JP4053244B2 - 情報記録再生システムと情報記録再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パーソナルコンピュータと光ディスク等の記録媒体に対するデータの記録及び再生を行うCD−R/RWドライブ等の書込み可能な情報記録再生装置とからなる情報記録再生システムと、その情報記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
データ記録や音楽トラック記録が可能なCD−R/RWドライブ装置,CD−R/DVDドライブ装置,CD−RW/DVDドライブ装置(以下「情報記録再生装置」と総称する)では、データ記録後にそのデータの内容を確実に読み出す為にオレンジブック等に規定された記録方法でデータ記録を行うように義務付けられている。
その規定の中には、データ記録における継目の連続性、すなわち、データ記録中に一時停止等が発生した場合の記録終わり部と次回の記録はじめ部の連続性の処理についても規定されており、このような処理を行うことによってデータの継目で連続性が欠如したり乱れが起こったりすることによって記録したデータの内容が読み出せなくならないようにしたり、データが読み出せなくなって使用できなくなった記録ディスクが無駄にならないようにしている。
【0003】
上記のようなデータ記録中の一時停止としては、情報記録再生装置のデータ書込み速度(例えば、等倍速で150KB/S、実際にはその偶数倍の速度)に対してホストコンピュータからのデータ転送が間に合わずに書込みが途切れてデータの連続性が失われる問題が最も大きい。この問題をバッファアンダーラン問題(Buffer Under Run問題)と呼ぶ。
このように、データの継目における諸問題を解決するためには、継目の無い書込みを行うことであり、光ディスクドライブ装置等の情報記録再生装置のメーカやその情報記録再生装置を使ってデータを書込む為の光ディスク書込ソフトウェア(「ライターソフトウェア」とも称する)のプログラムの開発メーカは今までそこに重点を置いて開発を行ってきた。
【0004】
そこで従来、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持機能{バッファアンダランフリー機能(Buffer Under Run Free機能):以下「BURF機能」と称する}を組み込んだ情報記録再生装置(例えば、特開平10−49990号公報,特開2000−40302号公報参照)が開発されており、データ記録中に一時停止が発生しても連続性を保ったまま再開して次の記録が出来るようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の情報記録再生装置では、上述のようなデータ記録の一時停止後の連続性保持機能であるBURF機能を装置の内部処理で実現しているので、実際にBURF機能の実行の有無をユーザが知るには専用コマンドによって装置内部に保持されている実行回数を読み出し、その読み出した実行回数を表示させなければならず、その作業が繁雑であり、BURF機能の実行回数を容易に知ることができないという問題があった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するBURF機能の実行回数を容易に知ることができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、パーソナルコンピュータと、上記パーソナルコンピュータからの書込みコマンドに応じて記録媒体にデータの書込みを行う情報記録再生装置を備えた情報記録再生システムであって、上記情報記録再生装置は、上記記録媒体に対して情報の記録及び再生を行うデータ書込読出部と、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手段を有し、上記パーソナルコンピュータは、上記情報記録再生装置に対する上記書込みコマンドの発行間隔が乱れたことを検出したとき、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したと判断する手段を有する情報記録再生システムを提供する。
【0007】
さらに、上記のような情報記録再生システムにおいて、上記情報記録再生装置、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開した回数を上記パーソナルコンピュータに報告する手段を有し、上記パーソナルコンピュータ、上記情報記録再生装置に対する上記書込みコマンドの発行間隔が乱れたことを検出したとき、上記情報記録再生装置に上記回数を問い合わせる手段を有するとよい。
【0008】
