JP4057400B2 - 間仕切構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物内に設けられる間仕切構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
従来、住宅等の建物には内部空間を区画する間仕切壁が設けられている。間仕切壁は、例えば、予めパネル化した間仕切パネルを部屋内に組み付けること等により形成される。この間仕切パネルは、芯材を枠状に組んだ枠体の表面に石膏ボード等の壁面材を貼ることにより形成されている。
【0003】
一方、図18に示すように、複数の建物ユニット40および屋根ユニット40A,40B,40Cを組み合わせて構築された勾配屋根を有するユニット式建物30では、小屋裏である屋根ユニット40A,40B,40C内の空間が間仕切壁50により区画されて居室等に利用されている。この際、間仕切壁50が屋根ユニット40A,40Bの勾配天井面と床面との間に設けられることがある。このような間仕切壁50は、間仕切パネルの上端面を勾配天井面の傾斜に応じて斜めに切り欠き、この上端面を勾配天井面に接合することにより形成されている。
【0004】
また、鋼製の柱状支持材を用いた間仕切り構造として、例えば、特許文献1に記載の技術も知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−140647
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような接合構造では、勾配天井面の傾斜角度に応じて、上端面の傾斜角度が異なる複数の間仕切パネルが必要となるため、部材数の増加によりコスト高になるという問題があった。また、間仕切パネルの上端面を勾配天井面に接触させて固定するので、上端面の傾斜角度に加工上や組立て上の誤差が生じると、間仕切パネルを正しい位置に設置できなかったり、勾配天井面と間仕切パネルとの間に隙間が発生したりする。このため間仕切パネルを正確な位置に設置するには、上端面を精度よく加工してその傾斜角度を厳密に管理しなければならず、施工に手間がかかるという問題もあった。また、勾配天井の高さについては、高いところでは4m以上にも及ぶ場合がある。その際に用いる間仕切り部材は長尺になり、運搬や搬入に支障をきたす問題も生じる。
【0007】
本発明は、間仕切壁を勾配天井面に接合する際に容易かつ正確に設置可能で、しかもコストの削減および施工性の向上を図ることができる、優れた間仕切構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物内に設けられた間仕切構造であって、勾配天井側に配置される上部ランナーと、床側に配置される下部ランナーと、上端が上部ランナーに固定され、下端が下部ランナーに固定される柱状の複数の支持材と、それらの支持材に固定される面材とを備え、上部ランナーは、下向き開口の溝型材により構成され、かつ天井の勾配に対応して折り曲げ可能なヒンジ部を有し、下部ランナーは上向き開口の溝型材により構成されている構造とした。
【0009】
このような本発明によれば、上部ランナーおよび下部ランナーをそれぞれ天井側と床側に固定させることで、間仕切の配置場所を予め決定することができるため、間仕切の施工を容易かつ正確に行うことができる。
【0010】
上部ランナーと下部ランナーは、それぞれ上向きおよび下向き開口となっているため、各ランナーをボルトやビス等で天井面や床面に接合する際や支持材を各ランナーに接合する際に、接合作業を容易に行うことができる。また、上部ランナーと下部ランナーに固定される複数の支持材と、支持材に固定された面材を備えることで、間仕切をより強固な構造とすることができ、耐久性に優れた間仕切構造を構築できる。
【0011】
この上部ランナーは、ヒンジ部を予め勾配天井の傾斜角度に合わせて加工しているため、天井勾配に対応して折り曲げ可能な構造となっている。このように形成することで、勾配天井面と上部ランナーの接地面の隙間や誤差が発生しにくく、作業期間の短縮化を図り、上部ランナーの取り付け作業を容易かつ正確に行うことができる。また、傾斜角度に合わせた部材を複数配置する必要がないため、部材コストおよび人件費の削減に効果的である。
【0012】
前記複数の支持材のうち、壁側に配置される支持材が横向き開口の溝型材からなる壁部ランナーにより形成されていることが望ましい。このように形成した場合、間仕切の位置決めを正確に行うことができるとともに、壁部ランナーをボルトやビス等で壁に接合する際に、接合作業を容易に行うことができる。また、横向き開口であるため、開口内部に木材を埋めることが可能となり、壁パネル等の面材を容易に接合することができる。
【0013】
前記複数の支持材の一部が鋼製で形成されていることが望ましい。このように形成した場合、間仕切をより強固な構造とすることができる。すなわち、間仕切の支持材が全て木製等で形成されるよりも、頑丈な間仕切とすることができ、地震や経年劣化などに優れた構造とすることが可能である。
