JP4057564B2 - 試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試験対象に対して各種の試験を実施する試験装置に係わり、特に、試験ユニットに書込まれファームウエアを用いて、試験対象を試験する試験装置に関する。
各種の通信方式に沿った通信機器の試験、例えば、W−CDMA、cdma2000、GSM等の任意の通信方式を採用した無線端末通信機器(以下試験対象)の試験を行う試験装置は、例えば図8に示すように構成されている。
この試験装置内には、電源ユニット1、二次側電源制御部2、二次側電源スイッチ3、複数の試験ユニット4、システム制御部5、表示装置6、入力装置7等が組込まれている。
電源ユニット1は、外部から常時供給される例えば交流100Vの商用電源である一次側電源aを用いて直流低圧の二次側電源bを生成して、各試験ユニット4及びシステム制御部5に供給する。また、電源ユニット1は二次側電源制御部2に対して常時、駆動電源としての、スタンバイ電源cを供給している。
各試験ユニット4内には、前述した各試験対象に対して試験を実施する通常のアプリケーションプログラムの他に、試験対象に対して試験を実施するためのファームウエアが書込まれている。各試験ユニット4内に書込まれたファームウエアは、試験対象が採用している前述したW−CDMA、cdma2000、GSM等の通信方式に対する試験規格や仕様により異なる。試験ユニット4は、自己に接続された試験対象に対して書込まれたファームウエアを使用してアプリケーションプログラムに従って試験を実施していく。
二次側電源制御部2は、操作者が操作する二次側電源スイッチ3から出力されるオン・オフ信号dに応じて、電源ユニット1に対して、電源オン、オフを通知するオン・オフ信号eを送出して、電源ユニット1から出力される二次側電源bをオン、オフ制御する。
システム制御部5は、制御バス8を介して各試験ユニット4の動作を制御すると共に、必要に応じて、各試験ユニット4に書込まれているファームウエアを、入力装置7を介して入力された試験ユニット4に書込まれているファームウエアとは別バージョンのファームウエアに書換える。
以降、ファームウエアのバージョンアップを例に説明を行うため、特に指定がない場合は、「新規バージョンのファームウエア」と表記する。
このような構成の試験装置の各試験ユニット4内に書込まれるファームウエアについて説明する。
前述したように、各試験ユニット4内には、通電状態で更新が可能なアプリケーションプログラム(例えば通信方式の試験項目に応じたアプリケーション)と、電源を一旦オフにしないと更新できないファームウエアとが書込まれている。ファームウエアには、PLD(プログラマブル・ロジック・デバイス)データ、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレー)データ、デバイスの初期化データ等がある。このファームウエアは、試験装置の起動や終了、各種データの書き換えの際には必ず動作していなければならないため、一旦、試験装置の電源(二次側電源)をオフにし、その後オンすることによりファームウエアの更新が可能となる。
試験装置においては、試験対象である無線端末通信機器の通信方式が、前述したW−CDMA、cdma2000、GSM等複数種類あり、更に各々の試験規格や仕様が頻繁に変更される。したがって、各試験ユニット4内に書込まれるファームウエアも頻繁に変更(バージョンアップ)が必要となる。
図9は、試験装置における各試験ユニット4に書込まれたファームウエアを新規バージョンのファームウエアに書換えるときの試験装置の状態と、操作者(使用者)の操作手順を示すタイムチャートである。
操作者(使用者)が二次側電源スイッチ3をオンして、各部4、5に二次側電源bを供給して、試験装置全体を起動する。起動が終了して通常状態に移行すると、操作者(使用者)は、入力装置7にインストーラを装着して、システム操作部5を操作して、試験ユニット4に書込まれているファームウエアを、入力装置7を介して入力された新規バージョンのファームウエアに書換える。
試験ユニット4に対する新規バージョンのファームウエアの書込が終了すると、操作者(使用者)は二次側電源スイッチ3で試験装置の電源を一旦オフして、所定時間経過後に、二次側電源スイッチ3で再度、試験装置の電源をオンする。
試験装置の電源が再度オンされると、システム操作部5は、試験ユニット4に書込まれているファームウエアを起動する。起動が完了すると、通常状態に移行する。すなわち、この時点から試験対象に対する試験を開始することが可能となる。
