JP4065694B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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    • HELECTRICITY
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    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関するものであって、とくにソフトエラーに強くするためにメモリセルに容量を付加する容量プレートを備えた半導体記憶装置に関するものである。さらには、不良メモリセルを冗長メモリセルで置換するようにした半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ICの集積化及び低電圧化により、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)等の半導体記憶装置においては、その記憶保持のための電荷量が減少しつつある。これに伴い、記憶保持の際に、宇宙線等の外的ストレスの影響により、保持されたデータが容易に変化してしまう(データ化けを起こす)といった現象、すなわちソフトエラーが生じやすくなっている。このため、ソフトエラーに強い半導体記憶装置が求められている。
【0003】
とくに、SRAMの場合、高抵抗負荷型やTFT型のメモリセルを用いたものでは、低電力化に伴い動作特性が悪化する傾向が強い。そこで、近年、フルCMOS型(バルク6トランジスタ型)のメモリセルを用いたSRAM(以下、略して「CMOS−SRAM」という。)が主流となりつつある。
【0004】
図12(a)に示すように、CMOS−SRAMのメモリセルは、2つのn型バルクアクセストランジスタAT1、AT2(以下、略して「アクセストランジスタAT1、AT2」という。)と、2つのn型バルクドライバトランジスタDT1、DT2(以下、略して「ドライブトランジスタDT1、DT2」という。)と、2つのp型バルクロードトランジスタLT1、LT2(以下、略して「ロードトランジスタLT1、LT2」という。)とを有している。
【0005】
そして、ワード線WLを介してメモリセルに入力される信号によってアクセストランジスタAT1、AT2がオンされたときに、ビット線BL、BL#を介して、第1、第2ノードN1、N2に単位情報が書き込まれ、又は読み出されるようになっている。このCMOS−SRAMは、ロードトランジスタLT1、LT2によってHレベル側のノードN1、N2を充電することができるので、記憶ノードの充電力が弱い高抵抗型のSRAMやTFT型のSRAMと比べて、ソフトエラー耐性に優れるといった利点がある。
【0006】
しかしながら、CMOS−SRAMにおいても、低電圧化や、集積化ないしはセルサイズの微細化により、メモリセルの蓄積電荷(電圧×容量)が少なくなり、ソフトエラーが起こりやすくなってきている。このため、何らかのソフトエラー対策を施すことが必要である。なお、ソフトエラーは、一般に、外的ストレス(例えば、α線、中性子線)によって、半導体基板内及びその近傍で電離電子が発生し、該電離電子がHレベルのノードN1、N2の電荷レベルを変化させてメモリセルを誤動作させるといったことにより生じる。
【0007】
以下、図12(a)、(b)と、図13(a)、(b)とを参照しつつ、ソフトエラーの発生態様の一例を説明する。
図12(a)は、メモリセルが正常なデータを保持している状態を示し、この状態では、インバータラッチにより第1ノードN1はHレベル(ハイレベル)に保持され、他方第2ノードN2はLレベル(ローレベル)に保持されている。この場合、第1ノードN1はオン状態にあるアクセストランジスタLT1を介して電源電圧線VDDに接続され、他方第2ノードN2はオン状態にあるドライブトランジスタDT2を介して接地電圧線GNDに接続されている。
【0008】
ここで、瞬間的に、α線による電荷が第1ノードN1に進入(衝突)すると、図12(b)に示すように、ロードトランジスタLT1を介しての電源電圧線VDDによる駆動が追いつかなくなり、第1ノードN1はHレベルからLレベルに変化する。
このように第1ノードN1がLレベルに変化すると、図13(a)に示すように、ロードトランジスタLT2がオンされ、第2ノードN2は、電源電圧線VDDに接続されて、LレベルからHレベルに変化する。
【0009】
そして、第1ノードN1がLレベルに変化すると、図13(b)に示すように、ロードトランジスタLT1がオフされ、その結果、第1ノードN1はLレベルに固定される。つまり、第1ノードN1がLレベルに保持され、第2ノードN2がHレベルに保持された、図12(a)に示す状態とは逆の状態となり、誤ったデータを保持し続ける状態(ソフトエラー)となる。
【0010】
また、CMOS−SRAM等の半導体記憶装置においては、メモリセルが記憶保持動作は正常に行うことができる場合でも、スタンバイ不良(スタンバイ電流不良)を起こすことがある。すなわち、例えばCMOS−SRAMのメモリセル内で、製造工程時における異物等の付着により、わずかにショート(短絡)が発生した場合、記憶保持動作には支障は生じないものの、スタンバイモード時においてはこのわずかなショートにより電流が流れるといった現象、すなわちスタンバイ不良が生じる。この場合、記憶保持動作は正常に行われるので、かかるスタンバイ不良が生じたメモリセルは、製品出荷前における通常の検査では発見できず、これを救済することができない。このため、歩留まりを低下させるといった問題が生じる。このようなスタンバイ不良も、ICの低電圧化や集積化(セルサイズの微細化)により助長されるのはもちろんである。
【0011】
なお、このようなショートとしては、例えば次のものがあげられる。
▲1▼ ノードと他のノードとの間のショート
▲2▼ ノードと電源電圧線VDDとの間のショート
▲3▼ ノードと接地電圧線Vssとの間のショート
▲4▼ ノードとワード線との間のショート
▲5▼ ノードとビット線との間のショート
▲6▼ ビット線とワード線との間のショート
▲7▼ ワード線と電源電圧線VDDとの間のショート
▲8▼ ビット線と接地電圧線Vssとの間のショート
▲9▼ 電源電圧線VDDと接地電圧線Vssとの間のショート
【0012】
ところで一方、大記憶容量の半導体記憶装置においては、一般に、歩留まりの向上を図るため、正常に動作しない不良メモリセルと置換するための冗長メモリセルが設けられる。そして、半導体記憶装置内に不良メモリセルが発見されたときには、該不良メモリセルを冗長メモリセルで置換するようにしている。この不良メモリセルを冗長メモリセルで置換する作業は、例えば次のような手順で行なわれる。
