JP2009111670A - スピーカ装置 - Google Patents

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Kenichi Tamiya
健一 田宮
Takeshi Iwayama
健 岩山
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Abstract

【課題】スピーカ装置の接続端子やケーブルに起因した美観の低下を抑制する。
【解決手段】スピーカ装置100Aは、スピーカユニット10とスピーカユニット10を収容する収容体20とを具備する。収容体20は、スピーカユニット10の背面側に位置する背面部24と、スピーカユニット10と背面部24との間の空間を包囲する側面部26とを含む。背面部24のうちスピーカユニット10とは反対側の表面には溝部44が形成される。溝部44の内側には、スピーカ装置100Aに電気的に接続されたケーブル56が配置される。収容体20は、溝部44が延在する方向からみて当該溝部44の内側の領域と重なる部分を含む。すなわち、溝部44は、収容体20の表面までは到達しない。
【選択図】図2

Description

本発明は、スピーカ装置に関する。
複数のスピーカユニットを収容するエンクロージャの側面に複数の接続端子を設置したスピーカ装置が特許文献1に開示されている。各接続端子に連結されたケーブルを介してスピーカ装置は外部の機器に電気的に接続される。
特開2007−36821号公報
しかし、特許文献1のスピーカ装置においては、接続端子やケーブルがエンクロージャの側面に露出するから、スピーカ装置の美観が損なわれるという問題がある。以上の事情を背景として、本発明は、接続端子やケーブルに起因した美観の低下を抑制することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明に係るスピーカ装置は、スピーカユニットとスピーカユニットを収容する収容体とを具備し、収容体は、スピーカユニットの背面側に位置する背面部と、スピーカユニットと背面部との間の空間を包囲する側面部とを含み、背面部のうちスピーカユニットとは反対側の表面には、当該スピーカ装置に電気的に接続されたケーブルが内部に配置される溝部が形成される。以上の構成によれば、ケーブルが溝部に収容されるから、例えば背面部の表面がスピーカ装置の設置面に密着するようにスピーカ装置を固定することで、ケーブルに起因した美観の低下が抑制される。
本発明の第1の態様において、収容体は、溝部が延在する方向からみて当該溝部の内側の領域と重なる部分を含む。以上の態様によれば、設置面に密着するようにスピーカ装置を設置すると、溝部が延在する方向から溝部は視認されない。したがって、溝部が収容体の表面まで到達する構成と比較して溝部に起因した美観の低下が抑制される。
本発明の第2の態様において、収容体における背面部の周縁には、側面部の表面に対して窪んだ凹部が形成され、溝部は、凹部の内側に連通し、凹部の表面は、溝部内のケーブルが連結される接続端子が配置された端子配置面を含む。以上の態様においては、側面部の表面に対して窪んだ形状に凹部が形成されるから、例えば設置面に密着するようにスピーカ装置を設置した状態においても、接続端子やケーブルに外部から接触することが可能である。したがって、接続端子やケーブルの保守および点検が容易化されるという利点がある。
第2の態様に係るスピーカ装置の具体例において、収容体は、背面部のうち凹部が形成された周縁の延在する方向からみて当該凹部の内側の領域と重なる部分を含む。以上の態様によれば、設置面に密着するようにスピーカ装置を設置すると、背面部の周縁の延在する方向から凹部は視認されない。したがって、凹部が収容体の表面まで到達する構成と比較して凹部に起因した美観の低下が抑制される。
さらに好適な態様において、端子配置面は、各接続端子の中心軸が背面側の表面に対して傾斜するように当該各接続端子が設置された傾斜面である。以上の態様によれば、接続端子にケーブルを連結させる作業が容易化されるとともにケーブルの屈曲の角度が低減されるという利点がある。もっとも、端子配置面の方向は任意である。例えば、端子配置面を背面部に平行な表面とすれば、ケーブルを屈曲させる角度が低減されるという利点があり、端子配置面を背面部に垂直な表面とすれば、外部からケーブルを接続端子に挿入する作業が容易化されるという利点がある。