このような操作手順で各試験ユニット4に書込まれたファームウエアを新規バージョンのファームウエアに書換える場合において、試験ユニット4に対する新規バージョンのファームウエアの書込(インストール)期間中において、操作者(使用者)が誤って二次側電源スイッチ3をオフ操作すると、試験ユニット4に対するファームウエアの書込異常となる。
さらに、ファームウエアの書込異常の状態で二次側電源スイッチ3で再度、試験装置の電源をオンすると、試験装置は正常に動作しない。この様な状態は、特に、ファームウエアの書込(インストール)期間が長い場合に、操作者(使用者)による操作誤りを発生しやすい。
また、操作者(使用者)は、試験ユニット4に書込まれたファームウエアを新規バージョンのファームウエアに書換えて反映させる場合において、二次側電源スイッチ3で電源のオフ、オン操作を実施しなければならない。電源のオフ、オン操作は、この操作に不慣れな者にとっては、間違った操作や、操作のし忘れ等が発生しやすい。
このような不都合を回避するために、非特許文献1には、ファームウエアのインストール期間中に、表示装置に「電源は切らないでください」のメッセージを表示し、インストール期間が終了すると、表示装置に「電源を切ってください」のメッセージを表示する技術が提唱されている。
FinePix F710 ファームウエアの更新Ver.1.54 http://www.Fujifilm.co.jp/download/firmware/f710update.html 2004年6月11日検索
しかしながら、上述したように、たとえ表示装置に「電源は切らないでください」の注意メッセージを表示したとしても、この期間中に、操作者(使用者)が誤って、電源をオフする懸念が残る。
さらに、表示装置に「電源を切ってください」の操作メッセージを表示したとしても、ファームウエアの書込(インストール)期間が長いと、操作者(使用者)は試験装置の元を離れている場合が多いので、試験装置はファームウエアのインストールが終了した状態で停止していることになる。したがって、操作者(使用者)は、この時点で、電源を一旦切って、再投入する必要があるので、操作者(使用者)にとつて、各試験ユニット4に書込まれたファームウエアを新規バージョンのファームウエアに書換える作業の繁雑性が軽減されるものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ファームウエアの書込(インストール)期間にたとえ操作者(使用者)が誤って電源のオフ操作を実施したとしても、試験ユニットにファームウエアが正常に書込まれ、かつ、ファームウエアの書込終了後に電源のオフ、オン操作が自動実施され、試験ユニットに書込まれたファームウエアを新規バージョンのファームウエアに書換える場合における操作者(使用者)の作業負荷を大幅に軽減できる試験装置を提供することを目的とする。
本発明の試験装置は、外部から常時供給される一次側電源にて生成される二次側電源を出力する電源ユニットと、二次側電源で駆動され、試験対象に対して自己に書込まれたファームウエアを用いて試験を実施する試験ユニットと、外部操作に応じて二次側電源のオン、オフを切換えるためのオン・オフ信号を出力する二次側電源スイッチと、電源ユニットから常時駆動電源が供給されており、二次側電源スイッチからのオン・オフ信号によって電源ユニットから出力される二次側電源をオン、オフする二次側電源制御部と、二次側電源で駆動され、記試験ユニットに書込まれたファームウエアのバージョンとは異なる別バージョンのファームウエアが外部から供給されると、試験ユニットのファームウエアをこの供給された別バージョンのファームウエアに書換えるシステム制御部とを有する。
そして、試験装置においては、二次側電源制御部内に設けられ、システム制御部における別バージョンのファームウエアの試験ユニットに対する書込終了に応じて、二次側電源を一定時間オフしその後にオンするオフ・オン手段と、二次側電源制御部内に設けられ、別バージョンのファームウエアの試験ユニットに対する書込開始時から二次側電源のオフ・オン手段によるオン後におけるシステム制御部の別バージョンのファームウエア書換完了の確認終了時までの期間、二次側電源スイッチからのオン・オフ信号を無効とする無効手段と、試験ユニットに書込まれる各バージョンのファームウエアを記憶する記憶装置と、を備えている。さらに、システム制御部は、試験ユニットに書込まれているファームウエアを診断し、異常が検出されたとき、該当ファームウエアを、前記記憶装置に記憶されている同一バージョンのファームウエアに書換える。