また、パーソナルコンピュータと、上記パーソナルコンピュータからの書込みコマンドに応じて記録媒体にデータの書込みを行う情報記録再生装置を備えた情報記録再生システムにおける情報記録再生方法であって、上記情報記録再生装置は、上記記録媒体に対して情報の記録及び再生を行い、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開し、上記パーソナルコンピュータは、上記情報記録再生装置に対する上記書込みコマンドの発行間隔が乱れたことを検出したとき、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したと判断する情報記録再生方法も提供する。
【0009】
さらに、上記のような情報記録再生装置において、上記情報記録再生装置は、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開した回数を前記パーソナルコンピュータに報告し、上記パーソナルコンピュータは、上記情報記録再生装置に対する上記書込みコマンドの発行間隔が乱れたことを検出したとき、上記情報記録再生装置に上記回数を問い合わせる情報記録再生方法にするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の参考技術と実施形態に共通するCD−R/RW記録再生システムの構成を示すブロック図である。
このCD−R/RW記録再生システムは、パーソナルコンピュータ1とCD−R/RWドライブ2がIDE,SCSI,ATAPI,USB,IEEE1394等のインタフェイス3によってデータのやり取りが可能に接続されている。
【0011】
パーソナルコンピュータ1は、CPU,ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現され、パーソナルコンピュータ制御部10,表示部11,記憶部12等の各部(その他の公知の機能部の表示は省略する)からなる。
パーソナルコンピュータ制御部10は、このパーソナルコンピュータ1の全体の制御を司り、各種のデータ処理を行う。また、光ディスク書込ソフトウェアであるCD−R/RW用書込ソフトウェア(プログラム)がインストールされており、CD−R/RWドライブ2によるデータの記録及び再生とCD−R/RWドライブ2におけるBURF機能の実行回数の報告等のこの発明の参考技術に係る機能とこの発明に係わる機能を実現する処理も行う。
【0012】
上記BURF機能は、上述したように記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持機能{バッファ・アンダ・ラン・フリー機能(Buffer Under Run Free機能}であり、その機能は公知技術なので詳細な説明は省略する。
表示部11は、CRT,LCD等の各種のディスプレイ装置であり、BURF機能の実行回数等の各種の情報を表示する。
記憶部12は、ハードディスク装置等の記憶装置であり、各種のデータを読み出し可能に記憶する。
【0013】
一方、CD−R/RWドライブ2もCPU,ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現され、CD−R/RWディスク等の記録媒体である光ディスク4に対するデータの記録及び再生を行うものであり、CD−R/RWドライブ制御部20,データ書込読出部21,一時記憶部22等の各部(その他の公知の機能部の表示は省略する)からなる。
【0014】
CD−R/RWドライブ制御部20は、このCD−R/RWドライブ2の全体の制御を司り、パーソナルコンピュータ1からの指示に基づいて光ディスク4に対するデータの記録及び再生を行うと共に、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持機能のBURF機能,BURF機能の実行回数の保持,この発明に係わるBURF機能の実行回数報告時のパーソナルコンピュータ1への通知の処理も実行する。
【0015】
データ書込読出部21は、図示を省略する光ピックアップ,フォーカス/トラッキングサーボ制御部,回転制御部,信号処理部等の公知の各部を内蔵し、光ディスク4に対するデータの書き込みと読み出しによる記録と再生を行う。
一時記憶部22は、光ディスク4に記録するデータ及び再生したデータを一時的に蓄積して記憶するバッファメモリであるバッファRAMと、BURF機能の実行回数を保持するメモリ領域とを有する記憶装置である。
【0016】
(第1参考技術
次に、図1に示したCD−R/RW記録再生システムにおけるこの発明の第1参考技術について説明する。
この第1参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、上記CD−R/RWドライブ制御部20が記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手段の機能を果たし、上記一時記憶部22が上記データ記録一時停止後連続性保持再記録手段の実行回数を保持する実行回数保持手段の機能を果たす。
【0017】
