JP4059869B2 - 焼却処理装置の遠隔操作システム - Google Patents

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Description

本発明は、焼却処理装置を遠隔操作するシステムに関する。
廃タイヤ等の廃棄物を焼却処理する装置としては、例えば、下記特許文献1に開示された乾留ガス化焼却処理装置が一般に知られている。この乾留ガス化焼却処理装置は、廃棄物の一部を燃焼させて乾留ガス化(熱分解)し、当該乾留により得られた可燃性ガスを燃焼炉において完全燃焼させている。その際、燃焼炉において窒素酸化物やダイオキシン等が発生しないように、乾留炉と燃焼炉に設けられた各種センサからの検出値を基にして乾留炉や燃焼炉に供給される酸素(空気)の量等を制御している。
また、当該装置の運転制御は自動運転プログラムにより行われている。このため、当該装置が設置されている現場においては、装置の運転開始前に乾留炉内に廃棄物を投入し、装置の運転終了後に乾留炉内から灰化物を排出させる作業の他、装置の簡単なメンテナンス作業等を行うことにより、当該装置を良好に運転することができる。
しかしながら、乾留炉内に投入される廃棄物の種類は装置の使用者により様々であり、各現場においてもその日その日で廃棄物の種類が異なることも少なくない。そのため、装置の運転が行われている際に何らかの原因で自動運転中に異常を知らせる警告灯が作動したり、あるいは自動運転が異常停止するという事態も生じうる。
このように装置の異常が発生した場合、当該装置の操作や構成について熟知している作業者がいれば問題ないが、そのような熟練作業者を現場に常駐させておくことは困難である。
従って、このような場合、従来は装置のメーカー側から技術者を派遣して対処を行う等の対策をとっていたが、当該装置の設置現場がメーカー所在地から遠隔の場合もあり、迅速な対応をとることが困難な場合も少なくなかった。
特開2001−241634号公報
本発明は、焼却処理装置の遠隔操作システムの改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、熟練作業者が不在であっても的確に異常処理を行うことができる遠隔操作システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の焼却処理装置の遠隔操作システムは、自動運転プログラムにより廃棄物の焼却を行う焼却処理装置と、前記焼却処理装置とネットワークを介して接続され該焼却処理装置を遠隔地で操作する監視センタとを備えた遠隔操作システムであって、以下の特徴を備えている。
まず、前記焼却処理装置は、廃棄物の種類と重量とを認識する廃棄物認識手段と、廃棄物を収納すると共に前記廃棄物の一部を燃焼させつつ当該燃焼熱により前記廃棄物の残部を乾留して可燃性ガスを生じさせる乾留炉と、前記乾留炉からガス通路を介して導入される可燃性ガスを燃焼させる燃焼炉と、前記乾留炉に廃棄物を投入する廃棄物投入手段と、前記乾留炉の温度を検知する乾留温度センサと前記燃焼炉の温度を検知する燃焼温度センサと前記燃焼炉の排ガスの一酸化炭素濃度を検出するCoセンサの各センサと、少なくとも前記乾留炉に設けられた廃棄物投入口と灰化物排出口を撮像する監視カメラとを有している。
また、前記焼却処理装置又は前記監視センタには記憶手段が設けられ、この記憶手段は、前記焼却処理装置が自動運転プログラムで正常に運転されている状態での運転時間と前記各センサの標準の検出値との関係を示す運転チャートを廃棄物の種類に応じて記憶すると共に、前記運転チャートに対して所定の幅を持つ閾値を記憶する。
そして、前記監視センタは、前記各センサの検出値と前記監視カメラにより撮像された映像とを表示する表示手段と、前記各センサの検出値と前記運転チャートとを比較して前記各センサの検出値のいずれかが前記閾値を越えるときは異常と判定して前記表示手段に異常情報を表示させる異常検知手段とを有している。
本発明の焼却処理装置の遠隔操作システムでは、前記記憶手段に廃棄物の種類に応じた運転チャートが記憶されており、前記監視センタの異常検知手段は前記運転チャートと前記各センサの検出値とを比較して異常の有無を検知している。従って、本発明では、廃棄物の種類に応じた運転チャート、即ち廃棄物の種類に応じた自動運転プログラムで前記焼却処理装置の制御を行うことができる。一般に、廃棄物の種類に応じて焼却処理装置の運転を行うことは熟練作業者でなければできないが、本発明によれば、焼却処理装置が設置されている現場に熟練作業者がいない場合であっても、前記監視センタにより遠隔操作を行うことにより焼却処理装置を正しく運転することができる。
