JP2011145810A - プログラムデータの書き換え方法及び機器制御システム - Google Patents

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敏仁 岡本
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Ryuta Sugimoto
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【課題】フラッシュメモリ28に多くの記憶領域を設けること無く、且つ、確実に既存のプログラムデータを新規のプログラムデータに書き換えることが可能なプログラムデータの書き換え方法及び機器制御システムを提供する。
【解決手段】操作制御装置200にて更新対象となるプログラムデータが入力された際に、このプログラムデータを主制御装置に送信する。このプログラムデータを、主制御装置100の通信ポート27にて受信され、受信された更新対象のプログラムデータは、外付けメモリ21に記憶される。そして、外付けメモリ21内に正常に記憶されたことが確認された場合に、該外付けメモリ21に記憶された更新対象となるプログラムデータをフラッシュメモリ28に転送して、該フラッシュメモリ28内に記憶されている既存のプログラムデータを、更新対象となるプログラムデータに書き換える。従って、高精度なプログラムデータの書き換えが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置に設けられたメモリ内に記録されている既存のプログラムを新規のプログラムに書き換えるバージョンアップ方法に関する。
例えば、射出成形機等の加工設備では、加工機械の作動を制御する主制御装置を有し、更に、操作者が操作するための操作制御装置を備え、これらは電線を経由して互いに接続されている。そして、主制御装置は比較的大型構造を有するので、操作者があまり近寄らない場所に設置し、他方、ディスプレイや入力用の操作子、簡単なPC等からなる操作制御装置は、比較的小型であるので、操作者による操作性の良い場所に設ける。こうすることで、スペースを有効活用し、且つ、操作性を向上させている。
また、このような加工設備においては、ある程度の期間が経過する毎に、加工機械を作動させるためのプログラムをバージョンアップすることがあり、従来より、主制御装置内に設けられたフラッシュメモリ内に書き込まれている既存のプログラムデータを新規のプログラムデータに書き換える操作を行っている。
ところが、上述したように、主制御装置は操作者が比較的立ち寄り難い場所に設けられていることが多く、更には関係者以外が容易に操作できないようにロックされている場合があるので操作性が悪い。そこで、操作制御装置を用いてプログラムデータを書き換える手法が採用されている。即ち、操作制御装置にて新規のプログラムデータの入力操作を行うことにより、該操作制御装置と電気的に接続されている主制御装置にこのプログラムデータを送信し、主制御装置内のフラッシュメモリに書き込まれている既存のプログラムデータを、新規のプログラムデータに書き換えることにより、操作性の向上を図っている。
また、上記のようなプログラムデータの書き換え処理を実行する場合には、操作制御装置より転送された新規のプログラムデータを、主制御装置内に設けられるフラッシュメモリ内に書き込む段階で、送信エラーや電源の遮断等に起因して、プログラムデータにエラーが発生した場合には、プログラムデータが正常に更新されない場合がある。このような場合には、新規のプログラムデータへの更新ができなくなるばかりでなく、フラッシュメモリ内に記憶されていた既存のプログラムデータが使用できなくなり、加工設備自体を作動させることができなくなるというトラブルに陥る可能性があった。
このような問題を解決するために、従来より特開2005−321843号公報(特許文献1)、特開2005−100362号公報(特許文献2)に開示されたものが提案されている。
特許文献1では、フラッシュメモリ内に旧バージョンのプログラムを残した状態で、該フラッシュメモリ内に新たなバージョンのプログラムを格納し、旧バージョンのプログラムと新たなバージョンのプログラムを対比しながら、更新作業を行って既存のプログラムデータを新規のプログラムデータに書き換える操作を行う。このような書き換え方法を用いることにより、プログラムデータの書き換えに失敗した場合でも旧バージョンのプログラムデータが上書きされないので、復旧が可能である。
特許文献2では、フラッシュメモリ内に記憶された旧バージョンのプログラムデータを、新たなバージョンのプログラムデータに書き換える際に、所定量のデータ毎に書き換えデータのチェックを行うことにより、データ書き換えの失敗を未然に防止することが開示されている。
