JP4054907B2 - カメラと腕時計のリンクシステム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラと腕時計のリンクシステムに関する。詳しくは、時刻情報だけでなく画像などのイメージ情報も表示可能な表示装置を備えた腕時計とカメラのリンクシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画素数の多い表示装置(一般に液晶ディスプレイ)を備えた腕時計が普及している。この種の腕時計は、その表示性能を最大限に活かして、時刻情報のみならず、住所録や予定表などの文字情報ないしは画像などのイメージ情報までも幅広く表示できるものが多い。
他方、携帯型のデジタルカメラ(以下、単に「デジタルカメラ」という)も普及している。デジタルカメラは旅行や登山などに携行し、様々な場面の画像を撮影して電子的に記録することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる腕時計とデジタルカメラは、どちらも携行型の電子機器であるが、今まで両者を組み合わせて利用するという考え方がなかったため、一方を時刻確認用に、他方を画像の記録用に使用しているにすぎず、いずれも単一の利用価値しかないという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、カメラと腕時計を組み合わせてシステム的に利用できるようにし、以って表示装置を備えた腕時計の新しい使い方を模索することを目的とするものであり、特に、画像表示機能を有する腕時計とカメラを通信的にリンクさせて、新しい使い方を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の手段は次の通りである。
(1) 請求項1記載の発明では、被写体の画像を電子的に記録する記録手段および該記録画像を無線電波に乗せて送信する送信手段を備えたカメラと、
前記カメラに対して画像の要求信号を送信する要求手段、計時手段、該計時手段によって計時された現在時刻と画像を表示可能な表示手段、前記要求信号に応答して近傍に位置するカメラから送信された無線電波を受信して前記画像を再生する再生手段および再生された画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えた腕時計と、を含むカメラと腕時計のリンクシステムであって、
前記腕時計の要求手段は、前記計時手段によって計時された現在時刻が特定の設定日付・時刻になったときに前記カメラに対して画像の要求信号を送信し、前記腕時計の再生手段は、その要求信号に応答して前記カメラから送られてきた画像を再生し、前記腕時計の表示制御手段は、再生された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とするカメラと腕時計のリンクシステムを提供する。
【0005】
(2) 請求項2記載の発明では、前記カメラの送信手段は、前記撮像された画像の情報量を減らしたサムネイルを送信することを特徴とする請求項1記載のカメラと腕時計のリンクシステムを提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
ここで、本発明の意図する範囲は、実施の形態に記載する電子スチルカメラに限定されない。画像記録を電子的に行うものであればよく、例えば、動画カメラであってもよいし、撮像機能が付いた携帯情報端末、電子手帳、パーソナルコンピュータ等でもよい。また、腕時計とは、必ずしも“腕”に装着するタイプの時計のみを意味しない。専ら時刻の確認に用いられるものであって、かつ、携行できる形状を有しているものであればよい。
また、「画像」という用語は汎用的に用いており、撮像されたアナログビデオ信号、輝度・色差合成された画像信号、JPEG形式などに圧縮された信号、通信のために変調された信号、情報量を減らしたサムネイル、液晶ディスプレイに表示される画像等を含むものとする。
【0022】
<カメラと腕時計のリンク構成>
