JP4062997B2 - 車載機器操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のステアリングに設けられた多方向検出手段と、各種車載機器の制御を行う多機能操作制御手段と、を備えた車載機器操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来特開2001−160336号公報にあるように、各種車載機器を制御する多機能操作制御機構と、車両のステアリングに設けられ、操作者による方向指定操作により多機能操作制御機構に方向情報を出力する多方向入力装置(ジョイスティック等)と、を備える車載機器操作装置が知られている。
【0003】
多方向入力装置には、当該多方向入力装置が認識する上下左右方向を示すシンボルが形成されている。
【0004】
また、当該多方向入力装置は、ステアリングが直進方向を向いている状態(以下、「中立状態」と称する)のときに、多方向入力装置が認識する上下方向と鉛直上下方向とが一致するように、ステアリングに設けられている。
【0005】
従って、例えば、ステアリングが中立状態になっている際に操作者が多方向入力装置を鉛直上方向に操作した場合には、多方向入力装置は、操作者により上方向に操作されたと認識し、その旨の方向情報を多機能操作制御機構に出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、当該多方向入力装置は、ステアリングに固定されているため、以下の問題点があった。
【0007】
即ち、ステアリングが回転している場合、又は、ステアリングが一定角度回転した状態で停止した場合には、操作者が指定する方向と、多方向入力装置が認識する方向との間にずれが生じる場合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願特許請求の範囲に記載の発明は、多方向検出手段と多機能操作制御手段を備えた車載機器操作装置において、ステアリングの回転角度を検出するステアリング角度検出手段と、ステアリング角度検出手段による検出結果に基づいて、方向情報を補正する補正手段と、を備えたことを主に特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
本願特許請求の範囲に記載の発明では、主に以下の効果を得ることができる。
【0010】
即ち、補正手段が、ステアリング角度検出手段による検出結果に基づいて、方向情報を補正する。
【0011】
したがって、多機能操作制御手段は、当該補正された方向情報を認識することができる。
【0012】
これにより、本発明は、操作者が方向指定操作にて指定した方向と多機能操作制御手段が認識した方向との間に生じるずれを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
本実施の形態では、図1に示すように、本発明に係る車載機器操作装置1が、車両200に搭載されている。なお、当該車両200は、車載機器操作装置1の他、各種車載機器(例えば、経路誘導装置等)(図示せず)を搭載している。
【0015】
まず、車載機器操作装置1の構成について、図1〜図8に基づいて説明する。ここで、図1は、車載機器操作装置1の構成を示したブロック図であり、図2及び図3は、多方向入力装置2の構成を示した概略図であり、図4は、多方向入力装置2と多方向入力信号処理回路5との接続部分の構成を示した概略図である。
【0016】
また、図5は、ステアリング角度検出機構3の構成を示した概略図であり、図6は、演算機構81等の構成を示したブロック図であり、図7及び図8は、多方向入力装置2の設置位置等を示した概略図である。
【0017】
車載機器操作装置1は、図1に示すように、多方向入力装置(多方向検出手段)2、ステアリング角度検出機構(ステアリング角度検出手段)3、モード入力スイッチ(機能決定手段)4、多方向入力信号処理回路5、ステアリング角度信号処理回路6、モード選択信号処理回路7、制御機構8、及び表示機器9を備えている。
【0018】
多方向入力装置2は、リング状の抵抗体を用いたポテンショメータ方式のアナログ入力装置であり、以下のような構成になっている。
【0019】
即ち、多方向入力装置2は、図2及び図3に示すように、基板20、コネクタ21、抵抗体22、支持軸23、電源24、操作部25、及び検出回路26を備えている。
