JPH0122481B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クランプバンドと、近接して一緒に
横たわつている重なり合う外側と内側バンド部の
間の固定装置とを有し、外側クランプバンド部の
重ね合わせ領域の内端に外方に向かつて突出する
クランプバンド厚さの高さのステツプを有する、
締めつけ装置を収縮させることにより締めつけ可
能な、特にホースクランプのクランプ構造体に関
する。

このようなクランプ構造体は、米国特許明細者
3286314から知られている。このクランプ構造体
では、重なつている自由なバンド端部が、押し出
されたタブにより互いにリベツトで止められてい
る。内側クランプバンド部が重ね合わせ個所で終
わる所では、外側クランプバンド部がバンド材料
厚さの高さのステツプを有するので、内側クラン
プバンド部と外側クランプバンド部の間の移行個
所でクランプ構造体の内面がリングの形からわず
かにそれている。たとい、この周知のクランプ構
造体が、既存のゴム状のホース材料で実質的に全
ての使用の場合に多年にわたつて満足であること
が判明しているとしても、比較的硬い、そんなに
可撓性のない、例えばシヨア高度90以上のプラス
チツクホースには、確実にその都度の漏れを避け
るためにクランプ構造体の完全に間〓のない内側
表面が必要である。このことは、自動車工業のシ
ヤフトスリーブや燃料パイプラインで使用する場
合に当てはまる。

ドイツ実用新案7741277から、耳クランプが閉
じられたときに、外側クランプバンド部の端部で
リベツト止めされた内側バンド端部から耳の下を
通つて、耳の他方の側に存在する外側クランプバ
ンド部から材料厚さだけ押し出された舌部通路に
突出する舌部を用いて耳の間〓を架橋することが
知られている。耳を収縮させたときに、舌部がさ
らに通路にすべり込み、通路の両側に残つている
外側バンド部の縁部と共にクランプのなめらかな
内側輪郭を形成する。舌部は、ホース材料にいつ
そう強い半径方向力を及ぼしてなおいつそうシー
ルを良くするために横断面をアーチ形にすること
もできる。米国特許明細書3705241から、半径方
向に曲げられたバンド端部ならびにナツトを有す
る締めつけねじを含む締めつけ装置の下の間〓を
舌部で架橋しており、その舌部は、一方の曲げら
れた端部からねじのための開口を形成した状態で
押し出されていて周方向に湾曲しており、かつ他
方のバンド部分の周方向に走る対応する孔に突出
しているものが知られている。この最後に述べた
孔は、半径方向外側に曲げられたこのバンド端部
のバンド部分に、ねじ開口を形成するように続い
ている。組立のために、半径方向外側に曲げられ
た両方のバンド部分の両側に、同様に開口を備え
た成形体が当てられ、これを通つてねじが差し込
まれかつ成形体が、締めつけたときに締めつけ力
を、半径方向外側に曲げられたバンド端部に伝達
する。この周知のクランプを収縮させたときに、
外側に曲げられたバンド部分から押し出された舌
部が相対する孔に導入されなければならず、そし
て舌部が外方に向かつて遠ざかるように曲がるの
を、当てられた成形体によつてしか避けることが
できず、しかもこの成形体はこの役目を制限され
た程度にしか果たすことができない。さらに、舌
部が、半径方向に曲げられた縁部の間の間〓に外
方に向かつて押し込まれ、それにより漏れが生ず
るのを避けるためにどんな予防手段も講じられな
い。この危険は、この範囲内で舌部が比較的狭け
れば狭いほどますます大きい。

特許請求の範囲第１項に記載された発明は、ク
ランプ構造体において、簡単で問題のない組立で
かつ間〓のない移行で確実なシールを達成するこ
とを課題の基礎としている。

本発明は、自由なバンド端部の重ね合わせ領域
で完全に間〓のない移行を生じ、その際バンド端
部を組み合わせたときに、舌部と内側クランプバ
ンド部が、固定すべき対象物の周方向輪郭に追従
するためにステツプだけ外方に向かつて突出して
いる、上にある外側クランプバンド部により案内
されて押さえられ、従つて舌部がステツプでその
受け入れ孔に入るまで外方に向かつて曲がること
ができない。

