JP4054931B2 - ロッドレスシリンダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストンの往復動作に伴ってスライダを変位させ、ワーク等を搬送するロッドレスシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、ワークを移送するための手段としてロッドレスシリンダが用いられている。このロッドレスシリンダは、例えば、特開平9−273506号公報に開示されているように、円筒状のシリンダチューブの内部にピストンがその軸線方向に摺動可能に挿通され、該ピストンの外周には前記シリンダチューブの内壁に面して複数の駆動用磁石が設けられる。一方、シリンダチューブの外部には該シリンダチューブを囲繞してスライダが移動可能に設けられ、該スライダの内周には、前記駆動用磁石と対向し、シリンダチューブから僅かに離間するように被駆動用磁石が設けられる。そして、前記スライダの内部にはボールブシュが設けられ、該ボールブシュには前記シリンダチューブと平行に設けられた円柱状のガイドシャフトが挿通する。前記スライダは前記ガイドシャフトによって前記シリンダチューブに対して非接触状態に保持される。
【0003】
このシリンダチューブに圧縮空気の如き圧力流体が導入されると、ピストンは前記シリンダチューブの内部をその軸線方向に変位する。このとき、被駆動用磁石が駆動用磁石と磁気的に引斥し、この結果、スライダはガイドシャフトによりガイドされた状態でピストンの変位に応じてシリンダチューブの外周に沿って変位する。
【0004】
このように構成されるロッドレスシリンダは、シリンダチューブとスライダとが非接触であるため、塵埃等の発生を少なくすることができ、医療、食品関連用や、半導体製造工程のクリーンルーム等における使用に適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来のロッドレスシリンダに関してなされたものであり、スライダの変位範囲を拡大してもシリンダチューブとスライダとを非接触に保持することができ、発塵を低減することが可能なロッドレスシリンダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、溝部を有し、長尺に形成される基台と、
アルミニウムから軸線方向に沿って長尺に形成され、前記溝部に係合される係合部を有する支持用リブが長手方向に沿って一体成形されたシリンダチューブと、
前記シリンダチューブの内部に配設され、該シリンダチューブの長手方向に沿って摺動自在なピストンと、
前記シリンダチューブの両端部を閉塞し、前記ピストンが当接可能な位置決め部材と、
前記基台及びシリンダチューブの両端部に設けられ、前記位置決め部材の挿入される孔部を有するエンドプレートと、
前記ピストンに配設された駆動用磁石と、
を備え、
前記位置決め部材は、前記エンドプレートのねじ孔に螺合される調整ねじ部と、外周面から突出して前記エンドプレートの内周面に設けられた凹部に収容されるフランジ部とを備え、前記凹部内において前記フランジ部が前記シリンダチューブの端部に当接することにより長手方向に沿った変位が規制されることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、アルミニウムから軸線方向に沿って長尺に形成されたシリンダチューブは、基台の溝部に係合される係合部を有する支持用リブを備え、該シリンダチューブが、一体成形された前記支持用リブによってその長手方向に沿って支持されるため、前記シリンダチューブがアルミニウムから長く形成された場合でも、このシリンダチューブが撓曲することが防止され、スライダとシリンダチューブとを非接触状態に保持することができるため、このロッドレスシリンダの変位範囲を拡大することができる。また、シリンダチューブに支持用リブを一体成形すると、前記シリンダチューブおよび支持用リブの製造精度が向上し、前記シリンダチューブが撓曲する懸念が一層少なくなり、好適である。
【0009】
また、前記支持用リブには基台を介して前記シリンダチューブと平行に案内部材が連設され、一方、前記スライダには前記案内部材に摺動自在に係合する案内子が設けられ、前記スライダは前記案内部材および前記案内子によって前記シリンダチューブと非接触状態に保持されると、前記スライダにかかる荷重が前記案内子および前記案内部材によって支持され、好適である。
【0010】
さらに、前記スライダに磁石が設けられ、一方、前記支持用リブが設けられた基台に磁気センサが設けられると、前記磁石の磁気を検出することにより前記スライダの位置を検出することができ、好ましい。
【0011】
さらにまた、前記シリンダチューブの端部に蓋部材が設けられ、一方、前記ピストンにダンパが設けられると、前記ピストンが前記蓋部材に衝突する際の衝撃を前記ダンパによって吸収することができ、一層好ましい。
【0012】
