JP4064257B2 - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ入り飲料を顧客に提供するカップ式飲料自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
カップ式飲料自動販売機は、一般に、カップ供給装置と飲料調製装置とを備えている(例えば、特許文献1参照)。このカップ式飲料自動販売機では、周知のとおり、顧客が貨幣を投入するとともに所望の飲料を商品選択ボタンで選択すると、その飲料が飲料調製装置で調製されるとともに、カップ供給装置から供給されたカップに飲料が注ぎ込まれる。そして、顧客は、この飲料をカップ式飲料自動販売機の販売口からカップ入り飲料として受け取ることができる。
その一方で、このようなカップ式飲料自動販売機は、顧客に提供する飲料をその機内で調製するため、衛生面を考慮して機内に塵芥が入り込まないような構造になっており、例えば、販売口には販売口扉が開閉自在に配設されている。
【特許文献1】
特開平11−195172号公報(第5頁、第8欄第9行〜第28行参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカップ式飲料自動販売機では、このような販売口扉が販売口に配設されてはいるものの、顧客が販売口から商品を取出す際にこの販売口扉は開かれるので、依然として機内に塵芥が入り込む恐れがある。
また、従来のカップ式飲料自動販売機では、機内に充填された飲料の原料や機内で飛散した飲料に誘引される昆虫類が、この自動販売機の足や電源コードなどを伝わって、例えば自動販売機のコンプレッサ室や販売口扉のわずかな隙間から機内に入り込む恐れがある。さらに昆虫類は、販売口扉が開かれた際に販売口から機内に入り込む恐れもある。そして、このようにして入り込んだ昆虫類が機内で動き廻ると、この昆虫類がカップ供給装置に充填されたカップを汚損したり、昆虫類が調製した飲料内に入り込む恐れもある。
したがって、カップ式飲料自動販売機の衛生管理に万全を期するためには、機内に通じるわずかな隙間や販売口から塵芥や昆虫類が機内に入り込むことをも想定した新たな構造のカップ式飲料自動販売機が望まれる。
そこで、本発明は、衛生管理をより確実に行うことができるカップ式飲料自動販売機を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、機内に通じるわずかな隙間や販売口から機内に入り込んだ塵芥や昆虫類が、例えば飲料調製装置やカップ供給装置といった調理工程部に侵入するのを防止する自動販売機の区画構造、侵入した昆虫類の駆除手段及び機内の清掃機構等を見出して本発明に到達した。
前記課題を解決するための請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機は、カップを供給するカップ供給装置と、飲料用原料を供給する原料供給装置と、飲料生成用の液体を放出する液体放出装置と、前記カップ供給装置、前記原料供給装置、及び前記液体放出装置を収納する収納容器と、前記収納容器に形成されて前記カップ入り飲料をこの収納容器から取り出すための販売口と、この販売口を塞ぐとともに、この販売口に開閉自在に取り付けられた販売口扉と、前記カップ供給装置で供給された前記カップを、前記原料供給装置及び前記液体放出装置を経由して前記販売口に向かうように搬送する搬送装置とを備えるカップ式飲料自動販売機であって、前記収納容器内で前記原料供給装置が配置される空間と前記液体放出装置が配置される空間とを仕切る隔壁と、前記販売口で開口するように前記収納容器内でカップ配置室を仕切る隔壁と、前記搬送装置で搬送される前記カップが通過可能なように開閉自在に前記隔壁にそれぞれ形成されたゲートとを備えることを特徴とする。
【0005】
このカップ式飲料自動販売機では、カップ供給装置から供給されたカップは、搬送装置で飲料調製装置まで搬送されるとともに、カップ内には、この飲料調製装置から飲料または飲料用原料が投入される。このようにしてカップ入り飲料が調製されると、カップ入り飲料は、搬送装置で搬送されることによって、隔壁のゲートを通過した後、販売口まで至る。顧客は、販売口からカップ飲料を受け取ることができる。
【0006】
このようなカップ式飲料自動販売機によれば、顧客がカップ入り飲料を販売口から取り出す際に、販売口扉が開かれることによって販売口からカップ配置室内に塵芥や昆虫類が入り込んだとしても、カップ供給装置や飲料調製装置が隔壁で閉鎖された空間に配置されているので、塵芥や昆虫類がカップ供給装置や飲料調製装置内に入り込むことは避けられる。したがって、カップ式飲料自動販売機の衛生管理はより確実に実行される。
【0007】
請求項2に記載のカップ式飲料自動販売機は、請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機において、前記カップ配置室の上部に形成されて、このカップ配置室内に流体を導き入れるための流入口と、このカップ配置室の下部に形成されて、このカップ配置室内に導き入れられた流体をカップ配置室外に排出するための排出口とを備えることを特徴とする。
【0008】
このカップ式飲料自動販売機では、流入口からカップ配置室内に向けて流体を流入させるとともに、排出口からカップ配置室の流体を排出させれば、カップ配置室内に流体の流れを形成させることができる。その一方で、販売口から入り込んだ塵芥や昆虫類は、隔壁で仕切られたカップ供給装置や飲料調製装置が配置されている空間に侵入することができないのでカップ配置室に留められている。したがって、このようなカップ式飲料自動販売機によれば、カップ配置室内に流体の流れを形成させることによって、カップ配置室に留められている塵芥や昆虫類を、流れる流体とともに排出口からカップ配置室外に排出することができる。その結果、カップ入り飲料が隔壁を通過する際に開かれるゲートからカップ供給装置や飲料調製装置に塵芥や昆虫類が侵入する恐れがないので、カップ式飲料自動販売機の衛生管理はより確実に実行される。
【0009】
請求項3に記載のカップ式飲料自動販売機は、請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機において、前記カップ配置室に取り付けられるとともに、このカップ配置室内を殺虫処理するための殺虫処理装置とを備えることを特徴とする。
【0010】
このカップ式飲料自動販売機によれば、販売口から侵入し、カップ配置室に留められた昆虫類は、殺虫処理装置によって死滅する。その結果、カップ入り飲料が隔壁のゲートを通過する際に開かれるゲートからカップ供給装置や飲料調製装置に塵芥や昆虫類が侵入する恐れがないので、カップ式飲料自動販売機の衛生管理はより確実に実行される。
【0011】
請求項4に記載のカップ式飲料自動販売機は、請求項3に記載のカップ式飲料自動販売機において、前記殺虫処理装置は、前記カップ配置室内に高温の水蒸気を噴射するスチーマであることを特徴とする。
