JP4059289B1 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】形成する画像がイメージ画像であっても、線画像及び文字画像であっても、その画像の画質低下を抑制する
【解決手段】線画像及び文字画像を記録する際に多用されるインクジェット記録ヘッド20Kには、線画像及び文字画像の記録に適したインクジェット記録ヘッド、すなわち、オーバーラップ幅がゼロのインクジェット記録ヘッドを用い、イメージ画像を記録する際に多用されるインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cには、イメージ画像の記録に適したインクジェット記録ヘッド、すなわちオーバーラップ幅がインクジェット記録ヘッド20Kより大きいインクジェット記録ヘッドを用いる。これにより、形成する画像がイメージ画像であっても、線画像及び文字画像であっても、その画像の画質低下を抑制できる。
【選択図】図10

Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置としては、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置としては、特許文献1に開示されるインクジェット記録装置が公知である。
特許文献1のインクジェット記録装置は、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録ヘッドを備えている。このインクジェット記録ヘッドは、一列に配設された複数のヘッドユニットを繋ぎ合わせることにより構成され、記録媒体の最大幅に対応する長さに形成されている。
各ヘッドユニットは略平行四辺形形状であり、ヘッドユニットの上面には、圧電素子群からなる2つの素子基板が配設されている。2つの素子基板は略台形形状であり、略台形形状の同じ長さの斜辺が向かい合うように配置されている。
特許文献1のインクジェット記録装置によれば、ヘッドユニット内に素子基板を効率良く配置してインクジェット記録ヘッドの幅を小さくできると共に、ヘッドユニット単位での交換やメンテナンスが可能となる。また、複数のヘッドユニットを繋ぎ合わせた際に、隣り合うヘッドユニットの繋ぎ部の長さが長いので、繋ぎ部でのヘッドユニット間の特性差が顕在化しにくく、印字時にスジなどが目立たない。
特開2006−88568号公報
本発明は、複数のヘッドユニットを繋ぎ合わせた液滴吐出ヘッドを用いて画像を記録する場合において、記録される画像がイメージ画像であっても、線画像及び文字画像であっても、その画像の繋ぎ部分の画質低下を抑制できる液滴吐出装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る液滴吐出装置は、液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成された第1液滴吐出ヘッドと、液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成され、前記ユニットの繋ぎ部分における各ユニット間の前記ノズルのオーバーラップ幅が前記第1液滴吐出ヘッドよりも大きい第2液滴吐出ヘッドと、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る液滴吐出装置は、請求項1の構成において、前記第1液滴吐出ヘッドは、黒インクを吐出することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る液滴吐出装置は、請求項1の構成において、入力された画像データを線画像データ及び文字画像データとイメージ画像データとに分離する画像データ分離手段と、前記画像データ分離手段が分離した線画像データ及び文字画像データに基づいて前記第1液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させ、前記画像データ分離手段が分離したイメージ画像データに基づいて前記第2液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る液滴吐出装置は、請求項1の構成において、入力された画像データから線画像データ及び文字画像データを抽出する画像データ抽出手段と、前記入力された画像データのうち前記画像データ抽出手段が抽出した画像データに基づいて前記第1液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させ、前記入力された画像データのうち前記画像データ抽出手段が抽出しなかった画像データに基づいて前記第2液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る液滴吐出装置は、請求項1の構成において、入力された画像データからイメージ画像データを抽出する画像データ抽出手段と、前記入力された画像データのうち前記画像データ抽出手段が抽出した画像データに基づいて前記第2液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させ、前記入力された画像データのうち前記画像データ抽出手段が抽出しなかった画像データに基づいて前記第1液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項6に係る液滴吐出装置は、請求項3〜5のいずれか1項の構成において、前記第2液滴吐出ヘッドは、インクを吐出し、前記第1液滴吐出ヘッドは、前記第2液滴吐出ヘッドよりも濃いインクを吐出することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る液滴吐出装置は、請求項1〜6のいずれか1項の構成において、前記第1液滴吐出ヘッドは、前記ノズルが配列される領域の外形が長方形状になるように前記ユニット内のノズルが配列され、各ユニットを千鳥状に配置して形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る液滴吐出装置は、請求項1〜7のいずれか1項の構成において、前記第2液滴吐出ヘッドは、前記第2液滴吐出ヘッドと相対移動する記録媒体に液滴を吐出し、前記ノズルが配列される領域の外形が台形状になるように前記ユニット内のノズルが配列され、各ユニット間でノズルが前記記録媒体の相対移動方向で一部が重なるように形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1の構成によれば、複数のヘッドユニットを繋ぎ合わせた液滴吐出ヘッドを用いて画像を記録する場合において、記録される画像がイメージ画像であっても、線画像及び文字画像であっても、オーバーラップ幅が1種類の液滴吐出ヘッドを用いて記録する場合に比べて、ヘッドユニットの繋ぎ部分におけるその画像の画質低下を抑制できる。
本発明の請求項2の構成によれば、線画像及び文字画像の記録に多く用いられる黒インクで記録される線画像及び文字画像の線曲がりがヘッドユニットの繋ぎ部分で生じていても、オーバーラップ幅が1種類の液滴吐出ヘッドを用いて記録する場合に比べて、線曲がりが目立ちにくい。
本発明の請求項3の構成によれば、オーバーラップ幅が1種類の液滴吐出ヘッドを用いて記録する場合に比べて、ヘッドユニットの繋ぎ部分において、イメージ画像の濃度ムラと線画像及び文字画像を含む画像の線曲がりのいずれもが目立ちにくい。
本発明の請求項4の構成によれば、ヘッドユニットの繋ぎ部分において線画像及び文字画像に線曲がりが生じていても、オーバーラップ幅が1種類の液滴吐出ヘッドを用いて記録する場合に比べて、線曲がりが目立ちにくい。
本発明の請求項5の構成によれば、ヘッドユニットの繋ぎ部分においてイメージ画像の濃度ムラが生じていても、オーバーラップ幅が1種類の液滴吐出ヘッドを用いて記録する場合に比べて、濃度ムラが目立ちにくい。
