JP4060906B2 - 中空駆動軸のための改良されたバランス配置 - Google Patents

中空駆動軸のための改良されたバランス配置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バランス配置に関し、特により大きい不平衡の補償を考慮に入れる中空駆動軸のための改良されたバランス配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
種々の形式のバランス配置が従来技術で知られている。例えば、ホフマンの米国特許第3,901,046 には、回転部材に締め付けるべきクリップを利用し、その際ねじ形式(ウオーム駆動)連結によりクリップの自由な端部の連結に実質的に対向する領域内で釣合い錘がクリップに取りつけられているバランス配置が開示されている。この形式の配置は不平衡の時間のかかる決定のため取りつけが比較的複雑であり、かつ釣合い錘はクリップの開放端部のねじ形式の連結を常にずらさなければならないので比較的不十分でもある。
【0003】
本出願人の英国特許第2,238,846 号では、釣合い錘を開放たクランプバンドの機械的連結部の領域内に配置することによりホフマンの欠点と不利益を避けている。この特許の図1〜5に開示された耳なし構造体の場合、その間に区画された砂時計状窓を有する凹状の側方バンド部分を有する区分を用いてクランプバンドに長手方向の弾性的な伸縮性を与え、それによって駆動軸の熱変動を補償している。その際、釣合い錘はフック状突起によりクランプバンドに取りつけられている。この特許の図6〜12の実施の形態において、締め付け部材が塑性変形可能な耳により構成されており、図10〜12によれば、耳は釣合い錘と一体に作られている。
【0004】
本出願人の米国特許第5,230,246 号は、塑性変形可能な耳の特別な構造により前記の英国特許と異なっており、この耳には、バランス配置の位置の変化の場合の問題を避けかつ耳状部材の強さを増加させる二重の機能を行うように意図されたタブ状部材が設けられている。
中空駆動軸が与えられた精度で特定の寸法に作られている。しかしながら、軸の外側寸法の許容公差が大きければ大きいほど、すなわち駆動軸の起こり得る不平衡が大きいほど、不平衡を補償するための釣合い錘の重さの範囲がそれだけいっそう大きくなければならない。換言すれば、駆動軸が製造コストの観点から望ましい外側寸法の精度をあまり高くない精度で製造できる場合に、より大きい重さの釣合い錘を確実に取扱いできるバランス配置を設けることが重要になる。
【0005】
最近の発展によると、バランス配置で使用できる釣合い錘の最大重さの寸法を倍加する必要が示された。しかしながら、この目標は、前記の英国特許と米国特許に開示されたバランス配置では達成できないと思われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
それ故、本発明の主目的は、従来技術で遭遇する欠点と不利益を有効に除去しかつこれまで企画された重さの二倍の重さを有する釣合い錘の信頼できる確実な保持を確保する一体の平衡する釣合い錘をバランス配置および予備組立てされたクランプに設けることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
根底にある問題は、本発明により、クランプと釣合い錘の組み合わせの特定の配置により解決される。特に、クランプの機械的な連結部は必要な最大釣合い錘の増加した重さのためにより大きな締め付け力に抵抗できなければならないし、かついわゆる「エテッカー」耳を用いて、耳の保持能力も実質的に増加させなければならない。
【0008】
大抵の目的のために、いわゆる「エテッカー」耳は駆動軸の熱的温度変化に対し充分な補償をすることができるので、横方向にほぼ凹形のクランプバンドを用いることによりクランプバンドの部分に弾性を与えるのに充分である。また、駆動軸の曲率半径よりわずかに小さいその内側面の曲率半径の使用により釣合い錘に弾性を与えることもできる。
【0009】
いわゆる「エテッカー」耳を有するクランプの驚くべきいっそう大きな保持能力は、二つの並んだ長手方向に延びる補強溝を利用することにより達成され、これらの補強溝は各々円みのついた底を有しかつ特に通常用いられるより広いクランプバンドを用いて、半円形端面により相互連結されたほぼ平行な側面により境界を定められている。満足のゆく保持能力はこれらの改変で達成することができる。
【0010】
そのようなバランス配置でいわゆる耳なしクランプを使用する場合に、耳なしクランプをその取りつけられたかつ完全に締め付けられた位置に確実に保持するために下からトンネル状孔の中に係合する新規な支持フックを用いてクランプの強い機械的連結を達成することができる。改良された支持フックは、締め付け中外側クランプバンド部分の負荷の下でフックのバックリングまたは崩壊に対するより大きな抵抗を与え、かつ同時に締め付け中新規な支持フックの平らな頂部の上での外側クランプバンド部分のすべり運動を容易にする。
【0011】
さらに、機械的連結部と内側バンド部分の自由端との間で内側バンド端部分の領域内で点溶接により釣合い錘をクランプバンドに永続的に連結することは有利であることも判明した。それにより、釣合い錘とクランプの費用のかからないかつ能率的な予備組立てができる。これに代わり、釣合い錘の心出し配置を有する同じ領域内で簡単な機械的連結部を、本発明の改変された実施の形態で用いることができる。
