JP2004228991A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】高画質の画像データを失うことなく、過去に撮影した多くの画像を手軽に鑑賞することが可能となるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】被写体像を撮像する撮像部11と、この撮像部11の出力信号を処理してデジタル画像データを生成する画像処理部12と、上記デジタル画像データを記憶する第1画像記憶部13と、上記デジタル画像データを外部サーバへ送信する通信部15と、上記デジタル画像データを縮小化する画像縮小部17と、縮小化されたデジタル画像データを記憶する第2画像記憶部19と、この第2画像記憶部19に記憶されている縮小化されたデジタル画像データを選択的に表示し得る表示部21と、通信部15によるデジタル画像データの送信が完了した後に第1画像記憶部13に記憶されている送信済みのデジタル画像データを消去する画像消去部23と、を備えたデジタルカメラ。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ、より詳しくは、被写体像を撮像してデジタル画像データとして記憶し得るデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体像をCCD等の撮像素子を用いて光電変換し、該撮像素子から出力される画像データをデジタル信号に変換して各種の処理を行った後にデジタル画像データとして記憶するカメラは、いわゆるデジタルカメラとして知られている。こうしたデジタルカメラは、カメラ内に固定式または/および着脱式のメモリ素子を備え、撮像して得られた画像データをこのメモリ素子に記憶するように構成されているのが一般的である。
【0003】
このような構成のデジタルカメラでは、搭載することができるメモリ素子の容量に限りがあるために、撮影可能な枚数はこのメモリ容量によって制限されてしまうことになる。
【0004】
そこで、限られたメモリ容量の中で撮影枚数を増やす工夫として、画像を圧縮処理したり、解像度を低下させたりしてから、メモリ素子に記憶させることが通常行われている。しかし、このような処理を施した画像は、ノイズが多くなったり、画像が粗くなったりしてしまうために、高品質プリントにはあまり適さなくなる。
【0005】
こうした点に着目した技術として、例えば特開平11−284894号公報には、撮像した画像データを無線通信手段を用いて所定のタイミングで外部のリモートホストへ転送するとともに、転送済みの画像データをカメラの内蔵メモリから消去する撮像装置が記載されている。このような撮像装置によれば、撮影可能枚数が、実質的に、内蔵メモリの容量による制限を受けることがなくなる利点がある。
【0006】
ところで、デジタルカメラの機能として最も重宝される機能の1つは、撮影済みの画像を呼び出して、該デジタルカメラに備えられたLCD等の表示装置に表示する機能である。この機能により、撮影者は、過去に撮影した画像を所望の時点で鑑賞することが可能となる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−284894号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平11−284894号公報に記載されたような技術は、外部のリモートホストに転送し終えた画像データを消去してしまうものであるために、上述したような撮影済みの画像を表示する機能を利用することができず、デジタルカメラに特有の利点を十分に享受することができなかった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、高画質の画像データを失うことなく、過去に撮影した多くの画像を手軽に鑑賞することが可能となるデジタルカメラを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明によるデジタルカメラは、被写体像を撮像する撮像手段と、上記撮像手段の出力信号を処理してデジタル画像データを生成する画像処理手段と、上記デジタル画像データを記憶する第1画像記憶手段と、上記デジタル画像データを外部サーバに向けて送信する通信手段と、上記デジタル画像データをデータ量が小さくなるように縮小化する縮小手段と、上記縮小手段によって縮小化されたデジタル画像データを記憶する第2画像記憶手段と、上記第2画像記憶手段に記憶されている縮小化されたデジタル画像データを選択的に表示し得る表示手段と、上記通信手段によるデジタル画像データの送信が完了した後に上記第1画像記憶手段に記憶されている送信済みのデジタル画像データを消去する消去手段と、を具備したものである。
