JP4064094B2 - 車両用周辺監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用周辺監視装置に係り、特に、車両周辺領域が撮影されている撮像画像を表示ディスプレイに表示する際に、運転補助線を該撮像画像に合わせて重畳的に表示し得るうえで好適な車両用周辺監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開2000−172996号公報に開示される如く、車両周囲の互いに異なる領域が撮影されている複数の撮像画像を択一的に又は合成して表示ディスプレイに表示する車両用周辺監視装置が知られている。この装置は、車両前部および後部に配置された複数のカメラを備えており、車両周囲の互いに異なる領域が撮影された複数の撮像画像を取得し得る。また、この装置は、表示ディスプレイの画像表示を切り替えるための運転者が操作可能なスイッチ(以下、画像切替スイッチと称す)を有している。
【0003】
上記従来の装置において、運転者が例えば車両を左方に寄せるための“左寄せ”スイッチを選択すると、表示ディスプレイには、左前方又は左後方が撮影された撮像画像が表示されると共に、運転者の運転操作を補助するための運転補助線がその撮像画像に合わせて重畳表示される。このため、上記従来の車両用周辺監視装置においては、運転者に障害物との接近の有無等を表示ディスプレイ上で容易に認識させることができ、運転者による車両の安全走行を確保することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、運転者の中には、車両周辺の領域が撮影された撮像画像のみが表示ディスプレイに表示されることを望み、運転補助線の表示を望まない運転者が存在する。このため、一律に運転補助線を表示ディスプレイに表示するのは、運転補助線の表示を望まない運転者にとって煩わしいものとなる。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、表示ディスプレイにおける運転補助線の表示有無の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能な車両用周辺監視装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、車両周辺の互いに異なる領域が撮影されている複数の撮像画像を択一的に運転者が視認可能な表示ディスプレイに表示する際に、該表示ディスプレイに運転補助線を該撮像画像に合わせて重畳的に表示し得る車両用周辺監視装置であって、
所定のスイッチがオン・オフ操作される毎に前記表示ディスプレイに表示する撮像画像を前記複数の撮像画像のうちで所定の順序に従って切り替えると共に、該所定のスイッチのオン操作が所定時間継続した場合に前記運転補助線の該表示ディスプレイへの表示を禁止・中止する表示制御手段を備える車両用周辺監視装置により達成される。
【0013】
発明において、所定のスイッチは、車両周辺の互いに異なる領域についての複数の撮像画像のうち何れの撮像画像を表示ディスプレイに表示するか否かを設定する機能と、撮像画像が表示ディスプレイに表示された際に運転補助線を撮像画像に合わせて重畳表示するか否かを設定する機能とを有している。この場合には、撮像画像を表示ディスプレイに表示するか否かを設定するためのスイッチを複数の撮像画像それぞれに対応して設ける必要がなく、また、運転補助線の表示有無を切り替えるための専用のスイッチを設ける必要がない。従って、本発明によれば、表示ディスプレイに表示すべき撮像画像の切り替えと、表示ディスプレイにおける運転補助線の表示有無の切り替えと、を簡素な構成で実現させることができる。
【0014】
この場合、請求項に記載する如く、請求項1記載の車両用周辺監視装置において、前記所定のスイッチが、車両の操舵方向が変化するように運転者により回転操作されるステアリングホイールに配設されていることとすれば、運転者がステアリングホイールから手を放すことなく所定のスイッチが操作されるため、表示ディスプレイにおける運転補助線の表示有無の切り替えを操作性よく行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1実施例である車両用周辺監視装置20のシステム構成図を示す。本実施例の車両用周辺監視装置20を搭載する車両は、運転席を車両右側に有し、運転者によるステアリング操作に従って転舵する転舵輪としての前輪と、非転舵輪としての後輪とを有する車両である。本実施例において、車両用周辺監視装置20は、モニタ用電子制御コンピュータ(以下、単にコンピュータと称す)22を備えており、コンピュータ22により制御される。
【0016】
コンピュータ22には、車両前部のグリル中央に配設されたフロントカメラ24、車両の運転席側とは反対側の側部(例えば、ドアミラーステー)に配設されたサイドカメラ26、及び、車両後部のバックドア中央に配設されたバックカメラ28が接続されている。尚、フロントカメラ24及びバックカメラ28を車両前部または車両後部のバンパ等に配設することとしてもよく、また、サイドカメラ26をドアミラーステー以外の側部に配設することとしてもよい。
【0017】
図2は、本実施例における各カメラ24〜28の撮影領域を表した図を示す。尚、図2には各カメラ24〜28の撮影領域が斜線で示されており、図2(A)は車両30の側面図が、図2(B)は車両30の正面図が、それぞれ示されている。図2に示す如く、フロントカメラ24は、車両30の前部から前方に指向された光軸を有し、その前方に広がる運転者の死角領域を含む所定領域を撮影する。サイドカメラ26は、車両30の側部から側方および前側方に指向された光軸を有し、その方向に広がる運転者の死角領域を含む所定領域を撮影する。また、バックカメラ28は、車両30の後部から後方に指向された光軸を有し、その後方に広がる運転者の死角領域を含む所定領域を撮影する。各カメラ24〜28の撮影した画像(以下では、それぞれ、前方撮像画像、側方撮像画像、及び後方撮像画像と称す)は、それぞれ、図1に示す如く、コンピュータ22が内蔵する映像切替器32に供給されている。
【0018】
コンピュータ22の映像切替器32には、表示ディスプレイ34が接続されている。表示ディスプレイ34は、運転者が視認可能となるように車室内のコンソール等に配設されている。映像切替器32は、映像制御部36に接続されており、映像制御部36から供給される指令信号に基づいて、フロントカメラ24による前方撮像画像、サイドカメラ26による側方撮像画像、及び、バックカメラ28による後方撮像画像のうちから一の撮像画像を選択し、その撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されるように表示ディスプレイ34を駆動する。
【0019】
コンピュータ22には、また、フロント画面要求スイッチ40、サイド画面要求スイッチ42、及びバック画面要求スイッチ44が接続されている。以下、フロント画面要求スイッチ40、サイド画面要求スイッチ42、及びバック画面要求スイッチ44を総称する場合は、単に画面要求スイッチ40〜44と称す。
【0020】
図3は、本実施例における各画面要求スイッチ40〜44の配設位置を説明するための図を示す。各画面要求スイッチ40〜44は、それぞれ運転者が操作可能となるように車室内に配設されている。具体的には、各画面要求スイッチ40〜44は、図3に示す如く、車両30に搭乗した運転者が車両30の操舵方向を変化させるために回転操作するステアリングホイール46の表面に並んで配設されている。このため、運転者は、ステアリングホイール46から手を放すことなく画面要求スイッチ40〜44を操作することが可能となっている。
【0021】