【0013】
すなわち、まず不良メモリセルのアドレスを特定ないしは指定する。そして、冗長プログラム回路内にある不良メモリセルのヒューズをレーザなどにより切断する。これにより、不良メモリセルは、常時非選択状態に保持され、無効化される。この後、冗長メモリセルに、無効化された不良メモリセルのアドレスを割り当てる。これにより、無効化された不良メモリセルが冗長メモリセルによって置換される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
かくして、このようなCMOS−SRAM等の半導体記憶装置は、まず、ICの低電圧化や、集積化ないしはセルサイズの微細化にもかかわらず、ソフトエラーの発生を低減することができる構造とすることが必要である。
【0015】
そこで、記憶ノードに容量を付加することにより、メモリセルの蓄積容量を増加させ、ソフトエラー等を低減するようにしたSRAMが提案されている(例えば、米国特許第5,541,427号、特開平6−302785号公報、特開昭63−16658号公報参照)。しかしながら、これらの先行技術文献に開示されている、記憶ノードに容量を付加した従来のSRAMでは、その構造及び製造工程が複雑化するといった問題がある。
【0016】
また、CMOS−SRAM等の半導体記憶装置においては、スタンバイ不良を低減することができても、これを完全になくすことは困難である。したがって、該半導体記憶装置を、メモリセル内にスタンバイ不良が生じたときには、このメモリセルを容易にないしは簡単に冗長メモリセルと置換することができる構造とすることもまた必要である。
【0017】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、ICの低電圧化や集積化等により記憶保持のための電荷量が少なくなった場合でも、ソフトエラーの発生を有効に低減することができる、その構造及びその製造工程が簡素な半導体記憶装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0018】
さらには、メモリセルのスタンバイ不良が生じたときには、該メモリセルを容易にないしは簡単に冗長メモリセルで置換することができる半導体記憶装置を提供することをも解決すべき課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる半導体記憶装置は、その基本的な態様においては、(i)それぞれ記憶ノードに単位情報(例えば、H、Lの2値情報)を記憶するようになっている複数のメモリセルが行方向(ロー方向)及び列方向(コラム方向)に2次元配列で配置される一方、ソフトエラーに強くするための容量を付加する容量プレートが設けられている半導体記憶装置であって、(ii)上記容量プレートが、列方向に並ぶ複数のメモリセルに対して共通化(ないしは共有化)され、かつ列ごとに分離されていることを特徴とするものである。
【0020】
上記の基本的な態様の半導体記憶装置においては、列方向に並ぶメモリセルにスタンバイ不良が発生したときには、容量プレートの容量導電膜が電源電圧部(VDD)に接続され、該メモリセルがセル冗長信号によりスイッチングされて、冗長メモリセルと置換されるようになっているのが好ましい。
【0021】
ここで、記憶ノードが、第1ドライバトランジスタ及び第1ロードトランジスタの各ドレインと第2ドライバトランジスタ及び第2ロードトランジスタの各ゲートとに接続された第1ノードと、第2ドライバトランジスタ及び第2ロードトランジスタの各ドレインと第1ドライバトランジスタ及び第1ロードトランジスタの各ゲートとに接続された第2ノードとで構成されている場合は、容量導電膜を第1、第2ロードトランジスタのソースに接続することにより、該容量導電膜が電源電圧部(VDD)に接続されるようになっているのが好ましい。
【0022】
また、上記の基本的な態様の半導体記憶装置においては、列方向に並ぶメモリセルにスタンバイ不良が発生したときには、容量プレートの容量導電膜が接地電圧部(GND又はVss)に接続され、該メモリセルがセル冗長信号によりスイッチングされて、冗長メモリセルと置換されるようになっていてもよい。
【0023】
ここで、記憶ノードが、第1ドライバトランジスタ及び第1ロードトランジスタの各ドレインと第2ドライバトランジスタ及び第2ロードトランジスタの各ゲートとに接続される第1ノードと、第2ドライバトランジスタ及び第2ロードトランジスタの各ドレインと第1ドライバトランジスタ及び第1ロードトランジスタの各ゲートとに接続される第2ノードとで構成されている場合は、容量導電膜を第1、第2ドライバトランジスタのソースに接続することにより、該容量導電膜が接地電圧部(GND又はVss)に接続されるようになっているのが好ましい。
【0024】
上記半導体記憶装置においては、いずれも、メモリセルとしてフルCMOS型(バルク6トランジスタ)のSRAMを用いることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1(a)は、本発明にかかる容量プレートを備えたCMOS−SRAM(フルCMOS型のメモリセルを備えたSRAM)を構成する1つのメモリセルのレイアウト構造を示す平面図である。図1(b)は、図1(a)に示すメモリセルの電気的接続形態を示す回路図である。図2(a)〜(c)及び図3(a)、(b)は、それぞれ、図1(a)に示すメモリセルを、下層側から上層側に層状に分割して示した平面図である。なお、以下では、便宜上、図1(a)〜図3(b)における位置関係において、右側及び左側を、それぞれ、「右」及び「左」という。また、手前側及び向こう側を、それぞれ、「前」及び「後」という。
【0026】
図1(a)、(b)に示すように、セルプレート1には、容量プレート2と、第1及び第2のn型のアクセストランジスタATr1、ATr2と、第1及び第2のn型のドライバトランジスタDTr1、DTr2と、第1及び第2のp型のロードトランジスタLTr1、LTr2と、第1及び第2のノードND1、ND2とが設けられている。
【0027】
ここで、第1ノードND1は、第1ドライバトランジスタDTr1及び第1ロードトランジスタLTr1の各ドレインと、第2ドライバトランジスタDTr2及び第2ロードトランジスタLTr2の各ゲートと、第1アクセストランジスタATr1のドレインとに接続されている。他方、第2ノードND2は、第2ドライバトランジスタDTr2及び第2ロードトランジスタLTr2の各ドレインと、第1ドライバトランジスタDTr1及び第1ロードトランジスタLTr1の各ゲートと、第2アクセストランジスタATr2のドレインとに接続されている。
【0028】