重ね合わせ個所は、例えばクランプ耳に相対し
ている。漏洩個所のための他の起こりうる問題範
囲は、耳の収縮後に残つている狭い間〓自体であ
り、その耳間〓に、それが内側クランプバンド端
部により覆われてないときに耳の下にあるホース
材料が逃げこむ。それに対して、米国特許
3303669および3789463による挿入部材を設けるこ
とができる。今や、挿入部材自体の端部に材料が
薄いときにステツプまたは不連続部を避けるため
に、その自由端に本発明による手段を設けること
ができ、従つて両側に、耳を収縮させたときに、
上にあるバンド部分のステツプの孔に係合する舌
部を形成することができる。

舌部自体の横断面を平らにまたはアーチ形に、
例えば凹状にまたは合目的には凸状に湾曲させて
形成することにより、舌部を比較的強い半径方向
力で、固定すべき対象物に押圧することができ
る。本発明により、バンド材料を過剰に消費せず
に大量生産による容易な製造および簡単で正確な
組立が可能になる。

以下、本発明を実施例について詳細に説明す
る。

図面における同一ないしは同様な部分には全図
を通して同一の符号を付して示してある。第１図
及び第２図に示したクランプ構造体は、米国特許
第3286314号に開示されたクランプ構造体と本質
的に同様なものである。全体を符号１０で示した
クランプ構造体は自由端を有するリング部を有し
ており、このリング部はシートメタル又はスチー
ルストリツプのような平滑なバンド材料から作ら
れており、このリング部の互いに重なつた外側端
と内側端には符号１１ａ及び１１ｂを付して示し
てある。またクランプ構造体１０は典型的な所謂
オエテイツカーの耳を有しており、この耳には符
号１３を付してある。この耳１３はほぼ外方に延
びる脚部１４及び１５を有しこれら脚部は架橋部
１６によつて互いに連結されており、この架橋部
には周方向に延びる補強溝１７を設けるととがで
きる。互いに重なつたバンドの自由端１１ａ及び
１１ｂを互いに連結するためのリベツト状の固定
装置である機械的な連結部２０は、内側バンド材
料１１ｂからパンチ加工されたほぼ矩形のタブ２
１から成り、このタブは直角に起立するように曲
げられて、外側バンド部１１ａに形成された周方
向に延びるスロツト２２を貫通して延び、そして
タブ２１は第２図に示すように矢印２３の方向に
曲げ戻されて、符号２１ａで示す位置へ曲折さ
れ、その下に位置する外側バンド材料２４を内方
に変位させる（第２図）。内側クランプバンド部
１１ｂのタブ２１と、外側クランプバンド部１１
ａのスロツト２２は、固定装置２０を構成する。
重なり端１１ａ及び１１ｂには通常バンド材料の
厚さに相当するステツプ２６（第１図）が形成さ
れるので、米国特許第3286314号にて既に提案さ
れているように、肩状のステツプ又は段部（オフ
セツト）２７（第３図）を形成することが有利で
ある。この段部２７によつて、バンド材料の厚さ
にほぼ相当する距離だけ外側バンド部１１ａが、
半径方向外側方向に位置をずらされる。これの目
的は、第１図に示したステツプ２６を除去し、そ
してステツプ及び／又は不連続部を最小にすべく
内側面を第４ａ図に示すように改良することにあ
る。ところが、第４ａ図に示す構成においても小
さなギヤツプが形成されることがあり、しかもこ
のギヤツプは、クランプの所謂オエテイツカーの
耳が収縮されるときにバンド部１１ａ及び１１ｂ
が相対的にわずかに動くことによつて、周方向に
増大されることがある。このようなギヤツプは、
過去において用いられた比較的弾性の大きなホー
ス材料に対しては特に重大な問題とはならなかつ
た。しかしながら最近では90シヨアのオーダー又
はそれ以上のかなり硬度の高いプラスチツクホー
ス材料が用いられるようになり、また非常に肉厚
が薄い硬質ないしは軟質のホース材料が用いられ
るようになつてきており、このようなものに対し
ては、第３図に示す構成において時々生じる小さ
なギヤツプを、もはや無視することはできない。
即ち、第４ｂ図に図式的に誇張して示す如く、漏
れを生ぜしめる可能性のある領域２８ができてし
まう恐れがある。このことから、第１図及び第３
図に示したクランプ構造体を完全に満足した状態
で使用できるようにするためには、移行部にギヤ
ツプを生ぜしめないこと、即ち締め付け対象物と
係合するクランプ構造体の周方向内側係合面に、
非連続部を形成しないようにするという問題が非
常に重要なことであることが理解できる。

