JP4064022B2 - デジタルカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタルカメラに関し、詳細には、画像の記録枚数を増加可能なまたはデータ通信時間を低減したデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの撮像素子が高画素化してきており、その代表的な素子であるCCD(Charge Coup1ed Device;電荷結合素子)の場合には150万画素程度の製品が普及し始めている。かかる製品では、例えば、8メガバイトのメモリを使用した場合に、高精細(高品質)モードで撮影すると10枚程度しか記録することができない。
【0003】
もっと多くの撮影枚数を記録したい場合には、記録画素数を小さくしたり、画像データの圧縮率を大きくする必要があり、この場合は高精細モードで撮影した場合に比べて記録する画像品質が悪くならざるを得ない。
【0004】
また、デジタルカメラと通信機能を具備した携帯情報端末(PDA(Personal Digital Assistant))も普及し始めている。このような製品では、デジタルカメラで撮影した静止画像を通信により遠隔地にある通信端末へ送信する機能を有しているが、送信する静止画像のデー夕量が多いと通信時間が長くかかるとともに通信費も多くかかってしまうという問題がある。
【0005】
この問題を解決するために、例えば、特開平9−65111号公報の静止画像伝送装置が提案されている。かかる静止画像伝送装置は、高画質伝送を必要とする画像領域および解像度を指示する制御情報を受信側端末から受信するための制御情報受信部を設け、この制御情報受信部で受信した制御情報に基づき、撮像領域制御部で撮像領域を制御し、また、受信側が指定した画像領域のみを画像入力部から高解像度で入力し、それを送信することにより、不要な高画質画像伝送による通信時間およびコストを削減する技術を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記静止画像伝送装置では、上述の受信側においてのみ高解像度領域が指定されており、送信側では指定することができなかった。
【0007】
また、特開平6−152876号公報に記載された画像入力装置では、領域設定手段によって所望の入力領域を設定すると、解像度設定手段によって、設定された入力領域の縦、横の画素数が表示され、この画素数を所望の値に設定し、画像入力後の解像度を指定する技術が開示されている。
【0008】
しかしながら、特開平6−152876号公報に記載された画像入力装置では、所望の入力領域とその他の領域を別々の解像度で入力することはできないという問題がある。
【0009】
さらに、デジタルカメラで撮影した静止画像を直ちに通信により遠隔地にある通信端末へ送信したい場合、高解像度の画像全部を送信すると通信時間がかかるとともに通信費も多くかかってしまう。また、撮影後に高解像度で送信したい領域を指定する方法だと、撮影から遠隔地にある通信端末が静止画像を受信完了するまでの時間が多くかかってしまうという問題がある。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ユーザーの所望する画像品質を維持しつつ、画像の記録枚数をより多くすることが可能なデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、データ転送時間を短縮して、通信費を低減したデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項の発明は、撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記データ通信手段を介して、まず、前記任意の領域内の画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記任意の領域外の画像データを送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0019】
上記発明によれば、領域指定手段は撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、データ通信制御手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、データ通信手段を介して、まず、任意の領域内の画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは任意の領域外の画像データを送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、任意の領域内の画像データを外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0020】
また、請求項の発明は、撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0021】
上記発明によれば、領域指定手段は撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0022】
また、請求項の発明は、撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0023】
上記発明によれば、領域指定手段は撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0024】
また、請求項の発明は、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0025】
上記発明によれば、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0026】
また、請求項の発明は、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0027】
上記発明によれば、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0034】
また、請求項の発明は、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記データ通信手段を介して、まず、前記任意の領域内の画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記任意の領域外の画像データを送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0035】
上記発明によれば、領域指定手段は画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定し、データ通信制御手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、データ通信手段を介して、まず、任意の領域内の画像データを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは任意の領域外の画像データを送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、任意の領域内の画像データを外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0036】
また、請求項の発明は、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0037】
上記発明によれば、領域指定手段は画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0038】
また、請求項の発明は、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0039】
上記発明によれば、領域指定手段は画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段は、オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0040】
また、請求項の発明は、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0041】
上記発明によれば、画像表示手段には撮影すべき被写体に応じた画像が表示され、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0042】
また、請求項10の発明は、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0043】
上記発明によれば、画像表示手段は撮影すべき被写体に応じた画像が表示され、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0050】
また、請求項11の発明は、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、前記被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記データ通信手段を介して、前記任意の領域内の画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0051】
上記発明によれば、領域指定手段は被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、データ通信制御手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、データ通信手段を介して、任意の領域内の画像データのみを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、任意の領域内の画像データを外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0052】
また、請求項12の発明は、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、前記被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記データ通信手段を介して、まず、前記任意の領域内の画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記任意の領域外の画像データを送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0053】
上記発明によれば、領域指定手段は被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、データ通信制御手段は、領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、データ通信手段を介して、まず、任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは任意の領域外の画像データを送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、任意の領域内の画像データを外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0054】
また、請求項13の発明は、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、前記被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0055】
上記発明によれば、領域指定手段は被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0056】
また、請求項14の発明は、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、前記被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0057】
上記発明によれば、領域指定手段は被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0058】
また、請求項15の発明は、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0059】
上記発明によれば、被写体確認手段により撮影すべき被写体を確認し、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0060】
また、請求項16の発明は、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信するものである。
【0061】
上記発明によれば、被写体確認手段により撮影すべき被写体を確認し、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御する。また、上記発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信する。
【0070】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るデジタルカメラの好適な実施の形態を、[ネットワークシステムの構築例]、[デジタルカメラの構成]、[デジタルカメラの動作例1]〜[デジタルカメラの動作例12]、[デジタルカメラの他の構成例]の順に詳細に説明する。
【0071】
[ネットワークシステムの構築例]
図1は、本発明に係るデジタルカメラを含むネットワークシステムの概略の構築例を示す図である。同図に示すデジタルカメラシステムは、デジタルカメラ間で遠隔通信を行うためのシステムである。同図において、100a、100bは通信機能を備えたデジタルカメラを示し、200a,200bは、デジタルカメラ100a、100bにそれぞれ接続ケーブル400a、400bを介して接続されるデジタル携帯電話(以降、「携帯電話」と称する)を示し、300はPDC(Personal Digital Cellular)等のデジタル携帯電話網を示す。かかるデジタルカメラシステムにおいては、デジタルカメラ100aと100bは、自機に接続される携帯電話200a,200bを介して、デジタル携帯電話網300を経由してデータ通信可能に構築されている。
【0072】
同図において、デジタルカメラ100aと携帯電話200aはA地点にあり、デジタルカメラ100bと携帯電話200bはB地点にある。デジタルカメラ100aとデジタルカメラ100bはそれぞれ携帯電話200aと携帯電話200bを使用した無線通信により、静止画像データの送受信を行う。携帯電話200aと携帯電話200bはデジタル携帯電話網300を使用した音声通話を行う他に、データ通信カード(図示省略)および専用ケーブル400a、400bを介してデジタルカメラ100a,100bと接続して、デジタル携帯電話網300のデータ通信サービスを利用してデジタルカメラ間のデータ通信ができるようになっている。なお、ここではデジタルカメラ間でデータ通信する場合に、外部に接続した携帯電話を介してデータ通信を行う構成を示したが、デジタルカメラ自身が内部に通信手段を備える構成としても良い。
【0073】
[デジタルカメラの構成]
図2は、図1のデジタルカメラ100(100a、100b)の構成例を示すブロック図である。同図に示す如く、デジタルカメラ100は、レンズ101、オートフォーカス機構等を含むメカ機構102、CCD103、CDS(Correlated Double Sampling;相関2重サンプリング)回路104、A/D変換器105、デジタル信号処理部106、画像圧縮/伸長処理部107、カードインタフェース108、カード用アダプタ109、CPU110、メインメモリ111、ROM(Read Only Memory)112、ファインダ表示制御部113、LCD表示制御部114、画像メモリ115、操作部116、電子ビューファインダ(画像表示手段)117、LCD118、モータドライバ119、制御信号生成部120、DC−DCコンバーター121、バッテリ122、システムバス124等より構成されている。