特開2005−321843号公報 特開2005−100362号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例では、フラッシュメモリ内にプログラムデータを格納する領域が2つ必要となり、フラッシュメモリを大型化せざるを得ないという問題がある。また、特許文献2に開示された従来例では、データ書き換えの失敗のリスクを軽減することができるものの、旧バージョンのプログラムデータに上書きする方式であるので、データの書き換えに失敗した場合には、書き換えが成功するまで書き換えの処理を実行する必要があり、正常な書き換えが終了するまでに長時間を要する場合があるという欠点がある。特に、主制御装置と操作制御装置が離間した場所に設けられる場合には、送信エラーが発生し易く、データの書き換えに失敗する確率も上昇する。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、プログラムを記憶する記憶手段(例えば、フラッシュメモリ)に多くの記憶領域を設けること無く、且つ、確実に既存のプログラムデータを新規のプログラムデータに書き換えることが可能なプログラムデータの書き換え方法及び機器制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載のプログラムデータの書き換え方法は、主制御装置、及びこの主制御装置と接続された操作制御装置を有する制御システムの、前記主制御装置内に記録されている既存のプログラムデータを、前記操作制御装置側での操作で新規のプログラムデータに書き換える書き換え方法であって、前記操作制御装置にて新規のプログラムデータが入力された際に、この新規のプログラムデータを前記主制御装置に送信する工程と、前記操作制御装置より送信される新規のプログラムデータを、前記主制御装置にて受信する工程と、受信した前記新規のプログラムデータを、前記主制御装置に接続された外付けメモリに格納する工程と、全ての前記新規のプログラムデータが前記外部メモリに格納された後に、この新規のプログラムデータを前記主制御装置が有する記憶手段に転送して、該記憶手段に記憶されている既存のプログラムデータを新規のプログラムに書き換える工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記主制御装置は、電源がオンとされた際に、前記外付けメモリに格納されている新規のプログラムデータを、前記記憶手段に転送することを特徴とする。
請求項3に記載の機器制御システムは、主制御装置、及びこの主制御装置と接続された操作制御装置を有し、対象となる機器を制御する制御システムにおいて、前記操作制御装置は、外部より入力される新規のプログラムデータを前記主制御装置に送信する送信手段を備え、前記主制御装置は、前記操作制御装置より送信される新規のプログラムデータを受信する受信手段と、前記受信手段で受信された新規のプログラムデータを記憶する外付けメモリと、各種のプログラムデータを記録する記憶手段と、前記操作制御装置より送信された新規のプログラムデータを受信した際に、この新規のプログラムデータを前記外付けメモリに記憶し、正常な記録が確認された後に、該外付けメモリに記憶された新規のプログラムデータを前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に格納されている既存のプログラムを新規のプログラムに書き換える制御を行う書き換え制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記書き換え制御手段は、前記主制御装置の電源がオンとされた際に、前記外付けメモリに格納されている新規のプログラムデータを、前記記憶手段に転送することを特徴とする。
請求項1の発明では、新規のプログラムデータが操作制御装置にて入力され、この新規のプログラムが主制御装置に送信されると、送信された新規のプログラムデータは、一旦外付けメモリ内に記憶される。そして、新規のプログラムデータが外付けメモリ内に正常に記憶された場合には、この新規のプログラムデータを記憶手段(例えば、フラッシュメモリ)に転送して、該記憶手段に記憶されている既存のプログラムデータが新規のプログラムデータに書き換える。従って、新規のプログラムデータを操作制御装置から主制御装置に送信する際に、送信エラーが発生した場合には、再度送信を繰り返し、正常な送信が確認された後に、この外付けメモリ内に記憶されている新規のプログラムデータを記憶手段に転送するので、プログラムデータの書き換え処理を高精度に行うことができる。
