JPH09284620A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09284620A
JPH09284620A JP8655696A JP8655696A JPH09284620A JP H09284620 A JPH09284620 A JP H09284620A JP 8655696 A JP8655696 A JP 8655696A JP 8655696 A JP8655696 A JP 8655696A JP H09284620 A JPH09284620 A JP H09284620A
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JP
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image pickup
unit
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JP8655696A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takahashi
和弘 高橋
Masamine Maeda
昌峰 前田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注目部分の画質を確保しつつ、全体としての
圧縮率を高くする。 【解決手段】 視線検出装置により、撮像者の注視する
範囲を検出する。圧縮しようとする画像ブロックが、撮
影者の注視範囲内かどうかを調べる(S1)。注視範囲
内でなければ(S1)、比較的高い圧縮率になる量子化
テーブル及びハフマン・テーブルを圧縮用にセットし
(S2)、注視範囲内であれば(S1)、比較的低い圧
縮率になる量子化テーブル及びハフマン・テーブルを圧
縮用にセットする(S3)。セットされた量子化テーブ
ル及びハフマン・テーブルを使って圧縮を実行する(S
4)。記録終了の指令に応じて、圧縮を終了する(S
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオ・カメラ、特に、撮影映像
を記録する記録装置を具備するビデオ・カメラでは、被
写体を撮影した映像情報を、固定長で記録媒体に記録し
ていた。近年のディジタル・ビデオ・テープ・レコーダ
(VTR)では、1フレーム又は1フィールド内で、一
定の規則に従って映像信号、音声信号及びその他の信号
を圧縮し、記録媒体に記録する。
【0003】また、このように撮影又は記録された映像
(及び音声)を再生するには、ビデオ・カメラの出力端
子にモニタ(及びスピーカ)を所定の接続ケーブルを介
して接続する。ビデオ・カメラとは別体の無線送信ユニ
ットにより、無線送信することもできるが、その場合で
も、ビデオ・カメラと無線送信ユニットを所定の接続ケ
ーブルで接続しなければならない。無線送信ユニットに
は、赤外線FM変調方式のものが知られている。他に
も、種々の無線伝送方式がある。
【0004】撮影者の視線を検出する視線検出手段を用
い、ビデオ・カメラの合焦対象の選択、絞り制御その他
の操作を視線で行なえるようにしたカメラ制御装置が、
既に商品化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビデオ・カメ
ラとモニタ(及びスピーカ)を有線接続するのは面倒で
あり、また、その接続ケーブルにより撮影及び鑑賞の自
由度が制限されてしまう。無線送信ユニットを用いる場
合でも、ビデオ・カメラと無線送信ユニットを接続ケー
ブルで接続する作業は残り、面倒である。
【0006】映像情報は情報量が膨大になるので、その
まま伝送(又は記録)するのは大変であり、情報量を圧
縮する必要がある。映像情報の圧縮技術して種々の方式
が提案されているが、撮像画面内を均一の圧縮情報で情
報圧縮すると、画質の劣化、特に、肝心の被写体の画質
が必要以上に劣化してしまうという問題点がある。
【0007】本発明は、撮影映像の情報圧縮を適切に行
ない、必要な情報部分の劣化を防ぐようにした撮像装置
を提示することを目的とする。
【0008】本発明はまた、撮影映像の伝送(記録)及
び再生の操作性を改善した撮像装置を提示することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明の撮像装置は以下の構成を
備える。
【0010】即ち、撮像手段と、前記撮像手段による映
像情報を圧縮する映像圧縮手段と、撮像画面内の撮影者
の視線を検出する視線検出手段と、前記視線検出手段の