上述した従来の欠点を除去するために、本発明
においては第５図乃至第１１図に示すように内側
バンド部１１ｂの自由端から周方向に延びる舌部
３１が設けられており、この舌部は外側バンド部
１１ａに設けられたスロツト状の孔３２に係合す
るようになつており、この孔も周方向に延びてい
る。尚、第５図乃至第１１図においては、第１図
乃至第４ｂ図に示す部分に対応する部分に、同じ
符号を付してある。肩状のステツプ又は段部２７
が外側バンド部１１ａに設けられている場合に
は、スロツト状の孔３２は好ましくは、少なくと
も段部２７の領域に配置される。しかしながら舌
部３１の長に応じて、スロツト状の孔３２はバン
ド１１の周方向に対応る距離を延ばされて、組付
けられた状態にて舌部を受け入れるようにするこ
ともできる。舌部３１は第７ａ図に示すように平
坦な横断面を有していることもできるが、第７ｂ
図に示すように凸状に湾曲した横断面を有してい
ることが望ましい。このように凸状にした場合に
は、ホース材料に対する舌部３１の係合領域が弓
形状の外側領域にて、内方に突出するほぼ点状の
端部３１′に多かれ少なかれ集中され、ホース材
料に作用する特別な締め付け力が増大し、臨界領
域における舌部３１の保持能力を増大させること
ができる。舌部の横断面を凸形にする代りに、こ
れを第７ｃ図に示すように凹状に湾曲させること
もでき、この構成によれば第７ａ図の構成よりも
保持能力を一層高めることができる。

第９図はスロツト状の孔２２を貫通して延びる
タブ２１が未だ曲げ戻されていない状態にあると
きの本発明に係るクランプ構造体を示し、第１０
図及び第１１図は、リベツト状の機械的な連結が
なされた後の状態での本発明に係る構成を示す。

第１１図から明らかなようにスロツト状の孔３
２を通し延びる舌状部３１によつて、内側バンド
部１１ｂからこれに隣接するクランプバンド１１
の部分への移行部に全くギヤツプが形成されず、
漏れの問題を生ぜしめる恐れのある段部や不連続
部やギヤツプが避けられる。というのはホース材
料は、これが留められるニツプルのような対象物
に対して、互いに重なつたバンド端を含む機械的
な連結部２０の周方向の全長にわたつて、押圧さ
れるからである。これは、舌部３１が設けられて
いることによつて実現されるものであり、この舌
部３１はステツプ又は段部２７の領域にてホース
と係合し、これによつて完全な締め付けを保証す
るものである。舌部３１の長さは次のように選択
して定められる。即ち、所謂オエテイツカーの耳
が収縮されたときに、スロツト状の孔３２の両側
でバンド１１に形成される側部１１ｃ（第１０図）
と、舌部が十分に一致できるような長さに選択さ
れているのである。

第１２図及び第１３図は、全体を符号３５で示
した挿入部材を用いた場合の本発明の構成を示す
ものであり、この挿入部材は典型的なオイテイツ
カーの耳が縮められたときにこの耳１３の下に形
成されるギヤツプを架橋する用をなすものであ
る。第１２図から判るように、挿入部材３５はそ
の両自由端に舌部３６を有し、これら舌部はバン
ド材料１１に形成されたスロツト状の孔３７に係
合するようになつている。この場合にもバンド材
料１１にステツプ状の肩部又は段部２７が設けら
れていて、外側バンド部１１ａが挿入部材３５の
厚さにほぼ相当する厚さだけ半径方向外方に位置
をずらされている場合には、スロツト状の孔３７
は好ましくは、この場合にもステツプ状の肩部又
は段部２７の少なくとも領域内に配置され、図示
した実施例では、スロツト状の孔３７は、オエテ
イツカーの耳１３が収縮されたときに、舌部３６
の長さを受け入れるのに充分な距離をバンド材料
１１において周方向に延びている。舌部３６の横
断面は第１２図に示すように平坦に形成すること
もできるが、この横断面を既述の如き理由によつ
て第７ｂ図に示すような凸状に湾曲した形態にす
ることが有利である。