また、新規のプログラムデータを着脱可能な外付けメモリに記憶するので、新規のプログラムデータのデータ量が増大した場合でも、これに対応して記憶容量の大きい外付けメモリに変更することは容易である。
請求項2の発明では、主制御装置の電源がオンとされた際に、外付けメモリに格納されている新規のプログラムデータを記憶手段に転送して、プログラムデータの書き換え処理を実行するので、確実かつ高精度なプログラムデータの書き換えが可能となる。
請求項3の発明では、新規のプログラムデータが操作制御装置にて入力され、この新規のプログラムが送信手段により主制御装置に送信されると、送信された新規のプログラムデータは、受信手段で受信され、その後、一旦外付けメモリ内に記憶される。そして、新規のプログラムデータが外付けメモリ内に正常に記憶された場合には、この新規のプログラムデータを記憶手段(例えば、フラッシュメモリ)に転送する。その後、書き換え制御手段は、記憶手段に記憶されている既存のプログラムデータを、外付けメモリより転送された新規のプログラムデータに書き換える。従って、新規のプログラムデータを操作制御装置から主制御装置に送信する際に、送信エラーが発生した場合には、再度送信を繰り返し、正常な送信が確認された後に、この外付けメモリ内に記憶されている新規のプログラムデータを記憶手段に転送することができ、プログラムデータの書き換え処理を高精度に行うことができる。
また、新規のプログラムデータを着脱可能な外付けメモリに記憶するので、新規のプログラムデータのデータ量が増大した場合でも、これに対応して記憶容量の大きい外付けメモリに変更することは容易である。
請求項4の発明では、主制御装置の電源がオンとされた際に、外付けメモリに格納されている新規のプログラムデータを記憶手段に転送して、プログラムデータの書き換え処理を実行するので、確実かつ高精度なプログラムデータの書き換えが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプログラムデータの書き換え方法が適用される機器制御システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るプログラムデータの書き換え方法が適用される機器制御システムの、操作制御装置の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプログラムデータの書き換え方法が適用される機器制御システムの、主制御装置の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプログラムデータの書き換え方法が適用される機器制御システムの、フラッシュメモリ内のデータ構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るプログラムデータの書き換え方法で、操作制御装置より送信する更新対象となるプログラムデータを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るプログラムデータの書き換え方法で、操作制御装置より送信する更新対象となるプログラムデータの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るプログラムデータの書き換え方法の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプログラムデータの書き換え方法が適用される機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、この機器制御システムは、例えば、射出成形装置等の加工機械を制御するためのシステムであり、装置全体を総括的に制御する主制御装置100と、操作者が操作する操作制御装置200に大別して構成され、これらは通信ケーブル31を介して互いに接続されている。主制御装置100には、例えば、CFカード(コンパクトフラッシュ(登録商標))やSDカード等の、外付けメモリ21の装着が可能である。操作制御装置200についても同様に、CFカードやSDカード等の外部メモリ15の装着が可能とされている。
主制御装置100は、装置規模が大型であり、操作者が立ち寄り難い場所に設置され、且つ、関係者以外が操作できないようにロックされている。他方、操作制御装置200は、装置規模が比較的小型であり、操作者が容易に操作できる場所に設置される。