検出結果に応じて前記映像圧縮手段の圧縮率を制御する
制御手段とを有し、前記制御手段は、所定状況下で、前
記視線検出手段の検出結果に関わらず前記映像圧縮手段
の圧縮率を所定の圧縮率に設定することを特徴とする。
これにより、ユーザの所望する画質を確保でき、例えば
撮影者がファインダから目を離した場合などの所定状況
下では、所定の圧縮率に設定するので、視線による注視
領域にとらわれず、撮影できる。
【0011】また、前記制御手段は前記視線検出手段に
よって限定される注視範囲の内側で前記映像圧縮手段の
圧縮率を低くし、前記注視範囲の外側で前記圧縮手段の
圧縮率を相対的に高くすることを特徴とする。これによ
り、全体として高い圧縮率を実現しつつ、ユーザの所望
する画質を確保できる。
【0012】また、前記所定状況下とは前記視線検出手
段が視線を検出できなかった場合であることを特徴とす
る。これにより、不具合な画像をなくすことができる。
【0013】また、前記制御手段は、前記視線検出手段
が視線を検出できなかった場合に、前記映像圧縮手段を
画面全体を均一の圧縮率で圧縮するように制御すること
を特徴とする。これにより、中間的な画質を確保でき
る。
【0014】また、前記制御手段は、前記視線検出手段
が視線を検出できなかった場合に、前記映像圧縮手段に
対して画面中央の圧縮率を低くし、周囲の圧縮率を高く
するように制御することを特徴とする。これにより、通
常、重視される画面中央の画質を確保しつつ、全体の圧
縮率を高くできる。
【0015】また、前記映像圧縮手段により圧縮された
映像情報を記録媒体に記録する記録手段を有することを
特徴とする。これにより、単体で撮影画像を記録でき
る。
【0016】また、前記映像圧縮手段により圧縮された
映像情報を無線送信する無線送信手段を有することを特
徴とする。これにより、撮影画像の圧縮情報を無線送信
できる。
【0017】また、前記無線送信手段はスペクトラム拡
散方式であることを特徴とする。これにより、伝送の際
の干渉及び妨害などによる情報の劣化を防ぎ、指向性の
拡大と伝送距離の延長を図り得る。
【0018】また、撮像手段と、前記撮像手段による映
像情報を圧縮する映像圧縮手段と、撮像画面内の撮影者
の視線を検出する視線検出手段と、前記視線検出手段の
検出結果に応じで前記圧縮手段の圧縮率を制御する制御
手段と、前記圧縮手段によって圧縮された映像情報を無
線送信する無線送信手段とを有することを特徴とする。
これにより、ユーザの所望する画質を確保でき、その撮
影画像の圧縮情報を無線送信できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例の概略構成ブロッ
ク図を示す。10は撮影レンズ、12は撮影レンズ10
による光学像を電気信号に変換する撮像素子、14は撮
像素子12の出力信号をサンプル・ホールドし、適正レ
ベルに増幅するCDS/AGC回路、16は、撮影レン
ズ10の一部をズーミング及びフォーカシングのために
光軸方向に移動させるモータ(ズーミング・モータ及び
フォーカシング・モータ)を駆動するモータ駆動回路、
18はCDS/AGC回路の出力映像信号をディジタル
処理するディジタル信号処理回路、20は視線検出機能
を具備するファインダ・ユニットである。
【0021】22は、スペクトラム拡散送信機、24は
送信アンテナ、26は映像信号などを圧縮伸長する圧縮
/伸長回路、28は圧縮された映像信号などを記録媒体
に記録再生する記録再生装置、30はデータ処理のため
のメモリ、32は、メモリ30を利用し、スペクトラム
拡散送信機22、圧縮/伸長回路26及び記録再生装置
28を制御する制御回路である。
【0022】34は全体を制御するシステム制御回路、
36はユーザが操作する操作キーである。
【0023】また、38はファインダ・ユニット20を
覗き込む撮影者の眼である。
【0024】図2は、圧縮/伸長回路26の概略構成ブ
ロック図を示す。40は離散コサイン変換(DCT)/
逆離散コサイン変換(逆DCT)ブロック、42は量子
化/逆量子化ブロック、44はハフマン符号化/復号化
ブロックであり、46は、量子化/逆量子化ブロック4
2が利用する量子化テーブルを記憶する量子化テーブル
記憶回路、48は、ハフマン符号化/復号化ブロックが
利用するハフマン・テーブルを記憶するハフマン・テー
ブル記憶回路である。
【0025】このような圧縮/伸長回路26の動作自体
は周知であるが、以下に簡単に動作を説明する。圧縮動
のときには、次のように動作する。なお、量子化テーブ