本発明の請求項6の構成によれば、線画像及び文字画像の画質低下が目立ちやすい濃いインクは、第1液滴吐出ヘッドで吐出されるので、線画像及び文字画像に線曲がりがヘッドユニットの繋ぎ部分で生じていても、オーバーラップ幅が1種類の液滴吐出ヘッドを用いて記録する場合に比べて、線曲がりが目立ちにくい。
本発明の請求項7の構成によれば、ヘッドユニットの繋ぎ部分において線画像及び文字画像の線曲がりを目立ちにくくする効果が大きい。
本発明の請求項8の構成によれば、記録媒体の相対移動する方向におけるノズル間の幅を狭くできるので、記録媒体の移動速度が変動しても、ヘッドユニットの繋ぎ部分における液滴の着弾位置のズレ量を小さくできる。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
本実施形態では、液滴を吐出する液滴吐出装置の一例として、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置について説明する。
なお、液滴吐出装置は、インクを吐出する装置に限定されるものではない。液滴吐出装置としては、例えば、フィルムやガラス上にインク等を吐出してカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置、溶解状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成する装置、液状の金属を吐出して配線パターンを形成する装置及び液滴を吐出して膜を形成する各種の成膜装置であってもよく、液滴を吐出するものであればよい。
(本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成)
まず、本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を説明する。図1及び図2には、本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成が概略図にて示されている。
図1及び図2に示すように、インクジェット記録装置10は、用紙等の記録媒体Pが収容される記録媒体収容部12と、記録媒体Pに画像を記録する画像記録部14と、記録媒体収容部12から画像記録部14へ記録媒体Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された記録媒体Pが排出される記録媒体排出部18と、を備えている。
画像記録部14は、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録ヘッド20Y、20M、20C、20K(以下、20Y〜20Kと示す)を備えている。
このインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、記録媒体Pの搬送方向の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の順で配置されており、その各色に対応したインク滴を、サーマル方式や圧電方式等の手段によって、複数のノズルが形成されたノズル面から吐出し、画像を記録する構成となっている。
また、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、ぞれぞれ、画像記録が可能な幅が、記録媒体Pの被記録領域の幅以上とされている。なお、ここでいう幅とは、記録媒体Pの搬送方向と交差する方向の長さである。
インクジェット記録装置10には、インクを貯留するインクタンク21Y、21M、21C、21Kが設けられている。このインクタンク21Y、21M、21C、21Kから、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへインクが供給される。なお、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへ供給されるインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクの使用が可能である。
更に、インクジェット記録装置10には、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのメンテナンスをするメンテナンスユニット22Y、22M、22C、22K(以下、22Y〜22Kと示す)が設けられている。このメンテナンスユニット22Y〜22Kは、それぞれ、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面に対向する対向位置(図2参照)と、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面から退避した退避位置(図1参照)との間を移動可能に構成されている。
各メンテナンスユニット22Y〜22Kは、インクジェット記録ヘッド20のノズル面を覆うキャップ、予備吐出(空吐出)された液滴を受ける受け部材、インクジェット記録ヘッド20のノズル面を清掃する清掃部材等を有しており、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする際には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが所定高さ上昇すると共にメンテナンスユニット22Y〜22Kが対向位置に移動し、各種のメンテナンスを行う。
搬送手段16は、記録媒体収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出しロール24と、送出しロール24によって送り出された記録媒体Pを挟持搬送する搬送ロール対25と、搬送ロール対25によって搬送された記録媒体Pの被記録面をインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対面させる無端状の搬送ベルト30と、を備えている。
搬送ベルト30は、記録媒体Pの搬送方向下流側に配置された駆動ロール26と、記録媒体Pの搬送方向上流側に配置された従動ロール28とに巻き掛けられ、所定方向(図1においてA方向)に循環移動するように構成されている。
また、従動ロール28の上部には、記録媒体Pを搬送ベルト30へ押え付ける押さえロール32が設けられている。この押さえロール32は搬送ベルト30に従動すると共に帯電ロールを兼ねており、この押さえロール32によって搬送ベルト30が帯電されることにより、記録媒体Pが搬送ベルト30に静電吸着されて搬送される構成である。
この搬送ベルト30が記録媒体Pを搬送することにより、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cと記録媒体Pとが相対移動し、相対移動する記録媒体Pにインク滴が吐出されて画像が形成される。
なお、記録媒体Pに対してインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが移動する構成であっても良く、記録媒体Pとインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kとが相対移動する構成であればよい。
また、搬送ベルト30は、記録媒体Pを静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、記録媒体Pとの摩擦により、あるいは記録媒体Pを吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、搬送ベルト30の下流側には、その搬送ベルト30から記録媒体Pを剥離する剥離爪が接近・離隔可能に配設されている。インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにより画像が記録された記録媒体Pは、搬送ベルト30の曲率及び剥離爪により記録媒体Pが搬送ベルト30から剥離される構成となっている。なお、図1及び図2においては、剥離爪の図示を省略している。