【0014】
前記間仕切には開口部が設けられ、複数の支持材のうち、開口部周辺の支持材が木材で形成されていることが望ましい。このように形成した場合、開口部に木製の扉や引戸などを設置する際に、簡便に設置可能で木製独特の美観的効果に優れている。また、間仕切の表面に石膏ボード等の面材を容易に貼ることが可能になる。
【0015】
前記下部ランナーは床材に固定されていることが望ましい。このように形成した場合、間仕切の位置決めを正確に行うことができ、施工性の向上を図ることができる。
【0016】
床材上に下部ランナーおよびフローリングが設けられ、下部ランナーはフローリングに囲まれていることが望ましい。このように形成した場合、下部ランナーおよびフローリングを床材上に強固に固定することができる。また、下部ランナーとフローリングの隙間を埋めることで、作業中や作業後に下部ランナーの位置がずれにくくなる。
【0017】
近接して隣り合う鋼製支持材間に石膏ボードが差し込まれていることが望ましい。このように形成した場合、強度の向上および部材数の低減を図ることが可能となる。すなわち、間仕切りの補強材である鋼製支持材の代わりに石膏ボードを差し込むことで、隣接した鋼製支持材間の隙間を埋めるとともに、鋼製支持材の設置本数を減らすことができる。
【0018】
柱状の支持材は、接続金具によってその長さ方向に分割又は折り曲げ可能に構成されていることが望ましい。そのように構成すれば、支持材が長尺になる場合には、予め分割又は折り曲げた状態で運搬や現場への搬入を行うことができる。従って、この点からも作業性並びに施工性の向上を図ることができる。
【0019】
支持材は角筒状または角柱状であり、接続金具は、長さ方向に分割された支持材同士を折り曲げ可能に接続するための蝶番と、支持材同士の接続部に取り付けられて支持材同士を柱状に保持するための添板とを含む構成とすることが望ましい。そのように構成すれば、運搬時等においては蝶番で折り曲げて運び、施工現場では分割された支持材同士を蝶番と添板とで柱状に接続して用いる方法を採用することができる。
【0020】
支持材は角筒状または角柱状であり、接続金具は、長さ方向に分割された支持材同士の接続部を覆うように取り付けられる溝型部材で構成されていることが望ましい。この溝型部材を用いた場合、支持材を分割して運び、現場で柱状に接続して用いる方法を採用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る間仕切り壁の斜視図である。
この実施の形態では、本発明を2階建て住宅に適用した例を示す。
【0022】
図1は、住宅Tの居室空間を区切る間仕切壁1を示している。この間仕切壁1が配置される住宅Tは、勾配屋根を有する2階建ての住宅で、1階はリビングとダイニングのほか必要な水廻り設備が配置されている。階段を上った2階右側に寝室が配置され、廊下を通って左側に進むと子供部屋が2部屋並んで配置された、間口が横長の住宅となっている。この実施形態では2階の居室(寝室、子供部屋)間を区切る壁として間仕切壁1を適用しており、居室(寝室、子供部屋)の天井の一部は勾配天井となっている。
【0023】
間仕切壁1は、勾配天井側に固定される天井ランナー2と、床側に固定される床ランナー3と、壁側に固定される壁部ランナー4と、柱状の複数の支持材5によって構成されている。支持材5は、枠状の鋼製支持材5aと木製支持材5bと横芯材5cと縦芯材5dにより構成され、上端が天井ランナー2に固定され、下端が床ランナー3に固定されている。壁ランナー4と支持材5と天井ランナー2の両側端面には鋼製プレート7が設けられている。鋼製プレート7は、後述する石膏ボード8を複数の支持材5等に接合する際に、より強固に接合する。木製支持材5bおよび横芯材5cは、間仕切壁1に設けられる開口部Kの開口廻りを形成している。床ランナー3は上向き開口の鋼製溝型材で、壁部ランナー4は横向き開口の鋼製溝型材で形成されている。
【0024】
図2に天井ランナー2の詳細を示す。天井ランナー2は、下向き開口の鋼製溝型材で形成され、天井勾配の傾斜角度に対応して折り曲げ可能なうす肉ヒンジ部6を有している。従って、うす肉ヒンジ部6を予め勾配天井の傾斜角度に合わせて加工しておくことで、勾配天井面と天井ランナー2の接地面の隙間や誤差が発生しにくく、作業期間の短縮化を図り、天井ランナー2の取り付け作業を容易かつ正確に行うことができる。また、傾斜角度に合わせた部材を複数配置する必要がないため、部材コストおよび人件費の削減に効果的である。
【0025】
また、各ランナーは溝型状に開口しているため、各ランナーをボルトやビス等で天井や床等に接合する際や支持材5を各ランナーに接合する際に、接合作業を容易に行うことができ、施工性が向上する。
【0026】