またさらに、前記シリンダチューブの端部にエンドプレートが設けられ、前記エンドプレートにダンパが設けられると、前記スライダが前記エンドプレートに衝突する際の衝撃を前記ダンパによって吸収することができる。
【0013】
またさらに、前記シリンダチューブの端部には前記ピストンの変位作用下に圧力流体が圧縮される室を形成し、前記室内の圧縮された前記圧力流体の圧力により前記ピストンを押圧してその変位速度を減少させるようにしてもよい。
【0014】
またさらに、前記シリンダチューブ内にピストンによって隔離される一端側の室と他端側の室が形成され、前記一端側と前記他端側のそれぞれの室に連通するポートが前記ロッドレスシリンダの両端側に設けられると、このロッドレスシリンダの一端側と他端側のそれぞれの室に連通するいずれか一方のポートを選択して使用することができ、配管の自由度が向上し、一層好適である。
【0015】
さらにまた、前記シリンダチューブ内にはピストンによって隔離される一端側の室と他端側の室が形成され、前記一端側と前記他端側のそれぞれの室に連通するポートを前記ロッドレスシリンダの側面と端面とに設けてもよい。
【0016】
さらに、前記ロッドレスシリンダに前記支持用リブを備える前記シリンダチューブが複数設けられ、前記支持用リブが相互に連結されると、このロッドレスシリンダによって重量物からなるワークを搬送することができ、好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係るロッドレスシリンダについて、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0018】
図1において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係るロッドレスシリンダを示す。このロッドレスシリンダ10は、基本的には長尺な基台12と、基台12の長手方向に沿って固着され、支持用リブ14によって支持されたシリンダチューブ16と、シリンダチューブ16に沿って変位するスライダ18とを備える。
【0019】
基台12、シリンダチューブ16はアルミニウムの如き材料で形成される。基台12には、図2に示すように、溝部19が画成され、溝部19には支持用リブ14にその長手方向に沿って形成された係合部21が係合する。基台12の一方の側部にはその長手方向に沿って側板25が固着され、側板25には図示しない位置検出用の磁気センサを装着するための溝部25aが画成される。基台12の両端部には、図3に示すように、エンドプレート20a、20bが固着され、エンドプレート20a、20bにはシリンダチューブ16の両端部を閉蓋する蓋部材22a、22bが装着される。蓋部材22a、22bにはシリンダチューブ16の内部に連通するポート24a、24bが形成され、ポート24a、24bは、図示しない電磁弁を介して圧縮空気、不活性ガス等の圧力流体供給源に接続される。
【0020】
シリンダチューブ16の内部にはピストン26が摺動自在に設けられる。ピストン26の中心には軸線方向に沿って長尺な棒状の芯部材28が設けられ、芯部材28の両端部には雄ねじ30a、30bが形成される。前記芯部材28の外周には磁性体としての鉄等の材料で形成された複数のリング部材32が設けられ、それぞれのリング部材32の間にはリング部材32より僅かに小さい径の駆動用磁石34が挟持され、それぞれの駆動用磁石34はリング部材32によって隔離される。駆動用磁石34はそれぞれ一方の面がN極、他方の面がS極に形成され、隣接する駆動用磁石34は互いにその極性が反対方向となるように配設される。従って、隣接するリング部材32の外周には、N極、S極の磁界が交互に発生する。
【0021】
前記芯部材28の外周にはリング部材32および駆動用磁石34を挟持して円筒部材36a、36bが嵌装され、ナット38a、38bを雄ねじ30a、30bに螺入することにより円筒部材36a、36b、リング部材32および駆動用磁石34が一体的に組み付けられる。円筒部材36a、36bの外周にはシリンダチューブ16の内周に摺動自在なブシュ40a、40bが設けられる。また、一方の円筒部材36bの外周にはパッキン42が設けられ、パッキン42によって、シリンダチューブ16に導入される圧力流体の漏洩が遮断される。従って、シリンダチューブ16の内側はピストン26によって一端側の室44aと他端側の室44bとに分離されている。ピストン26の端部にはダンパ46a、46bが設けられ、ピストン26が変位して蓋部材22a、22bに衝突する際の衝撃をダンパ46a、46bによって吸収する。ピストン26には、ダンパ46a、46bに代えてエアダンパ(図示せず)を設けると、ピストン26が蓋部材22a、22bに衝突する際の衝撃をより効率的に吸収するとともに、発塵を防止することが可能となる。
【0022】