剥離爪の下流側には、記録媒体Pの被記録面側がスターホイールとされた複数の搬送ロール対38が設けられている。この搬送ロール対38により、画像記録部14で画像が記録された記録媒体Pが、記録媒体排出部18へ搬送される。
また、搬送ベルト30の下方には、記録媒体Pを反転させる反転部36が設けられており、搬送ロール対38が記録媒体Pを下流に一旦搬送した後、搬送ロール対38が逆転して記録媒体Pが反転部36に送られる構成となっている。
この反転部36には、記録媒体Pの被記録面側がスターホイールとされた複数の搬送ロール対39が設けられ、反転部36に送り込まれた記録媒体Pが再度、搬送ベルト30へ送られるようになっている。
また、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの動作を制御する制御手段の一例としてのヘッドコントローラー46を備えている(図17(B)参照)。
ヘッドコントローラー46は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに接続され、外部から入力された画像データに応じてインク滴の吐出タイミングと、使用するインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズルを決定し、そのノズルに駆動信号を印加する。また、図示しないが、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録装置10の全体の動作を制御するシステム制御手段を備えている。
次に、インクジェット記録装置10の画像記録動作について説明する。
まず、送出しロール24により、記録媒体収容部12から記録媒体Pが送り出され、搬送ベルト30よりも上流側の搬送ロール対25により、搬送ベルト30へ送られる。
搬送ベルト30へ送られた記録媒体Pは、その搬送ベルト30の搬送面に吸着・保持され、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの記録位置へ搬送され、記録媒体Pの被記録面に画像が記録される。そして、その画像記録終了後、記録媒体Pは搬送ベルト30から剥離爪によって剥離される。
記録媒体Pの片面へのみ画像を記録する場合は、搬送ベルト30よりも下流側の搬送ロール対38によって記録媒体排出部18へ排出される。
記録媒体Pの両面へ画像を記録する場合には、片面に画像が記録された後、記録媒体Pは、反転部36で反転されて、再び搬送ベルト30に送られる。記録媒体Pの反対面側に上記と同様に画像が記録され、記録媒体Pの両面へ画像が記録され、記録媒体排出部18へ排出される。
(本実施形態に係る技術的背景)
ここで、本実施形態に係る技術的背景について説明する。
まず、画像の濃度に関する視覚特性について説明する。
画像の濃度に関する人間の視覚の弁別能力、すなわち、濃度の差が見えるか見えないかについては、VTF(Visual Transfer Function)特性として、図3に示すようなグラフで表される関数をもつ。
約30cmはなれたところから見た場合において、1cycles/mmの濃度ムラに対して感度が高く、濃度ムラが視認されやすい。1cycles/mmより高周波、すなわち縞が細かく、狭い縞の繰り返しになると、濃度ムラは視認されにくくなる。ただし、これは、図4に示したようなテストパターン、すなわちキャンベルパターンを用いて、研究されたもので、帯状の縞のコントラストの視認限界から求められたものである。なお、この参考文献としてR.P.Dooley:”Prediction Brightness Appearance at Edge Using Linear and Non-Linear Visual Describing Functions”,SPSE Annual Meeting 1975がある。
次に、線画像の視覚特性について説明する。
線画像に対しても、上述する画像の濃度に関する視覚特性と同様の検討が可能である。
図5に示すように、振幅と周波数を規定した線を、振幅と周波数を変えて多数作成し、どの程度の振幅と周波数までなら視認されるか調査した。その結果、図6に示すように、濃度ムラと同様に曲がりを高周波数化すると、曲がりが繊細になり、視覚の分解能を超えて視認されなくなる。
また、低周波数側も線のうねりがなだらかになり、直線との差が小さくなって視認されなくなる。低周波側でも、明らかに視認性が低下することが、濃度ムラとの相違である。
また、うねりの数が少なくなることも、欠陥の悪さを感じさせなくなる。当然ながら、振幅を小さくするとグラフ全体が下に下がり、視認されにくくなる。なお、後述するように、本実施形態は、特に、この低周波側のうねりの数が少なくなると欠陥が認識にしににくくなる性質を利用するものである。
次に、画像に濃度ムラが発生する発生原因について説明する。
画像の濃度ムラの主な発生原因は、ある領域毎にノズルから吐出されるインク滴の液滴量が異なることによる。ある領域毎とは、例えば、図7に示すように、インクジェット記録ヘッドを構成するユニット毎であり、この領域毎に、圧電方式による場合の圧電素子の大きさが異なったり、流路の根元側か先端側かにより流路抵抗に差があったりすることで、液適量が変化する。
これらはいずれも低周波数の濃度ムラとなるものである。なお、ここでは、時間的に変動する濃度ムラ、例えば温度のばらつきによる濃度ムラ、不吐出によるスジムラ等は、考慮しない。
次に、画像に線曲がりが発生する発生原因について説明する。
線曲がりの主な発生原因は、記録媒体の移動速度が変動し、ノズル列の場所によって、着弾位置が異なってしまうことである。
2次元配置のノズルでは、図8(a)及び図8(b)に示すように、直線を印字する際に、異なるノズル列A、Bから吐出されたドットがつながることにより直線が形成される。
まず、ノズル列Aから吐出されたインク滴により直線の一部が記録され(図8(a)参照)、記録媒体Pの移動速度とノズル列A−Bの間隔から算出されたクロックの後、ノズル列Bから吐出されたインク滴により直線が記録される(図8(b)参照)。
ところが、記録媒体Pの移動速度が変動し、クロック時間と記録媒体Pの移動距離の関係がずれると、着弾位置がずれて、線が曲がることになる(図9(a)、(b)参照)。この着弾位置ずれは、ノズル列AとBの間隔が広いほどズレ量が大きくなる傾向がある。
また、線曲がりの他の発生原因としては、インクジェット記録ヘッドを構成する各ユニットの組み付け精度にばらつきがあることが考えられるが、実際には静的な組み付け製造精度は十分高く、記録媒体Pの移動速度の変動の方が、線曲がりへの影響が大きい。組み付けの製造精度は、約±10μm程度におさまるが、記録媒体Pの移動速度の変動による線の曲がりは、±50μmほどになる。
(本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの構成)
次に、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの構成について説明する。
本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、図10(a)に示すように、液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成された第1液滴吐出ヘッドの一例としてのインクジェット記録ヘッド20Kと、液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成され、前記ユニットの繋ぎ部分における各ユニット間の前記ノズルのオーバーラップ幅が第1液滴吐出ヘッドよりも大きい第2液滴吐出ヘッドの一例としてのインクジェット記録ヘッド20Y、20M、20C(以下、20Y〜20Cと示す)と、で構成されている。
インクジェット記録ヘッド20Kは、黒インクを吐出するインクジェット記録ヘッドであり、インク滴を吐出するノズル34が2次元状に配置された複数のユニット19を繋ぎ合わせて形成されている。