しかして、図1は、実施の形態のカメラと腕時計のリンクシステムの構成図であり、1は画像記録を電子的に行うデジタルカメラなどのいわゆる電子スチルカメラであって、1aは正面斜め上から見た図、1bは背面から見た図である。101はシャッター、102は液晶ディスプレイ、103は音声を入力するためのマイク、104は音声を出力するためのスピーカである。また、2は腕時計であり、200は腕時計の液晶ディスプレイ、210は音声を入力するためのマイク、220は音声を出力するためのスピーカである。
【0023】
これらの電子スチルカメラ1および腕時計2は、以下の説明でも明らかになるが、各々無線3によるワイヤレス通信機能を有しており、例えば、電子スチルカメラ1で記録した画像情報を腕時計2へ送信し、その画像情報を腕時計2の液晶ディスプレイ200に表示できるようになっている。また、腕時計2から電子スチルカメラ1側への送信機能も持っている。電子スチルカメラ1から腕時計2への送信態様は、一つの画像情報を1台の腕時計2に1回だけ送信する単一の送信態様はもちろんのこと、複数台の腕時計に対して同一の画像情報を連続的または同報的に送信する態様を含めてもよい。
なお、通信方式は後で触れるが公知の通信方式を用いることができるので、詳述はしない。また、電子スチルカメラ1のアンテナは図1では図示していない。電子スチルカメラ1側から一方的に送信することも考えられるし、腕時計2から応答信号を返してリンクを張ることも考えられる。無線LANを構築することもできる。指向性の問題はあるが赤外線通信でも良い。
【0024】
<電子スチルカメラの構成>
図2は、電子スチルカメラ1のブロック図である。この図において、10は写真レンズ、11は写真レンズ10の光軸上に設けられた絞り機構、12は絞り機構11の駆動部、13は絞り機構11を通過した光を受けて被写体の撮像信号を出力する撮像素子(以下「CCD」)、14はCCD13を駆動するためのドライバ、15はCCD13の電荷蓄積時間(撮像時間)を制御する信号などの各種タイミング信号を発生するタイミング発生器(略号:TG)、16はCCD13からの撮像信号をサンプリングしてノイズを除去するサンプルホールド回路(略号:S/H)、17はノイズ除去後の撮像信号をディジタル信号に変換するアナログディジタル変換器(略号:A/D)である。なお、撮像素子(イメージセンサ)はCCDに限らずC−MOS、撮像管等他の素子でも良い。
【0025】
また、18はA/D17の出力から輝度・色差合成信号(以下「画像信号」)を生成するカラープロセス回路、19はビデオトランスファー回路、20は画像信号を保持するバッファメモリ、21は画像信号を所定の符号化方式(一般にJPEG方式)で圧縮/伸長処理する圧縮・伸張回路、22は被写体の明るさを測定する測光センサ、23は圧縮処理された画像信号を記録する固定または取り外し可能なフラッシュメモリである。バッファメモリ20は少なくとも1画面分の画像を記憶する領域を有している。複数画面分の記憶領域を持たせ、撮像した画像を順次記憶していき、後で圧縮処理を行うようにすると速写が可能となる。また、フラッシュメモリ23には圧縮画像を保存する態様と、非圧縮画像を保存する態様がある。サムネイルも保存できる。
【0026】
また、24はプログラムROM24aに格納された制御プログラムをワークRAM24b上で実行して画像の記録や再生制御並びにこれらの制御に付帯する各種制御処理を行うCPUである。ワークRAM24bと前記バッファメモリ20とは同じメモリを用いても良いし役割分担を変えても良い。
また、25はシャッターキー101や転送キー105などの各種キー操作に応答してキー入力信号発生するキー入力部、26はバッファメモリ20に保持されている画像信号を表示に適した信号形式に変換するディジタルビデオエンコーダ、102はディジタルビデオエンコーダ26からの信号を表示する画像モニター用の液晶ディスプレイ、30はアンテナ31を介して外部装置(腕時計2)との間のデータ送受を行う変調回路を備えた通信部、32は各部を接続するバスである。
また、40は時計回路であり、日付、時刻情報を記憶する。計時処理はCPU24が行い、計時された日付・時刻情報が定期的に書き換えられるものである。41は電源回路で、電池及び2次電池の電力を各部に供給する。