ル記憶回路46及びハフマン・テーブル記憶回路48に
は、それぞれ量子化/逆量子化ブロック46での量子化
及びハフマン符号化に必要な量子化テーブル及びハフマ
ン・テーブルが制御回路32からロードされる。
【0026】離散コサイン変換/逆変換ブロック40に
は、撮影映像情報を画面内で8×8画素の正方形の画素
ブロックに分割して得られる符号化ブロック毎の画像デ
ータが入力する。離散コサイン変換/逆変換ブロック4
0は、入力画像データを離散コサイン変換し、量子化/
逆量子化ブロック42は、量子化テーブル記憶回路46
に記憶される量子化テーブルに従い、ブロック40から
出力される変換係数データを量子化する。ハフマン符号
化/復号化ブロック44はハフマン・テーブル記憶回路
48に記憶されるハフマン・テーブルを参照して、量子
化/逆量子化ブロック42からの量子化変換係数データ
をハフマン符号化する。ハフマン符号化/復号化ブロッ
ク44から出力される符号化データは、圧縮画像データ
として制御回路32に出力される。
【0027】伸長時には、次のように動作する。即ち、
制御回路32からの圧縮データは、ハフマン符号化/復
号化ブロック44、量子化テーブル記憶回路46及びハ
フマン・テーブル記憶回路48に印加される。量子化テ
ーブル記憶回路46及びハフマン・テーブル記憶回路4
8には、それぞれ、圧縮時に使用された量子化テーブル
及びハフマン・テーブルがロードされる。ハフマン符号
化/復号化ブロック44はハフマン・テーブル記憶回路
48に記憶されるハフマン・テーブルを参照して、圧縮
映像データをハフマン復号化する。量子化/逆量子化ブ
ロック42はハフマン符号化/復号化ブロック44によ
りハフマン復号化データデータを、量子化テーブル記憶
回路46に記憶される量子化テーブルを参照して逆量子
化し、離散コサイン変換/逆変換ブロック40は量子化
/逆量子化ブロック42により逆量子化されたデータを
逆離散コサイン変換する。離散コサイン変換/逆変換ブ
ロック40により逆離散コサイン変換されたデータは、
圧縮画像データを復元したものになっている。
【0028】図3は、スペクトラム拡散送信機22の概
略構成ブロック図を示す。50はスペクトラム拡散方式
で送信すべき入力データを直並列変換する直並列変換
器、52は、スペクトラム拡散のための拡散符号PN1
〜PNnを発生する拡散符号発生器、54−1〜54−
nは、直並列変換器50から出力されるn個のデータ
に、拡散符号発生器52から出力される拡散符号PN1
〜PNnを乗算する乗算器、56は乗算器54−1〜5
4−nの出力を加算する加算器、58は加算器56の加
算出力を無線周波数帯に変換するRF回路であり、RF
回路58の出力信号がアンテナ24に印加される。
【0029】直並列変換器50は入力データをn個の並
列データに変換し、乗算器54−1〜54−nは、直並
列変換器50のn個の出力にそれぞれ異なる拡散符号は
PN1〜PNnを乗算する。これにより、nチャネルの
広帯域拡散信号が得られる。加算器56は乗算器54−
1〜54−nの出力を加算し、加算器56の出力は、R
F回路58により、適当な中心周波数の送信周波数信号
に変換され、送信アンテナ24から無線送信される。
【0030】図4は、ファインダ・ユニット20の概略
構成ブロック図を示す。ファインダ60には、液晶表示
パネル又はCRT等の映像表示素子62が配置され、そ
の前面には接眼レンズ64が配置されている。接眼レン
ズ64とファインダを覗く撮影者の眼38との間には視
線検出装置66が配置されている。視線検出装置66
は、撮影者の視線、即ち、映像表示素子62の画面上で
撮影者が注視している位置を検出し、その座標を示す注
視点情報を制御回路68に出力する。制御回路68は、
その注視点情報をシステム制御回路34に転送する。
【0031】システム制御回路34から制御回路68に
は、ファインダ60の映像表示素子62で表示すべき情
報(注視範囲を示す注視枠情報、ステータス情報及び視
線による制御要素等を示す情報)が供給され、制御回路
68は、その情報を表示回路70に印加する。表示回路
70は制御回路68からの情報に応じた画像信号を生成
する。ディジタル信号処理回路18は、撮像素子12に
よる撮影画像信号をレンズ撮像系インターフェース72
を介して加算器74に印加する。加算器74には更に、
表示回路70の出力信号も印加され、加算器74は、レ
ンズ撮像系インターフェース72からの画像信号に表示
回路70から出力される画像信号を重畳して、映像表示
素子62に印加する。これにより、映像表示素子62
は、撮像素子12による撮影画像に、注視範囲を示す注