図11(a)に示すように、2次元状に配置された複数のノズル34を長方形状のノズル配列に分割し、つまり、ノズル34が配列された領域の外形が長方形状となるように分割し、この分割されたノズルが、図11(b)に示すように、インクジェット記録ヘッド20Kの各ユニット19A、19B、19C、19D(以下、19A〜19Dという)に分配され、各ユニット19A〜19D内のノズル34が長方形状に配列される。
長方形状のノズル配列においては、図11(b)に示すように、ユニット19A〜19Dの全体の形状も長方形状に形成されている。
ユニット19Aの長手方向(記録媒体の移動方向と直交する方向)の一端部(図11(b)において右端部)の一方の側面(図11(b)において下側の側面)が、ユニット19Aに隣接するユニット19Bの長手方向一端部(図11(b)において左端部)の一方の側面(図11(b)において上側の側面)に接合されている。ユニット19Bの長手方向他端部(図11(b)において右端部)の一方の側面(図11(b)において上側の側面)が、ユニット19Bに隣接するユニット19Cの長手方向一端部(図11(b)において左端部)の一方の側面(図11(b)において下側の側面)に接合されている。ユニット19Cの長手方向他端部(図11(b)において右端部)の一方の側面(図11(b)において下側の側面)が、ユニット19Cに隣接するユニット19Dの長手方向一端部(図11(b)において左端部)の一方の側面(図11(b)において上側の側面)に接合されている。
このように、各ユニット19A〜19Dが互い違いに順次接合されて千鳥状に配置され、インクジェット記録ヘッド20Kが形成される。
このインクジェット記録ヘッド20Kは、ユニット19の繋ぎ部分における各ユニット19A〜19D間のノズル34の配列された領域のオーバーラップ幅がゼロになる構成となっている。なお、インクジェット記録ヘッド20Kの各ユニット19A〜19D内のノズル34が配列された領域の外形は概ね長方形であればよく、厳密な長方形である必要はない。たとえば、角部を切り欠いたり、R状となっているものでも構わない。
インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアンのインクを吐出するインクジェット記録ヘッドであり、インク滴を吐出するノズル34が2次元状に配置された複数のユニット19を繋ぎ合わせて形成されている。
図12(a)に示すように、2次元状に配置された複数のノズル34を台形状のノズル配列に分割し、つまり、ノズル34が配列された領域の外形が台形状となるように分割し、この分割されたノズルが、図12(b)に示すように、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cの各ユニット19に分配され、各ユニット19内のノズル34が台形状に配列される。
台形状のノズル配列においては、図12(b)に示すように、ユニット19の全体の形状も台形状に形成され、その斜辺が向かい合うようにユニット19が配置されてインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cが形成されている。
インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cは、各ユニット19間でノズル34の配列された領域が記録媒体とインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cとの相対移動方向で一部が重なるように形成されており、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cのユニット19の繋ぎ部分における各ユニット19間のノズル34のオーバーラップ幅が、インクジェット記録ヘッド20Kよりも大きくなるようになっている。
なお、台形状に配列されるノズルの形状は、左右対称でなくてもよく、上底及び下底に対する各斜辺の角度が異なっている配列であっても良い。インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cの各ユニット19内のノズル34が配列された領域の外形は概ね台形であればよく、厳密な台形である必要はない。たとえば、角部を切り欠いたり、R状となっていているものでも構わない。
インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、図10(b)に示すように、ヘッドコントローラー46に接続され、ヘッドコントローラー46は、外部から入力された画像データに応じてインク滴の吐出タイミングと、使用するインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル34を決定し、そのノズル34に駆動信号を印加するようになっている。
外部から入力される画像データとしては、例えば、インクジェット記録装置50の操作者がコンピュータ等により作成し入力する画像データや、画像読取装置により原稿から読み取った画像データがある。
なお、ノズル34のノズル配列としては、例えば、図13(a)に示すように、平行四辺形状に分割されたノズル配列を用いても良い。平行四辺形状のノズル配列においては、図13(b)に示すように、ユニット19を斜めに配列してインクジェット記録ヘッドが形成される。この構成によれば、ユニット19の繋ぎ部分において各ユニット19間のノズル34がオーバーラップさせられる。
また、オーバーラップとは、図14に示すように、インクジェット記録ヘッドを構成するユニットの繋ぎ部分において、異なるユニットに属するノズルが分担して画像を記録する領域を形成することをいい、オーバーラップ幅とは、その領域の長さ(図15参照)をいう。その長さは、記録媒体とインクジェット記録ヘッドとの相対移動方向と直交する方向(以下、幅方向)の当該領域の長さである。また、オーバーラップ幅は、ゼロも含む概念である。
オーバーラップ幅とは、典型的には、図15に示すように、異なるユニットのノズル配置領域が、記録媒体とインクジェット記録ヘッドとの相対移動方向で重複している場合の、当該重複領域の幅方向の長さとなる。
しかしながら、必ずしも物理的なノズル配置によって決まらない。例えば、長方形のノズル配置領域をもつユニットを幅方向にノズル配置領域を重複させてつなぎ合わせた場合であっても、図16及び図17に示すように、インク滴を吐出しないノズルがあるときは、そのノズルを含めず、図16に示す例では、オーバーラップ幅はゼロとなる。
(本実施形態の作用)
次に、上記の実施形態について作用を説明する。
外部から画像データが入力されると、ヘッドコントローラー46が、使用するインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル34を決定し、そのノズル34に駆動信号を印加する。
駆動信号が印加されたインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル34からインク滴が吐出され、記録媒体Pに画像が形成される。
インクジェット記録ヘッド20Kからは黒インクが吐出され、黒インクは線画像及び文字画像を記録する際に多く用いられる。一方、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cからは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアンのインクが吐出され、イエロー、マゼンタ、シアンのインクは、イメージ画像を記録する際に多く用いられる。
ノズルが長方形状に配列されたインクジェット記録ヘッド20Kにより形成される画像は、図18に示すように、濃度ムラが問題となる面領域を持つイメージ画像において、ユニットの繋ぎ目で濃度差がはっきりとする。
これに対して、線の曲がりが問題となる長さを持った線画像においては、繋ぎ目が1箇所であるという低周波数の線曲がりとなり、欠陥が視認されにくい(図5、図6参照)。
