JP2002221205A - クランプバンド - Google Patents
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Abstract
または硬度が高い場合であっても、クランプバンドの締
結を容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 第1連結壁受け入れ孔5の開口エッジを
造形した第1凸状連結壁5a、および、第2連結壁受け
入れ孔7の開口エッジを造形した第2凸状連結壁7aの
夫々の膨出高さをクランプバンド1を構成する金属帯板
の板厚の20%以上70%以下とする。
Description
軸用ブーツなどの被固定物を各種機器の接続円周面に締
結するために使用されるクランプバンドに関する。
定物を各種機器の接続円周面に締結するために使用され
るクランプバンドとして、図9に示すクランプバンド1
0が知られている。クランプバンド10の締結は、第1
連結壁受け入れ孔13の開口エッジを造形した第1凸状
連結壁13aと第2連結壁受け入れ孔15の開口エッジ
を造形した第2凸状連結壁15aとを相互に係止させる
ことにより行われる。第1凸状連結壁13aは、開口エ
ッジが曲げ起こし加工により金属帯板の厚みとほぼ等し
い寸法だけ外向きに膨出するように造形されたものであ
り、また第2凸状連結壁15aは、開口エッジが逆向き
(内向き)の曲げ起こし加工により金属帯板の厚みとほ
ぼ等しい寸法だけ内向きに膨出するように造形されたも
のである。なお、捲き曲げ成形用孔11、仮止め連結壁
受け入れ孔12、第1締め付け工具受け入れ孔14、お
よび第2締め付け工具受け入れ孔16は後述の第1の実
施の形態に係るクランプバンド1の対応部分と実質的に
同等であるため、ここではこれらについての説明を省略
する。
する金属帯板、防塵用ベローズ、および軸用ブーツが持
つ復帰弾性によって容易には外れないように締結される
ものである。従って、クランプバンド10を締結する際
には、第1凸状連結壁13aと第2凸状連結壁15aと
が相互に係止したクランプバンドの安定締結位置に達す
るまでに、少なくとも第1凸状連結壁13aおよび第2
凸状連結壁15aのクランプバンド10の周方向に沿っ
た長さ分だけ余計にクランプバンド10を一時的に締め
付ける必要がある。また、上述のようにクランプバンド
10は平坦なものではなく第1凸状連結壁13aおよび
第2凸状連結壁15aのような膨出部が形成されたもの
であるため、クランプバンド10を締結する際には、こ
れらの周方向に沿った長さに加えて、さらにこれらの膨
出高さに係る距離分をも加えた分だけ余計にクランプバ
ンド10を一時的に締め付ける必要がある。
プバンド10は、締結時に必要とされる最大締め付け距
離が大きいものである。しかるに、軸用ブーツなどの被
固定物の材料として従来から使用されてきたゴム類は比
較的低度の硬さを有しており弾力性があるため、締結時
に必要とされる最大締め付け距離が大きい場合であって
も、クランプバンド締結時に必要とされるクランプバン
ドの締め付け力はあまり大きくはない。
類は再生に適さないなどの理由から、被固定物の材料と
して合成樹脂が使用されるようになってきた。かかる合
成樹脂は、ゴム類と比較して高度な硬さを有している。
そのため、図9に示したようなクランプバンド締結時に
必要とされる最大締め付け距離が大きいクランプバンド
を用いると、クランプバンドを締結するのに大きな力が
必要となり、その結果、クランプバンドを締結するため
に必要な治工具や設備が大がかりになってしまうととも
に、かかる大きな締結力に耐えられるほどに被固定物や
その周辺の部材の強度を上げなければならないという問
題が生じている。
あり、クランプバンドを締結する際に必要な力の大きさ
を低減することができるクランプバンドを提供すること
を目的とする。
に、請求項1のクランプバンドは、捲き曲げ一端側に捲
