JP4065678B2 - 仕切弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は仕切弁の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、水などの流体を流す管路では、不断水工事が行われている。かかる工事の一種として、不断水で管路に仕切弁を挿入することがなされている。
【0003】
図7に示すように、従来の仕切弁は、スピンドル4と該スピンドル4の回転により昇降する弁体(ゲート)50を備えている。前記スピンドル4を正逆に回転させることにより、既設管20の流路21に対して略直交する直交方向Xに弁体50を昇降させて、前記流路21の開閉が行われる。
前記弁体50には、ゴムパッキン51が装着されており、前記弁体50が下降してゴムパッキン51が既設管20の壁面(内周面)22に圧接し、変形して密着することにより止水が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、閉弁状態の弁体50には、水圧Pによる大きな曲げ荷重が片方の側面に加わる片圧状態となっているので、弁体50が片側に押し付けられ、開弁時にスピンドル4を回転させるために多大な力を要する。そのため、ゲートが開きづらい。特に、既設管20の内周面との間でシールを図っているので、ゴムパッキン51の圧縮代が大きく設定されているから、開弁時のトルクが著しく大きくなると共に、弁体が多少上方に持ち上がっても片圧状態が解消されにくい。
なお、かかる問題は、たとえば、流体管に孔を穿孔して分岐管を取り出す不断水穿孔分岐工事など、その他の仕切弁においても同様に生じる。
【0005】
本発明はかかる従来の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、大きな流体圧が負荷されてもゲートをスムースに開くことのできる仕切弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、流路に対して略直交方向(略直交する方向)にゲートが昇降してゴムパッキンにより前記流路を開閉する仕切弁であって、前記ゴムパッキンにおけるゲートの先端部分が、薄肉の中空円筒状ないし唇状に形成され、流路の壁面に対し環状に接触することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、ゴムパッキンにおけるゲートの先端部分が、薄肉の中空円筒状ないし唇状に形成され、流路の壁面に対して環状に接触するので、閉弁時に十分に止水が行えると共に、開弁時において、ゲートが若干上昇すると、前記ゲートの先端部と流路の壁面との間を水が通過し、ゲートを上方に押し上げると共に、ゲートにかかる片圧が緩和される。したがって、開弁をスムースに行うことができる。
【0008】
本発明において、「昇降」とは、ゲートの構造を分かり易く説明するために用いた用語であり、必ずしもゲートが上下に移動することを意味するものではなく、ゲートが弁箱の流路と弁箱の収容部との間を移動することを意味するものである。したがって、ゲートが水平方向にスライド移動するように仕切弁を用いたり、あるいは、仕切弁を構成した場合も本発明の範囲に含まれる。
【0009】
なお、ゲートを開閉するための弁棒が挿通される挿通孔を、該ゲートの下端において開孔するように形成してもよい。かかる場合には、弁本体部の鋳込み時において、挿通孔(中空部)を形成する中子を左右に突出させて固定することができるから、弁本体部の長さを長く形成しても挿通孔を精度良く形成することができる。したがって、長い弁棒を挿通して水圧によるゲートの変形を抑制することができるから、水密性を向上させることができると共に、ゲートを弁棒に沿って精度良く昇降させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1において、仕切弁は開孔23の穿孔された既設管20に取り付けられている。前記仕切弁は弁箱40、弁体(ゲート)1、コマ6およびスピンドル(弁棒)4を主たる構成部品とする。前記弁箱40は、既設管20に取り付けられる密閉ケース42と、該密閉ケース42の上部に接合され該密閉ケース42の上部を覆う弁蓋41とを備えている。前記弁蓋41には、前記スピンドル4が回転自在に装着されている。
【0011】
前記弁体1は前記スピンドル4を正逆方向に回転させることにより、既設管20の流路21に対して略直交方向Xに昇降自在に設定けられている。したがって、弁体1は、既設管20に形成された開孔23から前記既設管20内に侵入して、図5に示すように、既設管20の開孔23および壁面(内周面)22に接触することにより、流路21を閉止する閉弁位置P1と、図1に示す弁蓋41内に収容された開弁位置P2との間を移動できるようになっている。なお、スピンドル4には周知のコマ6が螺合している。
【0012】
図2および図3に示すように、前記弁体1は弁本体部10およびゴムパッキン3を備えている。
前記ゴムパッキン3は、第1〜第3パッキン部31,32,33が一体形成されてなる。
図4に示すように、第1パッキン部31は、薄肉の唇状に形成されており、弁体1の先端部分に設けられて、図5の既設管20の流路21の壁面22に対し環状に接触する。
図2(a)に示す前記第2パッキン部32は、前記第1パッキン部31から流路21(図5)に略直交する平面に沿って、弁体1の両側端部32eまで半円環状に延設されている。