また、本発明の焼却処理装置の遠隔操作システムにおいては、前記記憶手段は、前記異常検知手段により検知された異常の種類に応じた対処方法を記憶し、前記監視センタは、前記異常検知手段により異常が検知された際に当該異常に応じて前記記憶手段に記憶された対処方法を前記表示手段に表示させることが好ましい。前記監視センタは、前記焼却処理装置の運転状態に異常が発生したときは前記表示手段にその対処方法を表示させるため、前記監視センタで監視を行っている監視員は当該異常に迅速且つ的確に対応することができる。
また、本発明の焼却処理装置の遠隔操作システムにおいては、前記記憶手段は、前記異常検知手段により検知された異常の種類に応じた再始動プログラムを記憶し、前記監視センタは、前記焼却処理装置の自動運転プログラムが異常により停止した際に当該異常に応じて前記記憶手段に記憶された再始動プログラムを前記焼却処理装置に送信して再始動可能とし、前記表示手段に再始動可能である旨を表示させることが好ましい。
前記焼却処理装置が異常により停止した場合であっても、前記監視センタにより異常の種類に応じた再始動プログラムが前記焼却処理装置に送信され、前記表示手段に再始動可能である旨が表示される。前記監視センタでは前記表示手段により前記監視カメラの映像を見ることができるので、前記監視センタの監視を行っている監視員は前記焼却処理装置の状況を見ながら再始動させることができる。
次に、本発明の焼却処理装置の遠隔操作システムの実施形態の一例について、図1乃至図8を参照して説明する。本実施形態の遠隔操作システムは、図1に示すように、廃棄物を処理する焼却処理プラント1と、焼却処理プラント1の設置されている現場でプラントの操作を行う操作センタ2と、操作センタ2とは離れた場所にある監視センタ3とからなり、それぞれがインターネットやISDN等のネットワーク4を介して接続されている。以下、本実施形態においては、焼却処理プラント1と操作センタ2は廃棄物を処理する現場に設けられ、監視センタ3がプラントのメーカーに設けられている例について説明する。
操作センタ2及び監視センタ3は、それぞれコンピュータや各種インターフェースを備えた制御システムであり、ネットワーク4に接続されている。ここで、監視センタ3の機能的構成について図2を参照して説明する。監視センタ3は、焼却処理プラント1の通信手段1aや操作センタ2の通信手段2aとのデータのやりとりを行う通信手段3aと、記憶手段であるハードディスク3bと、表示手段である監視モニタ3cと、焼却処理プラント1の自動運転で異常がないかどうかを検知し異常がある場合には監視モニタ3cに当該異常を表示させる異常検知手段3dと、異常が発生した際に当該異常に対する対処方法を監視モニタ3cに表示させる対処表示手段3eと、焼却処理プラント1が異常運転状態で制御により復帰が可能な場合に焼却処理プラント1の運転を正常な運転に復帰させる復帰手段3fと、焼却処理プラント1が異常停止した際に再始動させる再始動手段3gとを備えている。
監視モニタ3cには、焼却処理プラント1の自動運転プログラムの進行状況や、焼却処理プラント1の各設備における温度等の表示を行う画面が表示される。また、ハードディスク3bの内部には、廃棄物Wの種類に応じた焼却処理プラント1の自動運転の運転チャート2hが記憶されている運転チャートデータベース3i(以下データベースはDBとする。)と、焼却処理プラント1の異常の種類に応じた原因と対処方法が記憶されている異常処理DB3jと、焼却処理プラント1が異常停止した際に再始動手段3gにより再始動を行うための再始動プログラムが記憶されている再始動プログラムDB3kが記憶されている。
また、操作センタ2の機能的構成としては、通信手段2aと、監視モニタ2bと、焼却処理プラント1の各種操作を行う操作盤2cを備えている。
次に、図2乃至図4を参照して本実施形態の焼却処理プラント1の構成について説明する。図3は焼却処理プラント1の概要を示す説明図、図4は監視モニタ2b,3cに表示される画面である。本実施形態においては、焼却処理プラント1は2台の第1及び第2乾留炉7,8と1台の燃焼炉9とを備えている。また、燃焼炉9からの排気は冷却塔10によって冷却され、バグフィルタ11によって煤等が取り去られ、吸引ファン12を介して煙突13から大気に排出される。また、第1及び第2乾留炉7,8で生じた灰は灰溶融炉5によって溶融され、スラグ貯蔵庫6に貯蔵される。本実施形態では、この灰溶融炉5及びスラグ貯蔵庫6は監視していないため、図4の監視モニタ2b,3cには表示されない。そして、焼却処理プラント1の各設備は、操作センタ2に設けられた操作盤2c(図2参照)に内蔵された記憶装置に自動運転プログラムを記憶しており、平常時は当該記憶された自動運転プログラムにより各設備の運転が行われる。