【0012】
いわゆる耳なしクランプの場合に、外側バンド部分の自由端の領域における押し出された補強部は、クランプの締め付け中バンドの持ち上がりを避けかつ外側バンド部分の自由端近くに位置しかつクランプの締め付け中に必要とするトンネル状部材の安定性を改良するためにきわめて首尾がよいことが判明した。
【0013】
釣合い錘の有効性を改良するために、機械的連結部に対向するクランプバンドの領域および釣合い錘の領域について、以下いっそう充分に述べるように、種々の寸法、形状および寸法の開口ならびにそのような開口の数を変えて用いることでクランプバンド材料の除去により重さを減少させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態により詳細に説明する。図中、同様な部品には同様な参照数字を付けてある。
最初に図1〜8を参照すると、参照数字10は総括的にクランプを示し、このクランプには参照数字30により総括的に表した「エテッカー」耳と参照数字40により総括的に表した機械的連結部(図7)が設けられている。クランプバンド10は、内側バンド部分10aと外側バンド部分10bとを有し、これらのバンド部分は取りつけ状態で少なくとも部分的に互いに重なる。側方バンド部分10′と10″は、クランプが釣合い錘と回転軸の周りに締め付けられたときに平らになろうとする多少の凸形状によりクランプバンドに弾性を与えるために下方へ曲げられている(図)。下方へ曲げられた部分10′と10″の側縁は、回転部材(図示省略)および釣合い錘の外面の中へ突っ込もうとする。その係止を高めるために、これらの縁は本出願人の英国特許第2,238,846 号および米国特許第5,230,246 号に記載された手段によって実行されるように滑らかでなくともよい。
【0015】
締め付け手段として役立つ参照数字30により総括的に表される、改変された、塑性変形可能な耳は、ほぼ外側へ延びる二つの脚部31と32を有し、これらの脚部は、新規な補強配置(図2および3)を備えている架橋部分33により相互に連結されている。図示の実施の形態では、耳補強配置は、各々が円みのついた底部35を有する溝状補強へこみ34により構成されており、その際各補強溝はほぼ平行な長手方向側面により形成されており、これらの側面は各端部で図1および3に示したようにほぼ半円形に付形された端部分により相互に連結されている。その際、それぞれの溝状へこみ34の端面ならびに側面が、垂直面に対し角αで、例えば約15°の角度で互いに向かって下方へ傾斜して、円みのついた底部に没入している。
【0016】
参照数字40により総括的に表した機械的連結部は、二つの冷間変形されている深絞りした支持フック41を有し、これらの支持フックは本出願人の米国特許4,299,012 に開示されたようにまたは本出願の図1、2および6にいっそう特に示したように構成することができる。内側バンド部分10aの自由端から遠ざかる方向に二つの支持フック41に続いて新規な案内兼支持フック43があり、この案内兼支持フック43は図6に詳細に示した二つの切込みの後にほぼ長手方向に延びる軸線の周りをクランプバンドの外側へ曲げられている。組み合わされた案内兼支持フック43は、通例の上方へ延びる斜めの案内面43′(図2)に加えて、わずかに下方へ延びる先端部分43″を有する前方へ延びる先端を有しており、これによって、組み合わされた案内兼支持フック43を外側バンド部分10bのスロット状孔44に係合させることにより締め付前に一度クランプを予備組立てしたときに、組み合わされた案内兼支持フックから外側バンド部分10bが離脱するのを確実に阻止する。組み合わされた案内兼支持フック43のこの特別な輪廓は、案内フックがクランプバンド平面からそのほぼ垂直な位置に曲げられる前に作られる最初の切込み43aと引き続く部分的に円形の第二の切込み43bにより達成される。長方形の、好ましくは正方形の孔42が外側バンド部分10bに設けられていて、クランプが耳30の塑性変形により締め付けられたときに二つのバンド部分10aと10bが面43′により互いに向かって引っ張られる際に支持フック41を受け入れるようになっている。参照数字60により総括的に示されかつ図1に一点鎖線で示した釣合い錘は、内側クランプバンド部分10aにその自由端と第一の支持フック41の中間に、例えば概略的に70で示した溶接により固着される。釣合い錘の係止を改良するために、その角61を下方曲げて(図示省略)、クランプが締め付けられたときに回転部材の外面の中へ突っ込むようになっている。しかしながら、下方へ曲げられた角61により達成される係止に加えてまたはその代わりに、本出願人の前記の英国特許や米国特許に開示された係止配置のいずれかを用いることもできる。所定の重量や寸法の釣合い錘は、鉛やその合金、粉末金属のような釣合い錘に適する周知の材料で作ることができ、または係止を高めるような接着面を備えた市場で入手可能な鉛テープさえ作ることができる。
【0017】