このように構成された試験装置においては、システム制御部における別バージョンのファームウエアの試験ユニットに対する書込終了に応じて、二次側電源が、自動的に一定時間のオフし、その後に自動的にオンするので、操作者(使用者)の作業負荷が大幅に軽減される。
さらに、ファームウエアの試験ユニットに対する書込開始時から二次側電源のオン後におけるファームウエアの書換完了確認終了時までの期間、二次側電源スイッチからのオン・オフ信号が無効となるので、この期間に、たとえ操作者(使用者)が誤って電源のオフ操作を実施したとしても、試験ユニットのファームウエアが正常に別のバージョンのファームウエアに書換えられる。
さらに、必要に応じて、試験ユニットのファームウエアを診断し、異常が検出されたとき、該当ファームウエアを、記憶装置に記憶されている試験ユニットに書込まれたファームウエアのバージョンと同一バージョンのファームウエアに書換えることが可能である。このようなファームウエアの自動修正時においても、前述した、電源のオフ、オン操作の自動実施及び誤操作の無効の自動実施が行われる。
また、別の発明においては、上述した発明に対して、システム制御部は、指定されたバージョンの書込指示によって、試験ユニットに書込まれたファームウエアを、記憶装置に記憶された指定されたバージョンのファームウエアに書換える。
このように構成された試験装置においては、必要に応じて、試験ユニットのファームウエアを、記憶装置に記憶された以前のバージョンのファームウエアに書換えることも可能である。このような時においても、前述した、電源のオフ、オン操作の自動実施及び誤操作の無効の自動実施が行われる。
また、別の発明においては、上述した発明の試験装置において、さらに、二次側電源制御部内に設けられ、前記二次側電源スイッチからの強制オフ信号によって前記二次側電源を強制オフする強制オフ手段を備えている。
本発明においては、ファームウエアの書込(インストール)期間にたとえ操作者(使用者)が誤って電源のオフ操作を実施したとしても、試験ユニットにファームウエアが正常に書込まれ、かつファームウエアの書込終了後に電源のオフ、オン操作が自動実施され、試験ユニットにインストールしたバージョンのファームウエアを反映させることができ、試験ユニットに書込まれたファームウエアを別のバージョンのファームウエアに書換える場合における操作者(使用者)の作業負荷を大幅に軽減できる。
また、操作者(使用者)がネットワークを介してのリモート操作により遠隔地からファームウエアの書込みを行う場合においても、ファームウエアの書込み終了時点で電源のオフ・オン操作のために操作者(使用者)が装置まで行く必要がなく、作業負担を大幅に軽減できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わる試験装置の概略構成を示すブロック図である。図8に示す従来の試験装置と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この実施形態の試験装置内には、電源ユニット1、二次側電源制御部11、二次側電源スイッチ12、複数の試験ユニット4、システム制御部13、表示装置6、入力装置7、記憶装置14等が組込まれている。
電源ユニット1は、外部から常時供給される例えば交流100Vの商用電源である一次側電源aを用いて直流低圧の二次側電源bを生成して、各試験ユニット4及びシステム制御部13に供給する。また、電源ユニット1は二次側電源制御部11に対して常時、駆動電源としてのスタンバイ電源cを供給している。
各試験ユニット4内には、前述した各試験対象に対して試験を実施する通常のアプリケーションプログラムの他に、試験対象に対して試験を実施するためのファームウエア15が書込まれている。各試験ユニット4内に書込まれたファームウエア15は、試験対象が採用している前述したW−CDMA、cdma2000、GSM等の通信方式に対応する試験規格や仕様によりに異なる。試験ユニット4は、自己に接続された試験対象に対して書き込まれたファームウエア15を使用してアプリケーションプログラムに従って試験を実施していく。