フロント画面要求スイッチ40は、運転者が表示ディスプレイ34にフロントカメラ24による前方撮像画像の表示を要求しているか否かに応じた信号を出力するスイッチであり、常態でオフ状態に維持され、運転者が押圧操作している間だけオン状態となるスイッチである。サイド画面要求スイッチ42は、運転者が表示ディスプレイ34にサイドカメラ26による側方撮像画像の表示を要求しているか否かに応じた信号を出力するスイッチであり、常態でオフ状態に維持され、運転者が押圧操作している間だけオン状態となるスイッチである。また、バック画面要求スイッチ44は、運転者が表示ディスプレイ34にバックカメラ28による後方撮像画像の表示を要求しているか否かに応じた信号を出力するスイッチであり、常態でオフ状態に維持され、運転者が押圧操作している間だけオン状態となるスイッチである。各画面要求スイッチ40〜44の出力信号は、それぞれコンピュータ22が内蔵する画面要求スイッチ入力部48に供給されている。コンピュータ22の画面要求スイッチ入力部48は、各画面要求スイッチ40〜44の出力信号に基づいて、運転者が操作する画面要求スイッチ40〜44を判定する。
【0022】
画面要求スイッチ入力部48には、上記した映像制御部36が接続されている。映像制御部36は、画面要求スイッチ入力部48による判定結果に基づいて、運転者が表示ディスプレイ34への表示を要求する撮像画像を判定し、その要求に応じた指令信号を映像切替器32に供給する。映像切替器32は、上述の如く、映像制御部36から供給される指令信号に基づいて選択した一の撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されるように表示ディスプレイ34を駆動する。尚、表示ディスプレイ34に後方撮像画像が表示される際は、その画像は、運転者の視認性を向上させるべく、バックカメラ28が現に撮影した画像と左右反対の画像となる。
【0023】
コンピュータ22は、ガイド線重畳表示器50を内蔵している。ガイド線重畳表示器50は、車両30に配設された各種センサ(図示せず)の出力信号に基づく舵角、ヨーレート、及び車速等に基づいて車両30に生ずる旋回半径を推定する。そして、車体のうち最も小さな半径で移動する旋回内側の後輪が実際に通過すると予想される軌跡(以下、内輪予想軌跡と称す)X1、最も大きな半径で移動する旋回外側の前輪が実際に通過すると予想される軌跡(以下、外輪予想軌跡と称す)X2、及び、内輪予想軌跡X1と外輪予想軌跡X2との間において、車両30の後端部から所定距離(例えば、50cmおよび1m)だけ離間する車幅方向に延在する2本の線(以下、距離目安線と称す)Mを演算する。
【0024】
また、ガイド線重畳表示器50は、仮に車両30が左右それぞれについて許容されている最大の操舵角で移動した際に通過すると予想される旋回外側の軌跡(以下、最大移動軌跡と称す)Y、及び、車両30の車幅を表す延長線(以下、車幅延長線と称す)Zの、表示ディスプレイ34に表示される撮像画像上でのそれぞれの位置を、車体とカメラ24〜28の光軸との位置関係から把握している。以下、これらの軌跡及び線X1,X2,Y,Zを総称する場合は、ガイド線と称す。
【0025】
画面要求スイッチ入力部48には、また、ガイド線制御部52が接続されている。ガイド線制御部52は、上記のガイド線重畳表示器50に接続している。ガイド線制御部52は、画面要求スイッチ入力部48による判定結果に基づいて運転者が操作する画面要求スイッチ40〜44を検出し、画面要求スイッチ40〜44が操作されている継続時間等の演算を行うと共に、後に詳述する処理を行う。そして、その結果を基に上記のガイド線を撮像画像に合わせて表示ディスプレイ34に重畳表示するか否かを判定し、その判定結果に応じた指令信号をガイド線重畳表示器50に供給する。
【0026】
ガイド線重畳表示器50は、ガイド線制御部52から供給される指令信号に基づいて、ガイド線を表示ディスプレイ34に重畳表示するか否かを検出する。具体的には、ガイド線を表示ディスプレイ34に重畳表示すべきでない旨の指令信号が供給された場合には、ガイド線の重畳表示を禁止し、一方、ガイド線を表示ディスプレイ34に重畳表示すべき旨の指令信号が供給された場合には、ガイド線の重畳表示を許可する。
【0027】
次に、本実施例の車両用周辺監視装置20の動作について説明する。
【0028】
図4は、本実施例においてフロントカメラ24による前方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示すべき状況を説明するための図を示す。図5は、本実施例においてサイドカメラ26による側方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示すべき状況を説明するための図を示す。また、図6は、本実施例においてバックカメラ28による後方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示すべき状況を説明するための図を示す。尚、図4(A)、図5(A)、及び図6(A)には各状況を模式的に表した図が、また、図4(B)、図5(B)、及び図6(B)には表示ディスプレイ34に表示される撮像画像及びそれに重畳表示されたガイド線を表した図が、それぞれ示されている。
【0029】
例えば図4(A)に示す状況下で車両30が側壁60の手前で適切に左旋回するためには、車両30の右前部と側壁60との隙間(図4(A)において○印で示す部分)を運転者に把握させることが適切である。本実施例において、運転者は、側壁60の手前で旋回する場合、フロント画面要求スイッチ40を操作することにより、フロントカメラ24による前方撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を要求する。
【0030】
この場合、コンピュータ22の映像制御部36は、フロントカメラ24による前方撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されるように映像切替器32に指令信号を供給する。かかる信号が映像切替器32に供給されると、表示ディスプレイ34には、フロントカメラ24による前方撮像画像が表示される。また、コンピュータ22のガイド線制御部52は、外輪予想軌跡X2が表示ディスプレイ34に撮像画像に合わせて表示されるようにガイド線重畳表示器50に指令信号を供給する。かかる信号がガイド線重畳表示器50に供給されると、表示ディスプレイ34には、外輪予想軌跡X2が重畳表示される(図4(B))。
【0031】
このように、車両30が側壁60の手前で旋回する際にフロント画面要求スイッチ40が操作されれば、車両前方の視界が外輪予想軌跡X2と共に表示ディスプレイ34を介して運転者に提供されることとなるので、運転者に車両30が側壁60にどの程度接近するかを把握させることが可能となり、車両30を側壁60に接触させることなく旋回させることが可能となる。
【0032】
また、例えば図5(A)に示す状況下で車両30が障害物70に接触することなく左旋回するためには、旋回内側の車両左側方の視界を運転者に提供することにより車両30と障害物70との隙間を運転者に把握させることが適切である。本実施例において、運転者は、車両30を障害物70に接触しないように左旋回させる場合、サイド画面要求スイッチ42を操作することにより、サイドカメラ26による側方撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を要求する。
【0033】
この場合、コンピュータ22の映像制御部36は、サイドカメラ26による側方撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されるように映像切替器32に指令信号を供給する。かかる信号が映像切替器32に供給されると、表示ディスプレイ34には、サイドカメラ26による側方撮像画像が表示される。また、コンピュータ22のガイド線制御部52は、内輪予想軌跡X1および車幅方向線Zが表示ディスプレイ34に撮像画像に合わせて表示されるようにガイド線重畳表示器50に指令信号を供給する。かかる信号がガイド線重畳表示器50に供給されると、表示ディスプレイ34には、内輪予想軌跡X1および車幅方向線Zが重畳表示される(図5(B))。尚、この際、内輪予想軌跡X1と車幅延長線Zとを、表示ディスプレイ34上で形状や彩色等が互いに異なるように表示することとしてもよい。