その有効重さに関して釣合い錘の有効性を促進するために、釣合い錘と反対側のクランプの領域から質量を除去するのが望ましい。図1の実施の形態において、多数の長方形孔20a、20b、20c、20dおよび20eが設けられており、これらの孔はクランプの領域に少なくともほぼ機械的連結部の領域および釣合い錘と対向する側に位置している。孔の形状ならびに寸法と数はクランプ用材料の強度に依って特別な用途に望まれるように選択することができる。図1の実施の形態において、比較的長い孔20cには各側で二つ以上のより小さい孔20a、20bおよび20d、20eが続いており、ほぼ長方形輪廓の各孔は円みのついた角を有する。隣接する孔の間のウエブ部分21の幅寸法、すなわちクランプバンド長手方向のこれらのウエブ部分21の寸法は、再び、使用される材料の種類によって、例えば種々の強度特性を有する亜鉛めっき鋼またはステンレス鋼によって選択することができる。親指のルールとして、これらのウエブ部分21の幅はクランプバンドの幅の少なくとも約20%から約25%までなければならない。そのような孔によりかばーされるクランプの周方向領域は、再び、材料の強度によっておりかつ経験的に容易に決定して与えられたデザインを最適にすることができる。しかしながら、この周方向領域が大きければ大きいほど、釣合い錘の効果がそれだけ大きくなるだろう。
【0018】
図9は本発明のバランス配置に用いられるクランプの改変された実施の形態を示す。この実施の形態では、図1の長方形の孔20a、20b、20c、20dおおび20eが、この配置のより大きい強度のため内側および外側バンド端部分10aと10bの中間に実質的にクランプバンド部分全体にわたって延びている円形孔120により置き換えられている。もちろん、卵形孔および/または規則的にまたは不規則的に続いている卵形および円形孔を用いることもできる。その他については、図9の実施の形態は図1〜8の実施の形態と同様である。
【0019】
もちろん、長方形、円形または卵形孔またはこれらの混ざったものの代わりに、本発明の種々の実施の形態に用いられるクランプバンドには、前記の英国特許または米国特許第5,230,246 号に開示されたように、その間にほぼ砂時計状の窓を区画する凹状の側方バンド部分を有する、弾性を高める部分を設けることもできる。しかしながら、そのような弾性を高める部分は側方バンド部分の凹状の外縁を打ち抜くことによりそれらの製造中或る困難を伴うので、図19に示す改変された実施の形態にしたがって、クランプバンド10には、各部分が砂時計の形状に似ているがほぼ長方形の外縁222a、222bを保っている窓221を設けることができる。各部分220の寸法、すなわち長さと幅ならびに曲率223およびウエブ部分224の幅は、与えられた用途で所望の結果を最適化するために経験的に容易に決定することができ、その際曲率223はクランプバンドの幅の二分の一より、好ましくは三分の二より大きい曲率半径を有する円弧の部分であるのが好ましい。また、窓221は曲率半径223より実質的に小さい曲率半径をもつ、円みのついた角225を有するのが好ましい。
【0020】
次の試験は、米国特許第5,326,325 の補強耳構造の保持能力と比較して本発明の耳構造の驚くほど大きい保持能力を証明する。表1は、本出願人の前述した米国特許5,326,325 により補強耳構造を有する三つのクランプサンプルで得られた試験データを示すのに対し、図10の(A)、図10の(B)および図10の(C)は前記の特許の耳で得られた試験データを表すグラフである。
【0021】
表2は、図1〜5の実施の形態による耳構造を有する三つのクランプサンプルで得られた試験データを示すのに対し、図11の(A)、図11の(B)および図11の(C)はこれらの試験結果を再びグラフで示す。
【0022】
【表1】
Figure 0004060906
【0023】
【表2】
Figure 0004060906
【0024】
これらの試験結果を比較すると、図1〜5の実施の形態の耳の保持能力が本出願人の米国特許第5,230,246 号の耳の保持能力に比較して大幅に改善されている。
いわゆる「エテッカー」耳の形態の締め付け装置はいくつかの用途には望ましくないので、「エテッカー」耳を除いてあるバランス配置のクランプを用いるのが好ましくなる。低い輪廓、したがっていわゆる耳なしクランプは例えば本出願人の米国特許第4,492004号から知られており、クランプが所定のクランプ力を与えるのに必要な程度に締め付けられたときにのみフックがこれらの孔に係合できるように内側バンド部分のフックと外側バンド部分のそれらの孔を位置させなければならず、それらの位置はクランプ寸法に応じている。図12は本発明のバランス配置で使用される改善された低い輪廓の、耳なしクランプを示し、この耳なしクランプは改良された機械的連結部を有し、機械的連結を行う際の信頼性を増しかつ釣合い錘を容易にかつ確実に締め付け可能に設計されている。参照数字210により総括的に表されたクランプバンドは、好ましくはクランプバンド10のようないっそう大きな幅を有することもできるが、再び下方へ曲げられた側方部分210′と210″を備えかつ内側バンド端部分210aと外側バンド端部分210bを有する。内側バンド端部分210aの自由端から出発して、細長い孔221には、心出しの目的のために孔221に嵌まる釣合い錘(図示省略)の中に適当なノブ状の押し出された部分を受け入れるために円みのついた端部分が設けられている。釣合い錘は、図1の釣合い錘60と関連して開示されたどんな周知の構造でもよい。次に、分離手段の部分を形成する二つの横方向切込みの後深絞りにより押し出されたトンネル状部材231が続いており、これにはさらに新規な支持フック232が続いており、この支持フック232は機械的連結部の部分を形成しておりかつクランプの完全に締め付けられて取りつけられた状態で周方向に向けられたより高い締め付け力を吸収できる。