第1乾留炉7は、廃棄物が投入される投入口14に設けられた投入扉14aと、灰化物を取り出す排出扉15aと、廃棄物に着火する着火バーナ16とを備えている。また、第1乾留炉7には乾留空気制御弁17を介して廃棄物を乾留するための酸素(空気)を送り込む押込ファン18が接続されている。また、それぞれの乾留炉7,8には、廃棄物Wをパレット7a,8aによって乾留炉7,8内に投入する廃棄物投入機7b,8bが設けられている。このパレット7a,8aには廃棄物Wの種類と重量を示すバーコード7c,8cが取り付けられ、廃棄物投入機7b,8bにはバーコードリーダ7d,8d(廃棄物認識手段)が設けられている。
本実施形態においては、この第1及び第2乾留炉7,8の投入扉14aと灰化物排出口15に設けられた排出扉15aにそれぞれ2個の監視カメラ19が設置されており、その映像は操作センタ2と監視センタ3の監視モニタ2b,3cに送信されるようになっている。このように、それぞれ2個の監視カメラ19を設けることにより、監視カメラ19の死角をなくすことができるので、各監視モニタ2b,3cによる監視を確実に行うことができる。また、第1及び第2乾留炉7,8の壁面は冷却用のウォータージャケット20となっており、水位計(図示せず)によりその水位が検知され、操作センタ2及び監視センタ3に送信されるようになっている。
また、第1及び第2乾留炉7,8においては、第1乾留炉7に設置された乾留温度センサ7e,8e(図2参照)により第1乾留炉7内の温度が検知され、監視モニタ2b,3c上に表示される(T1,T2)。ここで、図4において、各第1及び第2乾留炉7,8内の温度が2段表示となっているが、これは上段は自動運転プログラムのために予め定められた設定温度であり、下段は実際に検出される温度を示している。また、第1及び第2乾留炉7,8に供給される空気を制御する乾留空気制御弁17の開度も監視モニタ2b,3c上に表示される(E1,E2)。
燃焼炉9は、第1及び第2乾留炉7,8から送られる可燃性ガスに制御バーナ21によって着火を行うバーナ炉22と、燃焼炉9内の燃焼を補助する補助バーナ23と、燃焼炉9内で燃焼された排ガスを冷却する温水ボイラ(冷却炉)24とを備えている。このように、本実施形態においては、廃棄物の燃焼熱を利用して温水ボイラ24で加熱された温水を空調等に利用できるようにしている。
また、燃焼炉9にも押込ファン18が接続され、燃焼用の空気が送られる。燃焼炉9においては、燃焼温度センサ9a(図2参照)により制御バーナ21の近傍の温度(T3)が検出され、その他に燃焼炉9内の温度(T4)と、補助バーナ23の温度(T5)と、温水ボイラ24内の圧力(P)とがそれぞれ図示しないセンサにより検出される。
冷却塔10は、温水ボイラ24からの排ガスに散水するスプレー25を備えており、スプレー25には冷却水を供給する水タンク26及び水噴射ポンプ27と空気圧縮機28とが接続されている。この冷却塔10においては、出口近傍の温度(T6)が検出される。また、冷却塔10からバグフィルタ11に送られる排ガスには消石灰29及び活性炭30が混合され、脱硫及び脱臭が行われる。
バグフィルタ11は、フィルタ部31と、フィルタ部31によって排ガスから分離された灰等を回収する回収部32とを備えている。また、フィルタ部31の清浄のための空気圧縮機33が接続されている。煙突13においては、図示しない塩素濃度センサ及びCoセンサ13a(図2参照)によって煙突13内の排ガスの塩素濃度(C1)と、一酸化炭素濃度(C2)とが検出される。なお、本実施形態においては、煙突13から排出される排ガスの状態について監視できるように監視カメラ19で撮像を行っている。
次に、焼却処理プラント1の運転状況について図1乃至図7を参照して説明する。まず、第1の態様として、焼却処理プラント1及び操作センタ2には基本的に作業員を配置せずに監視センタ3によって焼却処理プラント1を遠隔操作する場合について説明する。本実施形態の焼却処理プラント1は、まず第1乾留炉7において廃棄物の乾留を行って燃焼炉9で完全燃焼を行い、第1乾留炉7内の廃棄物の乾留が終了する前に第2乾留炉8の運転を開始し、燃焼炉9で連続して燃焼が行われるように各設備の運転制御を行うものである。
