JP4063760B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク等のディスク状記録媒体から信号を読み取って音声及び/又は映像として再生するディスクプレーヤに関するものである。
ディスクプレーヤは、ディスクを回転駆動するターンテーブルと、回転するディスクから信号を読み取るピックアップと、ラックとピニオンの噛合によってピックアップをディスク半径方向に往復駆動するピックアップ駆動装置とを具え、ディスクの信号面から信号を光学的に読み取るものである。
図14に示す如く、ディスクDの信号面には、オーディオ信号やビデオ信号の記録領域Aが設けられると共に、その内周部には、ディスクの全てのトラックのアドレスが書き込まれたTOC(Table of contents)領域Bが設けられており、これらの記録領域(コンテンツ信号記録領域)をピックアップがディスク半径方向に往復移動して、信号の読み取りが行なわれる。
従来のディスクプレーヤのピックアップ駆動装置においては、図13に示す如く、ディスク半径方向の往復移動が案内されたピックアップ(4)にラック(5)が取り付けられ、該ラック(5)には、モータ(図示省略)によって回転駆動されるピニオン(73)が噛合している。
又、ディスクプレーヤには、ピックアップ(4)がコンテンツ信号記録領域を通過してディスク内周側まで移動したときにオンとなるスイッチ(74)と、ラック(5)をディスク内周側の移動端で受け止めるストッパー(76)とが配備されており、ピックアップ(4)がディスクのTOC記録領域を越えて更にディスクの内周側へ移動することを阻止している。
ところで、ピックアップ(4)の位置を高精度に制御するためには、ラック(5)とピニオン(73)の間のバックラッシュを零とする必要がある。そこで、図13に示すピックアップ駆動装置においては、ピックアップ(4)にバネ片(50)を介してラック(5)を取り付け、バネ片(50)の付勢力によってラック(5)を常にピニオン(73)に押し付けることが行なわれている(特許文献1)。
上記ピックアップ駆動装置を具えたディスクプレーヤにおいては、ディスクプレーヤの落下等による衝撃が加わって、ラック(5)に過大な力が作用した場合、ラック(5)がバネ片(50)の弾性力に抗してピニオン(73)から離れる方向に逃げて、ラック(5)とピニオン(73)の噛合が解除されるので、歯の損傷が防止される。
特開平9−63213号公報
近年、光ディスクにおいては、図14に示す如くディスク信号面のTOC領域Bの更にディスク内周側に、BCA(Burst Cutting Area)或いはバーコードエリアと称される参照情報記録領域Cが設けられており、ピックアップにより参照情報記録領域Cから参照情報を読み取ることによって、例えば各種の情報提供サービスを受けることが可能となる。
この様な参照情報記録領域を有する光ディスクに対応するためには、図13に示すディスクプレーヤに配備されているスイッチ(74)及びストッパー(76)をディスク内周側へ移設して、ピックアップ(4)が参照情報記録領域からも情報を読み取ることが出来る構成とすればよい。
しかしながら、コンテンツ信号記録領域A及びBと参照情報記録領域Cとでは信号若しくは情報の記録形式が異なるため、コンテンツ信号記録領域におけるピックアップ(4)の移動制御をそのまま参照情報記録領域への移動制御に用いることは出来ない。
仮に、スイッチ(74)がオンとなるまでピックアップ(4)を移動させることとしたとしても、ピックアップ(4)の慣性力によってラック(5)がストッパー(76)に衝突し、その反動によりラック(5)とピニオン(73)の噛み合い位置がずれて、ラック(5)が歯形の1〜数ピッチ分だけ後退し、ピックアップ(4)による信号読み取り位置が参照情報記録領域Cからずれる虞がある。然も、この際にラック(5)とピニオン(73)の歯飛びの繰り返しに伴う騒音が発生する問題がある。
そこで本発明の目的は、ディスク信号面のコンテンツ信号記録領域の内周側に参照情報記録領域が設けられたディスクを対象として、該ディスクからコンテンツ信号と参照情報の両方を読み取ることが可能であり、然も参照情報読み取り時に騒音が発生する虞のないディスクプレーヤを提供することである。