【0034】
このように、車両30が左折時等に左旋回する際にサイド画面要求スイッチ42が操作されれば、車両側方の視界が内輪予想軌跡X1および車幅方向線Zと共に表示ディスプレイ34を介して運転者に提供されることとなるので、運転者に車両30が障害物70にどの程度接近するのかを把握させると共に、巻き込み確認を行わせることが可能となり、車両30を障害物70に接触させることなく左旋回させることが可能となる。
【0035】
車両後方は運転者にとって死角の多い領域である。従って、例えば図6(A)に示す状況下で車両30が障害物80の近傍まで障害物80に接触することなく後退するためには、車両後方の視界を運転者に提供することにより車両30と障害物80との隙間を運転者に把握させることが適切である。本実施例において、運転者は、車両30を障害物80の近傍まで後退させる場合、バック画面要求スイッチ44を操作することにより、バックカメラ28による後方撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を要求する。
【0036】
この場合、コンピュータ22の映像制御部36は、バックカメラ28による後方撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されるように映像切替器32に指令信号を供給する。かかる信号が映像切替器32に供給されると、表示ディスプレイ34には、バックカメラ28による後方撮像画像が表示される。また、コンピュータ22のガイド線制御部52は、内輪予想軌跡X1、外輪予想軌跡X2、距離目安線M、及び、最大移動軌跡Yが表示ディスプレイ34に撮像画像に合わせて表示されるようにガイド線重畳表示器50に指令信号を供給する。かかる信号がガイド線重畳表示器50に供給されると、表示ディスプレイ34には、内輪予想軌跡X1、外輪予想軌跡X2、距離目安線M、及び、最大移動軌跡Yが重畳表示される(図6(B))。尚、この際、各軌跡及び線を、表示ディスプレイ34上で形状や彩色等が互いに異なるように表示することとしてもよい。
【0037】
このように、車両30が障害物80の近傍まで後退される際にバック画面要求スイッチ44が操作されれば、車両後方の視界が各種ガイド線と共に表示ディスプレイ34を介して運転者に提供されることとなるので、運転者に車両30が障害物80にどの程度接近するのかを把握させることが可能となり、車両30を障害物80に接触させることなく後退させることが可能となる。
【0038】
ところで、車両30の運転者の中には、表示ディスプレイ34に、車両30の周辺領域の撮像画像のみの表示を望み、ガイド線の表示を望まない運転者が存在する。このため、ガイド線を一律に表示ディスプレイ34に表示することは、ガイド線の表示を望まない運転者にとって煩わしいものとなる。従って、運転者の利便性を考慮すると、ガイド線の表示の有無を運転者の意思に応じて切り替えることができることが望ましい。一方、そのガイド線の表示の有無を切り替えるための専用のスイッチを設けることとなると、運転席周りのスペースは限られたものであるので、煩雑になると共に、運転者のスイッチの認識性が低下してしまう。
【0039】
そこで、本実施例においては、表示ディスプレイ34におけるガイド線の表示有無の切り替えを簡素な構成で実現させることとする。以下、図7を参照して、本実施例の特徴点について説明する。
【0040】
本実施例においては、各カメラ24〜28による撮像画像の表示が要求される際、運転者が、ステアリングホイール46の表面に配設された画面要求スイッチ40〜44を操作する。すなわち、各カメラ24〜28による撮像画像を表示ディスプレイ34に表示するための画面要求スイッチ40〜44が、ステアリングホイール46の表面に配設されている。従って、かかる画面要求スイッチ40〜44に、各カメラ24〜28による撮像画像を表示するための機能と共に、ガイド線の表示の有無を切り替えるための機能を持たせることとすれば、表示ディスプレイ34におけるガイド線の表示有無の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能となる。
【0041】
図7は、上記の機能を実現すべく、本実施例においてコンピュータ22の映像制御部36及びガイド線制御部52が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図7に示すルーチンは、その処理が終了するごとに繰り返し起動されるルーチンである。図7に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
【0042】
ステップ100では、フロント画面要求スイッチ40、サイド画面要求スイッチ42、及びバック画面要求スイッチ44のうち何れか一の画面要求スイッチが操作されたか否か、すなわち、表示ディスプレイ34に何れかのカメラ24〜28による撮像画像の表示が要求されたか否かが判別される。その結果、画面要求スイッチ40〜44の何れもが操作されていないと判別された場合は、以後、何らの処理も進められることなく今回のルーチンは終了される。一方、画面要求スイッチ40〜44の何れかが操作されたと判別された場合は、次にステップ102の処理が実行される。
【0043】
ステップ102では、上記ステップ100において操作されたと判別された画面要求スイッチ40〜44に対応するカメラ24〜28による撮像画像を表示ディスプレイ34に表示する処理が実行される。本ステップ102の処理が実行されると、以後、表示ディスプレイ34には要求に応じた領域の視界が映し出されることとなる。
【0044】
ステップ104では、上記ステップ102において表示ディスプレイ34に表示される撮像画像に対応させて、表示ディスプレイ34に各種ガイド線を重畳表示する処理が実行される。本ステップ104の処理が実行されると、以後、表示ディスプレイ34には運転者の運転操作を補助するためのガイド線が映し出されることとなる。
【0045】
ステップ106では、上記ステップ100において画面要求スイッチ40〜44の操作が開始されてからその操作が行われている継続時間Tが所定時間T0に達しているか否かが判別される。尚、所定時間T0は、表示ディスプレイ34に表示されているガイド線をその画面から消去するための最小継続時間Tであり、例えば3秒等に予め設定されている。その結果、T≧T0が成立しないと判別された場合は、今回のルーチンは終了され、ガイド線の表示ディスプレイ34への重畳表示は継続される。一方、T≧T0が成立すると判別された場合は、次にステップ108の処理が実行される。
【0046】
ステップ108では、表示ディスプレイ34に重畳表示されたガイド線を、その画面から消去する処理が実行される。本ステップ108の処理が実行されると、以後、表示ディスプレイ34には、ガイド線が映し出されることなく、カメラ24〜28による撮像画像のみが映し出されることとなる。
【0047】
ステップ110では、上記ステップ100において画面要求スイッチ40〜44の操作が開始されてからその操作が行われている継続時間Tが所定時間T1(>T0)に達しているか否かが判別される。尚、所定時間T1は、表示ディスプレイ34に表示されているカメラ24〜28による撮像画像をその画面から消去するための最小時間Tであり、上記した所定時間T0よりも長い例えば5秒等に予め設定されている。その結果、T≧T1が成立しないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、T≧T1が成立すると判別された場合は、次にステップ112の処理が実行される。
【0048】