支持フック232には、再びトンネル状部材233が続いており、このトンネル状部材は再使用可能なクランプを締め付けるための連結手段の部分を形成している。次に、多数の孔、例えば卵形孔220′と交互する円形の孔220が続いており、これらの孔の数と配置は当業者にとって周知であるように変えることができる。もちろん、図1に示した孔または図19に示した孔を用いることもできる。これに代わりおよび/またはこれに加えて、本出願人の英国特許にまたは本出願人の米国特許第5,230,246 に開示された弾性付与部分を用いることもでき、そのような孔および/または部分の位置は、再び、少なくとも釣合い錘および/または機械的連結部にほぼ対向する領域内でかつクランプバンド端部分210aと210bのほか全部を含むことができるクランプバンドの周方向部分にわたって延びているクランプバンドの領域内であるのが好ましい。分離手段の部分として役立つもう一つのトンネル状部材234には、直接ほぼ長方形の開口222が隣接しており、この長方形の開口222には、トンネル状部材231と係合して予備組立体となるようになっている外側バンド部分210bの自由端により近い横方向面に舌状予備組立突起223が設けられている。トンネル状部材231が開口222の中へ延びることができるような幅を有する開口222には、再使用可能なクランプを締め付けるための締め付け手段の部分を形成するトンネル状部材235が続いている。押し出された補強部250は外側バンド端部分210bの自由端領域で少なくとも部分的にトンネル状部材235を囲んでおり、補強部250は、驚くべきことには、クランプを締め付けたときに外側バンド端部分の自由端の持ち上がりを阻止しかつトンネル状部材235により大きな安定性も与える。トンネル状部材231は、必要に応じてトンネル状部材234の下を摺動できるようにトンネル状部材234よりいっそう小さな輪廓を有する。
【0025】
前端補強部250の好ましい実施の形態は図16、17および18に示されており、補強部250はその横方向に延びている部分252でトンネル状部材235の前を横切って延びているだけではなく、その側方部分251でこのトンネル状部材235の側方を長手方向にも延びていて、それによってその前方でかつその側面に沿って少なくともほぼ長さの半分にわたってトンネル状部材235を取り囲んでいる。この補強部250は、やっとこ状工具を工具係合面235′と233′で係合させることによりクランプが締め付けられるときに外側バンド端部分210bの自由端が持ち上がるのを有効に阻止する。
【0026】
図13、14および15は、機械的連結部の一部を形成する本発明の新規な支持フック232の細部を示しており、この支持フックは、実質的に円形部分232b″に制限された切込み後(図15)深絞りにより押し出されて図13に示した輪廓をとるようになっており、図13において、内側バンド部分の自由端から斜め上方へ遠ざかるように傾斜しているほぼ直線状の傾斜路状面232aが鼻状部分232cを形成するほぼ平らな部分232bで終わっており、前記鼻状部分232cにより、連結位置で、鼻状部分232cが傾斜案内面232dより上を延びていてかつ補強部250にいっそう近いトンネル状部材235の横方向切込みにより形成されたバンド端部分10bの縁で傾斜案内面232dと係合するようにトンネル状部材235の開口に下から係合する。鼻状突起223がトンネル状部材231に係合すると、予備組立て条件が与えられる。ほぼ直線状の傾斜面232aおよびその平らな部分232bはクランプの締め付けを容易にする。というのは、補強部250により補強された外側バンド端部分210bがクランプの締め付け中この傾斜路状面232aの上を摺動して乗り上がって平らな部分232bの上を通過し、ついには鼻状部分232cがトンネル状部材235の下の開口の中へスナップ嵌めすることができるので、面232dが補強部250にいっそう近いトンネル状部材のための横方向切込みにより引き起こされたクランプバンドの横方向縁と係合できるからである。それにより、平らな部分232bがいくつかの点で支持フック232を改良する。平らな部分232bは、外側バンド部分210bが、クランプの締め付け中、特にこの傾斜路状面の上端に到達する際に、フック232をバックリングまたは圧壊しないように大幅に強化する。また、平らな部分232bはクランプの締め付け中外側バンド部分210bの滑り運動を容易にする。というのは、平らな部分232bは傾斜路状面232aを短くするだけではなく先の支持フックの傾斜路状面の傾斜した頂部を除くことによりこの滑り運動も容易にし、その代わりに取りつけられたクランプにおいてほぼ一定の半径方向距離を有する平らな面を与えるからである。
【0027】
図12〜18の耳なしクランプは、予備組立て状態からトンネル状部材233と235を一緒に引っ張ろうとする工具を利用することによりかつクランプを再び開放するために部材231と234を一緒に引っ張ろうとする工具を利用することにより当業者にとって周知の慣用の仕方で取りつけかつ取り外せる。
【0028】
釣合い錘をクランプバンドに溶接結合する代わりに、図12の実施の形態は釣合い錘を締め付けるための内側バンド端部分の切除部271′および271″を示し、これらの切除部にはほぼ平行な切込みにより釣合い錘から切り抜かれて上方へ曲げられた適当なフック状部材を設けることにより、フック状部材がこれらの切除部271′および271″を通って延びてそれから曲げられて釣合い錘を予備組立て状態に確実に締め付けことができ、それによりノブ状突起が孔231に係合して、心出しされた釣合い錘を保持する。