【0074】
メカ機構102は、メカニカルシャッター、オートフオーカス機構、絞り機構、およびフィルターを含んでいる。CCD103は、レンズ101とメカ機構102を介して入力された被写体像を電気信号(アナログ画像データ)に変換する。CDS回路104は、CCD型撮像素子に対する低雑音化のための回路である。A/D変換器105は、CDS回路104を介して入力されたCCD103からのアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。
【0075】
デジタル信号処理部106は、A/D変換器105から入力したデジタル画像データについて、色差(Cb,Cr)と輝度(Y)に分けて各種処理、補正および画像圧縮/伸長のためのデータ処理を行う。画像圧縮/伸長処理部107は、例えば、JPEGに準拠した圧縮(符号化)、伸長(復号化)処理を施す。カードインタフェース108は、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)規格に準拠したPCカードとのインタフェース動作を実行する。
【0076】
CPU110は、ROM112に格納された制御プログラムに従って、デジタルカメラ100装置全体の制御を行う。メインメモリ111はDRAM(Dynamic Random Access Memory)より構成され、CPU110のワークエリアとして使用される。ROM112には、デジタルカメラ100の動作を制御するための制御プログラムが格納されている。
【0077】
ファインダ表示制御部113は、デジタル信号処理部106から入力された被写体画像データとその中の任意の領域を指示するための矩形(グラフィック)データとを合成して電子ビューファインダ117に表示するための制御を行う。LCD表示制御部114は、画像データや操作メニュー等をLCD118に表示するための制御を行う。画像メモリ115は例えば、フラッシュメモリからなり、撮影時に入力画像を圧縮処理した画像データや通信により受信した画像データを記憶する。操作部116は、機能選択や撮影指示等の操作、および電子ビューファインダ117に表示された矩形領域(異なった解像度等で入力する領域)を指定する操作等を行うための各種スイッチを備えている。
【0078】
制御信号生成部120は、CCD103、CDS回路104、A/D変換器105の動作タイミングを制御する信号を生成する。バッテリ122は、例えばニッケル水素電池、リチウム電池等であり、電流はDC−DCコンバータ121を介してデジタルカメラ100の内部に供給される。PCカード123は、携帯電話と接続して無線データ通信を行うためのデータ通信カードや、画像データを記憶するメモリカードであり、PCMCIA規格に準拠しており、カード用アダプタ109に接続される。
【0079】
[デジタルカメラの動作例1]
デジタルカメラの動作例1を図3〜図8を参照して説明する。図3は電子ビューファインダ117の表示例、図4は画像データファイルのファイルヘッダの構造、図5は撮影した画像を画像メモリ115に記憶する動作を説明するためのフローチャート、図6は画像メモリ115に記憶された画像を再生する動作を説明するためのフローチャート、図7は画像を1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記憶する動作を説明するためのフローチャート、図8は画像分割例を示す。
【0080】
まず、撮影した画像を画像メモリに記憶する動作を図3〜図5を参照して説明する。まず、デジタルカメラ100では電源が投入されると、CCD103で電気信号に変換された被写体画像は、CDS回路104、A/D変換器105、デジタル信号処理部106、ファインダ表示制御部113を介して電子ビューファインダ117に表示される。図3(A)は、電子ビューファインダ117に表示される画像の一例を示している。
【0081】
そして、図5において、操作部116に具備された領域指定ボタンが押されると(ステップS100)、予め決められた大きさの矩形Eを電子ビューファインダ117に表示する(ステップS101)。図3(B)は、電子ビューファインダ117に表示される矩形Eの一例を示している。ここで、操作部116に具備された領域ズームボタンが押されると(ステップS102)、ファインダ表示制御部113は矩形Eを拡大あるいは縮小して電子ビューファインダ117に表示する(ステップS103)。また、操作部116に具備された領域移動ボタン(上下左右の指示ボタン)が押されると(ステップS104)、ファインダ表示制御部113は矩形Eを指定された方向へ所定距離だけ移動して電子ビューファインダ117に表示する(ステップS105)。
【0082】
ついで、操作部116に具備された撮影ボタンが押されると(ステップS106)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS107)。そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形Eの位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115に画像データファイルとして保存する(ステップS108)。
【0083】
続いて、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データを所定の間引き率で、例えば縦方向と横方向をそれぞれ1/2に画素を間引く処理を行い、この間引きされた画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115にファイル形式で保存する(ステップS109)。そして、画像メモリ115に先に保存した矩形領域内の画像データファイルと後から保存した間引き画像データファイルはファイル管理データにより関連づけて管理する。このファィル管理データは、画像メモリ115に記憶しておく(ステップS110)。
【0084】
ここで、画像データファイルのファイルヘッダについて説明する。図3(B)において、矩形領域Eの左上の頂点Bの位置は、撮影画像全体の左上の頂点Aからの水平方向と垂直方向の座標点(x,y)で表され、この情報は矩形領域内の画像データファイルのファイルヘッダの所定の位置に格納する。なお、この座標の単位は撮影画像の画素であり、例えば、(x,y)=(10,20)は点Aから水平方向へ10画素、垂直方向へ20画素の位置である。また間引き率の情報は、間引き画像データファィルのファイルヘッダの所定の位置に格納する。
【0085】
画像データをJPEG方式で圧縮した場合のこれらの画像データファイルのファイルヘッダの構造例を図4に示す。このファイルヘッダの構造は、矩形領域内の画像データファイルのファイルヘッダと間引き画像データファイルのファイルヘッダで共通である。
【0086】
図4に示す如く、画像データファイルのファイルヘッダは、画像の開始を表すマーカーであるSOI(Start Of Image)150と、アプリケーションデータのセグメントであるAPP0(Application segment)151と、コメント用のセグメントであるCOM(Comment)152と、量子化テーブルデータのセグメントであるDQT(Define Quantization Table)153とを含んでいる。
【0087】
APP0(Application segment)151は、アプリケーションデータマーカーコード(2バイト)160、アプリケーションデータセグメント長(2バイト)161、矩形領域の水平方向の位置情報識別子(1バイト)162、矩形領域の水平方向位置データ(2バイト)163、矩形領域の垂直方向の位置情報識別子(1バイト)164、矩形領域の垂直方向の位置データ(2バイト)165、間引き率識別子(1バイト)166、間引き率データ(1バイト)167から構成される。
【0088】
なお、矩形領域内の画像データの大きさ(縦横の画素数)は、JPEG規格で定義された位置、すなわちSOF(Start Of Frame)セグメント内の所定の位置に書き込む。
【0089】
つぎに、画像メモリ115に記憶された画像を再生する動作を図6のフローチャートを参照して説明する。図6において、まず、操作部116の画像再生操作により、この画像データファイルの再生が指示されると(ステップS120)、画像メモリ115に記憶されたファィル管理データに基づいて、間引き画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長し(ステップS121)、さらにメインメモリ111上でLCD118の表示画素数に合うように、さらに間引き処理を行うか、あるいは画素の補間処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS122)。
【0090】
続いて、PCカード123としてメモリカードが装着されている場合に、画像メモリ115に記憶された矩形領域内の画像データファイルと間引き画像データファイルとを合成して1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記録する動作を図7のフローチャートを参照して説明する。この動作は、PCMCIA規格のカードスロットを具備したパソコン等の外部装置へ標準のJPEGファイルとして渡す場合に有効である。
【0091】
図7において、まず、操作部116からメモリカードに合成して記録する指示操作が行われると(ステップS130)、画像メモリ115に記憶されたファイル管理データに基づいて、まず間引き画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、さらにメインメモリ111上で間引き率に対応した画素の補間処理を行う(ステップS131)。
【0092】
続いて、矩形領域内の画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、この伸長された画像データを矩形の位置情報に基づいて、先にメインメモリ111に記憶している補間画像データに上書きする(ステップS132)。そして、この合成された画像データを画像圧縮/伸長処理部107で圧縮して、この圧縮データをJPEGファイルとしてメモリカードに記録する(ステップS133)。なお、このJPEGファイルのファイルヘッダには、矩形の位置情報や間引き率の情報を入れる必要は無い。
【0093】
以上説明したように、動作例1によれば、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中から任意の領域(矩形領域E)を指定した場合に、指定された領域内の画像とその領域外の画像とを異なった解像度(指定された領域外の画像データの解像度を指定された領域の1/2とする)で圧縮処理し、その指定された領域の大きさおよび位置情報を圧縮された静止画像データとともに記憶することとしたので、ユーザーにとって必要な部分のみを高画質で記録することができ、ユーザーの所望する画像品質に適合し、かつ記録枚数をより多くすることが可能となる。
【0094】
なお、上記では、矩形領域内の画像データと撮影画像全体の画像データとに分離する方法を説明したが、矩形領域内の画像データとその領域外の画像データとを完全に分離して扱うことにしても良い。この場合の処理方法を図8を参照して説明する。
【0095】
図8は画像分割例を示しており、同図において、矩形領域(斜線部分)外の画像データは4つの領域▲1▼〜▲4▼に分割され、各領域毎に間引き処理と圧縮処理を行い、これらの圧縮画像データを画像メモリ115にファイルで保存する。なお、画像メモリ115に保存した矩形領域内の画像データファイルと後から保存した4つの領域▲1▼〜▲4▼の間引き画像データファイルは関連づけて管理する。このファイル管理データは、画像メモリ115に記憶しておく。この場合の詳細な処理の説明は省略する。また、画像の再生処理と1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記録する処理についても説明を省略する。
【0096】
[デジタルカメラの動作例2]
デジタルカメラの動作例2を図9および図10を参照して説明する。図9は撮影した画像を画像メモリ115に記憶する動作を説明するためのフローチャート、図10は画像を1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記憶する動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0097】
まず、撮影した画像を画像メモリに記憶する動作を図9のフローチャートを参照して説明する。図9において、領域指定ボタンが押されてから撮影ボタンが押されるまでの動作は、図5のステップS100〜ステップS105と同様であるのでその図示は省略する。すなわち、操作部116に具備された領域指定ボタンが押されることによりデフォルトの矩形が電子ビューファインダ117に表示され、領域ズームボタンや領域移動ボタンにより矩形領域の位置と大きさが指定される。
【0098】
そして、図9において、撮影ボタンが押されると(ステップS140)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS141)。
【0099】
そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形の位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、低い圧縮率にて圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115にファイルで保存する(ステップS142)。続いて、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、高い圧縮率にて圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115にファイルで保存する(ステップS143)。なお、画像メモリ115に先に保存した矩形領域内の画像データファイルと後から保存した全体の画像データファイルはファイル管理データにより関連づけて管理する。このファイル管理データは、画像メモリ115に記憶しておく(ステップS144)。
【0100】
ここで、圧縮率を変更する方法について説明する。圧縮率は、JPEG圧縮時に使用する量子化テーブルのデータを替えることで変更する。すなわち、量子化テーブルのデータの値を大きくすると圧縮率は高くなり、逆に量子化テーブルのデータの値を小さくすると圧縮率は低くなる。矩形領域の左上の頂点の位置情報は、動作例1と同様に矩形領域内の画像データファイルのファイルヘッダの所定の位置に入れておく。
【0101】
つぎに、画像メモリ115に記憶された画像を再生する動作を説明する。画像再生操作により、この画像データファイルの再生が指示されると、画像メモリ115に記憶されたファィル管理データに基づいて、全体の画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、さらにメインメモリ111上でLCD118上の表示画素数に合うように、さらに間引き処理を行うか、あるいは画素の補間処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する。
【0102】
続いて、PCカード123としてメモリカードが装着されている場合に、画像メモリ115に記憶された矩形領域内の画像データファイルと間引き画像データファイルとを合成して1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記録する動作を図10のフローチャートを参照して説明する。
【0103】
図10において、メモリカードに合成して記録する指示操作が行われると(ステップS150)、画像メモリ115に記憶されたファイル管理データに基づいて、まず全体の画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、その伸長した画像データをメインメモリ111上に展開する(ステップS151)。続いて、矩形領域内の画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、この伸長された画像データを矩形の位置情報に基づいて、先にメインメモリ111に記憶している全体の画像データに上書きする(ステップS152)。
【0104】