また、上記パーソナルコンピュータ制御部10に、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録機能の実行回数を随時報告する実行回数報告機能を実現させるための記録プログラム(ライターソフト)をインストールすることによって、上記実行回数保持手段に保持された実行回数を随時報告する実行回数報告手段の機能を果たす。
そして、このCD−R/RW記録再生システムは、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手順を実行し、その手順の実行回数を保持して、その保持された実行回数を随時報告する。
【0018】
次に、図2乃至図4に基づいて、この第1参考技術のCD−R/RW記録再生システムにおけるBURF機能の実行回数報告処理について説明する。
図2は、この第1参考技術のCD−R/RW記録再生システムにおけるデータ記録処理を示すフローチャート図である。
図3はBURF機能を使用か否かを指定する作業画面の一例を示す図である。
図4は、BURF機能の実行回数を報告する画面の一例を示す図である。
【0019】
図2に示すように、CD−R/RWドライブ2によって光ディスク4にデータ記録や音楽トラック記録を行う際、ステップ(図中「S」で示す)1でパーソナルコンピュータ制御部は、光ディスク書込ソフトウェア(記録プログラム)によってBURF機能を使用するか否かを選択させるユーザインタフェイス(UI)を実現し、表示部に、図3に示すようなCD−R/RWドライブにおいてBURF機能を使用か否かを指定する作業画面を表示して、ユーザにCD−R/RWドライブでBURF機能を使用するか否かの選択操作を促す。
【0020】
ステップ2でパーソナルコンピュータ制御部はユーザによって上記作業画面中の「データ連続性機能(BURF機能)を使う」のチェックボックス30にチェックが入れられたと判断したら、インタフェイスを介してCD−R/RWドライブに対してBURF機能を使用するように設定する「BURF機能ONコマンド」を発行した後、実際のデータ書き込み動作を開始させ、記憶部に記憶された記憶すべきデータをCD−R/RWドライブへ転送する。
一方、CD−R/RWドライブのCD−R/RWドライブ制御部は、パーソナルコンピュータ制御部から転送されたデータを一旦一時記憶部のバッファRAMに蓄積し、その蓄積量が所定量以上になったら順次読み出してデータ書込読出部へ送り、データ書込読出部は光ディスクにそのデータを記録する。
【0021】
ステップ3でCD−R/RWドライブ制御部は書込データが終了したか否かを判断し、パーソナルコンピュータから転送された全てのデータの書き込みを終了したと判断したら、この処理を終了する。また、書込データが終了していないと判断したら、ステップ4でデータの書き込みを続行する。
そして、CD−R/RWドライブ制御部は、ステップ4のデータ書込処理を含むデータ書込中は、ステップ5で一時記憶部のバッファRAMのデータ蓄積量(あるいはデータ残量)に基づいてバッファアンダランエラー等の原因によるデータ記録の一時停止が発生しそうか否かを判断し、一時停止が発生する恐れが無ければ、ステップ3の処理へ戻る。
【0022】
CD−R/RWドライブ制御部は、ステップ5の判断でバッファアンダランエラー等の原因によってデータ記録の一時停止が発生しそうになったと判断したら、パーソナルコンピュータからの設定でBURF機能がONに設定されているので、ステップ6でBURF機能を使用して内部で一時停止を実行し、ステップ7でバッファRAMに書き込みデータが蓄積されるのを待機する。
【0023】
そして、その待機中はステップ8でバッファRAMに充分な量のデータの蓄積が完了したか否かを判断し、完了しなければステップ7へ戻り、バッファRAMに十分に書込データが蓄積されたら、ステップ9で一時停止時のデータとの連続性を維持しながらデータの書込みを再開するリカバリ処理(データの再記録処理)を実行すると共に、一時記憶部の所定領域にBURF機能の実行回数を最初は記録して保持し、2度目以降は既に記録されている実行回数のカウント値を1ずつ加算する更新処理を行う。
この実行回数は累積実行回数になるが、CD−R/RWドライブ制御部20によって光ディスク毎の累積実行回数を一時記憶部22に記憶するようにすれば、一光ディスク毎の累積実行回数を表示することもできる。
【0024】
ステップ10でパーソナルコンピュータ制御部は、BURF機能実行回数報告処理で、CD−R/RWドライブのCD−R/RWドライブ制御部に対してBURF機能の実行回数(使用回数)を問い合わせるコマンドを発行し、CD−R/RWドライブ制御部は一時記憶部に保持されているその時点の実行回数を読み出した後、インタフェイスを介してパーソナルコンピュータへ送信し、パーソナルコンピュータ制御部はその実行回数を受け取ると、光ディスク書込ソフトウェアによってBURF機能の実行回数を報告するユーザインタフェイス(UI)を実現し、表示部に、図4に示すようにCD−RWドライブにおけるBURF機能の実行回数を表示し、ユーザに対してBURF機能の実行回数を報告する。この画面では実行回数を「データ書込中にバッファアンダーランが発生してデータ連続性機能でリカバリされた回数」として所定枠31内に回数を表示している。