50はリモコンで、リモコン受信部51との間で信号をやりとりする。リモコン受信部51はCPU24によって制御されるものである。リモコン50によってシャッター操作などを行うことができる。
【0027】
このような構成を有する電子スチルカメラ1は、キー入力部25の所定のキー操作により、画像の記録モードと再生モードとに切替えることができ、さらに記録モードは、CCD13から周期的に取り出される撮像信号を表示に適した信号に変換して液晶ディスプレイ102に順次表示するスルーモードと、シャッタキー101を操作して所望の撮像信号をフラッシュメモリ23に記録するキャプチャモードとに分けることができる。
【0028】
<スルーモード>
スルーモードでは、写真レンズ10の後方に配置されたCCD13がドライバ14からの信号で駆動され、写真レンズ10で集められた被写体像が一定周期毎に光電変換されて1画像分の信号が出力される。そして、この信号がS/H16でサンプリングされ、A/D17でディジタル信号に変換された後、カラープロセス回路18で画像信号が生成される。この画像信号は、ビデオトランスファー回路19を介してバッファメモリ20に転送され、同バッファへの転送完了後に、ビデオトランスファー回路19によって読み出され、ディジタルビデオエンコーダ26を介して液晶ディスプレイ102に送られ、スルー画像として表示される。
【0029】
<キャプチャーモード>
この状態でカメラの向きを変えると、液晶ディスプレイ102に表示されているスルー画像の構図が変化し、適宜の時点(所望の構図が得られた時点)でシャッターキーを“半押し”して露出とフォーカスを自動若しくは手動でセットした後、“全押し”すると、キャプチャーモードに切り替わり、バッファメモリ20の画像バッファに保存されている画像信号がその時点の画像信号で固定され、かつ液晶ディスプレイ102に表示されているスルー画像も同時点の画像で固定される。そして、その時点でバッファメモリ20の画像バッファに保存されている画像信号は、ビデオトランスファー回路19を介して圧縮・伸長回路21に送られ、輝度情報と色差情報の各コンポーネント毎に8×8画素の基本ブロックと呼ばれる単位でJPEG符号化された後、フラッシュメモリ23に記録(キャプチャ)される。
【0030】
<再生モード>
また、再生モードでは、CCD13からバッファメモリ20までの経路が遮断されるとともに、最新のキャプチャー画像がフラッシュメモリ23から読み出され、圧縮・伸長回路21で伸張処理された後、ビデオトランスファー回路19を介してバッファメモリ20の画像バッファに送られる。そして、この画像バッファのデータがビデオトランスファー回路19とディジタルビデオエンコーダ26を介して液晶ディスプレイ102に送られ、再生画像として表示される。
再生画像は、キー入力部25の所定のキー、例えば、プラス(+)キーやマイナス(−)キーを操作することによって変更可能であり、また、所定の機能キーを操作することによって通信部30を介し外部へ送信することも可能である。
【0031】
<腕時計の構成>
図3は、腕時計2のブロック図である。この図において、201は正確な周期信号を発生する発振回路、202は発振回路201で発生した周期信号を分周して現在の日付と時刻を表す日時信号を発生する計時回路、203は日時合わせなどのキー信号を発生するキー入力部、200は表示部としての液晶ディスプレイ、205は計時機能および該機能に付帯する各種機能を実現するための制御プログラムを格納するメモリ、207はアンテナ、206は通信部、208は制御プログラムを実行して腕時計全体の制御を司る制御部である。
メモリ205は受信した画像を保存する領域を有しても良い。受信した画像はビデオスルーとして液晶ディスプレイ200に表示するのみで保存しないようにすれば記憶容量は少なくて済む。また、メモリ205に受信した画像を保存する場合、その画像内(のファイルヘッダ等)にまたは画像データを管理するファイルシステム等に画像の受信日時情報を保存しておくことが望ましい。ファイルシステム等の日時情報管理機能は、発明の要旨に記載の時刻または日付と画像とを関連付ける関連付け手段に相当する。日時情報は画像の一部にオーバラップさせて表示してもよいし、画像の管理等に利用してもよい。