また、インクジェット記録ヘッド20Kのユニット19内におけるノズル列間の距離W1が、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cのオーバーラップする領域におけるノズル列間の距離W2(図19参照)によりも小さいため、振幅が小さい線曲がりとなる(図5、図6参照)。
ノズルが台形形状に配列されたインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cにより形成される画像は、図19に示すように、濃度ムラが問題となる面領域を持つイメージ画像において、濃度ムラが高周波化されているため、すなわち徐々に濃度が変化するため、濃度差が目立ちにくい(図3参照)。
これに対して、線の曲がりが問題となる長さを持った線画像においては、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cのオーバーラップする領域におけるノズル列間の距離W2が、インクジェット記録ヘッド20Kのユニット19内におけるノズル列間の距離W1よりも大きいため、振幅が大きい線曲がりとなり、その周波数も視認性が高い領域となり、線曲がりが目立つ(図5、図6参照)。
このように、実施形態に係るインクジェット記録装置10では、黒インクを吐出するインクジェット記録ヘッド20Kが線画像及び文字画像を記録する際に多用されること及びイエロー、マゼンタ、シアンのインクを吐出するインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cがイメージ画像を記録する際に多用されることに着目して、インクジェット記録ヘッド20Kには、線画像及び文字画像の記録に適したインクジェット記録ヘッド、すなわち、オーバーラップ幅がゼロのインクジェット記録ヘッドを用い、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cには、イメージ画像の記録に適したインクジェット記録ヘッド、すなわちオーバーラップ幅がインクジェット記録ヘッド20Kより大きいインクジェット記録ヘッドを用いている。
なお、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Kは、オーバーラップ幅がゼロとなっていたが、オーバーラップしていてもよく、オーバーラップ幅がインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cよりも小さい構成であれば良い。
(インクジェット記録装置10の第1変形例)
次に、インクジェット記録装置10の第1変形例について説明する。
上記の実施形態に係るインクジェット記録装置10は、各色ごとに一つのインクジェット記録ヘッドを備えた構成であったが、第1変形例に係るインクジェット記録装置50では、各色ごとに2つのインクジェット記録ヘッドを備えた構成となっている。なお、インクジェット記録ヘッド以外の構成については、上記の実施形態に係るインクジェット記録装置10と同様である。
第1変形例に係るインクジェット記録装置50は、図20に示すように、液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成された第1液滴吐出ヘッドの一例としてのインクジェット記録ヘッド51Y、51M、51C、51K(以下、51Y〜51Kと示す)と、液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成され、前記ユニットの繋ぎ部分における各ユニット間の前記ノズルのオーバーラップ幅が第1液滴吐出ヘッドよりも大きい第2液滴吐出ヘッドの一例としてのインクジェット記録ヘッド52Y、52M、52C、52K(以下、52Y〜52Kと示す)とを備えている。
このように、第1液滴吐出ヘッドとしては、黒インクを吐出するインクジェット記録ヘッドに限られるものではなく、イエロー、マゼンタ、シアンのインクを吐出するインクジェット記録ヘッドに用いることが可能であり、第2液滴吐出ヘッドとしては、イエロー、マゼンタ、シアンのインクを吐出するインクジェット記録ヘッドに限られるものではなく、黒インクを吐出するインクジェット記録ヘッドに用いることが可能である。
インクジェット記録ヘッド51Y〜51Kは、上述したインクジェット記録ヘッド20Kと同一の構成とされ、インクジェット記録ヘッド52Y〜52Kは、上述したインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cと同一の構成とされている。
なお、インクジェット記録ヘッド51Y、52Y、インクジェット記録ヘッド51M、52M、インクジェット記録ヘッド51C、52C、インクジェット記録ヘッド51K、52Kは、それぞれ色相の同じインクを吐出するようになっている。
また、インクジェット記録装置50は、図21(a)に示すように、外部から入力された画像データを記憶する画像データメモリ42を備えている。外部から入力される画像データとしては、例えば、インクジェット記録装置50の操作者がコンピュータ等により作成し入力する画像データや、画像読取装置により原稿から読み取った画像データがある。
画像データメモリ42には、画像データメモリ42が記憶する画像データが、線画像データ及び文字画像データかイメージ画像データかを判定する画像判定部44が接続されている。
画像判定部44は、濃度ムラが問題となる面領域を持つ画像をイメージ画像データとして認識し、線の曲がりが問題となる長さを持った画像を線画像データとして認識して判定する。
例えば、コンピュータ等により作成された電子データによる画像データは、その画像データに付加されたヘッダー情報により、線画像データ及び文字画像データか、イメージ画像データかを判定する。
画像読取装置で読み取られた画像データのように、ヘッダーの無い画像データについては、周辺画素との階調差(微分値もしくは周波数)が閾値を超えるかどうかで、線画像データ及び文字画像データか、イメージ画像データかを判定する。
また、ヘッダーの無い画像データについては、線画像データ、文字画像データ及びイメージ画像データをパターンマッチングによって判定してもよい。パターンマッチングとしては、注目画素の周辺のm×n領域を抜き出し、あらかじめメモリーにある線画像データ及び文字画像データの比較パターンデータと比較し、一致すれば、線画像データ、文字画像データとしてデータ処理し、一致しなければイメージ画像として処理する。
なお、ヘッダー情報の付加の有無にかかわらず、周辺画素との階調差(微分値もしくは周波数)が閾値を超えるかどうかよる判定及び線画像データ、文字画像データ及びイメージ画像データのパターンマッチングによる判定を行っても良い。
また、画像判定部44には、制御手段の一例としてのヘッドコントローラー46が接続され、ヘッドコントローラー46には、入力された画像データを線画像データ及び文字画像データとイメージ画像データとに分離する画像データ分離手段の一例としての画像データ分離装置48が設けられている。
画像データ分離装置48は、画像判定部44が判定した画像データを線画像データ及び文字画像データとイメージ画像データとに分離するように構成されている。
ヘッドコントローラー46は、画像データ分離装置48が分離した線画像データ及び文字画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド51Y〜51Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させるようになっている。また、ヘッドコントローラー46は、画像データ分離装置48が分離したイメージ画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド52Y〜52Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させるようになっている。
(第1変形例の作用)
次に、上記の第1変形例について作用を説明する。