具体的には、図5に示すように、まず第1乾留炉7を始動させ(S1)、第1乾留炉7において生成される可燃性ガスにより焼却処理プラント1の自動運転を行う(S2)。その際、第2乾留炉8においては運転の準備を行う(S3)。そして、第1乾留炉7内の廃棄物の乾留による灰化が進行し、可燃性ガスを発生させる部分が少なくなったときは、第1乾留炉7において内部の廃棄物の灰化を促進させる終了処理が行われる(S4)。
次に、第1乾留炉7の終了処理が開始されたときは(S4でYes)、第2乾留炉8を始動させて(S5)第2乾留炉8から可燃性ガスを生成する。これにより、第1乾留炉7の終了処理により第1乾留炉7からの可燃性ガスが減少しても、第2乾留炉8から可燃性ガスが燃焼炉9に送られるので、燃焼炉9においては連続して燃焼運転が行われる(S6)。このように燃焼炉9において連続して燃焼運転を行うことにより、温水ボイラ24により連続して温水を他の設備に安定して供給することができる。
また、終了処理が終わった第1乾留炉7においては、内部の灰化物を排出し、新たに廃棄物を充填して次の運転に備える(S7)。そして、第2乾留炉8の終了処理が行われる際に(S8)第1乾留炉7を始動させることにより(S1)、燃焼炉9における連続運転を行う(S2)。
次に、第1乾留炉7における焼却処理プラント1の自動運転時の監視センタ3による運転監視について図6を参照して説明する。まず、廃棄物投入機7bによって乾留炉7内に廃棄物Wを投入し、乾留炉7の投入口14の投入扉14aを閉じる(S11)。ここで、監視センタ3では、投入口14の扉14aが確実に閉じられているか、監視カメラ19からの映像でチェックを行う(S12)。当該チェックは、監視員が行ってもよく、画像処理等により自動的に行ってもよい。そして、予めバーコードリーダ7dによって読み込まれた廃棄物Wの種類と重量の廃棄物情報を監視センタ3が入手し(S13)、監視センタ3ではこの廃棄物Wの種類に応じた運転チャート2hがハードディスク3bの運転チャートDB3iから選択される(S14)。そして、監視センタ3は操作センタ2の操作盤2cに記憶された自動運転プログラムによって焼却処理プラント1の自動運転を開始する(S15)。
この運転チャート2hについて図7を参照して説明すると、図7の上段は燃焼炉9の温度、中段は乾留炉7の温度、下段は煙突13内の一酸化炭素濃度を示すものであり、それぞれ横軸を時間軸としている。運転チャート2hに示された一点鎖線は、焼却処理プラント1が正常に運転されている際の標準値である。そして、焼却処理プラント1の運転が開始されると、監視センタ3においては、乾留温度センサ7e、燃焼温度センサ9a及びCoセンサ13aによって、第1乾留炉7の温度(T1)、燃焼炉9の温度(T4)、及び煙突13の一酸化炭素濃度(C2)が運転チャート2hに表されている標準値から所定の閾値以上ずれないかどうかを監視する(S16)。また、監視センタ3においては、監視モニタ3cによって監視カメラ19の画像データを表示して第1乾留炉7の投入扉14a及び排出扉15aの状況が監視される。
そして、例えば図7に示すように、立上の際の燃焼炉9の立上り温度が急になり、運転開始からの時間における燃焼温度センサ9aの検出値が所定の閾値を越えた場合には(図7のNGの位置)、以下のような処理がなされる。まず、このような軽度の異常の場合は、焼却処理プラント1は異常停止とはならずに運転を続ける(S17でNo)。同時に、監視センタ3の異常検知手段3dがハードディスク3b内の異常処理DB3jに記憶されている異常データの中から、立上り時の燃焼炉9の温度が急上昇する場合の異常原因を検索する。この例のように立上の際の燃焼炉9の立上り温度が急になっている場合は、乾留炉7から送られてくる可燃性ガスの一酸化炭素濃度が高くなっており、その原因として乾留空気制御弁17の開度が大きいということが記憶されている(S26)。
従って、監視センタ3の異常検知手段3dは、監視モニタ3cに燃焼炉9の温度が通常よりも高くなっていることを表示し、同時に図示しないブザーにより監視センタ3の監視員に報知する(S26)。また、対処表示手段3eが異常処理DB3j内に記憶されている対処方法を検索し、監視モニタ3cに表示させる。さらに、復帰手段3fが乾留空気制御弁17の開度を絞って燃焼温度センサ9aの温度が通常運転時の所定の閾値内に入るように焼却処理プラント1の調節を行う(S27)。当該復帰手段3fによって燃焼温度センサ9aの温度が通常運転時の所定の閾値内に入れば(S28でYes)、その後は焼却処理プラント1で通常通り自動運転が行われ、異常検知手段3dが監視モニタ3cの異常表示やブザー等を通常の状態に復帰させる(S29)。