本発明に係るディスクプレーヤは、ディスクを回転駆動するターンテーブル(9)と、回転するディスクから信号を読み取るピックアップ(4)と、ラック(5)とピニオン(73)の噛合によってピックアップ(4)をコンテンツ信号記録領域と参照情報記録領域に跨ってディスク半径方向に往復駆動するピックアップ駆動装置(7)と、ラック(5)に過大な力が作用したときにラック(5)とピニオン(73)の噛合を解除する噛合解除機構(3)と、ピックアップ(4)による信号読み取り位置がディスクのコンテンツ信号記録領域と参照情報記録領域の中間位置あるいは所定位置に達したことを検知する検知手段と、参照情報記録領域から情報を読み取るべき指令が発せられたときに前記検知手段による検知から一定時間だけピックアップ駆動装置(7)を動作させてピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させる駆動制御手段と、ディスクの内周側へのピックアップの移動を制止する、具体的にはピックアップ(4)がディスクの参照情報記録領域からの信号読み取り位置に達したときに該ピックアップ(4)の更なる移動を制止するストッパー(61)と、ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止されている状態で噛合解除機構(3)の動作に規制を加える噛合解除規制機構(6)とを具えている。
そして、本発明に係るディスクプレーヤの駆動制御手段は、前記検知手段による検知から一定時間だけピックアップ(4)をディスクの参照情報記録領域へ移動させる際の駆動電圧を、ピックアップ(4)をディスクのコンテンツ信号記録領域にて往復移動させる際の駆動電圧よりも低下させる。
上記本発明のディスクプレーヤにおいて、ディスクのコンテンツ信号記録領域から信号の読み取りを行なうべき指令が発せられたときは、ピックアップ駆動装置(7)を動作させて、ピックアップ(4)をディスク内周側へ向けて移動させる。その後、検知手段によってピックアップ(4)による読み取り位置がコンテンツ信号記録領域と参照情報記録領域の中間位置(所定位置)に達したことが検知された時点で、ピックアップ駆動装置(7)の動作を停止させ、或いは一定時間だけ逆向きに動作させた後、コンテンツ信号記録領域からの信号の読み取りに移行する。
これに対し、ディスクの参照情報記録領域から情報の読み取りを行なうべき指令が発せられたときは、ピックアップ駆動装置(7)を動作させて、ピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させる。その後、検知手段によって、ピックアップ(4)による読み取り位置がコンテンツ信号記録領域と参照情報記録領域の中間位置(所定位置)に達したことが検知された時点から、更にピックアップ駆動装置(7)を同じ方向に一定時間だけ動作させて、ピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させる。ここで一定時間は、ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止されるまでピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させるのに必要な時間以上に設定されている。
この結果、ピックアップ(4)の更なる移動がストッパー(61)によって制止され、ピックアップ(4)は参照情報記録領域からの信号読み取り位置に保持される。この際、ピックアップ(4)に大きな衝撃が加わって、噛合解除機構(3)が動作する方向の力が作用したとしても、噛合解除規制機構(6)が噛合解除機構(3)の動作に規制を加えるので、ラック(5)とピニオン(73)の噛合が容易に解除されることはない。従って、ラック(5)とピニオン(73)が歯飛びを繰り返すことによる騒音は発生しない。
更に、ピックアップ(4)が参照情報記録領域に向かって移動するときの速度が低くなって、その移動がストッパー(61)によって制止されるときの衝撃力が小さくなるので、ラック(5)の歯面に作用する応力が低下し、ピックアップ駆動装置(7)の長寿命化が図られる。