ステップ112では、表示ディスプレイ34における撮像画像の表示を中止する処理が実行される。本ステップ112の処理が実行されると、以後、表示ディスプレイ34における画面がオフ状態とされる。本ステップ112の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0049】
上記図7に示すルーチンによれば、画面要求スイッチ40〜44の操作が開始された際に、その要求に応じたカメラ24〜28による撮像画像及びその撮像画像に対応するガイド線を表示ディスプレイ34に表示することができると共に、その後、そのスイッチ操作が所定時間T0継続することによりガイド線の表示を禁止・中止することができ、更にその後、そのスイッチ操作が所定時間T1継続することにより撮像画像の表示を禁止・中止することができる。すなわち、画面要求スイッチ40〜44が操作される継続時間の長さに応じて、カメラ24〜28による撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を許可・禁止することができ、また、ガイド線の表示ディスプレイ34への表示を許可・禁止することができる。
【0050】
このように、本実施例においては、画面要求スイッチ40〜44が操作されることによりカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、その操作継続時間の長短により、ガイド線の表示ディスプレイ34への表示を継続するか或いはその表示を禁止するかが設定されると共に、カメラ24〜28による撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を継続するか或いはその表示を禁止するかが設定される。従って、本実施例の車両用周辺装置20によれば、運転者の意思に応じた表示ディスプレイ34における表示を実現することが可能となっており、運転者の利便性の向上が図られている。
【0051】
また、本実施例においては、画面要求スイッチ40〜44が、カメラ24〜28による撮像画像を表示ディスプレイ34に表示するか否かを設定する機能と共に、ガイド線を撮像画像に合わせて重畳表示するか否かを設定する機能を有している。このため、本実施例においては、ガイド線を表示ディスプレイ34に撮像画像に合わせて重畳表示するか否かを切り替えるための専用のスイッチを設ける必要がなく、また、撮像画像の表示を中止するための専用のスイッチを設ける必要がない。従って、本実施例の車両用周辺監視装置20によれば、表示ディスプレイ34におけるガイド線の重畳表示の有無の切り替え、及び、撮像画像の表示の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能となっている。
【0052】
また、本実施例においては、画面要求スイッチ40〜44に上記した機能が集約されることとなるので、スイッチが増加することに起因する運転者のスイッチの認識性の低下を防止することができ、誤操作を低減させることができると共に、運転者の操作負担を軽減させることが可能となっている。
【0053】
更に、本実施例においては、各画面要求スイッチ40、42、及び44がステアリングホイール46に配設されているので、運転者がステアリングホイール46から手を放すことなく画面要求スイッチ40、42、及び44を操作することが可能である。従って、本実施例の構成によれば、表示ディスプレイ34におけるガイド線の表示有無の切り替えおよび撮像画像の表示有無の切り替えを操作性よく行うことが可能となっている。
【0054】
尚、上記の第1実施例においては、フロント画面要求スイッチ40、サイド画面要求スイッチ42、及びバック画面要求スイッチ44が特許請求の範囲に記載した「所定のスイッチ」に、ガイド線X1,X2,Y,Mが特許請求の範囲に記載した「運転補助線」に、それぞれ相当していると共に、コンピュータ22が図7に示すルーチン中のステップ104〜112の処理を実行することにより請求項1及び2に記載した「表示制御手段」が実現されている。
【0055】
ところで、上記の第1実施例においては、画面要求スイッチ40〜44の操作継続時間Tが所定時間T1に達した後は、ガイド線と共にカメラ24〜28による撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されなくなるが、更に画面要求スイッチ40〜44の操作が継続した場合にガイド線および撮像画像の表示を再開し、循環的にその表示の切り替えを行うこととしてもよい。
【0056】
次に、上記図1及び図7と共に、図8を参照して、本発明の第2実施例について説明する。本実施例のシステムは、上記図1に示す車両用周辺監視装置20において、コンピュータ22に図8に示すルーチンを実行させることにより実現される。
【0057】
上記した第1実施例では、表示ディスプレイ34におけるガイド線の重畳表示の有無の切り替え、及び、撮像画像の表示の切り替えを、画面要求スイッチ40〜44が操作されている継続時間の長短に基づいて設定することとしていた。これに対して、本実施例においては、それらの切り替えを、画面要求スイッチ40〜44がオン・オフ操作される回数の大小に基づいて設定することとする。
【0058】
図8は、本実施例においてコンピュータ22の映像制御部36及びガイド線制御部52が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図8に示すルーチンは、その処理終了する毎に起動されるルーチンである。尚、図8において、上記図7に示すステップと同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。すなわち、図8に示すルーチンにおいては、ステップ104で表示ディスプレイ34にガイド線を重畳表示する処理が実行された後、ステップ120の処理が実行される。
【0059】
ステップ120では、上記ステップ100で画面要求スイッチ40〜44の操作が開始された後の所定時間(例えば5秒)内に、同一の画面要求スイッチ40〜44がオン・オフ操作された回数N、すなわち、同一の画面要求スイッチ40〜44が押圧操作された回数Nが所定値N0に達しているか否かが判別される。尚、所定値N0は、表示ディスプレイ34に表示されているガイド線をその画面から消去するための、画面要求スイッチ40〜44の操作が開始された後の所定時間内に操作すべき最小回数Nであり、例えば3回等に予め設定されている。その結果、N≧N0が成立しないと判別された場合は、今回のルーチンは終了され、ガイド線の表示ディスプレイ34への重畳表示は継続される。
【0060】
一方、N≧N0が成立すると判別された場合は、次に上記したステップ108の処理が実行され、表示ディスプレイ34に重畳表示されたガイド線がその画面から消去される。そして、ステップ108の処理が実行された後、次にステップ122の処理が実行される。
【0061】
ステップ122では、上記ステップ100で画面要求スイッチ40〜44の操作が開始された後の所定時間内に、同一の画面要求スイッチ40〜44がオン・オフ操作された回数N、すなわち、同一の画面要求スイッチ40〜44が押圧操作された回数Nが所定値N1に達しているか否かが判別される。尚、所定値N1は、表示ディスプレイ34に表示されているカメラ24〜28による撮像画像をその画面から消去するための最小回数Nであり、上記した所定値N0よりも大きな例えば5回等に予め設定されている。その結果、N≧N1が成立しないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、N≧N1が成立すると判別された場合は、次に上記したステップ112の処理が実行され、表示ディスプレイ34における撮像画像がその画面から消去される。
【0062】
