JP2017089783A - ソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法 - Google Patents

ソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017089783A
JP2017089783A JP2015221848A JP2015221848A JP2017089783A JP 2017089783 A JP2017089783 A JP 2017089783A JP 2015221848 A JP2015221848 A JP 2015221848A JP 2015221848 A JP2015221848 A JP 2015221848A JP 2017089783 A JP2017089783 A JP 2017089783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
guide
rubber
soft seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015221848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6669472B2 (ja
Inventor
賢二 呉竹
Kenji Kuretake
賢二 呉竹
久人 小谷
Hisato Kotani
久人 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Alloy Mfg Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Alloy Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Alloy Mfg Co Ltd filed Critical Shimizu Alloy Mfg Co Ltd
Priority to JP2015221848A priority Critical patent/JP6669472B2/ja
Publication of JP2017089783A publication Critical patent/JP2017089783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6669472B2 publication Critical patent/JP6669472B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】止水性能を損なうことなく弁体質量を削減して製造時、整備時の作業性を向上させるとともに、弁閉止時等の操作トルクを軽減したソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法を提供する。【解決手段】筒形の弁箱2の管路5方向に交叉する上下方向に移動するゴムライニング状の弁体1で前記弁箱2の弁口11を開閉する仕切弁であって、前記弁体1の弁体芯金15は、平板状の上方外周両側部に弁座部21を有するとともに下方に止水用の帯状部22を有し、かつ前記弁座部21間の上方部に位置する肩部26に弁体中空溝27を設け、この弁体中空溝27にゴムライニング用のゴム材料を充填して前記弁体1を構成したことを特徴とするソフトシール仕切弁である【選択図】 図6

Description

本発明は、流路に対して交叉方向に昇降動して流路を開閉する弁体を有し、この弁体に装着されたゴムシール材で弁閉シールするソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法に関する。
従来、この種のソフトシール仕切弁として、例えば、特許文献1の仕切弁が知られている。このようなソフトシール仕切弁では、弁体芯金の全周面にゴム等の弾性材が被覆された弁体が用いられ、この弁体を収容する金属製の弁箱と、弁体に配したネジこまに螺合する雄ネジを有する弁棒と、弁箱を密閉するための蓋体、弁棒の軸部からの流体の漏れを防止するパッキンとが設けられている。さらに、弁棒を回転させるためのハンドル又はキャップを備えている場合が一般的である。
ソフトシール仕切弁は、上方外周両側部に弁座部を設けた弁体が管路(流路)を横切る方向に移動して止水する構造であり、弁体が弁箱の楔形状の弁座に接触すると共に、弁体底部側のシール材が圧縮されて管路を止水する。このとき弁体の下部側は、弁箱の底部側に設けられる止水面をシールする止水部位となるため、この部分のシール材のライニングの厚みは、他の箇所よりも厚くなっている場合が多い。