【0011】
また、第2の発明によるデジタルカメラは、上記第1の発明によるデジタルカメラにおいて、上記通信手段が、デジタル画像データを無線により送信し得る無線通信手段を含んで構成されたものである。
【0012】
さらに、第3の発明によるデジタルカメラは、上記第1の発明によるデジタルカメラにおいて、上記縮小手段が、デジタル画像データを圧縮処理することにより、データ量が小さくなるように縮小化するものである。
【0013】
第4の発明によるデジタルカメラは、上記第1の発明によるデジタルカメラにおいて、上記縮小手段が、デジタル画像データの解像度を低下させることにより、データ量が小さくなるように縮小化するものである。
【0014】
第5の発明によるデジタルカメラは、上記第1の発明によるデジタルカメラにおいて、上記通信手段による上記外部サーバに向けての通信が可能であるか否かを判定する判定手段をさらに具備し、上記通信手段は、この判定手段により通信が可能であると判定されたときにのみ、上記デジタル画像データを外部サーバに向けて送信するものである。
【0015】
第6の発明によるデジタルカメラは、上記第5の発明によるデジタルカメラにおいて、上記判定手段が、上記撮像手段による撮像が行われた直後に上記判定を行って、通信が可能であると判定したときには、上記画像処理手段により生成されたデジタル画像データを、上記第1画像記憶手段に記憶させることなく、上記通信手段により送信させるように制御するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図4は本発明の一実施形態を示したものであり、図1はデジタルカメラの外観を示す(A)正面側から見た斜視図,(B)背面側から見た斜視図である。
【0017】
本実施形態のデジタルカメラ1(図1参照)は、一般的なデジタルカメラと同様に、被写体像をCCD等の撮像素子により撮像して、メモリ素子に蓄積するように構成されたものである。また、メモリ素子に蓄積された画像は、撮影者が所望するタイミングで選択的に読み出して、LCD等を含んでなる表示部に表示することができるようになっている。さらに、撮像した画像を外部サーバに無線通信によって転送するための通信装置が設けられている。
【0018】
まず、図1を参照して、デジタルカメラ1の主として外観に係る構成について説明する。
【0019】
図1(A)に示すように、このデジタルカメラ1のカメラ本体31の前面部には、被写体像をCCD等の撮像素子に結像するための撮影レンズ32が設けられている。
【0020】
また、上記カメラ本体31の上面部には、デジタルカメラ1を動作状態または非動作状態に設定するための電源スイッチ33と、撮像動作を指示入力するためのレリーズボタン34と、が配置されている。
【0021】
さらに、上記カメラ本体31の側面部には、撮像した画像を外部サーバに向けて無線で転送するための通信手段であり無線通信手段たる通信アンテナ2が設けられている。
【0022】
一方、図1(B)に示すように、このデジタルカメラ1の背面部には、撮像した画像を観察可能に表示するためのLCD(液晶表示素子)36と、押圧操作することによりこのLCD36に画像表示を指示入力するための表示ボタン37と、複数の撮像画像の中からLCD36に表示する画像を選択するための十字キー35と、が配置されている。
【0023】
図2は、デジタルカメラ1を含んで構成される画像保管システムの一例の概略を示すブロック図である。
【0024】
この画像保管システムは、通信アンテナ2を備えたデジタルカメラ1と、上記通信アンテナ2を介して画像データやその他のデータの送受信を行う通信会社中継局A3と、この通信会社中継局A3が接続されている公衆回線4と、この公衆回線4を介して上記通信会社中継局A3と接続されている通信会社中継局B5と、この通信会社中継局B5を介して受信した画像を蓄積部7に蓄積して保管しあるいは該蓄積部7に蓄積保管している画像を上記通信会社中継局B5を介して上記デジタルカメラ1等に向けて送信する画像保管会社6と、を含んで構成されている。
【0025】
このような画像保管システムにおける画像データの処理の流れは、次のようになっている。
【0026】