【0029】
種々の実施の形態のための代表的な値は次の通りであり、これらの値は本発明の一つの与えられた実施の形態についてのみ代表的でありかつ当業者にとって周知のように変えることができる本発明の可能な実施の形態のどの方法においても制限的に解釈してはならない。以下示される全ての寸法はミリメートルでありかつ仮出願に添付された図から取られる。長さ寸法aはクランプの直径寸法に依っておりかつこの特別な実施の形態では約334 mmでありかつ内側バンド部分10aの自由端から第二の孔42の外側バンド部分の自由端により近い縁までのクランプの長さを表す。第二の孔42のこの同じ縁から外側バンド部分10bの自由端までの寸法bは約21 mm であるので、クランプ全体の全長は約355 mmである。クランプバンドの幅cは14 mm であり、外側バンド部分10bの自由端から塑性変形可能な耳30の外側へ延びる脚部31までの寸法dは約34 mm である。孔42は各々クランプバンド横方向で約5.5 mmでありかつクランプバンドの長手方向において約5 mmである。横方向のスロット状孔44の幅は約2mmであり、その長手方向長さは約6 mmである。孔42の互いに面する縁の間の間隔は約3 mmであり、この寸法はスロット状孔44の隣合う縁と第一の、すなわち次の隣接する孔42との間の間隔でもある。クランプの長手方向における耳30の長さeは約10 mm であり、高さf は約3.5 mmである。各溝状へこみ34の長さgは約6 mmであり、各溝状へこみの円みのついた底部35の曲率半径は約1 mmであり、クランプバンド横方向における溝状へこみの底部の中心の間の間隔hは約6 mmである。互いに向かって傾斜している各溝状へこみの長手方向に延びる側壁の角度αは約15°である。脚部31と32はクランプバンドの面に対し正確に直角に延びる必要はないが、クランプバンド面に対し垂直な約5 °の角度を形成してもよい(図2)。
【0030】
図1〜8のクランプの対向端部に目を転ずると、内側バンド部分10aの自由端から内側バンド部分の自由端により近い支持フックの縁41′までの寸法iは約48.6 mm であり、この縁41′から部分縁切込み43bの中心までの間隔jは約10 mm であり、一方切込み43bの中心と内側バンド部分10aの自由端から離れた支持フック41の縁41′の間の間隔は約10.2 mm である。部分円切込み43bの直径は2 mmであり、切込み43bの中心から切込み43aの端までの長手方向の距離kは約4.7 mmであるので、距離l は5.5 mmである。切込み43b の直径は約2 mmであり、切込み43aの曲率半径は約1mmである。各支持フック41の横方向の幅mは約5 mmであり、内側バンド部分10aの自由端からの円形孔70の中心までの距離nは約21 mm である。孔20a、20b、20dおよび20eは約20 mm の長手方向の全長pを有し、約8 mmの幅qを有し、そのとき角はその四つの角で約2 mmの曲率半径で円みがついている。比較的長い孔20cの長手方向の長さrは約60 mm であり、幅は再び約8 mmであり、そしてその角は2mmの曲率半径で円みがついている。全ての孔20a、20b、20c、20dおよび20eの間の相互の間隔は約3 mmである。図4に示したように、孔20cの領域内の傾斜した側方バンド部分の傾斜角βは約15°であり、それによりこれらの孔20aから20eまでの領域内の残っている側方バンド部分の長さは約2 mmである。図5に示したように、残っている側方バンド部分の内側クランプバンド部分10aの領域内で、角β′は約20°であることができる。図2に示したように、寸法sは約13.5 mm であり、寸法tは約8 mmである。図1〜8の実施の形態の寸法の残りについては、それらは与えられた実施の形態では0.8 mmである材料の厚さのような特別な用途に適合させるために選択することができる。同じことが、特別な実施の形態でAISI 304ステンレス鋼である、使用材料にも当てはまる。
【0031】
図9の実施の形態は図1〜8の実施の形態と同様であるが、但し孔20a〜20eは規則的に間隔を置いた開口120により置き換えられ、前記開口の直径は使用すべき材料に依って所望の値に選択することができ、前述した釣合い錘の有効性を高めるためのクランプバンド材料の厚さも所望の値に選択することができる。
【0032】
図12に示したクランプに関して、改良された案内兼支持フック232は約4.4 mmの幅A(図15)と約5 mmの長さBを有する。部分円形切込み部分232″には約2.5 mmの半径Rが形成されている。平坦化された部分232bは約0.8 mmの長手方向の長さC(図13)を有し、その際高さDは約2.9 mmである。傾斜路状傾斜面232aは約27.7°の角度γを形成する( 図13)。半径R2のための曲率半径の中心はクランプバンドの横方向に約4.38 mm(図14)の距離Eだけ互いに間隔を置いており、そのとき曲率半径R2は約1.3 mmである。図14の半径R3のための曲率半径の間の間隔Fは約0.98 mm であり、そのとき曲率半径R3は1.1 mmである。
【0033】