上記図8に示すルーチンによれば、画面要求スイッチ40〜44の操作が開始された際に、その要求に応じたカメラ24〜28による撮像画像及びその撮像画像に対応するガイド線を表示ディスプレイ34に表示することができると共に、その後、同一の画面要求スイッチ40〜44の操作が所定時間内に一定回数N0行われることによりガイド線の表示を禁止・中止することができ、また、そのスイッチ40〜44の操作が所定時間内に一定回数N1行われることにより撮像画像の表示を禁止・中止することができる。すなわち、画面要求スイッチ40〜44の操作によりカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線を表示ディスプレイ34に表示した後、所定時間内にその画面要求スイッチ40〜44が操作される回数に応じて、カメラ24〜28による撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を許可・禁止することができ、また、ガイド線の表示ディスプレイ34への表示を許可・禁止することができる。
【0063】
このように、本実施例においては、画面要求スイッチ40〜44の操作によりカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、所定時間内のその画面要求スイッチ40〜44の操作回数により、ガイド線の表示ディスプレイ34への表示を継続するか或いはその表示を禁止するかが設定されると共に、カメラ24〜28による撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を継続するか或いはその表示を禁止するかが設定される。従って、本実施例の車両用周辺装置20においても、上記した第1実施例の場合と同様に、運転者の意思に応じた表示ディスプレイ34における表示を実現することが可能となっており、運転者の利便性の向上が図られている。
【0064】
また、本実施例においても、画面要求スイッチ40〜44が、カメラ24〜28による撮像画像を表示ディスプレイ34に表示するか否かを設定する機能と共に、ガイド線を撮像画像に合わせて重畳表示するか否かを設定する機能を有している。従って、本実施例の車両用周辺監視装置20においても、表示ディスプレイ34におけるガイド線の重畳表示の有無の切り替え、及び、撮像画像の表示の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能となっている。更に、本実施例においても、画面要求スイッチ40〜44に上記した機能が集約されるので、上記した第1実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0065】
尚、上記の第2実施例においては、コンピュータ22が図8に示すルーチン中のステップ104、120、108、122、及び112の処理を実行することにより請求項3及び4に記載した「表示制御手段」が実現されている。
【0066】
次に、上記図1及び図7と共に、図9を参照して、本発明の第3実施例について説明する。本実施例のシステムは、上記図1に示す車両用周辺監視装置20において、コンピュータ22に図9に示すルーチンを実行させることにより実現される。
【0067】
上記した第1実施例では、表示ディスプレイ34におけるガイド線の重畳表示の有無の切り替え、及び、撮像画像の表示の切り替えを、画面要求スイッチ40〜44が操作されている継続時間の長短に基づいて設定することとしていた。これに対して、本実施例においては、それらの切り替えを、画面要求スイッチ40〜44がオン・オフ操作される毎に順に行うこととしている。
【0068】
図9は、本実施例においてコンピュータ22の映像制御部36及びガイド線制御部52が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図9に示すルーチンは、その処理終了する毎に起動されるルーチンである。尚、図9において、上記図7に示すステップと同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。すなわち、図9に示すルーチンにおいては、ステップ104で表示ディスプレイ34にガイド線を重畳表示する処理が実行された後、ステップ150の処理が実行される。
【0069】
ステップ150では、上記ステップ100で画面要求スイッチ40〜44が操作された後に同一の画面要求スイッチ40〜44がオフ・オン操作されたか否かが判別される。本ステップ150の処理は、かかる条件が成立すると判別されるまで繰り返し実行される。その結果、同一の画面要求スイッチ40〜44がオフ・オン操作されたと判別された場合は、次に上記したステップ108の処理が実行され、表示ディスプレイ34に重畳表示されたガイド線がその画面から消去される。そして、ステップ108の処理が実行された後、次にステップ152の処理が実行される。
【0070】
ステップ152では、再び同一の画面要求スイッチ40〜44がオフ・オン操作されたか否かが判別される。本ステップ152の処理は、かかる条件が成立すると判別されるまで繰り返し実行される。その結果、同一の画面要求スイッチ40〜44がオフ・オン操作されたと判別された場合は、次に上記したステップ112の処理が実行され、表示ディスプレイ34における撮像画像がその画面から消去される。
【0071】
上記図9に示すルーチンによれば、画面要求スイッチ40〜44の操作が開始された際に、その要求に応じたカメラ24〜28による撮像画像及びその撮像画像に対応するガイド線を表示ディスプレイ34に表示することができると共に、次に、同一の画面要求スイッチ40〜44が操作されることによりガイド線の表示を禁止・中止することができ、更に、その同一の画面要求スイッチ40〜44が操作されることにより撮像画像の表示を禁止・中止することができる。
【0072】
このように、本実施例においては、画面要求スイッチ40〜44の操作によりカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、同一の画面要求スイッチ40〜44が操作される毎に、ガイド線の表示が許可される状態から禁止される状態へ切り替わると共に、カメラ24〜28による撮像画像の表示が許可される状態から禁止される状態へ切り替わる。従って、本実施例の車両用周辺装置20においては、上記した第1実施例の場合と同様に、運転者の意思に応じた表示ディスプレイ34における表示を実現することが可能となっており、運転者の利便性の向上が図られている。
【0073】
また、本実施例においては、画面要求スイッチ40〜44が、カメラ24〜28による撮像画像を表示ディスプレイ34に表示するか否かを設定する機能と共に、ガイド線を撮像画像に合わせて重畳表示するか否かを設定する機能を有している。従って、本実施例の車両用周辺監視装置20においても、表示ディスプレイ34におけるガイド線の重畳表示の有無の切り替え、及び、撮像画像の表示の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能となっている。更に、本実施例においても、画面要求スイッチ40〜44に上記した機能が集約されるので、上記した第1実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0074】
尚、上記の第3実施例においては、コンピュータ22が図9に示すルーチン中のステップ104、150、108、152、及び112の処理を実行することにより請求項5及び6に記載した「表示制御手段」が実現されている。
【0075】
ところで、上記の第3実施例においては、画面要求スイッチ40〜44の操作によりカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、同一の画面要求スイッチ40〜44が2回操作された場合にガイド線と共にカメラ24〜28による撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されなくなるが、更に同一の画面要求スイッチ40〜44が操作された場合にカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線の表示を再開し、循環的にその表示の切り替えを行うこととしてもよい。