スライダ18には、図2に示すように、基台12に対向してガイドブロック(案内子)50が固着され、ガイドブロック50は基台12に固着されたガイドレール(案内部材)52に摺動自在に係合する。スライダ18にはその長手方向に沿ってシリンダチューブ16が挿通する孔部54と、該孔部54に連通し、支持用リブ14が挿通するスリット56が画成される。孔部54の内部には磁性体により形成されたヨーク58が挿入される。ヨーク58は断面略C字状に形成され、スライダ18がガイドブロック50およびガイドレール52によって支持されることにより、ヨーク58はシリンダチューブ16、支持用リブ14から若干離間して保持される。ヨーク58の一端部は、図3に示すように、Cリング60により位置決めされ、また、ヨーク58の他端部はスライダ18に固着されたエンド部材62によって抜け止めされる。エンド部材62の内周はシリンダチューブ16の外周から若干離間している。ヨーク58の内周部には複数の凸部64が形成され、凸部64はリング部材32の外周に発生した駆動用磁石34の磁気により引きつけられる。
【0023】
第1の実施の形態に係るロッドレスシリンダ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0024】
図示しない電磁弁を作動させ、一方のポート24aに圧力流体を導入し、他方のポート24bを大気圧開放状態にすると、シリンダチューブ16の室44aにポート24aから圧力流体が導入され、この圧力流体の圧力により、ピストン26は矢印A方向に摺動する。このため、駆動用磁石34が変位してリング部材32の外周に発生した磁気によりヨーク58の凸部64が引きつけられ、スライダ18がシリンダチューブ16に沿って矢印A方向に変位する。また、図示しない電磁弁を作動させ、一方のポート24aを大気圧開放状態にして他方のポート24bに圧力流体を導入すると、室44bに圧力流体が導入され、ピストン26は矢印B方向に摺動する。このため、前記と同様に、ヨーク58がリング部材32の磁気に引きつけられてスライダ18が矢印B方向に変位する。
【0025】
第1の実施の形態のロッドレスシリンダ10によれば、スライダ18の変位範囲を大きくするためにシリンダチューブ16を長く形成すると、シリンダチューブ16にはその自重により撓曲する力が付与される。ところが、シリンダチューブ16は支持用リブ14によって支持されているため、シリンダチューブ16が撓曲してしまうことが防止される。従って、ヨーク58とシリンダチューブ16とが接触することがなく、シリンダチューブ16を長尺に形成することが可能であり、スライダ18の変位範囲を容易に拡大することができる。
【0026】
また、ロッドレスシリンダ10を真空等の環境下で使用した場合に、磁石から発生する微量なガスがロッドレスシリンダ10の外部に飛散する懸念がないため、真空環境を汚染することがなく、真空環境下におけるワークの搬送等に用いることが可能である。また、例えば、ベーキング工程等の高温環境下のように、磁石の性能が低下する環境の場合、ピストン26の駆動用磁石34はシリンダチューブ16によって高温環境から隔離されているため、それほど高温になることがない一方、スライダ18には磁石が用いられていないため、このような環境下にあってもこのロッドレスシリンダ10を使用することができる。
【0027】
このとき、ガイドレール52およびガイドブロック50の摺動部に、ロッドレスシリンダ10が使用される環境の真空度に応じた潤滑方法(例えば、グリース、固体潤滑剤等)を使用すると、ガイドレール52とガイドブロック50との摺動に起因する発塵を防止することが可能となる。さらに、ガイドレール52、ガイドブロック50を、このロッドレスシリンダ10が使用される環境に対応して腐食を防止する材料により形成すると、発塵を一層減少させることができ好適である。
【0028】
次に、第2の実施の形態に係るロッドレスシリンダ100について、図4を参照して説明する。なお、上述した第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0029】
このロッドレスシリンダ100は、基本的には長尺な基台102と、基台102の長手方向に沿って設けられた2本のシリンダチューブ106a、106bと、シリンダチューブ106a、106bに沿って変位するスライダ108とを備える。
【0030】
基台102の両端部にはエンドプレート110a、110bが固着され、エンドプレート110a、110bには、図5に示すように、シリンダチューブ106a、106bの両端部を閉塞する蓋部材112a、112bが固着される。蓋部材112a、112bにはシリンダチューブ106a、106bの内部に連通するポート114a、114bが形成され、ポート114a、114bは図示しない電磁弁を介して圧力流体供給源に接続される。
【0031】