このカップ式飲料自動販売機によれば、スチーマで発生させた高温の水蒸気によって、カップ配置室内の昆虫類は死滅する。したがって、カップ式飲料自動販売機の衛生管理はより確実に実行される。
【0012】
請求項5に記載のカップ式飲料自動販売機は、請求項3に記載のカップ式飲料自動販売機において、前記殺虫処理装置は、前記カップ配置室内にマイクロ波を照射するマイクロ波発生装置であることを特徴とする。
【0013】
このカップ式飲料自動販売機によれば、マイクロ波発生装置から照射されるマイクロ波によって、カップ配置室内の昆虫類は死滅する。したがって、カップ式飲料自動販売機の衛生管理はより確実に実行される。
【0014】
また、請求項4に記載のカップ式飲料自動販売機において、前記水蒸気を噴射する噴射口を前記カップ配置室の上部に備えているとともに、前記噴射口につながる前記カップ配置室の内壁が前記噴射口に向けて徐々に狭まるように形成されていてもよい。
【0015】
また、請求項5に記載のカップ式飲料自動販売機において、前記マイクロ波を照射する照射口を前記カップ配置室の上部に備えているとともに、前記照射口につながる前記カップ配置室の内壁が、前記照射口に向けて徐々に狭まるように形成されていてもよい。
【0016】
これらのカップ式飲料自動販売機では、噴射口または照射口に近づくほどカップ配置室の内部空間が狭まっていくので、例えばカップ配置室の角隅といった水蒸気やマイクロ波が十分に行きわたらない、いわゆる死角が低減される。したがって、カップ配置室内の昆虫類を効率よく水蒸気やマイクロ波で晒すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の詳細について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の内部構成部品を示す正面図である。
【0018】
図1に示すように、本実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機(以下、単に「自動販売機」という)1の内部には、カップ供給装置12と、複数の原料供給装置22と、液体放出装置23と、ベンドステージVとが一列に配置されている。これらカップ供給装置12、原料供給装置22及び液体放出装置23は、収納容器11内に収納されている。
【0019】
収納容器11には、自動販売機1の正面に面した方向に販売口15が形成されているとともに、この収納容器11内には、さらにカップPを搬送する搬送レールFがカップ供給装置12の下方からベンドステージV内に至るまで敷設されている。そして、この搬送レールF上にはカップPを搬送する搬送装置19が配置されている。
また、自動販売機1の販売口15が設けられている正面には、販売口15に取り付けられた販売口扉15c(図3参照)と、いずれも図示しない硬貨投入口、商品選択ボタン及び添加物調節ボタンが配置されている。
【0020】
そして、この自動販売機1は、原料供給装置22と液体放出装置23との間が、隔壁26で仕切られている。そして、この隔壁26には、カップPを載せた搬送装置19が通過できるように、隔壁26にゲート26cが設けられている。また、この自動販売機1は、液体放出装置23とベンドステージVの間が、隔壁28で仕切られているとともに、カップPを載せた搬送装置19が隔壁28を通過できるように、隔壁28にゲート28cを備えている。この隔壁28は、収納容器11内でカップ供給装置12並びに原料供給装置22及び液体放出装置23が配置される空間を閉鎖するように仕切っている。そして、このように収納容器11内が隔壁28で仕切られることによって、収納容器11内には、販売口15で開口する前記ベンドステージVが形成されている。なお、隔壁28は、特許請求の範囲にいう「隔壁」に相当し、ベンドステージVは、特許請求の範囲にいう「カップ配置室」に相当する。
さらに、自動販売機1の販売口15側に配置された側壁Lとゲート28cとの間のベンドステージVには、上部に付勢ばね付き流入弁Mを備え、下部に排出口27cを備えている。
【0021】
また、自動販売機1は、カップ供給装置12、原料供給装置22及び液体放出装置23等の制御を行う、図示しない制御装置や、液体放出装置23に用いる炭酸ガスボンベ、飲料水用タンク、製氷機、圧縮空気を供給するコンプレッサ等を備えている。
【0022】
図2は、図1の一部を拡大した正面図である。
図2に示すように、自動販売機1の内部のカップ供給装置12は、自動販売機1の正面の図示しない商品選択ボタンによって選択された飲料の量に応じて、S、M、Lサイズ等のカップPの大きさを自動的に選択するとともに、選択したサイズのカップを搬送装置19上に配置するように構成されている。
【0023】
原料供給装置22は、飲料生成用の粉末の原料を種類別に複数あるキャニスタ(図示せず)のそれぞれに分けて保存しており、搬送装置19に載ったカップPが、商品選択ボタンで選択した飲料に対応した粉末の原料を供給する原料供給装置22の投下位置に停止すると、所定量の粉末の原料をカップP内に供給するようになっている。なお、これら原料供給装置22及び液体放出装置23は、特許請求の範囲の「飲料調製装置」に相当する。
【0024】
液体放出装置23は、水、湯、炭酸水、フレッシュジュース、ミネラルウォータ等の液体の飲料用原料をカップPに供給する装置である。また、液体放出装置23は、氷も供給するようになっている。そして、この液体放出装置23は、前記した原料供給装置22から供給された粉末の原料に液体の原料を調合することによって、搬送装置19上のカップP内で飲料を生成するようになっている。
【0025】
ベンドステージVは、図4(a)及び図4(b)に示すように、上部に弁M1と付勢ばねM2が組み込まれた流入弁Mと、自動販売機1内のコンプレッサ(図示せず)から流入弁Mに圧縮空気を送るパイプRと、流入弁MからベンドステージVの内部に圧縮空気を流し込む流入口27bとを備えている。また、ベンドステージVは、カップPからこぼれた液体や、販売口15から入り込んだほこり、ゴミ等をベンドステージVから排出するための排出口27cをその下部に備えている。
【0026】
この流入弁Mは、自動販売機1内のコンプレッサから圧縮空気が送られると、流入弁Mの弁M1と付勢ばねM2とが圧縮空気で押し下げられるようになっている。そして、流入口27bから圧縮空気がベンドステージVの内部に噴射されることによって、ベンドステージVの内部のほこりやゴミ、こぼれた液体等が、排出口27cから排出されるようになっている。
また、圧縮空気が流れていないときは、流入弁Mの弁M1が付勢ばねM2で上方に付勢されることによって、流入口27bとパイプRとの流通路が遮断されて、ベンドステージV内には空気などが流れないようになっている。
【0027】