尚、ピックアップ(4)の信号読み取り位置がディスクのコンテンツ信号記録領域に存在する状態で、ディスクプレーヤの落下等による衝撃が加わって、ラック(5)に過大な力が作用した場合には、噛合解除機構(3)が動作して、ラック(5)とピニオン(73)の噛合が解除されるので、歯の損傷が防止される。
具体的構成において、噛合解除機構(3)は、ピックアップ(4)のベース(40)上に、ラック(5)をピニオン(73)から離間可能に支持すると共にラック(5)をピニオン(73)側へ弾性付勢して構成される。
該具体的構成においては、噛合解除機構(3)によってラック(5)がピニオン(73)に押し付けられて、バックラッシュが零となる。又、ピックアップ(4)に衝撃力が作用した場合、弾性付勢に抗してラック(5)がピニオン(73)から離間し、両者の噛合が解除されて、歯の損傷が防止される。
又、具体的構成において、噛合解除規制機構(6)は、ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止された状態でラック(5)のディスク内周側の端部に係合して、該端部がピニオン(73)から離間する方向に移動することを阻止するものである。
該具体的構成によれば、ピックアップ(4)に大きな衝撃力が作用した場合に、ラック(5)がディスク内周側の端部を固定端として弾性変形し、その結果、ラック(5)とピニオン(73)の噛合が解除されて、歯の損傷が防止される。
本発明に係るディスクプレーヤによれば、ディスク信号面のコンテンツ信号記録領域の内周側に参照情報記録領域が設けられたディスクを対象として、該ディスクからコンテンツ信号と参照情報の両方を読み取ることが可能であり、然も参照情報読み取り時に騒音が発生する虞はない。
以下、本発明の実施形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
図14に示す如くディスクDの信号面には、オーディオ信号やビデオ信号(AV信号)の記録領域Aが設けられると共に、その内周部には、ディスクの全てのトラックのアドレスが書き込まれたTOC(Table of contents)領域Bが設けられ、これらの記録領域(コンテンツ信号記録領域)の更にディスク内周側に、参照情報記録領域としてバーコードエリアCが設けられている。
本発明に係るディスクプレーヤは、図1に示す如く、シャーシ(1)上に、ディスクを回転駆動するターンテーブル(9)と、回転するディスクから信号を読み取るピックアップ(4)と、ピックアップ(4)をディスクのAV信号記録領域、TOC領域及びバーコードエリアに跨ってディスク半径方向に往復駆動するピックアップ駆動装置(7)とを配備して構成されている。
ピックアップ(4)は、ベース(40)上に対物レンズ(44)を搭載して構成され、シャーシ(1)上に架設された2本の平行な第1レール(21)及び第2レール(22)からなる案内部材(2)により、ディスク半径線に沿って往復移動可能に支持されている。
ターンテーブル(9)は、図6及び図7に示す如くシャーシ(1)裏面に設けたターンテーブル駆動モータ(91)に連繋されている。
図2に示す如く、ピックアップ(4)のベース(40)は、走行方向(矢印X方向)と直交する方向の両端に上記レール(21)(22)への取付け部(41)(45)を有しており、一方の取付け部(41)は両端に取付け片(42)(43)を有し、第1レール(21)が両取付け片(42)(43)を貫通している。他方の取付け部(45)は第2レール(22)にスライド可能に係合している。
ベース(40)には、第1レール(21)側の取付け部(41)側の端部に、ピックアップ(4)の移動方向に伸びるラック(5)が配備されている。図2及び図4に示す如く、ラック(5)は、後述するバネ部材(8)を取り付けるためのバネ取付け部(51)の長手方向の側縁にラック面(52)を形成し、ラック面(52)の両端部近傍に支持片(53)(54)を突設している。
第1レール(21)がラック(5)の両支持片(53)(54)を貫通しており、前記ピックアップ(4)の取付け部(41)は、ラック(5)の両支持片(53)(54)間にベース(40)のスライド方向に余裕のある状態に嵌まっている。 ラック(5)は、レール(21)を中心に回動可能である。
