JP4057113B2 - コンバインの排藁カッター支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行フレ−ム上に搭載する脱穀部の後側に連設して脱穀部からの排藁を切断処理する排藁カッタ−の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このように脱穀部からの排藁を切断処理する排藁カッタ−は、その排藁カッタ−の右がわ側部で走行フレ−ム上に直立する支柱によって片持ち式に支持され、この支柱がわを軸にして脱穀部の後部から離間し開放可能になっている。また、特開平1−165313号公報には、脱穀機の後部排藁側の一側に基部を車台の前後に取り付けた支柱を立設し、後方の支柱を折曲げて排藁切断装置の支持杆とした斜視図が開示され、前記排藁切断装置の下方に装備した拡散翼を左右の垂直側板に架設し、軸受部材を設けた支持杆に前記排藁切断装置部分を回動自在に連結したものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前項に記載のように、従来、排藁カッタ−はその排藁カッタ−の右がわ側部に直立する支柱によって支持されているから、排藁カッタ−の切断処理によって落下する切断藁を機体右側の既刈りがわに拡散させようとしても、支柱が邪魔になって拡散落下路が形成できず、また、後方がわに拡散させようとすると切断藁の落下路が後方に張り出し、排藁カッタ−の後がわに結束機を設けて排藁を結束処理する場合に結束機と干渉するなど組み付け上の問題点が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明にあっては、走行フレ−ム上に搭載する脱穀部の後側に排藁を切断処理する排藁カッタ−を連設し、その排藁カッタ−の右がわ側部を走行フレ−ム上に立設する支柱により片持ち式に支持し、前記支柱がわを軸にして脱穀部から排藁カッタ−を開放可能にしたもので、支柱を排藁カッタ−の支持部の直下部分から右側方に折曲げ、前記支柱の下部がわと排藁カッタ−の側部との間に拡散落下路を形成し、該拡散落下路の右側面にそってガイド板を設け、切断藁を機体右側に向けて散布する構成にしたことによって支柱の下部がわと排藁カッタ−との間に広い空間が形成され、この空間が排藁カッタ−の切断処理により落下する切断藁の拡散落下路になって、機体右側の既刈りがわに拡散させて幅広く地面に散布するようになる。殊に、前記支柱を排藁カッタ−の支持部の直下部分から右側方に折曲形成すると、前記空間が一段と広くなって拡散幅を大にするとともに排藁カッタ−の支柱がわを軸とする脱穀部からの開放動作に支障を生じさせない手段を講じた。
【0005】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、この発明による支持装置について実施例図により説明すると、この例図に示すコンバインは、クロ−ラ式走行フレ−ム(1)上の左側に脱穀部(A)を搭載し、右側には前側から操縦部と穀粒タンク(4)を配設するとともに、脱穀部(A)の前方に刈取部を後側にデイスク式の排藁カッタ−(B)が連設されている形態のもので、穀稈を刈取り脱穀部(A)に搬送供給して脱穀処理し、穀粒は穀粒タンク(4)に貯留し脱穀後の排藁は排藁カッタ−(B)により切断処理するのである。
【0006】
また、前記穀粒タンク(4)の後側には縦排出オ−ガ(5)が設けられ、その縦オ−ガ(5)の上端に横オ−ガ(6)が連設されて穀粒タンク(4)から取出される穀粒を縦オ−ガ(5)で揚上し横オ−ガ(6)により引き継いで機外に取出し、前記排藁カッタ−(B)の右がわ側部で前記縦オ−ガ(5)の後側には走行フレ−ム(1)上に立設する支柱(2)があって、この支柱(2)に排藁カッタ−(B)のカッタ−フレ−ムから右側方に延出する上段支持部(3a)と下段支持部(3b)とを支柱(2)の上部がわに樞着して、排藁カッタ−(B)を片持ち式に支持し、排藁カッタ−(B)の支柱(2)がわを軸にして回動自在に連設し脱穀部(A)から離間して開放可能にしてある。
【0007】
そして、前記排藁カッタ−(B)は片持ち式に支持する上段支持部(3a)と下段支持部(3b)とによって強固に支持するところの支持部(3)を構成し、前記の支柱(2)をこの支持部(3)の直下部分から後方視で右側方に向けて折曲げ、下部に至るにしたがって排藁カッタ−(B)がわから次第に遠ざかるように立設させることにより、この支柱(2)の下部がわと排藁カッタ−(B)の側部との間に3角状の広い空間を形成させて切断藁の拡散落下路(7)にしてある。(8)はこの拡散落下路(7)の右側面にそって設けたガイド板、(9)は拡散落下路(7)を含む全落下路の後面を形成する大きなゴム板である。
【0008】
尚、排藁カッタ−(B)には前記の拡散落下路(7)に向け横方向に跳ね出す拡散手段を備えて拡散落下路(7)からの切断藁の落下を有効にしている。
【0009】