液晶ディスプレイ200は、n×m画素の小型の平面表示装置であり、望ましくは、カラーもしくはモノクロ多階調表示が可能なものを用いる。
209はマイク210から入力された音声を取り込み、また、スピーカ211から音声を出力するための音声制御部である。212はリモコン送信部で、図2のリモコン50と同様の機能を有し、時計2からリモコン操作により電子スチルカメラ1を制御することができる。
【0032】
ここで、通信部206は、電子スチルカメラ1の通信部30と同一のプロトコルでワイヤレスのデータ接続を実現する。同プロトコルは、ワイヤレスであればよく、例えば、近距離ワイヤレスの常套技術である赤外線通信(IrDA)でも構わないが、IrDAの欠点(障害物に弱い)を考慮すると、指向性の少ないFM(周波数変調)やスペクトラム拡散等の無線通信技術の利用が好ましい。電子スチルカメラ1または腕時計2の一方がポケットや鞄の中に入っていても、データ接続を支障なく行うことができる。
【0033】
例えば、2.45ギガヘルツ帯の無線電波を用いて10m程度の近距離をカバーし、一対一の接続で最大721Kbpsの転送速度(転送レートは1Mbps;次期バージョンでは2Mbpsにアップ予定)を実現する「Bluetooth」と呼ばれる近距離用微弱送信出力のモバイル通信技術は採用が望ましい候補技術の一つである。現在0.5平方メートル程度の小型トランシーバモジュール(図2の通信部30と図3の通信部206に相当)を搭載するだけで実現できる。その他、64KbpsPHS用自営標準第3版規格とか、11MbpsのIEEE802.11HR DSSS等、無線LANの通信方式を適用できる。
【0034】
次に、作用を説明する。
図4は、電子スチルカメラ1の制御プログラムのフローチャートであり、記録モードの際にCPU24で実行されるプログラムの概略フローチャートである。このプログラムは、撮像画像をモニタとして液晶ディスプレイ102に表示するスルー画像の表示処理(S1)を行いながら、キー入力部25の所定のキー操作に応答してモード変更を判定(S2)し、モード変更がなければ、シャッターキー101の押し下げ操作(S3、S5)に応答して露出制御処理(S4)や画像記録処理(S6)を実行するというものであるが、モード変更がある場合は、変更先モードが再生モードであるか否かを判定(S7)し、再生モードであれば、図5の「再生モード制御」を実行する一方、そうでなければ、その他のモード選択処理を実行するというものである。ここでシャッターキー101の操作は、押し下げに限らずタッチキー、リモコン、コンピュータ制御などによっても良い。
【0035】
図5において、「再生モード制御」では、まず、i番目のキャプチャ画像をフラッシュメモリ23から読み出し、圧縮・伸張回路21で伸張処理した後、ディジタルビデオエンコーダ26を介して液晶ディスプレイ102に表示する(S11)。ここに、変数iの初期値は、フラッシュメモリ23に最後に格納されたキャプチャ画像の番号、すなわち、最後に記録された画像の番号である。
表示画像の変更を希望する場合(S12のYES判定)は、キー入力部25の所定のキー、例えば、プラス(+)キーやマイナス(−)キーを操作して変数iの値を更新(S13)した後、再び、i番目のキャプチャ画像をフラッシュメモリ23から読み出し、圧縮・伸張回路21で伸張処理した後、ディジタルビデオエンコーダ26を介して液晶ディスプレイ102に表示する(S11)。
【0036】
所望の画像表示を確認すると、次に、画像送信を行うか否かを判定する(S14)。この判定は、例えば、キー入力部25の所定キーの操作を判定することによって行う。画像送信を行わない場合(S14のNO判定)はそのままプログラムを終了するが、画像送信を行う場合(S14のYES判定)は、i番目のキャプチャ画像、すなわち、液晶ディスプレイ102に表示中のキャプチャ画像の縮小画像(サムネイル画像ともいう)を生成し、その縮小画像を通信部30を介して外部に送信した後、プログラムを終了する。ここに、縮小画像の大きさは、例えば、腕時計2の表示部43の表示サイズに適合する大きさであり、縮小率は、例えば、キャプチャ画像の画素数をM×Nとした場合、このM×Nを腕時計2の表示部43の画素数(n×m)に変換できる値である。