図1及び図6に示す如く、ピックアップ駆動装置(7)は、モータ(71)に減速ギア列(72)を連繋し、該減速ギア列(72)の最終段のピニオン(73)を上記ラック(5)のラック面(52)に噛合させて構成される。
ラック(5)のバネ取付け部(51)にバネ部材(8)が取り付けられる。図4及び図5に示す如く、バネ部材(8)は1本の金属バネ材を略V字状に屈曲して形成される。該バネ部材(8)は、ラック(5)のディスク内周側の支持片(53)側に設けた係止部(55)に一端を当て、圧縮状態で他端を相手部材であるベース(40)に当てている。
ラック(5)は、バネ部材(8)がベース(40)を付勢する反力で、ピニオン(73)側へ付勢される。即ち、略V字状のバネ部材(8)全体が、ラック(5)をピニオン(73)に向かって付勢する第1付勢部(81)となっている。
ラック(5)をレール(21)に回転可能に配備して、ラック(5)をピニオン(73)から離間可能とすると共に、バネ部材(8)によってラック(5)をピニオン(73)側に付勢したことにより、ラック(5)とピニオン(73)の噛合を解除するための噛合解除機構(3)が構成される。即ち、ラック(5)に過大な力が作用した場合、ラック(5)がピニオン(73)から離れる方向に逃げて、両ギアの噛み合いが解除される。
前記バネ部材(8)の係止部(55)側の端部には、ベース(40)をラック(5)との間でがたつきが生じない様に一方向(本実施例ではディスクの外周側走行方向)に付勢する第2付勢部(82)が形成されている。図2に示す如く、第2付勢部(82)とディスク外周側の支持片(54)内面の間隔L2は、ピックアップ(4)の取付け部(41)の取付け片(42)(43)の外面間の間隔L1よりも少し狭くなっている。第2付勢部(82)を外側に押し拡げて、ベース(40)の取付け部(41)を第2付勢部(82)とディスク外周側の支持片(54)との間に嵌めることにより、該ベース(40)の取付け片(43)は支持片(54)側に付勢され、該支持片(54)に常時接することになる。尚、第2付勢部(82)の付勢力は、ラック(5)がレール(21)を中心に回転するのに支障のない程度の強さである。
図5に示す如く、バネ部材(8)はバネ鋼線にて形成され、V字状屈曲部は、バネ鋼線を複数回同心に巻き重ねて環状の取付け部(83)を形成し、第2付勢部(82)側端部も複数回同心に巻き重ねて筒状部(84)を形成し、筒状部(84)の周端をL字状に取付け部(83)側に延長して第2付勢部(82)となしている。
バネ部材(8)の他端は、外側へ略J字状に折り返す様に屈曲して、ベース(40)への当り部(81a)を形成している。
図4に示す如く、バネ部材(8)は、環状取付け部(83)をラック(5)のバネ取付け部(51)上の円形ボス(55)に嵌め、筒状部(84)をラック(5)上の係止部(55)に嵌め込んで係止している。ラック(5)にはバネ部材(8)の直線部に被さる抜止め片(56)が複数箇所に設けられている。
図6に示す如く、バネ部材(8)の当り部(81a)は、ベース(40)に形成した受け部(46)に当接している。
図6及び図7に示す如く、シャーシ(1)上には、ピックアップ(4)による読み取り位置がディスクのTOC領域とバーコードエリアの中間位置に達したときにオンとなるべきスイッチ(74)と、ピックアップ(4)による読み取り位置がバーコードエリアに達したときに該ピックアップ(4)の更なる移動を制止するストッパー(61)とが配備されている。
スイッチ(74)は、ラック(5)に突設された押さえ片(54)によって作動片(75)が押し込まれることによりオンとなり、駆動装置(7)のモータ(71)への通電を遮断してピックアップ(4)の走行を停止させる。
ストッパー(61)は、ピックアップ(4)がディスクのバーコードエリアの読み取り位置に達した時点で、前記噛合解除機構(3)の動作を規制する噛合解除規制機構(6)を兼ねている。
即ち、ラック(5)のディスク内周側の端面には、ラック面(52)とは反対側に、ストッパー(61)が係合可能な切欠き(55)が凹設されており、該切欠き(55)のディスク内周側に向く内面がストッパー(61)に当たって、ラック(5)の移動が制止される。