【0076】
次に、上記図1、図3、及び図7と共に、図10及び図11を参照して、本発明の第4実施例について説明する。本実施例のシステムは、上記図1に示す構成において、フロント画面要求スイッチ40、サイド画面要求スイッチ42、及びバック画面要求スイッチ44に代えて単一の画面要求スイッチ90を用いることにより実現される。
【0077】
上記した第1実施例では、フロントカメラ24、サイドカメラ26、及びバックカメラ28に対応させて3つの画面要求スイッチ(フロント画面要求スイッチ40、サイド画面要求スイッチ42、及びバック画面要求スイッチ44)を設けている。これに対して、本実施例においては、単一の画面要求スイッチ90を用いて、表示ディスプレイ34における表示を行い、上記した第1実施例の場合と同様の効果を実現する。
【0078】
図10は、本実施例における画面要求スイッチ90の配設位置を説明するための図を示す。尚、図10において、上記図3に示す構成部分と同一の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。コンピュータ22には、画面要求スイッチ90が接続されている。画面要求スイッチ90は、運転者が操作可能となるようにステアリングホイール46の表面に配設されている。このため、運転者は、ステアリングホイール46から手を放すことなく画面要求スイッチ90を操作することが可能となっている。
【0079】
画面要求スイッチ90は、常態でオフ状態に維持され、運転者が押圧操作している間だけオン状態となるスイッチである。画面要求スイッチ90の出力信号は、コンピュータ22の画面要求スイッチ入力部48に供給されている。画面要求スイッチ入力部48は、その出力信号に基づいて運転者が画面要求スイッチ90を操作しているか否かを判別する。映像制御部36は、画面要求スイッチ90が操作された回数を計数する機能を有している。
【0080】
次に、図11を参照して、本実施例の車両用周辺監視装置20の動作について説明する。
【0081】
図11は、本実施例においてコンピュータ22の映像制御部36及びガイド線制御部52が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図11に示すルーチンは、その処理終了する毎に起動されるルーチンである。尚、図11において、上記図7に示すステップと同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。すなわち、図11に示すルーチンにおいては、ステップ100で画面要求スイッチ90が操作されたと判別された場合、次にステップ200の処理が実行される。
【0082】
ステップ200では、上記ステップ100において肯定判定された結果として、画面要求スイッチ90がオン・オフ操作された総回数Xが3の倍数であるか否かが判別される(X=3・n;ただしn=0,1,2,・・・)。その結果、X=3・nが成立すると判別された場合は、次にステップ202の処理が実行される。一方、X=3・nが成立しないと判別された場合は、次にステップ204の処理が実行される。
【0083】
ステップ202では、フロントカメラ24が撮影した車両前方の前方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示する処理が実行される。本ステップ202の処理が実行されると、以後、表示ディスプレイ34に車両前方の視界が映し出されることとなる。本ステップ202の処理が終了すると、次にステップ210の処理が実行される。
【0084】
ステップ204では、上記ステップ100において肯定判定された結果として、画面要求スイッチ90がオン・オフ操作された総回数Xが(3の倍数+1)であるか否かが判別される(X=3・n+1;ただしn=0,1,2,・・・)。その結果、X=3・n+1が成立すると判別された場合は、次にステップ206の処理が実行される。一方、X=3・n+1が成立しないと判別された場合は、X=3・n+2が成立すると判断できるので、次にステップ208の処理が実行される。
【0085】
ステップ206では、サイドカメラ26が撮影した車両側方の側方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示する処理が実行される。本ステップ206の処理が実行されると、以後、表示ディスプレイ34に車両側方の視界が映し出されることとなる。本ステップ206の処理が終了すると、次にステップ210の処理が実行される。
【0086】
ステップ208では、バックカメラ28が撮影した車両後方の後方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示する処理が実行される。本ステップ208の処理が実行されると、以後、表示ディスプレイ34に車両後方の視界が映し出されることとなる。本ステップ208の処理が終了すると、次にステップ210の処理が実行される。
【0087】
ステップ210では、上記ステップ202、204、又は208の処理により表示ディスプレイ34に表示される撮像画像に対応させて、表示ディスプレイ34に各種ガイド線を重畳表示する処理が実行される。本ステップ210の処理が実行されると、以後、表示ディスプレイ34には運転者の運転操作を補助するためのガイド線が映し出されることとなる。本ステップ210の処理が終了すると、次に上記図7に示したステップ106以降の処理が実行される。
【0088】
上記図11に示すルーチンによれば、画面要求スイッチ90がオン・オフ操作された回数に応じて、表示ディスプレイ34に表示する撮像画像を切り替えることができる。具体的には、その回数が3の倍数である場合はフロントカメラ24による前方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示し、(3の倍数+1)回である場合はサイドカメラ26による側方撮像画像を表示し、(3の倍数+2)回である場合はバックカメラ28による後方撮像画像を表示することができる。すなわち、画面要求スイッチ90が操作される毎に、表示ディスプレイ34に表示する撮像画像を、▲1▼フロントカメラ24による前方撮像画像→▲2▼サイドカメラ26による側方撮像画像→▲3▼バックカメラ28による後方撮像画像の順序で循環的に切り替えることができる。このように、本実施例においては、各カメラ24〜28に対応させてそれぞれ画面要求スイッチを設けることは不要であるので、表示ディスプレイ34における撮像画像の表示の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能となっている。
【0089】
また、上記図11に示すルーチンによれば、画面要求スイッチ90の操作によりカメラ24〜28による撮像画像及びその撮像画像に対応するガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、その画面要求スイッチ90の操作が所定時間T0継続することによりガイド線の表示を禁止・中止することができ、更にその後、そのスイッチ操作が所定時間T1継続することにより撮像画像の表示を禁止・中止することができる。すなわち、画面要求スイッチ40〜44が操作される継続時間の長さに応じて、カメラ24〜28による撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を許可・禁止することができ、また、ガイド線の表示ディスプレイ34への表示を許可・禁止することができる。
【0090】
このように、本実施例においては、画面要求スイッチ90の操作によりカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、その操作継続時間の長短により、ガイド線の表示ディスプレイ34への表示を継続するか或いはその表示を禁止するかが設定されると共に、カメラ24〜28による撮像画像の表示ディスプレイ34への表示を継続するか或いはその表示を禁止するかが設定される。従って、本実施例の車両用周辺装置20によれば、運転者の意思に応じた表示ディスプレイ34における表示を実現することが可能となっており、運転者の利便性の向上が図られている。