き曲げ他端側が外接するように金属帯板をリング状に捲
き曲げたものであって、前記捲き曲げ一端側の外周面か
ら膨出した第1の凸状係止部と、前記第1の凸状係止部
と係止しあうように前記捲き曲げ他端側の内周面から膨
出した第2の凸状係止部とを備えたクランプバンドにお
いて、前記第1の凸状係止部の前記外周面からの膨出高
さおよび前記第2の凸状係止部の前記内周面からの膨出
高さの少なくともいずれか一方が前記金属帯板の板厚の
20%以上70%以下であることを特徴としている。
び/または第2の凸状係止部の膨出高さが金属帯板の板
厚の70%以下と小さいため、クランプバンド締結時に
必要とされる最大締め付け距離を短縮することができ、
この結果、被固定物の材料が弾力性をあまりもたない合
成樹脂などの場合であっても、従来のクランプバンドに
比べて締結の際に必要とされる力の大きさを低減するこ
とができる。そのため、被固定物の材料を合成樹脂など
に変更した場合であっても、クランプバンドを締結する
ための治工具や設備を大がかりにする必要がなく、また
被固定物やその周辺の部材の強度を上げる必要もない。
また、第1の凸状係止部および/または第2の凸状係止
部の膨出高さを金属帯板の板厚の20%以上としている
ために、第1の凸状係止部と第2の凸状係止部との係止
が阻害されることがなく、クランプバンドを確実に締結
することが可能である。
2の凸状係止部の膨出高さは金属帯板の板厚の25%以
上60%以下とすることがより好ましく、30%以上5
0%以下とすることがさらに好ましい。
第1の凸状係止部の前記外周面からの膨出高さおよび前
記第2の凸状係止部の前記内周面からの膨出高さが共に
前記金属帯板の板厚の20%以上70%以下であること
を特徴としている。請求項2によると、第1の凸状係止
部および第2の凸状係止部の膨出高さが共に小さいため
に、締結の際に必要とされる力を極めて小さなものとす
ることができる。
第1の凸状係止部および前記第2の凸状係止部が前記金
属帯板と一体成形されたものであり、前記第1の凸状係
止部および前記第2の凸状係止部の前記金属帯板側にそ
れぞれ空隙が形成されていることを特徴としている。こ
れによると、第1の凸状係止部および第2の凸状係止部
が金属帯板と一体成形されているために、クランプバン
ドの製造が容易であり、また、第1の凸状係止部および
第2の凸状係止部の金属帯板側にそれぞれ空隙が形成さ
れているために、第1の凸状係止部が第2の凸状係止部
の金属帯板側に形成された空隙に入り込み、第2の凸状
係止部が第1の凸状係止部の金属帯板側に形成された空
隙に入り込むことによって、第1の凸状係止部と第2の
凸状係止部との係止がより確実に行われることになる。
第1の凸状係止部および前記第2の凸状係止部の前記金
属帯板から最も離れた面が前記金属帯板の表面と実質的
に平行な面になっていることを特徴としている。かかる
平行な面は、金属帯板の開口エッジを折り曲げて凸状係
止部とした後に、凸状係止部の金属帯板とは反対側を向
いた角部近傍を取り除くことによって形成されてよい。
また、凸状係止部とする金属帯板と反対側を向く角部近
傍を取り除いた後にエッジを折り曲げて凸状係止部とし
てもよい。
について、図面を参照しつつ説明する。
について図1〜図6を参照しつつ説明する。図1および
図2は、クランプバンドの展開平板状態を、図3および
図4は、クランプバンドを捲き曲げ立体化した状態を示
す図である。また、図5は後述の第1凸状連結壁の膨出
高さを、図6は後述の第2凸状連結壁の膨出高さを説明
するための図である。
ーツなどの被固定物の締め付け作用を有している。そし
て、クランプバンド1の材料としては、例えば0.4m
m〜1.0mmのほぼ一定厚み、例えば5mm〜10m
mのほぼ一定幅のSUS430、SUS304、SUS
316などのステンレス鋼など金属帯板が使用される。
そして、金属帯板の長さは軸用ブーツなどの被固定物に
おける太さに応じて定まるものである。