図8及び図9に示す如く、ストッパー(61)が切欠き(55)に係合した状態で、切欠き(55)のラック面(52)とは反対側の面とストッパー(61)との間には、ラック(5)に接しない程度の僅かな隙間Sが存在するに過ぎない。従って、ピックアップ(4)がディスクのバーコードエリアに対する読み取り位置に達した時点でラック(5)に大きな力が作用したとしても、ストッパー(61)によって、ラック(5)のピニオン(73)から離間する方向の回転は阻止され、ラック(5)とピニオン(73)の噛み合いが外れることはない。
但し、ピックアップ(4)がコンテンツ信号記録領域からの信号読み取り位置にあるときに、プレーヤが落下する等により、ラック(5)に大きな衝撃が作用すれば、噛合解除機構(3)の動作によってラック(5)がレール(21)を中心に回転してラック(5)とピニオン(73)の噛合が解除される。この結果、ラック(5)とピニオン(73)の歯の損傷が防止される。
図11は、ディスクのコンテンツ信号記録領域から信号の読み取りを行なうべき指令が発せられたときのピックアップ駆動装置(7)の制御を表わし、図12は、ディスクのバーコードエリアから情報の読み取りを行なうべき指令が発せられたときのピックアップ駆動装置(7)の制御を表わしている。尚、図中において、「SLED移動」はピックアップのディスク半径方向の移動を意味し、「SLED電圧」はピックアップ駆動装置(7)に印加される電圧を意味している。
ディスクのコンテンツ信号記録領域から信号の読み取りを行なうべき指令が発せられたときは、図11に示す如く、先ずピックアップ駆動装置にSLED電圧1を印加して、ピックアップをディスク内周側へ向けて移動させる。その後、スイッチがオンとなってピックアップによる読み取り位置がTOC領域とバーコードエリアの中間位置に達したことが検知されると、その時点から所定時間(time2)だけ、ピックアップ駆動装置にSLED電圧3を印加して、ピックアップを逆方向(ディスク外周方向)に移動させた後、コンテンツ信号記録領域からの信号の読み取りに移行する。
これに対し、ディスクのバーコードエリアから情報の読み取りを行なうべき指令が発せられたときは、図12に示す如く、先ずピックアップ駆動装置にSLED電圧1を印加して、ピックアップをディスク内周側へ移動させる。その後、スイッチがオンとなってピックアップによる読み取り位置がTOC領域とバーコードエリアの中間位置に達したことが検知されると、その時点でピックアップ駆動装置に対する駆動電圧をSLED電圧2に低下させ、該電圧を一定時間(time1)だけ維持して、ピックアップを更に同じ方向(ディスク内周方向)に移動させる。これによって、ピックアップはディスクのバーコードエリアとの対向位置に達すると同時に、ピックアップの更なる移動が前記ストッパーによって制止されることになる。この結果、ピックアップによってバーコードエリアからバーコードが読み取られる。
尚、条件によってはSLED電圧2をSLED電圧1と同電圧に設定することも可能である。
図10は、ディスクの参照情報記録領域から情報の読み取りを行なうべき指令が発せられたときの制御手続きを表わしている。
先ずステップS1にてSLED電圧1を設定し、該電圧をピックアップ駆動装置に印加する。次にステップS2にてスイッチがオンとなったかどうかを判断し、イエスと判断されたとき、ステップS3に移行する。
ステップS3では、SLED電圧2を設定し、該電圧をピックアップ駆動装置に印加する。続いてステップS4にてタイマーをスタートさせた後、ステップS5にて時間time1が経過したかどうかを判断し、イエスと判断されたとき、ステップS6に移行して、SLED電圧の印加を終了する。
上述の制御手続きの実行によって、ピックアップは、ディスクのコンテンツ信号記録領域との対向位置からディスク内周側へ向かって比較的早い速度で移動し、TOC領域とバーコードエリアとの中間位置に達する。
その後、ピックアップは、更にディスク内周側へ向かって比較的遅い速度で移動し、バーコードエリアとの対向位置に達することになる。このとき、ラック(5)がストッパー(61)に衝突することになるが、上述の如く移動速度が低下しているので、大きな衝撃力は発生せず、ラック(5)の歯面に作用する応力は低下する。この結果、ピックアップ駆動装置(7)の長寿命化が図られる。