図3は、天井ランナー2および床ランナー3の接合部を示す側面図である。天井10は、天井下地11との間を鋼製天井9で支持され強固に形成されている。天井ランナー2は、予め加工されており、隙間や誤差を最小限に抑えた状態で、天井下地11にランナービス12で接合し固定されている。また、間仕切壁1の表面に張られる石膏ボード8は、石膏ボードビス13によって天井ランナー2と接合している。
【0027】
住宅Tの基礎A上に固定された床14は、床パネル15とフローリング16で構成され、フローリング16は床ランナー3を隙間無く囲った形態となっている。床ランナー3は、床パネル15に直接、ランナービス12を接合し強固に固定されている。石膏ボード8は、石膏ボードビス13で床ランナー3と接合される。従って、間仕切壁1の位置決めを正確に行うことができ、天井ランナー2および床ランナー3を強固に接合することが可能である。また、床ランナー3の接合形態によれば、床ランナー3とフローリング16の隙間を埋めることで、作業中や作業後に床ランナー3およびフローリング16の位置がずれにくくなる。
【0028】
図4は、壁部ランナー4の接合部を示す平面図である。壁パネル17は、芯材18と壁下地19で構成された住宅Tの構造壁である。壁部ランナー4は壁パネル17にランナービス12で接合され、壁部ランナー4と石膏ボード8は、石膏ボードビス13で接合され固定している。
【0029】
また、隅部Sに配置され、壁部ランナー4aと近接配置された鋼製支持材5aとの間に、石膏ボード8が差し込まれた形態となっている。従って、強度の向上および部材数の低減を図ることが可能となる。つまり、間仕切りの補強材である鋼製支持材5aの代わりに石膏ボード8を差し込むことで、隣接した壁部ランナー4aと鋼製支持材5aの隙間を埋め、鋼製支持材5aの設置本数を減らすことができる。
【0030】
図5は、開口部Kの構造を示す斜視図である。開口部Kは2本の木製支持材5bと、それらを釘等で接合した横芯材5cおよび、横芯材5cと天井ランナー2を支持する縦芯材5dで形成されている。木製支持材5bの上端および下端は、それぞれ天井ランナー2と床ランナー3にランナービス12(図示しない)で接合されている。開口部Kを形成する木製支持材5と横芯材5cは、全て木製で形成されるため、間仕切壁1の表面に石膏ボード8を貼り付ける際に石膏ボードビス13を容易に打ちつけることが可能である。
【0031】
図6〜13に、住宅Tにおける間仕切壁1の施工手順を示す。これらの図において、住宅Tの構造壁(壁パネル17)および床パネル14等の躯体組立完了後、間仕切壁1を形成する床ランナー3を床パネル14上へ固定配置する。この際、複数の床ランナー3同士は、所定の開口間隔(開口部K)を離して配置する。
【0032】
床ランナー3をランナービス12で固定後、床パネル上にフローリング16を貼る。フローリング16は、床ランナー3に被らないよう隙間なく形成されている。フローリング16を接着剤等で貼り付け後、壁パネル17上に石膏ボード8を石膏ボードビス13で貼りつける。
【0033】
天井捨て貼り後、天井10に天井下地11の枠組み作業を行い、天井下地11に石膏ボード8を石膏ボードビス13で貼る。(図示しない)これらの作業後、天井ランナー2をランナービス12で天井10に取り付ける。床ランナー3は、既に設置されているため天井ランナー2は、床ランナー3と容易かつ正確に対向配置させることができ、間仕切壁1の歪みを最小限に抑えることができる。尚、この図9〜13においては、便宜上、勾配天井のフラットな部分の配置形態を示しており、上述した勾配天井部分に配置可能な、うす肉ヒンジ部6を有する天井ランナー2は図示されていないが、勾配天井部分に配置する場合の施工手順も同様である。
【0034】
天井ランナー2を配置後、壁パネル17に壁部ランナー4をランナービス12で取り付ける。壁部ランナー4は、天井ランナー2および床ランナー3と所定の間隔を離して配置されている。壁部ランナー4を配置後、開口周り枠組み(開口部K)を取り付ける。開口周り枠組み(開口部K)は、2本の木製支持材5bを天井ランナー2および床ランナー3にそれぞれ固定する。また、2本の木製支持材5bに、横芯材5cが固定され、横芯材5cと天井ランナー2の間には、縦芯材5dがそれぞれ釘等で固定される。
【0035】
開口周り枠組み(開口部K)を組立後、複数の鋼製支持材5aを天井ランナー2および床ランナー3にそれぞれランナービス12で固定する。鋼製支持材5aを配置後、ボード受け用埋木(図示しない)を取り付ける。ボード受け用埋木は、木製支持材5bや横芯材5cおよび縦芯材5dの穴や隙間などに木片を埋めて補修している。
【0036】
ボード受け用埋木を取り付け後、石膏ボード8を天井ランナー2と床ランナー3と壁部ランナー4、および各支持材5(鋼製支持材5a,木製支持材5b,横芯材5c,縦芯材5d)にそれぞれ石膏ボードビス13で貼り付けて完成となる。
【0037】
図14は、本発明の他の実施形態を示す要部の斜視図である。この実施形態では、間仕切壁1全体をパネル化、またはその骨組み全体をユニット化して施工する場合に好適な例を示している。
【0038】