【0037】
図6は、腕時計2の制御部47で実行される計時制御プログラムの概略的なフローチャートである。このプログラムは、まず、計時回路41から日時信号を読み込み(S21)、次いで、通信部46で電子スチルカメラ1からのデータ受信ありか否かを判定し(S22)、データ受信なしであれば(S22のNO判定)、計時回路41から読み込んだ日時信号を用いて表示部43の日時表示を更新する(S23)。例えば、図7(a)は腕時計2の液晶ディスプレイ200における日時表示一例であり、この例では、“1999/08/11”の日付情報と“12:23”の時刻情報が表示されている。
一方、S22でデータ受信ありを判定した場合は、次に、適正な受信データであるか否かを判定(S24)し、適正な受信データであれば、受信データから画像を再生(S25)して、その再生画像を表示部43に表示する(S26)。例えば、図7(b)は腕時計2の液晶ディスプレイ200における画像表示の一例であり、この例では、人物の上半身を写した画像が表示されている。
【0038】
次に、異なる実施の態様について説明する。
図8はシャッターキー101の操作に応答して電子スチルカメラ1の画像を腕時計2に転送するフローでチャートある。このフローチャートでは、シャッターキー101の操作を検出(S31)すると、撮像処理を行う。すなわち、CCD13により撮像された画像を所定の処理を行ってバッファメモリ20に取り込み(ビデオスルー処理では繰り返しバッファメモリ20に取り込みながら表示処理を行う)(S32)、圧縮処理を行い(S33)、フラッシュメモリ23に記録する(S34)。この際、例えばJPEG形式に圧縮した画像とサムネイル画像とを対にして記録する。それとともに、圧縮された画像またはサムネイル画像を変調して送信する(S35)。
変調する画像は一旦フラッシュメモリ23に書き込んでから読み出しても良いし、フラッシュメモリ23への書き込みと平行してあるいは書き込みを行わずに、直接、変調・送信処理を行ってもよい。
【0039】
図9は、シャッターキー101の操作に応答して画像転送処理を行うのではなく、転送キー105の操作に応答して転送処理を行うフローチャートである。このフローチャートでは、まず、再生モードにする(S41)。そうするとフラッシュメモリ23に記録されている画像、一般的には最後に撮影した画像を読み出して伸張処理し、バッファメモリ20へ読み出す。サムネイルを一緒に若しくは先に読み出しても良い。そして液晶ディスプレイ102に表示する(S43)。ここで、画像を腕時計2に送りたいときに、転送キー105を操作する(S44)。すると、CPU24の制御により圧縮された画像またはサムネイル画像を変調して送信する(S45)。
【0040】
図10は、シャッターキー101や転送キー105などの人為的なキー操作に応答して画像を転送するのではなく、電子スチルカメラ1の時計回路40の計時データに応じて画像を転送するようにしたフローである。すなわち、電子スチルカメラ1の時計回路40の計時データを取り込み(S51)、その計時データが、例えば毎正時とか、特定の設定日付・時刻などになると(S52)、自動的に画像を送信(S53)するというものである。
図11は、カメラ側の計時手段40でなく、腕時計2側の計時回路202の計時データを用いて電子スチルカメラ1に対し、転送要求信号を送信するフローチャートである。すなわち、腕時計2の計時回路202の計時データを取り込み(S61)、その計時データが、例えば毎正時とか、特定の設定日付・時刻などになると(S62)、自動的に電子スチルカメラ1に対して画像の転送要求を出力(S63)するというものであり、転送要求信号を受信した電子スチルカメラ1が画像転送処理を行い、その転送画像を腕時計2で受信するというものである。
あるいは、図12に示すように、腕時計2の所定スイッチを押したとき(S71)に、電子スチルカメラ1に対して画像転送要求信号を発信(S72)する用に変形してもよい。
【0041】