本発明の具体的な態様に係るスピーカ装置は、側面部が包囲する空間を前後に仕切る仕切板と、仕切板に固定されるとともにケーブルに電気的に接続された電気回路とを具備し、背面部は、電気回路を挟んで仕切板に対向する金属板である。以上の構成においては、仕切板との間隙に電気回路を収容する背面部が金属板で構成されるから、電気回路に対する電磁波の影響を低減することが可能である。
なお、溝部の形状は本発明において任意である。例えば、溝部がひとつの方向のみに延在する構成が採用される。また、第1方向に延在する第1部分と第2方向に延在する第2部分とを含む形状に溝部を形成すれば(例えば図13)、第1方向および第2方向の双方におけるスピーカ装置の位置を容易に調整できるという利点がある。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置100Aを正面側からみた斜視図であり、図2は、スピーカ装置100Aを背面側からみた斜視図である。図1および図2に示すように、スピーカ装置100Aは、スピーカユニット群10と収容体(エンクロージャ)20とを具備するアクティブ型の放音装置である。スピーカユニット群10は、X方向(水平方向)およびY方向(鉛直方向)に沿って行列状に配列する複数のスピーカユニット10Aと、複数のスピーカユニット10Aを包囲するように配列する複数のスピーカユニット10Bとを含む。なお、各スピーカユニット10(10A,10B)の中心軸の方向(すなわちスピーカ装置100Aの前後の方向)を以下ではZ方向と表記する。
収容体20は、スピーカユニット群10および電気回路15(図2)を収容する筐体である。電気回路15は、楽音信号を増幅して各スピーカユニット10に供給する増幅器を含む。本形態の電気回路15は、スピーカユニット群10の各スピーカユニット10に供給される楽音信号のゲインや遅延量を個別に調整することで、スピーカユニット群10から放射される音波の指向性を可変に制御する。
図1および図2に示すように、収容体20は、前面部22と背面部24と側面部26とで構成される。前面部(バッフル板)22は、X-Y平面に平行に配置されてスピーカユニット群10の各スピーカユニット10を支持する板状の部分である。背面部24は、前面部22と間隔をあけてスピーカユニット群10の背面側に位置する板状の部分である。側面部26は、前面部22と背面部24とで挟まれた空間(以下「内部空間」という)を包囲する矩形枠状の部分である。さらに詳述すると、側面部26は、収容体20の上面を構成する第1板部31と、収容体20の下面を構成する第2板部32と、収容体20の側面を構成する第3板部33および第4板部34とを連結した構造である。なお、前面部22と背面部24と側面部26との一部または全部は一体に形成される。例えば、背面部24と側面部26とが一体に成形された箱状の部材に別体の前面部22を固定することで収容体20が作成される。
収容体20のうち背面部24と側面部26の第1板部31とが連接する部位(背面部24の上方の周縁)には凹部42が形成される。凹部42は、第1板部31の外側の表面(内部空間とは反対側の表面)および背面部24の外側の表面(内部空間とは反対側の表面)に対して窪んだ部分である。凹部42のうち背面部24と平行な領域(以下「端子配置面」という)52には、中心軸をZ方向(背面側)に向けた姿勢で複数の接続端子(コネクタ)54が配置される。
図3は、X方向(すなわち背面部24のうち凹部42が形成された周縁の延在する方向)に沿って第4板部34側からスピーカ装置100Aをみたときの側面図である。図3に示すように、収容体20(第4板部34)は、X方向からみて凹部42の内側の領域と重なり合う部分34Aを含む。すなわち、凹部42は、第4板部34の表面までは連通しない。同様に、第3板部33は、図1に示すように、X方向からみて凹部42の内側の領域と重なり合う部分33Aを含む。したがって、第3板部33および第4板部34の各々における外側の表面は、切欠のない単純な長方形である。
図2に示すように、背面部24の外側の表面(内部空間とは反対側の表面)には、背面部24のX方向における中央部にてY方向に直線状に延在する溝部44が形成される。溝部44は、背面部24の他の部分と比較して窪んだ部分である。溝部44のうち第1板部31側に位置する端部は凹部42の内側の空間に連通する。