そして、この合成された画像データを画像圧縮/伸長処理部107で所定の圧縮率で圧縮して、この圧縮データをJPEGファイルとしてメモリカード123に記録する(ステップS153)。なお、このJPEGファイルのファイルヘッダには、矩形の位置清報を入れる必要は無い。
【0105】
以上説明したように、上記動作例2によれば、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中から任意の領域を指定した場合に、指定された領域内の画像とその領域外の画像とを異なった圧縮率で圧縮処理し、その指定された領域の大きさおよび位置情報を圧縮された画像データとともに記憶することとしたので、ユーザーにとって必要な部分のみを高画質で記録することができ、ユーザーの所望する画像品質に適合し、かつ記録枚数をより多くすることが可能となる。
【0106】
上記動作例2では、矩形領域内の画像データと撮影画像全体の画像データとに分離する方法を説明したが、動作例1(図8参照)で説明したのと同様にして、矩形領域内の画像データとその領域外の画像データに完全に分離して処理することにしても良い。
【0107】
また、動作例1では指定された領域内の画像とその領域外の画像とを異なった解像度で圧縮処理し、動作例2では、指定された領域内の画像とその領域外の画像とを異なった圧縮率で圧縮処理することとしたが、指定された領域内の画像とその領域外の画像とを異なった解像度および圧縮率で圧縮処理することにしても良い。
【0108】
[デジタルカメラの動作例3]
デジタルカメラの動作例3を図11〜図14を参照して説明する。図11はブロック分割例、図12は画像データファイルのファイルヘッダの構造例、図13は撮影した画像を画像メモリ115に記憶する動作を説明するためのフローチャート、図14は画像を1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記憶する動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0109】
動作例3では、撮影前に入力画像全体の中から任意の領域を指定すると、撮影時に指定された領域内の画像の中からオブジェクトを自動的に抽出し、そのオブジェクト画像とその他の領域の画像とを異なった解像度または圧縮率で圧縮処理する場合について説明する。
【0110】
ところで、JPEG圧縮は矩形画像を圧縮するようになっている。ここでは、任意の形状のオブジェクト画像を圧縮する場合に、オブジェクト画像を含んだ矩形画像を圧縮処理し、JPEGファイルのファイルヘッダにオブジェクト画像の画素を識別する情報を入れる方法を例にとって説明する。オブジェクト画像の輪郭線を抽出する方法としては、例えば、特開平5−324829号公報に記載されたものがある。これは、矩形や閉曲線で囲まれた領域内のオブジェクト画像の輪郭線を抽出するものである。ここではかかる方法を用いてオブジェクト画像の抽出を行う。
【0111】
図11は、矩形画像のブロック分割例を示す。同図に示す如く、矩形画像を、例えば8×8画素のブロックに分割して、分割した各ブロックに番号を付与する。番号は、左から右へ、そして上から下のラインへ順序付けて付与する。この矩形画像の中の抽出されたオブジェクト画像を、このブロック単位で識別する。各ブロックを1ビットで表し、オブジェクト画像のブロックの場合は「1」、そうでない場合は「0」とする。このビットはブロックの個数分必要となる。この識別ビットのバイト数と識別ビット列は、JPEGファイルのファイルヘッダに格納する。
【0112】
このファイルヘッダの構造を図12に示す。図12において図4と同等部分は同一符号を付してある。図12において、APP0セグメント151のアプリケーションデータマーカーコード160から矩形領域の垂直方向位置データ165までは図4で定義した内容と同じである。APP0セグメント151の垂直方向位置データ165の後に、オブジェクト画像を識別するための情報であることを表すオブジェクト識別子(1バイト)170、識別ビットのバイト数(2バイト)171、さらに識別ビット列172の領域を定義する。なお、オブジェクト画像に該当するブロック数(識別ビット数)が8の倍数でない場合には、8の倍数になるように値がゼロのビットを追加する。
【0113】
まず、撮影した画像を画像メモリ115に記憶する動作を図13のフローチャートを参照して説明する。図13において、領域指定ボタンが押されてから撮影ボタンが押されるまでの動作は、図5のステップS100〜ステップS105と同様であるのでその図示は省略する。すなわち、操作部116に具備された領域指定ボタンが押されることによりデフォルトの矩形が電子ビューファインダ117に表示され、領域ズームボタンや領域移動ボタンにより矩形領域の位置と大きさが指定される。
【0114】
そして、図13において、撮影ボタンが押されると(ステップS160)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS161)。そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形の位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データをメインメモリ111の別の場所にコピーする(ステップS162)。
【0115】
この矩形画像データの中からオブジェクトを抽出するとともに、矩形画像データを8×8画素のブロックに分割する(ステップS163)。そして、各ブロックを1ビットで表し、オブジェクト画像のブロックの場合は「1」、そうでない場合は「0」としたビット列を生成する(ステップS164)。このビット列の中で、値が「0」のビットに該当するブロックの画像データを全て「0」で置き換える。かかる処理により、オブジェクト画像を含んだ矩形領域の圧縮データ量を小さくすることができる。
【0116】
その後、オブジェクトを抽出してオブジェクト以外の部分を「0」で置き換えた矩形画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115にJPEGファイルで保存する(ステップS165)。このとき、このJPEGファイルのファイルヘッダに、矩形領域の位置情報に加えて識別ビットのバイト数と識別ビット列を書き込む。続いて、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データを所定の間引き率で、例えば縦方向と横方向をそれぞれ1/2に画索を間引く処理を行い、この間引きされた画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115にJPEGファイルで保存する(ステップS166)。なお、ここでは、指定された領域の大きさおよび位置情報を記憶することとしたが、後述する動作例4のように、抽出したオブジェクト画像の領域の大きさおよび位置情報を記憶することにしても良い。
【0117】
なお、画像メモリ115に先に保存した矩形領域内の画像データファイルと後から保存した間引き画像データファイルはファイル管理データで関連づけて管理する。このファイル管理データは、画像メモリ115に記憶しておく(ステップS167)。
【0118】
つぎに、画像メモリ115に記憶された画像を再生する動作を説明する。まず、画像再生操作により、この画像データファイルの再生が指示されると、画像メモリ115に記憶されたファィル管理データに基づいて、全体の画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、さらにメインメモリ111上でLCD118の表示画素数に合うように、さらに間引き処理を行うか、あるいは画素の補間処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する。
【0119】
続いて、PCカード123としてメモリカードが装着されている場合に、画像メモリ115に記憶された矩形領域内の画像データファイルと全体の画像データファイルとを合成して1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記録する動作を図14のフローチャートを参照して説明する。
【0120】
図14において、まず、メモリカードに合成して記録する指示操作が行われると(ステップS170)、画像メモリ115に記憶されたファイル管理データに基づいて、まず全体の画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、さらにメインメモリ111上で間引き率に対応した画素の補間処理を行う(ステップS171)。続いて、矩形領域内の画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、この伸長された画像データをメインメモリ111の別の場所に記憶する。
【0121】
そして、JPEGファイルのファイルヘッダに存する矩形領域の位置情報とオブジェクト画像の識別ビット情報に基づいて、オブジェクト画像に該当するブロックデータのみを先にメインメモリ111に記憶している全体の画像データに上書きする(ステップS172)。そして、この合成された画像データを画像圧縮/伸長処理部107で所定の圧縮率で圧縮して、この圧縮データをJPEGファイルとしてメモリカードに記録する(ステップS173)。このJPEGファイルのファイルヘッダには、矩形の位置情報を入れる必要は無い。
【0122】
なお、ここでは、オブジェクト画像を含んだ矩形領域内の画像データと被写体全体の画像データとを異なった解像度で圧縮処理する場合を説明したが、オブジェクト画像を含んだ矩形領域内の画像データと被写体全体の画像データとを異なった圧縮率で圧縮処理して保存して、1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記録することにしても良い。この場合の動作は動作例2と上記動作例3を組み合わせて容易に実施できるのでここではその説明は省略する。
【0123】
以上説明したように、動作例3によれば、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中から任意の領域を指定した場合に、指定された領域内の画像の中からオブジェクト画像を抽出し、そのオブジェクト画像とその他の領域の画像とを異なった解像度または圧縮率で圧縮処理し、指定された領域の位置情報または抽出したオブジェクト画像の位置情報を圧縮された静止画像データとともに記憶することとしたので、ユーザーにとって必要な部分のみを高画質で記録することができ、ユーザーの所望する画像品質に適合し、かつ記録枚数をより多くすることが可能となる。
【0124】
なお、オブジェクト画像とその他の領域の画像とを異なった解像度および圧縮率で圧縮処理することにしても良い。
【0125】
[デジタルカメラの動作例4]
デジタルカメラ100の動作例4を図15を参照して説明する。図15は撮影した画像を画像メモリ115に記憶する動作を説明するためのフローチャートを示す。上記動作例3では、指定された矩形額域に存在するオブジェクトを抽出する場合を示したが、動作例4では、被写体の中心にあるオブジェクトを抽出する場合について説明する。
【0126】
まず、ファインダ表示制御部113は、電子ビューファインダ117に表示されている被写体画像の中心に、例えば十字マークを表示する。そして、図15において、操作部116に具備された撮影ボタンが押されると(ステップS180)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS181)。
【0127】
そして、この画像データの中心にあるオブジェクトを抽出する処理を行う。特開平5−324829号公報には、閉曲線上の各点を閉曲線を膨脹させる方向に移動させて物体の輪郭を抽出する方法が記述されている。この閉曲線を点としても同様の方法でその点を含んだオブジェクトの輪郭線を抽出することができる。このようにしてオブジェクト画像が抽出されると、このオブジェクト画像を含んだ最小の短形領域の画像データをメインメモリ111の別の場所にコピーする(ステップS182)。
【0128】
そして、この矩形画像データを8×8画素のブロックに分割する(ステップS183)。そして、各ブロックを1ビットで表し、オブジェクト画像のブロックの場合は「1」、そうでない場合は「0」としたビット列を生成する(ステップS184)。このビット列の中で、値が「0」のビットに該当するブロックの画像データを全て「0」で置き換える。かかる処理により、オブジェクト画像を含んだ矩形領域の圧縮データ量を小さくすることができる。
【0129】
その後、オブジェクトを抽出してオブジェクト以外の部分を「0」で置き換えた矩形画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115にJPEGファイルで保存する(ステップS185)。このとき、このJPEGファイルのファイルヘッダに、矩形領域の位置情報に加えて識別ビットのバイト数と識別ビット列を書き込む。続いて、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データを所定の間引き率で、例えば縦方向と横方向をそれぞれ1/2に画素を間引く処理を行い、この間引きされた画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115にJPEGファイルで保存する(ステップS186)。
【0130】
なお、画像メモリ115に先に保存した矩形領域内の画像データファイルと後から保存した間引き画像データファイルはファイル管理データで関連づけて管理する。このファイル管理データは、画像メモリ115に記憶しておく(ステップS187)。
【0131】
画像メモリ115に記憶されている画像を再生する動作と、画像を1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記憶する動作は、動作例3(図14参照)と同様であるので、その説明は省略する。
【0132】
ここでは、オブジェクト画像を含んだ矩形領域内の画像データと被写体全体の画像データとを異なった解像度で圧縮処理する場合を説明したが、オブジェクト画像を含んだ矩形領域内の画像データと被写体全体の画像データとを異なった圧縮率で圧縮処理して保存し、1つのJPEGファイルとしてメモリカードに記録することにしても良い。この場合の動作は動作例2と上記動作例4を組み合わせて容易に実施できるのでここではその説明は省略する。
【0133】
以上説明したように、動作例4によれば、電子ビューファインダ117に表示した画像の中心にあるオブジェクトを抽出し、そのオブジェクト画像とその他の領域の画像とを異なった解像度または圧縮率で圧縮処理し、そのオブジェクトの位置情報を圧縮された静止画像データとともに記憶することとしたので、撮影する画像中の所望のオブジェクト領域とその他の領域を別々の解像度または圧縮率でメモリに記録することができ、ユーザーにとって必要な部分のみを高画質で記録することが可能となり、ユーザーの所望する画像品質に適合し、かつ記録枚数をより多くすることが可能となる。
【0134】
なお、オブジェクト画像とその他の領域の画像とを異なった解像度および圧縮率で圧縮処理することにしても良い。
【0135】
[デジタルカメラの動作例5]
動作例5を図16および図17を参照して説明する。動作例5ではデジタルカメラ間のデータ通信について説明する。図16は送信側のデジタルカメラ100aの動作を説明するためのフローチャート、図17は受信側のデジタルカメラ100bの動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0136】
図2において、PCカード123として、携帯電話と接続して無線データ通信を行うためのデータ通信カードがカード用アダプタ109に装着されている。このデータ通信カードの機能選択はデジタルカメラ本体よりATコマンドを発行して指定する。このATコマンドはへイズ(Hayes)社が開発したコマンド体系で、主にモデムの制御に使用されている。
【0137】
以下では、図1において、遠隔地にいる相手と携帯電話で会話を行い、通話の途中でデジタルカメラ100aで撮影された画像データを通話を中断してデジタルカメラ100bに伝送する場合について説明する。
【0138】