販売口15には、図3(a)から図3(f)に示すように、自動錠前機能を備えた販売口扉15cが設けられている。この販売口扉15cは、ベンドステージVに飲料入りカップPを載せた搬送装置19が配置されている状態(図3(e)及び図3(f)参照)で、搬送装置19からカップPを取り外すとき(図3(f)参照)以外は、販売口扉15cは施錠されるようになっている。すなわち、ゲート28cが閉まり、搬送装置19がベンドステージV内の所定の位置に停止すると、販売口扉15cの自動錠前機能が解除されるとともに、販売口扉15cが開くことによって、ベンドステージVから販売口15(図4(a)及び図4(b)参照)を介して飲料入りカップPを取り出すことができるようになっている。
【0028】
搬送レールFは、図2に示すように、カップ供給装置12の下方からベンドステージV内に至るように設定されている。この搬送レールFのゲート26c及びゲート28cにかかる箇所にはスリットが入れられており、ゲート26cを閉めると原料供給装置22と液体放出装置23とが隔壁26とゲート26cとで完全に仕切られるとともに、ゲート28cを閉めると液体放出装置23とベンドステージVとが隔壁28とゲート28cとで完全に仕切られるようになっている。また、搬送レールFは、搬送装置19の駆動電力を流すことができるように構成されている。
【0029】
搬送装置19は、例えば、搬送レールF上を移動するための車輪と、この車輪に動力を供給するためのモータと、搬送装置19上でカップPを保持するホルダNとで構成することができる。このモータの電力は、搬送レールFから取り込むようになっている。
このように構成された搬送装置19は、搬送レールFに流す電力を調整することによって、カップ供給装置12の下方からベンドステージVまでの搬送レールFに沿って移動又は停止をしながらカップPを搬送することができるようになっている。
また、搬送装置19を移動させるにあたって、搬送装置19の内部にモータを搭載する代わりに、搬送装置19の移動方法としてベルトによる移動手段が用いられてもよい。
【0030】
隔壁26は、カップ供給装置12及び原料供給装置22が収納される空間と、液体放出装置23が収納される空間とを仕切るとともに、搬送装置19が通過するためのゲート26cを備えている。隔壁28は、液体放出装置23が収納される空間とベンドステージVを構成する空間とを仕切るとともに、搬送装置19が通過するためのゲート28cを備えている。このようにして隔壁26及び隔壁28で仕切られることによって、カップ供給装置12及び原料供給装置22と、液体放出装置23との間は遮断されている。
【0031】
ゲート26cは、隔壁26に設けられた開閉手段であり、原料供給装置22の下方から液体放出装置23の下方に向かって搬送装置19が移動するときに、搬送装置19の移動に合わせてゲート26cは開くとともに、搬送装置19が通過すると、ゲート26cが閉じるようになっている。
ゲート28cは、隔壁28に設けられた開閉手段であり、液体放出装置23の下方からベンドステージVに向かって搬送装置19が移動するときに、搬送装置19の移動に合わせてゲート28cは開くとともに、搬送装置19が通過すると、ゲート28cが閉じるようになっている。
この開閉手段は、モータ、ベルト、ばね、圧縮空気等を用いてゲート28c及びゲート26cを開閉するようになっており、自動販売機1の内部に設けられた図示しない制御装置によってゲート28c,26cの開閉の制御が行われている。
【0032】
次に、このように構成された自動販売機1の動作について説明する。
図3(a)から図3(f)は、搬送装置19の移動に応じたゲート26c、ゲート28c及び販売口扉15cの動作を示した平面図である。なお、初期状態としてゲート28c、ゲート26c及び販売口扉15cは閉じているものとする。まず、自動販売機1の正面の図示しない硬貨投入口から硬貨が投入され、商品選択ボタンで飲料が選択されると、図2に示すように、自動販売機1の内部のカップ供給装置12から搬送装置19にカップPが配置される。搬送装置19にカップPが配置されると、搬送装置19は、商品選択ボタンで選択された飲料に応じた粉末の原料を供給する原料供給装置22の原料投下位置に移動する。そして、搬送装置19がその原料投下位置に停止すると同時に、原料供給装置22は、カップP内に粉末の原料を供給する。ここで、粉末の原料が入ったカップPが搬送装置19に載った状態を図3(a)に示す。
【0033】
次に、所定の粉末の原料がカップPに投入されると、カップPを載せた搬送装置19は、図2及び図3(b)に示すように、液体放出装置23の下方に移動する。このように搬送装置19が移動するにあたって、原料供給装置22と液体放出装置23との間のゲート26cが開かれる。そして、図3(c)に示すように、搬送装置19が液体放出装置23の下方に移動すると、ゲート26cは閉じられる。
搬送装置19が液体放出装置23の投下位置に停止すると、液体放出装置23は、粉末の原料入りのカップP内に所定の液体の原料を投入する。以下、粉末の原料入りカップPに液体が供給されたものを飲料入りカップPと記載する。
【0034】
飲料入りカップPを載せた搬送装置19は、図2及び図3(d)に示すように、ベンドステージVに移動する。このように搬送装置19が移動するにあたって、液体放出装置23とベンドステージVとの間のゲート28cは開かれる。
【0035】
次に、図2及び図3(e)に示すように、ベンドステージVに飲料入りカップPを載せた搬送装置19がベンドステージV内に移動すると、ゲート28cが閉じられる。なお、飲料入りカップPを載せた搬送装置19がベンドステージVに移動している間は、販売口15の販売口扉15cは施錠されている。
そして、搬送装置19がベンドステージV内の所定の位置で停止すると、販売口15の販売口扉15cは、自動錠前機能によって開錠される。したがって、図3(f)に示すように、販売口扉15cを開くことによって、ベンドステージVから販売口15を介して飲料入りカップPを取り出すことができる。
【0036】
次に、ベンドステージVの清掃方法について説明する。図4は、図2のベンドステージを部分的に拡大した正面図である。
【0037】
図4(a)に示すように、ベンドステージVに飲料入りカップPが載った搬送装置19が配置されている状態では、ベンドステージVの上部に設けた流入弁Mは閉じており、流入弁Mから空気などが流れ込まないようになっている。また、排出口27cは、飲料入りカップPからのこぼれた液体などを排出することができるようになっている。
【0038】
図4(b)に示すように、搬送装置19に載っている飲料入りカップPが販売口15から取り出されるとともに、販売口15に設けられた販売口扉15c(図3参照)が閉じられると、この販売口扉15cは施錠される。そして、販売口扉15cが施錠されると、自動販売機1の内部に配設されたコンプレッサは、圧縮空気をベンドステージVの上部に設けた流入弁Mの流入口27bからベンドステージV内に向けて噴射する。このような圧縮空気の噴射によって、ベンドステージVの内部のほこり、ゴミ、こぼれた液体等が、排出口27cから排出される。