ソフトシール仕切弁の弁体では、流水圧に耐え得る強度を確保するために金属製の弁体芯金を用いるとともに、この弁体芯金の下部に厚みを増した帯状部を設けている。これは、止水時に弁体に作用する流水圧に押されて弁体が変形し、仕切弁の止水性が悪くなることを防止するためであり、弁体芯金の材料としては、一般に、ダクタイル鋳鉄、ステンレス鋳鋼等の金属材料が使用される。弁体芯金に用いられる金属材料はライニングに用いられるゴム材料に比べて比重が重いため、弁体の質量は芯金の質量によって略決定されることになる。
弁体を垂直方向に昇降動させるため、弁体の両側には凹部又は凸部の弁体ガイド部が設けられ、弁箱の両側に設けられた凸部又は凹部の弁箱ガイド部に係合し、弁体が垂直方向に昇降動可能な構造になっている。一般に、弁体ガイド部にはゴム材料によりライニングが施され、弁箱ガイド部はエポキシ樹脂粉体塗料により塗装されている。
上記の構造により、ソフトシール仕切弁では、弁閉操作時には、弁箱の弁座部と弁体の弁座部のゴム弁座面、弁箱の底部の止水面と弁体下部側のシール部材との間に圧縮力が加わって水の流れが止まり、弁開操作時には、弁体を昇動させて流路を開放することにより水を流すようになっている。
このような構造のソフトシール仕切弁では、前述したように弁体の強度確保のために金属製の弁体芯金を用いているので、呼び径の増加に伴って弁体が大型化すると弁体芯金も大型化するとともに、弁体芯金の弁体下部に設けた帯状部の厚みも増して弁体芯金の質量が増加する。特に、中口径(主に呼び径350以上)のソフトシール仕切弁では、弁体芯金が大型化して質量が増加することにより、製造時における弁体のゴムライニング作業及び仕切弁の組立作業、並びに整備時における弁体の交換作業の作業性が悪くなる。
また、仕切弁を閉止、開放する際には弁体が流水圧により押されることにより、弁箱ガイドと弁体ガイドが接触して摩擦抵抗が発生するが、この摩擦抵抗により弁体を昇降させる操作トルクが重くなる場合がある。仕切弁の弁体を昇降させる操作トルクを軽減させるため、弁体ガイドに樹脂製ガイド部材を取付け、弁体昇降時の摩擦抵抗を軽減させることが行われている。
これに加え、従来のソフトシール仕切弁では、弁を閉止する際にゴム弁座面をつぶした時の弁箱側の弁座シート面と弁体側のゴム弁座面の接触面積が大きく、ソフトシール仕切弁を完全に閉止する際には大きな操作トルクが必要になる。
特開2000−28015号公報 特公平4−45710号公報
特許文献1に記載のソフトシール仕切弁では、ゴム弁座面とシール材の部分を除き、弁体芯金の周囲を略均一な厚みでゴム等の弾性材によりライニングしているため、呼び径の増加に伴う弁体芯金の大型化は、弁体質量の増加に直結している。
また、同文献に記載のソフトシール仕切弁では、弁体の上方外周両側部の弁座部に当接した時に変形する喰い込み代を設けるとともに、弁体下部側のシール材に弁箱の底部内周面に当接した時に変形する喰い込み代を設け、両喰い込み代の喰い込み量や柔軟性を適当に選択することにより、止水時の操作トルクを軽減させるようにしているが、弁座部に設けた喰い込み代の断面形状が略面当たり形状であり、かつ、弁座部と弁箱側の弁座シート面との接触面積が大きく、さらに喰い込み代のつぶし代が大きいため、止水時の操作トルクを十分に軽減させるには至っていない。
一方、特許文献2に記載の仕切弁では、弁体ガイド部の凹部形状の溝に耐摩耗性及び耐熱性を備えたU字形の樹脂製ガイドのプラスチックを配することにより、低い摩擦抵抗と少ない摩耗によって有利な滑り案内作用を有している。弁体ガイド部の凹部形状の溝に樹脂製ガイドを固着させる際には、射出成形金型内に設けた保持条片状に樹脂製ガイドを嵌めこみ、ガイドの外側に弁体芯金の弁体ガイド部を被せ嵌めてからライニング材を射出し、弁体芯金のライニングと同時に被覆材により固着するようにしているため、ライニング材の注入圧力で樹脂製ガイドと射出成形金型の間にライニング材が入り込み樹脂製ガイドが変形する不具合が発生するおそれがある。
本発明は、上記の課題点を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、止水性能を損なうことなく弁体質量を削減して製造時、整備時の作業性を向上させるとともに、弁閉止時等の操作トルクを軽減したソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、筒形の弁箱の管路方向に交叉する上下方向に移動するゴムライニング状の弁体で前記弁箱の弁口を開閉する仕切弁であって、前記弁体の弁体芯金は、平板状の上方外周両側部に弁座部を有するとともに下方に止水用の帯状部を有し、かつ前記弁座部間の上方部に位置する肩部に弁体中空溝を設け、この弁体中空溝にゴムライニング用のゴム材料を充填して前記弁体を構成したことを特徴とするソフトシール仕切弁である。