スタンバイ電源cで常時動作状態の例えばコンピュータで構成された二次側電源制御部11内には、電源ユニット1に対して二次側電源bのオン、オフを制御するオン・オフ信号eをオン状態として出力するオン制御部16、電源ユニット1に対して二次側電源bのオン、オフを制御するオン・オフ信号eをオフ状態として出力するオフ制御部17、電源ユニット1に対して、オフ制御部17及びオン制御部16を介して、一定時間TAオフ信号を送出した後、オン信号を送出するオフ・オン制御部18が組込まれている。
操作者(利用者)が操作する二次側電源スイッチ3から出力されるオン信号fは二次側電源制御部11内のオフ・オン制御部18へ送出される。また、操作者(利用者)が操作する二次側電源スイッチ3から出力されるオフ信号gは、システム制御部13内に形成された電源管理部19を経由して、二次側電源制御部11内のオフ・オン制御部18へ送出される。オフ信号gが電源管理部19を経由していることで、オフ信号gに対して処理を加えて二次電源制御部11内のオフ・オン制御部18へ送出することができる。
さらに、操作者(利用者)が二次側電源スイッチ12を長時間押し続けることにて生成される強制オフ信号hは、二次側電源制御部11内のオフ制御部17へ送出される。なお、この二次側電源スイッチ12を用いた強制オフ操作は、ソフトウエア上のエラー発生に起因して試験装置の動作が終了しない場合等に実行する。
システム制御部13は、制御バス8を介して各試験ユニット4の動作を制御すると共に、必要に応じて、図4に示すタイムチャートに従って、各試験ユニット4に書込まれているファームウエア15を、入力装置7を介して入力された新規バージョンのファームウエア15に書換える。
システム制御部13内に形成されたコンピュータからなる電源管理部19は、システム制御部13における試験ユニット4のファームウエア15に対する更新動作を監視しており、システム制御部13における新規バージョンのファームウエア15の試験ユニット4に対する書込(インストール)終了に応じて、二次側電源bを一定時間TAオフしその後にオンするオフ・オン信号iを二次側電源制御部11内のオフ・オン制御部18へ送出する。
また、電源管理部19は、図4のタイムチャートに示すように、システム制御部13における新規バージョンのファームウエア15の試験ユニット4に対する書込(インストール)開始時刻から二次側電源bのオン後におけるシステム制御部13の新規バージョンのファームウエア15の確認(再起動)終了時刻までの期間、二次側電源スイッチ12からの電源オン信号、オフ信号を無効とするオフ・オン制御部18内の無効フラグを設定もしくは解除する無効信号jを二次側電源制御部11内のオフ・オン制御部18へ送出する。
また、システム制御部13は、試験ユニット4に書込んだ各バージョンのファームウエア15を例えばHDD等で構成された記憶装置14に累積格納する。
そして、二次側電源制御部11内のオフ・オン制御部18は、図2に示す流れ図に従って、二次側電源bに対するオン、オフ制御を実行する。
二次側電源スイッチ12からオン信号fが入力すると(S1)、オフ・オン制御部18内の無効フラグの状態を調べ、無効フラグ=0の場合は(S2)、インストール開始時刻から二次側電源bのオン後におけるシステム制御部13の新規バージョンのファームウエア15の確認(再起動)終了時刻までの期間でないので、オン制御部16を介して、二次側電源bのオン・オフ信号eをオン状態として電源ユニット1へ送出する(S3)。無効フラグ=1の場合は(S2)、インストール開始時刻から二次側電源bのオン後におけるシステム制御部13の新規バージョンのファームウエアの確認(再起動)終了時刻までの無効期間であるので、入力されたオン信号fを無効として、なにもしない。
電源管理部19からオフ・オン信号iが入力すると(S4)、タイマフラグを1に設定し(S5)、タイマを起動する(S6)。そして、オフ制御部17を介して、二次側電源bのオン・オフ信号eをオフ状態として電源ユニット1へ送出する(S7)。
タイマフラグが1の場合(S8)、タイマ値が規定値TAに達すると(S9)、オン制御部16を介して、二次側電源bのオン・オフ信号eをオン状態として電源ユニット1へ送出する(S10)。そして、タイマフラグを0に解除する(S11)。なお、タイマ値が規定値TAに達していない場合はなにもしない。
電源管理部19からオフ信号gが入力すると(S12)、無効フラグの状態を調べ、無効フラグ=0の場合は(S13)、インストール開始時刻から二次側電源bのオン後におけるシステム制御部13の新規バージョンのファームウエアの確認(再起動)終了時刻までの期間でないので、オフ制御部17を介して、二次側電源bのオン・オフ信号eをオフ状態として電源ユニット1へ送出する(S14)。無効フラグ=1の場合は(S13)、入力されたオフ信号gを無効として、なにもしない。