デジタルカメラ1により被写体像を撮像して得られた画像データは、該デジタルカメラ1に設けられている通信アンテナ2を介して、無線伝送により通信会社の中継局A3に送信される。この中継局A3は公衆回線4に接続されており、該公衆回線4に接続された他の中継局B5を経由して、送信された画像データが画像保管会社6に転送される。
【0027】
画像保管会社6は、その内部に画像データを蓄積するための蓄積部7(外部サーバともいう)を有しており、転送された画像データをこの蓄積部7に保管する。
【0028】
この画像保管会社6には、撮影者が利用ユーザとして予め登録されており、蓄積部7は、その登録ユーザのための専用の記憶領域として確保されたものである。そして、撮影者は、撮影した画像を画像保管会社6の蓄積部7に通信可能な所望のタイミングで保管することができるだけでなく、保管後の通信可能な任意の時点で、その外部サーバにインターネット等の通信手段を用いてアクセスすることにより、上記デジタルカメラ1から、あるいはパーソナルコンピュータ等の機器から、所望の画像を読み出すことも可能になっている。
【0029】
なお、上述した中継局A3は、1つに限られるものではなく、同等の機能を有する中継局であればどこの中継局であっても構わない。従って、撮影者が旅行等で別の地域に移動した場合には、その地域に存在する別の中継局に画像データを送信すれば良い。なお、この中継局は、電話回線等の有線通信手段を用いた中継局であっても良いし、あるいは無線LANやBluetooth(登録商標)等の無線通信手段を用いた中継局であっても構わない。
【0030】
図3は、デジタルカメラ1の機能的な構成を示すブロック図である。
【0031】
このデジタルカメラ1は、CCD等の撮像素子を含んでなる撮像手段たる撮像部11と、この撮像部11に撮像させる指示入力を行うための上記レリーズボタン34を含んでなるレリーズ操作部16と、上記撮像部11から出力されるアナログの画像信号を処理してデジタル画像データを生成し出力する画像処理手段たる画像処理部12と、この画像処理部12から出力されるデジタル画像データを記憶するフラッシュメモリ等の不揮発性記憶素子で構成された第1画像記憶手段たる第1画像記憶部13と、この第1画像記憶部13からデジタル画像データを読み出して後述する通信部15を介して送信するものであり通信が完了した後に該第1画像記憶部13に記憶されている送信済みのデジタル画像データを消去するための消去手段たる画像消去部23を含んで構成される第1画像読出部14と、この第1画像読出部14により読み出されたデジタル画像データを上記通信アンテナ2を介して画像保管会社6の蓄積部7へ向けて送信しあるいは該通信アンテナ2を介して該蓄積部7に記憶されている画像データを受信するための通信手段であり無線通信手段たる通信部15と、この通信部15の通信状態を判定するための判定手段たる通信状態判定部22と、上記第1画像記憶部13からデジタル画像データを読み出してデータ量を小さくする縮小化処理を行う縮小手段たる画像縮小部17と、この画像縮小部17により縮小化されたデジタル画像データを記憶するフラッシュメモリ等の不揮発性記憶素子で構成された第2画像記憶手段たる第2画像記憶部19と、この第2画像記憶部19から縮小化されたデジタル画像データを読み出す第2画像読出部20と、この第2画像読出部20による読み出しを指示入力するための上記表示ボタン37や十字キー35を含んでなる読出操作部18と、上記第2画像読出部20により読み出された画像を選択的に表示し得る上記LCD36を含んでなる表示手段たる表示部21と、を有して構成されている。
【0032】
ここに、上記第1画像記憶部13は、縮小化処理していない画像データを数枚分記憶することができる程度の記憶容量を有したものとして構成されている。また、上記第2画像記憶部19は、縮小化処理したデータをある程度の枚数である複数枚だけ記憶することができる程度の記憶容量を有したものとして構成されている。
【0033】
このとき、これら第1画像記憶部13の記憶容量と第2画像記憶部19の記憶容量とに大小の差をつける必要はないが、第2画像記憶部19に記憶されるのはデータ量がより小さい縮小化処理後の画像データであることから、仮に同一の記憶容量であった場合でも、第2画像記憶部19に記憶可能な画像の枚数は第1画像記憶部13に記憶可能な画像の枚数に比べて多くなる。特に、縮小化処理をするかしないかによってデータ量に大きな差がある場合には、第1画像記憶部13に記憶される画像の枚数に比して、第2画像記憶部19に記憶される画像の枚数は圧倒的に多くなる。
【0034】