基台102の下部には、図6に示すように、その長手方向に沿ってこのロッドレスシリンダ100を他の機器等に取り付けるための溝部116a、116bが画成される。基台102の上部には突出部117が形成される。突出部117の両側部にはシリンダチューブ106a、106bに一体的に形成された支持用リブ118a、118bの係合部119a、119bが固着され、支持用リブ118a、118bは基台102に対して傾斜して配置される。突出部117の上部にはガイドレール(案内部材)120が固着され、ガイドレール120にはスライダ108に固着されたガイドブロック(案内子)122が摺動自在に係合する。スライダ108にはシリンダチューブ106a、106bおよび支持用リブ118a、118bが挿通する凹部124a、124bが画成され、凹部124a、124bには磁性体により形成されたヨーク126a、126bが挿入される。ヨーク126a、126bの一端部は、図5に示すように、Cリング128a、128bによって位置決めされ、また、ヨーク126a、126bの他端部はエンド部材130a、130bによって抜け止めされる。ヨーク126a、126bの内周部には複数の凸部132が形成され、凸部132はピストン26のリング部材32の外周に発生した駆動用磁石34の磁気により引きつけられる。
【0032】
第2の実施の形態に係るロッドレスシリンダ100は以下のように用いられる。
【0033】
図示しない電磁弁を作動させ、一方のポート114aに圧力流体を導入し、他方のポート114bを大気圧開放状態にすると、シリンダチューブ106a、106bの室44aにポート114aから圧力流体が導入され、この圧力流体の圧力により、ピストン26は矢印A方向に摺動する。このため、駆動用磁石34が変位してリング部材32の外周に発生した磁気によりヨーク126a、126bの凸部132が引きつけられ、スライダ108がシリンダチューブ106a、106bに沿って矢印A方向に変位する。また、図示しない電磁弁を作動させ、一方のポート114aを大気圧開放状態にして他方のポート114bに圧力流体を導入すると、室44bに圧力流体が導入され、ピストン26は矢印B方向に摺動する。このため、前記と同様に、ヨーク126a、126bがリング部材32の磁気に引きつけられてスライダ108が矢印B方向に変位する。
【0034】
このロッドレスシリンダ100のシリンダチューブ106a、106bは支持用リブ118a、118bによって支持されているため、スライダ108の変位範囲を大きくするためにシリンダチューブ106a、106bを長く形成しても、シリンダチューブ106a、106bが撓曲する懸念がない。従って、シリンダチューブ106a、106bを長尺に形成してもヨーク126a、126bに形成された凸部132とシリンダチューブ106a、106bとが接触する懸念がなく、スライダ108の変位範囲を容易に拡大することができ、シリンダチューブ106a、106bとヨーク126a、126bに形成された凸部132との接触に起因して発塵する懸念もなくなる。
【0035】
また、ワークが軽量な場合、一方のシリンダチューブ106a(または106b)のみを利用してスライダ108を変位させることができる。このため、圧力流体の消費量を節約することが可能となり、ロッドレスシリンダ100の運転コストを低廉化することができる。従って、一方のシリンダチューブ106a(または106b)のみでワークを搬送するか、両方のシリンダチューブ106a、106bを使用してワークを搬送するかを選択することができ、ワークの重量に対応する適正な保持力および圧力流体消費量に設定することが可能である。さらに、一方のシリンダチューブ106a(または106b)のみでワークを搬送する場合、一方のシリンダチューブ106a(または106b)にのみピストン26を設ければよく、ロッドレスシリンダ100の製造コストを低廉化することが可能となる。
【0036】
次いで、第3の実施の形態に係るロッドレスシリンダ200について、図7を参照して説明する。
【0037】
このロッドレスシリンダ200は、基本的には、長尺な基台202と、図8に示すように、基台202の長手方向に沿って固着され、略水平方向に延在する支持用リブ204によって支持されたシリンダチューブ206と、シリンダチューブ206に沿って変位するスライダ208とを備える。
【0038】
基台202はアルミニウムの如き材料で押出成形される。基台202は長手方向に沿って互いに平行な側板212a、212bを有し、側板212aと212bとの間にはシリンダチューブ206の外周に沿って湾曲する湾曲部214および平坦なガイド部218が形成され、ガイド部218にはガイドレール216が固着される。一方の側板212aには長手方向に沿って磁気センサ用溝部220が画成され、磁気センサ用溝部220にはスライダ208の位置検出用の磁気センサ222が装着される。また、基台202にはその長手方向に沿って圧力流体が流通する通路223、通路224が画成される。
【0039】