視枠、種々のステータス情報及び視線による制御要素等
を重畳して表示する。
【0032】視線検出装置66は、次のようになってい
る。即ち、接眼レンズ64の直前に、可視光を透過し赤
外線を反射するダイクロイック・ミラー76と、撮影者
の眼38に向けて赤外線を照射する赤外発光ダイオード
78が配置されている。赤外発光ダイオード78の出力
する赤外線ビームは撮影者の眼38により反射され、ダ
イクロイック・ミラー76によっても反射され、集光レ
ンズ80を介して光電変換素子82に入射する。集光レ
ンズ80は、撮影者の眼38の虹彩部分を光電変換素子
82の変換面上に結像するように配置されている。これ
により、光電変換素子82の光電変換面には、撮影者の
眼38の像に赤外発光ダイオード78のビーム・スポッ
トが重なった像が結像する。注視点検出回路84は、光
電変換素子82の出力信号、具体的には、光電変換素子
82の光電変換面上での赤外ビームのスポット位置と虹
彩の位置関係から、映像表示素子62の表示画面におけ
る注視点を検出する。
【0033】なお、図4には、1つの赤外発光ダイオー
ド78のみを図示したが、実際には、水平方向の視線角
度を検出するために2個の赤外発光ダイオードを用い、
垂直方向の視線角度を検出するために少なくとも1個の
赤外発光ダイオードを用いる。
【0034】図1に示す実施例の基本動作を説明する。
動作モードなどは、操作キー36により設定・入力でき
る。撮像素子12は撮影レンズ10による光学像を電気
信号に変換する。撮像素子12から出力される画像信号
は、CDS/AGC回路14によりサンプル及び利得調
整され、ディジタル信号処理回路18に入力される。シ
ステム制御回路34は、モータ駆動回路16を介して、
撮影レンズ10のズーミング及びフォーカシングを制御
する。
【0035】ディジタル信号処理回路18でディジタル
処理された撮影画像の映像信号はファインダ・ユニット
20に供給される。システム制御回路34はファインダ
・ユニット20の制御回路68に、撮影データ(テープ
・カウンタ、各種警告及び撮影モードなど)及び制御命
令を供給する。これにより、撮像素子12の光電変換面
の光学像と同じ画像が映像表示素子62により映像表示
される。映像表示素子62の画面にはまた、表示回路7
0及び加算器74により、撮影データなども同時に表示
される。また、ファインダ・ユニット20の視線検出装
置66が、撮影者の視線を検出し、その注視点情報を制
御回路68を介してシステム制御回路34に供給する。
【0036】ディジタル信号処理回路18でディジタル
処理された撮影画像の映像信号は制御回路32にも供給
される。システム制御回路34は、ファインダ・ユニッ
ト20からの注視点情報に従い、注視点により限定され
る注視範囲の中で圧縮率が低くなり、注視範囲の外で圧
縮率が低くなるような量子化テーブル及びハフマン・テ
ーブルを制御回路32に供給し、制御回路32はこれら
のテーブルをそれぞれ記憶回路46,48にセットす
る。記録モード又は送信モードでは、制御回路32は、
メモリ30及び圧縮/伸長回路26を使って、回路18
からの映像信号を情報圧縮する。その際、圧縮/伸長回
路26は、記憶回路46,48にセットされたテーブル
を使って撮影画像の映像信号、即ち回路18からの映像
信号を圧縮処理する。
【0037】記録モードでは、制御回路32は圧縮映像
情報、その他の記録すべき情報を記録再生装置28に印
加する。記録再生装置28は、制御回路32からの情報
を記録媒体に記録する。
【0038】送信モードが設定されているとき、制御回
路32は圧縮映像情報、その他の送信すべき情報をスペ
クトラム拡散送信機22にも供給する。スペクトラム拡
散送信機22は、制御回路32からの送信すべき情報を
スペクトラム拡散して、送信アンテナ24に出力する。
【0039】音声信号の処理については図示及び説明を
省略してあるが、音声信号も同様に、情報圧縮され、記
録再生装置28により記録媒体に記録され、送信アンテ
ナ24から無線送信される。
【0040】再生モードでは、記録再生装置28は、記
録媒体に記録されている情報を再生し、制御回路32に
供給する。制御回路32は、メモリ30及び圧縮/伸長
回路26により記録再生装置28からの再生情報の圧縮
映像情報を伸長する。伸長処理では、記憶回路46,4
8には、圧縮映像データに付加された量子化テーブル及
びハフマン・テーブル(圧縮時に使用されたもの)がセ
ットされる。伸長された映像情報は、ディジタル信号処
理回路18を介してファインダ・ユニット20に転送さ