金属帯板を、正・背面視の円形リング状に捲き曲げ立体
化し、その捲き曲げ一端側に捲き曲げ他端側が外接する
如く、一定量だけ部分的にオーバラップしている。つま
り、クランプバンド1の捲き曲げ一端側が内側重合部分
1aをなし、捲き曲げ他端側が外側重合部分1bをなす
オーバラップ状態にあり、内側重合部分1aと外側重合
部分1bとの間にオーバラップしない中間部分1cが存
在する(図3、図4参照)。
び中間部分1cには、クランプバンド1の切り離し一端
側から中間部分1cの方向に向かって捲き曲げ成形用孔
3、仮止め連結壁受け入れ孔4、第1連結壁受け入れ孔
5、および第1締め付け工具受け入れ孔6が順次開口配
列されており、そのいずれも金属帯板の長手中心線上に
点在分布している。
の切り離し一端側の端部付近に例えば長孔または楕円形
に開口するように形成されており、クランプバンド1を
円形リング状に捲き曲げ立体化する際に使用されるもの
である。
形用孔3の近接位置に長孔または楕円形として開口して
おり、捲き曲げ成形用孔3と隣り合う側の開口エッジ
は、金属帯板の曲げ起こし加工により、金属帯板の厚み
とほぼ等しい寸法だけ外向きに膨出し、かつその先端が
仮止め連結壁受け入れ孔4の外側に向かい例えば1.5
ミリメートルの一定量だけ連続一体に張り出された仮止
め凸状連結壁4aとして造形される。この仮止め連結壁
受け入れ孔4は、軸用ブーツなどの被固定物を各種機器
の接続円周面に取り付けるクランプバンド1の締結操作
の途中の一段階において、後述の第2凸状連結壁7aを
受け入れ、仮止め凸状連結壁4aが第2凸状連結壁7a
と係止するようになっている。
受け入れ孔4の近接位置に長孔または楕円形として開口
しており、仮止め連結壁受け入れ孔4と隣り合う側の開
口エッジは、金属帯板の曲げ起こし加工により、後述の
第2凸状連結壁7aを受け入れ可能に下記に示す寸法だ
け外向きに膨出し、かつその先端は第1連結壁受け入れ
孔5の外側に向かい例えば1.5ミリメートルの一定量
だけ連続一体に張り出された第1凸状連結壁(第1の凸
状係止部)5aとして造形されている。この第1連結壁
受け入れ孔5は、軸用ブーツなどの被固定物を各種機器
の接続円周面に取り付ける際に、後述の第2凸状連結壁
7aを受け入れ、第1凸状連結壁5aが第2凸状連結壁
7aと係止するようになっている。
5を用いて説明する。ただし、第1凸状連結壁5aの膨
出高さ、即ち内側重合部分1aの外周面から該外周面か
ら最も離れた第1凸状連結壁5aの箇所までの距離をt
1とし、金属帯板の厚みをTとする。本実施の形態で
は、第1凸状連結壁5aの膨出高さが、0.2×T≦t
1≦0.7×Tとなるように第1凸状連結壁5aが造形
される。従って、図9に示した従来のクランプバンド1
の第1凸状連結壁13aの膨出高さが金属帯板の厚みと
ほぼ同程度であるのに比較して、本実施の形態における
クランプバンド1の第1凸状連結壁5aの膨出高さは小
さい。
結壁受け入れ孔5の近接位置であって、クランプバンド
1の中間部分1cに開口しており、第1連結壁受け入れ
孔5と隣り合う側の開口エッジは、金属帯板の曲げ起こ
し加工により金属帯板の厚みとほぼ等しい寸法だけ外向
きに膨出する凸状工具連結壁6aとして造形されてい
る。この凸状工具連結壁6aは、締め付け工具の締め付
け力に耐え得る締め付け工具受け止め用補強ビートなど
として機能し、締め付け工具が滑らないように安定に受
け止めることができるようになっている。
bには、切り離し他端側から中間部分に向かって第2連
結壁受け入れ孔7、および第2締め付け工具受け入れ孔
8が順次開口配列されており、これらは金属帯板の長手
中心線上に点在分布している。さらに、外側重合部分1
cには、段差部9が設けられている。
側の近接位置に長孔または楕円形として開口しており、
切り離し他端側の開口エッジは、逆向き(内向き)の金
属帯板の曲げ起こし加工により、上記第1凸状連結壁5