まず、送信側のデジタルカメラ100aの動作を図16のフローチャートを参照して説明する。図16において、地点Aのユーザーが携帯電話200aを使用して地点Bのユーザーの携帯電話200bへ発呼して呼を接続し、会話が行われているものとする(ステップS190)。そして、地点Aのユーザーが、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知する。そして、デジタルカメラ100aの操作部116を操作して撮影画像送信モードに設定する(ステップS191)。
【0139】
そして、ユーザーが、領域指定ボタン、領域ズームボタン、領域移動ボタンを操作して所望の矩形領域を指定して(ステップS192)、撮影ボタンが押されると(ステップS193)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS194)。そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形の位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示するとともに、この矩形領域内の画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行い、この圧縮画像データをメインメモリ111に戻す(ステップS195)。
【0140】
そして、CPU110はデータ送信動作を指示するATコマンドであるATDコマンドをカードI/Fl08を介してデータ通信カードへ送出する(ステップS196)。なお、ATDコマンドは通常、電話番号を入れて発信動作を行うために使用されるが、既に呼が接続されているため、電話番号を省略して送出すればデータ通信カードがデータ送信モードに移行するようになっている。その後、CPU110はメインメモリ111にある矩形領域内の圧縮画像データをデータ通信カードへ送出し、データ通信カードが相手側(地点B)のデータ通信カードとの間で実行する所定の通信方式によりデータ伝送を行う(ステップS197)。この通信方式として、例えばITU―T勧告V.42を使用する。
【0141】
画像データの伝送終了後は、CPU110は、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話200aと携帯電話200bを使用した会話モードへ戻す(ステップS198)。
【0142】
つぎに、受信側のデジタルカメラ100bの動作を図17を参照して説明する。地点Aと地点Bのユーザーが携帯電話200a、200bを使用して会話が行われているものとする(ステップS200)。そして、会話の途中で地点Aのユーザーから、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知されると、地点Bのユーザーはデジタルカメラ100bの操作部116を操作して画像データ受信待ち状態とすべく、データ受信モードを設定する(ステップS201)。このユーザー操作時に、デジタルカメラ100bのCPU110はデータ受信動作を指示するATコマンドであるATAコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出する(ステップS202)。
【0143】
そして、デジタルカメラ100aから送出される画像データを、データ通信カードを介して、所定の通信方式により受信する(ステップS203)。そして、データ通信が終了すると、この受信した圧縮画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、伸長された画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS205)。そして、CPU110は、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話200aと携帯電話200bを使用した会話モードへ戻す(ステップS206)。
【0144】
以上説明したように、動作例5によれば、デジタルカメラ100aから撮影した画像データを他のデジタルカメラ100bに転送する場合に、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中で指定された領域内の画像のみをデジタルカメラ100bに転送することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となり、また、受信端末(デジタルカメラ100b)のユーザーとのリアルタイム通信の利便性を向上させることが可能となる。
【0145】
なお、動作例5の具体的な応用例として、デジタルカメラを例えば遠隔監視カメラとして使用することができる。例えば、監視すべき対象物を含むように画像領域を予め指定しておき、定期的に行われる撮影後に、指定された領域内の画像データのみを外部装置に送信する。定期的に撮影を行う方法としては、例えば、タイマー等をセットして自動的に所定時間間隔で撮影を行うことができる。遠隔監視カメラとして使用する場合は、例えば駐車場の空車状況等を監視するシステム等に適用することができる。
【0146】
[デジタルカメラの動作例6]
動作例6を図18および図19を参照して説明する。図18は送信側のデジタルカメラ100aの動作を説明するためのフローチャート、図19は受信側のデジタルカメラ100bの動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0147】
上記動作例5では、指定された矩形領域内の画像データのみを送信する場合を示したが、動作例6では、その領域外の画像データも引き続いて送信する場合について説明する。画像データ全体の中の矩形領域外の画像データを送信する方法として、例えば図8に示したように、矩形領域外を4つのブロック(図中▲1▼〜▲4▼)に分割して、それぞれのブロック内の画像データを順次送信する方法を用いても良いが、ここでは、矩形領域内の画像データを送信した後に、被写体全体の画像データを間引き処理によりデータ量を小さくして送信する場合について説明する。
【0148】
まず、送信側のデジタルカメラ100aの動作を図18のフローチャートを参照して説明する。図18において、撮影ボタンを押下するまでの動作は、図16のステップS190〜S193の動作と同様であるので、ここではその図示は省略する。すなわち、携帯電話で会話を行っている時にユーザーの操作で撮影画像送信モードにされた後、所望の矩形領域が指定される。
【0149】
そして、図18において、撮影ボタンが押されると(ステップS210)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS211)。そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形の位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示するとともに、この矩形領域内の画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行い、この圧縮画像データをメインメモリ111に戻す(ステップS212)。
【0150】
そして、動作例2で示した処理と同様にして、図4に示したファイルヘッダを持つJPEGファイル形式にする。そして、CPU110はデータ送信動作を指示するATコマンドであるATDコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出した後(ステップS213)、矩形領域内の圧縮画像データ(JPEGファィル形式)を相手端末(デジタルカメラ100b)へ送信する(ステップS214)。この圧縮画像データの送信が終了すると(ステップS215)、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データを所定の間引き率で画素を間引く処理を行い、この間引きされた画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行う。そして、この圧縮画像データを動作例2で示した処理と同様にして、図4に示したファイルヘッダを持つJPEGファイル形式にして相手端末(デジタルカメラ100b)へ送信する(ステップS216)。
【0151】
そして、送信終了後(ステップS217)、CPU110は、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して(ステップS218)、携帯電話を使用した会話モードへ戻す。そして、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データをLCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS219)。
【0152】
次に、受信側のデジタルカメラ100bの動作を図19のフローチャートを参照して説明する。地点Aと地点Bのユーザーが携帯電話200a、200bを使用して会話が行われているものとする(ステップS220)。そして、会話の途中で地点Aのユーザーから、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知されると、地点Bのユーザーはデジタルカメラ100bの操作部116を操作して画像データ受信待ち状態とすべく、データ受信モードを設定する(ステップS221)。
【0153】
そして、CPU110はデータ受信動作を指示するATコマンドであるATAコマンドをカードI/Fl08を介してデータ通信カードへ送出する(ステップS222)。そして、デジタルカメラ100aから送出される画像データを、データ通信カードを介して、所定の通信方式により受信し、まず矩形領域内の圧縮画像データを受信すると(ステップS223)、そのデータを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、伸長された画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS225)。
【0154】
続いて、デジタルカメラ100aから送出される被写体全体の画像データを、データ通信カードを介して、所定の通信方式により受信する(ステップS226)。そして、被写体全体の画像データの受信を終了すると(ステップS227)、その被写体全体の画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、さらにメインメモリ111上でLCD118の表示画素数に合うように、さらに間引き処理を行うか、あるいは画素の補間処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS228)。
【0155】
このように、初めは矩形額域内の画像データがLCD118に表示され、その後、被写体全体の画像データがLCD118に表示される。そして、CPU110は、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話を使用した会話モードへ戻す(ステップS229)。
【0156】
なお、送信側および受信側のデジタルカメラ100a、100bは、矩形領域内の画像データ(JPEGファイル形式)と間引き処理が施された被写体全体の画像データ(JPEGファイル形式)を、お互いに関連づけて管理するファイル管理データとともに画像メモリ115に記憶しておく。
【0157】
以上説明したように、動作例6によれば、デジタルカメラ100aから撮影した画像データを他のデジタルカメラ100bに転送する場合に、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中で指定された領域内の画像をデジタルカメラ100bに転送し、つぎに、データ量を低減した全体の画像データをデジタルカメラ100bへ送信することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となり、また、受信端末(デジタルカメラ100b)のユーザーとのリアルタイム通信の利便性を向上させることが可能となる。また、重要な画像部分を先に転送することとしたので、受信側では重要な画像部分を先に取得することが可能となる。
【0158】
なお、上記動作例6では、指定された領域内の画像の転送後に、全体の画像を送出することとしたが、前述したように、指定された領域内の画像の転送後に、指定された領域外の画像のみを送出することにしても良い。
【0159】
なお、動作例6の具体的な応用例として、デジタルカメラを例えば遠隔監視カメラとして使用することができる。例えば、監視すべき対象物を含むように画像領域を予め指定しておき、定期的に行われる撮影後に、指定された領域内の画像データのみを外部装置に送信し、ついで、全体のまたは指定された領域外の画像データを外部装置に送信する。定期的に撮影を行う方法としては、例えば、タイマー等をセットして自動的に所定時間間隔で撮影を行うことができる。遠隔監視カメラとして使用する場合は、例えば駐車場の空車状況等を監視するシステム等に適用することができる。
【0160】
[デジタルカメラの動作例7]
動作例7を図20を参照して説明する。図20は送信側のデジタルカメラ100aの動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0161】
動作例7では、撮影する画像中の所望のオブジェクト画像データのみを撮影後に直ちに送信する場合を説明する。動作例7では、動作例3と同様に、任意の形状のオブジェクト画像を圧縮する場合は、オブジェクト画像を含んだ矩形画像を圧縮処理し、JPEGファイルのファイルヘッダにオブジェクト画像の画素を識別する情報を入れる方法を用いる。オブジェクト画像の抽出方法とJPEGファイルのファイルヘッダにオブジェクト画像の画素を識別する情報を入れる方法は、動作例3に記載した方法と同様である。
【0162】
送信側のデジタルカメラ100aの動作を図20のフローチャートを参照して説明する。図20において、撮影ボタンを押下するまでの動作は、図16のステップS190〜S193の動作と同様であるので、ここではその図示は省略する。すなわち、携帯電話で会話を行っている時にユーザーの操作で撮影画像送信モードにされた後、所望の矩形領域が指定される。
【0163】
そして、図20において、撮影ボタンが押されると(ステップS240)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS241)。そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形の位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データをメインメモリ111の別の場所にコピーする(ステップS242)。この矩形画像データの中からオブジェクトを抽出するとともに、矩形画像データを8×8画素のブロックに分割する(ステップS243)。
【0164】
そして、各ブロックを1ビットで表し、オブジェクト画像のブロックの場合は「1」、そうでない場合は「0」としたビット列を生成する(ステップS244)。そして、このビット列の中で、値が「0」のビットに相当するブロックの画像データを全て「0」で置き換える。この処理により、オブジェクト画像を含んだ矩形領域の圧縮データ量を小さくすることができる。その後、オブジェクトを抽出してオブジェクト以外の部分を「0」で置き換えた矩形画像データをLCD118に表示するとともに、画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを図12に示したJPEGファイル形式でメインメモリ111に記憶する(ステップS245)。このとき、このJPEGファイルのファイルヘッダに、矩形領域の位置情報に加えて識別ビットのバイト数と識別ビット列を書き込む。
【0165】
その後、CPU110はデータ送信動作を指示するATコマンドであるATDコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出する(ステップS246)。なお、既に呼が接続されているため、このATDコマンド中に電話番号は含めていない。そして、CPU110はメインメモリ111にある、オブジェクトの抽出処理が施された矩形領域内の圧縮画像データ(JPEGファイル形式)をデータ通信カードへ送出して、データ通信カードが相手側(地点B)のデータ通信カードとの間で実行する所定の通信方式によりデータ伝送を行う(ステップS247)。