【0039】
このように構成された自動販売機1によれば、この機内にカップ供給装置12及び原料供給装置22と、液体放出装置23と、ベンドステージVとを一列に配備し、それぞれ隔壁26,28で仕切り、この隔壁26にはゲート26cを、そして隔壁28にはゲート28cを備え、自動販売機1の正面に備える販売口15の販売口扉15cに自動錠前機能を備えることによって、飲料入りカップPを取り出す際に、販売口15の販売口扉15cからほこりやゴミ等がベンドステージV内に侵入しても、ゲート28C及び隔壁28があるために、液体放出装置23にほこりやゴミが入ることがない。また、ゲート26c及び隔壁26があるために、原料供給装置22及びカップ供給装置12にほこりやゴミが侵入することがなく、ベンドステージVより先のこれら装置側へのほこりやゴミの侵入を防止できるので、衛生面の向上が図られる。
【0040】
また、ベンドステージVにほこりやゴミなどが侵入した場合でも、ベンドステージVの上部に設けた流入弁Mの流入口27bから圧縮空気をベンドステージVの空間内に吹付けることによって、ほこりやゴミなどを下部に設けた排出口27cから排出させることができる。そのため、飲料入りカップPが搬送装置19によってベンドステージVに搬送されてきても、飲料入りカップP内にほこりやゴミが混入することは防止される。
【0041】
また、このような自動販売機1によれば、飲料入りカップPを取り出す際に、販売口15の販売口扉15cから昆虫類がベンドステージV内に侵入しても、ゲート28c及び隔壁28があるために、液体放出装置23に昆虫類が入ることがない。また、ゲート26c及び隔壁26があるために、原料供給装置22及びカップ供給装置12に昆虫類が侵入することがなく、ベンドステージVより先のこれら装置側への昆虫類の侵入を防止できるので、衛生面の向上が図られる。
【0042】
(第2の実施の形態)
次に、図面を参照して、本発明の第2の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の詳細について説明する。なお、この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明は省略する。
図5(a)は、第2の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の一部断面図を含む平面図、図5(b)は、図5(a)に示したカップ式飲料自動販売機の一部断面図を含む側面図である。
【0043】
図5(a)に示すように、本実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機(以下、単に「自動販売機」という)2は、扇形に配置した複数の原料供給装置22からなる装置群と、原料供給装置22の装置群の両端に配置されたカップ供給装置12と、これら原料供給装置22及びカップ供給装置12に対して隔壁26を介して配置された液体放出装置23と、この液体放出装置23に対して隔壁28を介して配置されたベンドステージVとを備えている。この自動販売機2は、各原料供給装置22及び各カップ供給装置12のそれぞれが、扇形の中心位置に粉末の原料やカップPを排出するようになっている。カップ供給装置12と液体放出装置23の間は、隔壁26で仕切られており、液体放出装置23とベンドステージVの間は、隔壁28で仕切られている。これら隔壁26及び隔壁28には、それぞれ、開閉自在なゲート26c及びゲート28cが配置されている。また、ベンドステージVが対面する外壁Uには、販売口15が形成されており、この販売口15には、自動錠前機能を備えた販売口扉15cが取り付けられている。また、自動販売機2の内部には、図示しない制御装置や、炭酸ガスボンベ、飲料水用タンク、製氷機、コンプレッサ等が配設されている。なお、初期状態としてのゲート28c、ゲート26c及び販売口扉15cは閉じている。
【0044】
また、自動販売機2の販売口15が設けられる正面には、図示しない硬貨投入口と、商品選択ボタン及び添加物調節ボタン等が配置されている。
ここで、カップ供給装置12、原料供給装置22、液体放出装置23等の構成は、第1の実施の形態に示したものと同様の構成である。
【0045】
このように構成された自動販売機2は、外部正面の硬貨投入口から所定金額の硬貨が投入された後、商品選択ボタンで飲料が選択されると、図5(a)及び図5(b)に示すように、カップ供給装置12から搬送装置19にカップPが供給される。その後、第1の実施の形態と同様にしてカップP内には、原料供給装置22から選択ボタンで選択された飲料に応じた粉末の原料が供給される。
【0046】
そして、原料入りカップPを載せた搬送装置19がカップ供給装置12と液体放出装置23の間の隔壁26に設けられたゲート26cを通過し、液体放出装置23の下方の所定の位置に停止すると、液体放出装置23は、カップP内に液体の原料や氷等を投入する。なおゲート26cは、搬送装置19が通過した後に閉じられる。
【0047】
そして、カップP内では、原料供給装置22から供給された粉末の原料と液体の原料とが調合されることによって飲料が生成される。以下、粉末の原料入りカップPに液体が供給されたものを飲料入りカップPと記載する。
【0048】
次に、飲料入りカップPを載せた搬送装置19は、液体放出装置23の下方からベンドステージVに向かって進行する。ゲート28cは、搬送装置19が通過した後に閉じられる。そして、搬送装置19がベンドステージVの所定の位置に停止すると、販売口扉15cは自動錠前機能によって開錠される。したがって、販売口扉15cを開くことによって、ベンドステージVから販売口15を介して飲料入りカップPを取り出すことができる。
【0049】
そして、飲料入りカップPが、ベンドステージVから取り出されるとともに販売口扉15cが閉じられると、自動錠前機能によって販売口扉15cが施錠される。そして、販売口扉15cが施錠されると、自動販売機2の内部に設けられた図示しないコンプレッサからベンドステージVに設けられた流入弁M(図5(b)参照)に圧縮空気が送られることによって、流入口27bを通じてベンドステージVに圧縮空気が吹付けられる。このように圧縮空気が吹付けられることによって、ベンドステージVの内部は清掃されるとともに、ベンドステージVの下部に設けられた排出口27cからほこりやゴミなどは排出される。
【0050】
このような自動販売機2によれば、飲料入りカップPを取り出す際に販売口15からほこりやゴミ等がベンドステージVに侵入しても、ベンドステージVと液体放出装置23との間が、隔壁28及びゲート28cで仕切られているため、ベンドステージVに侵入したほこりやゴミ等が液体放出装置23に侵入することは防止される。
【0051】
