JP4057867B2 - ケリーバ駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、掘削バケットを下端に装着したケリーバを通し、そのケリーバを介して回転力と押し込み力を伝達して縦穴を掘削するケリーバ駆動装置に関するものであり、特に摩擦式ケリーバとロッキング式ケリーバの使い分けを可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】
アースドリルは、例えば図4に示すように自走式のクローラクレーン1をベースマシンとし、そのブーム2先端に軸着されたシーブ3にウインチから繰り出されたワイヤロープ4が掛けられ、ケリーバ5がスイベルジョイントを介して吊り下げられている。そして、ブーム2には起伏可能なフロントフレーム6が設けられ、そこにケリーバ駆動装置30が取り付けられている。ケリーバ5は、中空軸をなすケリーバ駆動装置30のドライブシャフトに嵌挿され、その出力によって下端に連結された掘削バケット7に回転を伝える他、ケリーバ駆動装置30を下降させるスラスタシリンダの伸長作動による押し込み力を伝えるようにしている。フロントフレーム6は、支持シリンダ8によってブーム2に支持され、調整シリンダ9を作動させてケリーバ3が垂直になるようにフロントフレーム6の傾きが調整できるようになっている。
【0003】
ケリーバ駆動装置30の回転力及び押し込み力を掘削バケット7に伝達するケリーバ5は、多重管からなる伸縮可能な構造をしたものである。掘削バケット7による地盤の掘削は、掘削バケット7が掘削した土砂を内部に収納しているため、ある程度掘削したところで一旦ケリーバ5が縮められ、その掘削バケット7が地上まで持ち上げられて排土される。そして、再びケリーバ5が伸ばされて、更に深い位置での掘削と排土が繰り返され、縦穴が形成されていく。こうしたアースドリル1を構成するケリーバ5は、前述したように掘削バケット7に対して回転力と押し込み力の伝達が必要であるが、そのための構造として摩擦式とロッキング式とがある。
【0004】
摩擦式ケリーバは、例えば図5に示すように内側からインナケリーバ51、セカンドケリーバ52、サードケリーバ53、そしてアウタケリーバ54が重ねられ、各々が軸方向に形成されたキー及びキー溝によって互いに噛み合っている。すなわち、ケリーバ51,52,53,54の外周面にはそれぞれキー51a,52a,53a,54aが円周方向に120度の間隔で突設され、インナーケリーバ51を除くその他のケリーバ52,53,54には内周面に同じく120度の間隔で不図示のキー溝が軸方向に形成されている。
【0005】
そして図6に示すように、摩擦式ケリーバ(アウタケリーバ54のみを示している)は、ケリーバ駆動装置30のドライブシャフト31を軸方向に貫通し、アウタケリーバ54に形成されたキー54aがそのドライブシャフト31に形成されたキー溝31bに噛み合っている。従って、ドライブシャフト31が回転すれば、キー54aがキー溝31bに対して回転方向に押し付けられ、摩擦式ケリーバ50に回転が与えられる。
【0006】
摩擦式ケリーバ50自身も、インナケリーバ51、セカンドケリーバ52、サードケリーバ53、そしてアウタケリーバ54が、それぞれのキーが噛み合った各キー溝に円周方向に強く押し付けられ回転が伝達される。そして、スラスタシリンダによる押し込み力は、こうして押し付け合っているキーとキー溝との摩擦抵抗によって、伸長した摩擦ケリーバ50が押し縮められることなく掘削バケット7に伝えられる。
【0007】
一方、図7に示すロッキング式ケリーバ60は、インナケリーバ61、セカンドケリーバ62、サードケリーバ63、そしてアウタケリーバ64が重ねられ、摩擦式と同様に各々が軸方向に形成されたキー及びキー溝によって噛み合っている。すなわちケリーバ61,62,63,64の外周面にはキー61a,62a,63a,64aが120度の間隔で突設され、インナーケリーバ61を除くその他のケリーバ62,63,64には内周面に120度の間隔でキー溝が軸方向に形成されている。