上述の如く、本発明に係るディスクプレーヤにおいては、ピックアップ(4)がディスクのバーコードエリアとの対向位置にあるとき、噛合解除規制機構(6)の動作によってラック(5)とピニオン(73)の噛み合いが容易に外れることはないので、従来の如く、ピックアップ(4)が慣性によってストッパーに衝突したときの反動でラックとピニオンの噛み合いが外れて歯飛びが発生し、これに伴って騒音が発生する問題は生じない。
又、ピックアップがバーコードエリアとの対向位置にあるとき、プレーヤが落下する等によって過大な衝撃力が発生した場合は、ラック(5)の自由な回転は阻止されているが、ラック(5)のストッパー(61)による係止部とピニオン(73)との噛合部との距離が大きくなっているので、ラック(5)がストッパー(61)による係止部を固定端としてねじれ方向に弾性変形し、この結果、ラック(5)とピニオン(73)の噛合が解除されるので、歯の損傷が防止される。
又、噛合解除機構(3)が動作するときのラック(5)とピニオン(73)の噛み合い力を適度に高く設定すれば、ピックアップ(4)をバーコードエリアとの対向位置へ移動させる際のピックアップ駆動装置(7)の駆動電圧をある程度高い値に設定したとしても、ラック(5)とピニオン(73)の歯飛びを防止することが出来る。従って、ピックアップ駆動装置(7)に印加すべき駆動電圧の幅に余裕を持たせることが可能となる。
本発明に係るディスクプレーヤのピックアップ駆動系を示す斜面図である。 ピックアップとラックの分解斜面図である。 ピックアップとラックの組立状態を示す斜面図である。 ラックにバネ部材を組込んだ状態の斜面図である。 バネ部材の斜面図である。 ピックアップ駆動系の底面図である。 該ピックアップ駆動系を底面側から見た斜面図である。 ピックアップがディスク内周側の移動端に達した状態でのピックアップ駆動系の底面図である。 該ピックアップ駆動系を底面側から見た斜視図である。 ピックアップ駆動装置の制御手続きを示すフローチャートである。 コンテンツ信号読み取り時のピックアップ駆動装置の制御を説明するタイムチャートである。 バーコードエリア読み取り時のピックアップ駆動装置の制御を説明するタイムチャートである。 従来のディスクプレーヤにおけるピックアップ駆動系の平面図である。 ディスク信号面に設けられている複数の記録領域を示す平面図である。
符号の説明
(1) シャーシ
(2) 案内部材
(3) 噛合解除機構
(4) ピックアップ
(5) ラック
(6) 噛合解除規制機構
(61) ストッパー
(7) ピックアップ駆動装置
(73) ピニオン
(8) バネ部材

Claims (8)

  1. コンテンツ信号記録領域の内周側に参照情報記録領域が設けられたディスクを対象として、該ディスクを回転駆動するターンテーブル(9)と、回転するディスクから信号を読み取るピックアップ(4)と、ラック(5)とピニオン(73)の噛合によってピックアップ(4)をコンテンツ信号記録領域と参照情報記録領域に跨ってディスク半径方向に往復駆動するピックアップ駆動装置(7)と、ラック(5)に過大な力が作用したときにラック(5)とピニオン(73)の噛合を解除する噛合解除機構(3)とを具えたディスクプレーヤにおいて、
    ピックアップ(4)による信号読み取り位置がディスクのコンテンツ信号記録領域と参照情報記録領域の中間位置に達したことを検知する検知手段と、
    参照情報記録領域から情報を読み取るべき指令が発せられたときに前記検知手段による検知から一定時間だけピックアップ駆動装置(7)を動作させてピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させる駆動制御手段と、
    ピックアップ(4)がディスクの参照情報記録領域からの信号読み取り位置に達したときに該ピックアップ(4)の更なる移動を制止するストッパー(61)と、
    ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止された状態で噛合解除機構(3)の動作に規制を加える噛合解除規制機構(6)とを設け、
    前記駆動制御手段は、前記検知手段による検知から一定時間だけピックアップ(4)をディスクの参照情報記録領域へ移動させる際の駆動電圧を、ピックアップ(4)をディスクのコンテンツ信号記録領域にて往復移動させる際の駆動電圧よりも低下させることを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 噛合解除機構(3)は、ピックアップ(4)のベース(40)上に、ラック(5)をピニオン(73)から離間可能に支持すると共にラック(5)をピニオン(73)側へ弾性付勢して構成される請求項1に記載のディスクプレーヤ。
  3. 噛合解除規制機構(6)は、ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止された状態でラック(5)のディスク内周側の端部に係合して、該端部がピニオン(73)から離間する方向に移動することを阻止するものである請求項1又は2に記載のディスクプレーヤ。
  4. 前記一定時間は、ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止されるまでピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させるのに必要な時間以上に設定されている請求項3に記載のディスクプレーヤ。
  5. コンテンツ信号記録領域の内周側に参照情報記録領域が設けられたディスクを対象として、該ディスクを回転駆動するターンテーブル(9)と、回転するディスクから信号を読み取るピックアップ(4)と、ラック(5)とピニオン(73)の噛合によってピックアップ(4)をコンテンツ信号記録領域と参照情報記録領域に跨ってディスク半径方向に往復駆動するピックアップ駆動装置(7)と、ラック(5)に過大な力が作用したときにラック(5)とピニオン(73)の噛合を解除する噛合解除機構(3)とを具えたディスクプレーヤにおいて、
    ピックアップ(4)による信号読み取り位置が所定位置にあることを検知する検知手段と、
    参照情報記録領域から情報を読み取るべき指令が発せられたときに前記検知手段による検知から一定時間だけピックアップ駆動装置(7)を動作させてピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させる駆動制御手段と、
    ディスクの内周側へのピックアップ(4)の移動を制止するストッパー(61)と、
    ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止された状態で噛合解除機構(3)の動作に規制を加える噛合解除規制機構(6)とを設け、
    前記駆動制御手段は、前記検知手段による検知から一定時間だけピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させる際の駆動電圧を、ピックアップ(4)をディスクのコンテンツ信号記録領域内を往復移動させる際の駆動電圧よりも低下させることを特徴とするディスクプレーヤ。
  6. 噛合解除機構(3)は、ピックアップ(4)のベース(40)上に、ラック(5)をピニオン(73)から離間可能に支持すると共にラック(5)をピニオン(73)側へ弾性付勢して構成される請求項5に記載のディスクプレーヤ。
  7. 噛合解除規制機構(6)は、ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止された状態でラック(5)のディスク内周側の端部に係合して、該端部がピニオン(73)から離間する方向に移動することを阻止するものである請求項5又は6に記載のディスクプレーヤ。
  8. 前記一定時間は、ピックアップ(4)の移動がストッパー(61)によって制止されるまでピックアップ(4)をディスク内周側へ移動させるのに必要な時間以上に設定されている請求項7に記載のディスクプレーヤ。
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