図4は、Y方向に沿って第2板部32側(底面側)からスピーカ装置100Aをみたときの底面図である。図4に示すように、収容体20(第2板部32)は、Y方向からみて溝部44の内側の領域と重なり合う部分32Aを含む。すなわち、図2および図4に示すように、溝部44における第2板部32側の端部は背面部24の周縁(第2板部32の表面)までは到達しない。したがって、第2板部32の外側の表面は、切欠のない単純な長方形である。
図5は、溝部44および凹部42の近傍を拡大した断面図である。図5に示すように、溝部44には複数のケーブル56が収容される。ただし、図5においては1本のケーブル56のみが便宜的に図示されている。また、図1から図4においては便宜的にケーブル56の図示が省略されている。複数のケーブル56は、楽音信号などの各種の制御信号(例えば音波の指向の方向を制御する信号)を伝送する信号線や電気回路15に電力を供給する電源線といった複数の配線を含む。図5に示すように、各ケーブル56は、溝部44の内側の空間をY方向に沿って第1板部31側に延在するとともに凹部42の内側にてZ方向に屈曲し、端部が接続端子54に連結される。
図6の部分(A)および部分(B)は、スピーカ装置100Aが設置された様子を示す側面図である。図6に示すように、スピーカ装置100Aは建築物の壁面80上に設置される。各ケーブル56は、凹部42から溝部44に進入してY方向に延在するとともに途中でZ方向に屈曲して壁面80の挿入孔82に挿入される。溝部44はY方向に延在するから、壁面80に対するスピーカ装置100AのY方向の位置を適宜に変更できる。例えば、図6の部分(A)のように溝部44の上方にてケーブル56を挿入孔82に挿入すればスピーカ装置100Aは壁面80の低い位置に設置され、図6の部分(B)のように溝部44の下方にてケーブル56を挿入孔82に挿入すればスピーカ装置100Aは壁面80の高い位置に設置される。
背面部24に溝部44が形成されない構成のスピーカ装置100aにおいては、図7に示すように、複数のケーブル56を引廻すための間隔Dを背面部24と壁面80との間に確保する必要がある。したがって、間隔Dや接続端子54やケーブル56がスピーカ装置100aの側方や上方から視認される。これに対して本形態においては、各接続端子54が凹部42内に配置されるとともに複数のケーブル56が凹部42および溝部44に収容されるから、背面部24を壁面80に密着させた状態でスピーカ装置100Aを固定することが可能である。すなわち、恰も壁面80と一体をなすかのようにスピーカ装置100Aが設置される。したがって、接続端子54やケーブル56に起因した美観の低下を解消することが可能である。
また、凹部42が第3板部33や第4板部34の表面まで連通する構成や溝部44が第2板部32の表面まで連通する構成においては、壁面80にスピーカ装置100Aを設置した状態で凹部42や溝部44が外部から視認される。これに対して本形態においては、凹部42は第3板部33や第4板部34の表面まで到達せず、溝部44は第2板部32の表面まで到達しないから、凹部42や溝部44は側方および下方から視認されない。したがって、接続端子54やケーブル56を収容する凹部42や溝部44を背面部24に形成した構成にも拘わらず、凹部42や溝部44に起因した美観の低下が抑制されるという利点がある。
なお、スピーカ装置100Aを上方からみたときの美観が要求される場合には、図8に示すように、凹部42が第1板部31の表面に連通しない構成(すなわち凹部42および溝部44が背面部24と壁面80とで完全に密閉される構成)も採用される。ただし、図8の構成においては、壁面80にスピーカ装置100Aを設置した状態では外部から接続端子54やケーブル56に接触することができない。第1実施形態のように凹部42が外部に連通する構成によれば、第1板部31の切欠と壁面80との隙間を介して外部から凹部42内の接続端子54やケーブル56に接触することが可能である。したがって、スピーカ装置100Aを壁面80に固定した状態でも接続端子54やケーブル56の保守や点検を容易に実施できるという利点がある。また、スピーカ装置100Aを設置する段階においても、スピーカ装置100Aを壁面80に固定した状態でケーブル56を把持して接続端子54に連結することが可能である。したがって、スピーカ装置100Aの設置の作業が容易化されるという利点がある。