【0020】
基板20上には、図2に示すように、コネクタ21、抵抗体22、及び支持軸23等が設けられている。
【0021】
抵抗体22は、図3に示すように、所定の間隔で設けられた端部22a、22bと当該端部22a、22bを連結するリング部22cとで構成されている。
【0022】
端部22aにはリード線22dが接続され、端部22bにはリード線22eが接続されている。そして、リード線22dは電源24側のリード線24aと基準電位端子22fで接続されている。
【0023】
一方、リード線22eは分岐しており、一方の分岐部分22gは電源24に接続されており、他方の分岐部分22hは、検出回路26に接続されている。
【0024】
支持軸23は、抵抗体22で形成される円の中心部分に設けられており、図2に示すように、その上端部には、凹形状の球状軸受け23aが形成されている。ここで、当該球状軸受け23aの凹部分は、球形になっている。
【0025】
操作部25は、スカート部25a、操作盤25b、操作軸25c、導電体25d、フレキシブルワイヤ25e、導電ゴム25f、及び端子25gを備えている。
【0026】
スカート部25aは、円筒形状となっている。操作盤25bは円盤状になっており、当該スカート部25aの上端面に設けられている。
【0027】
操作軸25cは、操作盤25bの裏面の中心部分に設けられており、その下端部は球形となっている。そして、当該球形部分が支持軸23の球状軸受け23aに嵌合している。
【0028】
これにより、操作盤25bは、平面視で全方向に傾倒(方向指定操作)されることが可能となっている。
【0029】
導電体25dは、リング状となっており、スカート部25aの下端面に設けられている。
【0030】
フレキシブルワイヤ25eは、導電体25dと端子25gを接続している。また、端子25gには、検出回路26のリード線26aが接続されている。
【0031】
導電ゴム25fは、導電体25dの下端面に設けられており、厚みがフレキシブルに変化する。そして、操作盤25bが傾倒された際には、導電ゴム25fの一部が抵抗体22に接触する。
【0032】
上記構成によれば、リード線26aから検出回路26に入力される電圧は、導電ゴム25fが抵抗体22に接触した位置によって異なることとなるが、当該位置は、操作盤25bが傾倒された方向によって異なる。
【0033】
一方、分岐部分22hから検出回路26に入力される電圧は、導電ゴム25fが抵抗体22に接触した位置によらず、一定である。
【0034】
即ち、検出回路26は、操作盤25bが傾倒された方向に応じて異なる電圧を検出する。そして、検出回路26は、当該電圧に基づいて、操作盤25bが傾倒された方向を認識する。
【0035】
ここで、多方向入力装置2は、図1及び図7に示すように、ステアリング100が中立状態であるときに、操作者が操作盤25bを上方向(符号Aで示した方向)に傾倒した場合に、検出回路26(即ち、多方向入力装置2)により認識される方向が上方向となるように、ステアリング100に設けられている。
【0036】
また、検出回路26には、図3に示すように、スパイラルケーブル27が接続されており、検出回路26は、認識された方向に対応する方向情報を作成して、当該スパイラルケーブル27に出力する。
【0037】
スパイラルケーブル27は、図3及び図4に示すように、ステアリング100に内蔵されており、検出回路26とステアリング100側に設けられた端子ボックス28とを接続する。
【0038】
スパイラルケーブル27は、螺旋状のフレキシブル配線材料で構成されており、ステアリング100の回転角度が一定の範囲内であれば、検出回路26と端子ボックス28とを電気的に接続しておくことが可能となっている。
【0039】
また、端子ボックス28と多方向入力信号処理回路5とはリード線5aで接続されている。
【0040】
したがって、検出回路26により出力された方向情報は、スパイラルケーブル27、端子ボックス28、及びリード線5aを介して、多方向入力信号処理回路5に出力される。
【0041】
ステアリング角度検出機構3は、図5に示すように、駆動プーリ31、回転位置検出センサ32、回転プーリ33、駆動用ベルト34、及びステアリング角度検出回路35を備えている。
【0042】
駆動プーリ31は、ステアリングシャフト101に設けられており、当該ステアリングシャフト101と一体となって回転する。