他方の側板212bには溝部226が画成され、溝部226にはシリンダチューブ206の支持用リブ204に形成された係合部228が係合する(図8、図9参照)。係合部228は断面略四角形状に形成される。係合部228には固定ブロック230に形成された段部232が係合し、固定ブロック230が側板212bにねじ234により締結されることによりシリンダチューブ206が側板212bに固定される。
【0040】
基台202の両端部にはエンドプレート236a、236bがねじ238によって固着され、エンドプレート236a、236bにはこのロッドレスシリンダ200を機器等に取り付けるためのねじ(図示せず)が挿通する孔部240が画成される(図7参照)。エンドプレート236a、236bの一方の側部には基台202の磁気センサ用溝部220に連通する溝部243が画成される。エンドプレート236a、236bのスライダ208側の面には凹部241が画成され、凹部241には樹脂製のダンパ242が該エンドプレート236a、236bから若干突出するように挿入される(図10参照)。
【0041】
エンドプレート236a、236bにはシリンダチューブ206の孔部256に連通する凹部258a、258bが画成される。凹部258a、258bを構成する壁部にはねじ孔260が画成される。凹部258a、258bにはインナーカバー(位置決め部材)262の一端側が挿入され、該インナーカバー262の他端側はシリンダチューブ206の孔部256に挿入される。インナーカバー262にはねじ孔260に螺合する調整ねじ部264が形成される。このため、調整ねじ部264を回転させると、インナーカバー262が凹部258a、258bに沿って変位する。インナーカバー262の外周にはフランジ部266が形成され、一方、エンドプレート236a、236bにはフランジ部266が変位可能な凹部267が形成される。従って、フランジ部266は凹部267を構成する段部268とシリンダチューブ206の端部との範囲で変位可能であり、インナーカバー262の変位範囲が段部268、シリンダチューブ206の端部により規制される。エンドプレート236a、236bにはインナーカバー262の位置を固定するためのねじ270が設けられる。
【0042】
インナーカバー262の外周には溝部274が周回して形成され、一方、インナーカバー262の内部には軸線方向に沿ってシリンダチューブ206側に開口する室276が画成され、溝部274と室276とは通路278a、278bによって連通する。一方のインナーカバー262の溝部274は、図11に示すように、エンドプレート236aに形成された通路248aを介して該エンドプレート236aの側面244aに形成されたポート249aと端面245aに形成されたポート249bとに連通する。また、通路248aは基台202の通路224、エンドプレート236bに形成された通路248bを介して該エンドプレート236bの側面244bに形成されたポート249cと端面245bに形成されたポート249dとに連通する。さらに、他方のインナーカバー262の溝部274はエンドプレート236bに形成された通路246bを介して側面244bに形成されたポート247cと端面245bに形成されたポート247dとに連通するとともに、基台202の通路223、エンドプレート236aに形成された通路246aを介して側面244aに形成されたポート247aと端面245aに形成されたポート247bに連通する。このため、ポート249a乃至249dのいずれか一つに図示しない圧力流体供給源を接続することにより、シリンダチューブ206の一端側に設けられたインナーカバー262の室276に圧力流体を供給することができ、同様に、ポート247a乃至247dのいずれか一つに圧力流体供給源を接続することにより、シリンダチューブ206の他端側に設けられたインナーカバー262の室276に圧力流体を供給することができる。なお、使用されないポート247a乃至247d、249a乃至249dは栓部材(図示せず)により閉蓋される。通路246b、248aおよび248bは該通路246b、248a、248bの鉛直方向に向かう部位を形成するための孔部252を介してエンドプレート236a、236bの下部に開口するが、この開口部位は鋼球250を圧入することにより閉蓋される。
【0043】
凹部258a、258bを構成する壁部にはインナーカバー262に当接するOリング280a、280bが設けられ、一方、インナーカバー262の外周にはシリンダチューブ206の内壁に当接するOリング282が設けられる。Oリング280a、280bは溝部274に供給された圧力流体が凹部258a、258bを構成する壁部とインナーカバー262の外周との間隙から漏洩することを防止し、Oリング282はシリンダチューブ206の内周とインナーカバー262の外周との隙間から圧力流体が漏洩することを防止する。また、室276を構成する壁部にはOリング283が設けられる。
【0044】