以上においては接続端子54の中心軸がZ方向を向く構成を例示したが、接続端子54の中心軸がY方向を向く構成も採用される。例えば、図9に示すように、凹部42のうち第1板部31と平行な表面(上方を向く表面)を端子配置面52とした構成も好適である。各接続端子54は、中心軸をY方向(上方)に向けた姿勢で端子配置面52に配置される。図9の構成によれば、ケーブル56の端部をスピーカ装置100Aの上方から接続端子54に着脱できるから、壁面80にスピーカ装置100Aが設置された状態における接続端子54やケーブル56の保守および点検が図5の構成と比較して容易化されるという利点がある。一方、図5の構成によれば、凹部42の内側におけるケーブル56の屈曲の角度が図9の構成と比較して低減されるという利点がある。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、以上と同じ符号を付して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図10は、スピーカ装置100Bの背面図であり、図11は、スピーカ装置100Bの上面図である。また、図12は、図10におけるXII−XII線の断面図である。なお、図10および図11においてはケーブル56の図示が便宜的に省略されている。図10および図12に示すように、収容体20は、前面部22と背面部24と側面部26とが別体に形成された箱状の部分である。前面部22は、スピーカユニット群10の各スピーカユニット10(10A,10B)を第1実施形態と同様の配列(図1)で支持する板材である。
側面部26は、前面部22(スピーカユニット群10)の背面側の内部空間を包囲する矩形枠状の部材であり、スピーカ装置100Bの上面を構成する第1板部31と、底面を構成する第2板部32と、側面を構成する第3板部33および第4板部34とを連結した構造である。第1板部31のうち背面側の周縁には、X方向に沿って長尺な切欠311が形成される。なお、図11においては第1板部31が部分的に破断されている。図11および図12に示すように、側面部26の内側には仕切板60が固定される。仕切板60は、側面部26が包囲する内部空間を前面側の空間R1と背面側の空間R2とに仕切る板材である。
背面部24は、仕切板60の背面側に設置されて仕切板60との間隙に空間R2を画成する金属性の板材である。図10から図12に示すように、背面部24は、間隔(空間R2)をあけて仕切板60の背面に対向する略矩形状の主板部241と、主板部241の3辺から仕切板60側に垂直に突出する側板部242とで構成される。背面部24は、側板部242の開口245(側板部242がない部分)を上方に向けた姿勢で仕切板60にネジ62で固定される。背面部24の側板部242は側面部26の内面に対向する。
背面部24の主板部241には、複数のケーブル56を収容するための溝部44が形成される。溝部44は、主板部241のうち側板部242が連接しない周縁(開口245に対応した周縁)の中央部からY方向に直線状に延在する。側面部26の第2板部32が、Y方向からみて溝部44の内側の領域と重なり合う部分(図4の部分32A)を含む長方形である構成は第1実施形態と同様である。図11および図12に示すように、主板部241のうち溝部44以外の表面と側面部26の背面側の端面とは略同一の平面内に位置する。以上の形状の背面部24は、例えば金属板をプレス加工することで廉価かつ簡便に作成される。
図10に示すように、仕切板60と背面部24とで挟まれた空間R2には電気回路15(151,152)が収容される。電気回路15は、第1実施形態と同様に、スピーカユニット群10から放射される音波の指向性を可変に制御しながら各スピーカユニット10を駆動する回路である。本形態の電気回路15は、仕切板60に固定された第1回路151と第2回路152とで構成される。第1回路151と第2回路152とは、背面側からみて溝部44を挟む各位置に配置される。
背面部24の上方には背面部24の開口245を閉塞するように端子板70が配置される。図10および図11に示すように、端子板70は、複数の接続端子54が配置された長尺状の端子配置部72の両側に取付部74と周縁部76とが連設された金属製の板材である。図11に示すように周縁部76には溝部44に対応した切欠761が形成される。
取付部74はネジ64で仕切板60に固定される。端子配置部72は取付部74に対して傾斜する。したがって、取付部74が仕切板60に固定されると、端子配置部72の表面(端子配置面52)は、図12に示すように、第1板部31の表面と背面部24の主板部241の表面との交線Lに対向するように傾斜する。すなわち、各接続端子54は、中心軸(挿入方向)を斜め上方に向けた姿勢に固定される。なお、接続端子54と電気回路15(151,152)とを連結する配線の図示は便宜的に省略されている。
