JP4054766B2 - 薄型表示装置 - Google Patents
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Description
前記スピーカボックスを区画形成する前キャビネットと後キャビネットの当接部分の近傍であって前キャビネット又は後キャビネットのいずれか一方に少なくともスピーカ配線2本に対して1本のピンを突設し、スピーカに接続されるスピーカ用配線を該ピンの両側部にそれぞれ1本づつ分けてスピーカ用配線を配置したことを特徴とする。
また、本発明は、前キャビネットまたは後キャビネットの一方にスピーカーを取付け、該前キャビネットと該後キャビネットを前後から当接して筐体を構成し、該筐体内の一画を前方または後方から隔壁を突設して隔離してスピーカ背面にスピーカボックスを形成し、前記隔壁の先端と隔壁が当接するキャビネットとの間に弾性部材を挟圧して密封するとともに前記キャビネットと弾性部材との間にスピーカ用配線を挿通させた薄型表示装置において、前記隔壁に対向する側のキャビネットから前記隔壁の内側または外側の近傍に少なくともスピーカ配線2本に対して1本のピンを突設し、スピーカに接続されるスピーカ用配線を該ピンの両側部にそれぞれ1本づつ分けてスピーカ用配線を配置したことを特徴とする。
なお、前記ピンはスピーカが取付けられるキャビネットに設けたほうが好ましい。また、前記ピンが突設された前キャビネットまたは後キャビネットの前記ピンと前記ピンとの間に凹部を形成することが好ましい。さらに、前記隔壁の内側または外側の近傍に前記スピーカ配線の外径以下の間隔で3本のピンを突設し、該ピンの間の2箇所にそれぞれスピーカ用配線を配置することが好ましい。
図1は本発明を、スピーカボックスを内蔵する液晶テレビに適用した場合のスピーカボックス部分の前キャビネットの裏側の斜視図であり、図2は図1の要部を拡大した平面図であり、図3は図2の斜視図であり、図4はスピーカ用配線を配置した状態の断面図である。図示されるように、前キャビネット11には、スピーカ(図示せず)を取り付けるための孔12が形成され、その外側に4本のボス13〜16が突設されて、スピーカがビス止めにより取り付けられる。そのボス13〜16の外側には、図示しない後キャビネットに突設された隔壁24が当接されて、その隔壁24に仕切られて縦長の矩形状をしたスピーカボックスが形成される。その隔壁24の先端は、モルト23を介して、前キャビネット11に当接されてスピーカボックスを密閉する。
スピーカボックスを形成する隔壁24の左側部分の下端近くの位置であって、隔壁24およびモルト23の配置位置の内側に、隔壁24と平行に、3本のピン17〜19が突設されている。ピン17〜19の互いの間隔は、スピーカ用配線21,22の外径と等しいかそれ以下として、スピーカ用配線21,22の挿入を可能にしながらも、複数のピンで弾性素材に被覆されたスピーカ用配線を狭んで保持することが可能となる。また、ピン17〜19が突設される部分の前キャビネット11の表面を一段低くして凹部20が形成されている。図4は、3本のピン17〜19の間に、スピーカ用配線21,22を挿入し、その上にモルト23を載せ、さらにその上から後キャビネットの隔壁24の先端を当接していることを示している。
このように、前キャビネット11のモルト23が配置される近傍に、スピーカ用配線21,22を案内するために、3本のピン17〜19を突設しておいたことで、液晶テレビの組立工程では、スピーカを前キャビネット11に取り付けた後、スピーカに接続されている撚られたスピーカ用配線21,22のモルト23を通過する部分について、撚りを戻して2本を互いに別けて、ピン17〜19の間にそれぞれ挿入し、その上にモルト23を載せてから後キャビネットの隔壁24で押圧することが可能となる。その結果、スピーカ用配線21,22は、それぞれ別の位置で単独でモルト23に押圧されるため、従来のように2本の配線が重なることが解消されて、モルト23による密封性が向上する。