aを受け入れ可能に下記に示す寸法だけ内向きに膨出
し、かつその先端の中央一部は第2連結壁受け入れ孔7
の外側に向かい例えば1.5ミリメートルの一定量だけ
連続一体に張り出された第2凸状連結壁(第2の凸状係
止部)7aとして造形されている。この第2連結壁受け
入れ孔7は、軸用ブーツなどの被固定物を各種機器の接
続円周面に取り付ける際に、上記第1凸状連結壁5aを
受け入れ、該第1凸状連結壁5aと第2凸状連結壁7a
とが係止するようになっている。
6を用いて説明する。ただし、第2凸状連結壁7aの膨
出高さ、即ち外側重合部分1bの内周面から該内周面か
ら最も離れた第2凸状連結壁7aの箇所までの距離をt
2とし、金属帯板の厚みをTとする。本実施の形態で
は、第2凸状連結壁7aの膨出高さが、0.2×T≦t
2≦0.7×Tとなるように第2凸状連結壁7aが造形
される。従って、図9に示した従来のクランプバンドの
第2凸状連結壁15aの膨出高さが金属帯板の厚みとほ
ぼ同程度であるのに比較して、本実施の形態におけるク
ランプバンド1の第2凸状連結壁7aの膨出高さは小さ
い。
結壁受け入れ孔7の近接位置に開口しており、第2連結
壁受け入れ孔7と隣り合う側の開口エッジは、金属帯板
の曲げ起こし加工により、金属帯板の厚みとほぼ等しい
寸法だけ外向きに膨出する凸状工具連結壁8aとして造
形されている。この凸状工具連結壁8aは、締め付け工
具の締め付け力に耐え得る締め付け工具受け止め用補強
ビートなどとして機能し、締め付け工具が滑らないよう
に安定に受け止めることができるようになっている。
さの段差を金属帯板に設けることにより造形される。こ
の段差部9はクランプバンド1の締結時に該クランプバ
ンド1の内周面に段差が生じることを防ぐために設けら
れたものである(図4参照)。
第1凸状連結壁5aおよび第2凸状連結壁7aの膨出高
さが図9の従来のクランプバンドに比べ小さいため、従
来のクランプバンドに比べクランプバンド1の締結時に
必要とされる最大締め付け距離を短縮することかでき
る。この結果、本実施の形態に係るクランプバンド1
は、軸用ブーツなどの被固定物の材料の硬度が高い合成
樹脂などの場合であっても、上記従来のクランプバンド
に比べクランプバンド1の締結の際に必要とする力の大
きさを低減することができ、クランプバンド1の締結を
容易に行うことが可能となる。従って、被固定物の材料
を合成樹脂などに変更した場合であっても、クランプバ
ンド1を締結するための治工具や設備を大がかりなもの
にする必要がなく、また被固定物やその周辺の部材の強
度を上げる必要もない。また、本実施の形態では、第1
凸状連結壁5aおよび第2凸状連結壁7aの膨出高さを
金属帯板の板厚の20%以上としているために、第1凸
状連結壁5aと第2凸状連結壁7aとの係止が阻害され
ることがなく、クランプバンド1を確実に締結すること
が可能となっている。
凸状連結壁5a、第2凸状連結壁7aの膨出高さを、金
属帯板の厚みの20%以上70%以下としているが、こ
れに限定されるものではなく、第1凸状連結壁5aと第
2凸状連結壁7aとが係止可能であれば金属帯板の厚み
の20%未満であってもよく、また金属帯板の厚みの7
0%を超えても従来のクランプバンドの膨出高さより小
さければ締結の際に必要な力の大きさを低減することが
可能となる。
5aおよび第2凸状連結壁7aの両方の膨出高さを金属
帯板の20%以上70%以下としたが、どちらか一方が
この条件を満たしていてもよい。ただし、両方が上記条
件を満たすようにすることで、締結の際に必要とされる
力を極めて小さなものとすることができるという利点が
生じる。
は、第1凸状連結壁5aおよび第2凸状連結壁7aが金
属帯板と一体成形されたものであるために、まず金属帯
板に開口を打ち抜き形成した後に開口エッジを折り曲げ
ることによって、クランプバンド1を容易に製造するこ
とができる。また、本実施の形態では、第1凸状連結壁
5aおよび第2凸状連結壁7aの金属帯板側にそれぞれ