第１３図に示す如く、孔３７に係合するように
なつた舌部３６を有する本発明に係る構成によれ
ば、挿入部材３５と外側バンド部１１ａとの重な
り領域にギヤツプのない移行部が保証される。更
に挿入部材３５用のバンド材料として非常に薄い
ものを選ぶ必要はなくなり、このバンド材料を従
来可能であつたよりも実質的により厚く作ること
ができ、例えばクランプ自体に用いられているバ
ンド材料と同じ厚さ又はこれよりも厚い厚さにす
ることもできる。これによつて、耳１３の下側の
ギヤツプと共に挿入部材３５がつぶれたり又はゆ
がめられたりする危険を軽減することができる。
更に、耳１３を閉じる間に該耳の開口の下に位置
する挿入部材３５の領域において係合力を増大せ
しめるために、挿入部材３５に、外方に延びるエ
ンボス３９を設けることができ、このエンボス３
９は、耳１３を収縮させる際角部１４′及び１
５′（これら角部１４′及び１５′は、脚部１３及
び１４と外側バンド部１１ａとの間の移行部を形
成している）がエンボス３９に乗り上がるとき
に、これら角部１４′及び１５′と係合する。挿入
部材３５が比較的薄いバンド材料から作られてい
る場合に、エンボス３９を形成することは特に有
利である。というのは挿入部材３５のバンド材料
が、耳１３の下に形成されるギヤツプ又は開口へ
ゆがんだ状態で入り込むことを阻止することがで
きるからである。更にほぼ中央に配置された１つ
のエンボス３９を設ける代りに、互いに相並んで
配置された数個のエンボスを同じ領域に設けるこ
ともできる。また耳１３が収縮されるとき、耳１
３の下に配置されたホース２９は、耳の下側で外
方に突出するエンボス３９によりより強く押圧さ
れ、この耳１３の下において完全に満足できるシ
ール性が保証される。

第１２図及び第１３図は、本発明に係る舌部を
備えた挿入部材が、重なり自由端を互いに係止す
るリベツト状連結部を備えた本発明に係るクラン
プ構造体に用いられた具体例を示しているが、本
発明に係る挿入部材は所謂オエテイツカーの耳を
有する他の形式のクランプ構造体にも用いること
ができることは当然である。例えばリング状の無
端ストツクから構成されたクラン三に用いること
ができるし、又両自由端が他の適宜な形態で機械
的に連結されているクランプにも用いることがで
き、上記他の適宜な連結形態としては、例えばス
ポツト溶接、内方又は外方に延びるフツク、或い
は他の機械的な連結手段等を挙げることができ
る。又、本発明は例えば参照符号１１０を付して
示した従来のねじ形式のクランプにも用いること
ができ、図示したねじ形式のクランプは、平滑な
バンド部１１１を有、このバンド部の両自由端に
はほぼ半径方向外方に延びる脚部１１４及び１１
５が設けられ、これら脚部にはそれぞれ孔１１
４′及び１１５′が形成され、これら孔にねじ又は
ボルト部材１１８が通されるようになつており、
このねじ又はバンド部材は、クランプの孔１１
５′及び１１４′の一方の側から挿入され次いでナ
ツト１１９と係合されることによつてクランプを
締め付けることができるようになつている。２つ
の脚部１１４及び１１５の間の開口を架橋するた
めに、挿入部材１３５が配置され、この挿入部材
も舌状部１３６を有し、これら舌状部はスロツト
状の孔１３７に係合するようになつている。第１
４図に示したねじ形式のクランプは、ねじ及びナ
ツト１１８及び１１９によつて脚部１１４及び１
１５が互いに引き寄せられることによつて締め付
けられ、このとき舌部１３６がスロツト状の孔１
３７に係合し、これによりこの場合にも挿入部材
１３５の端部とバンド１１１により形成されたホ
ースクランプの周囲部との間の移行部にギヤツプ
が形成されない。更にクランプバンドのスロツト
状の孔に係合するようになつた舌状延長部は、ウ
オーム駆動部を有するねじ形式のホースクランプ
に対しても同じ利点をもつて使用することができ
る。

以上本発明の実施例を幾つか説明したが、本発
明はこれら実施例に限定されるべきものではな
く、当業者にとつて自明な多数の変更と修正を加
えて本発明を構成することができ、従つて本発明
は図示し且つ上述した構成に決して限定されず各
種の改変と修正とをすべて包含するものであり、
かかる前提において特許請求の範囲に記載された
技術的事項を解釈すべきであることをここに付言
しておく。