電源管理部19からの無効信号jが無効フラグ設定の場合(S15)、無効フラグを1に設定し(S16)、電源管理部19からの無効信号jが無効フラグ解除の場合(S17)、無効フラグを0に解除する(S18)。
さらに、二次側電源スイッチ12から強制オフ信号hが入力すると(S19)、無条件で、オフ制御部17を介して、二次側電源bのオン・オフ信号eをオフ状態として電源ユニット1へ送出する(S20)。
また、電源管理部19は、図3に示す流れ図に従って、システム制御部13の試験ユニット4のファームウエア15に対する更新動作を監視して、各種の信号を二次側電源制御部11内のオフ・オン制御部18へ送出する。
システム制御部13が、図4に示すタイムチャートに従って、試験ユニット4に書込まれているファームウエア15を、入力装置7を介して入力された新規バージョンのファームウエア15に書換える過程において、システム制御部13に、試験ユニット4に新規バージョンのファームウエア15の書込(インストール)を開始すると(Q1)、オフ・オン制御部18へ送出する無効信号jで無効フラグの設定を要求する(Q2)。但し、書込動作を保護するために、実際の書込みは無効フラグが設定されてから行われる。ファームウエア15の書込(インストール)が終了すると(Q3)、オフ・オン制御部18へオフ・オン信号iを出力する(Q4)。
電源再立上げ(オン)後におけるシステム制御部13の新規バージョンのファームウエア15の確認(再起動)が終了すると(Q5)、オフ・オン制御部18へ無効信号jにより無効フラグの解除を要求する(Q6)。
さらに、二次側電源スイッチ12からオフ信号gが入力すると(Q7)、動作中のソフトウエアを終了させた後、このオフ信号gをオフ・オン制御部18へ送出する(Q8)。
このように構成された試験装置における各試験ユニット4に書込まれたファームウエア15を新規バージョンのファームウエア15に書換えるときの試験装置の状態と、操作者(使用者)の操作手順を図4のタイムチャートを用いて説明する。
操作者(使用者)は、入力装置7にインストーラを接続した後、二次側電源スイッチ12をオンして、各試験ユニット4及びシステム制御部13に二次側電源bを供給して、試験装置全体を起動にする。起動が終了して通常状態に移行すると、システム操作部13、及びインストーラが自動的に起動し、試験ユニット4に書込まれているファームウエア15を、インストーラから供給される新規バージョンのファームウエア15に書換(インストール)開始する。同時に無効信号jにより、オフ・オン制御部18内の無効フラグを「1」に設定する。
試験ユニット4に対する新規バージョンのファームウエア15の書込(インストール)が終了すると、オフ・オン信号iが出力され、オフ・オン制御部18にて、二次側電源bが自動的に一旦オフされ、所定時間TA(例えば1秒)経過後に、再度、自動的に二次側電源bがオンされる。
試験装置の電源(二次側電源b)が再度オンされると、システム操作部13は、試験ユニット4に書込まれているファームウエア15を起動する。起動が完了すると、通常状態に移行する。そして、無効信号jにより、オフ・オン制御部18内の無効フラグを「0」に解除する。すなわち、この時点から試験対象に対する試験を開始することが可能となる。
この図4のタイムチャートでも理解できるように、ファームウエア15の書込(インストール)開始時刻から、書込まれたファームウエア15の確認(再起動)終了までの期間に、たとえ操作者(使用者)が誤って二次側電源スイッチ12にてオン操作、オフ操作を実施したとしても、このオン操作、オフ操作は無効とされ、試験ユニット4にファームウエア15が正常に書込まれ、かつファームウエア15の書込(インストール)終了後に電源のオフ、オン操作が自動実施される。その結果、新規バージョンのファームウエアは試験ユニット4に反映され、試験ユニット4に書込まれたファームウエア15を新規バージョンのファームウエアに書換える場合における操作者(使用者)の作業負荷を大幅に軽減できる。
図5は、図1に示す試験装置における各試験ユニット4に書込まれたファームウエア15を、記憶装置14に記憶されたバージョン(以前にインストールしたバージョン等)のファームウエア15に書換えるときの試験装置の状態と、操作者(使用者)の操作手順を示すタイムチャートである。