シリンダチューブ206はアルミニウムの如き材料で押出成形により支持用リブ204と一体的に形成される。シリンダチューブ206の内部にはピストン284が摺動自在に設けられる。ピストン284には、上述した第1、第2の実施の形態に係るロッドレスシリンダ10、100と同様に、複数のリング部材32と駆動用磁石34とが交互に配設される。リング部材32、駆動用磁石34の内部には図示しないシャフトが挿通され、シャフトの両端部には棒部材294がピストン284の長手方向に沿って固着される。リング部材32、駆動用磁石34は円柱部材290によって挟持される。円柱部材290の外周にはシリンダチューブ206の内周に摺動自在なブシュ291が設けられる。また、円柱部材290の外周にはシリンダチューブ206の内周に当接するパッキン292が設けられ、シリンダチューブ206の内部はピストン284によって一端側の室296aと他端側の室296bとに分離されている。
【0045】
棒部材294はインナーカバー262の室276に挿入可能に構成され、棒部材294が室276に進入すると室296a、296b内の圧力流体が圧縮され、円柱部材290の端面が押圧される。棒部材294の端部は徐々に縮径して形成され、棒部材294の外周にはその軸線方向に沿って複数の溝部302が画成される。溝部302を構成する底部は棒部材294の端部に向かって傾斜して形成される。
【0046】
スライダ208の下部にはシリンダチューブ206を覆うように湾曲部312が形成され(図8参照)、湾曲部312には、略C字状に形成され、磁性体からなるヨーク314および被駆動用磁石316が交互に配設される。ヨーク314、被駆動用磁石316はスペーサ322によって挟持される(図10参照)。スライダ208の湾曲部312には板状の固定部材318がヨーク314、被駆動用磁石316の端部に当接するようにねじ320で締結され、固定部材318はヨーク314、被駆動用磁石316およびスペーサ322をスライダ208に装着する際の位置ずれを防止する。
【0047】
スライダ208の下部にはガイドレール216に摺動自在に係合するガイドブロック(案内子)324が固着され、ガイドレール216およびガイドブロック324によりヨーク314、被駆動用磁石316がシリンダチューブ206の外周に接触しないように保持される。スライダ208の一方の縁部近傍には穴部325がロッドレスシリンダ200の長手方向に沿って画成され、穴部325には位置検出用の磁石326が挿入される(図12参照)。このため、スライダ208が変位して磁石326が磁気センサ222に接近すると、磁気センサ222はこれを示す信号を出力する。
【0048】
スライダ208の端部にはエンド部材328が固着され、エンド部材328はヨーク314、被駆動用磁石316およびスペーサ322の脱落を防止する。
【0049】
スライダ208の上部は両側部が上方に突出して取付部330a、330bが形成され、取付部330a、330bには複数のワーク取付用ねじ孔332が画成される(図7参照)。また、一方の取付部330aにはワークの位置決め用の溝部334が画成され、他方の取付部330bにはピン穴336が画成される。
【0050】
ロッドレスシリンダ200にはエンドプレート236aと236bとの間にトップカバー340が橋架され、スライダ208の取付部330a、330bはトップカバー340の側部から上方に突出する。トップカバー340はねじ342によって該エンドプレート236a、236bに締結される。トップカバー340はアルミニウムの如き材料により形成され、その上面にはその長手方向に沿って溝部348が形成される。また、トップカバー340の下面にはトップカバー340の強度を向上するためにその長手方向に沿って複数の補強部346が形成される。
【0051】
ロッドレスシリンダ200は、シリンダチューブ206やガイドレール216、ガイドブロック324等が基台202、側板212a、212bおよびトップカバー340の内部に収められるように構成されているため、ロッドレスシリンダ200の外部に塵埃等が飛散することを抑制することができる。
【0052】
第3の実施の形態に係るロッドレスシリンダ200は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0053】
先ず、ポート247a乃至247dのいずれか一つと、ポート249a乃至249dのいずれか一つとを図示しない電磁弁を介して圧力流体供給源に接続する。この場合、例えば、エンドプレート236aに設けられたポート247a、249aを電磁弁に接続した後、エンドプレート236aの他のポート247b、249bとエンドプレート236bのポート247c、247d、249c、249dを栓部材(図示せず)により閉蓋する。このように、ロッドレスシリンダ200の一端側の側面244a、端面245a、他端側の側面244b、端面245bのいずれかに形成されたポート247a乃至247dのいずれか一つとポート249a乃至249dのいずれか一つを使用すればよいため、配管の自由度が向上する。