外部から画像データが入力されると、画像データメモリ42で画像データが記憶される。
この画像データは、画像判定部44で線画像データ及び文字画像データかイメージ画像データか判定される。
画像データ分離装置48が、画像判定部44により判定された画像データを、線画像データ及び文字画像データとイメージ画像データとに分離する。
ヘッドコントローラー46は、画像データ分離装置48が分離した線画像データ及び文字画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド51Y〜51Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させる。また、ヘッドコントローラー46は、画像データ分離装置48が分離したイメージ画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド52Y〜52Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させる。これにより、記録媒体Pに画像が形成される。
ノズルが長方形状に配列されたインクジェット記録ヘッド51Y〜51Kにより形成される画像は、図18に示すように、濃度ムラが問題となる面領域を持つイメージ画像において、ユニットの繋ぎ目で濃度差がはっきりとする。
これに対して、線の曲がりが問題となる長さを持った線画像及び文字画像においては、図18に示すように、繋ぎ目が1箇所であるという低周波数の線曲がりとなり、欠陥が視認されにくい(図5、図6参照)。
また、インクジェット記録ヘッド51Y〜51Kのユニット19内におけるノズル列間の距離W1が、インクジェット記録ヘッド52Y〜52Kのオーバーラップする領域におけるノズル列間の距離W2(図19参照)よりも小さいため、振幅が小さい線曲がりとなる(図5、図6参照)。
ノズルが台形形状に配列されたインクジェット記録ヘッド52Y〜52Kにより形成される画像は、図19に示すように、濃度ムラが問題となる面領域を持つイメージ画像において、濃度ムラが高周波化されているため、すなわち徐々に濃度が変化するため、濃度差が目立ちにくい(図3参照)。
これに対して、線の曲がりが問題となる長さを持った線画像においては、インクジェット記録ヘッド52Y〜52Kのオーバーラップする領域におけるノズル列間の距離W2が、インクジェット記録ヘッド51Y〜51Kのユニット19内におけるノズル列間の距離W1よりも大きいため、振幅が大きい線曲がりとなり、その周波数も視認性が高い領域となり、線曲がりが目立つ(図5、図6参照)。
上記の実施形態係るインクジェット記録装置10では、黒インクを吐出するインクジェット記録ヘッド20Kが線画像及び文字画像を記録する際に多用されること及びイエロー、マゼンタ、シアンのインクを吐出するインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cがイメージ画像を記録する際に多用されることに着目して、インクジェット記録ヘッド20Kには、線画像及び文字画像を記録するのに適したインクジェット記録ヘッドを用い、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cには、イメージ画像を記録するのに適したインクジェット記録ヘッドを用いていた。
これに対して、第1変形例では、上記のように、線画像及び文字画像及びイメージ画像を分離して、各色ごとに、線画像及び文字画像には、それに適したインクジェット記録ヘッド、すなわち、オーバーラップ幅がゼロのインクジェット記録ヘッド51Y〜51Kを用いて画像を記録し、イメージ画像には、それに適したインクジェット記録ヘッド、すなわちオーバーラップ幅がインクジェット記録ヘッド51Y〜51Kより大きいインクジェット記録ヘッドを用いて画像を記録する。
なお、図21(b)に示すように、画像データ分離装置48に替えて、入力された画像データから線画像データ及び文字画像データを抽出する画像データ抽出手段の一例としての画像データ抽出装置49をヘッドコントローラー46に設ける構成であっても良い。
この構成においては、画像データ抽出装置49が、画像判定部44が判定した画像データのうち、線画像データ及び文字画像データを抽出するように構成されている。
ヘッドコントローラー46は、画像データ抽出装置49が抽出した線画像データ及び文字画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド51Y〜51Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させる。また、ヘッドコントローラー46は、画像データ抽出装置49が抽出しなかったイメージ画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド52Y〜52Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させる。
なお、画像データ抽出装置49は、入力された画像データからイメージ画像データを抽出する画像データ抽出手段として用いても良い。
この構成においては、画像データ抽出装置49は、画像判定部44が判定した画像データのうち、イメージ画像データを抽出するように構成されている。
ヘッドコントローラー46は、画像データ抽出装置49が抽出したイメージ画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド52Y〜52Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させる。また、ヘッドコントローラー46は、画像データ抽出装置49が抽出しなかった線画像データ及び文字画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド51Y〜51Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させる。
(インクジェット記録装置10の第2変形例)
次に、インクジェット記録装置10の第2変形例について説明する。
上記の実施形態に係るインクジェット記録装置10は、各色ごとに一つのインクジェット記録ヘッドを備えた構成であったが、第2変形例に係るインクジェット記録装置60では、第1変形例と同様に、各色ごとに2つのインクジェット記録ヘッドを備えた構成となっている。なお、インクジェット記録ヘッド以外の構成については、上記の実施形態に係るインクジェット記録装置10と同様である。
第2変形例に係るインクジェット記録装置60は、図22に示すように、液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成された第1液滴吐出ヘッドの一例としてのインクジェット記録ヘッド61Y、61M、61C、61K(以下、61Y〜61Kと示す)と、液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成され、前記ユニットの繋ぎ部分における各ユニット間の前記ノズルのオーバーラップ幅が第1液滴吐出ヘッドよりも大きい第2液滴吐出装置の一例としてのインクジェット記録ヘッド62Y、62M、62C、62K(以下、62Y〜62Kと示す)とを備えている。
インクジェット記録ヘッド61Y〜61Kは、上述したインクジェット記録ヘッド20Kと同一の構成とされ、インクジェット記録ヘッド62Y〜62Kは、上述したインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cと同一の構成とされている。
また、インクジェット記録ヘッド61Y〜61Kは、それぞれ、インクジェット記録ヘッド62Y〜62Kよりも濃い濃インクを吐出し、インクジェット記録ヘッド62Y〜62Kは、それぞれ、インクジェット記録ヘッド61Y〜61Kよりも淡い淡インクを吐出する構成となっている。なお、インクジェット記録ヘッド61Y、62Y、インクジェット記録ヘッド61M、62M、インクジェット記録ヘッド61C、62C、インクジェット記録ヘッド61K、62Kは、それぞれ色相の同じインクを吐出するようになっている。