その後、ステップ3へ戻る。この処理は、書込むべきデータが全てホストコンピュータであるパーソナルコンピュータ1から送られるまで繰り返し実行する。
【0025】
このようにして、この第1参考技術のCD−R/RW記録再生システムは、データ記録や音楽トラック記録が可能であるCD−R/RWドライブにおけるBURF機能の実行回数を随時報告する機能を持っているので、ユーザは煩雑なコマンド入力を行わなくても、CD−R/RWドライブを使ったデータ書込み中にリアルタイムでBURF機能の実行回数を知ることができる。
【0026】
次に、上述した第1参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、専用のコマンドによってCD−R/RWドライブ内部に保持されているBURF機能の実行回数の読み出しとその結果を表示するプログラムを自動的に実行するが、どのタイミングで実施するべきかについての考慮が不足している。
そこで、その考慮を施した第2参考技術を次に説明する。
【0027】
(第2参考技術
次に、図1に示したCD−R/RW記録再生システムにおけるこの発明の第2参考技術について説明する。
この第2参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、上記CD−R/RWドライブ制御部20が記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手段の機能を果たし、上記一時記憶部22が上記データ記録一時停止後連続性保持再記録手段の実行回数を保持する実行回数保持手段の機能を果たす。
【0028】
また、上記パーソナルコンピュータ制御部10に、記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段の使用量を調査する毎に、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録機能の実行回数を報告する実行回数報告機能を実現させるためのプログラムをインストールすることによって、上記記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段(一時記憶部22のバッファRAMに相当する)の使用量を調査する毎に、上記実行回数保持手段に保持された実行回数を報告する実行回数報告手段の機能を果たす。
【0029】
そして、このCD−R/RW記録再生システムは、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手順を実行し、その手順の実行回数を保持して、上記記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段の使用量を調査する毎に、上記保持された実行回数を報告する。
【0030】
次に、図5に基づいて、この第2参考技術のCD−R/RW記録再生システムにおけるBURF機能の実行回数報告処理について説明する。
図5は、この第2参考技術のCD−R/RW記録再生システムにおけるデータ記録処理を示すフローチャート図である。
この第2参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、上述した第1参考技術のCD−R/RW記録再生システムに所定の時期にBURF機能の実行回数を読み出して報告するように機能を追加し、そのデータ記録処理の内容を変更している。
【0031】
この処理は、CD−R/RWドライブ2によって光ディスク4にデータ記録や音楽トラック記録を行う際、パーソナルコンピュータ制御部10は、光ディスク書込ソフトウェア(記録プログラム)によってBURF機能を使用するか否かを選択させるユーザインタフェイス(UI)を実現し、表示部に、図3に示したようなCD−R/RWドライブ2においてBURF機能を使用か否かを指定する作業画面を表示して、ユーザにCD−R/RWドライブ2でBURF機能を使用するか否かの選択操作を促す。
【0032】
パーソナルコンピュータ制御部10は、ユーザによって上記作業画面中の「データ連続性機能(BURF機能)を使う」のチェックボックス30にチェックが入れられたと判断したら、インタフェイス3を介してCD−R/RWドライブ2に対してBURF機能を使用するように設定する「BURF機能ONコマンド」を発行した後、転送すべきデータ量を判断後、ライトコマンドによってデータ転送と共に実際のデータ書き込み動作を開始させ、記憶部12内の記憶すべきデータをCD−R/RWドライブ2へ転送する。
【0033】