【0054】
また、インナーカバー262の調整ねじ部264を回転させて該インナーカバー262を軸線方向に変位させ、ピストン284の停止位置を微調整する(図10参照)。このため、スライダ208の停止位置が微調整される。
【0055】
以上のような準備段階を経て、図示しない電磁弁を作動させ、一方のポート249aに圧力流体を導入し、他方のポート247aを大気圧開放状態にすると、圧力流体は通路248aからインナーカバー262の溝部274、通路278a、278bを介して室276に導入され、さらにまた、棒部材294の溝部302を通って室296aに導入される。このため、圧力流体の圧力によりピストン284が矢印B方向に摺動し、駆動用磁石34が変位してその磁気によりヨーク314が引きつけられ、スライダ208がシリンダチューブ206に沿って矢印B方向に変位する。
【0056】
ピストン284がエンドプレート236b側の端部に接近すると、棒部材294がインナーカバー262の室276に進入し、室296b内の圧力流体がピストン284に圧縮されてこの圧力によりピストン284の端面を押圧し、ピストン284の変位速度が減速される。このため、スライダ208はストローク端で急激に停止することがなく、その衝撃による発塵が防止される。
【0057】
そして、ピストン284の円柱部材290の端部がインナーカバー262に当接して該ピストン284が停止し、スライダ208も停止する。
【0058】
図示しない電磁弁を作動させ、一方のポート249aを大気圧開放状態にして他方のポート247aに圧力流体を導入すると、圧力流体は通路246aから通路223、246b、溝部274、通路278a、278bおよび室276を介して室296bに圧力流体が導入され、ピストン284は矢印A方向に摺動する。このため、前記と同様にして、スライダ208が矢印A方向に変位する。
【0059】
第3の実施の形態に係るロッドレスシリンダ200によれば、第1、第2の実施の形態に係るロッドレスシリンダ10、100と同様に、シリンダチューブ206が支持用リブ204によって支持されているため、シリンダチューブ206を長く形成しても該シリンダチューブ206が撓曲する懸念がなく、スライダ208の変位範囲を容易に拡大することができる。また、シリンダチューブ206と被駆動用磁石316、ヨーク314との接触に起因する発塵の懸念がない。
【0060】
また、シリンダチューブ206の支持用リブ204が水平方向に延在しているため、ロッドレスシリンダ200の高さ方向の寸法を抑制することができ、低重心で安定した変位動作を営むことが可能となる。
【0061】
さらに、ロッドレスシリンダ200の一端側の側面244a、端面245a、他端側の側面244b、端面245bのいずれかに形成されたポート247a乃至247dのいずれか一つとポート249a乃至249dのいずれか一つを選択して使用すればよいため、配管の自由度が向上し、配管作業が容易になる。
【0062】
【発明の効果】
本発明に係るロッドレスシリンダによれば、以下のような効果ならびに利点が得られる。
【0063】
シリンダチューブが、該シリンダチューブに一体成形された支持用リブによって支持されているため、前記シリンダチューブをアルミニウムから軸線方向に沿って長尺に形成してもシリンダチューブが撓曲する懸念がなく、スライダの変位範囲を容易に拡大することが可能である。また、シリンダチューブを長尺に形成してもスライダをシリンダチューブに対して非接触に保持することができ、発塵を低減することができる。
【0064】
さらに、シリンダチューブ内の一端側と他端側のそれぞれの室に連通するポートを、ロッドレスシリンダの一端側の側面および端面、他端側の側面および端面にそれぞれ形成することにより、これらのポートのいずれかを選択して使用してロッドレスシリンダを駆動すればよく、配管の自由度が向上し、配管作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るロッドレスシリンダの斜視図である。
【図2】図1のロッドレスシリンダのII−II線断面図である。
【図3】図1のロッドレスシリンダのIII−III線断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るロッドレスシリンダの斜視図である。
【図5】図4のロッドレスシリンダのV−V線断面図である。
【図6】図5のロッドレスシリンダのVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るロッドレスシリンダの斜視図である。
【図8】図7のロッドレスシリンダのVIII−VIII線断面図である。
【図9】図7のロッドレスシリンダに使用されるシリンダチューブの取付状態を示す一部拡大斜視図である。
【図10】図7のロッドレスシリンダのX−X線断面図である。