第1板部31における切欠311の内周面と端子板70の表面(端子配置面52)とで凹部42が形成される。側面部26の第3板部33および第4板部34が、X方向からみて凹部42の内側の領域と重なり合う部分(図1の部分33Aや図2の部分34A)を含む長方形状である構成は第1実施形態と同様である。図11に示すように、溝部44の内側と凹部42の内側とは周縁部76の切欠761を介して相互に連通する。
スピーカ装置100Bは、側面部26の背面側の端面(さらには背面部24の表面)が壁面80に密着するように設置される。端部が接続端子54に連結されたケーブル56は、図12に示すように、凹部42の内側から周縁部76の切欠761を経由して溝部44の内側をY方向に延在し、溝部44の中途の部分にてZ方向に屈曲して壁面80の挿入孔82に挿入される。
本形態においても第1実施形態と同様の作用および効果が奏される。また、本形態においては、端子板70の端子配置面52が第1板部31の表面や背面部24の表面に対して傾斜するから、各接続端子54の中心軸は斜め上方を向く。したがって、接続端子54の中心軸がZ方向を向く図5の構成と比較して、スピーカ装置100Bを壁面80に設置した状態であってもケーブル56の端部を接続端子54に対して着脱し易いという利点がある。また、接続端子54の中心軸がY方向を向く図9の構成と比較して、凹部42の内側におけるケーブル56の屈曲の角度が低減されるという利点がある。さらに、図5や図9の構成と比較して、端子配置部72の背後の空間(R2)を電気回路15の設置のために確保できるという利点もある。
また、金属板の屈曲(プレス加工)で溝部44が成形されるから、背面部24のうち溝部44以外の領域の背後を電気回路15の設置のための空間(R2)として確保することができる。さらに、背面部24および端子板70は金属板で形成されるから、電気回路15に対する電磁波の影響が背面部24および端子板70で遮断されるという利点もある。
<C:変形例>
以上の各形態には以下に例示するような様々な変形を加えることができる。なお、以下の例示から2以上の態様を任意に選択して組合わせてもよい。
(1)変形例1
第1実施形態と第2実施形態とを適宜に組合せた構成も採用される。例えば、接続端子54の中心軸がZ方向を向く構成(図5)や接続端子54の中心軸がY方向を向く構成(図9)を第2実施形態に採用してもよい。
(2)変形例2
以上の各形態においては溝部44がY方向のみに延在する構成を例示したが、溝部44がX方向に延在する構成によれば、壁面80にスピーカ装置100(100A,100B)を設置するときにスピーカ装置100のX方向の位置を調整することが可能である。また、別個の方向に延在する複数の部分からなる溝部44も採用される。例えば、図13に示すように、Y方向に延在する部分441とX方向に延在する部分442とを連通させた溝部44を背面部24に形成すれば、壁面80上におけるスピーカ装置100の位置をX方向およびY方向の双方に沿って調整することが可能となる。
(3)変形例3
増幅器を搭載しないパッシブ型のスピーカ装置にも以上の各形態は同様に適用される。また、放音の指向性を制御する機能は本発明にとって必須の要件ではない。したがって、1個のスピーカユニットのみを搭載したスピーカ装置に対しても以上の各形態と同様に本発明が適用される。
なお、複数のスピーカユニットを駆動することで放音の指向性を可変に制御するスピーカ装置(以下「指向性制御型のスピーカ装置」という)においては、指向の方向が固定されたスピーカ装置と比較すると、受聴の位置に対するスピーカ装置の設置の位置や方向について制約が少ない。したがって、壁面80に密着して配置し易い以上の各形態は、指向性制御型のスピーカ装置に特に好適に適用される。また、指向性制御型のスピーカ装置は、パッシブ型のスピーカ装置と比較してケーブル56の本数が多いから、接続端子54やケーブル56に起因した美観の低下が特に問題となり易い。したがって、スピーカ装置の美観の向上という観点からしても、凹部42や溝部44に接続端子54やケーブル56が収容される以上の各形態は、指向性制御型のスピーカ装置に特に好適である。
(4)変形例4