両アクセストランジスタATr1、ATr2の各ゲートは、それぞれ、ワード線WLに接続されている。第1アクセストランジスタATr1のソースはビット線BLに接続されている。第2アクセストランジスタATr2のソースは、ビット線BLとは相補であるビット線BL#に接続されている。両ロードトランジスタLTr1、LTr2の各ソースは、それぞれ、電源電圧線M−CVDDに接続されている。また、両ドライバトランジスタDTr1、DTr2の各ソースは、それぞれ、接地電圧線Vss(GND)に接続されている。
【0029】
図2(a)は、メモリセル1の最下層を示している。図2(a)に示すように、メモリセル1のこの層には、4つの活性層3a〜3dと、該活性層3a〜3dの上に配置された4つのゲート配線4a〜4dとが設けられている。そして、これらの活性層3a〜3d及びゲート配線4a〜4dには、前記の各トランジスタATr1、ATr2、DTr1、DTr2、LTr1、LTr2が形成されている。
【0030】
ここで、メモリセル1の後部には、左側から右側に向かって順に直線状に、第1ドライバトランジスタDTr1と、第1ロードトランジスタLTr1と、第2アクセストランジスタATr2とが配置されている。また、メモリセル1の前部には、左側から右側に向かって順に直線状に、第1アクセストランジスタATr1と、第2ロードトランジスタLTr2と、第2ドライブトランジスタDTr2とが配置されている。
【0031】
かかる配置においては、ゲート配線4aにより、第1ドライバトランジスタDTr1と第1ロードトランジスタLTr1とが同電位となる。そして、ゲート配線4dにより、第2ドライバトランジスタDTr2と第2ロードトランジスタLTr2とが同電位となる。また、2つのゲート配線4b、4cは、それぞれ、第2アクセストランジスタATr2及び第1アクセストランジスタATr1を形成している。
【0032】
図2(b)は、メモリセル1の下から2番目の層を示している。図2(b)に示すように、メモリセル1のこの層には、タングステンダマシンプロセスにより形成された10個のタングステンダマシン層5a〜5j(以下、略して「ダマシン層5a〜5j」という。)が設けられている。ここで、2つのダマシン層5e、5fは、それぞれ、第1ノードND1及び第2ノードND2を構成している。その他のダマシン層a〜d、g〜jは、各トランジスタATr1、ATr2、DTr1、DTr2、LTr1、LTr2を、ワード線WL、ビット線BL、ビット線BL#、電源電圧線VDD、接地電圧線Vss(GND)に接続させるための配線である。
【0033】
具体的には、ダマシン層5aは、第1ドライバトランジスタDTr1のソースと接地線Vssとを接続する。ダマシン層5bは、第1ロードトランジスタLTr1のソースと電源電圧線VDDとを接続する。ダマシン層5cは、第2アクセストランジスタATr2のソースとビット線BL#とを接続する。ダマシン層5dは、第1アクセストランジスタATr1のゲートとビット線BLとを接続する。ダマシン層5eは、第1アクセストランジスタATr1のドレインと、第1ドライバトランジスタDTr1のドレインと、第1ロードトランジスタLTr1のドレインと、第2ロードトランジスタLTr2及び第2ドライバトランジスタDTr2の各ゲートとに接続され、かつゲート配線4dにつながる「L」字型のタングステンダマシンノードである。
【0034】
ダマシン層5fは、第2アクセストランジスタATr2のドレインと、第2ドライバトランジスタDTr2のドレインと、第2ロードトランジスタLTr2のドレインと、第1ロードトランジスタTr1及び第1ドライバトランジスタDTr1のゲートとに接続され、かつゲート配線4aにつながる「L」字型のタングステンダマシンノードである。ダマシン層5gは、第2アクセストランジスタATr2のゲートとビット線BL#とを接続する。ダマシン層5hは、第1アクセストランジスタATr1のソースとビット線BLとを接続する。ダマシン層5iは、第2ロードトランジスタTr2のソースと電源電圧線VDDとを接続する。ダマシン層5jは、第2ドライバトランジスタDTr2のソースと接地電圧線Vssとを接続する。なお、ダマシン層5e、f以外のダマシン層a〜d、g〜jは、隣り合うメモリセル(図示せず)と共通である。
【0035】
図2(c)は、メモリセル1の下から3番目の層を示している。図2(c)に示すように、メモリセル1のこの層には、容量プレート2(セルプレート)が配置されている。この容量プレート2は、両ノードND1、ND2の直上に形成され、両ノードND1、ND2に容量を付加している。容量プレート2は、容量導電膜11(図4(b)参照)と、容量絶縁膜12(図4(b)参照)とで構成され、両者11、12は同じ形をしている。容量プレート2の形成工程においては、まず容量絶縁膜12が形成され、続いて容量絶縁膜12の直上に容量導電膜11が形成される。なお、容量導電膜11は、ダマシン層5a、5c、5d、5g、5h、5jに接触しないように、充分なマージンがとられている。このように、ノードND1、ND2と、容量絶縁膜12と、容量導電膜11とからなる積層構造により、ノードND1、ND2の直上に容量を形成している。
【0036】
図3(a)は、メモリセル1の下から4番目の層を示している。図3(a)に示すように、メモリセル1のこの層には、それぞれ行方向(ロウ方向)に伸びる7つの1層金属配線6a〜6gが設けられている。なお、1層金属配線6dは、ワード線WLを構成する。メモリセル1の後部において、1層金属配線6a近傍には、接地線Vssとの接続のために、1層金属配線6aとダマシン層5aとを接続するスタックドヴィアコンタクト7aが設けられている。1層金属配線6b近傍には、電源電圧線VDDとの接続のために、1層金属配線6bとダマシン層5bとを接続するスタックドヴィアコンタクト7bが設けられている。1層金属配線6c近傍には、ビット線BL#との接続のために、1層金属配線6cとダマシン層5cとを接続するスタックドヴィアコンダクト7cが設けられている。
【0037】
前後方向にみてメモリセル1の中部において、1層金属配線6d近傍には、左側で1層金属配線6dとダマシン層5dとを接続するスタックドヴィアコンタクト7dと、右側で1層金属配線6dとダマシン層5gとを接続するスタックドヴィアコンタクト7eとが設けられている。
【0038】
メモリセル1の前部において、1層金属配線6e近傍には、ビット線BLとの接続のために、1層金属配線6eとダマシン層5hとを接続するスタックドヴィアコンタクト7fが設けられている。1層金属配線6f近傍には、電源電圧線VDDとの接続のために、1層金属配線6fとダマシン層5iとを接続するスタックドヴィアコンタクト7gが設けられている。1層金属配線6g近傍には、接地線Vssとの接続のために、1層金属配線6gとダマシン層5jとを接続するスタックドヴィアコンタクト7hが設けられている。なお、1層金属配線6a〜6g及びスタックドヴィアコンタクト7a〜7hは、隣り合うメモリセル(図示せず)と共通である。また、1層金属配線6d、すなわちワード線WLは、行方向につながっている。