また、インクジェット記録装置60は、第1変形例で示した機能を有する画像データメモリ42、画像判定部44、ヘッドコントローラー46及び画像データ分離装置48を備えている(図21(a)参照)。
なお、第1変形例で示したように、画像データ分離装置48に替えて、画像データ抽出装置49を設けた構成であっても良い(図21(b)参照)。
(第2変形例の作用)
次に、上記の第2変形例について作用を説明する。
外部から画像データが入力されると、画像データメモリ42で画像データが記憶される。
この画像データは、画像判定部44で線画像データ及び文字画像データかイメージ画像データか判定される。
画像データ分離装置48が、画像判定部44により判定された画像データを、線画像データ及び文字画像データとイメージ画像データとに分離する。
ヘッドコントローラー46は、画像データ分離装置48が分離した線画像データ及び文字画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド61Y〜61Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させる。また、ヘッドコントローラー46は、画像データ分離装置48が分離したイメージ画像データに基づいて、インクジェット記録ヘッド62Y〜62Kに駆動信号を印加してインク滴を吐出させる。これにより、記録媒体Pに画像が形成される。
ノズルが長方形状に配列されたインクジェット記録ヘッド61Y〜61Kにより形成される画像は、図18に示すように、濃度ムラが問題となる面領域を持つイメージ画像において、ユニットの繋ぎ目で濃度差がはっきりとする。
インクジェット記録ヘッド61Y〜61Kは、濃インクを吐出するため、線の曲がりが問題となる長さを持った線画像において、線曲がりが目立ちやすいが、図18に示すように、繋ぎ目が1箇所であるという低周波数の線曲がりとなり、欠陥が視認されにくい(図5、図6参照)。
また、インクジェット記録ヘッド61Y〜61Kのユニット19内におけるノズル列間の距離W1が、インクジェット記録ヘッド62Y〜62Kのオーバーラップする領域におけるノズル列間の距離W2によりも小さいため、振幅が小さい線曲がりとなる(図5、図6参照)。
ノズルが台形形状に配列されたインクジェット記録ヘッド62Y〜62Kにより形成される画像は、図19に示すように、線の曲がりが問題となる長さを持った線画像においては、インクジェット記録ヘッド62Y〜62Kのオーバーラップする領域におけるノズル列間の距離W2が、インクジェット記録ヘッド61Y〜61Kのユニット19内におけるノズル列間の距離W1よりも大きいため、振幅が大きい線曲がりとなり、その周波数も視認性が高い領域となり、線曲がりが目立つ(図5、図6参照)。
また、淡インクであっても濃度ムラが問題となる面領域を持つイメージ画像において濃度ムラが低周波であると濃度ムラが目立ちやすいが、インクジェット記録ヘッド62Y〜62Kにより形成される画像は、濃度ムラが高周波化されているため、すなわち徐々に濃度が変化するため、濃度差が目立ちにくい。
上記の実施形態係るインクジェット記録装置10では、黒インクを吐出するインクジェット記録ヘッド20Kが線画像及び文字画像を記録する際に多用されること及びイエロー、マゼンタ、シアンのインクを吐出するインクジェット記録ヘッド20Y〜20Cがイメージ画像を記録する際に多用されることに着目して、インクジェット記録ヘッド20Kには、線画像及び文字画像を記録するのに適したインクジェット記録ヘッドを用い、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cには、イメージ画像を記録するのに適したインクジェット記録ヘッドを用いていた。
これに対して、第2変形例では、上記のように、線画像及び文字画像及びイメージ画像を分離して、各色ごとに、線画像及び文字画像には、それに適したインクジェット記録ヘッド、すなわち、オーバーラップ幅がゼロのインクジェット記録ヘッド61Y〜61Kを用いて画像を記録し、イメージ画像には、それに適したインクジェット記録ヘッド、すなわちオーバーラップ幅がインクジェット記録ヘッド61Y〜61Kより大きいインクジェット記録ヘッドを用いて画像を記録する。
なお、濃インクは、光学濃度の観点において、淡インクよりも相対的に濃いインクであり、淡インクは、光学濃度の観点において、濃インクよりも相対的に薄いインクである。光学濃度は、例えば、記録媒体に形成したドットないし所定パターンの反射率(反射光の光強度)で測定される。
(ノイズに対する画像欠陥の比較)
図23に示すように、ノズルが長方形状に配列されたインクジェット記録ヘッド、すなわち、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20K、第1変形例に係るインクジェット記録ヘッド51Y〜51K及び第2変形例に係るインクジェット記録ヘッド61Y〜61Kと、ノズルが台形形状に配列されたインクジェット記録ヘッド、すなわちインクジェット記録ヘッド20Y〜20C、第1変形例に係るインクジェット記録ヘッド52Y〜52K及び第2変形例に係るインクジェット記録ヘッド62Y〜62Kとについて、ノイズに対する画像欠陥を比較した。
ノイズとしては、ユニット間でインク滴の滴量に差がある場合と、ユニット間で取り付け位置がずれている場合と、記録媒体としての用紙に速度変動がある場合とを比較した。
インクジェット記録装置としては、解像度:600dpi,用紙搬送速度:22.5Inch/Sec,ノズル数:1024/1ユニットのものを使用した。
この結果、図23に示すように、台形配列のインクジェット記録ヘッドでは、濃度ムラが、ノイズに対して安定し、長方形形配列のインクジェット記録ヘッドでは、線文字画像が、ノイズに対して安定していることがわかった。
なお、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20K、第1変形例に係るインクジェット記録ヘッド51Y〜51K及び第2変形例に係るインクジェット記録ヘッド61Y〜61Kは、オーバーラップ幅がゼロとなっていたが、オーバーラップしていてもよく、オーバーラップ幅が、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Y〜20C、第1変形例に係るインクジェット記録ヘッド52Y〜52K及び第2変形例に係るインクジェット記録ヘッド62Y〜62Kよりも、それぞれ、小さい構成であれば良い。
例えば、図24(a)、(b)に示すように、ノズルが台形状に配列されたユニットでインクジェット記録ヘッドを形成し、その台形の上底及び下底のうちの長辺Xに対する斜辺Yの角度θを変えることにより、オーバーラップ幅の異なるインクジェット記録ヘッドが形成できる。従って、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Y〜20C、第1変形例に係るインクジェット記録ヘッド52Y〜52K及び第2変形例に係るインクジェット記録ヘッド62Y〜62Kを、相対的に角度θが小さいインクジェット記録ヘッド(図24(a)参照)とし、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20K、第1変形例に係るインクジェット記録ヘッド51Y〜51K及び第2変形例に係るインクジェット記録ヘッド61Y〜61Kを、相対的に角度θが大きいインクジェット記録ヘッド(図24(b)参照)とする構成としてもよい。