なお、第1画像記憶部13と第2画像記憶部19とは、別々の記憶素子として構成するに限るものではなく、同一の記憶素子内における記憶領域を分割し、一方の記憶領域を第1画像記憶部13として用い、他方の記憶領域を第2画像記憶部19として用いるようにしても構わない。
【0035】
また、上記画像縮小部17は、例えば公知のJPEG方式等による画像圧縮処理や、画像の解像度を変換する処理を行うものであり、これらの処理を行うことにより、画像データのデータ量を小さくする縮小化を行うものとなっている。
【0036】
画像データは、非圧縮である場合にはデータ量が膨大となるために、より多くの画像データを限られた容量の記憶素子に記憶させるためには、上述したように、圧縮処理を行うのが一般的である。具体例として、デジタルカメラ1が、300万画素の撮像素子を備えている場合には、1つの画像のデータ量は、非圧縮では10MB程度になるが、圧縮処理することによってその1/10〜1/100(つまり、1MB〜0.1MB)程度にまで減らすことが可能である。
【0037】
ただし、圧縮率が高い場合には、画像中にノイズが発生して目立つようになることがあるために、画像データを例えば印刷用に用いる場合には、あまり圧縮率を高くしないのが普通である。これに対して、画像データをデジタルカメラ1に設けられたLCD36に表示して鑑賞する場合などでは、かなり高い圧縮率で圧縮しても実用上の問題が生じることはない。
【0038】
また、画像が高解像度である必要がない場合には、解像度を変換する(ここでは、解像度を下げる)ことにより、データ量を減らすようにしても良い。一般に、高品質プリント用としては高解像度(例えば、2000画素×3000画素)の画像データが要求されるが、デジタルカメラ1のLCD36に表示して鑑賞する程度の用途であれば、例えば数万画素レベルの低解像度であっても充分に事足りる。
【0039】
本実施形態のデジタルカメラ1においては、縮小化処理していないデータ量が大きい画像データ(非縮小化画像データ)を、一旦、第1画像記憶部13に記憶して、その後に、該非縮小化画像データをあるタイミングで外部サーバに無線送信してから、第1画像記憶部13から該非縮小化画像データを消去するようにしている。
【0040】
また、高圧縮かつ/または低解像度の上記非縮小化画像データよりもデータ量が小さい画像データ(縮小化画像データ)を、第2画像記憶部19に記憶容量の許す限り記憶するようにしている。
【0041】
そして、外部サーバに転送された非縮小化画像データは、その後に、高品質プリント用データや画像加工用データなどとして利用され、一方、高圧縮かつ/または低解像度のデータは、デジタルカメラ1に設けられたLCD36で鑑賞するなどに利用される。
【0042】
続いて、上記通信状態判定部22は、通信部15が通信アンテナ2を介して通信会社中継局A3(または同等な他の中継局)と通信を行うことができるか否かを判定するためのものであり、ひいては、画像保管会社6の蓄積部7に対してデジタル画像データを送信することができるか否かを判定するためのものとなっている。
【0043】
すなわち、第1画像読出部14が、第1画像記憶部13に記憶されているデジタル画像データを読み出して、通信部15及びアンテナ2を介して、上述したような通信会社の中継局A3等に無線送信する際には、このデジタルカメラ1が、中継局A3または同等の機能を有する他の中継局による無線通信可能な範囲内になければならない。従って、もしデジタルカメラ1がこの範囲内にない場合には、無駄な転送動作を行わないようにすることが望ましい。このような制御を行うのが、上記通信状態判定部22である。
【0044】
具体的には、通信状態判定部22は、通信部15を介して、後述するような撮像動作や表示動作などが行われていないタイミングで、または所定の期間毎(周期的)に、あるいは所定のタイミングで、中継局A3等と相互に通信を行い、該中継局A3等から返信が有ったか否かによって、通信が可能な状態であるか否かを判定するようになっている。
【0045】
なお、上記通信状態判定部22による判定方法はこれに限るものではなく、例えば、予め回線接続状態にしておいて、判定時にその接続状態が維持されているか否かにより判定するようにしても構わない。
【0046】
こうして、通信状態判定部22は、通信可能である判定すると、その旨を示す信号を第1画像読出部14に出力するようになっている。
【0047】
