JP4065918B2 - 管路内に管を形成する方法 - Google Patents

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Description

本発明は管路の補修などを目的として、管路の内面に沿って新たな剛直な管を形成するための方法に関するものであって、特に管路内にポリエチレンなどの剛性を有する合成樹脂の管を形成する方法に関するものである。
従来から、ポリエチレンなどのある程度の剛性を有する合成樹脂のパイプを、管路の一端から押し込むか又は引き込むことにより長尺に亙って挿通し、当該パイプで管路を内張りすることが行われている。
しかしながらこの方法では、管路に屈曲部などがある場合にはパイプがその屈曲に追従することができず、管路の所要の箇所の全長に亙って挿通することができない場合があるため、そのパイプを加温して可撓性を付与した状態で、反転工法により管路内に挿通することが考えられた。
反転工法は、ホース状の柔軟な内張り材を、流体圧力で内側が外側となるように反転しながら、その反転部分を管路内を進行せしめ、反転した内張り材を前記流体圧力で管路内面に圧接し、内張り材に含浸させた硬化性樹脂液を硬化させて管路を内張りする工法であり、従来から広く知られている。
またこの工法は、反転した内張り材を硬化性樹脂液で管路内面に接着することもできるが、内張り材と管路とを接着することなく、管路内に当該管路から遊離した剛直な管を形成することも行われている。
而して前記ポリエチレンなどのパイプは反転工法における内張り材に比べると大幅に剛直であるため、かかるパイプを内側が外側となるように反転することはできないが、これを加温することによりパイプに反転が可能となる程度の可撓性を付与し、前記反転工法を適用しようとするものである。
しかしながら、ポリエチレンなどのパイプを加温して可撓性を付与しても、流体圧力のみで反転が進行し得る程度の高度の可撓性を付与するのは困難であり、また過度の可撓性を付与すると、反転部分でパイプが膨れて変形したり、破裂するなどの問題が生じる可能性がある。
而して前記反転工法において、内張り材内に全長に亙って紐状長尺物を挿通しておき、前記反転部分から突出した紐状長尺物を管路内を通して牽引し、内張り材の反転を補助すると共に、屈曲部における反転部分の進行を誘導する方法があり、特公昭59−12911号に記載されている。
図4はこの方法を示すものであって、管路1の一端に圧力容器2が設けられ、当該圧力容器2の吐出口3に内張り材4の端末が結合されており、圧力容器2内の流体圧力が内張り材4の反転部分5に作用し、当該反転部分5において内張り材4は内側が外側となるように反転しながら管路1内を進行する。
そして未反転の内張り材4内にベルトなどの紐状長尺物6が挿通されており、当該紐状長尺物6が前記反転部分5から突出し、その先端が管路1の他端側から牽引装置7で牽引されるようになっている。
而してこの方法では、流体圧力により未反転の内張り材4の内面が紐状長尺物6に圧接され、当該紐状長尺物6を牽引することにより図2に示すように、内張り材4の未反転部分を牽引して反転部分5における反転を促すと共に、管路1の屈曲部8においては、紐状長尺物6が反転部分5における屈曲の内側を抑えて反転を抑制し、屈曲の外側の反転が促されることにより、反転部分5が屈曲部8に沿ってスムーズに通過し、内張りし得るのである。
しかしながら、この方法を内張り材4に代えて前記ポリエチレンなどのパイプ9について行う反転工法に適用すると、パイプ9の表面が滑らかであって紐状長尺物6との摩擦が小さいため、紐状長尺物6を牽引したときにその牽引力が未反転のパイプ9に適切に伝わらず、部分的に紐状長尺物6のみがパイプ9から滑って進行し、図3に示すように未反転のパイプ9が蛇腹状に座屈して、反転部分5におけるパイプ9の反転を促す力とならないことがある。
また一旦このような座屈が生じると、その座屈した箇所が反転部分5に到達しても、座屈により生じたくせが残り、反転部分5においてスムーズに反転することができなくなり、反転の進行が不可能となる。
特公昭59−12911号
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、前記ポリエチレンなどのパイプ9を使用して、スムーズに反転工法により管路1内に管を形成することのできる方法を提供することを目的とするものである。
而して本発明は、熱可塑性合成樹脂の剛性を有するパイプに、当該パイプの内径にほゞ等しい径の筒状織布よりなる牽引部材を挿通すると共に、当該牽引部材を前記パイプの内面に剥離可能に接着してなる内張り材を、加温して可撓性を付与しつつ流体圧力で内側が外側となるように反転しながら、その反転部分から突出した牽引部材を、当該反転部分においてパイプから剥離しつつ管路内を通して牽引し、反転部分を管路内を進行せしめることにより管路内に反転したパイプを配置することを特徴とするものである。