【0008】
ただし、ロッキング式ケリーバ60にはこうしたキー61a,62a,63a,64aの隣りに、軸方向に所定の間隔でロック部材65,65…が複数設けられている。従って、ロッキング式ケリーバ60及びケリーバ駆動装置のドライブシャフトに形成されたキー溝は、キー61a,62a,63a,64a及びロック部材65,65…が通るよう、例えば図8に示すドライブシャフト41のキー溝41bのように、図6に示す摩擦式ケリーバのキー溝31bに比べて幅広に形成されている。
【0009】
ここで図9は、図7のA−A断面、B−B断面そしてC−C断面を図(A),(B),(C)にそれぞれ示したものである。ロッキング式ケリーバ60は、図9(A)に示す薄肉部分と、図9(B)に示す先端(図面下方)の厚肉部分とから構成され、厚肉部分に形成されたキー溝63bにキー62aが通っている。例えば、このセカンドケリーバ62とサードケリーバ63との間でロッキング式ケリーバ60が図7に示すように伸ばされた場合、セカンドケリーバ62がサードケリーバ63から引き出され、所定のロック部材65がサードケリーバ62下端のC−C断面部分に位置する。
【0010】
そこでケリーバ駆動装置から回転が出力されると、セカンドケリーバ62のロック部材65はキー溝63bから外れており、回転したセカンドケリーバ62はキー62aがキー溝63bに当たり、摩擦式と同様に回転力が伝達される。一方、スラスタシリンダによる下降が行われると、図9(C)に示すロック部材65に図9(B)に示すサードケリーバ63下端の厚肉部分が押し当てられ、サードケリーバ63に作用した押し込み力がセカンドケリーバ62に伝えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、摩擦式ケリーバ50を使用した施工の場合、十分な押し込み力を発揮することができないという問題があった。硬質地盤の施工を行う場合、摩擦抵抗を超えて作用する押し込み力によって伸長したケリーバに軸方向の滑りが生じ、押し込み力が適切に伝えられないことがあるからである。これに対し、ロッキング式ケリーバ60を使用した施工では、ロック部材65に押し当てて軸方向の力を伝えるため、硬質地盤でも大きな力を加えることができる。しかし、そうしたロッキング式ケリーバ60でも、ロックの時やロックを解除する時に幅広のキー溝を回転方向に移動して衝突するキーとキー溝との衝撃音が大きく、現場周辺における騒音問題があった。また、収縮時にはその都度ロックを解除しなければならないため、排土効率も摩擦式ケリーバに比べて悪かった。
【0012】
従って、表層から中間層の軟弱な地盤の掘削には摩擦式ケリーバを使用し、支持層や硬質地盤ではロッキング式ケリーバを使用するのが好ましい。しかし、そのためには各タイプのケリーバをもった作業機を施工現場に搬入することが必要になり、広い現場に限られること、無駄なコストが発生すること、更には作業機同士の衝突の危険があることなどの問題があった。一方、ケリーバ駆動装置が摩擦式ケリーバとロッキング式ケリーバの両方に対応することができれば、1台の作業機で施工が可能となる。
【0013】
ところが、それに対してもケリーバ駆動装置の構造の違いによる問題があった。すなわち、摩擦式に対応したケリーバ駆動装置にはロッキング式ケリーバを通すことはできないため、ロッキング式のケリーバ駆動装置に摩擦式ケリーバを通すことが考えられる。しかしそれではドライブシャフトのキー溝の幅が大きいため、摩擦式ケリーバでも大きな衝撃音が発生して騒音の問題が生じてしまう。そこで次に、脱着可能なスペーサ等を取り付けて溝幅を一時的に狭くして摩擦式ケリーバを使用することが考えられるが、そうした部材の追加は大きなトルクが作用する作業では、取り付けがあまい場合に破損の危険があるなど細心の注意を要し、あまり好ましい手段ではなかった。
【0014】