【0166】
画像データの伝送終了後は、CPU110から通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話100aと携帯電話100bを使用した会話モードへ戻す(ステップS248)。
【0167】
つぎに、受信側のデジタルカメラ100bの動作を説明する。会話の途中で地点Aのユーザーから、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知されると、地点Bのユーザーはデジタルカメラ100bの操作部116を操作して画像データ受信待ち状態とすべく、データ受信モードを設定する。このユーザー操作時に、デジタルカメラ100bのCPU110はデータ受信動作を指示するATコマンドであるATAコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出する。
【0168】
そして、デジタルカメラ100aから送出される画像データを、データ通信カードを介して、所定の通信方式により受信する。そして、データ通信が終了すると、この受信した圧縮画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、伸長された画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する。そして、CPU110は、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話200aと携帯電話200bを使用した会話モードへ戻す。
【0169】
なお、抽出したオブジェクト画像を送信する方法として、オブジェクト画像をその形状に合わせて複数のブロックに分割して、それぞれのブロック毎に送信する方法を使用しても良い。ここではその詳細な説明は省略する。
【0170】
以上説明したように、動作例7によれば、デジタルカメラ100aから撮影した画像データを他のデジタルカメラ100bに転送する場合に、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中で指定された領域内の画像の中からオブジェクトを抽出し、抽出したオブジェクトのみをデジタルカメラ100bに転送することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となり、また、受信端末(デジタルカメラ100b)のユーザーとのリアルタイム通信の利便性を向上させることが可能となる。
【0171】
なお、動作例7の具体的な応用例として、デジタルカメラを例えば遠隔監視カメラとして使用することができる。例えば、監視すべき対象物を含むように画像領域を予め指定しておき、指定された領域内のオブジェクト画像データのみを外部装置に送信する。定期的に撮影を行う方法としては、例えば、タイマー等をセットして自動的に所定時間間隔で撮影を行うことができる。遠隔監視カメラとして使用する場合は、例えば駐車場の空車状況等を監視するシステム等に適用することができる。
【0172】
[デジタルカメラの動作例8]
動作例8を図21を参照して説明する。図21は送信側のデジタルカメラ100aの動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0173】
動作例7では、指定された矩形領域内のオブジェクト画像データのみを有効なデータとして送信する場合を示したが、動作例8では、矩形領域内の画像データを送信した後に、被写体全体の画像データを間引き処理によりデータ量を小さくして送信する場合について説明する。
【0174】
まず、送信側のデジタルカメラ100aの動作を図21を参照して説明する。図21において、撮影ボタンを押下するまでの動作は、図16のステップS190〜S193の動作と同様であるので、ここではその図示は省略する。すなわち、携帯電話で会話を行っている時にユーザーの操作で撮影画像送信モードにされた後、所望の矩形領域が指定される。
【0175】
そして、図21において、撮影ボタンが押されると(ステップS250)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS251)。そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形の位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データをメインメモリ111の別の場所にコピーする(ステップS252)。この矩形画像データの中からオブジェクトを抽出するとともに、矩形画像データを8×8画素のブロックに分割する(ステップS253)。
【0176】
そして、各ブロックを1ビットで表し、オブジェクト画像のブロックの場合は「1」、そうでない場合は「0」としたビット列を生成する(ステップS254)。そして、このビット列の中で、値が「0」のビットに相当するブロックの画像データを全て「0」で置き換える。この処理により、オブジェクト画像を含んだ矩形領域の圧縮データ量を小さくすることができる。その後、オブジェクトを抽出してオブジェクト以外の部分をゼロで置き換えた矩形画像データをLCD118に表示するとともに、画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを図12に示したJPEGファイル形式でメインメモリ111に記憶する(ステップS255)。このとき、このJPEGファイルのファイルヘッダに、矩形領域の位置情報に加えて識別ビットのバイト数と識別ビット列を書き込む。
【0177】
その後、CPU110はデータ送信動作を指示するATコマンドであるATDコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出する(ステップS256)。なお、既に呼が接続されているため、このATDコマンド中に電話番号は含めていない。そして、CPU110はメインメモリ111にある、オブジェクトの抽出処理が施された矩形領域内の圧縮画像データ(JPEGファイル形式)をデータ通信カードへ送出して、データ通信カードが相手側(地点B)のデータ通信カードとの間で実行する所定の通信方式によりデータ伝送を行う(ステップS257)。
【0178】
そして、矩形領域内の圧縮画像データの送信が終了すると(ステップS258)、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データを所定の間引き率で画素を間引く処理を行い、この間引きされた画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行う。そして、この圧縮画像データを動作例2で示した処理と同様にして、図4に示したファイルヘッダを持つJPEGファイル形式にして相手端末へ送信する(ステップS259)。
【0179】
そして、送信終了後(ステップS260)、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話を使用した会話モードへ戻す(ステップS261)。また、送信終了後に、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データをLCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS262)。
【0180】
受信側のデジタルカメラ100bの動作は図19と同様である。すなわち、受信側のデジタルカメラ100bでは、画像データ受信待ち状態にする操作が行われると、CPU110はデータ受信動作を指示するATコマンドであるATAコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出する。そして、まず矩形領域内の圧縮画像データを受信すると、そのデータを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、伸長された画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する。
【0181】
その後、被写体全体の圧縮画像データを受信すると、そのデータを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、さらにメインメモリ111上でLCD118の表示画素数に合うように、さらに間引き処理を行うか、あるいは画素の補間処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する。このように、初めは矩形領域内の画像データがLCD118に表示され、その後、被写体全体の画像データがLCD118に表示される。なお、通信終了後、CPU110は通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードヘ送出して、携帯電話を使用した会話モードへ戻す。
【0182】
なお、送信側および受信側のデジタルカメラ100a、100bは、矩形領域内の画像データ(JPEGファイル形式)と間引き処理が施された被写体全体の画像データ(JPEGファイル形式)を、お互いに関連づけて管理するファイル管理データとともに画像メモリ115に記憶しておく。
【0183】
以上説明したように、動作例8によれば、デジタルカメラ100aから撮影した画像データを他のデジタルカメラ100bに転送する場合に、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中で指定された領域内の画像の中からオブジェクト画像を抽出し、まず、抽出したオブジェクト画像をデジタルカメラ100bに転送し、つぎに、データ量を低減した全体の画像データをデジタルカメラ100bに送信することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となり、また、受信端末(デジタルカメラ100b)のユーザーとのリアルタイム通信の利便性を向上させることが可能となる。また、重要な画像部分を先に転送することとしたので、受信側では重要な画像部分を先に取得することが可能となる。
【0184】
なお、上記動作例8では、オブジェクト画像の転送後に、全体の画像を送出することとしたが、前述したように、オブジェクト画像の転送後に、オブジェクト画像以外の画像のみを送出することにしても良い。
【0185】
また、動作例8の具体的な応用例として、デジタルカメラを例えば遠隔監視カメラとして使用することができる。例えば、監視すべき対象物を含むように画像領域を予め指定しておき、まず、指定された領域内のオブジェクト画像データのみを外部装置に送信し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像以外の画像データを外部装置に送信する。定期的に撮影を行う方法としては、例えば、タイマー等をセットして自動的に所定時間間隔で撮影を行うことができる。遠隔監視カメラとして使用する場合は、例えば駐車場の空車状況等を監視するシステム等に適用することができる。
【0186】
[デジタルカメラの動作例9]
デジタルカメラの動作例9を説明する。動作例7では、指定された矩形領域に存在するオブジェクト画像データのみを有効なデータとして送信する場合を示したが、動作例9では、被写体の中心にあるオブジェクトを抽出して、このオブジェクトを含んだ矩形領域の画像データをオブジェクト画像データのみを有効なデータとして送信する場合について説明する。
【0187】
まず、送信側のデジタルカメラ100aの動作を説明する。撮影ボタンが押されオブジェクト画像を含んだ最小の矩形領域の画像データを所定のJPEGファイル形式にするまでの動作は動作例4(図15)と同様である。初めに携帯電話で通話して、通話途中でデータ通信モードに切り換えて、矩形領域の画像データ(JPEGファイル形式)を送信して、送信終了後に再び通話モードに戻すまでの動作は動作例7(図20)と同様である。
【0188】
まず、ファインダ表示制御部113は、電子ビューファインダ117に表示している被写体画像データの中心に、例えば十字マークを表示する。そして、地点Aのユーザーが携帯電話200aを使用して地点Bのユーザーの携帯電話200bへ発呼して呼を接続し、会話が行われているものとする。地点Aのユーザーは、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知する。そして、デジタルカメラ100aの操作部116を操作して撮影画像送信モードに設定する。
【0189】
そして、操作部116に具備された撮影ボタンが押されると、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する。そして、この画像データの中心にあるオブジェクトを抽出する処理を行う。特開平5−324829号公報には、閉曲線上の各点を閉曲線を膨脹させる方向に移動させて物体の輪郭を抽出する方法が記述されている。この閉曲線を点としても同様の方法でその点を含んだオブジェクトの輪郭線を抽出することができる。このようにしてオブジェクト画像が抽出されると、このオブジェクト画像を含んだ最小の短形領域の画像データをメインメモリ111の別の場所にコピーする。
【0190】
この矩形画像データを8×8画素のブロックに分割する。そして、各ブロックを1ビットで表し、オブジェクト画像のブロックの場合は「1」、そうでない場合は「0」としたビット列を生成する。そして、このビット列の中で、値が「0」のビットに相当するブロックの画像データを全て「0」で置き換える。この処理により、オブジェクト画像を含んだ矩形領域の圧縮データ量を小さくすることができる。その後、オブジェクトを抽出してオブジェクト以外の部分を「0」で置き換えた矩形画像データをLCD118に表示するとともに、画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを図12に示したJPEGファイル形式でメインメモリ111に記憶する。このとき、このJPEGファイルのファイルヘッダに、矩形領域の位置情報に加えて識別ビットのバイト数と識別ビット列を書き込む。
【0191】
その後、CPU110はデータ送信動作を指示するATコマンドであるATDコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出する。なお、既に呼が接続されているため、このATDコマンド中に電話番号は含めていない。そして、CPU110はメインメモリ111にある、オブジェクトの抽出処理が施された矩形領域内の圧縮画像データ(JPEGファイル形式)をデータ通信カードへ送出して、データ通信カードが相手側(地点B)のデータ通信カードとの間で実行する所定の通信方式によりデータ伝送を行う。
【0192】
画橡データの伝送終了後は、CPU110から通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話100aと携帯電話100bを使用した会話モードへ戻す。
【0193】
尚、この場合の受信側のデジタルカメラ100bの動作は、動作例5の受信側のデジタルカメラの動作(図17)と同様であるので、その説明は省略する。
【0194】
以上説明したように、動作例9によれば、デジタルカメラ100aから撮影した画像データを他のデジタルカメラ100bに転送する場合に、電子ビューファインダ117に表示された画像の中心にあるオブジェクトを抽出し、抽出したオブジェクトのみをデジタルカメラ100bに転送することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となり、また、受信端末(デジタルカメラ100b)のユーザーとのリアルタイム通信の利便性を向上させることが可能となる。
【0195】
[デジタルカメラの動作例10]
動作例10を説明する。動作例9では、被写体の中心にあるオブジェクトを抽出して、このオブジェクトを含んだ矩形領域の画像データをオブジェクト画像データのみを有効なデータとして送信する場合を示したが、動作例10では、矩形領域内の画像データを送信した後に、被写体全体の画像データを間引き処理によりデータ量を小さくして送信する場合について説明する。
【0196】
まず、携帯電話で通話を行い、通話中に撮影画像送信モードに切り換えて、その後、撮影ボタンが押され、被写体画像データの中心にあるオブジェクトを抽出して、そのオブジェクト以外の部分をゼロで置き換えた矩形領域内の画像データを圧縮して送信するところまでの動作は、動作例9と同様である。
