が配置されている。そして、この反射型PD液晶表示装置は代表的に3つの画素X,Y,Zからなるものとするが、実際には画素X,Y,Zと同様な画素が多数アレー上に配置されている。
【0028】
ここで、ホログラム層27はフォトポリマー等からなる一様な体積型ホログラムであり、適当な入射角θで入射する例えば緑色の光を拡散しなら反射方向の正面方向へ回折するか、あるいは透過方向の正面方向へ回折する特性のものである。このような拡散反射型あるいは拡散透過型の体積型ホログラムは、回折波長の光を2分した一方を光拡散板を介して、他方を直接、フォトポリマー等の体積型ホログラム感光材料の相互に反対の側から(反射型ホログラムの場合)、あるいは同じ側から入射させて相互に干渉させることにより作製することができる。
【0029】
いま、図4に示すように、画素X,Zは電圧が印加されておらず、画素Yには電圧が印加されているとすると、画素X,Zは散乱状態、画素Yは透明状態にあるので、適当な入射角θで外光(周囲の環境光)14がこの反射型PD液晶表示装置に入射すると、画素X,Zは散乱状態にあるため、入射光は後方散乱光24と前方散乱光25とに散乱され、後方散乱光24はそのままこの反射型PD液晶表示装置の正面に位置する観察者の目に入り、また、前方散乱光25はホログラム層27をほとんど透過してミラー13で一旦反射されて戻り同様に観察者の目に入り、それぞれ明るいペーパーホワイトに見える。
【0030】
一方、画素Yは透明状態であるので、外光14は直進してホログラム層27に入射し、外光14の中の緑色の成分は反射方向あるいは透過方向に液晶表示パネルに略垂直方向に指向性を持って拡散するように回折される。ホログラム層27が反射型の場合は、その回折光がそのままこの反射型PD液晶表示装置の正面に位置する観察者の目に入り、また、透過型の場合は、その回折光がミラー13で一旦反射されて戻り同様に観察者の目に入り、緑色に見える。外光14の中の緑色以外の成分はホログラム層27をほとんど透過してミラー13で反射されて正反射方向に向かう。したがって、この正反射方向から見ると、画素X,Zはペーパーホワイトに見え、画素Yは緑色の補色のマゼンタ色に見える。
【0031】
以上、本発明の高分子分散型液晶表示装置用ホログラム光制御フィルムを実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の高分子分散型液晶表示装置用ホログラム光制御フィルムによると、反射型高分子分散型液晶表示装置の観察側とは反対側の反射層の前面に配置され、観察側の所定方向から入射する入射光を正反射方向以外の方向に回折させるので、透明状態にある画素の照明光が正反射方向に反射して光が目に入り、黒く見えずむしろ白黒反転して著しく視認性を低下させてしまう問題が防止できると共に、明るく、コントラストが高く、色度が高く、視認性の良い反射型高分子分散型液晶表示装置を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1のタイプのカラー反射型高分子分散型液晶表示装置の実施例の概略の構成を示す図である。
【図2】図1におけるホログラム層の作製方法を説明するための図である。
【図3】図1の変形例の概略の構成を示す図である。
【図4】本発明に基づく第2のタイプのモノカラー反射型高分子分散型液晶表示装置の実施例の概略の構成を示す図である。
【図5】高分子分散型液晶の原理を説明するための図である。
【図6】従来のモノクロ反射型高分子分散型液晶表示装置の概略の構成を示す図である。
【図7】従来のカラー反射型高分子分散型液晶表示装置の概略の構成を示す図である。
【符号の説明】
10…PD液晶(高分子分散型液晶)
11…観察側透明基板
12…基板
13…ミラー
14…外光(周囲の環境光)
15…カラーフィルター
15R…R透過Rフィルター
15G…G透過Gフィルター
15B…B透過Rフィルター
21…透明基板
22…基板
23…ホログラム層
23R…R回折ホログラム
23G…G回折ホログラム
23B…B回折ホログラム
24…後方散乱光
25…前方散乱光
26…ホログラム層
26R…R回折体積型ホログラム層
26G…G回折体積型ホログラム層
26B…B回折体積型ホログラム層
27…ホログラム層
30…体積型ホログラム感光材料
31…プリズム
32、33…Rの中心波長の光
31’…変形プリズム
32’、33’…Rの中心波長の光
R,G,B,X,Y,Z…画素
Claims (4)
- ホログラム光制御フィルムが高分子分散液晶パネルの観察側とは反対側の反射層の前面に前記高分子分散液晶パネルから空隙をおいて配置され、前記ホログラム光制御フィルムは観察側の所定方向から入射する入射光を反射方向あるいは透過方向に、表面に設けられる保護層を含めたホログラム層内部で全反射する角度で回折することを特徴とする高分子分散型液晶表示装置。
- 請求項1において、前記高分子分散液晶パネルは画素単位に異なる波長帯域の光を透過する吸収型カラーフィルターを備え、前記ホログラム光制御フィルムは、吸収型カラーフィルターの画素に整列するようにパターニングされ、吸収型カラーフィルターの各画素に対応する位置において、対応する画素の透過波長帯域の少なくとも1つの波長帯域を前記の全反射する角度で回折することを特徴とする高分子分散型液晶表示装置。
- 請求項1において、前記高分子分散液晶パネルは画素単位に異なる波長帯域の光を透過する吸収型カラーフィルターを備え、前記ホログラム光制御フィルムは、各波長帯域の少なくとも1つの波長帯域を前記の全反射する角度で回折する一様なホログラムを前記の異なる波長帯域の数に対応する層数だけ積層するかあるいは1枚のホログラム層中に多重記録してなることを特徴とする高分子分散型液晶表示装置。
- 請求項2又は3において、前記吸収型カラーフィルターがR,G,B3色画素からなるものであることを特徴とする高分子分散型液晶表示装置。
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