請求項2に係る発明は、弁座部間の側面方向に弁体ガイド部を設け、この弁体ガイド部の領域部位に弁体中空溝に連接した状態で肉ぬすみ部を形成したソフトシール仕切弁である。
請求項3に係る発明は、弁体ガイド部は凹状ガイドであり、この凹状ガイドには弁体中空溝に連接した状態で肉ぬすみ部を設けたソフトシール仕切弁である。
請求項4に係る発明は、凹状ガイドに位置させた樹脂製ガイド部材の裏面と肉ぬすみ部との間にゴム材料を充填するための充填空間部を形成し、この充填空間部にゴム材料を充填した状態でガイド部材を位置決め固定させたソフトシール仕切弁である。
請求項5に係る発明は、弁体ガイド部は凸状ガイドであり、この凸状ガイドの外方の弁座部間には、弁体中空溝に連接した状態で肉ぬすみ部を設けたソフトシール仕切弁である。
請求項6に係る発明は、弁座部と帯状部との連接部位を断面テーパ形状の傾斜肉厚部で連接したソフトシール仕切弁である。
請求項7に係る発明は、弁座部にゴムライニングしたゴム弁座面の断面形状を円弧形状としたソフトシール仕切弁である。
請求項8に係る発明は、弁体芯金にゴムライニングする際に、成形型の凸部にガイド部材を嵌めこんだ状態で、弁体中空溝の略中央位置又は/及び充填空間部の略中央位置の成形型の射出注入口よりゴム材料を注入して成形するようにしたソフトシール仕切弁の弁体の成形方法である。
請求項9に係る発明は、充填空間部にゴム材料を流し込み、ガイド部材の裏側にゴム材料を充填させることによりガイド部材を固定し、かつ位置決めするようにしたソフトシール仕切弁の弁体の成形方法である。
請求項1に係る発明によると、平板上の弁体芯金の弁座部間に位置する肩部に弁体中空溝を設け、この弁体中空溝にゴムライニング用のゴム材料を充填しているので、弁体芯金の強度を確保した上で、弁体の軽量化を図ることができる。
請求項2に係る発明によると、弁座部間の側面方向に設けた弁体ガイド部の領域部位に弁体中空溝に連接した肉ぬすみ部を形成しているので、弁体芯金の強度を確保した上で、さらに弁体の軽量化を図ることができる。
請求項3に係る発明によると、弁体ガイド部に凹状ガイドを形成し、この凹状ガイドの間に弁体中空溝に連接した肉ぬすみ部を形成しているので、弁体芯金の強度を確保した上で、弁体の軽量化を図ることができるともに、弁体ガイド部の凹状ガイドに樹脂製ガイド部材を取付けることによって弁体ガイド部と弁箱ガイド部との摩擦抵抗を軽減させ、仕切弁の操作トルクを軽減させることができる。
請求項4に係る発明によると、凹状ガイドに位置させた樹脂製ガイド部材の裏面と肉ぬすみ部との間にゴム材料を充填するための充填空間部を形成し、この充填空間部にゴム材料を充填するので、ゴム充填時の圧力により樹脂製ガイド部材を射出成形金型に押え込むとともに所定の位置に誘導し、ゴム材料が樹脂製ガイド部材と射出成形金型の間に入り込んで樹脂製ガイド部材を変形させることなく樹脂製ガイド部材を弁体芯金に固定させることができる。
請求項5に係る発明によると、弁体ガイド部は凸状ガイドであり、この凸状ガイドの外方の弁座部間には、弁体中空溝に連接した状態で肉ぬすみ部を設けているので、弁体芯金の強度を確保した上で、弁体の軽量化を図ることができるともに、弁体ガイド部の凸状ガイドに樹脂製ガイド部材を取付けることによって弁体ガイド部と弁箱ガイド部との摩擦抵抗を軽減させ、仕切弁の操作トルクを軽減させることができる。
請求項6に係る発明によると、弁座部と帯状部との連接部位を断面テーパ形状の傾斜肉厚部を介して連接させることにより、帯状部の厚みを厚くすることなく、流水圧により弁座部と帯状部との連接部位に生じる応力集中を緩和し流体圧による弁体の変形を防止することができる。
請求項7に係る発明によると、弁座部にゴムライニングして形成したゴム弁座面の断面形状を略面当たり形状から円弧形状へと変更することにより、ゴム弁座面のつぶし代を変更せずに、止水性能を変えることなく弁箱シートと弁体のゴム弁座面との接触面積を小さくすることができるので、弁閉止時の摩擦抵抗が軽減され、弁を閉止する操作トルクを軽減することができる。
請求項8に係る発明によると、弁体芯金にゴムライニングする際に、成形型の凸部に断面凹型の樹脂製ガイド部材を嵌めこんだ状態で、弁体中空溝の略中央位置又は/及び充填空間部の略中央位置の成形型の射出注入口よりゴム材料を注入するため、ゴム材料の注入圧力が樹脂製ガイド部材を成形金型に抑え込む方向に作用するので、樹脂製ガイド部材の位置がずれることなく、弁体芯金と樹脂製ガイド部材を一体成形にて固定することができる。このため、弁体芯金のガイド部材の寸法のバラツキがあっても、樹脂製ガイド部材の弁体に対する取付け位置に影響を及ぼさないため、樹脂製ガイド部材を安定的に弁体に取付けることができるようになり、操作トルクを低減させた弁体を安定的に作ることができる。