【0039】
図3(b)は、メモリセル1の最上層(下から5番目の層)を示している。図3(b)に示すように、メモリセル1のこの層には、それぞれ列方向(カラム方向)に伸びる5つの2層金属配線8a〜8eが設けられている。これらの2層金属配線8a〜8eは、それぞれ、左側の接地電圧線Vssと、ビット線BLと、電源電圧線VDD(M−C VDD)と、ビット線BL#と、右側の接地電圧線Vssとを構成する。
【0040】
ここで、2層金属配線8a近傍には、2層金属配線8a(Vss)と1層金属配線6aとを接続するヴィアコンタクト9aが設けられている。2層金属配線8b近傍には、2層金属配線8b(BL)と1層金属配線6eとを接続するヴィアコンタクト9dが設けられている。2層金属配線8c近傍には、それぞれ、2層金属配線8c(VDD)と1層金属配線6b、6fとを接続するヴィアコンタクト9b、9eが設けられている。2層金属配線8d近傍には、2層金属配線8d(BL#)と1層金属配線6cとを接続するヴィアコンタクト9cが設けられている。2層金属配線8e近傍には、2層金属配線8e(Vss)と1層金属配線6gとを接続するヴィアコンタクト9fが設けられている。なお、2層金属配線8a〜8eは、カラム方向に隣り合うメモリセル(図示せず)につながっている。また、ヴィアコンタクト9a〜9fは、周囲のメモリセル(図示せず)と共通である。
【0041】
そして、前記のとおりの構造を備えたメモリセル1が、行方向及び列方向に2次元配列で配置され、これにより本発明にかかるソフトエラー対策容量が付加されたCMOS−SRAMが構築されている。以下、このCMOS−SRAMの構成及び機能を説明する。
図4(a)は、8個のメモリセル1が、行方向に2個並び、列方向に4個並ぶように2次元配列されたCMOS−SRAM(2×4レイアウト)の平面図である。図4(b)は、図4(a)に示すCMOS−SRAMを折れ線Jに沿った、おおむね列方向に切断した立面断面図である。また、図5(a)は、図4(a)、(b)に示すCMOS−SRAMの等価回路を示す図である。
【0042】
図4(a)、(b)及び図5(a)に示すように、このCMOS−SRAMでは、各メモリセル1の容量プレート2は、列方向、すなわち図4(a)において矢印Yで示す方向につながっている。すなわち、列方向に並ぶ複数のメモリセル1については、容量プレート2が共通化ないしは共有化されている。つまり、実質的には、各列毎に1つずつ容量プレート2が設けられているともいえる。しかしながら、各メモリセル1の容量プレート2は、行方向、すなわち図4(a)において矢印Xで示す方向にはつながっていない。すなわち、行方向に隣り合う容量プレート2は、互いに独立している(分離されている)。
【0043】
容量プレート2は、CMOS−SRAMを構成する各メモリセル1の記憶保持部である両ノードND1、ND2につながっている。なお、各ノードND1、ND2は、層間膜13によって互いに確実に絶縁されている。そして、各ノードND1、ND2の直上に容量絶縁膜12が配置され、この容量絶縁膜12の直上に容量導電膜11が形成されている。すなわち、容量プレート2は、容量導電膜11と容量絶縁膜12とが積層された2層構造のものである。この容量プレート2によってノードND1、ND2の容量が増加している。
【0044】
ここで、容量プレート2を容量として機能させるには、容量導電膜11に定電圧(例えば、VDD、GND等)を印加する必要がある。このため、容量導電膜11は、所定の定電圧印加用電源に接続される。そして、このCMOS−SRAMでは、前記のとおり、列方向に並ぶ複数のメモリセル1について容量プレート2が共通化されているので、容量導電膜11の定電圧印加用電源への接続は、同一列内の複数のメモリセル1に対して1つのみでよい。したがって、容量プレート2に定電圧を供給するための配線構造(例えば、コンタクト)ないしその製造プロセスが非常に簡素化される。また、歩留まりも大幅に高められる。
【0045】
例えば、図5(b)に示すように、容量プレート2(容量導電膜11)が列方向につながっていない場合は、各メモリセル1の容量プレート2の容量導電膜11に、それぞれ、個別に定電圧を供給する必要がある。このため、容量用配線14と多数のコンタクト15とを設けなければならず、容量プレート2に定電圧を供給するための配線構造が非常に複雑なものなる。このため、歩留まりの低下を招き、かつ冗長メモリセルを構築しにくくなる
【0046】
このように、実施の形態1にかかるCMOS−SRAMないしメモリセル1では、ノード接続配線の上側に容量プレート2が設けられているので、メモリセルサイズを増加させることなく、ソフトエラー対策容量を形成することができる。ここで、ノードND1、ND2の直上に形成される容量プレート2の容量導電膜11に印加する電位を、両ロードトランジスタLTr1、LTr2のソース電位VDDに設定した場合は、該ソースの直上に形成される電源電圧線VDDとの接続のためのダマシン層5b、5iと、容量プレート2とのマージンは必要とされない。このため、容量プレート2を大きく形成することができ、より大きな容量を得ることができる。したがって、メモリセルの面積を増やさずに、容易に容量を追加することができ、ソフトエラーに強いCMOS−SRAMが得られる。
【0047】
なお、容量プレート2の容量導電膜11に印加する電位を、電源電圧線VDDと異なる電位、例えば接地電圧線Vss(GND)に設定した場合は、容量導電膜11が電源電圧線VDDとショートする可能性が高くなる。このため、両ダマシン層5b、5iと容量プレート2との間隔を大きくする必要がある。ただし、この場合は、容量プレート2の容量導電膜11が接地電圧(Vss)であるので、容量プレート2と、ダマシン層5a、5jとのマージンは必要とされない。このため、総合的には、メモリセルの面積を増やすことなく容易に容量を追加することができ、ソフトエラーに強いSRAMが得られる。
【0048】
以上、実施の形態1にかかるCMOS−SRAM(半導体記憶装置)よれば、ICの低電圧化や集積化等により記憶保持のための電荷量が少なくなった場合でも、ソフトエラーの発生を有効に低減することができる。また、容量プレート2に定電圧を供給するための配線構造及びその製造プロセスを簡素化することができる。さらに、スタンバイ不良が発生したメモリセルを冗長メモリセルで置換することにより、スタンバイ不良を救済することができ、歩留まりを大幅に高めることができる。
【0049】
実施の形態2.