また、上記画像消去部23による消去動作は、便宜上、「消去」という表現を用いているが、実際には不揮発性記憶素子の記憶内容を完全に初期化するわけではなく、画像データの記憶管理情報であるアロケーションテーブル(例えばファイルアロケーションテーブル(FAT))を初期化するだけであるために、短時間で消去動作を完了することが可能である。ただし、時間的に余裕がある場合には、不揮発性記憶素子に記憶されている実際の画像データも完全に初期化(フォーマット)するようにしても勿論構わない。
【0048】
図4は、デジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
【0049】
この動作は、デジタルカメラ1の電源スイッチ33をオンにして、所定の初期設定動作が終了した後に、実行される通常のカメラ動作を示したものである。
【0050】
まず、撮影者によってレリーズ操作部16のレリーズボタン34が操作されたか否かをチェックして(ステップS1)、操作されている場合には、上記撮影レンズ32を合焦位置にした後に、撮像部11による撮像動作を実行し、被写体像を光電変換してアナログ画像信号として出力する(ステップS2)。
【0051】
この画像信号は、上記画像処理部12に入力されて、A/D変換処理や画像調整処理等の画像処理が行われ、デジタル画像データに変換されて(ステップS3)、第1画像記憶部13に記憶される(ステップS4)。デジタル画像データが第1画像記憶部13に記憶される際には、例えばファイル名や作成日時等の各種の情報がヘッダ情報として付与されるようになっている。
【0052】
次に、画像縮小部17により第1画像記憶部13から画像データを読み出して圧縮処理や解像度変換処理などの縮小化処理を行い(ステップS5)、縮小化画像データを上述と同様のヘッダ情報を付与した後に第2画像記憶部19に記憶させる(ステップS6)。
【0053】
このように、同一の画像データに関して、第1画像記憶部13には縮小化処理していない状態の画像データ(非縮小化画像データ)が記憶され、第2画像記憶部19には縮小化処理を行った画像データ(縮小化画像データ)が記憶されることになる。
【0054】
そして、第1画像記憶部13の残容量と第2画像記憶部19の残容量とをチェックする(ステップS7)。これは、次の撮影で取得する画像データを、第1画像記憶部13と第2画像記憶部19との両方に記憶させることが可能であるか否かを推測するための処理である。ここで、もし所定の空き容量がなく残容量が不十分であると判断される場合には、次に撮影した画像を記憶することができないことになるからである。ここで、残用量が両方とも十分である場合には、上記ステップS1に戻って上述したような処理を繰り返して行う。
【0055】
また、少なくとも一方の残容量が小さい場合には、表示部21のLCD36に警告表示を行って(ステップS8)、撮影者が何らかの処理、例えば、画像の消去やメモリ交換等を行うことにより、残容量が回復されるのを待機する(ステップS9)。この待機を行っている間は、上記ステップS8の警告表示を継続して行う。こうして、残容量が回復したことが確認されたところで、再び上記ステップS1に戻って、上述したような処理を繰り返して行う。
【0056】
一方、上記ステップS1において、レリーズボタン34の操作が行われていないと判定された場合には、次に、読出操作部18の表示ボタン37が操作されているか否かをチェックする(ステップS10)。
【0057】
ここで、LCD36に表示が行われていない状態で、上記表示ボタン37が押圧操作されている場合には、その操作信号が第2画像読出部20に送信される。第2画像読出部20は、この操作信号を受けると、デジタルカメラ1を画像表示モード(再生モードともいう)に設定するとともに、第2画像記憶部19から指定された画像の読み出しを行う(ステップS11)。なお、表示ボタン37が押された直後の場合(すなわち、別の画像の指定が未だ行われていない場合)には、例えばヘッダに記録された作成日時の情報に基づいて、最新の画像(最後に撮影された画像)を第2画像記憶部19から読み出す。
【0058】
そして、第2画像読出部20は、読み出した画像を表示部21のLCD36に表示して(ステップS12)、読出操作部18の十字キー35により画像を選択する操作が行われたか否かをチェックする(ステップS13)。
【0059】
画像選択操作が行われた場合には、十字キー35からの操作方向信号に基づいて、第2画像読出部20が別の画像を指定し(ステップS14)、上記ステップS11へ行って、その指定された画像の読み出し動作を実行する。こうして読み出された別の画像は、上記ステップS12において、LCD36に表示されることになる。
【0060】