以上の形態においては有底の溝部44を例示したが、背面部24に画定された直線状の領域を厚さ方向に貫通することで溝部を形成してもよい。ただし、溝部44が有底である構成においては、スピーカ装置100の運搬時や設置時に電気回路15(151,152)が外部からの接触から確実に保護されるとともに、電気回路15に対する電磁波の影響が有効に遮蔽されるという利点がある。
(5)変形例5
凹部42が形成される位置は任意である。例えば、収容体20のうち背面部24の下方(例えば背面部24と側面部26の第2板部32とが連接する部位)に凹部42を形成した構成も採用される。凹部42が背面部24の下方に位置する構成においては、凹部42に対応した切欠を第1板部31に形成する必要がない(したがって、第1板部31の表面は単純な長方形とされる)から、スピーカ装置100を上方からみたときの美観が向上する。したがって、平均的な視線高よりも下方にスピーカ装置100を設置する場合に特に好適である。以上に説明したように、凹部42の位置は、スピーカ装置100が設置される位置(高度)に応じて適切に選定される。もっとも、図8に示したように凹部42がスピーカ装置100の上下や左右の空間に連通しない構成も好適である。
本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置を前面側からみたの斜視図である。 スピーカ装置を背面側からみた斜視図である。 スピーカ装置の部分的な側面図である。 スピーカ装置の部分的な底面図である。 接続端子とケーブルとの接続を説明するための断面図である。 スピーカ装置が設置された様子を示す側面図である。 背面部に溝部が形成されない従来の構成の問題点を説明するための側面図である。 他の態様に係るスピーカ装置の背面図である。 他の態様に係る接続端子とケーブルとの接続を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスピーカ装置の背面図である。 スピーカ装置の上面図である。 図10におけるXII−XII線の断面図である。 変形例に係るスピーカ装置の背面図である。
符号の説明
100A,100B……スピーカ装置、10A……スピーカユニット、10B……スピーカユニット、20……収容体、15……電気回路、22……前面部、24……背面部、26……側面部、31……第1板部、32……第2板部、33……第3板部、34……第4板部、42……凹部、44……溝部、52……端子配置面、54……接続端子、56……ケーブル、60……仕切板、70……端子板、80……壁面、82……挿入孔。

Claims (6)

  1. スピーカユニットと前記スピーカユニットを収容する収容体とを具備するスピーカ装置であって、
    前記収容体は、
    前記スピーカユニットの背面側に位置する背面部と、
    前記スピーカユニットと前記背面部との間の空間を包囲する側面部とを含み、
    前記背面部のうち前記スピーカユニットとは反対側の表面には、当該スピーカ装置に電気的に接続されたケーブルが内部に配置される溝部が形成され、
    前記収容体は、前記溝部が延在する方向からみて当該溝部の内側の領域と重なる部分を含む
    スピーカ装置。
  2. 前記収容体における前記背面部の周縁には、前記側面部の表面に対して窪んだ凹部が形成され、
    前記溝部は、前記凹部の内側に連通し、
    前記凹部の表面は、前記溝部内のケーブルが連結される接続端子が配置された端子配置面を含む
    請求項1のスピーカ装置。
  3. 前記収容体は、前記背面部のうち前記凹部が形成された周縁の延在する方向からみて当該凹部の内側の領域と重なる部分を含む
    請求項2のスピーカ装置。
  4. 前記端子配置面は、前記各接続端子の中心軸が背面側の表面に対して傾斜するように当該各接続端子が設置された傾斜面である
    請求項2または請求項3のスピーカ装置。
  5. 前記側面部が包囲する空間を前後に仕切る仕切板と、
    前記仕切板に固定されるとともに前記ケーブルに電気的に接続された電気回路とを具備し、
    前記背面部は、前記電気回路を挟んで前記仕切板に対向する金属板である
    請求項1から請求項4の何れかのスピーカ装置。
  6. 前記溝部は、第1方向に延在する第1部分と、前記第1方向とは相違する第2方向に延在する第2部分とを含む
    請求項1から請求項5の何れかのスピーカ装置。
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