れ、ファインダ・ユニット20の映像表示素子62によ
り映像表示される。
【0041】図5は、本実施例によって記録された映像
の再生画の一例を示す。90は、ファインダ・ユニット
20の映像表示素子62の映像表示画面、92は、撮影
者の視線から設定される注視範囲(の枠)である。注意
範囲92は、実際には、再生画上に表示されないが、説
明上、再生画に重ねて図示してある。なお、注視範囲
は、記録データに含まれる量子化テーブル及びハフマン
・テーブルを参照することで特定でき、従って、再生時
に表示することも可能である。
【0042】注視範囲内の画像は、注視範囲の外に比べ
て、比較的低い圧縮率で圧縮されているので、伸長後で
も比較的原画に忠実である。注視範囲外の画像は、相対
的に高い圧縮率で圧縮されるので、伸長後で、注視範囲
に比べ画質が劣化している。図5では、この画質の相違
を模式的に図示してある。
【0043】図6は、注視範囲の中で圧縮率を低くし、
注視範囲の外で圧縮率を高くする本実施例の圧縮処理の
フローチャートである。圧縮しようとする画像ブロック
が注視範囲内かどうかを調べる(S1)。注視範囲内で
なければ(S1)、比較的高い圧縮率になる量子化テー
ブル及びハフマン・テーブルをそれぞれ記憶回路46,
48にセットし(S2)、注視範囲内であれば(S
1)、比較的低い圧縮率になる量子化テーブル及びハフ
マン・テーブルをそれぞれ記憶回路46,48にセット
する(S3)。なお、1画面の全ての画像ブロックにつ
いて、S1,S2,S3を実行する。
【0044】S2及びS3でセットされた量子化テーブ
ル及びハフマン・テーブルを使って圧縮を実行する(S
4)。記録終了の指令に応じて、圧縮を終了する(S
5)。
【0045】このように、圧縮すべき画像ブロックが注
視範囲内かどうかにより量子化テーブル及びハフマン・
テーブルを切り換えることによって、注視している部分
の画質を高くすると共に、注視していない部分の画質を
低くして、必要な部分の画質を確保しつつ、情報量を削
減できる。即ち、記録又は送信する情報量を大幅に少な
くしつつ、必要な部分の劣化を防止できる。圧縮データ
をスペクトラム拡散送信することにより、各部品の配置
の自由度が高まり、操作性が向上する。
【0046】視線検出装置66が撮影者の視線を検出で
きない場合(例えば、撮影者がファインダ・ユニット2
0から眼を離した場合)、(1)注視領域を同じ位置で
維持する、(2)特別に圧縮率を低くする注視領域を設
けず、1画面を均一の圧縮率で圧縮する、(3)中央の
所定大きさのエリアを低い圧縮率で圧縮し、その外側の
エリアを高い圧縮率で圧縮する、といった方策が考えら
れる。勿論、撮影者の意図で注視領域とは無関係に撮影
画像を圧縮したい場合にも対応できるのが望ましい。本
実施例は、これらを任意に選択できる。
【0047】図7は、画面内を均一の圧縮率で圧縮した
画像の再生画の例を示す。画面全体を均一の圧縮率で圧
縮する場合の圧縮率は例えば、注視領域の内外を異なる
圧縮率で圧縮した場合の、1画面のデータ量と同じデー
タ量になるような圧縮率とする。この場合の画質の劣化
は、注視領域内の画質劣化と注視領域外の画質劣化の中
間となる。
【0048】図8は、視線検出装置66が撮影者の視線
を検出できない場合に、画面全体を均一の圧縮率で圧縮
するようにした圧縮処理のフローチャートを示す。
【0049】視線検出装置66が撮影者の視線を検出で
きているかどうかを調べ(S11)、視線を検出できな
い場合には、1画面の全画像ブロックについて中間的な
圧縮率の量子化テーブル及びハフマン・テーブルを選択
して、それぞれ記憶回路46,48にセットする(S1
2)。
【0050】視線検出装置66が撮影者の視線を検出で
きる場合は(S11)、図6のS1以降と同じである。
即ち、圧縮しようとする画像ブロックが注視範囲内かど
うかを調べ(S13)、注視範囲内でなければ(S1
3)、比較的高い圧縮率になる量子化テーブル及びハフ
マン・テーブルをそれぞれ記憶回路46,48にセット
し(S14)、注視範囲内であれば(S13)、比較的
低い圧縮率になる量子化テーブル及びハフマン・テーブ
ルをそれぞれ記憶回路46,48にセットする(S1
5)。なお、1画面の全ての画像ブロックについて、S
13,S14,S15を実行する。
【0051】S12,S14,及びS15でセットされ
た量子化テーブル及びハフマン・テーブルを使って圧縮
を実行する(S16)。記録終了の指令に応じて、圧縮
を終了する(S17)。
【0052】図9は、視線検出装置66が撮影者の視線
を検出できない場合に、画面中央を低い圧縮率で圧縮