図2は、操作制御装置200の詳細な構成を示すブロック図である。操作制御装置200は、例えば機器の前進、後退等の操作信号を操作者が入力するタッチパネル等の入力操作部12と、加工装置の作動状況等の各種情報を画面表示するディスプレイ13と、主制御装置100との間でデータの通信を行う通信部14、及び総括的な制御を行うコントローラ11を備えている。更に、外部メモリ15を接続するための端子を備えている。
図3は、主制御装置100の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示すように、主制御装置100は、CPU22と、該CPU22で使用する各種のデータを記憶するRAM23と、キーボードやマウス等の入力器やディスプレイ等の表示器と接続するためのI/Oドライバ24と、予め設定された順序動作で加工機械に搭載された各種の機器を作動させるシーケンサ25と、各種のプログラムデータを格納するフラッシュメモリ(記憶手段)28と、サーボモータを駆動制御するサーボドライバ29と、操作制御装置200との間でデータの通信を行う通信ポート27、及びUSB(universal serial bus)を備えている。
CPU22は、フラッシュメモリ28に記憶されている各種のプログラムデータに基づいて、加工機械の作動を制御する。また、電源がオンとされた際には、USBポート26に接続されている外付けメモリ21内に格納されているデータを読み取り、更新用のプログラムデータが存在する場合には、このプログラムデータをフラッシュメモリ28に転送して、既存のプログラムデータに上書きする処理を実行する。
即ち、CPU22は、操作制御装置200より送信された新規のプログラムデータを受信した際に、この新規のプログラムデータを外付けメモリ21に記憶し、正常な記録が確認された後に、該外付けメモリ21に記憶された新規のプログラムデータをフラッシュメモリ28(記憶手段)に転送して、このフラッシュメモリ28に格納されている既存のプログラムを新規のプログラムに書き換える制御を行う書き換え制御手段としての機能を備える。
図4は、フラッシュメモリ28内に記憶されている各種のプログラムデータの割付構成を示す説明図である。図4に示すように、フラッシュメモリ28内には、ブート用プログラム記憶領域D1、更新用プログラム記憶領域D2、及び各種プログラム記憶領域D3が設けられている。
ブート用プログラム記憶領域D1には、プログラム起動時の処理を実行するためのプログラムが記憶され、更新用プログラム記憶領域D2には、プログラムを更新する際に使用するプログラムが記憶される。また、各種プログラム記憶領域D3には、制御OSや主制御処理に関するプログラムである「メインプログラム」、サーボモータ等の駆動機器に関するプログラムである「サーボプログラム」、アプリケーション処理に関するプログラムである「アプリケーションプログラム」等が存在する。
更に、図3に示すように、主制御処理には、キー入力処理、表示処理、I/O処理、シーケンサI/F、割り込み処理、及び通信処理等が存在する。また、アプリケーション処理には、パソコンI/F、シーケンス処理等が存在する。
次に、上述のように構成された制御システムにおいて、フラッシュメモリ28内に記憶されているプログラムデータ(既存のプログラムデータ)を、更新用のプログラムデータ(新規のプログラムデータ)に書き換えて、プログラムをバージョンアップする際の動作を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
始めに、操作制御装置200のコントローラ11は、更新用のプログラムデータが書き込まれた外部メモリ15が、該コントローラ11に装着されていることを確認する(ステップS11)。装着が確認された場合には、操作者による入力操作或いは自動で、プログラムデータの送信が可能であることを示す送信許可コマンドを主制御装置100側に送信する。
次いで、主制御装置100のCPU22は、外付けメモリ21がUSBポート26に装着されていることを確認する(ステップS12)。
CPU22は、前述の送信許可コマンドが受信されると、プログラム変更モードに切り替えてプログラムの書き換え操作を開始する(ステップS13)。
コントローラ11は、外部メモリ15に書き込まれているプログラムデータを主制御装置100側に送信し、この送信されたプログラムデータは通信ポート27にて受信される。そして、CPU22は、受信したプログラムデータを外付けメモリ21に格納する(ステップS14)。従って、操作制御装置200にて入力された更新用のプログラムデータが通信ケーブル31を経由して主制御装置100に送信され、外付けメモリ21に記憶されることになる。