一方、上記ステップS13において画像選択操作が行われていない場合には、表示ボタン37の操作が再度行われたか否かをチェックし(ステップS15)、表示ボタン37の再度の操作が行われていない場合には、上記ステップS11に戻る。
【0061】
これに対して、表示ボタン37の操作が再度行われている場合には、撮影者が画像表示を終了するつもりであると判断して、LCD36を消灯することにより画像表示を終了し(ステップS16)、その後に上記ステップS1に戻る。
【0062】
なお、このようなステップS10〜S16までの画像表示動作は、通常のデジタルカメラにおいて一般的に行われている公知の技術であるために、これ以上の詳細な説明は省略する。ただし、第2画像記憶部19に記憶されている画像データは、上述したように、LCD36に表示するのに充分な程度に縮小化されたデータ量が小さい画像データであるために、従来のデジタルカメラよりも高速に読出処理を行うことができ、操作に対する応答性に優れたものとなっている。
【0063】
また、上記ステップS10において、表示ボタン37の操作が行われていない場合には、外部サーバへ未だ転送していないデジタル画像データが第1画像記憶部13に存在しているか否かをチェックする(ステップS17)。
【0064】
ここで、第1画像記憶部13に未転送のデジタル画像データが存在する場合には、上記通信状態判定部22が、通信部15による通信が可能な状態であるか否かをチェックする(ステップS18)。
【0065】
ここで、通信状態判定部22が通信可能でないと判定した場合には、何も処理することなく上記ステップS1に戻る。
【0066】
一方、通信可能であると判定した場合には、第1画像読出部14は、第1画像記憶部13に記憶されている全ての画像データを読み出して、通信部15により、中継局A3等に対して(ひいては、外部サーバである画像保管会社6の蓄積部7へ向けて)、無線により送信する(ステップS19)。第1画像記憶部13に記憶されている全ての画像データの転送が完了したところで、第1画像記憶部14内に設けられた画像消去部23が、送信済みのデジタル画像データを第1画像記憶部13から全て消去し(ステップS20)、その後に上記ステップS1に戻る。
【0067】
また、上記ステップS17において、未転送のデジタル画像データが存在しない場合には、電源スイッチ33がオフになっているか否かをチェックし(ステップS21)、オフでない場合には上記ステップS1に戻り、一方、オフである場合には、このデジタルカメラ1に係る上述したような一連の動作を停止させて終了する。
【0068】
なお、この図4に示す処理においては、通信部15による通信が可能であるか否かを、撮像動作や表示動作が行われていないタイミングで通信状態判定部22が判定しているが、上述したように、周期的に、または他の所定のタイミングで、判定を行うようにしても良い。例えば、通信状態判定部22が撮像動作の直後に通信状態を判定し、その時点で通信可能である場合には、第1画像記憶部13に画像データを記憶させることなく、直ちに通信部15に転送動作を行わせるように制御するようにしても良い。この場合には、第1画像記憶部13に画像データを記憶させるのに要する時間を省略することが可能となる。
【0069】
また、上述では、通信部15による通信を、通信アンテナ2を介して行う無線通信としているが、これに限るものではなく、該無線通信に代えて、あるいは該無線通信に加えて、例えば電話回線等の有線通信を行う手段を備えるようにしても構わない。このような有線通信手段を設けることにより、無線通信が不可能な地域においても、画像データを有線通信を介して送信することが可能となる。
【0070】
このような第1の実施形態によれば、高画質の画像データを、デジタルカメラの画像記憶部の容量に制限されることなく多くの枚数保管することが可能になるとともに、過去に撮影した画像をデジタルカメラの画像記憶部に多くの枚数縮小化して記憶するようにしたために所望のタイミングで手軽に鑑賞することが可能となり、撮影者にとって使い易いデジタルカメラとなる。
【0071】
また、データ量が大きい非縮小化画像データを外部サーバに随時転送して、転送済みの非縮小化画像データをその都度消去するようにしたために、デジタルカメラの第1画像記憶部に用いる記憶素子の容量を、それほど多くする必要がなくなり、コストを削減することが可能となる。
【0072】
そして、通信部や通信アンテナをカメラ本体に内蔵して、無線により送信するようにしたために、送信する際に別途の接続ケーブル等が不要となり、手軽にデジタル画像の送信を行うことができる。