し、画面の周囲を高い圧縮率で圧縮するようにした圧縮
処理のフローチャートを示す。
【0053】視線検出装置66が撮影者の視線を検出で
きているかどうかを調べ(S21)、視線を検出できな
い場合には、注視領域として画像中央を設定する(S2
2)。この結果、注視領域は、視線検出装置66が撮影
者の視線を検出できる場合には、撮影者が実際に注視し
ている領域であり、視線検出装置66が撮影者の視線を
検出できない場合には、画面中央になる。
【0054】圧縮しようとする画像ブロックが注視範囲
内かどうかを調べ(S23)、注視範囲内でなければ
(S23)、比較的高い圧縮率になる量子化テーブル及
びハフマン・テーブルをそれぞれ記憶回路46,48に
セットし(S24)、注視範囲内であれば(S23)、
比較的低い圧縮率になる量子化テーブル及びハフマン・
テーブルをそれぞれ記憶回路46,48にセットする
(S25)。なお、1画面の全ての画像ブロックについ
て、S23,S24,S25を実行する。
【0055】S24及びS25でセットされた量子化テ
ーブル及びハフマン・テーブルを使って圧縮を実行する
(S26)。記録終了の指令に応じて、圧縮を終了する
(S27)。
【0056】図9に示すような処理により、視線検出装
置66が撮影者の視線を検出できない場合には、図10
に示すように、画面中央の所定サイズの領域が低圧縮率
で圧縮され、その外側が高圧縮率で圧縮される。
【0057】このようにして、撮影者がファインダから
眼を離している場合、又は、視線による注視領域の指定
を望まない場合にも、画面全体を均一の圧縮率で圧縮
し、又は、通常、重要度が高い画面中央部分を選択的に
高画質に圧縮できる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、撮影画像の必要な部分の劣化を防
ぎつつ、効率的に情報量を圧縮できる。また、無線送信
を利用することで、各部品の配置の自由度が高まり、操
作性が向上する。スペクトラム拡散送信技術を使用する
ことにより、伝送の際の干渉及び妨害などによる情報の
劣化を防ぎ、指向性の拡大と伝送距離の延長を図り得
る。
【0059】更には、撮影者がファインダなどから眼を
離したときなどでも、適切な圧縮条件で撮影画像を圧縮
できる。画面全体を均一に圧縮することで、中間的な画
質を確保でき、画面中央を低圧縮率で圧縮することで画
面中央の画質を確保しつつ、全体として高い圧縮率を確
保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 圧縮/伸長回路26の概略構成ブロック図で
ある。
【図3】 スペクトラム拡散送信機22の概略構成ブロ
ック図である。
【図4】 ファインダ・ユニット20の概略構成ブロッ
ク図である。
【図5】 本実施例の再生画の一例である。
【図6】 本実施例の圧縮処理のフローチャートであ
る。
【図7】 画面全体を均一圧縮率で圧縮した場合の再生
画の例である。
【図8】 視線検出装置66が撮影者の視線を検出でき
ない場合に、画面全体を均一の圧縮率で圧縮するように
した圧縮処理のフローチャートである。
【図9】 視線検出装置66が撮影者の視線を検出でき
ない場合に、画面中央を低い圧縮率で圧縮するようにし
た圧縮処理のフローチャートを示す。
【図10】 画面中央を低い圧縮率で圧縮し、周囲を高
い圧縮率で圧縮する場合の、圧縮率の分布図である。
【符号の説明】
10:撮影レンズ 12:撮像素子 14:CDS/AGC回路 16:モータ駆動回路 18:ディジタル信号処理回路 20:ファインダ・ユニット 22:スペクトラム拡散送信機 24:送信アンテナ 26:圧縮/伸長回路 28:記録再生装置 30:メモリ 32:制御回路 34:システム制御回路 36:操作キー 38:撮影者の眼 40:離散コサイン変換/逆離散コサイン変換ブロック 42:量子化/逆量子化ブロック 44:ハフマン符号化/復号化ブロック 46:量子化テーブル記憶回路 48:ハフマン・テーブル記憶回路 50:直並列変換器 52:拡散符号発生器 54−1〜54−n:乗算器 56:加算器 58:RF回路 60:ファインダ 62:映像表示素子 64:接眼レンズ 66:視線検出装置 68:制御回路 70:表示回路 72:レンズ撮像系インターフェース 74:加算器 76:ダイクロイック・ミラー 78:赤外発光ダイオード 80:集光レンズ 82:光電変換素子 84:注視点検出回路 90:映像表示画面 92:注視範囲(の枠)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段と、 前記撮像手段による映像情報を圧縮する映像圧縮手段