【0197】
そして、被写体全体の画像データを間引き処理によりデータ量を小さくして送信する場合の動作は、動作例8(図21のステップS259〜ステップS262)の動作と同様である。すなわち、矩形領域内の圧縮画像データの送信が終了すると、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像デ−タを所定の間引き率で画素を間引く処理を行い、この間引きされた画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行う。そして、この圧縮画像データを動作例2で示した処理と同様にして、図4に示したファイルヘッダを持つJPEGファイル形式にして相手端末へ送信する。
【0198】
そして、送信終了後、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話を使用した会話モードへ戻す。続いて、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データをLCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する。
【0199】
尚、この場合の受信側のデジタルカメラ100bの動作は、動作例6の受信側のデジタルカメラ100bの動作(図19)と同様であるので、その説明は省略する。
【0200】
以上説明したように、動作例10によれば、デジタルカメラ100aから撮影した画像データを他のデジタルカメラ100bに転送する場合に、電子ビューファインダ117に表示された画像の中心にあるオブジェクトを抽出し、まず、抽出したオブジェクトをデジタルカメラ100bに転送し、つぎに、データ量を低減した全体の画像データをデジタルカメラ100bに転送することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となり、また、受信端末(デジタルカメラ100b)のユーザーとのリアルタイム通信の利便性を向上させることが可能となる。また、重要な画像部分を先に転送することとしたので、受信側では重要な画像部分を先に取得することが可能となる。
【0201】
なお、上記動作例10では、オブジェクト画像の転送後に、全体の画像を送出することとしたが、前述したように、オブジェクト画像の転送後に、オブジェクト画像以外の画像のみを送出することにしても良い。
【0202】
[デジタルカメラの動作例11]
動作例11を図22〜図24を参照して説明する。図22は送信側のデジタルカメラ100aの動作を説明するためのフローチャート、図23および図24は、受信側のデジタルカメラ100bの動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0203】
動作例11では、撮影時に指定された矩形領域内の画像データを暗号化して送信し、ついで、その領域外の画像データを暗号化しないで引き続き送信することにより、遠隔地にいる特定の人のみが、その暗号化された部分を表示可能とする場合について説明する。
【0204】
動作例11では、画像データの暗号化方式として、共通鍵暗号法であるDES(Data Encryption Standard)方式を使用する。ここでDES方式について説明する。暗号化する前の文(平文)を64ビット毎のブロックに分けて、各ブロック毎に暗号化、復号化を行う。鍵は56ビットであるが、パリティ8ビットを付加して64ビットとしている。平文を鍵を用いて暗号化したデータも64ビットである。DES方式は鍵の生成と暗号処理の2つの処理があり、暗号処理では入カパターンのビット順序を並び換える転字法と、入カパターンと出カパターンの関係をあるテーブルに従って変換する換字法を用いて平文データを暗号化する。
【0205】
DES方式では暗号化で使用した鍵を暗号文とともに相手端末へ送信し、受信端末ではこの受信した鍵を使用して暗号文を復号化する。被写体画像データ全体の中の矩形領域外の画像データを送信する方法として、図8に示したように、この矩形領域外を4つのブロックに分割して(図中▲1▼〜▲4▼)、それぞれのブロック内の画像データを順次送信する方法を用いる。
【0206】
まず、送信側のデジタルカメラ100aの動作を図22を参照して説明する。図22において、地点Aのユーザーが携帯電話200aを使用して地点Bのユーザーの携帯電話200bへ発呼して呼を接続し、会話が行われているものとする(ステップS270)。そして、地点Aのユーザーは、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知する。そして、デジタルカメラ100aの操作部116を操作して撮影画像送信モードに設定する(ステップS271)。
【0207】
そして、操作部116を操作して画像データの暗号化モードに設定する(ステップS272)。次に、領域指定ボタン、領域ズームボタン、領域移動ボタンを操作して所望の矩形領域を指定して(ステップS273)、撮影ボタンが押されると(ステップS274)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS275)。
【0208】
そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形の位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示するとともに、この矩形領域内の画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行い、この圧縮画像データを図4に示したJPEGファイル形式にして、メインメモリ111に記憶する(ステップS276)。
【0209】
そして、暗号鍵を生成して、この暗号鍵を用いてこの矩形領域内の圧縮画像データをDES方式で暗号化する(ステップS277)。そして、CPU110はデータ送信動作を指示するATコマンドであるATDコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出した後(ステップS278)、まず、生成した暗号鍵を送信する(ステップS279)。続いて、矩形領域内の暗号化された圧縮画像データを相手端末(デジタルカメラ100b)へ送信する(ステップS280)。
【0210】
このデータ送信が終了すると(ステップS281)、メインメモリ111上の被写体画像データを、図8に示したように矩形領域外を4つのブロック(図中▲1▼〜▲4▼)に分割する(ステップS282)。そして、4つのブロック▲1▼〜▲4▼をカウントするためのカウンタNの値を「0」に設定する(ステップS283)。ついで、カウンタNの値を「1」インクリメントする(ステップS284)。そして、N番目のブロックの画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行い、この圧縮画像データを図4に示したJPEGファイル形式にする。
【0211】
このJPEGファイルヘッダに、このブロックの位置情報を入れて相手端末へ送信する(ステップS285)。なお、この位置情報は、ブロックの左上の頂点の位置を表すもので、被写体画像全体の左上の頂点からの水平方向の画素数、垂直方向の画素数である。
【0212】
そして、カウンタNの値が「4」であるか否かを判断し(ステップS286)カウンタNの値が「4」の場合には、ステップS287に移行する一方、カウンタNの値が「4」でない場合には、カウンタNの値が「4」となるまでステップS284とステップS285の処理を繰り返す。これにより、▲1▼〜▲4▼のブロックの圧縮画像データが順次転送される。
【0213】
ステップS287では、CPU110は、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話を使用した会話モードへ戻す。また、送信終了後に、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データをLCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する。
【0214】
つぎに、受信側のデジタルカメラ100bの動作を図23および図24を参照して説明する。まず、図23において、地点Aと地点Bのユーザーが携帯電話200a、200bを使用して会話が行われているものとする(ステップS290)。そして、会話の途中で地点Aのユーザーから、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知されると、地点Bのユーザーはデジタルカメラ100bの操作部116を操作して画像データ受信待ち状態とすべく、データ受信モードを設定する(ステップS291)。このユーザー操作時に、デジタルカメラ100bのCPU110はデータ受信動作を指示するATコマンドであるATAコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出する(ステップS292)。
【0215】
そして、デジタルカメラ100aから送出されるデータを、データ通信カードを介して、所定の通信方式により受信する(ステップS293)。暗号鍵、暗号化された圧縮画像データ、さらに矩形領域外の4つのブロック▲1▼〜▲4▼の圧縮画像データを受信すると(ステップS294〜S296)、矩形領域外の4つのブロック▲1▼〜▲4▼の圧縮画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、伸長された画像データをJPEGファイルヘッダの位置情報に基づいてメインメモリ111に記憶する。そして、この矩形領域外の画像データをLCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS297)。
【0216】
ついで、図24において、パスワードの入力画面をLCD118に表示する(ステップS300)。ここで、ユーザーにより、操作部116を使用してパスワードが入力されると(ステップS301)、この入力されたパスワードを予めROM112に記憶されたパスワードと照合する(ステップS302)。そして、この入力されたパスワードとROM112に記憶されたパスワードが一致するか否かを判断する(ステップS303)。入力されたパスワードとROM112に記憶されたパスワードが一致する場合には、受信した暗号鍵を使用して、受信した暗号化された圧縮画像データを復号化する(ステップS304)。
【0217】
そして、この復号化した圧縮画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長し、伸長された画像データをJPEGファイルヘッダの位置情報に基づいて、先にメインメモリ111に記憶した矩形領域外の左上の画像データのブロック(図8の▲1▼)の左上の頂点を原点とした所定の位置に記憶する。そして、この合体された矩形領域内の画像データと矩形領域外の画像データをLCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS305)。
【0218】
続いて、CPU110は、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話を使用した会話モードへ戻す(ステップS306)。他方、ステップS303において、パスワードの入力操作時に、入力されたパスワードと予めROM112に記憶されたパスワードとが一致しない場合には、パスワードの不一致を表すメッセージをLCD118に表示して(ステップS307)、受信した暗号化された圧縮画像データの復号化は実行しない。すなわち、所定のパスワードが入力された場合のみ、暗号化された矩形画像を再生してLCD118に表示することができる。
【0219】
以上説明したように、動作例11によれば、デジタルカメラ100aから撮影した画像データを他のデジタルカメラ100bに転送する場合に、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中で指定された領域内の画像を暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0220】
[デジタルカメラの動作例12]
動作例12を図25〜図28を参照して説明する。図25および図26は、送信側のデジタルカメラ100aの動作を説明するためのフローチャート、図27および図28は、受信側のデジタルカメラ100bの動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0221】
動作例12では、抽出したオブジェクト画像を暗号化して送信し、次いで、その領域外の画像データを暗号化しないで送信することにより、遠隔地にいる特定の人のみが、その暗号化された部分を表示可能とする場合について説明する。画像データの暗号化方式には、動作例11と同様に共通鍵暗号法であるDES方式を使用する。
【0222】
まず、送信側のデジタルカメラ100aの動作を図25および図26を参照して説明する。図25において、撮影ボタンが押下されるまでの動作は、動作例11の図22のステップS270〜S273の動作と同様であるのでその図示は省略する。すなわち、地点Aのユーザーが携帯電話200aを使用して地点Bのユーザーの携帯電話200bへ発呼して呼を接続し、会話が行われている場合に、地点Aのユーザーは、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知する。そして、デジタルカメラ100aの操作部116を操作して撮影画像送信モードに設定する。そして、操作部116を操作して画像データの暗号化モードに設定し、領域指定ボタン、領域ズームボタン、および領域移動ボタンを操作して所望の矩形領域を指定する。
【0223】
そして、図25において、撮影ボタンが押されると(ステップS310)、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する(ステップS311)。そして、そのときに電子ビューファインダ117に表示されていた矩形の位置と大きさの情報から矩形の内側の領域の画像データをメインメモリ111の別の場所(位置1)にコピーする(ステップS312)。
【0224】
この矩形画像データの中からオブジェクトを抽出するとともに、矩形画像データを8×8画素のブロックに分割する(ステップS313)。そして、各ブロックを1ビットで表し、オブジェクト画像のブロックの場合は「1」、そうでない場合は「0」としたビット列を生成する(ステップS314)。そして、このビット列の中で、値が「0」のビットに該当するブロックの画像データを全て「0」で置き換える。その後、オブジェクトを抽出してオブジェクト以外の部分を「0」で置き換えた矩形画像データ(矩形画像データ1)をLCD118に表示するとともに画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを図12に示したJPEGファイル形式でメインメモリ111に記憶する(ステップS315)。
【0225】
このとき、このJPEGファイルのファイルヘッダに、矩形領域の位置情報に加えて識別ビットのバイト数と識別ビット列を書き込む。そして、暗号鍵を生成して、この暗号鍵を用いてこの矩形領域内の圧縮画像データをDES方式で暗号化する(ステップS316)。そして、CPU110はデータ送信動作を指示するATコマンドであるATDコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出した後(ステップS317)、まず、生成した暗号鍵を送信する(ステップS318)。
【0226】
続いて、矩形領域内(矩形画像データ1)の暗号化された圧縮画像データを相手端末へ送信する(ステップS319)。このデータ送信が終了すると(ステップS320)、メインメモリ111上の被写体画像データを図8に示したように、矩形領域外を4つのブロック(図中▲1▼〜▲4▼)に分割する(ステップS321)。
【0227】
そして、4つのブロック▲1▼〜▲4▼をカウントするためのカウンタNの値を「0」に設定する(ステップS322)。ついで、カウンタNの値を「1」インクリメントする(ステップS323)。そして、N番目のブロックの画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行い、この圧縮画像データを図4に示したJPEGファイル形式にする。