以下、主として図6を参照しつつ、また適宜図1〜図5を参照しつつ、本発明の実施の形態2にかかるCMOS−SRAM(半導体記憶装置)を説明する。ただし、この実施の形態2にかかるCMOS−SRAMないしそのメモリセルの基本構成は、図1〜図5に示す、実施の形態1にかかるCMOS−SRAMないしそのメモリセルの場合と同様であるので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態1と異なる点を説明する。なお、図6に示す実施の形態2において、実施の形態1と共通する構成要素には、実施の形態1の場合と同一の参照番号が付されている。
【0050】
図6に示すように、実施の形態2にかかるCMOS−SRAMでは、列方向に並ぶ複数のメモリセル1に対して共通化された容量プレート2の容量導電膜11が電源電圧線VDDに接続され、これにより容量プレート2がノードND1、ND2にソフトエラー対策用容量を付加するようになっている。このCOMS−SRAMには、歩留まりの向上を図るため、不良なメモリセル1と置換するための冗長メモリセル(図示せず)が設けられている。そして、CMOS−SRAM内に不良なメモリセル1が発見されたときには、該メモリセル1を冗長メモリセルで置換するようにしている。なお、不良なメモリセル1を冗長メモリセルで置換する手法は、後で説明する。
【0051】
また、このCMOS−SRAMにおいては、電源電圧線M−CVDD、接地電圧線Vss(GND)及び容量プレート2は、それぞれ、ビット線BL、BL#と平行な方向に伸長するように配置されている。他方、ワード線WLは、ビット線BL、BL#と垂直な方向に伸長するように配置されている。なお、容量プレート2は、行方向には連結されていない(すなわち、列毎に分離されている)。そして、各ワード線WLをスイッチングするワード線ドライバ16と、各ビット線BL、BL#をスイッチングするビット線ドライバ17とが設けられている。なお、ワード線ドライバ16は単純化され、ワード線プルアップ素子を省略してNMOSの形態で示されている。このワード線ドライバ16では、スタンバイ時には、NMOSのゲート信号は電源電圧(VDD電圧)とされている。また、ビット線ドライバ17も単純化され、PMOSの形態で示されている。このビット線ドライバ17では、スタンバイ時には、PMOSのゲート信号が接地電圧(Vss電圧)とされている。
【0052】
ビット線BL(BL#)と、容量プレート2の容量導電膜11を電源電圧線VDDに接続するプレート接続線18と、電源電圧線M−CVDDとには、それぞれ、p型MOSトランジスタからなるビット線負荷用スイッチ19と、セルプレート用スイッチ20と、M−CVDD用スイッチ21とが介設されている。これらの各スイッチは、それぞれ、ヒューズプログラム信号線22を介して印加されるヒューズプログラム出力信号によって制御されるようになっている。これら3つのスイッチ19〜21の制御信号は、共通化されている。
【0053】
かくして、このCMOS−SRAMでは、列方向に並ぶメモリセル1にスタンバイ不良が発生したときには、容量プレート2の容量導電膜11が電源電圧線VDDに接続され、該メモリセル1がセル冗長信号によりスイッチングされて冗長メモリセルと置換される。以下、スタンバイ不良の場合について、スタンバイ不良の検出手法ないし不良なメモリセル1の冗長カラム(冗長メモリセル)への置換手法を説明する。
【0054】
まず、スタンバイ不良の検出方法ないし不良なメモリセル1の冗長カラム(冗長メモリセル)への置換方法の概要を説明する。
すなわち、テストモード時において、スイッチ回路をすべて非導通状態に設定した場合、メモリセル1の列方向の配列(以下、「メモリセルアレイ1」という。)中にスタンバイ電流不良のメモリセル1が存在すれば、電源電圧線M−CVDLの電圧が、そのリーク電流により低下する。したがって、この電圧降下を検出することにより、スタンバイ電流不良のメモリセルアレイ1を検出することができる。電源電圧線M−VVDDの電圧レベルが接地電圧レベルになると、これに対応するメモリセル1の記憶データが消失し、このメモリセル1が動作不良状態となる。そこで、メモリセル1のデータを読出し、メモリセル1の記憶データがテスト書込データと異なっているか否か(又は、正常データを読み出せないか否か)を判定することにより、不良なメモリセルアレイ1ないしメモリセル1を特定することができる。
【0055】
スタンバイ電流不良のメモリセルアレイ1を特定した後、ヒューズプログラム回路(図示せず)をプログラムし、不良なメモリセルアレイ1に対応する電源電圧線M−CVDDを電源ノードから切り離す。このように、スタンバイ電流不良/動作正常のメモリセルアレイ1を確実に検出し、対応する電源電圧線MC−VDDを電源ノードから切り離すことにより、スタンバイ電流不良/動作正常のメモリセルアレイ1を冗長置換により救済することができ、かつスタンバイ電流を低減することができる。
【0056】
以下、図7に示すフローチャートを参照しつつ、具体的なスタンバイ不良の検出方法ないし冗長メモリセルへの置換方法を説明する。
すなわち、まず、通常の使用状態での電圧レベルの電源電圧で、メモリセルアレイ1の各メモリセル1にテストデータを書き込む(ステップS1)。そして、メモリセル1へのテストデータの書き込みが完了した後、電源電圧(VDD電圧)を、通常の使用状態よりも高い状態に保持し、このメモリセルアレイ1をスタンバイ状態にする(ステップS2)。
【0057】
これらの動作は、外部のテスタ(図示せず)から電源端子に印加される電源電圧レベルを調整することにより行われる。また、ステップS2で電源電圧(VDD電圧)を通常使用時よりも高くすることにより、スタンバイ電流不良/動作正常のメモリセルアレイ1ないしはメモリセル1の存在を顕著化させることができる。
【0058】
続いて、テストモード指示信号TEST1をHレベルに設定し、電源電圧線M−CVDDを電源ノードから分離する(ステップS3)。電源電圧線M−CVDDに、スタンバイ電流不良のメモリセル1が接続されている場合、該電源電圧線M−CVDDの電圧レベルが低下する。
【0059】
次に、テストモード指示信号TEST2をHレベルに設定し、各電源電圧線M−CVDDの電圧レベルを検出し、その検出結果に応じて、対応する電源電圧線の電圧レベルをそれぞれ設定する(ステップS4)。すなわち、異常スタンバイ電流によりその電圧レベルが低下した電源電圧線M−CVDDの電圧レベルを、接地電圧レベルに駆動する。そして、これらのテストモード指示信号TEST1及びTEST2をともにLレベルに設定し、スタンバイ電流不良のメモリセル1を顕在化させて動作不良状態とする動作ステップを完了する(ステップS5)。スタンバイ電流不良のメモリセル1は、その電源ノードに接地電圧が供給されており、記憶データは消失している。次に、このメモリセルの記憶データを順次読み出す(ステップS6)。
【0060】