【図面の簡単な説明】

第１図はバンド部の重なり端部を連結するリベ
ツト状連結部を備えた米国特許第3286314号に開
示されたクランプ構造体を示す正面図、第２図は
第３図の−線に沿つて切断した断面図であつ
て、従来のリベツト状連結部が組付けられた状態
を示す図、第３図はクランプ構造体の内側クラン
プ面に不連続部が形成されることを最小限に抑え
るために外方に延びる肩状段部を設けた従来のク
ランプ構造体の斜視図、第４ａ図は第３図に示し
たクランプ構造体における内側バンド部と外側バ
ンド部の重なり領域を、所謂オエテイツカーの耳
を収縮する前の状態で示した拡大部分正面図、第
４ｂ図はオエテイツカーの耳が収縮されるときに
第３図及び第４ａ図に示した構成において漏れの
問題が生じ得ることを誇張して示す正面図、第５
図は本発明に係るクランプ構造体の正面図、第６
図は本発明に係るクランプ構造体の内側バンド部
と外側バンド部とを、これが未だ重ね合せられて
いない状態で示す拡大部分平面図、第７ａ図は第
６図の−線に沿つて切断した横断面図であつ
て、本発明に係る舌部の形状の一具体例を示す
図、第７ｂ図も第６図の−線に沿つ切断した
横断面図であるが、本発明に係る舌部の形状の改
変具体例を示す図、第７ｃ図も第６図の−線
に沿つて切断した横断面図であるが、本発明に係
る舌部の形状の更に改変した実施例を示す図、第
８図は第６図の−線に沿つて切断した断面
図、第９図は本発明に係るクランプ構造体の機械
的な連結部を示し、これを斜め上方の外部から見
た斜視図、第１０図は本発明に係るクランプ構造
体の機械的な連結部を内側から見た状態で示す斜
視図、第１１図は部材が組立てられた状態におけ
る第８図と同様な断面図、第１２図はギヤツプの
存しない移行部を保証する本発明に係る挿入部材
を備えた本発明に係るクランプ構造体の斜視図、
第１３図は第１２図に示したクランプ構造体の挿
入部材と耳の領域を示す断面部分図であつて、部
材が組立てられてはいるが所謂オエテイツカーの
耳が未だ収縮されていないときの状態を示す図、
第１４図は本発明に係る挿入部材を有するねじ形
式のホースクランプを示す斜視図である。 １１……クランプバンド、１１ａ……外側クラ
ンプバンド部、１１ｂ……内側クランプバンド
部、１３……締めつけ装置、２０……固定装置、
２７，１２７……ステツプ、３１……舌部、３
２，３７，１３７……孔、３５，１３５……挿入
部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ クランプバンドと、近接して一緒に存在して
   いる重なり合う外側および内側クランプバンド部
   の固定装置とを有し、外側クランプバンド部の重
   ね合わせ領域の内端に外方に向かつて突出するク
   ランプバンド厚さの高さを有するステツプを備え
   た、締めつけ装置を収縮させることにより締めつ
   け可能な、特にホースクランプのクランプ構造体
   において、内側クランプバンド部１１ｂがクラン
   プバンド幅より小さい幅の舌部３１で終わつてお
   り、外側クランプバンド部１１ａにはステツプ２
   ７で始まつて重ね合わせ領域と反対側へ向けて舌
   部を受け入れるための孔３２が形成されているこ
   とを特徴とするクランプ構造体。 ２ 重なり合う内側クランプバンド部１１ｂの自
   由端がクランプバンド１１自体と一体である、特
   許請求の範囲第１項に記載のクランプ構造体。 ３ 舌部３１の横断面が平らにまたは凸状にまた
   は凹状に湾曲している、特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項に記載のクランプ構造体。 ４ クランプバンドと、互いに密接に隣接してい
   る重なり合う外側および内側クランプバンド部の
   間の固定装置とを有し、外側クランプバンド部の
   重ね合わせ領域の内端に外方に向かつて突出する
   クランプバンドの厚さの高さを有するステツプを
   備えた、締めつけ装置を収縮させることにより締
   めつけられるようになつている、特にホースクラ
   ンプのクランプ構造体において、締めつけ装置の
   間〓を架橋するための挿入部材３５が設けられ、
   この挿入部材３５の各端部が舌部３６に終わつて
   おり、クランプ部には、舌部３６を受け入れる孔
   ３７が、挿入部材３５の両端の舌部を受け入れる
   ために、締めつけ装置の両端の外側クランプバン
   ド部１１ａに形成された、挿入部材の厚さの高さ
   を有するステツプ２７で始まつて、締めつけ装置
   と反対側に延びるように設けられていることを特
   徴とするクランプ構造体。 ５ 締めつけ装置が、クランプバンドから外方へ
   延びている二つの脚部１４，１５と、これらの脚
   部を相互連結する架橋部１６とからなる塑性変形
   可能な耳１３により形成されている、特許請求の
   範囲第４項に記載のクランプ構造体。 ６ 舌部３６の横断面が平らにまたは凸状にまた
   は凹状に湾曲している、特許請求の範囲第４項ま
   たは第５項に記載のクランプ構造体。