【0043】
回転位置検出センサ32は、ステアリングコラム102と一体となった固定板103に固定されており、図示しないホール素子センサと磁石が固定された回転軸32aとを備えている。
【0044】
ホール素子センサは、回転軸32aが回転することによる磁石の位置変化(即ち、磁界の変化)を電圧の変化に変換して、ステアリング角度検出回路35に出力する。即ち、回転軸32aの回転角度に応じて異なる電圧をステアリング角度検出回路35に出力する。
【0045】
回転プーリ33は、回転軸32aに設けられており、回転軸32aと一体となって回転する。
【0046】
駆動用ベルト34は、駆動プーリ31と回転プーリ33を連結する。したがって、駆動プーリ31の回転(即ち、ステアリング100の回転)は、駆動用ベルト34を介して回転プーリ33に伝わるようになっている。なお、駆動用ベルト34と回転プーリ33及び駆動プーリ31との接触部分には滑り止めが施されている。
【0047】
上記構成により、ホール素子センサ(即ち、回転位置検出センサ32)は、ステアリング100の回転角度に応じて異なる電圧をステアリング角度検出回路35に出力する。
【0048】
ステアリング角度検出回路35は、回転位置検出センサ32から出力された電圧に基づいて、ステアリング100の回転角度を検出して検出結果情報を作成し、ステアリング角度信号処理回路6に出力する。
【0049】
図1に示すモード入力スイッチ4は、入力釦4aを複数備えており、操作者により当該入力釦4aの何れかが押下された際に、当該押下された入力釦4aの種類に基づいて、操作者による操作の対象となる機能(例えば、経路誘導機能等)を決定する。
【0050】
そして、モード入力スイッチ4は、決定の結果に関するモード選択情報を作成して、モード選択信号処理回路7と制御機構8に出力する。
【0051】
多方向入力信号処理回路5は、多方向入力装置2から与えられた方向情報を制御機構8に出力する。
【0052】
ステアリング角度信号処理回路6は、ステアリング角度検出機構3から与えられた検出結果情報を制御機構8に出力する。
【0053】
モード選択信号処理回路7は、モード入力スイッチ4から与えられたモード選択情報を制御機構8に出力する。
【0054】
制御機構8は、メモリ80、演算機構81、ゲート回路82、多機能操作制御機構83、画像生成装置84、矢印画像生成器85、及び画像合成器86を備えている。
【0055】
メモリ80は、図6に示すように、車載機器の機能に応じて異なる変換テーブル80aを記憶する。
【0056】
ここで、各変換テーブル80aには、方向情報と検出結果情報との各種組み合わせに対応する操作コード80bが記録されている。また、当該操作コード80bは、方向を指定する情報となっている。
【0057】
演算機構81は、多方向入力信号処理回路5から与えられた方向情報と、ステアリング角度信号処理回路6から与えられた検出結果情報と、モード選択信号処理回路7から与えられたモード選択情報と、に基づいて、以下の補正処理を行う。
【0058】
即ち、演算機構81は、まず、モード選択情報に基づいて、操作者による操作の対象となる機能を認識する。
【0059】
そして、演算機構81は、当該機能に対応する変換テーブル80aをメモリ80から取得する。
【0060】
そして、演算機構81は、当該変換テーブル80aから、多方向入力信号処理回路5から与えられた方向情報と、ステアリング角度信号処理回路6から与えられた検出結果情報と、の組み合わせに対応する操作コード80bを取得する。
【0061】
そして、演算機構81は、当該取得された操作コード80bを、補正された方向情報とする。これにより、演算機構81は、多方向入力信号処理回路5から与えられた方向情報を補正する。
【0062】
そして、演算機構81は、当該取得された操作コード80bをゲート回路82と矢印画像生成器85に出力する。
【0063】
ここで、変換テーブル80aは、以下のように構成されている。
【0064】
即ち、ステアリング100が中立状態となっているとき(図7参照)には、演算機構81が、方向情報と同一の操作コード80b(変換テーブル80aが、高い操作感度が要求されない機能に対応している場合には、ほぼ同一でもよい。以下同じ)を取得することができるように、変換テーブル80aが構成されている。
【0065】