しかしながら、復帰手段3fの復帰操作によっても所定時間の間に燃焼温度センサ9aの温度が通常運転時の所定の閾値内に入らなければ(S28でNo)、操作センタ2に捜査員を派遣して操作センタ2或いは焼却処理プラント1において直接異常復帰処理を行う。この場合、監視センタ3から操作センタ2の監視モニタ2bに対して、復帰処理の方法を表示させる(S30)。
一方、例えば第1又は第2乾留炉7,8における異常燃焼のため投入扉14aが開いてしまった場合等、自動的に焼却処理プラント1の運転が停止されるようになっている。このように、焼却処理プラント1の運転が異常停止されたときは(S17でYes)、監視センタ3の異常検知手段3dによって異常停止がなされた旨が監視モニタ3cに報知される(S18)。同時に、監視センタ3の対処表示手段3eによって異常停止の原因が診断され(S18)、当該異常停止の原因となった投入扉14aの開きに対する対処方法を異常処理DB3jから検索して監視モニタ3cに表示させる。
このように、投入扉14aの開きによって焼却処理プラント1が異常停止した場合であっても、投入扉14aを自動で閉じることができる場合は(S19)、焼却処理プラント1に作業員を派遣する必要がない。このような場合は、復帰手段3fにより投入扉14aを自動で閉じて監視カメラ19の映像を監視モニタ3cでチェックし(S20)、不都合がなければ(S21でYes)、監視センタ3は異常を示す報知を解除し(S22)、再始動手段3gによって操作センタ2に設けられた焼却処理プラント1の操作盤2cに、再始動プログラムDB3kに記憶された再始動のためのプログラムを送信し、再始動処理を行う(S23)。
逆に、投入扉14aを自動で閉じただけでは気密性が保てない等の不都合があれば(S21でNo)、焼却処理プラント1の設置現場に作業員を派遣するか設置現場の担当者に復帰作業を依頼する。その際、監視センタ3は操作センタ2に復帰処理の指示を示すデータを送信する(S25)。これにより、操作センタ2の監視モニタ2b上には監視センタ3から送信された焼却処理プラント1の復帰処理の指示が表示される。例えば、この例のように第1乾留炉7において異常燃焼のため投入扉14aが開いてしまった場合は、「投入扉14aのパッキンの状態をチェックし、気密性が保てない場合は投入扉14aを閉じた際に水によるシールを行う」等の指示が表示される。
そして、操作センタ2の作業者は当該指示に従って焼却処理プラント1の異常停止の原因を除去する。このように、操作センタ2における復帰処理が終了したときは、操作センタ2は監視センタ3に復帰処理が終了した旨の報知を行う。
操作センタ2から復帰処理終了の報知を受けた監視センタ3は、操作センタ2により行われた復帰処理が正しく行われた否かを確認する(S20)。具体的には、図4に示す監視モニタ2bの表示によって各設備の状態をチェックする。また、監視センタ3において監視カメラ19の映像をチェックし、第1乾留炉7の投入扉14a及び排出扉15aの状態が正常であるか否かを確認する。
監視センタ3によって焼却処理プラント1の復帰処理が正しく行われたことが確認されると(S21でYes)、異常検知手段3dにより異常報知が解除される(S22)。また、監視センタ3は再始動手段3gによって操作センタ2に設けられた焼却処理プラント1の操作盤2cに、再始動プログラムDB3kに記憶された再始動のためのプログラムを送信する。そして、監視センタ3の再始動開始指示により焼却処理プラント1の再始動が行われる(S23)。そして、運転終了まで上記処理が行われる(S24)。
次に、本実施形態の第2の態様として、焼却処理プラント1及び操作センタ2において操作を行う作業員が常駐している場合の作動について図8を参照して説明する。第1乾留炉による焼却処理プラント1の自動運転が行われると(S31)、監視センタ3及び操作センタ2において焼却処理プラント1の監視が行われる(S32)。具体的には、操作センタ2及び監視センタ3において、第1乾留炉7の温度(T1)や燃焼炉9の温度(T4)、あるいは煙突13の一酸化炭素濃度(C2)等の値が所定の値で運転されているか否かを監視する。また、操作センタ2及び監視センタ3においては、図1及び2に示す監視モニタ2b,3cによって、作業員もこれらの数値を確認することができる。また、操作センタ2及び監視センタ3においては、監視カメラ19の画像データによって第1乾留炉7の投入扉14a及び排出扉15aの状況が監視される。