また、販売口15からみて液体放出装置23よりも自動販売機2の奥に配置されているカップ供給装置12及び原料供給装置22は、液体放出装置23との間が隔壁26及びゲート26cで仕切られているため、液体放出装置23にほこりやゴミが侵入した場合でも、ここからほこりやゴミがカップ供給装置12や原料供給装置22に侵入することは防止される。
【0052】
また、ベンドステージV内に、ほこりやゴミなどが侵入した状態で販売口扉15cが施錠されている場合でも、流入弁Mの流入口27bから圧縮空気がベンドステージVに吹付けられることによって、ほこりやゴミが排出口27cから排出されるので、ベンドステージV内の衛生状態は良好に維持される。
【0053】
さらに、自動販売機2は、複数の原料供給装置22を扇型に配置するとともに、その両端部にカップ供給装置12を設けているので、自動販売機2の内部構成がコンパクトになり、搬送装置19の移動距離が短くなる。このため自動販売機2の商品選択ボタンを押してから、飲料入りカップPを取り出すまでに要する工程時間が短縮される。
【0054】
(第3の実施の形態)
次に、図面を参照して、本発明の第3の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機について説明する。なお、この第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明は省略する。
参照する図面において、図6(a)及び図6(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る自動販売機の販売口扉周りの構造を上方からみたときの概略図である。
【0055】
図6(a)及び図6(b)に示すように、本実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機(以下、単に「自動販売機」という)3は、第1実施形態及び第2実施形態の自動販売機1,2のベンドステージVに代えて、ベンドステージV1及びベンドステージV2を備えている。これらベンドステージV1及びベンドステージV2は、外壁Uに沿って相互に並んで配列されるとともに、販売口15に対して左右に移動可能となっている。また、この自動販売機3には、ベンドステージV1及びベンドステージV2が移動することによって、各ベンドステージV1,V2が販売口15と接続されなくなったときに、各ベンドステージV1,V2を密閉状態にするための壁Tが設けられている。これらベンドステージV1及びベンドステージV2の移動には、モータ、歯車、ベルト等の移動手段が用いられればよい。
【0056】
この自動販売機3では、図6(a)に示すように、ベンドステージV1が販売口15に接続している時は、もう一方のベンドステージV2は、自動販売機3の正面の販売口扉15c、商品選択ボタン等が配置される外壁U及び壁Tで密閉されている。したがって、ベンドステージV2の上部、すなわち第1の実施の形態の自動販売機1(図2参照)と同様の位置に配置された流入弁M(図2参照)からベンドステージV2内に圧縮空気を流し込むことによって、ベンドステージV2の下部、すなわち第1の実施の形態の自動販売機1(図2参照)と同様の位置に配置された排出口27c(図2参照)からベンドステージV2内のほこりやゴミ等が排出されるので、この自動販売機3は、衛生状態が良好に維持される。
【0057】
また、この自動販売機3では、ベンドステージV1内の搬送装置19から飲料入りカップPが取り出された後、販売口15の販売口扉15cが閉じるのと同時に自動錠前機能により販売口扉15cが施錠される。そして、図6(b)に示すように、ベンドステージV1とベンドステージV2とが平行移動するとともに、販売口15にベンドステージV2が接続する。この時、外壁Uと壁TによってベンドステージV1は密閉状態になる。したがって、ベンドステージV1の上部に設けられる流入弁MからベンドステージV1内に圧縮空気を流し込むことによって、ベンドステージV1内のほこりやゴミ等が排出口27cから排出されるので、この自動販売機3では、衛生状態が良好に維持される。
【0058】
したがって、この自動販売機3によれば、ベンドステージV1又はベンドステージV2のどちらか一方を利用している時は、片方を清掃することによって常に衛生状態の維持を行い、飲料入りカップPがベンドステージV1又はベンドステージV2に搬送されたときに、常にきれいな状態で利用できるようになっている。
なお、ベンドステージV1とベンドステージV2の設置の仕方は特に限定されるものではなく、装置の構成に合わせて左右又は上下に設ける構成としてもよい
【0059】
(第4の実施の形態)
次に、図面を参照して、本発明の第4の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の詳細について説明する。なお、この第4の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明は省略する。
参照する図面において、図7は、第4の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の内部構成部品を示す正面図、図8は、図7のベンドステージの天井部を構成する隔壁の外観を示す部分拡大斜視図である。
【0060】
図7に示すように、本実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機(以下、単に「自動販売機」という)4は、第1の実施の形態に係る自動販売機1(図2参照)と同様に、カップ供給装置12、原料供給装置22、液体放出装置23、隔壁26,28、ゲート26c,ゲート28c、搬送装置19、ベンドステージV、販売口15及び販売口扉15cを備えるとともに、さらに自動販売機4の内部には、制御装置17並びにいずれも図示しない炭酸ガスボンベ、飲料水用タンク、製氷機、コンプレッサ、硬貨投入口、商品選択ボタン及び添加物調節ボタンが配設されている。
【0061】
また、この自動販売機4は、ベンドステージVの上部に高温の水蒸気を発生するスチーマ20を備えるとともに、ベンドステージV内にスチーマ20で発生させた水蒸気を噴射させるためのノズル16と、スチーマ20とノズル16とを接続する配管18と、この配管18の途中に配置された電磁弁14とを備えている。なお、スチーマ20は、特許請求の範囲にいう「殺虫処理装置」に相当する。
【0062】
スチーマ20は、高温の水蒸気を発生させるとともに、発生した水蒸気を配管18内に送り込むようになっている。このスチーマ20としては、高温の水蒸気を発生することができればよく、公知の構成のものを使用することができる。このスチーマ20の配置位置としては、前記したベンドステージVの上部に限定されず、自動販売機4の内部空間のいずれの位置であってもよい。
【0063】
ノズル16は、図8を併せて参照すると明らかなように、ベンドステージVの天井部を構成する四角錐状の隔壁29の頂上部に取り付けられている。
【0064】