これにより、排藁カッタ−(B)により切断処理されて落下するものは拡散落下路(7)に拡がって落下し、機体右側の既刈りがわに向け幅広い帯状のものになって地面に散布されるのである。
【0010】
尚、前記穀粒タンク(4)の逆台形状に形成した底部がわには、図4と図5に示すように、その前側における外側面(4a)に工具箱(10)を常備することのできる収納ボックス(11)を設けて、操縦者が操縦部から降りて作業を行うとき工具の使用を利便にしている。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0012】
走行フレ−ム上に搭載する脱穀部の後側に排藁を切断処理する排藁カッタ−を連設し、その排藁カッタ−の右がわ側部を走行フレ−ム上に立設する支柱により片持ち式に支持し、前記支柱がわを軸にして脱穀部(A)から排藁カッタ−を開放可能にしたもので、支柱を排藁カッタ−の支持部の直下部分から右側方に折曲げ、前記支柱の下部がわと排藁カッタ−の側部との間に拡散落下路を形成し、該拡散落下路の右側面にそってガイド板を設け、切断藁を機体右側に向けて散布する構成にしたことによって支柱の下部がわと排藁カッタ−との間に広い空間が形成され、この空間が排藁カッタ−の切断処理により落下する切断藁の拡散落下路になって、機体右側の既刈りがわに拡散させて幅広く地面に散布するようになる。殊に、前記支柱を排藁カッタ−の支持部の直下部分から右側方に折曲形成すると、前記空間が一段と広くなって拡散幅を大にするとともに排藁カッタ−の支柱がわを軸 とする脱穀部からの開放動作に支障がなく円滑な操作が行え、構造簡単にして低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カバ−を開き排藁カッタ−の支持部を示すコンバインの後方視図である。
【図2】 コンバイン後部がわの右側面図である。
【図3】 コンバインの後方視図である。
【図4】 穀粒タンクの前側における外側面図である。
【図5】 同穀粒タンクの前方視図である。
【符号の説明】
1 走行フレ−ム
2 支柱
3 支持部
7 拡散落下路
8 ガイド板
A 脱穀部
B 排藁カッタ−
Claims (1)
- 走行フレ−ム(1)上に搭載する脱穀部(A)の後側に排藁を切断処理する排藁カッタ−(B)を連設し、その排藁カッタ−(B)の右がわ側部を走行フレ−ム(1)上に立設する支柱(2)により片持ち式に支持し、前記支柱(2)がわを軸にして脱穀部(A)から排藁カッタ−(B)を開放可能にしたもので、支柱(2)を排藁カッタ−(B)の支持部(3)の直下部分から右側方に折曲げ、前記支柱(2)の下部がわと排藁カッタ−(B)の側部との間に拡散落下路(7)を形成し、該拡散落下路(7)の右側面にそってガイド板(8)を設け、切断藁を機体右側に向けて散布する構成にしたことを特徴とするコンバインの排藁カッタ−支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30667197A JP4057113B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | コンバインの排藁カッター支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30667197A JP4057113B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | コンバインの排藁カッター支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113374A JPH11113374A (ja) | 1999-04-27 |
JP4057113B2 true JP4057113B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=17959926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30667197A Expired - Fee Related JP4057113B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | コンバインの排藁カッター支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4057113B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-20 JP JP30667197A patent/JP4057113B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11113374A (ja) | 1999-04-27 |
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