また、インクジェット記録ヘッド20Y〜20K、51Y〜51K、52Y〜52K、61Y〜61K、62Y〜62Kは、ぞれぞれ、画像記録が可能な幅が記録媒体Pの被記録領域の幅以上とされていたが、画像記録が可能な幅が記録媒体Pの被記録領域の幅よりも小さく、記録媒体の相対移動方向と交差する方向に移動しながらインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドであっても良い。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、本実施形態に係るインクジェット記録装置において、メンテナンスユニットがインクジェット記録ヘッドに対向する対向位置にある状態を示す概略図である。 図3は、画像の濃度に関する人間の視覚の弁別能力を表す関数を示すグラフである。 図4は、キャンベルパターンを示す図である。 図5は、線画像において、振幅と周波数を規定した線を示す図である。 図6は、線画像の視覚特性を示すグラフである。 図7は、インクジェット記録ヘッドを構成するユニット毎に吐出する液滴量の差によって生じた濃度ムラを示す図である。 図8は、2次元配置のノズルで直線を記録する場合において記録媒体の移動速度が変動しない場合を示す図である。 図9は、2次元配置のノズルで直線を記録する場合における記録媒体の移動速度が変動した場合を示す図である。 図10(a)は、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドに構成を示す図であり、図10(b)は、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの動作を制御する制御系を示すブロック図である。 図11は、ノズルが長方形状に配列されたユニット繋ぎ合わせて形成されインクジェット記録ヘッドを示す図である。 図12は、ノズルが台形状に配列されたユニット繋ぎ合わせて形成されインクジェット記録ヘッドを示す図である。 図13は、ノズルが平行四辺形状に配列されたユニット繋ぎ合わせて形成されインクジェット記録ヘッドを示す図である。 図14は、オーバーラップの概念を説明するための図である。 図15は、オーバーラップ幅の概念を説明するための図である。 図16は、オーバーラップ幅の概念を説明するための図である。 図17は、オーバーラップ幅の概念を説明するための図である。 図18は、ノズルが長方形状に配列されたユニット繋ぎ合わせて形成されインクジェット記録ヘッドによって形成される線画像及びイメージ画像を示す図である。 図19は、ノズルが台形形状に配列されたユニット繋ぎ合わせて形成されインクジェット記録ヘッドによって形成される線画像及びイメージ画像を示す図である。 図20は、第1変形例に係るインクジェット記録ヘッドの構成を示す図である。 図21は、第1変形例に係るインクジェット記録ヘッドの動作を制御する制御系を示すブロック図であり、(a)は、画像データ分離装置が設けられた構成を示し、(b)は、画像データ分離装置に替えて画像データ抽出装置が設けられた構成を示す。 図22は、第2変形例に係るインクジェット記録ヘッドの構成を示す図である。 図23は、ノズルが長方形状に配列されたインクジェット記録ヘッドと、ノズルが台形形状に配列されたインクジェット記録ヘッドとについて、ノイズに対する画像欠陥を比較した結果表である。 図24は、インクジェット記録ヘッドの変形例を示す図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
19 ユニット
20Y、20M、20C インクジェット記録ヘッド(第2液滴吐出ヘッド)
20K インクジェット記録ヘッド(第1液滴吐出ヘッド)
34 ノズル
46 ヘッドコントローラー(制御手段)
48 画像データ分離装置(画像データ分離手段)
50 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
51Y、51M、51C、51K インクジェット記録ヘッド(第1液滴吐出ヘッド)
52Y、52M、52C、52K インクジェット記録ヘッド(第2液滴吐出ヘッド)
60 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
61Y、61M、61C、61K インクジェット記録ヘッド(第1液滴吐出ヘッド)
62Y、62M、62C、62K インクジェット記録ヘッド(第2液滴吐出ヘッド)

Claims (8)

  1. 液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成された第1液滴吐出ヘッドと、
    液滴を吐出するノズルが2次元状に配置された複数のユニットを繋ぎ合わせて形成され、前記ユニットの繋ぎ部分における各ユニット間の前記ノズルのオーバーラップ幅が前記第1液滴吐出ヘッドよりも大きい第2液滴吐出ヘッドと、
    を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記第1液滴吐出ヘッドは、黒インクを吐出することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 入力された画像データを線画像データ及び文字画像データとイメージ画像データとに分離する画像データ分離手段と、
    前記画像データ分離手段が分離した線画像データ及び文字画像データに基づいて前記第1液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させ、前記画像データ分離手段が分離したイメージ画像データに基づいて前記第2液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  4. 入力された画像データから線画像データ及び文字画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
    前記入力された画像データのうち前記画像データ抽出手段が抽出した画像データに基づいて前記第1液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させ、前記入力された画像データのうち前記画像データ抽出手段が抽出しなかった画像データに基づいて前記第2液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  5. 入力された画像データからイメージ画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
    前記入力された画像データのうち前記画像データ抽出手段が抽出した画像データに基づいて前記第2液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させ、前記入力された画像データのうち前記画像データ抽出手段が抽出しなかった画像データに基づいて前記第1液滴吐出ヘッドに液滴を吐出させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記第2液滴吐出ヘッドは、インクを吐出し、
    前記第1液滴吐出ヘッドは、前記第2液滴吐出ヘッドよりも濃いインクを吐出することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記第1液滴吐出ヘッドは、前記ノズルが配列される領域の外形が長方形状になるように前記ユニット内のノズルが配列され、各ユニットを千鳥状に配置して形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記第2液滴吐出ヘッドは、前記第2液滴吐出ヘッドと相対移動する記録媒体に液滴を吐出し、前記ノズルが配列される領域の外形が台形状になるように前記ユニット内のノズルが配列され、各ユニット間でノズルが配列された領域が前記記録媒体と前記第2液滴吐出ヘッドとの相対移動する方向で一部が重なるように形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
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