【0228】
このJPEGファイルヘッダに、このブロックの位置情報を入れて相手端末へ送信する。なお、この位置情報は、ブロックの左上の頂点の位置を表すもので、被写体画像全体の左上の頂点からの水平方向の画素数、垂直方向の画素数である。
【0229】
そして、カウンタNの値が「4」であるか否かを判断し(ステップS325)カウンタNの値が「4」の場合には、ステップS330(図26)に移行する一方、カウンタNの値が「4」でない場合には、カウンタNの値が「4」となるまでステップS323とステップS324の処理を繰り返す。これにより、▲1▼〜▲4▼のブロックの圧縮画像データが順次転送される。
【0230】
図26のステップS330では、メインメモリ111に記憶された被写体画像データの中の矩形領域内の画像データを、メインメモリ111のさらに別の場所(位置2)にコピーする。そして、この矩形画像データを8×8画像のブロックに分割して(ステップS331)、矩形画像データ1を作成したときのオブジェクト抽出結果の情報(矩形画像データ1のJPEGファイルヘッダに記憶)を基に、オブジェクト画像のブロックの場合は「0」、そうでない場合は「1」としたビット列を生成する。そして、このビット列の中で、値が「0」のビットに該当するブロックの画像データを全て「0」で置き換える(ステップS332)。すなわち、オブジェクト画像のデータを全て「0」とし、それ以外の画像データは何も加工されていない被写体画像データのままとする。
【0231】
この矩形画像データ(矩形画像データ2)を画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを図12に示したJPEGファイル形式でメインメモリ111に記憶する。このとき、このJPEGファイルのファイルヘッダに、矩形領域の位置情報に加えて識別ビットのバイト数と識別ビット列を書き込む。そして、この矩形領域内(矩形画像データ2)の圧縮画像データを相手端末へ送信する(ステップS333)。そして、送信終了後、CPU110は通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話を使用した会話モードへ戻す(ステップS334)。また、送信終了後に、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データをLCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する。
【0232】
つぎに、受信側のデジタルカメラ100bの動作を図27および図28を参照して説明する。図27において、暗号鍵を受信するまでの動作は動作例11の図23のステップS290〜S293の動作と同様であるのでその図示は省略する。すなわち、地点Aと地点Bのユーザーが携帯電話200a、200bを使用して会話が行われているものとする。そして、会話の途中で地点Aのユーザーから、ある被写体をデジタルカメラ100aで撮影して、その撮影画像を地点Bのユーザーへ伝送したい旨を音声により通知されると、地点Bのユーザーはデジタルカメラ100bの操作部116を操作して画像データ受信待ち状態とすべく、データ受信モードを設定する。このユーザー操作時に、デジタルカメラ100bのCPU110はデータ受信動作を指示するATコマンドであるATAコマンドをカードI/F108を介してデータ通信カードへ送出する。そして、デジタルカメラ100aから送出されるデータを、データ通信カードを介して、所定の通信方式により受信する。
【0233】
そして、図27において、暗号鍵、暗号化された圧縮画像データ、矩形領域外の4つのブロックの圧縮画像データ、オブジェクト画像データを「0」で置き換えた矩形画像データ2の圧縮画像データを受信すると(ステップS340〜S344)、矩形領域外の4つのブロックの圧縮画像データと矩形画像データ2の圧縮画像データを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して、伸長された画像データをJPEGファイルヘッダの位置情報に基づいてメインメモリ111に記憶する。そして、この合体した画像データをLCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS345)。
【0234】
その後、パスワードの入力画面をLCD118に表示する(ステップS346)。ここで、操作部116を使用してパスワードが入力されると(ステップS347)、この入力されたパスワードを予めROM112に記憶されたパスワードと照合する(ステップS348)。そして、図28において、入力されたパスワードとROM112に記憶されたパスワードが一致するか否かを判断する(ステップS350)。
【0235】
入力されたパスワードとROM112に記憶されたパスワードが一致する場合には、受信した暗号鍵を使用して、受信した暗号化された圧縮画像データを復号化する。そして、この復号化したデータを画像圧縮/伸長処理部107で伸長して(ステップS351)、伸長された画像データをJPEGファイルヘッダの位置情報に基づいて、先に伸長された矩形画像データ2に重ね合わせる(ステップS352)。この重ね合わせは、ビット毎の論理和をとることで実現される。そして、この合体された画像データを、再度、LCD118の表示画素数に合うように間引き処理を行い、この表示用画像データをLCD表示制御部114を介してLCD118に表示する(ステップS353)。そして、通信終了後、通話モードへの移行を指示するATコマンドであるATH2コマンドをデータ通信カードへ送出して、携帯電話を使用した会話モードへ戻す(ステップS354)。
【0236】
他方、ステップS350において、パスワードの入力操作時に、入力されたパスワードと予めROM112に記憶されたパスワードとが一致しなかった場合には、パスワードの不一致を表すメッセージをLCD118に表示して(ステップS355)、受信した暗号化された圧縮画像データの復号化は実行しない。このようにして、所定のパスワードが入力された場合のみ、暗号化されたオブジェクト画像を再生してLCD118に表示することができる。
【0237】
以上説明したように、動作例12によれば、デジタルカメラ100aから撮影した画像データを他のデジタルカメラ100bに転送する場合に、電子ビューファインダ117に表示した画像全体の中で指定された領域内のオブジェクト画像を抽出し、抽出したオブジェクト画像を暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0238】
[デジタルカメラの他の構成例]
図29は、図1のデジタルカメラ100(100a、100b)の他の構成例を示すブロック図である。上述の図2に示したデジタルカメラは、電子ビューファインダ117で撮影する被写体の任意の領域を指定する構成としたが、図29に示すデジタルカメラは、光学ファインダで撮影する被写体の任意の領域を指定する構成としたものである。図29において、図2のデジタルカメラと同一機能および構成を有する部分は同一符号を付してある。
【0239】
図29に示すデジタルカメラは、図2のデジタルカメラのファインダ表示制御部113および電子ビューファインダ117の代わりに、ハーフミラー201、光学ファインダ202、および領域信号生成部203を設けた構成である。
【0240】
図29に示すデジタルカメラは、レンズ101、ハーフミラー201、光学ファインダ(被写体確認手段)202、領域信号生成部203、オートフォーカス機構等を含むメカ機構102、CCD103、CDS(Correlated Double Sampling;相関2重サンプリング)回路104、A/D変換器105、デジタル信号処理部106、画像圧縮/伸長処理部107、カードインタフェース108、カード用アダプタ109、CPU110、メインメモリ111、ROM(Read Only Memory)112、LCD表示制御部114、画像メモリ115、操作部116、LCD118、モータドライバ119、制御信号生成部120、DC−DCコンバーター121、バッテリ122、システムバス124等より構成されている。また、光学ファインダ202は、レンズ301、ミラー302、レンズ303、領域指定板304、およびガラス板305により構成されている。
【0241】
ここでは、図2のデジタルカメラと同一機能および構成を有する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。図29において、被写体からの光はレンズ101を通り、ハーフミラー201によって2つに分岐される。ハーフミラー201を通過した一方の光はメカ機構109を通ってCCD103上に結像される。ハーフミラー201で反射された他方の光は光学ファインダ202に入力し、レンズ301を通過してミラー302で全反射され、レンズ303、領域指定板304、およびガラス板305を通り、撮影者はこの光によって被写体を視認することが可能となる。
【0242】
図30は図29の領域指定板304の構成を示す図である。領域指定板304は、透明なガラスからなり、その表面には矩形Eが印刷されている。この領域指定板304はユーザーの操作部116の操作により上下左右に移動するように取り付けられている。具体的には、操作部116に具備された上下方向移動ダイヤルと左右方向移動ダイヤルを回すことにより、この操作に応じて不図示の歯車機構が領域指定板304を移動させる。かかる歯車機構は公知の技術を利用して実現することができるのでその詳細な説明は省略する。
【0243】
領域信号生成部203は、撮影時に領域指定板304上の矩形E領域の撮像領域における位置信号を生成してCPU110に出力する。
【0244】
つぎに、光学ファインダ202の領域指定板304で被写体の任意の領域(矩形領域E)を指定した後、撮影動作を実行して撮影した画像を画像メモリ115に記憶する動作を説明する。
【0245】
まず、ユーザーは光学ファインダ202のガラス板305を覗いて被写体を確認し、操作部116に具備された上下方向移動ダイヤルおよび左右方向移動ダイヤルを回して、領域指定板304を移動させ被写体に対して矩形領域Eを指定する。この場合の光学ファインダ202における矩形Eの見え方は上述の図3に示した例と同様である。
【0246】
ここで、操作部116に具備された撮影ボタンが押下されると、A/D変換されデジタル信号処理部106から出力された被写体画像データをメインメモリ111に一旦記憶する。そして、CPU110は、撮影時に領域信号生成部203から入力される領域指定板304上の矩形領域Eの位置情報に基づいて、メインメモリ111に格納された矩形Eの内側の画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して圧縮処理を行わせ、この圧縮画像データを画像メモリ115に画像データファイルとして保存する。
【0247】
続いて、メインメモリ111に記憶された被写体全体の画像データを所定の間引き率で、例えば縦方向と横方向をそれぞれ1/2に画素を間引く処理を行い、この間引きされた画像データを画像圧縮/伸長処理部107へ転送して、圧縮処理を行い、この圧縮画像データを画像メモリ115にファイル形式で保存する。そして、画像メモリ115に先に保存した矩形領域内の画像データファイルと後から保存した間引き画像データファイルはファイル管理データにより関連づけて管理する。このファィル管理データは、画像メモリ115に記憶しておく。なお、画像データファイルのファイルヘッダの構造は図4と同様であるのでその説明は省略する。
【0248】
記憶した画像データの再生動作は上述の動作例1(図6のフローチャート)と同様なのでその説明は省略する。また、図29に示すデジタルカメラにおいても、上述の動作例2〜動作例12で示した動作を行うことができる。ここではその説明を省略する。
【0249】
以上説明したように、上記によれば、光学ファインダ202で被写体の中から任意の領域(矩形領域E)を指定した場合に、指定された領域内の画像とその領域外の画像とを異なった解像度(指定された領域外の画像データの解像度を指定された領域の1/2とする)で圧縮処理し、その指定された領域の大きさおよび位置情報を圧縮された静止画像データとともに記憶することとしたので、ユーザーにとって必要な部分のみを高画質で記録することができ、ユーザーの所望する画像品質に適合し、かつ記録枚数をより多くすることが可能となる。
【0250】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。
【0254】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項の発明によれば、領域指定手段は撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、データ通信制御手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、データ通信手段を介して、まず、任意の領域内の画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは任意の領域外の画像データを送信すべく制御することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項1の発明によれば、データ通信制御手段は、任意の領域内の画像データを外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0255】
また、請求項の発明によれば、領域指定手段は撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項2の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0256】
また、請求項の発明によれば、領域指定手段は撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項3の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0257】
また、請求項の発明によれば、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項4の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0258】
また、請求項の発明によれば、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御することとしたので、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項5の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0262】
また、請求項の発明によれば、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段を備え、領域指定手段は画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定し、データ通信制御手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、データ通信手段を介して、まず、任意の領域内の画像データを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは任意の領域外の画像データを送信すべく制御することとしたので、電子ビューファインダ等の画像表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項6の発明によれば、データ通信制御手段は、任意の領域内の画像データを外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0263】
また、請求項の発明によれば、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段を備え、領域指定手段は画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御することとしたので、電子ビューファインダ等の画像表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項7の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0264】