【0091】
また、本実施例においては、画面要求スイッチ90が、カメラ24〜28による複数の撮像画像のうち表示ディスプレイ34に表示する撮像画像を選択する機能を有すると共に、その撮像画像の表示ディスプレイ34への表示の許可・禁止を設定する機能と、ガイド線の撮像画像に合わせた重畳表示の許可・禁止を設定する機能とを有している。このため、本実施例においても、ガイド線を表示ディスプレイ34に撮像画像に合わせて重畳表示するか否かを切り替えるための専用のスイッチを設ける必要がなく、また、撮像画像の表示を中止するための専用のスイッチを設ける必要がない。従って、本実施例の車両用周辺監視装置20によれば、表示ディスプレイ34におけるガイド線の重畳表示の有無の切り替え、及び、撮像画像の表示の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能となっている。
【0092】
また、本実施例においては、単一の画面要求スイッチ90に上記した機能が集約されることとなるので、スイッチが増加することに起因する運転者のスイッチの認識性の低下を防止することができ、誤操作を更に低減させることができると共に、運転者の操作負担を更に軽減させることが可能となっている。
【0093】
更に、本実施例においては、画面要求スイッチ90がステアリングホイール46に配設されているので、運転者がステアリングホイール46から手を放すことなく画面要求スイッチ40、42、及び44を操作することが可能である。従って、本実施例の構成によれば、表示ディスプレイ34に表示する撮像画像の切り替え、撮像画像の表示有無の切り替え、及びガイド線の表示有無の切り替えを操作性よく行うことが可能となっている。
【0094】
尚、上記の第4実施例においては、画面要求スイッチ90が請求項7及び9に記載した「所定のスイッチ」に相当していると共に、コンピュータ22が図11に示すルーチン中のステップ200以降の処理を実行することにより請求項7に記載した「表示制御手段」が実現されている。
【0095】
ところで、上記の第4実施例においては、画面要求スイッチ90の操作継続時間Tが所定時間T1に達した後は、ガイド線と共にカメラ24〜28による撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されなくなるが、更に画面要求スイッチ90の操作が継続した場合にガイド線および撮像画像の表示を再開し、循環的にその表示の切り替えを行うこととしてもよい。
【0096】
次に、上記図1、図7、及び図9〜図11と共に、図12を参照して、本発明の第5実施例について説明する。本実施例のシステムは、上記した第5実施例と同様に、上記図1に示す構成において、フロント画面要求スイッチ40、サイド画面要求スイッチ42、及びバック画面要求スイッチ44に代えて単一の画面要求スイッチ90を用いることにより実現される。
【0097】
図12は、本実施例においてコンピュータ22の映像制御部36及びガイド線制御部52が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図12に示すルーチンは、その処理終了する毎に起動されるルーチンである。尚、図12において、上記図7、図9、及び図11に示すステップと同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。すなわち、図12に示すルーチンにおいては、ステップ100で画面要求スイッチ90が操作されたと判別された場合、次にステップ250の処理が実行される。
【0098】
ステップ250では、上記ステップ100で画面要求スイッチ90の操作が開始されてからその操作が行われている継続時間Tが第1の所定時間T10以上でありかつ第2の所定時間T11未満であるか否かが判別される。尚、第1の所定時間T10は、フロントカメラ24による前方撮像画像の表示を開始するための最小の継続時間であり、また、第2の所定時間T11は、サイドカメラ24による側方撮像画像の表示を開始するための最小の継続時間である。その結果、T10≦T<T11が成立すると判別された場合は、次に上記ステップ202の処理が実行され、フロントカメラ24による前方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示する処理が実行される。一方、T10≦T<T11が成立しないと判別された場合は、次にステップ252の処理が実行される。
【0099】
ステップ252では、上記の継続時間Tが第2の所定時間T11以上でありかつ第3の所定時間T12未満であるか否かが判別される。尚、第3の所定時間T12は、バックカメラ28による前方撮像画像の表示を開始するための最小の継続時間である。その結果、T11≦T<T12が成立すると判別された場合は、次に上記ステップ206の処理が実行され、サイドカメラ26による側方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示する処理が実行される。一方、T11≦T<T12が成立しないと判別された場合は、次にステップ254の処理が実行される。
【0100】
ステップ254では、上記の継続時間Tが第3の所定時間T12以上であるか否かが判別される。その結果、T≧T12が成立すると判別された場合は、次にステップ208の処理が実行され、バックカメラ28による後方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示する処理が実行される。一方、T≧T12が成立しないと判別された場合は、今回のルーチンが終了される。
【0101】
ステップ202、206、又は208の処理により表示ディスプレイ34に表示される撮像画像に対応させて、ステップ210において表示ディスプレイ34に各種ガイド線が重畳表示された後、次に上記図9に示したステップ150以降の処理が実行される。
【0102】
上記図12に示すルーチンによれば、まず、画面要求スイッチ90が操作されている継続時間に応じて、表示ディスプレイ34に表示する撮像画像を切り替えることができる。具体的には、継続時間が比較的短い場合はフロントカメラ24による前方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示し、比較的中程度である場合はサイドカメラ26による側方撮像画像を表示し、比較的長い場合はバックカメラ28による後方撮像画像を表示することができる。このように、本実施例においても、上記第4実施例の場合と同様に、各カメラ24〜28に対応させてそれぞれ画面要求スイッチを設けることは不要であるので、表示ディスプレイ34における撮像画像の表示の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能となっている。
【0103】
また、上記図12に示すルーチンによれば、画面要求スイッチ90の操作によりカメラ24〜28による撮像画像及びその撮像画像に対応するガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、その画面要求スイッチ90の短時間(具体的には、時間T10未満)操作によりガイド線の表示を禁止・中止することができ、更に、その画面要求スイッチ90の短時間(具体的には、時間T10未満)操作により撮像画像の表示を禁止・中止することができる。
【0104】
このように、本実施例においては、画面要求スイッチ90の操作によりカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、その画面要求スイッチ90が操作される毎に、ガイド線の表示が許可される状態から禁止される状態へ切り替わると共に、カメラ24〜28による撮像画像の表示が許可される状態から禁止される状態へ切り替わる。従って、本実施例の車両用周辺装置20によれば、運転者の意思に応じた表示ディスプレイ34における表示を実現することが可能となっており、運転者の利便性の向上が図られている。