そして、焼却処理プラント1において何らかの異常があると(S33でYes)、監視センタ3において焼却処理プラント1の異常停止があったか否かが判定される(S34)。焼却処理プラント1においては、各種センサにより検出される値が所定の閾値を越えた場合や、第1又は第2乾留炉7,8における異常燃焼のため投入扉14aが開いてしまった場合等、自動的に焼却処理プラント1の運転が停止されるようになっている。
このように、焼却処理プラント1の運転が異常停止されたときは(S34でYes)、監視センタ3及び操作センタ2の監視モニタ2b,3cに異常停止がなされた旨が報知され(S35)、監視センタ3の対処表示手段3eにおいて異常停止の原因が診断される(S36)。具体的には、各設備に設けられたバーナやポンプ等が正常に作動しているか、或いは各種センサの検出値が閾値内に入っているかをチェックし、停止しているものや閾値を越えているものがあればその設備を明確にする。
監視センタ3の対処表示手段3eにおいて焼却処理プラント1の異常停止の原因が判明したときは、ハードディスク3bに記憶されている復帰処理のデータを抽出する。本実施形態においては、異常処理DB3j内の焼却処理プラント1の異常の種類に応じた原因と対処方法を抽出する。この異常処理DB3jでは、焼却処理プラント1の異常状態に対応した復帰処理のデータをデータテーブルとして記憶しており、当該データテーブルによって復帰処理のデータを抽出している。
次に、監視センタ3の対処表示手段3eは操作センタ2に復帰処理の指示を示すデータを送信する(S37)。これにより、操作センタ2の監視モニタ2b上には監視センタ3から送信された焼却処理プラント1の復帰処理の指示が表示される。例えば、第1乾留炉7において異常燃焼のため投入扉14aが開いてしまった場合は、「投入扉14aのパッキンの状態をチェックし、気密性が保てない場合は投入扉14aを閉じた際に水によるシールを行う」等の指示が表示される。
そして、操作センタ2では当該指示に従って焼却処理プラント1の異常停止の原因を除去する(S38)。そして、操作センタ2における復帰処理が終了したときは、操作センタ2は監視センタ3に復帰処理が終了した旨の報知を行う(S39)。
操作センタ2から復帰処理終了の報知を受けた監視センタ3は、操作センタ2により行われた復帰処理が正しく行われた否かを確認する(S40)。具体的には、図4に示す監視モニタ3cの表示によって各設備の状態をチェックする。また、監視センタ3において監視カメラ19の映像をチェックし、第1乾留炉7の投入扉14a及び排出扉15aの状態が正常であるか否かを確認する。
監視センタ3によって焼却処理プラント1の復帰処理が正しく行われたことが確認されると、監視センタ3は再始動手段3gによって操作センタ2に設けられた操作センタ2の操作盤2c(図2参照)に再始動のためのプログラムを送信する(S41)。そして、監視センタ3の再始動手段3cの再始動開始指示により焼却処理プラント1の再始動が行われる(S42)。
一方、焼却処理プラント1においては、自動運転時に発生した異常が軽度のものであった場合、異常停止とならずに運転は続けられる(S34でNo)。例えば、第1乾留炉7に設けられているウォータージャケット20内の水位が警告のための閾値よりも低下している場合、監視センタ3と操作センタ2には警告ランプと警告ブザーにより報知されるが(S43)、当該水位が異常停止のための閾値よりも高い場合は、焼却処理プラント1は異常停止とはならず、警告状態で運転が続けられる。
このように監視センタ3に異常が報知された場合は、監視センタ3の異常検知手段3dにおいて当該異常の原因が診断される(S44)。そして、異常停止の原因が判明したときは、監視センタ3の対処表示手段3eから操作センタ2に復帰処理の指示を示すデータを送信する(S45)。例えば「第1乾留炉7のウォータージャケット20に冷却水を供給するバルブを強制的に開とする」等である。このとき、操作センタ2では当該指示に従って焼却処理プラント1の異常停止の原因を除去する(S46)。
本実施形態においては、以上のように監視センタ3によって焼却処理プラント1の監視が行われ、焼却処理プラント1に異常が発生したときは監視センタ3から操作センタ2に適切な復帰処理の指示が送信される。従って、操作センタ2においては、焼却処理プラント1に対する知識の習熟度が低い作業者であっても監視センタ3からの指示に従って確実に焼却処理プラント1の異常復帰処理を行うことができる。