すなわち、天井ランナー2、および先の実施形態と同様の床ランナー3を用いる。しかし間仕切壁1をパネル化または骨組みをユニット化しやすいように、分割・組立自在な複数の金属製筒状部材21,22,23,24,25からなる勾配用ランナーユニット20が用いられている。
【0039】
各筒状部材21〜25は薄い角筒状で、互いに嵌合させて接続できるように形成されている。筒状部材22,24は勾配天井に合致できるように屈曲形成されている。他筒状部材21,23,25はストレートに形成されている。このランナーユニット20は、屈曲した筒状部材22,24がストレートな筒状部材21,23,25内に挿入されることで、全体の長さ調節を自在に行えるように構成されている。
【0040】
ランナーユニット20は、各支持材5a,5bとビス等で固定され、間仕切壁1の骨組みとしてユニット化される。そして、天井側に固定された天井ランナー2内に嵌め込まれ、ビス等で止めて固定される。このランナーユニット20、および天井ランナー2で形成された側面部26は、それぞれの側面が合わさって、側面部26がより深く形成されている。従って、石膏ボード等の面材を張り付ける際の接地面が広くなるため、施工を容易にすることができる。
【0041】
図15〜図17は、本発明の更に他の実施形態を示す。即ち、これらの実施形態では、接続金具を用いて支持材を分割又は折り曲げ可能に構成した例を示している。
【0042】
図15(a)、(b)は斜視図であり、(c)、(d)は平面図である。
同図に示す支持材は角筒状の金属製であり、二つに分割された第1支持材51と第2支持材52とで構成されている。接続金具は、長さ方向に分割された第1支持材51と第2支持材52とを折り曲げ可能に接続するための蝶番61と、支持材同士の接続部に取り付けられて支持材同士を柱状に保持するための添板62とを含む構成である。添板62は蝶番61と対向する面側に設けられている。
【0043】
蝶番61はビス63や溶接等により第1支持材51、第2支持材52にそれぞれ固定されている。添板62はその長さ方向の一側半分が第1支持材51にビスや溶接等により固定されているが、他側半分は第2支持材52に対して施工現場で固定される構成となっている。
【0044】
このように構成することで、運搬時等においては、図15(c)に示すように蝶番61で折り曲げた状態で運び、施工現場では図15(b)、(d)に示すように第1支持材51と第2支持材52とを蝶番61と添板62とで柱状に接続して用いる方法を採用することができる。従って、支持材が長尺になる場合には、予め分割又は折り曲げた状態で運搬や現場への搬入を行うことができ、この点からも作業性並びに施工性の向上を図ることができる。
【0045】
図16(a)、(b)は斜視図、(c)は平面図を示している。この図16に示す例でも、接続金具として蝶番61と添板62を用いているが、ここでは蝶番61と添板62を、第1支持材51及び第2支持材52の隣り合う側面に設け、さらに、二枚用いた添板62、62を相対する側面に設けている構成に特徴がある。このように、添板62を2枚用いる構成とすることで、第1支持材51と第2支持材52の接続強度をより高めることができる。
【0046】
図17(a)、(b)は接続金具として溝型部材を用いた例を示す斜視図である。即ち、長さ方向に分割された第1支持材51、第2支持材52は角筒状であり、接続金具は、第1支持材51と第2支持材52の接続部を覆うように取り付けられる溝型部材65で構成したものである。溝型部材65は両方の支持材に対して溶接で固定しても良いが、ビス63により固定しても良い。この溝型部材65を用いた場合、支持材を分割した状態で運び、現場で柱状に接続して用いる方法を採用することができる。
【0047】
なお、上記の接続金具を用いる実施形態では、第1支持材及び第2支持材が金属製の場合について説明したが、木製であっても本発明を適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る間仕切構造によれば、間仕切壁を勾配天井面に接合する際に容易かつ正確に設置可能で、しかもコストの削減および施工性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る間仕切壁の構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る天井ランナーを示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る天井および床ランナーを示す側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る壁部ランナーを示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る開口周りを示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係る間仕