以上のとおり、本実施の形態の電子スチルカメラ1および腕時計2によれば、電子スチルスチルカメラ1で任意の画像を再生中に、その再生画像の縮小画像データを無線送信することができ、かつ、無線電波の到達エリア内に前記腕時計2が存在していた場合に、その縮小画像データを腕時計2で受信して腕時計2の液晶ディスプレイ200に表示することができる。
【0042】
したがって、以下のシステム的な利用法を実現することができ、表示装置を備えた腕時計の新しい使い方を模索することができる。
(A) 図13(a)において、人物Aは前記電子スチルカメラ1と前記腕時計2を共に携行している。人物Aは、電子スチルカメラ1で撮影した画像を再生して確認する際に、電子スチルカメラ1の液晶ディスプレイ102でその画像を確認できるが、さらに、再生画像を送信することによって腕時計2の液晶ディスプレイ200で確認することもできる。この利用法によれば、腕時計2の液晶ディスプレイ200を電子スチルカメラ1のモニター画面(液晶ディスプレイ102)の代わりに使用することができる。
(B) 図13(b)において、人物Bは電子スチルカメラ1を携行し、人物Cは腕時計2を携行(装着)している。人物B、Cの距離が近く電波の到達範囲に位置している場合、電子スチルカメラ1から送信した画像データを人物Cの腕時計2で受信できる。この利用法によれば、人物B、C間の画像の受け渡しを簡単に行うことができる。また、人物B、Cが他人同士の場合には不特定な人への画像転送を行うことができ、例えば、雑踏の中での出会いゲームのような使い方をすることができる。
【0043】
なお、上記の実施の形態では、電子スチルカメラを例にしたが、これに限らない。画像を電子的に記録できる画像記録装置であればよく、前述のとおり、動画カメラにも適用できることはいうまでもない。
また、上記の実施の形態は、本発明の意図する範囲において様々に変形できることはもちろんである。例えば、腕時計2への送信画像をJPEG圧縮された画像データとしてもよい。この場合、腕時計2にJPEGの伸長機能を搭載しておくことは当然である。
【0044】
または、腕時計2への転送画像は、まとまった一つの画像データである必然性はなく、例えば、転送対象の画像のデータを複数に分割し、各分割データ毎に転送を行ってもよい。なお、画像データの分割は、画像データの先頭から固定長で行ってもよいし、画素分割、例えば、画像の2次元平面上を複数の領域(走査線単位でもよい)に分割して各領域に含まれる画素データを転送単位としてもよい。あるいは、画像の周波数成分を分割して各分割周波数成分のデータを転送単位としてもよい。画像の再生は、すべての転送データを受信してから行ってもよいし、転送データの受信毎に逐次に行ってもよい。
【0045】
または、腕時計2への転送画像は、電子スチルカメラ1の液晶ディスプレイ102に所定周期(一般に1/30秒周期)で表示されるスルー画像であってもよい。この場合、スルー画像をそのまま腕時計2への転送画像としてもよいが、スルー画像の間欠画像を転送画像としてもよい。
【0046】
または、腕時計2から電子スチルカメラ1の操作を行えるようにしてもよい。例えば、腕時計2から電子スチルカメラ1のズーム操作、露出操作、ピント合わせ操作、画質調整操作、画角調整操作、連写機能のオンオフ操作などを行えるようにしておくと、腕時計2を電子スチルカメラ1のリモコンとして利用できるので好ましい。さらに、パーソナルLANやネットワークゲームに適用することもできる。
【0047】
<実施態様の効果>
(1) 請求項1記載の発明では、被写体の画像を電子的に記録する記録手段および該記録画像を無線電波に乗せて送信する送信手段を備えたカメラと、
前記カメラに対して画像の要求信号を送信する要求手段、計時手段、該計時手段によって計時された現在時刻と画像を表示可能な表示手段、前記要求信号に応答して近傍に位置するカメラから送信された無線電波を受信して前記画像を再生する再生手段および再生された画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えた腕時計と、を含むカメラと腕時計のリンクシステムであって、