操作者(使用者)は、二次側電源スイッチ12をオンして、各試験ユニット4及びシステム制御部13に二次側電源bを供給して、試験装置全体を起動する。起動が終了して通常状態に移行すると、操作者(使用者)は、システム操作部13のインストーラ機能を起動し、記憶装置14に記憶されている以前にインストール等されたファームウエアのバージョンを表示装置6に表示させる。
操作者(使用者)が、インストールすべきファームウエア15のバージョンを選択すると、システム操作部13は、試験ユニット4に書込まれているファームウエア15を、記憶装置14から読出した選択されたバージョンのファームウエア15に書換(インストール)開始する。同時に無効信号jにより、オフ・オン制御部18内の無効フラグを「1」に設定する。
これ以降の動作は、先に説明した図4に示すタイムチャートと同じであるので、説明を省略する。
したがって、各試験ユニット4に書込まれたファームウエア15を、記憶装置14に記憶され、選択されたバージョンのファームウエア15に書換える場合においても、外部から供給された新規バージョンに書換える場合と同様の作用効果を奏することが可能となる。
なお、以前にインストールされたファームウエアだけでなく、記憶装置14に、種々の試験を実施するための多くファームウエア15を予め記憶保持しておき、各試験を実施する直前に、該当試験のファームウエア15を記憶装置14から読出して、試験ユニット4に書込むことも可能である。
図6は、図1に示す試験装置における各試験ユニット4に書込まれたファームウエア15を、試験装置の起動時に、自己診断し、異常時に、記憶装置14に記憶された各試験ユニット4に書込まれたファームウエアのバージョンと同一バージョンのファームウエア15に書換えるときの試験装置の状態と、操作者(使用者)の操作手順を示すタイムチャートである。
操作者(使用者)は、二次側電源スイッチ12をオンして、各試験ユニット4及びシステム制御部13に二次側電源bを供給して、試験装置全体を起動する。起動が終了して通常状態に移行すると、操作者(使用者)は、システム操作部13の自己診断機能を起動する。システム操作部13は各試験ユニット4に書込まれているファームウエア15に対する自己診断を行う。自己診断結果が異常の場合、表示装置6に警告メッセージを表示する。同時に、記憶装置14に記憶された同一バージョンのファームウエア15を検索(チェック)する。
次に、システム操作部13は、試験ユニット4に書込まれているファームウエア15を、記憶装置14から読出した同一バージョンのファームウエア15に書換(インストール)開始する。同時に無効信号jにより、オフ・オン制御部18内の無効フラグを「1」に設定する。
これ以降の動作は、先に説明した図4に示すタイムチャートと同じであるので、説明を省略する。なお、自己診断結果が正常の場合、試験ユニット4に書込まれているファームウエア15を書き直す必要がないので、そのまま通常動作に移行し、試験対象に対する試験を開始する。
したがって、各試験ユニット4に書込まれたファームウエア15を自己診断して、異常の場合に、記憶装置14に記憶された同一バージョンのファームウエア15に書換える場合においても、外部から供給された新規バージョンに書換える場合と同様の作用効果を奏することが可能となる。この場合、操作者(使用者)は、表示装置6に表示された警告メッセージを確認するのみで、試験ユニット4に書込まれたファームウエア15が自動修復される。
なお、上記説明では、操作者(使用者)が自己診断機能を起動するように記述したが、二次側電源bを供給して、装置全体が起動する際に楳作者(便用者)の介入無しに、自己診断機能が自動で実行されてもよい。
図7(a)は図1に示す実施形態の試験装置を工場で製造する場合における製造工程図である。この製造工程図には、各工程と、各工程における作業の手動/自動の区別と、各工程における二次側電源bのオン、オフ状態の区別が記述されている。
「ユニット組立て」、「本体組立て」、「出荷」の各工程は手動作業で実施され、「データ書込み(各試験ユニット4に対するファームウエア15の書込)」、「ソフトウエアの書込み(各試験ユニット4に対するアプリケーションプログラムの書込)」、「調整」、「検査」の各工程は自動作業で実施される。
特に、電源のオフ、オン操作が実施される「データ書込み」工程においても、この「データ書込み」工程を自動実施できるので、試験装置をより効率的に製造できる。