【図11】図7のロッドレスシリンダに形成された通路およびポートを示す一部省略斜視図である。
【図12】図7のロッドレスシリンダの側面図である。
【符号の説明】
10、100、200…ロッドレスシリンダ
12、102、202…基台
14、118a、118b、204…支持用リブ
16、106a、106b、206…シリンダチューブ
18、108、208…スライダ
26、284…ピストン
34…駆動用磁石
50、122、324…ガイドブロック
52、120、216…ガイドレール
58、126a、126b、314…ヨーク
223、224、246a、246b、248a、248b、278a、278b…通路
24a、24b、114a、114b、247a〜247d、249a〜249d…ポート
Claims (12)
- 溝部を有し、長尺に形成される基台と、
アルミニウムから軸線方向に沿って長尺に形成され、前記溝部に係合される係合部を有する支持用リブが長手方向に沿って一体成形されたシリンダチューブと、
前記シリンダチューブの内部に配設され、該シリンダチューブの長手方向に沿って摺動自在なピストンと、
前記シリンダチューブの両端部を閉塞し、前記ピストンが当接可能な位置決め部材と、
前記基台及びシリンダチューブの両端部に設けられ、前記位置決め部材の挿入される孔部を有するエンドプレートと、
前記ピストンに配設された駆動用磁石と、
を備え、
前記位置決め部材は、前記エンドプレートのねじ孔に螺合される調整ねじ部と、外周面から突出して前記エンドプレートの内周面に設けられた凹部に収容されるフランジ部とを備え、前記凹部内において前記フランジ部が前記シリンダチューブの端部に当接することにより長手方向に沿った変位が規制されることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記支持用リブには基台を介して前記シリンダチューブと平行に案内部材が連設され、一方、前記スライダには前記案内部材に摺動自在に係合する案内子が設けられ、前記スライダは前記案内部材および前記案内子によって前記シリンダチューブと非接触状態に保持されることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記スライダには磁石が設けられ、一方、前記支持用リブが設けられた基台には前記磁石の磁気を検出することで前記スライダを検出するための磁気センサが設けられることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記シリンダチューブの端部には蓋部材が設けられ、一方、前記ピストンにはダンパが設けられ、前記ピストンが前記蓋部材に衝突する際の衝撃を前記ダンパによって吸収することを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記シリンダチューブの端部にはエンドプレートが設けられ、前記エンドプレートにはダンパが設けられ、前記スライダが前記エンドプレートに衝突する際の衝撃を前記ダンパによって吸収することを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記シリンダチューブの端部には前記ピストンの変位作用下に圧力流体が圧縮される室が形成され、前記室内の圧縮された前記圧力流体の圧力により前記ピストンを押圧してその変位速度を減少させることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記シリンダチューブ内にはピストンによって隔離される一端側の室と他端側の室が形成され、前記一端側と前記他端側のそれぞれの室に連通するポートが前記ロッドレスシリンダの両端側に設けられることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記シリンダチューブ内にはピストンによって隔離される一端側の室と他端側の室が形成され、前記一端側と前記他端側のそれぞれの室に連通するポートが前記ロッドレスシリンダの側面と端面とに設けられることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記支持用リブは鉛直方向に延在して配置されることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記支持用リブは水平方向に延在して配置されることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記支持用リブは傾斜方向に延在して配置されることを特徴とするロッドレスシリンダ。 - 請求項1記載のロッドレスシリンダにおいて、
前記ロッドレスシリンダには前記支持用リブを備える前記シリンダチューブが複数設けられ、前記支持用リブが相互に連結されることを特徴とするロッドレスシリンダ。
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