電磁弁14は、制御装置20に接続されており、その開閉の切替えが制御装置17によって制御されている。この電磁弁14は、このように開閉が切り替えられることによって、ノズル16から水蒸気を噴射させ、あるいはその噴射を停止させるようになっている。
【0065】
制御装置17は、第1の実施の形態に使用される制御装置と同様に、ゲート26c,28cの開閉動作並びに販売口扉15cの施錠及び開錠動作を制御するとともに、これらゲート26c,28cの開閉動作並びに販売口扉15cの施錠及び開錠動作に関連付けて電磁弁14の開閉を切り替えることにより、ノズル16における水蒸気の噴射時期を制御するように構成されている。
【0066】
ノズル16における水蒸気の噴射時期は、例えば、顧客が商品選択ボタンで所望の飲料を選択したことによって、ゲート26c,28cが開く前、あるいは顧客が販売口15から商品を取り出して販売口扉15cが閉じた後、あるいは顧客が商品選択ボタンで所望の飲料を選択していないが、販売口扉15cが開いた後などに設定することができる。
【0067】
次に、この自動販売機4の動作について説明する。この自動販売機4では、顧客が図示しない商品選択ボタンで所望の飲料を選択すると、第1の実施の形態と同様にして、カップ供給装置12から供給されたカップPを搬送装置19がベンドステージVに向けて搬送する途中で、原料供給装置22及び液体放出装置23からカップP内に固体及び液体の原料が投入されることによって飲料が生成される。そして、この自動販売機4では、第1の実施の形態と同様にして、カップPがベンドステージVに向けて搬送される際に、ゲート26c,28cは、その開閉が制御装置17によって制御されるとともに、販売口扉15cは、制御装置17によってその施錠及び開錠の動作が制御される。
【0068】
また、この自動販売機4は、制御装置17によって前記したタイミングでノズルからベンドステージV内に向けて高温の水蒸気を噴射する。すなわち、この自動販売機4は、前記したようにゲート26c,28cが開く前にベンドステージV内にノズルから高温の水蒸気を噴射することによって、販売口扉15cが開かれてベンドステージVに入り込んだ昆虫類を駆除する。
【0069】
ノズル16から噴射する水蒸気の温度及び水蒸気の噴射時間は、昆虫類を駆除することができる温度及び噴射時間であれば特に制限はないが、ベンドステージV内での最低温度が70℃以上に維持されるように水蒸気を噴射するのが好ましく、昆虫類の駆除効果に対するスチーマ20における熱効率を考慮すると、104℃程度の水蒸気を5秒程度噴射するのがさらに好ましい。また、このように水蒸気を噴射するにあたって、ノズル16における水蒸気の噴射率は、使用する水(常温)の容積に換算して0.7cm3 /秒程度に設定すればよい。
【0070】
このような自動販売機4によれば、第1の実施の形態と同様に、販売口扉15c(図3参照)を開いてベンドステージVから飲料入りカップPを取り出す際に、販売口15からほこりやゴミ、昆虫類がベンドステージV内に侵入しても、ゲート28c及び隔壁28があるために、液体放出装置23にほこりやゴミ、昆虫類が入ることがない。また、ゲート26c及び隔壁26があるために、原料供給装置22及びカップ供給装置12にほこりやゴミ、昆虫類が侵入することがなく、ベンドステージVより先のこれら装置側へのほこりやゴミ、昆虫類の侵入を防止できるので、衛生面の向上が図られる。
【0071】
また、このような自動販売機4によれば、前記した所定のタイミングでベンドステージV内に高温の水蒸気が噴射されることによって、ベンドステージVに入り込んだ昆虫類は駆除される。したがって、搬送装置19が移動する際にゲート26c,28cが開かれても、カップ供給装置12、原料供給装置22及び液体放出装置23内に昆虫類が侵入するのを防止することができる。
【0072】
また、ベンドステージVの天井部を構成する隔壁29は、四角錐状になっているので、ベンドステージV内で水蒸気が行き届かない死角の形成を極力低減させることができる。したがって、ベンドステージV内の昆虫類に効率よく水蒸気を噴射することができる。
【0073】
なお、本実施の形態では、ノズル16から水蒸気が噴射されるように構成したが、本発明の自動販売機4は、ノズル16から熱水が噴射されるように構成してもよい。このような自動販売機4では、スチーマ20に代えて熱水供給装置が使用されればよい。また、ノズル16から噴射させる熱水の温度及び噴射時間は、昆虫類を駆除することができる温度及び噴射時間であれば特に制限はないが、昆虫類の駆除効果に対する熱水供給装置における熱効率を考慮すると、80℃程度の熱水を30秒程度噴射するのが好ましい。
このような自動販売機によれば、昆虫類を駆除することができるとともに、ベンドステージV内を洗浄することもできる。
【0074】
(第5の実施の形態)
次に、図面を参照して、本発明の第5の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の詳細について説明する。なお、この第5の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明は省略する。
参照する図面において、図9は、第5の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の内部構成部品を示す正面図、図10は、図9のベンドステージの天井部を構成する隔壁の外観を示す部分拡大斜視図である。
【0075】
図9に示すように、本実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機(以下、単に「自動販売機」という)5は、第1の実施の形態に係る自動販売機1(図2参照)と同様に、カップ供給装置12、原料供給装置22、液体放出装置23、隔壁26,28、ゲート26c,ゲート28c、搬送装置19、ベンドステージV、販売口15及び販売口扉15cを備えるとともに、さらに自動販売機5の内部には、制御装置21並びにいずれも図示しない炭酸ガスボンベ、飲料水用タンク、製氷機、コンプレッサ、硬貨投入口、商品選択ボタン及び添加物調節ボタンが配設されている。
【0076】
また、この自動販売機5は、ベンドステージVにマイクロ波発生装置33(マグネトロン)を備えている。このマイクロ波発生装置33は、図10を併せて参照すると明らかなように、ベンドステージVの天井部を構成する四角錐状の隔壁30の頂上部に導波管32を介して取り付けられている。この隔壁30には、通気孔27bが形成されている。この通気孔27bは、後記する排気装置を使用してベンドステージVの空気を排出する際に、ベンドステージV内に空気を取り入れるためのものである。
【0077】
マイクロ波発生装置33は、制御装置21に接続されており、マイクロ波発生装置33のオン・オフの切替えが制御装置21によって制御されている。このマイクロ波発生装置33は、このようにオン・オフが切り替えられることによって、ベンドステージV内にマイクロ波を照射し、あるいはその照射を停止するようになっている。なお、このマイクロ波発生装置33は、特許請求の範囲にいう「殺虫処理装置」に相当する。