また、請求項の発明によれば、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段を備え、領域指定手段は画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段は、オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御することとしたので、電子ビューファインダ等の画像表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項8の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0265】
また、請求項の発明によれば、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段を備え、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御することとしたので、電子ビューファインダ等の画像表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項9の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0266】
また、請求項10の発明によれば、撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段を備え、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御することとしたので、電子ビューファインダ等の画像表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項10の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0270】
また、請求項11の発明によれば、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段を備え、領域指定手段は被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、データ通信制御手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、データ通信手段を介して、任意の領域内の画像データのみを外部装置に送信すべく制御することとしたので、光学ファインダ等の被写体確認手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項11の発明によれば、データ通信制御手段は、任意の領域内の画像データを外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0271】
また、請求項12の発明によれば、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段を備え、領域指定手段は被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、データ通信制御手段は、領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、データ通信手段を介して、まず、任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは任意の領域外の画像データを送信すべく制御することとしたので、光学ファインダ等の被写体確認手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項12の発明によれば、データ通信制御手段は、任意の領域内の画像データを外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0272】
また、請求項13の発明によれば、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段を備え、領域指定手段は被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御することとしたので、光学ファインダ等の被写体確認手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項13の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0273】
また、請求項14の発明によれば、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段を備え、領域指定手段は被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定し、オブジェクト画像抽出手段は領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御することとしたので、光学ファインダ等の被写体確認手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項14の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0274】
また、請求項15の発明によれば、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段を備え、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御することとしたので、光学ファインダ等の被写体確認手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項15の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【0275】
また、請求項16の発明によれば、撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段を備え、オブジェクト画像抽出手段は撮影の指示に応じて画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出し、データ通信制御手段はオブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、データ通信手段を介して、まず、オブジェクト画像データのみを外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたはオブジェクト画像データ以外の画像データを外部装置に送信すべく制御することとしたので、光学ファインダ等の被写体確認手段を備えたデジタルカメラにおいて、データ転送時間を短縮でき通信費を低減させることが可能となる。また、請求項16の発明によれば、データ通信制御手段は、オブジェクト画像を外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することとしたので、画像データに機密性を持たせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカメラシステムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係るデジタルカメラの構成を示す図である。
【図3】電子ビューファインダの表示例を示す図である。
【図4】画像データファイルのファイルヘッダの構造を示す図である。
【図5】動作例1を説明するためのフローチャートである。
【図6】動作例1を説明するためのフローチャートである。
【図7】動作例1を説明するためのフローチャートである。
【図8】画像分割例を示すフローチャートである。
【図9】動作例2を説明するためのフローチャートである。
【図10】動作例2を説明するためのフローチャートである。
【図11】ブロック分割例を示す図である。
【図12】画像データファイルのファイルヘッダの構造を示す図である。
【図13】動作例3を説明するためのフローチャートである。
【図14】動作例3を説明するためのフローチャートである。
【図15】動作例4を説明するためのフローチャートである。
【図16】動作例5(送信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図17】動作例5(受信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図18】動作例6(送信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図19】動作例6(受信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図20】動作例7(送信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図21】動作例8(送信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図22】動作例11(送信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図23】動作例11(受信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図24】動作例11(受信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図25】動作例12(送信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図26】動作例12(送信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図27】動作例12(受信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図28】動作例12(受信側の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図29】本発明に係るデジタルカメラの他の構成を示す図である。
【図30】図29のデジタルカメラの光学ファインダの領域指定板の構成を示す図である。
【符号の説明】
100 デジタルカメラ
101 レンズ
102 メカ機構
103 CCD
104 CDS回路
105 A/D変換器
106 デジタル信号処理部
107 画像圧縮/伸長処理部
108 カードインタフェース
109 カード用アダプタ
110 CPU
111 メインメモリ
112 ROM(Read Only Memory)
113 ファインダ表示制御部
114 LCD表示制御部
115 画像メモリ
116 操作部
117 電子ビューファインダ
118 LCD
119 モータドライバ
120 制御信号生成部
121 DC−DCコンバータ
122 バッテリ
123 PCカード
124 システムバス
201 ハーフミラー
202 光学ファインダ(被写体確認手段)
203 領域信号生成部
301 レンズ
302 ミラー
303 レンズ
304 領域指定板
305 ガラス板

Claims (16)

  1. 撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記データ通信手段を介して、まず、前記任意の領域内の画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記任意の領域外の画像データを送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、
    前記画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記データ通信手段を介して、まず、前記任意の領域内の画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記任意の領域外の画像データを送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、
    前記画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、
    前記画像表示手段に表示された画像のうちの任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  10. 撮影すべき被写体に応じた画像を表示するための画像表示手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  11. 撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、
    前記被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記データ通信手段を介して、前記任意の領域内の画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  12. 撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、
    前記被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記データ通信手段を介して、まず、前記任意の領域内の画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記任意の領域外の画像データを送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記任意の領域内の画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  13. 撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、
    前記被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場 合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  14. 撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、
    前記被写体確認手段で確認される撮影すべき被写体の任意の領域を指定する領域指定手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    前記領域指定手段で任意の領域が指定された後、撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、前記領域指定手段で指定された任意の領域内の被写体に応じた画像データの中からオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  15. 撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  16. 撮影すべき被写体を確認するための被写体確認手段と、
    被写体を撮像して画像データを取り込む画像入力手段と、
    撮影の指示に応じて前記画像入力手段で取り込んだ被写体に対応した画像データのうち、中心にあるオブジェクト画像データを抽出するオブジェクト画像抽出手段と、
    内部または外部に設けられ、外部装置とデータ通信するためのデータ通信手段と、
    前記オブジェクト画像抽出手段によるオブジェクト画像データの抽出後、前記データ通信手段を介して、まず、前記オブジェクト画像データのみを前記外部装置に送信すべく制御し、ついで、全体のまたは前記オブジェクト画像データ以外の画像データを前記外部装置に送信すべく制御するデータ通信制御手段と、を備え、
    前記データ通信制御手段は、前記オブジェクト画像データを前記外部装置に送信する場合に、暗号化して送信することを特徴とするデジタルカメラ。
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