この際、操作制御装置200より送信されるプログラムデータは、図5に示すように更新対象となるプログラムリストq1、及び更新対象となるプログラムq2〜q4が存在する。なお、プログラムリストq1はテキストデータ、更新対象プログラムq2〜q4は実行形式のバイナリデータである。
また、図6に示すように、プログラムリストq1には、更新対象となるプログラムの種類と、更新対象プログラムとが対応して記憶されている。そして、後述するように、CPU22が外付けメモリ21に記憶されているデータを読み取る際には、プログラムリストq1に更新対象となるプログラムが書き込まれているか否かを判断することになる。
次いで、CPU22は、プログラムデータが正常に送信されて、外付けメモリ21内に書き込まれたか否かを判断する(ステップS15)。
そして、正常に送信されていない場合には(ステップS15でNO)、送信処理を再度実行するか否かを判定し(ステップS22)、送信処理を再度実行する場合には(ステップS22でYES)、ステップS14に処理を戻す。他方、送信処理を再度実行しない場合には(ステップS22でNO)、プログラムの書き換え処理を終了する。なお、ステップS22の処理では、再トライの回数を予め設定し、この回数だけ再トライを繰り返した結果、プログラムデータの送信が正常に行われなかった場合に、プログラムの書き換え処理を終了するようにしても良いし、操作者が正常な転送処理ができないと判断した場合に、再トライを行わずにプログラムの書き換え処理を終了しても良い。
また、プログラムデータが正常に送信され、外付けメモリ21内に正常に記憶されたと判断された場合には(ステップS15でYES)、その後、主制御装置100の電源がオフとされ、再度オンとされたことが検出された場合に(ステップS16)、CPU22は、外付けメモリ21内に更新対象となるプログラムリストが存在するか否かをチェックする(ステップS17)。この処理では、図6に示した更新対象のプログラムリストを読み取り、更新対象となるプログラムが存在するか否かを判断する(ステップS18)。
更新対象となるプログラムデータが存在しない場合には(ステップS18でNO)、プログラムデータの書き換え処理を実行せずに、通常の立ち上げ処理を実行する(ステップS23)。他方、更新対象となるプログラムデータが存在する場合には(ステップS18でYES)、外付けメモリ21に記憶されている更新対象となるプログラムデータを、フラッシュメモリ28に転送して、該フラッシュメモリ28に記憶されている既存のプログラムデータに対して、更新対象となるプログラム(新規のプログラムデータ)を上書きする(ステップS19)。
その後、CPU22は、更新対象となるプログラムの上書き処理が正常に実行されたか否かを判断する(ステップS20)。この処理では、プログラム単位でのチェックサムが正しいか否かに基づいて判断することができる。
そして、プログラムの上書き処理が正常に実行された場合には(ステップS20でYES)、外付けメモリ21に記憶されている更新対象プログラムリスト(図5,図6のq1)から、更新が終了したプログラムリストを削除する(ステップS24)。
その後、全ての更新対象プログラムに対して上書き処理が終了した場合には、更新対象となるプログラムが存在しなくなるので(ステップS18でNO)、通常の立ち上げ動作を行う。
また、プログラムデータの上書き処理が正常に実行されなかった場合には(ステップS20でNO)、プログラムの更新処理を中止するか否かが判断され、中止しない場合には(ステップS21でNO)、ステップS18の処理に戻り、中止する場合には(ステップS21でYES)、プログラムデータの書き換え処理を終了する。ステップS21の判断は、操作者による入力により行っても良いし、自動で行うようにしても良い。
こうして、操作制御装置200より送信された更新対象となるプログラムデータが、主制御装置100に送信されて、フラッシュメモリ28内に記憶されている既存のプログラムデータに上書きすることができるのである。
このようにして、本実施形態に係るプログラムデータ書き換え方法及び機器制御システムでは、更新対象となるプログラムデータが記憶された外部メモリ15を操作制御装置200に装着し、この外部メモリ15内に記憶されているプログラムデータを主制御装置100に送信した後、一旦外付けメモリ21内に格納する。そして、外付けメモリ21内への格納処理が正常に終了した後に、この外付けメモリ21内に格納されている更新対象となるプログラムデータをフラッシュメモリ28に転送して、該フラッシュメモリ28内に記憶されている既存のプログラムデータに上書き保存する。