図16〜18に示す押し出された隆起250およびトンネル状部材235に関して、隆起250の長手方向の幅M(図16)は2mmであり、深絞りにより得られた補強部(図17)の隆起した押し出された高さNは約0.3 mmであり、曲率半径R4(図17)は1.82 mm であり、曲率半径R5は0.57 mm である。外側バンド部分210bの自由端に対する補強部250の横方向に延びる部分252の中心線の間隔Pは約2.5 mmであり、外側バンド部分の自由端から隆起250の二つの側方部分251の半円形端部分の中心までの寸法Oは5.5 mmであり、そのとき側方部分251の円みのついた端部の中心が約9mmの距離Qだけ横方向に互いに間隔を置いている。工具係合面235′は外側バンド部分210bの自由端から約9mmの距離sだけ間隔を置いている。トンネル状部材235(図18)の高さHは約3.2 mmであり、半径R6のための曲率半径の中心までのクランプバンドの横方向の間隔Tは5.8 mm(図18)であり、曲率半径R6は約0.5 mmである。曲率半径R7は1.7 mmであり、曲率半径R8は1.1 mmである。図12のクランプの他の寸法は、本出願の譲り受け人により製造されかつ市場で入手可能な耳なしクランプで使われる設計基準から当業者にとって容易に確かめることができる。また、全ての寸法はクランプバンドの平らな状態で与えられることに留意しなければならない。
【0034】
適正な釣合い錘を選択する仕事を容易にするために、標準寸法の釣合い錘、例えばその角部が面取りされた長方形輪廓の釣合い錘であって、板状釣合い錘部材60に設けられた開口62(図20)の数、寸法および位置により種々の重さを与える全ての同じ寸法のものを用いることができる。例えば、開口のない板状部材は5グラムの重さを有し、図20に示した二つの開口をもった板状部材は2グラムの重さを有する。中間の値はそのような開口の数と寸法により達成できる。そのとき、必要な釣合い錘を選択する人がいくつかのそのような板状部材から必要な重さを集めることができる。板状部材を互いに対しておよびクランプバンドならびに回転部材に対して所定の位置に保持するために、各板状部材には小さな押し出されたノブ状くぼみ61(図20と21)を設けて、それにより板状部材を適正な位置に積み重ねることができかつ積み重ねられた板状部材をそのような位置に保持することができる。
【0035】
釣合い錘のための必要な重さが重なり合っているバンド部分の連結部および締め付け手段の重さより小さい場合には、クランプそれ自体で平衡するように釣合い錘により予備組立てされた平衡クランプを設けるのが望ましい。その目的のために、連結および締め付け手段の結合した重さを示す板状部材を、例えば結合および締め付け手段に対向する領域に溶接により永続的に固着することができ、その際これらの板状部材を回転部材上の正しい位置に配置することにより回転部材を平衡させるためにただ一つのまたは数個の小さな板状部材を選択することしか必要でない。永続的に固定された釣合い錘にノブ状くぼみを設けることにより、回転部材の不平衡を補償するための板状部材を永続的に固着されたバランスウエイトに積み重ねて組み立てることができる。これにより、もし板状部材が種々の寸法の板状部材で積み重ねることができるための押し出されたノブ状隆起を有するとすれば、たとえ二個以上の標準寸法の板状部材を用いるとしても標準寸法の板状部材を使用することができる。さらに、板状部材が常にその積み重ねができる手段を備えている限り種々の厚さの標準寸法を設けることもできる。これにより、回転部材を平衡させる任務を負わされた人の仕事を容易にするだけではなく、一度積み重ねて相対運動を阻止することにより組み立てた板状部材を所定の相対位置に保つこともできる。板状部材の積み重ねが回転部材に取りつけられるにつれて半径方向に高くなりすぎる場合には、各クランプと共に使用される積み重ねた板状部材の数を分割するために二つのクランプを並行して使用することしか必要でない。
【0036】
本発明によるいくつかの実施の形態を示しかつ述べたけれども、本発明はそれい制限されないで、当業者にとって知られた無数の変更と修正が可能であることを理解されたい。例えば、弾性的な伸縮性がクランプの長手方向に必要である場合には、前述した共に係属中の出願に開示された砂時計に似ている窓により間隔を置いた凹状の側方バンド部分の一つまたは複数の区分を利用することもできる。さらに、本発明の好ましい実施の形態により、そのような区分の代わりに、適当な高さと半径の曲率のクランプバンドに一つまたは複数の起伏を設けることができ、その際その起伏は側方バンド部分にしかも重なりの始まる所の近くに設けられる。そのような公差を補償する起伏は釣合い錘の厚さの差を補償し、それ故種々の釣合い錘の厚さのために種々のクランプを製造する必要を除くだろう。さらに、本出願人の前述した特許に記載された特徴のいずれも、所望ならば用いることができる。さらに、補助ばね構造体を、本出願人の先の米国特許第5,111,555 および5,138,747 に開示された補助ばね配置を利用することにより、ここに記載されたクランプの種々の実施の形態の各々に組み込むこともできる。
【0037】