請求項9に係る発明によると、充填空間部にゴム材料を流し込み、ガイド部材の裏側にゴム材料を充填させることによりガイド部材を固定するため、ゴム材料は樹脂製ガイド部材の裏側と弁体芯金との間に確実に充填され、充填時の圧力によりゴム材料が樹脂製ガイド部材と射出成形金型の間に入り込むことがないため、樹脂製ガイド部材が変形することなく樹脂製ガイド部材を弁体芯金に一体成形にて固定することができる。
本発明におけるソフトシール仕切弁の一実施形態を示す要部縦断面図である。 図1の弁箱内のガイド部を示す図である。 弁体を示す斜視図である。 図1の一部拡大断面図である。 (a)は、従来の断面形状のゴム弁座面が弁座部に接触した状態を表した図である。(b)は、従来の断面形状のゴム弁座面が弁座部に押圧された状況を模式的に表した図である。(c)は、本発明における断面形状のゴム弁座面が弁座部に接触した状態を表した図である。(d)は、本発明における断面が円弧形状のゴム弁座面が弁座部に押圧された状況を模式的に表した図である。 弁体芯金を示す斜視図である。 図6に示す弁体芯金の正面半裁断面図である。 (a)は、図7のA−A断面図である。(b)は、図7のB−B断面図である。(c)は、図7のC−C断面図である。(d)は、図7のD−D断面図である。 図6に示す弁体芯金の底面図である。 本発明における仕切弁の成形方法を説明するための模式図である。 弁体芯金の他例を示す斜視図である。
以下に、本発明におけるソフトシール仕切弁の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1においては本発明におけるソフトシール仕切弁の一実施形態の縦断面図を、図2においては弁箱内のガイド部を示す図を、図3においては弁体の斜視図を、図4においては弁体の一部拡大断面図を、図6においては弁体芯金の斜視図を、図7においては弁体芯金の半裁断面図を示している。
図1に示すように、本発明のソフトシール仕切弁は、弁体1、弁箱2、蓋体3、弁棒4を有している。弁体1は、筒型の弁箱2内に設けた流路5に対して交叉方向に、弁棒4により昇降動自在に取付けられている。
図3に示す様に、弁体1は、EPDM、フッ素ゴムなどのゴム材料により全周面にゴムライニング6が施されるとともに、上方外周の両側部にはゴム弁座面7が、また下部にはシール部材8がゴムライニング材により形成されており、弁箱2内に設けた弁座部9と弁箱底部2aに設けた止水面10とをシールすることで弁箱2の弁口11を開閉するようになっている。また、弁体1の幅方向の両側面にはガイド突部12が設けられ、ガイド突起12先端の凹状溝12aには凹形状の樹脂製ガイド部材13が嵌めこまれている。
図4に示す様に、弁体1の上方外周の両側部のゴム弁座面7は、ライニング材により断面が円弧のみで構成される円弧形状に形成されているため、図5の(a)に示す様に従来の断面が円弧と直線により構成される略面当たり形状のゴム弁座面に比較すると、ゴム弁座面のつぶし代を変更せずに弁座部9との接触面積が小さくなるとともに、従来の断面形状のゴム弁座面と同様の止水性能を得ることができるので、ゴム弁座面7の断面を円弧形状に形成することにより、弁閉止時の操作トルクを従来よりも軽減することができる。
図5により、弁閉止時の操作トルクの軽減効果を説明する。なお、図5において、従来のソフトシール仕切弁と本発明におけるソフトシール仕切弁で同一である部分については、同一符号によって表している。図5の(a)は従来の断面形状のゴム弁座面7aが弁座部9に接触した状態を、(b)は従来の断面が略面当たり形状のゴム弁座面7aが弁座部9に押圧された状況を模式的に、(c)は本発明における断面が円弧形状のゴム弁座面7が弁座部9に接触した状態を、(d)は本発明における断面が円弧形状のゴム弁座面7が弁座部9に押圧された状況を模式的に示している。
図5に示す様に、止水時にゴム弁座面の先端が弁座部に接触した状態(a)、(c)から、ゴム弁座面が弁座部に押圧されてつぶれた(b)、(d)の状態に至るまでのゴム弁座面7aとゴム弁座面7のつぶし代14は同じであるが、本発明の円弧形状のゴム弁座面7では、ゴム弁座面7と弁座部9との接触面積が、従来の略面当たり形状のゴム弁座面7aと弁座部9との接触面積よりも大きく減少している。このため、本発明の円弧形状のゴム弁座面7では、ゴム弁座面7を押しつぶすための力が小さくて済むとともに、弁座部9の表面に接触して摺動するゴム弁座面7の接触幅が小さいため、弁体1が管路を止水するために移動する際の弁座部9とゴム弁座面7との間の摩擦力が小さくなるので、弁閉止時の操作トルクを従来よりも軽減することができる。