【0073】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のデジタルカメラによれば、高画質の画像データを失うことなく、過去に撮影した多くの画像を手軽に鑑賞することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるデジタルカメラの外観を示す(A)正面側から見た斜視図,(B)背面側から見た斜視図。
【図2】上記実施形態において、デジタルカメラを含んで構成される画像保管システムの一例の概略を示すブロック図。
【図3】上記実施形態におけるデジタルカメラの機能的な構成を示すブロック図。
【図4】上記実施形態におけるデジタルカメラの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…デジタルカメラ
2…通信アンテナ(通信手段、無線通信手段)
3…通信会社中継局A
4…公衆回線
5…通信会社中継局B
6…画像保管会社
7…蓄積部
11…撮像部(撮像手段)
12…画像処理部(画像処理手段)
13…第1画像記憶部(第1画像記憶手段)
14…第1画像読出部
15…通信部(通信手段、無線通信手段)
16…レリーズ操作部
17…画像縮小部(縮小手段)
18…読出操作部
19…第2画像記憶部(第2画像記憶手段)
20…第2画像読出部
21…表示部(表示手段)
22…通信状態判定部(判定手段)
23…画像消去部(消去手段)
31…カメラ本体
32…撮影レンズ
33…電源スイッチ
34…レリーズボタン
35…十字キー
36…LCD
37…表示ボタン

Claims (6)

  1. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段の出力信号を処理してデジタル画像データを生成する画像処理手段と、
    上記デジタル画像データを記憶する第1画像記憶手段と、
    上記デジタル画像データを外部サーバに向けて送信する通信手段と、
    上記デジタル画像データを、データ量が小さくなるように縮小化する縮小手段と、
    上記縮小手段によって縮小化されたデジタル画像データを記憶する第2画像記憶手段と、
    上記第2画像記憶手段に記憶されている縮小化されたデジタル画像データを選択的に表示し得る表示手段と、
    上記通信手段によるデジタル画像データの送信が完了した後に、上記第1画像記憶手段に記憶されている送信済みのデジタル画像データを消去する消去手段と、
    を具備したことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 上記通信手段は、デジタル画像データを無線により送信し得る無線通信手段を含んで構成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 上記縮小手段は、デジタル画像データを圧縮処理することにより、データ量が小さくなるように縮小化するものであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  4. 上記縮小手段は、デジタル画像データの解像度を低下させることにより、データ量が小さくなるように縮小化するものであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  5. 上記通信手段による上記外部サーバに向けての通信が可能であるか否かを判定する判定手段をさらに具備し、
    上記通信手段は、この判定手段により通信が可能であると判定されたときにのみ、上記デジタル画像データを外部サーバに向けて送信するものであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  6. 上記判定手段は、上記撮像手段による撮像が行われた直後に上記判定を行って、通信が可能であると判定したときには、上記画像処理手段により生成されたデジタル画像データを、上記第1画像記憶手段に記憶させることなく、上記通信手段により送信させるように制御するものであることを特徴とする請求項5に記載のデジタルカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016119622A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 オリンパス株式会社 携帯機器、通信システム、通信接続方法、及び通信接続プログラム

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