図5に示す前記第3パッキン部33は、弁体1における流路21に略直交する2つの側面の上端部を連ねて形成されていると共に、図2(a)に示す第2パッキン部32の2つの両側端部32eに連なるように形成されている。
【0013】
図3に示すように、前記弁本体部10およびゴムパッキン3には、スピンドル4が挿通される挿通孔5が設けられている。該挿通孔5は弁体1の下端に向って開口しており、該開口のまわりに前記第1パッキン部31が形成されている。
【0014】
ここで、前記弁本体部10は、たとえば球状黒鉛鋳鉄を用いた鋳造によって製造される。前記挿通孔5は弁本体部10の上端部から下端まで開孔しているので、鋳込み時に中子の両端を固定することが可能である。そのため、弁体1の長さを長く形成しても弁体1を精度良く作成することができる。したがって、水密性が向上すると共に、弁体1をスピンドル4に沿って精度良く昇降させることができる。
【0015】
つぎに、既設管20に装着された仕切弁の開閉方法について簡単に説明する。なお、仕切弁の設置方法としては、特開2000−179779号公報や、特開2001−140290号公報に開示された方法を用いることができる。
図1に示すスピンドル4を正方向に回転させて弁体1を下降させ、図5に示すようにゴムパッキン3を既設管20の開孔23および壁面22に押しつけて止水を行う。ゴムパッキン3の各パッキン部31〜33が、壁面22や開孔23に密着することにより、十分な止水性能が得られる。
前記弁体1を開弁する場合には、スピンドル4を逆方向に回転させて弁体1を若干上昇させると、図6に示すように、水圧Pによって第1パッキン部31が屈曲し、壁面22と第1パッキン部31との隙間から水が押し出される。したがって、第1パッキン部31の下方を通過する水の水圧によって弁体1が上方向に付勢されると共に、弁体1の側面にかかる片圧状態が改善されることにより、開弁をスムースに行うことができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ゴムパッキンにおけるゲートの先端部分が、薄肉の中空円筒状ないし唇状に形成されているので、閉弁時において、流路の壁面に対して環状に接触して十分に止水を行うことができる。一方、開弁時において、前記ゲートの先端部と流路の壁面との間を水が通過し、ゲートを上方に押し上げると共に、ゲートにかかる水圧が低下する。したがって、開弁をスムースに行うことができる。
なお、ゲートの先端部は、ゲートの両側端部に比べて元来シールし易い箇所であるから、薄肉にしても十分なシール性を確保することができる。
【0017】
また、請求項3の発明によれば、弁棒が挿通される挿通孔を、ゲートの下端において開孔するように形成したので、弁本体部の鋳造による製造時において、挿通孔(中空部)を形成するための中子を左右に突出させて固定することができる。そのため、弁本体部の長さを長く形成しても挿通孔を精度良く形成することができるから、長い弁棒を挿通して水圧によるゲートの変形を抑制することができる。したがって、水密性を向上させることができると共に、ゲートを弁棒に沿って精度良く昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる仕切弁の縦断面図である。
【図2】同弁体の正面図、側面図および底面図である。
【図3】同弁体の正面断面図である。
【図4】弁体の部分斜視図である。
【図5】閉状態の仕切弁を示す縦断面図である。
【図6】若干開きかけた仕切弁を示す縦断面図である。
【図7】従来の仕切弁を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:弁体(ゲート)
4:スピンドル(弁棒)
5:挿通孔
10:弁本体部
20:既設管
21:流路
22:壁面(内周面)
23:開孔
3:ゴムパッキン
31:第1パッキン部
32:第2パッキン部
33:第3パッキン部
X:直交方向

Claims (4)

  1. 流路に対して略直交方向にゲートが昇降してゴムパッキンにより前記流路を開閉する仕切弁であって、
    前記ゴムパッキンにおけるゲートの先端部分が、薄肉の中空円筒状ないし唇状に形成され、流路の壁面に対し環状に接触することを特徴とする仕切弁。
  2. 流路に対して略直交方向にゲートが昇降してゴムパッキンにより前記流路を開閉する仕切弁であって、
    前記ゴムパッキンは、
    前記ゲートの先端部分に設けられ、薄肉の中空円筒状ないし唇状に形成され、流路の壁面に対し環状に接触する第1パッキン部と、
    前記第1パッキン部から前記流路に略直交する平面に沿って前記ゲートの両側端部までV字状ないし半円環状に延設された第2パッキン部と、
    前記ゲートにおける前記流路に略直交する2つの側面の上端部を連ねて形成され、前記第2パッキン部の前記2つの両側端部に連なる第3パッキン部とを包含する仕切弁。
  3. 請求項1もしくは2において、
    前記ゲートを開閉するための弁棒と、
    前記ゲートのゴムパッキンが被装される弁本体部とを更に備え、
    前記弁本体部には前記弁棒が挿通される挿通孔が設けられ、
    該挿通孔が前記ゲートの下端において開口しており、該開口のまわりに前記第1パッキン部が形成されている仕切弁。
  4. 請求項1、2もしくは3において、
    前記ゲートは、既設管に形成された開孔から前記既設管内に侵入して、当該既設管の開孔および内周面に接触する仕切弁。
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