また、異常に対する復帰処理が監視センタ3から焼却処理プラント1へのデータの送信のみで終了する場合、監視センタ3は焼却処理プラント1に異常復帰のためのデータを送信し、操作センタ2に当該処理が行われたことを報知するようにしてもよい。このような処理によっても操作センタ2の作業者に負担をかけることなく円滑に焼却処理プラント1の運転を行うことができる。
また、本実施形態においては、操作センタ2の操作盤2cに自動運転プログラムが保存されており、再始動のためのプログラムについても監視センタ3の再始動手段3gから焼却処理プラント1に送信する場合について説明したが、これに限らず、自動運転プログラムが焼却処理プラント1に保存され、再始動のためのプログラムが監視センタ3から焼却処理プラント1に送信されるものであってもよい。即ち、自動運転プログラムや再始動プログラムは、最終的に焼却処理プラント1において実行可能であればよく、保存場所は任意の場所とすることができる。
この場合において、焼却処理プラント1の自動運転が異常により停止したときは、監視センタ3の異常検知手段3dにおいて異常停止の原因が診断され、監視センタ3の異常処理DB3jに記憶されている復帰処理のデータが抽出されて操作センタ2に送信される。操作センタ2においては、当該復帰処理のデータに従って焼却処理プラント1の復帰処理を行う。このとき、監視センタ3においては、監視カメラ19及び監視モニタ3cにより操作センタ2における復帰処理作業を監視し、不都合な自体が生じた場合は監視センタ3から操作センタ2に対して当該不都合を是正するよう指示を行う。これにより、異常の復帰処理を操作センタ2を介して行う場合であっても、監視センタ3の指示により確実に異常の復帰処理を行うことができる。
次に、本実施形態において焼却処理プラント1が異常停止した際に監視センタ3から操作センタ2に送信される再始動プログラムの内容について説明する。
焼却処理プラント1が自動運転プログラムにより運転されている状態で異常停止した場合、第1乾留炉7に空気を供給する乾留空気制御弁17が閉じられ、燃焼炉9の制御バーナ21及び補助バーナ23が停止され、吸引ファン12も停止された状態となる。監視センタ3においては、再始動プログラムによる運転を開始する前に、これらの設備が停止されていることを確認する。
この状態から、着火バーナ16を作動させないで吸引ファン12のみを所定時間作動させる。これにより、燃焼炉9、冷却塔10及びバグフィルタ11内のガスを排出させ、燃焼炉9の再始動時に異常燃焼等が発生しないようにしている。また、このとき押込ファン18も始動させるが、乾留空気制御弁17は閉じられているので第1乾留炉7には空気は送られない。
次に、バーナ炉22の制御バーナ21を燃料によって燃焼させ、制御バーナ21近傍の温度が800℃を越える温度となるように加熱する。このとき、補助バーナ23については「切」から「自動制御」に切り替える。
次に、第1乾留炉7の乾留空気制御弁17の開度を一定開度とする。これにより、押込ファン18からの空気が第1乾留炉7内に送られる。第1乾留炉7内では、異常停止前に燃焼が行われており、異常停止により第1乾留炉7への空気の供給が停止された場合でも第1乾留炉7内では内部に残存する空気によって引き続きおきび燃焼が行われている。従って、第1乾留炉7内に再び空気が送られると、残存する廃棄物の乾留が再開される。
そして、乾留空気制御弁17の開度を、所定時間ごとに一定開度ずつ増加させる。このように、第1乾留炉7内に供給される空気の量を段階的に徐々に増やすことにより、第1乾留炉7における乾留の再始動を円滑に行い、第1乾留炉7内で異常燃焼が起きないようにしている。
尚、第1乾留炉7における始動時には、着火バーナ16を作動させて廃棄物の一部に着火すると共に、乾留空気制御弁17の開度を所定時間ごとに一定開度ずつ増加させるようにしているが、その開度は再始動時よりも大きくなっている。再始動時に始動時よりも開度を少なくするのは、再始動時は廃棄物の乾留が既に行われた状態での一時停止であるため廃棄物の広い範囲でおきび燃焼が行われており、始動時と同様に乾留用の空気を送ると急激に燃焼が再開されてしまい、乾留に適さないためである。本実施形態においては、再始動時の乾留空気制御弁17の開度を、通常の始動時の半分以下の開度で行うようにしている。
そして、第1乾留炉7から燃焼炉9に送られる可燃性ガスの量が上昇し、燃焼炉9の温度が通常運転時と同様の温度に回復したときは、乾留空気制御弁17の制御を自動制御に切り替えて通常運転に移行する。