また、ステアリング100が中立状態になっているときに多方向入力装置2が認識する方向を基準方向とする。
【0066】
そして、操作者が当該基準方向と同一の方向に操作盤25bを傾倒したときに、ステアリング100の回転角度によらず、演算機構81が同一の操作コード80b(変換テーブル80aが、高い操作感度が要求されない機能に対応している場合には、ほぼ同一でもよい。以下同じ)を取得することができるように、変換テーブル80aが構成されている。
【0067】
以上により、操作者が基準方向と同一方向に操作盤25bを傾倒した場合には、ステアリング100の回転角度によらず、演算機構81は、同一の操作コード80b、即ち、基準方向を指定する操作コード80bを取得する。
【0068】
例えば、図8に示すように、ステアリング100が回転している状態になっているときに、操作者が操作盤25bを上方向Aに傾倒した場合には、演算機構81は、上方向を指定する操作コード80bを取得する。
【0069】
なお、ステアリング100が中立状態となっている場合には、演算機構81により取得される操作コード80bと、多方向入力信号処理回路5から与えられる方向情報とが同一となるから、実質上補正は行われない。
【0070】
ゲート回路82は、信号遮断機構82aを備えている。
【0071】
当該信号遮断機構82aは、モード入力スイッチ4から与えられたモード選択情報と、ステアリング角度信号処理回路6から与えられた検出結果情報と、に基づいて、以下の処理を行う。
【0072】
即ち、信号遮断機構82aは、検出結果情報に基づいて、演算機構81により補正が行われたかどうかを判断する。
【0073】
そして、信号遮断機構82aは、演算機構81により補正が行われていないと判断した場合には、演算機構81から与えられた操作コード80bを直ちに多機能操作制御機構83に出力する。
【0074】
一方、信号遮断機構82aは、演算機構81により補正が行われたと判断した場合には、モード選択情報に基づいて、操作者による操作の対象となる機能を認識する。
【0075】
そして、操作者による操作の対象となる機能が経路誘導機能以外である場合には、演算機構81から与えられた操作コード80bを所定時間保持した後、多機能操作制御機構83に出力する。
【0076】
一方、信号遮断機構82aは、操作者による操作の対象となる機能が経路誘導機能である場合には、多機能操作制御機構83からスクロールオン情報を与えられてから、当該操作コード80bの保持を開始する。
【0077】
多機能操作制御機構83は、モード入力スイッチ4から与えられたモード選択情報に基づいて、制御対象となる車載機器を選択し、ゲート回路82から与えられた操作コード80b、即ち、補正された方向情報に基づいて、当該選択された車載機器を制御する。
【0078】
ここで、多機能操作制御機構83は、経路誘導装置を選択した場合には、スクロールオン情報をゲート回路82に所定のタイミングで出力する。
【0079】
画像生成装置84は、各種車載機器から与えられる情報等に基づいて、各種の画像情報(例えば、地図画像情報、リスト画像情報等)を生成し、画像合成器86に出力する。
【0080】
矢印画像生成器85は、演算機構81から与えられた操作コード80bに基づいて、当該操作コード80bに対応する矢印情報を生成し、画像合成器86に出力する。
【0081】
画像合成器86は、画像生成装置84から与えられた画像情報と矢印画像生成器85から与えられた矢印情報とを合成して合成画像情報を生成し、表示機器9に出力する。
【0082】
表示機器9は、画像合成器86から与えられた合成画像情報を車両200の乗員に画像表示する。即ち、表示機器9は、画像生成装置84から与えられた画像情報の他、矢印情報、即ち、補正された方向情報を車両200の乗員に提示する。
【0083】
次に、車載機器操作装置1による処理の手順について、図1〜図8に基づいて説明する。
【0084】
なお、本実施の形態では、処理の一例として、操作者が経路誘導機能に対して操作を行う場合について説明するが、他の場合においても車載機器操作装置1を使用することができるのは勿論である。
【0085】
まず、操作者が、経路誘導機能に対応する入力釦4a(図1参照)を押下すると、モード入力スイッチ4は、操作者による操作の対象となる機能を経路誘導機能と決定する。
【0086】