読み出したメモリセルデータが、書き込んだテストデータと異なる場合は、この不良のメモリセル1のアドレス(列アドレス)を特定する(ステップS7)。なお、このメモリセル1の記憶データは、その記憶ノードがともにLレベルであり、読み出データは不定データとなる。ここで、動作不良が生じたメモリセル1のアドレスは動作不良を検出するテストモード時に検出され、スタンバイ電流不良/動作正常のメモリセル1と、動作不良のメモリセル1との識別が行われる。動作不良のメモリセル1が、スタンバイ電流不良を生じさせるとは限らないからである。
【0061】
ステップS7で不良のメモリセル1の特定が行われた後、この不良のメモリセル1の列アドレス(以下、「不良列アドレス」という。)をプログラムし、プログラム回路において、この不良のメモリセル1に対応するプログラム回路のリンク素子を溶断する。これにより、スタンバイ電流不良のメモリセル1に接続された電源電圧線M−CVDDを電源ノードから切り離す。
【0062】
これにより、通常動作モード時において、スタンバイ電流不良のメモリセル1が、異常なスタンバイリーク電流を引き起こすのを防止することができる。不良の列アドレスを用いるのは、電源電圧線M−CVDDが列方向に延在しており、各メモリセルアレイ1に対応して電源電圧線M−CVDDが配置されるからである。なお、動作不良のメモリセルアレイ1ないしメモリセル1に対しては、スタンバイ電流の不良/正常にかかわらず、対応する電源電圧線M−CVDDの電源ノードからの切り離しを行ってもよい。
【0063】
そして、ステップS8における不良列アドレスのプログラムにより、スタンバイ電流不良/動作正常のメモリセルアレイ1ないしメモリセル1が、冗長メモリセルに置換される。なお、一般的には、各メモリセルアレイ1に対応してスイッチゲートが設けられ、メモリセルアレイ単位で電源電圧線M−CVDDの分離が行われる。しかしながら、このスイッチゲートは、複数列の電源電圧線M−CVDDに対して1つ設けられてもよい。この場合、複数列単位でスタンバイ電流不良のメモリセル1の置換救済が行われる。
【0064】
また、ステップS6において、メモリセル1のデータ読み出し時にテストモード指示信号TEST1及びTEST2が活性状態に保持されていてもよい。すなわち、電源電圧線M−CVDDの電圧を検出保持回路(図示せず)によりラッチした状態で、メモリセル1のデータの読出が行なわれてもよい。
【0065】
このように、列方向に延在する電源電圧線M−CVDDを、テストモード時に電源ノードから分離し、この電源電圧線M−CVDDの電圧レベルを検出する。そして、電源電圧線M−CVDDの電圧レベルが低下している場合は、電源電圧線M−CVDDを接地電圧レベルに駆動し、スタンバイ電流不良のメモリセルアレイ1ないしメモリセル1を確実に動作不良状態に設定することができる。これにより、スタンバイ電流不良/動作正常のメモリセルアレイ1ないしメモリセル1を、動作不良状態に設定することができ、容易に、この列アドレスを特定することができる。また、スタンバイ電流不良の電源電圧線M−CVDDを電源ノードから切り離しておくことにより、スタンバイ電流不良を確実に救済することができる。
【0066】
つまり、前記の構造を備えたCMOS−SRAMにおいて、例えば、ある列(カラム)にスタンバイ不良が見つかると、ヒューズプログラム信号がHレベルになる。これにより、ビット線負荷用スイッチ19と、セルプレート用スイッチ20と、M−CVDD用スイッチ21とがオフされ、その列のメモリセル1にはスタンバイ電流が流れなくなり、冗長カラム(冗長メモリセル)に置換される。これにより、例えば次のような原因によるカラム系スタンバイ不良や容量プレート2に関する不良を救済することができる。
【0067】
▲1▼ ノードND1、ND2と他のノードND1、ND2との間のショート
▲2▼ ノードND1、ND2と電源電圧線VDDとの間のショート
▲3▼ ノードND1、ND2と接地電圧線Vssとの間のショート
▲4▼ ノードND1、ND2とワード線WLとの間のショート
▲5▼ ノードND1、ND2とビット線BL、BL#との間のショート
▲6▼ ビット線BL、BL#とワード線WLとの間のショート
▲7▼ ワード線WLと電源電圧線VDDとの間のショート
▲8▼ ビット線BL、BL#と接地電圧線Vssとの間のショート
▲9▼ 電源電圧線VDDと接地電圧線Vssとの間のショート
【0068】
以上、実施の形態2によれば、スタンバイ不良が生じたカラムの冗長カラムへのライン置換を、ビット線BL(BL#)と、プレート接続線18と、電源電圧線M−CVDD容量の一括置換により、容易に行うことができる。よって、メモリセル1のスタンバイ不良が生じたときには、該メモリセル1を容易にないしは簡単に冗長メモリセルで置換することができ、歩留まりを向上させることができる。
【0069】
実施の形態3.
以下、主として図8を参照しつつ、また適宜図1〜図6を参照しつつ、本発明の実施の形態3にかかるCMOS−SRAM(半導体記憶装置)を具体的に説明する。ただし、この実施の形態3にかかるCMOS−SRAMないしそのメモリセルの基本構成は、実施の形態1、2にかかるCMOS−SRAMないしそのメモリセルの場合と同様であるので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態1、2と異なる点を説明する。なお、図8に示す実施の形態3において、実施の形態1、2と共通する構成要素には、実施の形態1、2の場合と同一の参照番号が付されている。
【0070】
図8に示すように、実施の形態3にかかるCMOS−SRAMでは、容量プレート2の容量導電膜11を、非常に短い接続導線23を介して、電源電圧線M−CVDD(第1、第2ロードトランジスタLTr1、LTr2のソース)に接続することにより、容量導電膜11に電源電圧(VDD)が印加されるようになっている。そして、図6に示す実施の形態2における容量プレート用スイッチ20は省かれている。つまり、電源電圧線MC−VDDと容量プレート2の容量導電膜11とが接続され、M−CVDD用スイッチ21は、実施の形態2におけるセルプレート用スイッチ20を兼ねている(容量プレート2と第1、第2ロードトランジスタLTr1、LTr2とに対して共通化されている)。その他の構成は、実施の形態2の場合と同様である。
【0071】
この実施の形態3においても、実施の形態2の場合と同様に、ヒューズプログラム信号のオン・オフにより、スタンバイ不良が生じたカラム(メモリセル)の冗長カラム(冗長メモリセル)へのライン置換を、ビット線BL(BL#)と、接続導線23と、電源電圧線M−CVDDとを一括置換することにより、容易に行うことができる。よって、メモリセル1のスタンバイ不良が生じたときには、メモリセル1を容易にないしは簡単に冗長メモリセルで置換することができ、歩留まりを向上させることができる。
【0072】
さらに、プレート接続線18及び容量プレート用スイッチ20を必要としないので、配線及びトランジスタの数が低減され、該CMOS−SRAMの構造ないしはその製造工程が簡素化される。また、ヒューズプログラム回路出力信号により、同時にフローティングを行うことができる。
【0073】
実施の形態4.