空隙が形成されているために、締結時には、第1凸状連
結壁5aが第2凸状連結壁7aの金属帯板側に形成され
た空隙に入り込み、同時に第2凸状連結壁7aが第1凸
状連結壁5aの金属帯板側に形成された空隙に入り込
む。これによって、第1凸状連結壁5aと第2凸状連結
壁7aとの係止がより確実に行われることになる。
て図7〜図8を参照しつつ説明する。本実施の形態のク
ランプバンドは、上記第1の実施の形態に係るクランプ
バンド1の第1連結壁受け入れ孔5の開口エッジを造形
した第1凸状連結壁5aと第2連結壁受け入れ孔7の開
口エッジを造形した第2凸状連結壁7aの構造を改良し
たものであって、その他の部分はクランプバンド1と実
質的に同等である。なお、以下において、第1の実施の
形態に係るクランプバンド1と実質的に同等である部分
に関する説明は省略する。
受け入れ孔4の近接位置に長孔または楕円形として開口
しており、仮止め連結壁受け入れ孔4と隣り合う側の開
口エッジが、以下に示すように第1凸状連結壁(第1の
凸状係止部)5a’として造形されている。
一部が第1連結壁受け入れ孔5の外側に向かい例えば
1.5ミリメートルの一定量だけ連続一体に張り出しか
つ後述の第2凸状連結壁7a’と係止可能となるように
金属帯板が曲げ起こし加工されている。さらに、第1凸
状連結壁5a’は、図7に示すように、曲げ起こし加工
された先端の角部C1が内側重合部分1aの外周面とほ
ぼ平行になるように面取り(面取り後の面を5bとす
る)されている。ただし、面取りにより取り除く部分は
最大角部C1から角部C2までとすることが好ましい。
側の近接位置に長孔または楕円形として開口しており、
切り離し他端側の開口エッジが、以下に示すように第2
凸状連結壁(第2の凸状係止部)7a’として造形され
ている。
一部が第2連結壁受け入れ孔7の外側に向かい例えば
1.5ミリメートルの一定量だけ連続一体に張り出しか
つ上記第1凸状連結壁5a’と係止可能となるように金
属帯板が逆向き(内向き)の曲げ起こし加工されてい
る。さらに、第2凸状連結壁7a’は、図8に示すよう
に、曲げ起こし加工された先端の角部C3が外側重合部
分1cの内周面とほぼ平行になるように面取り(面取り
後の面を7bとする)されている。ただし、面取りによ
り取り除く部分は最大角部C3から角部C4までとする
ことが好ましい。
ドでは、第1凸状連結壁5a’および第2凸状連結壁7
a’の金属帯板から最も離れた面が金属帯板の表面と実
質的に平行な面になっている。このような構成によっ
て、第1凸状連結壁5a’と第2凸状連結壁7a’とを
互いに係止可能に維持しつつ、第1凸状連結壁5a’お
よび第2凸状連結壁7a’の膨出高さを容易に小さくす
ることができる。
説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載し限りにおいて様々な
設計変更が可能なものである。例えば、第1凸状連結壁
および第2凸状連結壁の形状は、上述した実施の形態の
ものにかぎられず、金属帯板となす角度やエッジ形状な
どを任意に変更することができる。
と、第1の凸状係止部および/または第2の凸状係止部
の膨出高さが金属帯板の板厚の70%以下と小さいた
め、クランプバンド締結時に必要とされる最大締め付け
距離を短縮することができ、この結果、被固定物の材料
が弾力性をあまりもたない、または硬度の高い合成樹脂
などの場合であっても、従来のクランプバンドに比べて
締結の際に必要とされる力の大きさを低減することがで
きる。そのため、被固定物の材料を合成樹脂などに変更
した場合であっても、クランプバンドを締結するための
治工具や設備を大がかりなものにする必要がなく、また
被固定物やその周辺の部材の強度を上げる必要もない。
また、第1の凸状係止部および/または第2の凸状係止
部の膨出高さを金属帯板の板厚の20%以上としている
ために、第1の凸状係止部と第2の凸状係止部との係止