このように、本実施形態においては、焼却処理プラント1に関する多くの技術情報(ノウハウを含む)を有するメーカーの所在地に監視センタ3を設置しているため、当該プラントにおいて異常が発生した場合に的確な対処を行うことができる。また、監視センタ3からの遠隔操作のみによっては復旧できない異常に対しては、監視センタ3とネットワーク4で接続されている操作センタ2に的確な指示を行うことにより、焼却処理プラント1の異常を復旧させることができる。しかも、監視センタ3と操作センタ2及び焼却処理プラント1は、それぞれネットワーク4に接続されているため、それぞれの距離が離れている場合であっても迅速に異常処理を行うことができる。
尚、上記実施形態においては、第1乾留炉7による焼却処理プラント1の自動運転時の制御について説明したが、第2乾留炉8による自動制御時においても同様の制御が行われる。また、上記実施形態においてネットワーク4はインターネットやISDN等の公衆回線を利用しているが、これに限らず、互いに専用回線で接続するものも含まれる。
本発明の焼却処理装置の遠隔操作システムの構成を示す説明図。 焼却処理装置の遠隔操作システムの機能的構成を示すブロック図。 焼却処理プラントの概要を示す説明図。 監視モニタの画面に表示されたシステムを示す説明図。 焼却処理装置の運転状況を示すフローチャート。 焼却処理装置の運転状況を示すフローチャート。 自動運転時の温度変化等を示す運転チャート。 焼却処理装置の自動運転時における監視状況を示すフローチャート。
符号の説明
1…焼却処理プラント(焼却処理装置)、2…操作センタ、2h…運転チャート、3…監視センタ、3b…ハードディスク(記憶手段)、3c…監視モニタ(表示手段)、3d…異常検知手段、4…ネットワーク、7,8…乾留炉、7b,8b…廃棄物投入手段、7d,8d…バーコードリーダ(廃棄物認識手段)、7e,8e…乾留温度センサ、9a…燃焼温度センサ、9…燃焼炉、13a…Coセンサ、14…廃棄物投入口、15…灰化物排出口、19…監視カメラ。

Claims (3)

  1. 自動運転プログラムにより廃棄物の焼却を行う焼却処理装置と、前記焼却処理装置とネットワークを介して接続され該焼却処理装置を遠隔地で操作する監視センタとを備えた遠隔操作システムであって、
    前記焼却処理装置は、廃棄物の種類と重量とを認識する廃棄物認識手段と、廃棄物を収納すると共に前記廃棄物の一部を燃焼させつつ当該燃焼熱により前記廃棄物の残部を乾留して可燃性ガスを生じさせる乾留炉と、前記乾留炉からガス通路を介して導入される可燃性ガスを燃焼させる燃焼炉と、前記乾留炉に廃棄物を投入する廃棄物投入手段と、前記乾留炉の温度を検知する乾留温度センサと前記燃焼炉の温度を検知する燃焼温度センサと前記燃焼炉の排ガスの一酸化炭素濃度を検出するCoセンサの各センサと、少なくとも前記乾留炉に設けられた廃棄物投入口と灰化物排出口を撮像する監視カメラとを有し、
    前記焼却処理装置が自動運転プログラムで正常に運転されている状態での運転時間と前記各センサの標準の検出値との関係を示す運転チャートを廃棄物の種類に応じて記憶すると共に、前記運転チャートに対して所定の幅を持つ閾値を記憶する記憶手段が前記焼却処理装置又は前記監視センタに設けられ、
    前記監視センタは、前記各センサの検出値と前記監視カメラにより撮像された映像とを表示する表示手段と、前記各センサの検出値と前記運転チャートとを比較して前記各センサの検出値のいずれかが前記閾値を越えるときは異常と判定して前記表示手段に異常情報を表示させる異常検知手段とを有していることを特徴とする焼却処理装置の遠隔操作システム。
  2. 前記記憶手段は、前記異常検知手段により検知された異常の種類に応じた対処方法を記憶し、前記監視センタは、前記異常検知手段により異常が検知された際に当該異常に応じて前記記憶手段に記憶された対処方法を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の焼却処理装置の遠隔操作システム。
  3. 前記記憶手段は、前記異常検知手段により検知された異常の種類に応じた再始動プログラムを記憶し、前記監視センタは、前記焼却処理装置の自動運転プログラムが異常により停止した際に当該異常に応じて前記記憶手段に記憶された再始動プログラムを前記焼却処理装置に送信して再始動可能とし、前記表示手段に再始動可能である旨を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の焼却処理装置の遠隔操作システム。
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