弁体1は内部に弁体芯金15を有しており、この弁体芯金15は、例えば、ダクタイル鋳鉄もしくはステンレス鋳鋼等の金属からなり、流路5に対して左右対称形状の楔型に鋳造成形される。弁体芯金15の中央には弁棒挿入穴16が貫通して設けられ、この弁棒挿入穴16の上部には雌ネジ部17が形成されたネジこま18が取り付けられている。このネジこま18の雌ネジ部17には後述の弁棒4の雄ネジ部34が螺着され、これにより弁体1が上下動可能となる。
本発明におけるソフトシール仕切弁では、弁体質量の軽量化を図るため、弁体の強度に影響を及ぼさない範囲で弁体芯金の肉厚を全体的に見直し、弁体の強度に直接関係しない部分の肉厚を極力取り除いて弁体芯金を形成している。
図6及び図7に示す様に、弁体芯金15は、平板状部20の上方外周の両側部に弁座部21、21を円弧状に形成し、平板状部20の下部に止水用の帯状部22を形成している。また、弁座部21、21間の両側面方向に弁体ガイド部23を設け、その先端に凹状ガイド24を形成している。
これに加え、図7に示す様に、弁座部21、21間の上方部に位置する弁体芯金15の肩部26に弁体中空溝27を形成するとともに、弁体ガイド部23の領域部位に弁体中空溝27に連接した状態で肉ぬすみ部28を形成している。図8の(a)、(b)において、弁体中空溝27が形成された部位の断面を示しているが、この弁体中空溝27を設けたことにより、弁座部21、21間の部位の肉厚が略半分程度削減されている。また、図8の(c)、(d)において、肉ぬすみ部28が形成された部位の断面を示しているが、弁体ガイド部24の領域部位の肉厚が略半分程度削減されている。弁体芯金15の肉厚を削減している部分を弁体芯金15の上方外周に沿って円弧状に形成した結果、削減された肉厚の体積が比較的大きくなり、弁体芯金15の質量を大幅に軽減することができる。
図7に示した弁体芯金15の半裁断面によれば、弁体中空溝27と肉ぬすみ部28は、弁体芯金15の上方外周に沿って円弧状に形成されるが、弁体中空溝27の底面27aと肉ぬすみ部28の底面28aは、ゴム弁座面7が形成される弁座部21の内周側よりは外周に位置するように形成されている。このため、弁閉操作時に弁体に作用する操作力により、弁座部21を介してゴム弁座面7により弁箱2に設けた弁座部9を従来の弁体芯金と同様に押圧することができるので、弁体1が弁箱2の弁座部9をシールする力が損なわれることはない。
また、弁体中空溝27及びこの弁体中空溝27に連接した状態で形成された肉ぬすみ部28は、単に弁体芯金15の質量を軽減する効果があるだけでなく、詳細は後述するが、弁体芯金15にゴム材料をライニングする際に、ゴム材料を所要の場所に確実に流し込むための流路としての役割も有している。また、肉ぬすみ部28と樹脂製ガイド部材13の裏側13aとの間には充填空間部29が形成されるため、弁体芯金15にゴム材料をライニングする際に、ゴム材料を優先的にこの充填空間部29に受け入れることができる。
弁体芯金の肉厚を全体的に見直す一環として、弁体芯金に流水圧に耐え得る強度を持たせるために弁体芯金15の下部に設けた補強帯部分である、帯状部22の厚さも可能な範囲で削減している。一方で、厚さを削減した帯状部22をそのまま弁座部21に連接すると、仕切弁を閉止状態とした際に弁体1が流水圧を受けることにより、帯状部22と弁座部21の接続部位に応力集中が発生して損傷するおそれがある。このため、図9に示す様に、破線30よりも外側部分の帯状部22に断面テーパ形状の傾斜肉厚部31を設け、この傾斜肉厚部31を介して帯状部22と弁座部21を接続することにより、流水圧により帯状部22と弁座部21の接続部位32に生じる応力を緩和し、応力集中の発生を防止している。
弁体ガイド部23先端に形成された凹状ガイド24には、図6及び図8(c)、(d)に示す様に、樹脂製ガイド部材13を装着するが、後述する理由により、図10に示すその幅24aは樹脂製ガイド部材13の幅13bよりも若干大きく形成されている。
図1において、弁箱2、蓋体3は、例えば、FCD450−10等のダクタイル鋳鉄鋳物を材料として成形され、弁箱2と蓋体3とはボルト等よって結合される。弁箱2内には、弁体1がシール可能な楔形状の弁座部9と、図2に示すように弁体芯金15に設けた凹状ガイド24を遊嵌して弁体を昇降可能とする凸状ガイド部33が設けられている。
弁棒4は、例えば、ステンレス鋼からなり、その外周側に雄ネジ部34が設けられ、この雄ネジ部34は、ネジこま18の雌ネジ部17に螺合可能になっている。また、弁棒4には環状鍔部35が形成され、弁棒4は、この環状鍔部35が蓋体3に形成された係合部36に係合した状態で、蓋体3に設けた挿入穴37に取付けられる。これにより、弁棒4は、弁箱2に対して上下動が阻止された状態で回動可能になっている。