以下、主として図9、図11(a)、(b)を参照しつつ、また適宜図1〜図6を参照しつつ、本発明の実施の形態4にかかるCMOS−SRAM(半導体記憶装置)を具体的に説明する。ただし、この実施の形態4にかかるCMOS−SRAMないしそのメモリセルの基本構成は、実施の形態1、2にかかるCMOS−SRAMないしそのメモリセルの場合と同様であるので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態1、2と異なる点を説明する。なお、図9に示す実施の形態4において、実施の形態1、2と共通する構成要素には、実施の形態1、2の場合と同一の参照番号が付されている。
【0074】
図9に示すように、実施の形態4にかかるCMOS−SRAMでは、列方向に並ぶ複数のメモリセル1に対して共通化された容量プレート2の容量導電膜11が接地電圧線GNDに接続され、これにより容量プレート2がノードND1、ND2にソフトエラー対策用容量を付加するようになっている。そして、ヒューズプログラム信号線22が、ビット線負荷用スイッチ19及びM−CVDD用スイッチ21にヒューズプログラム信号を印加する分岐線と、セルプレート用スイッチ20にヒューズプログラム信号を印加する分岐線とに分岐している。ここで、セルプレート用スイッチ20用の分岐線にはインバータ回路25が介設されている。なお、セルプレート用スイッチ20は、Nch型のトランジスタである。その他の構成は、実施の形態2の場合と同様である。
【0075】
この実施の形態4にかかるCMOS−SRAMでは、容量プレート2の容量導電膜11は、Nch型のトランジスタである容量プレート用スイッチ20を介して接地電圧部(GND)に接続され、容量導電膜11は接地電位となっている。かくして、このCMOS−SRAMでは、例えば、ある列(カラム)にスタンバイ不良が見つかると、ヒューズプログラム信号がHレベルになる。そして、ヒューズプログラム信号がHレベルの時に、インバータ回路25によってLレベルに反転した信号が容量プレート用スイッチ20に入力され、該容量プレート用スイッチ20はオフされる。なお、ビット線負荷用スイッチ19及びM−CVDD用スイッチ21は、実施の形態2の場合と同様にオフされる。これにより、実施の形態2の場合と同様に、該カラム(メモリセル)が冗長カラム(冗長メモリセル)に置換される。これにより、カラム系スタンバイ不良や容量プレート2に関する不良を救済することができる。
【0076】
ところで、本発明にかかるCMOS−SRAMでは、容量プレート2ないし容量導電膜11は、列方向に連結されるが、行方向には分離される必要がある。そして、この実施の形態4の場合ように、容量用導電膜11が接地電圧部GND(Vss)とつながる場合、容量プレート2ないし容量導電膜11を図11(a)に示すような形状ないしはレイアウトとすると、行方向に隣り合うメモリセル1同士では、ダマシン層5a、5jを介して容量プレート2ないし容量導電膜11が行方向につながってしまう。
このため、図11(b)に示すように、容量プレート2から、27a及び27bで示す部分を切除するなどして、容量プレート2ないし容量導電膜11と、ダマシン層5a、5jとの間にマージンをとることが必要である。
【0077】
この実施の形態4においても、実施の形態2の場合と同様に、ヒューズプログラム信号のオン・オフにより、スタンバイ不良が生じたカラム(メモリセル)の冗長カラム(冗長メモリセル)へのライン置換を、ビット線BL(BL#)と、接続導線23と、電源電圧線M−CVDDとを一括置換することにより、容易に行うことができる。よって、メモリセル1のスタンバイ不良が生じたときには、メモリセル1を容易にないしは簡単に冗長メモリセルで置換することができ、歩留まりを向上させることができる。
【0078】
実施の形態5.
以下、主として図10を参照しつつ、また適宜図1〜図6、図9を参照しつつ、本発明の実施の形態5にかかるCMOS−SRAM(半導体記憶装置)を具体的に説明する。ただし、この実施の形態5にかかるCMOS−SRAMないしそのメモリセルの基本構成は、実施の形態1、2、4にかかるCMOS−SRAMないしそのメモリセルの場合と同様であるので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態1、2、4と異なる点を説明する。なお、図10に示す実施の形態5において、実施の形態1、2、4と共通する構成要素には、実施の形態1、2、4の場合と同一の参照番号が付されている。
【0079】
図10に示すように、実施の形態5にかかるCMOS−SRAMでは、Nch型トランジスタである容量プレート用スイッチ20のソースを、固有の接地電圧部GNDではなく接続導線26を介して、接地電圧線Vss(第1、第2ドライバトランジスタDTr1、DTr2のソース)に接続することにより、容量導電膜11が接地電位Vss(GND)に接続されている。その他の構成は、実施の形態4の場合と同様である。
【0080】
この実施の形態5においても、実施の形態4の場合と同様に、ヒューズプログラム信号のオン・オフにより、スタンバイ不良が生じたカラム(メモリセル)の冗長カラム(冗長メモリセル)へのライン置換を、ビット線BL(BL#)と、プレート接続線18と、電源電圧線M−CVDDとを一括置換することにより、容易に行うことができる。よって、メモリセル1のスタンバイ不良が生じたときには、メモリセル1を容易にないしは簡単に冗長メモリセルで置換することができ、歩留まりを向上させることができる。
【0081】
さらに、容量プレート用スイッチ20のための特別の接地電圧部GNDを必要としないので、該CMOS−SRAMの構造ないしはその製造工程が簡素化される。また、ヒューズプログラム回路出力信号により、同時にフローティングを行うことができる。
【0082】
【発明の効果】
本発明の基本的な態様にかかる半導体記憶装置においては、ソフトエラーに強くするための容量を付加する容量プレートが、列方向に並ぶ複数のメモリセルに対して共通化され、かつ列ごとに分離されている。このため、ICの低電圧化や集積化等により記憶保持のための電荷量が少なくなった場合でも、ソフトエラーの発生を有効に低減することができる。また、容量プレートに定電圧を供給するための配線構造及びその製造プロセスを簡素化することができる。さらに、スタンバイ不良が発生したメモリセルを冗長メモリセルで置換することにより、置換スタンバイ不良を救済することができ、歩留まりを大幅に高めることができる。
【0083】
上記の基本的な態様の半導体記憶装置において、列方向に並ぶメモリセルにスタンバイ不良が発生したときに、容量プレートの容量導電膜を電源電圧部(VDD)に接続し、メモリセルをセル冗長信号によりスイッチングして、冗長セルと置換すれば、メモリセルのスタンバイ不良が生じたときには、該メモリセルを容易にないしは簡単に冗長メモリセルで置換することができ、歩留まりを向上させることができる。
【0084】
ここで、記憶ノードが、第1ノードと第2ノードとで構成されている場合、容量導電膜をロードトランジスタのソースに接続することにより、該容量導電膜を電源電圧部(VDD)に接続すれば、配線及びトランジスタの数を低減することができ、該半導体記憶装置の構造ないしはその製造工程を簡素化することができる。
【0085】
上記の基本的な態様の半導体記憶装置においては、列方向に並ぶメモリセルにスタンバイ不良が発生したときに、容量プレートの容量導電膜を接地電圧部(GND又はVss)に接続し、該メモリセルをセル冗長信号によりスイッチングして冗長セルと置換すれば、メモリセルのスタンバイ不良が生じたときには、該メモリセルを容易にないしは簡単に冗長メモリセルで置換することができ、歩留まりを向上させることができる。
【0086】
ここで、記憶ノードが、第1ノードと第2ノードとで構成されている場合、容量導電膜を第1、第2ドライバトランジスタのソースに接続することにより、該容量導電膜が接地電圧部(Vss)に接続すれば、該半導体記憶装置の構造ないしはその製造工程を簡素化することができる。
【0087】
上記半導体記憶装置において、メモリセルとしてフルCMOS型(バルク6トランジスタ)のメモリセルを用いた場合は、配線構造及びその製造プロセスの簡素化、あるいは不良メモリセルの冗長セルへの置換が容易となり、歩留まり向上効果が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の実施の形態1にかかるCMOS−SRAMのメモリセルの平面図であり、(b)は、(a)に示すメモリセルの回路図である。