図7(b)は図8に示す従来の試験装置を工場で製造する場合における製造工程図である。この従来の試験装置においては、電源のオフ、オン操作が必要な「データ書込み」工程において、データ書込終了の監視と電源のオフ、オン操作を作業員による手動作業で実施する必要があるので、図7(a)に示す実施形態の試験装置に比較して、試験装置の製造効率が低下する。
なお、その他の実施形態(不図示)として、ファームウエアの書換えを伴わないが、オフ・オン制御部18によりオフ、オン操作が自動で実行できることを利用して、本試験装置の開発過程および製造工程における二次側電源bのオン、オフの繰返し試験を実施することも可能である。
本発明の一実施形態に係わる試験装置の概略構成を示すブロック図 同実施形態の試験装置に組込まれたオフ・オン制御部の動作を示す流れ図 同実施形態の試験装置に組込まれた電源管理部の動作を示す流れ図 同実施形態の試験装置におけるファームウエアを新規バージョンに書換える時の全体動作を示すタイムチャート 同実施形態の試験装置におけるファームウエアを記憶装置に記憶されたバージョンに書換える時の全体動作を示すタイムチャート 同実施形態の試験装置におけるファームウエアの自己診断時の全体動作を示すタイムチャート 同実施形態の試験装置を工場で製造する場合における製造工程図 従来の試験装置の概略構成を示すブロック図 同従来の試験装置におけるファームウエアを新規バージョンに書換える時の全体動作を示すタイムチャート
符号の説明
1…電源ユニット、4…試験ユニット、6…表示装置、7…入力装置、8…制御バス、11…二次側電源制御部、12…二次側電源スイッチ、13…システム制御部、14…記憶装置、15…ファームウエア、16…オン制御部、17…オフ制御部、18…オフ・オン制御部、19…電源管理部

Claims (3)

  1. 外部から常時供給される一次側電源にて生成される二次側電源を出力する電源ユニット(1)と、
    前記二次側電源で駆動され、試験対象に対して自己に書込まれたファームウエア(15)を用いて試験を実施する試験ユニット(4)と、
    外部操作に応じて前記二次側電源のオン、オフを切換えるためのオン・オフ信号(f、g)を出力する二次側電源スイッチ(12)と、
    前記電源ユニット(1)から常時駆動電源(c)が供給されており、前記二次側電源スイッチからのオン・オフ信号(f、g)によって前記電源ユニット(1)から出力される二次側電源(b)をオン、オフする二次側電源制御部(11)と、
    前記二次側電源で駆動され、記試験ユニットに書込まれたファームウエアのバージョンとは異なる別バージョンのファームウエアが外部から供給されると、前記試験ユニットのファームウエアをこの供給された別バージョンのファームウエアに書換えるシステム制御部(13)と、
    を有する試験装置であって、
    前記二次側電源制御部(11)内に設けられ、前記システム制御部における前記別バージョンのファームウエアの試験ユニットに対する書込終了に応じて、前記二次側電源を一定時間オフしその後にオンするオフ・オン手段(18)と、
    前記二次側電源制御部(11)内に設けられ、前記別バージョンのファームウエアの試験ユニットに対する書込開始時から前記二次側電源の前記オフ・オン手段によるオン後における前記システム制御部の前記別バージョンのファームウエア書換完了の確認終了時までの期間、前記二次側電源スイッチからのオン・オフ信号を無効とする無効手段(18)と、
    前記試験ユニットに書込まれる各バージョンのファームウエアを記憶する記憶装置(14)とを備え
    前記システム制御部(13)は、前記試験ユニット(4)に書込まれているファームウエアを診断し、異常が検出されたとき、該当ファームウエアを、前記記憶装置に記憶されている同一バージョンのファームウエアに書換える
    ことを特徴とする試験装置。
  2. 前記システム制御部(13)は、指定されたバージョンの書込指示によって、前記試験ユニットに書込まれたファームウエアを、前記記憶装置に記憶された前記指定されたバージョンのファームウエアに書換えることを特徴とする請求項1記載の試験装置。
  3. 前記二次側電源制御部(11)内に設けられ、前記二次側電源スイッチ(12)からの強制オフ信号(h)によって、前記二次側電源を強制オフする強制オフ手段(17)を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の試験装置。
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