が阻害されることがなく、クランプバンドを確実に締結
することが可能である。
び第2の凸状係止部の膨出高さが共に小さいために、締
結の際に必要とされる力を極めて小さなものとすること
ができる。請求項3によると、第1の凸状係止部および
第2の凸状係止部が金属帯板と一体成形されているため
に、クランプバンドの製造が容易であり、また、第1の
凸状係止部および第2の凸状係止部の金属帯板側にそれ
ぞれ空隙が形成されているために、第1の凸状係止部と
第2の凸状係止部との係止がより確実に行われることに
なる。また、請求項4によると、第1の凸状係止部およ
び第2の凸状係止部の膨出高さを容易に小さくすること
ができる。
ドの展開平板状態を示す平面図である。
ある。
た状態の斜視図である。
た状態の正面図である。
の膨出高さを説明するためのクランプバンドの断面の概
略図である。
プバンドの断面の概略図である。
ド1の凸状連結壁の形状を説明するための断面図であ
る。
ド1の凹状連結壁の形状を説明するための断面図であ
る。
態の斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 捲き曲げ一端側に捲き曲げ他端側が外接
するように金属帯板をリング状に捲き曲げたものであっ
て、前記捲き曲げ一端側の外周面から膨出した第1の凸
状係止部と、前記第1の凸状係止部と係止しあうように
前記捲き曲げ他端側の内周面から膨出した第2の凸状係
止部とを備えたクランプバンドにおいて、 前記第1の凸状係止部の前記外周面からの膨出高さおよ
び前記第2の凸状係止部の前記内周面からの膨出高さの
少なくともいずれか一方が前記金属帯板の板厚の20%
以上70%以下であることを特徴とするクランプバン
ド。 - 【請求項2】 前記第1の凸状係止部の前記外周面から
の膨出高さおよび前記第2の凸状係止部の前記内周面か
らの膨出高さが共に前記金属帯板の板厚の20%以上7
0%以下であることを特徴とする請求項1に記載のクラ
ンプバンド。 - 【請求項3】 前記第1の凸状係止部および前記第2の
凸状係止部が前記金属帯板と一体成形されたものであ
り、前記第1の凸状係止部および前記第2の凸状係止部
の前記金属帯板側にそれぞれ空隙が形成されていること
を特徴とする請求項1または2に記載のクランプバン
ド。 - 【請求項4】 前記第1の凸状係止部および前記第2の
凸状係止部の前記金属帯板から最も離れた面が前記金属
帯板の表面と実質的に平行な面になっていることを特徴
する請求項3に記載のクランプバンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016833A JP2002221205A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | クランプバンド |
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JP2001016833A JP2002221205A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | クランプバンド |
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---|---|
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JP2001016833A Pending JP2002221205A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | クランプバンド |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2002221205A (ja) |
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