複合補強溝配置を備えた「エテッカー」耳を有する単独の広幅のクランプバンドの代わりに、二つの並んだバランス配置を用いることもでき、その際各バランス配置は所定の釣合い錘を有しかつ広い範囲のバランス配置を増加させるために前記の英国特許に開示されたように構成される。しかしながら、費用の理由のためにおよび取りつけやすさのために、本発明による配置は、特に取りつけやすさが非常に重要である自動車産業の駆動軸のような、大量生産物品の応用に好ましい。このように、本発明のいくつかの実施の形態のみを示しかつ述べたけれども、本発明はこれには制限されないで、当業者にとって知られた無数の変更と修正が可能であり、それ故本出願人はここに示しかつ記載された細部に制限されないで、特許請求の範囲により囲まれた全てのそのような変更と修正をカバーするつもりであることを理解されたい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、これまで企画された重さの二倍の重さを有する釣合い錘の信頼できる確実な保持を確保する一体の平衡する釣合い錘をバランス配置および予備組立てされたクランプに設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバランス配置に用いられる一実施の形態のクランプの平面図である。
【図2】 図1のクランプの側面図である。
【図3】 図1の線A−Aに沿って切断した横断面図である。
【図4】 図1の線B−Bに沿って切断した横断面図である。
【図5】 図2の矢印Cの方向に見た端面図である。
【図6】 図1と2のクランプの案内兼支持フックおよび支持フックの或る細部を拡大した概略部分平面図である。
【図7】 締め付けられてない状態のクランプの軸方向より見た図である。
【図8】 図7の側面図である。
【図9】 本発明のバランス配置に用いられるクランプと釣合い錘を組み合わせた改変した実施の形態の概略平面図である。
【図10】 (A)、(B)および(C)は米国特許第5,230,246 号に開示された補強耳構造体を有するクランプで得られた試験データを表すグラフである。
【図11】 (A)、(B)および(C)は本発明の補強された塑性変形可能な耳を備えたクランプで得られた試験データを表すグラフである。
【図12】 本発明のバランス配置に用いられるいわゆる耳なしクランプの改変された実施の形態の概略的な平面図である。
【図13】 耳なしクランプの機械的連結部の新規な改良された支持フック形成部分を拡大して示す側面図である。
【図14】 図13の支持フックの端面図である。
【図15】 図13の支持フックの部分平面図である。
【図16】 図12の耳なしクランプの外側バンド部分の端部領域に用いられる新規な補強部の好ましい実施の形態を示す拡大部分平面図である。
【図17】 図16の線D−Dに沿って切断した横断面図である。
【図18】 図16の線E−Eに沿って切断した横断面図である。
【図19】 重さを減らす開口の改変構造を有するクランプのクランプバンドの部分平面図である。
【図20】 本発明で用いられる板状釣合い錘の概略斜視図である。
【図21】 図20の線21−21に沿って切断した横断面図である。
【符号の説明】
10 クランプバンド
10a,10b;210a,210b 内側および外側クランプバンド部分
30 クランプバンドの締め付け手段
31,32 脚部
34 補強手段
35 連結部分
40 機械的連結手段
41 支持フック
42 長方形の孔
43 案内兼支持フック
43′ 斜めの案内面
43″ 下方へ延びる尖端部分
44 スロット状孔
60 釣合い錘

Claims (20)

  1. 釣合い錘(60)により回転部材を平衡させるためのクランプであって、クランプの取りつけ状態で重なり合う内側および外側バンド端部分(10a,10b;210a,210b) を有するクランプバンド(10) と、前記クランプバンド(10)の自由端を機械的に連結するための連結手段(40)と、前記回転部材の周りにクランプバンド(10)を締め付けるための手段とを備え、前記締め付け手段は、釣合い錘 (60) の存在においてクランプの保持能力を増加させるために補強手段 (34) を備えた架橋部分 (33) により相互に連結された外方に延びる二つの脚部 (31,32) を有する塑性変形可能な耳 (30) を有し、前記連結手段および締め付け手段のうちの少なくとも一つが、釣合い錘 (60) を受けるように意図されたクランプバンド (10) の周方向領域内に位置決めされているクランプにおいて、
    前記補強手段は数個の深絞りされた溝状補強へこみ (34) により形成され、細長い形状の各へこみは平行な長手方向側面により区画されており、これらの長手方向側面は各へこみ (34) の両側において半円形の横方向に延びる連結部分により相互に連結されていることを特徴とするクランプ
  2. 前記補強へこみ (34) の各々は円みのついた底部 (35) を有し、側面が架橋部分 (33) の頂部から下方へかつ少なくともわずかに互いの方に向かって傾斜して、円みのついた底部 (35) に、 15 °の程度の角度(α)で没入していることを特徴とする請求項1のクランプ
  3. 前記溝状補強へこみ (34) はクランプバンド (10) の長手方向中心平面に対して対称に前記架橋部分 (33) に位置しており、架橋部分 (33) の頂部から底部 (35) の下面までの前記溝状補強へこみ (34) の各々の深さは、架橋部分 (33) の頂部からその直線状態でクランプバンド (10) の底面までの耳の高さの 55 %から 65 %までの程度であることを特徴とする請求項1のクランプ
  4. 前記耳 (30) 3.5 mm の程度の高さを有することを特徴とする請求項3のクランプ