次いで、モード入力スイッチ4は、決定の結果に関するモード選択情報を作成し、当該モード選択情報を、モード選択信号処理回路7を介して演算機構81に出力すると共に、ゲート回路82と多機能操作制御機構83に出力する。
【0087】
次いで、多機能操作制御機構83は、モード入力スイッチ4から与えられたモード選択情報に基づいて、経路誘導装置を制御する。
【0088】
ここで、経路誘導装置は、多機能操作制御機構83による制御により、地図データを作成して画像生成装置84に出力すると共に、スクロール機能を使用可能とする。
【0089】
次いで、画像生成装置84は、経路誘導装置から与えられた地図データに基づいて、地図画像情報を生成し、画像合成器86に出力する。
【0090】
次いで、画像合成器86は、地図画像情報を表示機器9に出力し、表示機器9は、当該地図画像情報を表示する。
【0091】
次いで、多機能操作制御機構83は、信号遮断機構82a(図6参照)に、スクロールオン情報を出力する。
【0092】
以上の処理により、表示機器9に地図画像情報が表示され、かつ、スクロール機能が使用可能となっているので、操作者は、操作盤25bを適宜傾倒させることにより、以下に示すように、地図スクロール操作等を行うことができる。
【0093】
次いで、多方向入力装置2は、操作者により操作盤25bが傾倒された場合には、操作盤25bが傾倒された方向を認識し、当該方向を指定する方向情報を作成する。
【0094】
次いで、多方向入力装置2は、当該作成された方向情報を多方向入力信号処理回路5を介して演算機構81に出力する。
【0095】
一方、ステアリング角度検出機構3は、ステアリング100の回転角度を検出して検出結果情報を作成する。
【0096】
次いで、ステアリング角度検出機構3は、当該作成された検出結果情報をステアリング角度信号処理回路6に出力する。
【0097】
次いで、ステアリング角度信号処理回路6は、ステアリング角度検出機構3から与えられた検出結果情報を演算機構81とゲート回路82に出力する。
【0098】
次いで、演算機構81は、モード入力スイッチ4から与えられたモード選択情報に基づいて、経路誘導機能に対応する変換テーブル80aをメモリ80から取得する。
【0099】
次いで、演算機構81は、多方向入力信号処理回路5から与えられた方向情報とステアリング角度信号処理回路6から与えられた検出結果情報とを認識する。
【0100】
次いで、演算機構81は、当該方向情報と検出結果情報との組み合わせに対応する操作コード80bを、当該変換テーブル80aから取得する。
【0101】
次いで、演算機構81は、当該取得された操作コード80bを信号遮断機構82aと矢印画像生成器85に出力する。
【0102】
次いで、信号遮断機構82aは、ステアリング角度信号処理回路6から与えられた検出結果情報に基づいて、演算機構81による補正が行われたかどうかを判断する。
【0103】
この結果、信号遮断機構82aは、演算機構81により補正が行われたと判断した場合には、モード選択情報に基づいて、操作者による操作の対象となる機能を認識する。本例の場合では、信号遮断機構82aは、操作者による操作の対象となる機能を経路誘導機能と認識する。
【0104】
次いで、信号遮断機構82aは、多機能操作制御機構83からスクロールオン情報を与えられてから、当該操作コード80bの保持を開始する。
【0105】
次いで、信号遮断機構82aは、保持を開始してから所定時間経過した後、当該操作コード80bを多機能操作制御機構83に出力する。
【0106】
一方、信号遮断機構82aは、当該補正が行われていないと判断した場合には、演算機構81から与えられた操作コード80bを直ちに多機能操作制御機構83に出力する。
【0107】
信号遮断機構82aが上記処理を行う一方で、矢印画像生成器85は、演算機構81から与えられた操作コード80bに基づいて、当該操作コード80bに対応する矢印情報を生成し、画像合成器86に出力する。
【0108】
次いで、画像合成器86は、画像生成装置84から与えられた地図画像情報と矢印画像生成器85から与えられた矢印情報とを合成して合成画像を生成し、表示機器9に出力する。
【0109】
次いで、表示機器9は、画像合成器86から与えられた合成画像情報を車両200の乗員に表示する。
【0110】
次いで、信号遮断機構82aは、操作コード80bを保持している場合には、当該保持された操作コード80bを多機能操作制御機構83に出力する。