弁棒4を弁閉方向又は弁開方向に回転させた際には、弁体芯金15の弁体ガイド部23に設けた凹状ガイド24が弁箱2の凸状ガイド部33に遊嵌しているため、弁体1の回転は規制されるようになっている。これにより、弁体1はネジこま18の雌ネジ部17と弁棒4の雄ネジ部34との螺合を介して弁棒4に対して上下動する。弁棒4は、図示しないハンドルにより手動で回動操作されるが、図示しない電動アクチュエータ等により自動操作することもできる。
また、図1に示すように、このソフトシール仕切弁は、弁棒4の雄ネジ部34が弁箱2内に隠れて、弁体1の開閉操作時に弁棒4が定位置で回動する内ネジ式の仕切弁であるが、図示しない外ネジ式の仕切弁構造であってもよい。外ネジ式の仕切弁は、弁棒のねじ部が弁箱の外部にあり、バルブの開操作により弁棒が上昇し、閉操作により弁棒が下降する構造である。
次に、本発明におけるソフトシール仕切弁の弁体の成形方法について説明する。図10は、本発明における仕切弁の弁体の成形方法を説明するための模式図である。
本発明における仕切弁の弁体の成形方法においては、弁体芯金15の全周面にゴム材料によりゴムライニング6を施す際に、先ず、樹脂製ガイド部材13を射出成形金型40内に設けられた樹脂製ガイド部材13を保持するための凸部40cに嵌め込む。
次いで、射出成形金型40aに弁体芯金15を挿入し、図示しないが射出成形金型40aと弁体芯金15をピン等で位置決めして固定する。その後、弁体芯金15のガイド部23の先端の凹状ガイド24に、樹脂製ガイド部材13を嵌め込んだ凸部40cを矢印60の方向へスライドさせて挿入する。
このように弁体芯金15と樹脂製ガイド部材13を射出成形金型40内にセットすることにより、弁体芯金15と樹脂製ガイド部材13の位置関係は正確に保持される。
射出成形金型40a内に弁体芯金15と樹脂製ガイド部材13のセットが完了した後、射出成形金型40bを矢印61の方向に閉じ、ゴム材料を射出成形金型40に射出注入すると、弁体芯金15の全周にライニングが施されるのと同時に、弁体芯金15の弁体ガイド部23先端の凹状ガイド24に樹脂製ガイド部材13がゴム材料によって固定される。
この本発明における弁体芯金15では弁体中空溝27及び肉ぬすみ部28が形成されているので、この弁体中空溝27の略中央位置に成形金型の射出注入口よりゴム材料を注入するようにすると、注入されたゴム材料は先ず弁体中空溝27に充填され、その後、この弁体中空溝27に連接して形成された肉ぬすみ部28に流れ込む。肉ぬすみ部28と樹脂製ガイド部材13の裏側13aとの間には充填空間部29が形成されているため、注入されたゴム材料42は優先的にこの充填空間部29に入り込む。この時、樹脂製ガイド部材13は、その裏側13aにゴム材料42の注入圧力を矢印43の方向に受けて射出成形金型40に押さえつけられ、射出成形金型40内の正しい位置に誘導、固定されて射出成形金型40に密着するため、従来の成形方法のように注入されたゴム材料42が樹脂製ガイド部材13と射出成形金型40の間に入り込むことがないので、樹脂製ガイド13に変形が発生することがない。
また、前述したように、射出成形金型40内で弁体芯金15と樹脂製ガイド部材13の相対的な位置関係が正確に保持された状態で弁体芯金15の弁体ガイド部23先端の凹状ガイド24に樹脂製ガイド部材13をゴム材料によって固定されるので、弁体芯金15の弁体ガイド部23の寸法のバラツキが樹脂製ガイド部材13の取付けに影響を及ぼすことがなく、樹脂製ガイド部材13を安定的に弁体1に取付けることができる。
さらに、弁体ガイド部23の先端に形成された凹状ガイド24の幅24aは樹脂製ガイド部材13の幅13bよりも若干大きく形成されているため、図8に示す様に、樹脂製ガイド部材13は、その周囲にゴム材料42の層が形成された状態で弁体ガイド部23の先端の凹状ガイド24内に固定される。このため、鋳物寸法のバラツキや紛体塗装の膜厚寸法のバラツキにより、弁箱2内に設けた凸状ガイド部33が弁体ガイド部23の凹状ガイド24と接触、干渉するような場合であっても、樹脂製ガイド部材13の周囲に形成されたゴム材料42の層でこの影響を吸収することができる。
以上述べた本発明におけるソフトシール仕切弁の成形方法による効果により、弁体1が弁箱2内に設けた凸状ガイド部33をスムーズに摺動することができるので、仕切弁の操作トルクを低減させることができる。
なお、弁体中空溝27には、ゴム材料のライニング時にゴム材料を完全に充填しても良いし、中空溝の表面のみをライニングして外観上凹みが残っても良い。どちらの場合であっても弁体1の強度に変わりはない。
以上は、弁体芯金15に形成した弁体中空溝27の略中央位置に成形金型の射出注入口よりゴム材料を注入する成形方法について説明したが、肉ぬすみ部28の略中央位置に成形金型の射出注入口よりゴム材料を注入するようにした成形方法でも、弁体中空溝27の略中央位置と肉ぬすみ部28の略中央位置に同時に成形金型の射出注入口よりゴム材料を注入する成形方法でも、弁体中空溝27の略中央位置に成形金型の射出注入口よりゴム材料を注入する成形方法の場合と同様の作用及び効果を得ることができる。