次に、図5に示すステップ21でCD−R/RWドライブ制御部は書込データが終了したか否かを判断し、パーソナルコンピュータから転送された全てのデータの書き込みを終了したと判断したら、この処理を終了する。また、書込データが終了していないと判断したら、ステップ22でパーソナルコンピュータからのデータ転送を受ける。
ステップ23でパーソナルコンピュータ制御部は、ライトコマンドによる書込開始の結果として、インタフェイスを介してCD−R/RWドライブ制御部にドライブ内部の一時記憶部のバッファRAMに貯えられたデータ量を調べるリード・バッファ・キャパシティ・コマンド(Read Buffer Capacityコマンド)を発行する。
【0034】
CD−R/RWドライブ制御部は、パーソナルコンピュータ制御部からリード・バッファ・キャパシティ・コマンドを受け取ると、一時記憶部のバッファRAMに貯えられたデータ量を調べて(確認して)、ステップ24で一時記憶部の所定領域に保持されたBURF機能の実行回数を読み出し、バッファRAMのデータ量とBURF機能の実行回数をインタフェイスを介してパーソナルコンピュータ制御部へ送信する。
【0035】
ステップ25でパーソナルコンピュータ制御部は、CD−R/RWドライブ制御部からバッファRAMのデータ量とBURF機能の実行回数を受け取り、光ディスク書込ソフトウェアによってBURF機能の実行回数を報告するユーザインタフェイス(UI)を実現し、図4に示したように、表示部にCD−RWドライブにおけるBURF機能の実行回数を表示し、ユーザに対してBURF機能の実行回数を報告する。
【0036】
ステップ26でCD−R/RWドライブ制御部は、一時記憶部のバッファRAMのデータ量に基づいてバッファRAMがフル(所定量を満たしている)か否かを判断し、フルで無ければステップ21へ戻り、フルならステップ27でデータ書込処理を実行し、CD−R/RWドライブのCD−R/RWドライブ制御部は、一時記憶部のバッファRAMに蓄積したデータを順次読み出してデータ書込読出部へ送り、データ書込読出部は光ディスクにそのデータを記録する。
そして、CD−R/RWドライブ制御部20は、ステップ27のデータ書込処理を含むデータ書込中は、ステップ28で一時記憶部のバッファRAMのデータ蓄積量(あるいはデータ残量)に基づいてバッファアンダランエラー等の原因によるデータ記録の一時停止が発生しそうか否かを判断し、一時停止が発生する恐れが無ければ、ステップ21の処理へ戻る。
【0037】
CD−R/RWドライブ制御部20は、ステップ28の判断でバッファアンダランエラー等の原因によってデータ記録の一時停止が発生しそうになったと判断したら、パーソナルコンピュータからの設定でBURF機能がONに設定されているので、ステップ29でBURF機能を使用して内部で一時停止を実行し、バッファRAMに書き込みデータが蓄積されるのを待機する。
【0038】
そして、その待機中はバッファRAMに充分な量のデータの蓄積が完了したか否かを判断し、完了しなければ待機状態を継続し、バッファRAMに十分に書込データが蓄積されたら、一時停止時のデータとの連続性を維持しながらデータの書込みを再開するリカバリ処理(データの再記録処理)を実行すると共に、ステップ30で一時記憶部の所定領域にBURF機能の実行回数を最初は記録して保持し、2度目以降は既に記録されている実行回数のカウント値を1ずつ加算(カウントアップ)する更新処理を行う。この実行回数は累積実行回数になるが、CD−R/RWドライブ制御部20によって光ディスク毎の累積実行回数を一時記憶部22に記憶するようにすれば、一光ディスク毎の累積実行回数を表示することもできる。
その後、ステップ21へ戻る。この処理は、パーソナルコンピュータ1から転送される書込データが無くなるまで繰り返し実行する。
【0039】
このようにして、この第2参考技術のCD−R/RW記録再生システムは、データ記録や音楽トラック記録が可能なドライブ装置における書込み動作をパーソナルコンピュータ1とCD−R/RWドライブ2間でコマンドの流れ部分だけみた場合、パーソナルコンピュータ1からのデータの送り先であるCD−R/RWドライブ2内部の一時記憶装置(バッファRAM)の使用量を調べるコマンドと実際のデータ転送するライトコマンドとを、書込むべきデータ全てを転送するまで繰り返し行うが、その使用量を調べるコマンドを発行する度に、BURF機能の実行回数の読み出しとその実行回数を表示するので、CD−R/RWドライブにおけるBURF機能の実行回数を定期的に得て表示することができる。
【0040】
次に、上述した第2参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、バッファRAMの使用量を調べるコマンドを発行する度にBURF機能の実行回数の取得コマンドを発行するので、実際の書込みに関係のないコマンドが頻繁にパーソナルコンピュータ1とCD−R/RWドライブ2間で発行されることになって本来のデータ転送の効率を下げる恐れがある。