切壁の施工手順(床ランナー取り付け)を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係る間仕切壁の施工手順(フローリング貼り)を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施形態に係る間仕切壁の施工手順(壁側石膏ボード貼り)を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施形態に係る間仕切壁の施工手順(天井ランナー取り付け)を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施形態に係る間仕切壁の施工手順(壁部ランナー取り付け)を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施形態に係る間仕切壁の施工手順(開口周り枠組み)を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施形態に係る間仕切壁の施工手順(支持材取り付け)を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施形態に係る間仕切壁の施工手順(間仕切壁石膏ボード貼り)を示す斜視図である。
【図14】本発明の他の実施形態に係るランナーユニットを示す斜視図である。
【図15】本発明の更に他の実施形態に係る柱状の支持材の構成図である。
【図16】本発明の更に他の実施形態に係る柱状の支持材の構成図である。
【図17】本発明の更に他の実施形態に係る柱状支持材の構成図である。
【図18】従来の技術に係る間仕切壁の施工方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,50 間仕切壁
2 天井ランナー
3 床ランナー
4,4a 壁部ランナー
5 支持材
5a 鋼製支持材
5b 木製支持材
5c 横芯材
5d 縦芯材
6 うす肉ヒンジ部
7 鋼製プレート
8 石膏ボード
9 鋼製天井
10 天井
11 天井下地
12 ランナービス
13 石膏ボードビス
14 床
15 床パネル
16 フローリング
17 壁パネル
18 芯材
19 壁下地
20 ランナーユニット
21〜25 金属製筒状部材
26 側面部
30 ユニット住宅
40 建物ユニット
40A、40B、40C 屋根ユニット
51 第1支持材
52 第2支持材
61 蝶番
62 添板
63 ビス
65 溝型部材
A 基礎
K 開口部
S 隅部
T 住宅

Claims (10)

  1. 建物内に設けられた間仕切構造であって、勾配天井側に配置される上部ランナーと、床側に配置される下部ランナーと、上端が上部ランナーに固定され、下端が下部ランナーに固定される柱状の複数の支持材と、それらの支持材に固定される面材とを備え、前記上部ランナーは、下向き開口の溝型材により構成され、かつ前記天井の勾配に対応して折り曲げ可能なヒンジ部を有し、前記下部ランナーは上向き開口の溝型材により構成されていることを特徴とする間仕切構造。
  2. 請求項1記載の間仕切構造において、前記複数の支持材のうち、壁側に配置される支持材が横向き開口の溝型材からなる壁部ランナーにより構成されていることを特徴とする間仕切構造。
  3. 請求項1記載の間仕切構造において、前記複数の支持材の一部が鋼製であることを特徴とする間仕切構造。
  4. 請求項1記載の間仕切構造において、前記間仕切には開口部が設けられ、前記複数の支持材のうち、前記開口部周辺の支持材が木材で形成されていることを特徴とする間仕切構造。
  5. 請求項1記載の間仕切構造において、前記下部ランナーは床材に固定されていることを特徴とする間仕切構造。
  6. 請求項1記載の間仕切構造において、床材上に前記下部ランナーおよびフローリングが設けられ、前記下部ランナーは前記フローリングに囲まれていることを特徴とする間仕切構造。
  7. 請求項1記載の間仕切構造において、近接して隣り合う前記鋼製支持材間に石膏ボードが差し込まれていることを特徴とする間仕切構造。
  8. 請求項1記載の間仕切構造において、前記柱状の支持材は、接続金具によってその長さ方向に分割又は折り曲げ可能に構成されていることを特徴とする間仕切構造。
  9. 請求項8記載の間仕切構造において、前記支持材は角筒状又は角柱状であり、前記接続金具は、長さ方向に分割された支持材同士を折り曲げ可能に接続するための蝶番と、支持材同士の接続部に取り付けられて支持材同士を柱状に保持するための添板とを含むことを特徴とする間仕切構造。
  10. 請求項8記載の間仕切構造において、前記支持材は角筒状又は角柱状であり、前記接続金具は、長さ方向に分割された支持材同士の接続部を覆うように取り付けられる溝型部材で構成されていることを特徴とする間仕切構造。
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