【0111】
多機能操作制御機構83は、信号遮断機構82aから操作コード80bを与えられた際に、当該操作コード80bを認識する。
【0112】
そして、経路誘導装置は、多機能操作制御機構83による制御により、表示機器に表示された地図画像を、操作コード80bにより指定された方向にスクロールさせる。
【0113】
即ち、車載機器操作装置1は、演算機構81による補正処理が発生した場合には、ゲート回路82に操作コード80bを所定時間保持させた後、地図画像をスクロールさせる。また、車載機器操作装置1は、ゲート回路82に操作コード80bを保持させている間、表示機器9に矢印情報、即ち補正された方向情報を表示する。
【0114】
一方、車載機器操作装置1は、演算機構81による補正処理が発生しない場合には、操作者が操作盤25bを操作した後、直ちに地図画像をスクロールさせる。
【0115】
以上により、本実施の形態では、演算機構81が、ステアリング角度検出機構3による検出結果に基づいて、操作コード80b、即ち、補正された方向情報を出力する。
【0116】
そして、多機能操作制御機構83は、当該操作コード80bを認識して、各種車載機器を制御する。
【0117】
したがって、車載機器操作装置1は、操作者が指定した方向と多機能操作制御機構が認識した方向との間に生じるずれを低減することができる。
【0118】
また、ステアリング100が中立状態となっているときに多方向入力装置2が認識する方向を基準方向として、演算機構81は、操作者が当該基準方向に対して同一の方向に操作盤25bを傾倒した場合には、ステアリングの回転角度によらず、基準方向を指定する操作コード80bを出力する。
【0119】
したがって、操作者は、基準方向と同一方向に操作盤25bを傾倒することによって、ステアリング100の回転角度によらず、基準方向を指定する操作コード80bを多機能操作制御機構83に認識させることができる。
【0120】
これにより、車載機器操作装置1は、操作者が指定した方向と多機能操作制御機構83が認識した方向との間に生じるずれをより確実に低減することができる。
【0121】
また、演算機構81は、モード入力スイッチ4から与えられたモード選択情報に基づいて、操作者による操作の対象となる機能を認識する。そして、演算機構81は、当該機能に対応する変換テーブル80aを選択し、当該変換テーブルから操作コード80bを取得する。ここで、操作コード80bは、変換テーブル80a毎に異なる。
【0122】
即ち、演算機構81は、モード入力スイッチ4による決定の結果に基づいて、補正量を変更する。
【0123】
したがって、車載機器操作装置1は、操作者による操作の対象となる機能(例えば、リスト選択機能、及び経路誘導機能における地図スクロール機能等)に応じて、適切な補正を行うことができる。
【0124】
また、車載機器操作装置1は、演算機構81による補正処理が発生した場合には、ゲート回路82に操作コード80bを所定時間保持させた後、多機能操作制御機構83に出力させる。
【0125】
さらに、車載機器操作装置1は、ゲート回路82に操作コード80bを保持させている間、表示機器9に矢印情報、即ち補正された方向情報を表示する。
【0126】
したがって、操作者は、演算機構81による補正処理が発生した場合には、多機能操作制御機構83が実際に各種車載機器の制御を開始する前に、補正後の方向を確認することができる。
【0127】
これにより、操作者は、初心者であるか熟練者であるかを問わず、操作方向で迷うことなく多方向入力装置2を操作することができる。
【0128】
特に、本実施の形態では、操作者は、演算機構81による補正処理が発生した場合には、地図のスクロールが開始される前に、補正後の方向を確認することができる。
【0129】
これにより、操作者は、微細で連続的な操作が要求される地図スクロール操作を、操作方向で迷うことなく正確に行うことができる。
【0130】
さらに、車載機器操作装置1は、演算機構81による補正処理が発生しない場合には、操作者が操作盤25bを傾倒した後、直ちに地図画像をスクロールさせる。
【0131】
これにより、操作者は、演算機構81による補正処理が発生しない場合には、地図スクロール操作をスムーズに行うことができる。
【0132】