本発明によれば、管として前記ポリエチレンなどのパイプを使用した場合においても、牽引部材が当該管に剥離可能に接着されているので、牽引部材に作用する牽引力が管の全長に亙って確実に作用し、反転工法により管路内にスムーズに管を形成することができるのである。
図1は本発明により管路1内に反転工法で管を形成する方法を示すものであって、パイプ9の反転部分を示す中央縦断面図である。
而してこの方法における内張り材4としては、反転工法に供する未反転のポリエチレンのパイプ9内に、前述の方法における紐状長尺物6に代えて、当該パイプ9の内径にほゞ等しい径の筒状織布よりなる牽引部材10が挿通されており、当該牽引部材10はパイプ9の内面に剥離可能に接着されている。
この牽引部材10は、繊維を筒状に織成した、又は織布を筒状に成型した筒状織布であって、その外面に樹脂皮膜を形成したものであることが好ましい。
前記パイプ9は、熱可塑性合成樹脂の押出成型法などの周知の方法で成型することができ、またその押出成型の際にその内側に筒状織布を挿通して接着することも、広く知られた周知の方法により行うことができる。
この牽引部材10は、パイプ9の内面に剥離可能に接着されている。パイプ9を構成する合成樹脂がポリエチレンである場合には、ポリエチレンは特に接着性に乏しい材料であるが、前記牽引部材10にゴム又はビニル系樹脂の溶液系接着剤や、エマルジョン系の接着剤を塗布しておくことにより、強い力が作用したときに剥離し得る状態で仮接着することができる。
また耐熱性を有するシリコーン系の接着剤を使用して接着することにより、パイプ9を可撓性を付与するために高温に加熱した場合であっても、パイプ9と牽引部材10との接着力が低下することがない。
而してこの状態で、内張り材4を扁平に折り畳んだ状態でコイル状に巻いて圧力容器2内に収容し、パイプ9の先端を圧力容器2の吐出口3に環状に固定する。そして圧力容器2に圧力流体を送入して環状固定部分に流体圧力を作用させ、当該環状固定部分に形成される反転部分5でパイプ9を反転させながら、パイプ9の反転部分5から突出する牽引部材10を管路1に通して、当該牽引部材10を反転部分においてパイプ9から剥がしながら牽引つつ、当該反転部分5を管路1を進行させるのである。
なおパイプ9がポリエチレンなどの剛直な合成樹脂よりなる場合には、当該パイプ9を加温して軟化させ、反転が可能となる程度の可撓性を付与しつつ、前記反転工法を行う。加温の手段としては、圧力容器2内に加温した圧力流体を送入することによりパイプ9を加温することができる。
本発明においては、牽引部材10がパイプ9に接着しているため、牽引部材10を牽引したときに未反転のパイプ9全体に均一に牽引力が作用し、図3に表されるような蛇腹状の座屈が生じることがない。
また牽引部材10が筒状織布よりなり、当該牽引部材10がパイプ9に接着しているため、パイプ9の反転部分5においては図1に示すように、パイプ9の反転に伴って牽引部材10がある程度開いた後、パイプ9から剥がれる。
従って牽引部材10を牽引することにより、牽引部材10は未反転のパイプ9を反転部分5に向かって牽引するのみならず、反転部分5においてパイプ9を強制的に外方に反転させる作用をも有する。
従って本発明によれば、ポリエチレンのように反転工法の適用が困難な素材のパイプ9においても、未反転のパイプ9が蛇腹状に座屈し、反転が不能となるようなことがなく、また反転部分5においてもパイプ9に接着した牽引部材10が反転の進行を促し、スムーズに反転工法を行うことができる。
なお本発明は、ポリエチレンなどの合成樹脂のパイプ9を使用した工法に限られるものではなく、従来一般に使用されている柔軟な内張り材4を使用した反転工法においてもそのまま適用可能であり、反転部分5における反転の進行を促す効果を奏する。
本発明によりパイプが反転する状態を示す主要部の中央縦断面図 従来の反転工法における内張り材が反転する状態を示す主要部の中央縦断面図 従来の方法により合成樹脂のパイプが反転する状態を示す主要部の中央縦断面図 反転工法により管路内に内張りする状態を示す中央縦断面図
符号の説明
1 管路
5 反転部分
9 パイプ
10 牽引部材

Claims (1)

  1. 熱可塑性合成樹脂の剛性を有するパイプ(9)に、当該パイプ(9)の内径にほゞ等しい径の筒状織布よりなる牽引部材(10)を挿通すると共に、当該牽引部材(10)を前記パイプ(9)の内面に剥離可能に接着してなる内張り材(4)を、加温して可撓性を付与しつつ流体圧力で内側が外側となるように反転しながら、その反転部分(5)から突出した牽引部材(10)を、当該反転部分(5)においてパイプ(9)から剥離しつつ管路(1)内を通して牽引し、反転部分(5)を管路(1)内を進行せしめることにより管路(1)内に反転したパイプ(9)を配置することを特徴とする、管路内に管を形成する方法
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