そこで本発明は、かかる課題を解決すべく、摩擦式ケリーバとロッキング式ケリーバの差し替えによる作業変更が可能なケリーバ駆動装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ベースマシンに対して昇降可能に装着され、油圧モータの駆動によってドライブシャフトから回転を出力するものであって、そのドライブシャフトに嵌挿されたケリーバを介して回転力と押し込み力を掘削手段に伝達して地盤の掘削を行うケリーバ駆動装置において、前記ドライブシャフトの貫通孔内周面に、摩擦式ケリーバ用のキー溝とロッキング式ケリーバ用のキー溝とが形成されたものであることを特徴とする。
【0016】
よって本発明によれば、1台のアースドリルや杭打機などのベースマシンで摩擦式ケリーバとロッキング式ケリーバによる施工が可能になり、狭い施工現場に2台の掘削機を入れる必要がなくなり、無駄なコストをかけずに効率よくかつ安全に掘削作業を行うことができる。そして、騒音が小さく排土効率の良い摩擦式ケリーバと、大きな押し込み力の伝達が可能なロッキング式ケリーバによるそれぞれの利点を活かし欠点を補った施工を行うことが可能となる。
【0017】
また、本発明に係るケリーバ駆動装置は、前記ロッキング式ケリーバ用キー溝は、ロッキング式ケリーバに形成されたキーとロック部材とが通る広さの溝幅をもったものであり、前記摩擦式ケリーバ用のキー溝は、摩擦式ケリーバに形成されたキーが通る前記ロッキング式ケリーバ用キー溝よりも狭い溝幅をもったものであることが望ましい。
よって本発明によれば、摩擦式ケリーバのキーは溝幅の狭いキー溝を通るため、ドライブシャフトが回転してキーとキー溝とが衝突してもガタが少ない分、ロッキング式ケリーバのように大きな衝撃音を発生させることなく作業を行うことができる。
【0018】
更に、本発明に係るケリーバ駆動装置は、前記摩擦式ケリーバ用のキー溝とロッキング式ケリーバ用のキー溝とは、円周方向に交互にかつ均等間隔で形成されたものであることが望ましい。
よって本発明によれば、ケリーバから力を受ける溝同士の間に形成された突起部の強度が等しくなり、摩擦式ケリーバ及びロッキング式ケリーバのいずれを使用する場合にも同じ大きさの回転トルクを伝えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に本発明に係るケリーバ駆動装置について、その一実施形態をアースドリルの図面を参照しながら以下に説明する。図1は、ケリーバ駆動装置の一実施形態を示した正面図であり、図2は、その断面図である。ケリーバ駆動装置10は、例えば図4に示したものと同様にクローラクレーン1をベースマシーンとし、そのブーム2に対して起伏可能に設けられたフロントフレーム7に装着される。なお、このケリーバ駆動装置10は、クローラクレーン1以外にもベースマシンとして杭打機を使用し、そのリーダに沿って昇降させるようにしてもよい。
【0020】
ケリーバ駆動装置10は、油圧モータ11の回転軸12に固定されたピニオンギヤ13と、ドライブシャフト15に固定されたギヤ16とが噛合し、油圧モータ11の駆動によってドライブシャフト15から回転を出力するように構成されたものである。その油圧モータ11は、クローラクレーン1の油圧ユニットから供給される作動油によって駆動するように不図示の油圧ホースが接続され、ドライブシャフト15は中空軸をなし、軸受17,17によって回動自在に、かつストッパ18,18によって軸方向に移動しないよう装置本体14に支承されている。
【0021】
ケリーバ駆動装置10は、図4に示すようにフロントフレーム6に対し、図1に示す左右のスラスタシリンダ19,19によってそのストローク分昇降するように取り付けられている。すなわち、ケリーバ駆動装置10は、装置本体14を下降させるスラストシリンダ19,19の伸長時の出力がケリーバを介して掘削バケットを地盤に押し込む力として作用するよう構成されている。
【0022】