次に、上述した本発明におけるソフトシール仕切弁の弁体の質量削減効果を確認するため、従来の弁体との質量の比較を行った。従来品及び本発明品として、中口径(呼び径350、400、450、500)用の弁体についてそれぞれ質量を計測し、削減された質量と質量削減率を求めた。これらの計測結果を表1に示す。
Figure 2017089783
表1に示す様に、従来の弁体に対する本発明における弁体の質量削減効果は極めて大きいものがあり、質量削減率は30%〜40%程度にも及んでいる。このように大きな質量削減効果は、弁体のライニング作業及び仕切弁の組立作業等における作業性の向上、並びに仕切弁の操作時における操作性の向上に留まることなく、製品コストの削減についても大きな効果を及ぼすことができる。また、製品全体の質量が軽くなり、運搬、据付時の作業性が向上される。
続いて、本発明におけるソフトシール仕切弁の他の実施形態について説明する。なお、以降において、前記実施形態と同一部分は同一符号によって表し、その説明を省略する。
他の実施形態と前記実施形態の違いは、図11に示す様に、弁体芯金51においては、弁座部21、21間の両側面方向に弁体ガイド部52を設け、その先端に凸状樹脂製ガイド部材を取付けるようになっている。このため、弁体芯金51の凸状樹脂製ガイドと遊嵌し、弁体を昇降可能とする弁箱2内のガイド部は凹状に設けられる。
図11によると、弁体芯金51は、弁体ガイド部52の外方の弁座部21、21間に、弁体ガイド部52の両側に弁体中空溝27に連接した状態で、薄肉ぬすみ部53a、53bを設けている。弁体芯金51はこのように形成されているので、弁体芯金の強度を確保した上で、軽量化を図ることができる。
以上説明したように、本発明におけるソフトシール仕切弁とその仕切弁の成形方法によれば、弁体の止水性能を損なうことなく弁体質量を大幅に軽量化させるともに、弁体ガイド部と弁箱ガイド部との摩擦抵抗を軽減して操作トルクを軽減させたソフトシール仕切弁を得ることができるので、製造時、整備時の作業性が向上するだけではなく、製造コストを削減することもできる。
1 弁体
2 弁箱
3 蓋体
4 弁棒
6 ゴムライニング層
7 ゴム弁座面
8 シール部材
9 弁座部
10 止水面
15、51 弁体芯金
20 平板状部
21 弁座部
22 帯状部
23 弁体ガイド部
24 凹状ガイド
26 肩部
27 弁体中空溝
28、53a、53b 肉ぬすみ部
29、充填空間部
31 傾斜肉厚部

Claims (9)

  1. 筒形の弁箱の管路方向に交叉する上下方向に移動するゴムライニング状の弁体で前記弁箱の弁口を開閉する仕切弁であって、前記弁体の弁体芯金は、平板状の上方外周両側部に弁座部を有するとともに下方に止水用の帯状部を有し、かつ前記弁座部間の上方部に位置する肩部に弁体中空溝を設け、この弁体中空溝にゴムライニング用のゴム材料を充填して前記弁体を構成したことを特徴とするソフトシール仕切弁。
  2. 前記弁座部間の側面方向に弁体ガイド部を設け、この弁体ガイド部の領域部位に前記弁体中空溝に連接した状態で肉ぬすみ部を形成した請求項1に記載のソフトシール仕切弁。
  3. 前記弁体ガイド部は凹状ガイドであり、この凹状ガイドには前記弁体中空溝に連接した状態で肉ぬすみ部を設けた請求項2に記載のソフトシール仕切弁。
  4. 前記凹状ガイドに位置させた樹脂製ガイド部材の裏面と前記肉ぬすみ部との間にゴム材料を充填するための充填空間部を形成し、この充填空間部にゴム材料を充填した状態で前記ガイド部材を位置決め固定させた請求項2又は3に記載のソフトシール仕切弁。
  5. 前記弁体ガイド部は凸状ガイドであり、この凸状ガイドの外方の弁座部間には、前記弁体中空溝に連接した状態で肉ぬすみ部を設けた請求項2に記載のソフトシール仕切弁。
  6. 前記弁座部と前記帯状部との連接部位を断面テーパ形状の傾斜肉厚部で連接した請求項1乃至5の何れか1項に記載のソフトシール仕切弁。
  7. 前記弁座部にゴムライニングしたゴム弁座面の断面形状を円弧形状とした請求項1乃至6の何れか1項に記載のソフトシール仕切弁。
  8. 請求項1乃至4に何れか1項に記載のソフトシール仕切弁であって、前記弁体芯金にゴムライニングする際に、成形型の凸部に前記ガイド部材を嵌めこんだ状態で、前記弁体中空溝の略中央位置又は/及び前記充填空間部の略中央位置の成形型の射出注入口よりゴム材料を注入して成形するようにしたソフトシール仕切弁の弁体の成形方法。