【0078】
制御装置21は、第1の実施の形態に使用される制御装置と同様に、ゲート26c,28cの開閉動作並びに販売口扉15c(図3参照)の施錠及び開錠動作を制御するとともに、これらゲート26c,28cの開閉動作並びに販売口扉15cの施錠及び開錠動作に関連付けてマイクロ波発生装置33のオン・オフを切り替えることにより、マイクロ波の照射時期を制御するように構成されている。
【0079】
マイクロ波の照射時期は、例えば、顧客が商品選択ボタンで所望の飲料を選択したことによって、ゲート26c,28cが開く前、あるいは顧客が商品を販売口15から商品を取り出して販売口扉15cが閉じた後、あるいは顧客が商品選択ボタンで所望の飲料を選択していないが、販売口扉15cが開いた後などに設定することができる。
【0080】
ベンドステージVの床部には、第1の実施の形態と同様に、排出口27cが形成されるとともに、この排気口27cには、排気ダクト34を介して排気装置35(排気ファン)が取り付けられている。そして、排気口27cと排気装置35とを繋ぐ排気ダクト34の途中には、さらにトラップ36が配置されている。
【0081】
次に、この自動販売機5の動作について説明する。この自動販売機5では、顧客が図示しない商品選択ボタンで所望の飲料を選択すると、第1の実施の形態と同様にして、カップ供給装置12から供給されたカップPを搬送装置19がベンドステージVに向けて搬送する途中で、原料供給装置22及び液体放出装置23からカップP内に固体及び液体の原料が投入されることによって飲料が生成される。そして、この自動販売機4では、第1の実施の形態と同様にして、カップPがベンドステージVに向けて搬送される際に、ゲート26c,28cは、その開閉が制御装置21によって制御されるとともに、販売口扉15c(図3参照)は、制御装置21によってその施錠及び開錠の動作が制御される。
【0082】
また、この自動販売機5は、制御装置21によって前記したタイミングでマイクロ波発生装置33からベンドステージV内に向けてマイクロ波を照射する。すなわち、この自動販売機5は、前記したようにゲート26c,28cが開く前にベンドステージV内にマイクロ波を照射することによって、販売口扉15cが開かれてベンドステージVに入り込んだ昆虫類を駆除する。
【0083】
また、この自動販売機5は、マイクロ波の照射が終了すると、排気装置35が駆動しはじめる。ベンドステージVの空気が排出口27cから排出されるとともに、ベンドステージVの天井部を構成する隔壁30に形成された通気孔27bから空気がベンドステージV内に空気が流れ込む。その結果、ベンドステージV内には、天井部から床部に向かう気流が発生する。この気流によって、ベンドステージV内の昆虫類の死骸は、排出口27cから排気ダクト34を介してトラップ36に運ばれる。運ばれた昆虫類の死骸は、トラップ36で捕獲される。
【0084】
このような自動販売機5によれば、第1の実施の形態と同様に、販売口扉15cを開いてベンドステージVから飲料入りカップPを取り出す際に、販売口15からほこりやゴミ、昆虫類がベンドステージV内に侵入しても、ゲート28c及び隔壁28があるために、液体放出装置23にほこりやゴミ、昆虫類が入ることがない。また、ゲート26c及び隔壁26があるために、原料供給装置22及びカップ供給装置12にほこりやゴミ、昆虫類が侵入することがなく、ベンドステージVより先のこれら装置側へのほこりやゴミ、昆虫類の侵入を防止できるので、衛生面の向上が図られる。
【0085】
また、このような自動販売機5によれば、前記した所定のタイミングでベンドステージV内にマイクロ波が照射されることによって、ベンドステージVに入り込んだ昆虫類は駆除される。したがって、搬送装置19が移動する際にゲート26c,28cが開かれても、カップ供給装置12、原料供給装置22及び液体放出装置23内に昆虫類が侵入するのを防止することができる。
【0086】
また、ベンドステージVの天井部を構成する隔壁30は、四角錐状になっているので、ベンドステージV内でマイクロ波が行き届かない死角の形成を極力低減させることができる。したがって、ベンドステージV内の昆虫類に効率よくマイクロ波を照射することができる。
【0087】
また、この自動販売機5によれば、ベンドステージVに付設された排気装置35によって、ベンドステージV内の昆虫類の死骸がベンドステージV外へ排除される。したがって、この自動販売機5は、ベンドステージV内の衛生状態を良好に維持することができる。
【0088】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の自動販売機はこれらの実施の形態によって限定されるものではない。例えば、第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係る自動販売機1,2は、カップ供給装置12及び原料供給装置22と液体放出装置23との間を隔壁26で仕切る構成としたが、隔壁26を取り外し、カップ供給装置12、原料供給装置22及び液体放出装置23とベンドステージVとの間を隔壁28で仕切る構成としてもよい。
【0089】
また、第1の実施の形態に係る自動販売機1は、カップ供給装置12と原料供給装置22との間に隔壁を設けてこれら装置をこの隔壁で仕切る構成としてもよい。
【0090】
また、第1乃至第4の実施の形態に係る自動販売機1,2,3,4では、ベンドステージV内に圧縮空気、水蒸気または熱水を噴射するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、流入口27bやノズルからベンドステージV内に消毒剤を散布するようにし、下部の排出口27cから消毒剤を強制排気するように構成してもよい。
【0091】
また、本発明の自動販売機は、カップP内に投入した粉末の原料と液体の原料とを撹拌するためのスクリューを備えた攪拌手段を備えていてもよい。
【0092】
また、販売口15に設けた販売口扉15cは、手動で開けるものであってもよいが、制御装置で販売口扉15cの開閉が制御される自動式であってもよい。また、本発明の自動販売機に使用される販売口扉は、第1乃至第4の実施の形態で示した回動式の販売口扉15cに代えてスライド式のものであってもよい。
【0093】
また、第4及び第5の実施の形態に係る自動販売機4,5では、ベンドステージVの天井部を構成する隔壁29,30を四角錐状にしたが、これら隔壁29,30は、円錐形状であってもよい。
【0094】
また、第5の実施の形態では、導波管32を介してマイクロ波発生装置33を取り付けたが、導波管32に代えて同軸ケーブルが使用されてもよい。
【0095】