  5. 前記連結手段 (40) は、前記バンド端部分 (10a,10b) のうちの一方に、少なくとも一つの押し出された、深絞りされた支持フック (41) と、クランプバンド (10) の長手方向に延びている軸線の周りをクランプバンドの外側へ曲げられた一つのタブ状の組み合わされた案内兼支持フック (43) とを有し、他方のバンド端部分には、前記支持フック (41) により係合可能な少なくとも一つの長方形の孔 (42) と、前記の組み合わされた案内兼支持フックにより係合可能にクランプバンド (10) の長手方向に延びる一つのスロット状孔 (44) とを有することを特徴とする請求項1のクランプ
  6. 内側バンド端部分 (10a) の自由端から出発して、前記少なくとも一つの支持フック (41) には前記組み合わされた案内兼支持フック (43) が前記自由端から遠ざかる方向に続いていることを特徴とする請求項5のクランプ
  7. 前記の組み合わされた案内兼支持フック (43) は、外側バンド端部分 (10b) が、組み合わされた案内兼支持フック (43) から外れるのを阻止するために , 上方へ延びる斜めの案内面 (43 ) と、わずかに下方へ延びる尖端部分 (43 ) を有する前方へ延びる尖端とを有することを特徴とする請求項5のクランプ
  8. 前記の組み合わされた案内兼支持フック (43) は、第一の切込み (43a) と、組み合わされた案内兼支持フック (43) をその垂直な位置へ曲げるのに先立つ引き続く部分円の切込み (43b) とにより結果として生ずることを特徴とする請求項7のクランプ
  9. 前記クランプバンド (10) は、その長手方向の著しい弾性的な伸縮性を欠く亜鉛めっき鋼材料またはステンレス鋼材料で作られていることを特徴とする請求項1のクランプ
  10. 重なりの始め近くの領域内で外側バンド端部分 (10b) に位置するクランプバンド (10) の起伏を有することを特徴とする請求項1のクランプ
  11. クランプバンド (10) の締め付け中平坦化に抵抗するクランプバンド 長手方向を横切る横断面における凸状の輪廓により前記クランプバンド (10) に弾性を与えることを特徴とする請求項1のクランプ
  12. 前記釣合い錘 (60) の有効値を高めるために、前記連結および締付け手段から間隔を置いた一つの領域内で前記クランプバンド (10) に孔 (20a,20b,20c,20d,20e;120) を有し、前記孔は、連結手段 (40) がクランプを閉じるときにクランプ円周全体の少なくとも 45 %のクランプの周方向領域をカバーすることを特徴とする請求項1のクランプ
  13. 請求項1〜12までのうちのいずれか一つによるクランプと所定寸法および重さの釣合い錘 (60) を有する、回転部材を平衡させるためのバランス配置であって、前記クランプは前記釣合い錘 (60) の上を延びておりかつ所定の位置で回転部材の外側面を釣合い錘 (60) と緊密に係合させて、それによって前記釣合い錘を前記回転部材に前記所定の位置で固着するようになっており、前記連結および締め付け手段のうちの少なくとも一つが、釣合い錘 (60) を有するクランプバンド (10) の同じ周方向領域内に位置していることにより、連結および締め付け手段のうちの少なくとも一つの手段の重さが釣合い錘 (60) の重さに有効に付加することを特徴とするバランス配置
  14. 前記釣合い錘 (60) が連結手段 (40) と外側バンド端部分 (10b) の自由端との間の領域内で前記クランプバンド (10) に取りつけられていることを特徴とする請求項13のバランス配置。
  15. 釣合い錘 (60) が多角形をしており、かつ釣合い錘は、回転部材の表面の中へ突っ込むように作用可能な釣合い錘 (60) の下方へ曲げられた角領域により、回転部材の外側面に釣合い錘 (60) を係止させるための係止手段を有することを特徴とする請求項13のバランス配置。
  16. クランプバンド (10) は、下方へ曲げられた側方クランプバンド部分 (10 ,10 ) により、クランプバンド (10) を回転部材および釣合い錘 (60) の外側面に係止するためのクランプバンド係止手段を有し、前記側方クランプバンド部分の下方へ曲げられた縁は釣合い錘 (60) および回転部材の表面の中へ突っ込むように作用可能であることを特徴とする請求項13のバランス配置。
  17. 前記釣合い錘 (60) は必要な重さに依存して一つまたは複数の板状部材で構成され、前記板状部材には、必要な数の板状部材を重ねて組立てできるように、押し出された手段 (61) が設けられていることを特徴とする請求項13のバランス配置。
  18. 前記の押し出された手段 (61) は小さく押し出されたノブ状へこみの形をしていることを特徴とする請求項17のバランス配置。
  19. 前記板状部材は、その重さが開口 (62) の数、寸法および位置のうちの少なくとも一つにより変えられる標準寸法を有することを特徴とする請求項17のバランス配置。
  20. 締め付けおよび連結手段の重さより軽い回転部材の不平衡を平衡させるための請求項13のバランス配置において、さらに、前記連結および締め付け手段の周方向領域と対向する領域でクランプバンド (10) に固着された釣合い錘 (60) によりそれ自体で完全に平衡したクランプを与えるために前記クランプに固定された初期の平衡手段を有することを特徴とするバランス配置。
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