ケリーバ駆動装置10は、そのドライブシャフト15に対し前述した摩擦式ケリーバとロッキング式ケリーバとの両方が嵌挿可能に構成されている。図3は、ドライブシャフト15の軸方向端面を示した図である。ドライブシャフト15の貫通孔20の内周面には、それぞれのアウタケリーバ54,64のキー54a,64aがはまり込むキー溝が軸方向に形成されており、特に本実施形態では摩擦式ケリーバ用のキー溝21と、ロッキング式ケリーバ用のキー溝22の2種類のキー溝が形成されている。
【0023】
図5及び図7に示した各ケリーバ50,60は、いずれも円筒管を重ねた丸ケリーバであり、アウタケリーバ54,64に120度の間隔でキー54a,64aが3つずつ形成されている。本実施形態のケリーバ駆動装置10は、ドライブシャフト15の貫通孔20内にキー54aに対応したキー溝21とキー64aに対応したキー溝22とを3つずつ、合計6つのキー溝が形成され、特に摩擦式ケリーバ用のキー溝21とロッキング式ケリーバ用のキー溝22とは、円周方向に60度の間隔で交互にかつ均等に配置されている。
【0024】
摩擦式ケリーバ用のキー溝21は、挿入されたキー54aとのガタツキが最小限に抑えられるように溝幅が狭く形成され、キー54aとキー溝21との衝突によって発生する騒音が抑えられるようになっている。これに対してロッキング式ケリーバ用のキー溝22は、キー64aとロック部材65が通るように溝幅が広く形成されている。
【0025】
次に、ケリーバ駆動装置10について、その作用を説明する。ケリーバ駆動装置10を装着したアースドリルによって掘削作業を行う場合、先ず、表層から中間層までの軟弱地盤に対しては摩擦式ケリーバ50が使用される。摩擦式ケリーバ50は、アウターケリーバ54のキー54aが摩擦式ケリーバ用のキー溝21を通るように、吊り込まれてケリーバ駆動装置10のドライブシャフト15内に挿入される。
【0026】
ドライブシャフト15を貫通した摩擦式ケリーバ50には掘削バケットが連結され、ケリーバ駆動装置10が駆動したその回転出力によって掘削バケットには摩擦式ケリーバ50を介して回転が伝達される。また、スラスタシリンダ19,19が伸長作動することによって装置本体14が下降し、その際、ドライブシャフト15とアウタケリーバ54とは、擦式ケリーバ用のキー溝21にキー54aが回転力によって押し付けられ、軸方向に働く摩擦抵抗によって押し込み力が摩擦式ケリーバ50に伝えられる。そして、摩擦式ケリーバ50自体も、インナケリーバ51、セカンドケリーバ52、サードケリーバ53、そしてアウタケリーバ54の各キーとキー溝とが同じく回転力によって押し付けられ、軸方向に働く摩擦力によって押し込み力が掘削バケットに伝えられる。
【0027】
摩擦式ケリーバ50を使用した掘削が支持層近くにまで進み地盤が硬質になると、キーとキー溝との摩擦面に滑りが生じて押し込み力が掘削バケットに伝えられなくなる。そこで、摩擦式ケリーバ50をケリーバ駆動装置10から外し、ロッキング式ケリーバ60への差し替えが行われる。ロッキング式ケリーバ60は、アウターケリーバ64のキー64aが摩擦式ケリーバ用のキー溝22を通るように、吊り込まれてケリーバ駆動装置10のドライブシャフト15内に挿入される。
【0028】
そこで、ケリーバ駆動装置10から回転が出力されると、アウタケリーバ64のロック部材65はドライブシャフト15の下に抜けているため、キー溝22とは当たらずにキー64aがキー溝22に当たる。そして、スラスタシリンダ19,19によってケリーバ駆動装置10が下降すると、その押し込み力はドライブシャフト15の下端に当たったロック部材に65に伝えられる。従って、回転力と押し込み力がそのロッキング式ケリーバ60に伝えられ、ロッキング式ケリーバ60自体も、インナケリーバ61、セカンドケリーバ62、サードケリーバ63、そしてアウタケリーバ64の各キーとキー溝で回転力が、そしてロック部材によって押し込み力が掘削バケットに伝えられる。
【0029】