また、ピン17〜19の突設位置の前キャビネット11に凹部20が形成されていることで、その低くなっている分、スピーカ用配線21,22の上でのモルト23の変形量が少なくなり、モルト23の厚みを少なくすることができる。なお、図示例では、後キャビネット側に隔壁24を突設してスピーカボックスを形成しているが、前キャビネット11側から隔壁を突設してスピーカボックスを形成する構成とした場合も、上述の構成を実現することが可能である。また、後キャビネットと前キャビネット11との両方から隔壁を突設して中間で突き合わせてスピーカボックスを形成する構成とした場合も、上述の構成を実現することが可能である。なお、本実施形態においては、スピーカ配線を撚り線で説明したが、線間が接合された断面メガネ状の平行線の場合でも、ピンの通過部分の接合部分のみを分離してピンの両側に分けることで採用することが可能である。
11 前キャビネット
12 孔
13〜16 ボス
17〜19 ピン
20 凹部
21,22 スピーカ用配線
23 モルト
24 隔壁
Claims (5)
- 前キャビネットまたは後キャビネットの一方にスピーカを取付け、該前キャビネットと該後キャビネットを前後から当接して筐体を構成すると同時にスピーカ背面にスピーカボックスを形成した薄型表示装置において、
前記スピーカボックスを区画形成する前キャビネットと後キャビネットの当接部分の近傍であって前キャビネット又は後キャビネットのいずれか一方に少なくともスピーカ配線2本に対して1本のピンを突設し、スピーカに接続されるスピーカ用配線を該ピンの両側部にそれぞれ1本づつ分けてスピーカ用配線を配置したことを特徴とする薄型表示装置。 - 前キャビネットまたは後キャビネットの一方にスピーカーを取付け、該前キャビネットと該後キャビネットを前後から当接して筐体を構成し、該筐体内の一画を前方または後方から隔壁を突設して隔離してスピーカ背面にスピーカボックスを形成し、前記隔壁の先端と隔壁が当接するキャビネットとの間に弾性部材を挟圧して密封するとともに前記キャビネットと弾性部材との間にスピーカ用配線を挿通させた薄型表示装置において、
前記隔壁に対向する側のキャビネットから前記隔壁の内側または外側の近傍に少なくともスピーカ配線2本に対して1本のピンを突設し、スピーカに接続されるスピーカ用配線を該ピンの両側部にそれぞれ1本づつ分けてスピーカ用配線を配置したことを特徴とする薄型表示装置。 - 請求項1または2に記載の薄型表示装置において、前記ピンはスピーカが取付けられるキャビネットに設けたことを特徴とする薄型表示装置。
- 請求項1乃至3のいずれかにに記載の薄型表示装置において、
前記ピンが突設された前キャビネットまたは後キャビネットの前記ピンの近傍に凹部を形成したことを特徴とする薄型表示装置。 - 請求項1乃至4に記載の薄型表示装置において、
前記隔壁に対向する側のキャビネットから前記隔壁の内側または外側の近傍に前記スピーカ配線の外径以下の間隔で3本のピンを突設し、該ピンの間の2箇所にそれぞれスピーカ用配線を配置したことを特徴とする薄型表示装置。
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JP2004006026A JP4054766B2 (ja) | 2004-01-13 | 2004-01-13 | 薄型表示装置 |
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JP2005203897A JP2005203897A (ja) | 2005-07-28 |
JP4054766B2 true JP4054766B2 (ja) | 2008-03-05 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104094337A (zh) * | 2012-01-31 | 2014-10-08 | 夏普株式会社 | 显示装置及电视接收机 |
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2004
- 2004-01-13 JP JP2004006026A patent/JP4054766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN104094337A (zh) * | 2012-01-31 | 2014-10-08 | 夏普株式会社 | 显示装置及电视接收机 |
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