なお、本実施の形態では、多方向入力装置2として、平面視で全方向を指定することができるアナログ入力装置を用いたが、他の多方向入力装置を用いることができるのは勿論である。ここで、他の多方向入力装置としては、例えば、平面視で四方向又は八方向を指定することができるデジタル式、または分割式の多方向入力装置がある。
【0133】
また、図7等に示すように、多方向入力装置2をステアリング100のステアリングシャフト101(図5参照)側に設けたが、図9及び図10に示すように、ステアリング100の外周側に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車載機器操作装置の構成を示したブロック図である。
【図2】多方向入力装置の構成を示した概略側断面図である。
【図3】多方向入力装置の構成を示した概略平面図である。
【図4】多方向入力装置と多方向入力信号処理回路との接続部分の構成を示した概略図である。
【図5】ステアリング角度検出機構の構成を示した概略側断面図である。
【図6】演算機構等の構成を示したブロック図である。
【図7】多方向入力装置の設置位置を示した概略正面図である。
【図8】多方向入力装置の設置位置を示した概略正面図である。
【図9】多方向入力装置の設置位置を示した概略正面図である。
【図10】多方向入力装置の設置位置を示した概略正面図である。
【符号の説明】
1 車載機器操作装置
2 多方向入力装置(多方向検出手段)
3 ステアリング角度検出機構(ステアリング角度検出手段)
4 モード入力スイッチ(機能決定手段)
5 多方向入力信号処理回路
6 ステアリング角度信号処理回路
7 モード選択信号処理回路
9 表示機器(提示手段)
80a 変換テーブル
80b 操作コード
81 演算機構(補正手段)
82 ゲート回路(保持手段)
82a 信号遮断機構
83 多機能操作制御機構(多機能操作制御手段)
84 画像生成装置
85 矢印画像生成器
86 画像合成器
100 ステアリング
200 車両

Claims (4)

  1. 車両のステアリングに設けられ、操作者による操作方向を検出して出力する多方向検出手段と、当該方向情報に基づいて、各種車載機器の制御を行う多機能操作制御手段と、を備えた車載機器操作装置において、
    前記ステアリングの回転角度を検出するステアリング角度検出手段と、
    前記ステアリング角度検出手段による検出結果に基づいて、前記車載機器への制御を補正する補正手段と、
    操作者による操作の対象となる機能を決定する機能決定手段とを備え、
    前記補正手段は、前記機能決定手段による決定の結果に基づいて、補正量を変更する、
    ことを特徴とする車載機器操作装置。
  2. 車両のステアリングに設けられ、操作者による操作方向を検出して出力する多方向検出手段と、当該方向情報に基づいて、各種車載機器の制御を行う多機能操作制御手段と、を備えた車載機器操作装置において、
    前記ステアリングの回転角度を検出するステアリング角度検出手段と、
    前記ステアリング角度検出手段による検出結果に基づいて、前記車載機器への制御を補正する補正手段と、
    前記補正手段による補正処理が発生した際には、前記補正された方向情報を所定時間保持した後、前記多機能操作制御手段に出力する保持手段と、
    前記保持手段にて前記方向情報を保持している間に、前記補正された方向情報を車両の乗員に提示する提示手段と、
    を備えたことを特徴とする車載機器操作装置。
  3. 請求項2記載の車載機器操作装置において、
    操作者による操作の対象となる機能を決定する機能決定手段を備え、
    前記補正手段は、前記機能決定手段による決定の結果に基づいて、補正量を変更することを特徴とする車載機器操作装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車載機器操作装置において、
    ステアリングが直進方向を向いているときに前記多方向検出手段が認識する方向を基準方向として、
    前記補正手段は、操作者が当該基準方向に対して同一の方向に方向指定操作をした場合には、ステアリングの回転角度によらず、前記多機能操作制御手段が同一の方向情報を認識することができるように、前記方向情報を補正することを特徴とする車載機器操作装置。
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