【0105】
また、本実施例においては、画面要求スイッチ90が、カメラ24〜28による複数の撮像画像のうち表示ディスプレイ34に表示する撮像画像を選択する機能を有すると共に、その撮像画像の表示ディスプレイ34への表示の許可・禁止を設定する機能と、ガイド線の撮像画像に合わせた重畳表示の許可・禁止を設定する機能とを有している。従って、本実施例の車両用周辺監視装置20においても、表示ディスプレイ34におけるガイド線の重畳表示の有無の切り替え、及び、撮像画像の表示の切り替えを簡素な構成で実現させることが可能となっている。更に、本実施例においても、単一の画面要求スイッチ90に上記した機能が集約されるので、上記した第4実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0106】
尚、上記の第5実施例においては、コンピュータ22が図12に示すルーチン中のステップ250以降の処理を実行することにより請求項8に記載した「表示制御手段」が実現されている。
【0107】
ところで、上記の第5実施例においては、画面要求スイッチ90の操作によりカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線が表示ディスプレイ34に表示された後、その画面要求スイッチ90が2回操作された場合にガイド線と共にカメラ24〜28による撮像画像が表示ディスプレイ34に表示されなくなるが、更にその画面要求スイッチ90が操作された場合にカメラ24〜28による撮像画像およびガイド線の表示を再開し、循環的にその表示の切り替えを行うこととしてもよい。
【0108】
ところで、上記の第1乃至第5実施例においては、画面要求スイッチ40〜44,90の操作によりカメラ24〜28による撮像画像の表示ディスプレイ34への表示が開始される際、同時にガイド線の重畳表示を開始することとし、その後所定の条件が成立した場合にそのガイド線の重畳表示を禁止・中止することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カメラ24〜28による撮像画像の表示ディスプレイ34への表示が開始される際には、ガイド線の重畳表示を行わず、その後所定の条件が成立した場合にガイド線の重畳表示を開始することとしてもよい。
【0109】
また、上記の第1乃至第5実施例においては、車体前部に前方領域を撮影するフロントカメラ24を、車体側部に側方領域を撮影するサイドカメラ26を、車体後部に後方領域を撮影するバックカメラ28をそれぞれ配設する構成において、車両前方の状況を運転者に提供する場合はフロントカメラ24による前方撮像画像を、車両側方の状況を運転者に提供する場合はサイドカメラ26による側方撮像画像を、また、車両後方の状況を運転者に提供する場合はバックカメラ28による後方撮像画像を表示ディスプレイ34に表示することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両周囲の全領域を撮影可能な一のカメラを車両に配設する構成において、そのカメラを適宜運転者に提供すべき方向に指向することにより、表示ディスプレイ34に表示する撮像画像について領域の切り替えを行うこととしてもよい。
【0110】
また、上記の第1乃至第5実施例においては、後輪RL,RRを非転舵輪にしかつ前輪FL,FRを転舵輪とする車両が採用されているが、前輪FL,FRを非転舵輪としかつ後輪RL,RRを転舵輪とした車両に適用することも可能である。また、運転席を車両右側に有する車両が採用されているが、運転席を車両左側に有する車両に適用することも可能である。
【0111】
更に、上記の第1乃至第5実施例においては、サイドカメラ26を運転席側とは反対側の側部にのみ配設することとしているが、サイドカメラ26を運転席側と反対側の側部に限らず運転席側の側部に配設することとし、それらの画像を表示ディスプレイ34に表示し得ることとしてもよい。
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、撮像画像を表示ディスプレイに表示するか否かを設定するためのスイッチを複数の撮像画像それぞれに対応して設ける必要がなく、また、運転補助線の表示有無を切り替えるための専用のスイッチを設ける必要がないため、表示ディスプレイに表示すべき撮像画像の切り替えと、表示ディスプレイにおける運転補助線の表示有無の切り替えと、を簡素な構成で実現させることができる。
【0113】
また、請求項記載の発明によれば、表示ディスプレイにおける運転補助線の表示有無の切り替えを操作性よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である車両用周辺監視装置のシステム構成図である。
【図2】本実施例の車両用周辺監視装置が有する各カメラの撮影領域を表した図である。
【図3】本実施例の車両用周辺監視装置が有する各画面要求スイッチの配設位置を説明するための図である。
【図4】本実施例においてフロントカメラによる前方撮像画像を表示ディスプレイに表示すべき状況を説明するための図である。
【図5】本実施例においてサイドカメラによる側方撮像画像を表示ディスプレイに表示すべき状況を説明するための図である。
【図6】本実施例においてバックカメラによる後方撮像画像を表示ディスプレイに表示すべき状況を説明するための図である。
【図7】本実施例において、表示ディスプレイにおける表示を切り替えるべく実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例において、表示ディスプレイにおける表示を切り替えるべく実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例において、表示ディスプレイにおける表示を切り替えるべく実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図10】本発明の第4実施例である車両用周辺監視装置が有する画面要求スイッチの配設位置を説明するための図である。
【図11】本実施例において、表示ディスプレイにおける表示を切り替えるべく実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図12】本発明の第5実施例において、表示ディスプレイにおける表示を切り替えるべく実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
20 車両用周辺監視装置
22 コンピュータ
24 フロントカメラ
26 サイドカメラ
28 バックカメラ
34 表示ディスプレイ
40 フロント画面要求スイッチ
42 サイド画面要求スイッチ
44 バック画面要求スイッチ
46 ステアリングホイール

Claims (2)

  1. 車両周辺の互いに異なる領域が撮影されている複数の撮像画像を択一的に運転者が視認可能な表示ディスプレイに表示する際に、該表示ディスプレイに運転補助線を該撮像画像に合わせて重畳的に表示し得る車両用周辺監視装置であって、
    所定のスイッチがオン・オフ操作される毎に前記表示ディスプレイに表示する撮像画像を前記複数の撮像画像のうちで所定の順序に従って切り替えると共に、該所定のスイッチのオン操作が所定時間継続した場合に前記運転補助線の該表示ディスプレイへの表示を禁止・中止する表示制御手段を備えることを特徴とする車両用周辺監視装置。
  2. 前記所定のスイッチが、車両の操舵方向が変化するように運転者により回転操作されるステアリングホイールに配設されていることを特徴とする請求項1記載の車両用周辺監視装置。
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