    と、 撮像画面内の撮影者の視線を検出する視線検出手段と、 前記視線検出手段の検出結果に応じて前記映像圧縮手段
    の圧縮率を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、所定状況下で、前記視線検出手段の検
    出結果に関わらず前記映像圧縮手段の圧縮率を所定の圧
    縮率に設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記視線検出手段によっ
    て限定される注視範囲の内側で前記映像圧縮手段の圧縮
    率を低くし、前記注視範囲の外側で前記圧縮手段の圧縮
    率を相対的に高くすることを特徴とする請求項1に記載
    の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記所定状況下とは前記視線検出手段が
    視線を検出できなかった場合であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記視線検出手段が視
    線を検出できなかった場合に、前記映像圧縮手段を画面
    全体を均一の圧縮率で圧縮するように制御することを特
    徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記視線検出手段が視
    線を検出できなかった場合に、前記映像圧縮手段に対し
    で画面中央の圧縮率を低くし、周囲の圧縮率を高くする
    ように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記映像圧縮手段により圧縮され
    た映像情報を記録媒体に記録する記録手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像
    装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記映像圧縮手段により圧縮され
    た映像情報を無線送信する無線送信手段を有することを
    特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 前記無線送信手段はスペクトラム拡散方
    式であることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 撮像手段と、 前記撮像手段による映像情報を圧縮する映像圧縮手段
    と、 撮像画面内の撮影者の視線を検出する視線検出手段と、 前記視線検出手段の検出結果に応じて前記圧縮手段の圧
    縮率を制御する制御手段と、 前記圧縮手段によって圧縮された映像情報を無線送信す
    る無線送信手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は前記視線検出手段によ
    って限定される注視範囲の内側で前記映像圧縮手段の圧
    縮率を低くし、前記注視範囲の外側で前記映像圧縮手段
    の圧縮率を相対的に高くすることを特徴とする請求項9
    に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記圧縮手段により圧縮された
    映像情報を記録媒体に記録する記録手段を有することを
    特徴とする請求項9又は10に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記無線送信手段はスペクトラム拡散
    方式であることを特徴とする請求項9乃至10の何れか
    1項に記載の撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000350076A (ja) * 1999-03-31 2000-12-15 Ricoh Co Ltd デジタルカメラ
JP2008066770A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Toshiba Corp コンテンツ受信装置、コンテンツ送受信システム、及びコンテンツ送受信方法
WO2021065632A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 画像データ転送装置、画像表示システム、および画像圧縮方法

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