【図2】 (a)〜(c)は、それぞれ、図1(a)に示すメモリセルの、最下層並びに下側から2番目及び3番目の層の構造を示す平面図である。
【図3】 (a)、(b)は、それぞれ、図1(a)に示すメモリセルの、下側から4番目の層及び最上層の構造を示す平面図である。
【図4】 (a)は、図1(a)に示すメモリセルが2次元配列で配置されてCMOS−SRAMの平面図であり、(b)は(a)に示すCMOS−SRAMの折れ線Jに沿って切断した立面断面図である。
【図5】 (a)は、図4(b)に示すCMOS−SRAMの等価回路図であり、(b)は容量プレートが列方向に連結されていないCMOS−SRAMの立面断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2にかかるCMOS−SRAMの回路図である。
【図7】 スタンバイ不良のメモリセルの検出方法及び冗長メモリセルへの置換方法を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態3にかかるCMOS−SRAMの回路図である。
【図9】 本発明の実施の形態4にかかるCMOS−SRAMの回路図である。
【図10】 本発明の実施の形態5にかかるCMOS−SRAMの回路図である。
【図11】 (a)、(b)は、それぞれ、本発明にかかるメモリセルの変形例を示す平面図である。
【図12】 (a)、(b)は、それぞれ、従来のCMOS−SRAMの回路図である。
【図13】 (a)、(b)は、それぞれ、従来のCMOS−SRAMの回路図である。
【符号の説明】
1 メモリセル、 2 セルプレート、 3a〜3d 活性層、 4a〜4dゲート配線、 5a〜5j ダマシン層、 6a〜6g 1層金属配線、 7a〜7h スタックドヴィアコンタクト、 8a〜8e 2層金属配線、 9a〜9f ヴィアコンタクト、 11 容量導電膜、 12 容量絶縁膜、 13層間膜、 14 容量用配線、 15 コンタクト、 16 ワード線ドライバ、 17 ビット線ドライバ、 18 プレート接続線、 19 ビット線負荷用スイッチ、20 容量プレート用スイッチ、 21 MC−VDD用スイッチ、 22 ヒューズプログラム信号線、 23 接続導線、 25 インバータ回路、 26 接続導線、 ATr1 第1アクセストランジスタ、 ATr2第2アクセストランジスタ、 DTr1 第1ドライバトランジスタ、 DTr2 第2ドライバトランジスタ、 LTr1 第1ロードトランジスタ、 LTr2 第2ロードトランジスタ、 ND1 第1ノード、 ND2 第2ノード、 BL ビット線、 BL# ビット線、 VDD 電源電圧線、 Vss接地線、 WL ワード線。

Claims (8)

  1. それぞれ記憶ノードに単位情報を記憶する複数のフルCMOS型のSRAMメモリセルが行方向及び列方向に配置され、容量を付加する容量プレートが列方向に並ぶ複数のメモリセルに対して共通化され、かつ列ごとに分離されている半導体記憶装置であって、
    前記容量プレートの容量導電膜が第1のスイッチ手段を介して電源電圧部に接続され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルのロードトランジスタのソースが第2のスイッチ手段を介して前記電源電圧部に接続され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルに対応するビット線対が第3のスイッチ手段を介して前記電源電圧部に接続され、
    前記第1ないし第3のスイッチ手段がそれぞれ同一の切換制御信号を受けて一括して接続状態が選択される半導体記憶装置。
  2. それぞれ記憶ノードに単位情報を記憶する複数のフルCMOS型のSRAMメモリセルが行方向及び列方向に配置され、容量を付加する容量プレートが列方向に並ぶ複数のメモリセルに対して共通化され、かつ列ごとに分離されている半導体記憶装置であって、
    前記容量プレートの容量導電膜が第1のスイッチ手段を介して基準電圧部に接続され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルのロードトランジスタのソースが第2のスイッチ手段を介して電源電圧部に接続され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルに対応するビット線対が第3のスイッチ手段を介して前記電源電圧部に接続され、
    前記第1ないし第3のスイッチ手段がそれぞれ同一の切換制御信号を受けて一括して接続状態が選択される半導体記憶装置。
  3. 列方向に並ぶ前記メモリセルに動作不良が発生したときには、前記第1ないし第3のスイッチ手段が非導通状態に選択され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルがセル冗長信号によりスイッチングされて冗長メモリセルと置換される請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 第1ドライバトランジスタ及び第1ロードトランジスタの各ドレインと第2ドライバトランジスタ及び第2ロードトランジスタの各ゲートとに接続された第1ノードと、第2ドライバトランジスタ及び第2ロードトランジスタの各ドレインと第1ドライバトランジスタ及び第1ロードトランジスタの各ゲートとに接続された第2ノードとで構成され、前記第1、第2ノードに単位情報を記憶する複数のフルCMOS型のSRAMメモリセルが行方向及び列方向に配置され、容量を付加する容量プレートが列方向に並ぶ複数のメモリセルに対して共通化され、かつ列ごとに分離されている半導体記憶装置であって、
    前記容量プレートの容量導電膜がそれぞれ第1のスイッチ手段を介して電源電圧部から電源電圧を受ける前記第1、第2ロードトランジスタのソースに接続され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルに対応するビット線対が第2のスイッチ手段を介して電源電圧部に接続され、
    前記第1及び第2のスイッチ手段がそれぞれ同一の切換制御信号を受けて一括して接続状態が選択される半導体記憶装置。
  5. 列方向に並ぶ前記メモリセルに動作不良が発生したときには、前記第1及び第2のスイッチ手段が非導通状態に選択され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルがセル冗長信号によりスイッチングされて冗長メモリセルと置換される請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 第1ドライバトランジスタ及び第1ロードトランジスタの各ドレインと第2ドライバトランジスタ及び第2ロードトランジスタの各ゲートとに接続された第1ノードと、第2ドライバトランジスタ及び第2ロードトランジスタの各ドレインと第1ドライバトランジスタ及び第1ロードトランジスタの各ゲートとに接続された第2ノードとで構成され、前記第1、第2ノードに単位情報を記憶するようになっている複数のフルC MOS型のSRAMメモリセルが行方向及び列方向配置され、容量を付加する容量プレートが列方向に並ぶ複数のメモリセルに対して共通化され、かつ列ごとに分離されている半導体記憶装置であって、
    前記容量プレートの容量導電膜が第1のスイッチ手段を介して前記第1、第2ドライバトランジスタのソースに接続され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルの前記第1、第2ロードトランジスタのソースが第2のスイッチ手段を介して電源電圧部に接続され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルに対応するビット線対が第3のスイッチ手段を介して電源電圧部に接続され、
    前記第1ないし第3のスイッチ手段がそれぞれ同一の切換制御信号を受けて一括して接続状態が選択される半導体記憶装置。
  7. 列方向に並ぶ前記メモリセルに動作不良が発生したときには、前記第1ないし第3のスイッチ手段が非導通状態に選択され、
    列方向に並ぶ前記複数のメモリセルがセル冗長信号によりスイッチングされて冗長メモリセルと置換される請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記メモリセルがフルCMOS型のSRAMであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
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