前記腕時計の要求手段は、前記計時手段によって計時された現在時刻が特定の設定日付・時刻になったときに前記カメラに対して画像の要求信号を送信し、前記腕時計の再生手段は、その要求信号に応答して前記カメラから送られてきた画像を再生し、前記腕時計の表示制御手段は、再生された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とするカメラと腕時計のリンクシステムを提供するので、カメラで撮影した画像を腕時計で確認することができる。
【0048】
(2) 請求項2記載の発明では、前記カメラの送信手段は、前記撮像された画像の情報量を減らしたサムネイルを送信することを特徴とする請求項1記載のカメラと腕時計のリンクシステムを提供するので、腕時計のディスプレイでカメラで撮影した画像のサムネイルを確認することができ、また、サムネイルであれば転送データ量も少なくて済む。
【0064】
【発明の効果】
本発明に係るカメラと腕時計のリンクシステムによれば、カメラで撮影した画像を近傍に位置する腕時計へ無線送信し、この腕時計の表示手段に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のシステム構成図である。
【図2】電子スチルカメラのブロック図である。
【図3】腕時計のブロック図である。
【図4】電子スチルカメラにおける記録モード制御プログラムのフローチャートである。
【図5】電子スチルカメラにおける再生モード制御プログラムのフローチャートである。
【図6】腕時計における計時制御プログラムのフローチャートである。
【図7】腕時計の表示例を示す図である。
【図8】電子スチルカメラにおけるシャッターキー操作時のフローチャートである。
【図9】電子スチルカメラにおける転送キー操作時のフローチャートである。
【図10】電子スチルカメラにおける計時による画像転送を示すフローチャートである。
【図11】時計における計時による画像転送要求を示すフローチャートである。
【図12】時計における所定スイッチによる画像転送要求を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態のシステム利用例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子スチルカメラ
2 腕時計
20 バッファメモリ
21 圧縮・伸張回路
23 フラッシュメモリ
24 CPU
24a プログラムROM
24b ワークRAM
25 キー入力部
30 通信部
40 時計回路
50 リモコン
101 シャッターキー
102 液晶ディスプレイ
103 マイク
104 スピーカ
105 転送キー
200 液晶ディスプレイ
204 表示部
205 メモリ
206 通信部
208 制御部
210 マイク
211 スピーカ

Claims (2)

  1. 被写体の画像を電子的に記録する記録手段および該記録画像を無線電波に乗せて送信する送信手段を備えたカメラと、
    前記カメラに対して画像の要求信号を送信する要求手段、計時手段、該計時手段によって計時された現在時刻と画像を表示可能な表示手段、前記要求信号に応答して近傍に位置するカメラから送信された無線電波を受信して前記画像を再生する再生手段および再生された画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えた腕時計と、を含むカメラと腕時計のリンクシステムであって、
    前記腕時計の要求手段は、前記計時手段によって計時された現在時刻が特定の設定日付・時刻になったときに前記カメラに対して画像の要求信号を送信し、前記腕時計の再生手段は、その要求信号に応答して前記カメラから送られてきた画像を再生し、前記腕時計の表示制御手段は、再生された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とするカメラと腕時計のリンクシステム。
  2. 前記カメラの送信手段は、前記撮像された画像の情報量を減らしたサムネイルを送信することを特徴とする請求項1記載のカメラと腕時計のリンクシステム。
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