  9. 前記充填空間部にゴム材料を流し込み、前記ガイド部材の裏側にゴム材料を充填させることにより前記ガイド部材を固定し、かつ位置決めするようにした請求項8に記載のソフトシール仕切弁の弁体の成形方法。
JP2015221848A 2015-11-12 2015-11-12 ソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法 Active JP6669472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015221848A JP6669472B2 (ja) 2015-11-12 2015-11-12 ソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015221848A JP6669472B2 (ja) 2015-11-12 2015-11-12 ソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017089783A true JP2017089783A (ja) 2017-05-25
JP6669472B2 JP6669472B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=58767578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015221848A Active JP6669472B2 (ja) 2015-11-12 2015-11-12 ソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6669472B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109159329A (zh) * 2018-09-27 2019-01-08 安徽龙川橡塑科技有限公司 一种闸阀用橡胶闸板制造模具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109159329A (zh) * 2018-09-27 2019-01-08 安徽龙川橡塑科技有限公司 一种闸阀用橡胶闸板制造模具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6669472B2 (ja) 2020-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2012211027B2 (en) A sealing element for a gate valve
JPS602554B2 (ja) ゲ−ト弁
JP2013200031A (ja) ソフトシール仕切弁
JP2017089783A (ja) ソフトシール仕切弁とその弁体の成形方法
US3081974A (en) Sealing means for gate valves
RU2529960C1 (ru) Клиновая задвижка
CN112145716A (zh) 一种阀门密封结构
CN205001535U (zh) 一种双密封法兰闸阀
US20090057598A1 (en) Resilient Wedge Gate Valve
CN205937950U (zh) 一种带整体支架的防阀杆吹出的球阀
JPH09303575A (ja) 中心形バタフライ弁
CN208431398U (zh) 一种泥浆阀
US8500091B2 (en) Opening and closing valve including a packing gland and a yolk sleeve
CN206754425U (zh) 一种波纹管楔式闸阀
CN102192338A (zh) 一种软密封闸阀
JP6270393B2 (ja) 仕切弁と仕切弁のシートリングの固定方法
JP6636281B2 (ja) ライニング形バタフライバルブのシートライナとバタフライバルブ
JP5859328B2 (ja) ソフトシール仕切弁
CN208474523U (zh) 防颗粒防尘全金属密封蝶阀
WO2020122233A1 (ja) 仕切弁
CN212718061U (zh) 对夹式蝶阀
CN203067918U (zh) 一种带弹性密封块的闸阀
JP5993392B2 (ja) ソフトシール仕切弁
RU140644U1 (ru) Клиновая задвижка
CN210088000U (zh) 一种截止阀

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6669472

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250