従って、通信ケーブル31を経由して操作制御装置200から主制御装置100にプログラムデータを送信する際に、送信エラーが発生した場合であっても、外付けメモリ21内に格納された時点で正常に送信されたか否かが判断され、送信エラーが発生している場合には、フラッシュメモリ28内への書き込み処理を実行しない。これにより、フラッシュメモリ28へのプログラムデータの書き込みに失敗して、該フラッシュメモリ28に記憶されている既存のプログラムデータが消去されるというトラブルの発生を回避できる。
また、フラッシュメモリ28内に、プログラムデータの2倍のデータを書き込むため記憶容量を必要としないので、フラッシュメモリ28の記憶容量を小規模化することができ、主制御装置100全体の小型化、低コスト化を図ることができる。
更に、操作制御装置200より送信された更新対象となるプログラムデータを、外付けメモリ21に記憶するので、バージョンアップに伴ってプログラムデータの容量が増大する場合であっても、外付けメモリ21の容量を増大させることにより、容易に対応することが可能となる。
また、主制御装置100の電源がオンとされた際に、外付けメモリ21内に更新対象となるプログラムデータが存在するか否かを判断し、更新対象となるプログラムデータが存在する場合にのみ、プログラムデータの書き換え処理を実行するので、簡単な操作で、且つ確実にプログラムデータを更新することができる。
以上、本発明のプログラムデータの書き換え方法及び機器制御システムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
本発明は、主制御装置内のフラッシュメモリ内に記憶されているプログラムデータのバージョンアップに利用することができる。
11 コントローラ
12 入力操作部
13 ディスプレイ
14 通信部
15 外部メモリ
21 外付けメモリ
22 CPU
23 RAM
24 I/Oドライバ
25 シーケンサ
26 USBポート
27 通信ポート
28 フラッシュメモリ
29 サーボドライバ
31 通信ケーブル
100 主制御装置
200 操作制御装置

Claims (4)

  1. 主制御装置、及びこの主制御装置と接続された操作制御装置を有する制御システムの、前記主制御装置内に記録されている既存のプログラムデータを、前記操作制御装置側での操作で新規のプログラムデータに書き換える書き換え方法であって、
    前記操作制御装置にて新規のプログラムデータが入力された際に、この新規のプログラムデータを前記主制御装置に送信する工程と、
    前記操作制御装置より送信される新規のプログラムデータを、前記主制御装置にて受信する工程と、
    受信した前記新規のプログラムデータを、前記主制御装置に接続された外付けメモリに格納する工程と、
    全ての前記新規のプログラムデータが前記外部メモリに格納された後に、この新規のプログラムデータを前記主制御装置が有する記憶手段に転送して、該記憶手段に記憶されている既存のプログラムデータを新規のプログラムに書き換える工程と、
    を備えたことを特徴とするプログラムデータの書き換え方法。
  2. 前記主制御装置は、電源がオンとされた際に、前記外付けメモリに格納されている新規のプログラムデータを、前記記憶手段に転送することを特徴とする請求項1に記載のプログラムデータの書き換え方法。
  3. 主制御装置、及びこの主制御装置と接続された操作制御装置を有し、対象となる機器を制御する制御システムにおいて、
    前記操作制御装置は、外部より入力される新規のプログラムデータを前記主制御装置に送信する送信手段を備え、
    前記主制御装置は、
    前記操作制御装置より送信される新規のプログラムデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信された新規のプログラムデータを記憶する外付けメモリと、
    各種のプログラムデータを記録する記憶手段と、
    前記操作制御装置より送信された新規のプログラムデータを受信した際に、この新規のプログラムデータを前記外付けメモリに記憶し、正常な記録が確認された後に、該外付けメモリに記憶された新規のプログラムデータを前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に格納されている既存のプログラムを新規のプログラムに書き換える制御を行う書き換え制御手段と、
    を有することを特徴とする機器制御システム。
  4. 前記書き換え制御手段は、前記主制御装置の電源がオンとされた際に、前記外付けメモリに格納されている新規のプログラムデータを、前記記憶手段に転送することを特徴とする請求項3に記載の機器制御システム。
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