また、第1乃至第5の実施の形態では、ゲート26c及びゲート28cがスライドして開閉するように構成したが、本発明の自動販売機では、ゲート26c及びゲート28cが水平方向に延びる支軸を中心に回動して開く回動式のものであってもよい。
【0096】
また、本発明の自動販売機は、第1乃至第5の実施の形態におけるベンドステージVを、スペーサによって搬送装置19が移動する方向に沿って並ぶ複数の小室に分割するとともに、前記スペーサには、搬送装置19で搬送されるカップPが通過可能なように開閉自在にゲートが形成されていてもよい。
【0097】
また、このような自動販売機は、複数の前記小室のうち少なくとも1つにスチーマ20やマイクロ波発生装置33が取り付けられていればよい。
【0098】
このような自動販売機によれば、販売口15からカップ供給装置12並びに原料供給装置22及び液体放出装置23に至る塵芥や昆虫類の侵入路がスペーサで分断されているので、カップ供給装置12並びに原料供給装置22及び液体放出装置23への昆虫類の侵入がさらに確実に回避される。
また、第1乃至第5の実施の形態では、原料供給装置22及び液体放出装置23からそれぞれ供給される粉末の原料及び液体の原料をカップP内に投入することによってカップ入り飲料を調製するように構成しているが、本発明の自動販売機は、これに限定されず、例えばフレッシュジュースやミネラルウォータのように液体放出装置23から供給される飲料をカップPに投入することによってカップ入り飲料を調製するように構成してもよい。
また、第1乃至第5の実施の形態における飲料調製装置は、原料供給装置22及び液体放出装置23で構成しているが、本発明の自動販売機は、これに限定されず、例えばコーヒー豆を供給するキャニスタ、ミル及びブリューワ等を有するレギュラコーヒー供給装置をさらに含む飲料調製装置を備えるものであってもよい。
【0099】
また、第1乃至第5の実施の形態の自動販売機では、前記したコンプレッサを配置するコンプレッサ室を自動販売機内に設けるようにしているが、これに限定されるものではなく、当該コンプレッサ室は、自動販売機と別体で自動販売機外に配置してもよい。このような自動販売機によれば、より確実に塵芥や昆虫類の機内への侵入を防止することができる。
【0100】
【発明の効果】
本発明のカップ式飲料自動販売機によれば、衛生管理をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の内部構成部品を示す正面図である。
【図2】図1の一部を拡大した正面図である。
【図3】図3(a)〜図3(f)は、搬送装置の移動による各ゲート、販売口扉の動作を示した平面図である。
【図4】図4(a)は、ベンドステージの流入弁が閉じた状態を示す正面図、図4(b)は、ベンドステージの流入弁が開いた状態を示す正面図である。
【図5】図5(a)は、第2の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の一部断面図を含む平面図、図5(b)は、図5(a)に示したカップ式飲料自動販売機の一部断面図を含む側面図である。
【図6】図6(a)及び図6(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る自動販売機の販売口扉周りの構造を上方からみたときの概略図である。
【図7】第4の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の内部構成部品を示す正面図である。
【図8】図7のベンドステージの天井部を構成する隔壁の外観を示す部分拡大斜視図である。
【図9】第5の実施の形態に係るカップ式飲料自動販売機の内部構成部品を示す正面図である。
【図10】図9のベンドステージの天井部を構成する隔壁の外観を示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 カップ式飲料自動販売機(自動販売機)
11 収納容器
12 カップ供給装置
15 販売口
15c 販売口扉
19 搬送装置
20 スチーマ(殺虫処理装置)
22 原料供給装置(飲料調製装置)
23 液体放出装置(飲料調製装置)
27b 流入口
27c 排出口
28 隔壁
28c ゲート
33 マイクロ波発生装置(殺虫処理装置)
V ベンドステージ(カップ配置室)

Claims (5)

  1. カップを供給するカップ供給装置と、
    飲料用原料を供給する原料供給装置と、
    飲料生成用の液体を放出する液体放出装置と、
    前記カップ供給装置、前記原料供給装置、及び前記液体放出装置を収納する収納容器と、
    前記収納容器に形成されて前記カップ入り飲料をこの収納容器から取り出すための販売口と、
    この販売口を塞ぐとともに、この販売口に開閉自在に取り付けられた販売口扉と、
    前記カップ供給装置で供給された前記カップを、前記原料供給装置及び前記液体放出装置を経由して前記販売口に向かうように搬送する搬送装置とを備えるカップ式飲料自動販売機であって、
    前記収納容器内で前記原料供給装置が配置される空間と前記液体放出装置が配置される空間とを仕切る隔壁と、
    前記販売口で開口するように前記収納容器内でカップ配置室を仕切る隔壁と、
    前記搬送装置で搬送される前記カップが通過可能なように開閉自在に前記隔壁にそれぞれ形成されたゲートとを備えることを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機において、
    前記カップ配置室の上部に形成されて、このカップ配置室内に流体を導き入れるための流入口と、
    このカップ配置室の下部に形成されて、このカップ配置室内に導き入れられた流体をカップ配置室外に排出するための排出口とを備えることを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  3. 請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機において、
    前記カップ配置室に取り付けられるとともに、このカップ配置室内を殺虫処理するための殺虫処理装置とを備えることを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  4. 請求項3に記載のカップ式飲料自動販売機において、
    前記殺虫処理装置は、前記カップ配置室内に高温の水蒸気を噴射するスチーマであることを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  5. 請求項3に記載のカップ式飲料自動販売機において、 前記殺虫処理装置は、前記カップ配置室内にマイクロ波を照射するマイクロ波発生装置であることを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
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