よって、本実施形態のケリーバ駆動装置10によれば、1台のアースドリルで摩擦式ケリーバ50とロッキング式ケリーバ60を使用することができ、狭い施工現場に2台の作業機を入れる必要がなくなり、無駄なコストをかけずに効率よくかつ安全に掘削作業を行うことができるようになった。具体的には、軟弱地盤では衝撃音が小さく、排土効率の良い摩擦式ケリーバ50を使用し、硬質地盤では強い押し付け力の伝達が可能なロッキングケリーバ式60を使用することで、それぞれの利点を活かし欠点を補った施工を行うことが可能となった。
【0030】
また本実施形態では、摩擦式ケリーバ用のキー溝21とロッキング式ケリーバ用のキー溝22が円周方向に交互にかつ60度の間隔で均等に形成されているので、キー溝21,22間の幅が全て等しくなっている。すなわち、ケリーバから力を受ける突起部23,23…が、円周方向にバラツキが生じないように形成されている。従って、突起部23はどこでも強度が等しく、ケリーバ駆動装置10は、摩擦式ケリーバ50及びロッキング式ケリーバ60のいずれを使用する場合にも同じ大きさの回転トルクを伝えることができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、ベースマシンに対して昇降可能に装着され、油圧モータの駆動によってドライブシャフトから回転を出力するものであって、そのドライブシャフトに嵌挿されたケリーバを介して回転力と押し込み力を掘削手段に伝達して地盤の掘削を行うケリーバ駆動装置について、そのドライブシャフトの貫通孔内周面に、摩擦式ケリーバ用のキー溝とロッキング式ケリーバ用のキー溝とを形成したので、摩擦式ケリーバとロッキング式ケリーバの差し替えを可能にすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケリーバ駆動装置の一実施形態を示した正面図である。
【図2】ケリーバ駆動装置の一実施形態を示した断面図である。
【図3】ドライブシャフトの軸方向端面を示した図である。
【図4】アースドリルを示した図である。
【図5】摩擦式ケリーバを示した図である。
【図6】摩擦式ケリーバに対応した従来のケリーバ駆動装置を示した図である。
【図7】ロッキング式ケリーバを示した図である。
【図8】ロッキング式ケリーバに対応したケリーバ駆動装置のドライブシャフトの軸方向端面を示した図である。
【図9】図7に示すロッキング式ケリーバのA−A断面、B−B断面そしてC−C断面を示した図である。
【符号の説明】
1 クローラクレーン
2 ブーム
5 ケリーバ
7 掘削バケット
10 ケリーバ駆動装置
11 油圧モータ
15 ドライブシャフト
19 スラスタシリンダ
21 摩擦式ケリーバ用のキー溝
22 ロッキング式ケリーバ用のキー溝
Claims (3)
- ベースマシンに対して昇降可能に装着され、油圧モータの駆動によってドライブシャフトから回転を出力するものであって、そのドライブシャフトに嵌挿されたケリーバを介して回転力と押し込み力を掘削手段に伝達して地盤の掘削を行うケリーバ駆動装置において、
前記ドライブシャフトの貫通孔内周面に、摩擦式ケリーバ用のキー溝とロッキング式ケリーバ用のキー溝とが形成されたものであることを特徴とするケリーバ駆動装置。 - 請求項1に記載するケリーバ駆動装置において、
前記ロッキング式ケリーバ用キー溝は、ロッキング式ケリーバに形成されたキーとロック部材とが通る広さの溝幅をもったものであり、
前記摩擦式ケリーバ用のキー溝は、摩擦式ケリーバに形成されたキーが通る前記ロッキング式ケリーバ用キー溝よりも狭い溝幅をもったものであることを特徴とするケリーバ駆動装置。 - 請求項1又は請求項2に記載するケリーバ駆動装置において、
前記摩擦式ケリーバ用のキー溝とロッキング式ケリーバ用のキー溝とは、円周方向に交互にかつ均等間隔で形成されたものであることを特徴とするケリーバ駆動装置。
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