【0041】
さらに説明すると、上述の第2参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、BURF機能自体はCD−R/RWドライブ2内部で処理が完了する為にその都度パーソナルコンピュータ1に対して報告を行わないので、パーソナルコンピュータ1の方からCD−R/RWドライブ2の内容を読み出す(聞きにいく)必要がある。
つまり、ライトコマンドやリード・バッファ・キャパシティ・コマンドが発行される度にBURF機能の実行回数の読み出しを行うので、インタフェイス3上にいろいろなコマンドが頻繁に発行されることになり、インタフェイス3の切り替えが多く発生して高速な転送が出来なくなる。
【0042】
したがって、CD−R/RWドライブ2内のBURF機能の実行回数の読み出しを本当にこのBURF機能が実行された時のみ行う必要がある。また、BURF機能が実行されるとドライブ内のモータ制御が必要となるため、通常のデータ書込み処理に比べてはるかに多い時間が必要になる。
そこで、その点を考慮したこの発明の実施形態を次に説明する。
【0043】
この発明の実施形態)
次に、図1に示したCD−R/RW記録再生システムにおけるこの発明の実施形態について説明する。
この発明の実施形態のCD−R/RW記録再生システムでは、パーソナルコンピュータ1によるBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行タイミングを、書込みコマンド(ライトコマンド)の発行間隔の乱れを検出したとき又は以後にする。
【0044】
この発明の実施形態のCD−R/RW記録再生システムでは、上記CD−R/RWドライブ制御部20が、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手段の機能を果たし、上記一時記憶部22が上記データ記録一時停止後連続性保持再記録手段の実行回数を保持する実行回数保持手段の機能を果たす。
【0045】
また、上記パーソナルコンピュータ制御部10に、記録媒体に対するデータの記録中にデータ書込指示命令の発行間隔が乱れたことを検出したとき、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録機能の実行回数を報告する実行回数報告機能を実現させるためのプログラムをインストールすることによって、上記記録媒体に対するデータの記録中にデータ書込指示命令の発行間隔が乱れたことを検出したとき、上記実行回数保持手段に保持された実行回数を報告する実行回数報告手段の機能を果たす。
【0046】
そして、このCD−R/RW記録再生システムは、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手順を実行し、その手順の実行回数を保持して、上記記録媒体に対するデータの記録中にデータ書込指示命令の発行間隔が乱れたことを検出したとき、上記保持された実行回数を報告する。
【0047】
次に、この発明の実施形態のCD−R/RW記録再生システムにおけるBURF機能の実行回数報告処理について説明する。
この発明の実施形態のCD−R/RW記録再生システムでは、パーソナルコンピュータ1のパーソナルコンピュータ制御部10が、自身のライトコマンドの発行間隔を調べて、その発行間隔が乱れたことを検出したらCD−R/RWドライブ2においてBURF機能が働いたものと判断する。
例えば、パーソナルコンピュータ1のパーソナルコンピュータ制御部10は、CD−R/RWドライブ2へのライトコマンドを発行する度に前回発行したライトコマンドからの発行間隔の時間を計り、その発行間隔が一定時間以上かかっていた場合には発行間隔が乱れたことを検出し、その検出をもってBURF機能が働いたものと判断する。
【0048】
CD−R/RWドライブ2では、単位時間当たりのデータ転送量が定められているドライブがあり(例えば、CD―R/RWでは、150KB/Sの整数倍)、CD−R/RWドライブ2へのライトコマンドの発行間隔は必要以上に長くなることはないはずなので、特に時間がかかる場合はBURF機能が働いたものと判断することができる。
【0049】
そして、パーソナルコンピュータ1のパーソナルコンピュータ制御部10は、上記のようにBURF機能が働いたものと判断したとき、または、その判断をした後の任意の時間(予め設定した所定時間)内あるいは後に、インタフェイス3を介してCD−R/RWドライブ制御部20へBURF機能の実行回数を問い合わせるコマンドを発行し、CD−R/RWドライブ制御部20は一時記憶部22に保持されているその時点の実行回数を読み出した後、インタフェイス3を介してパーソナルコンピュータ制御部10へ送信し、パーソナルコンピュータ制御部10は、CD−R/RWドライブ制御部20からBURF機能の実行回数を受け取ると、表示部11に表示してユーザにBURF機能の実行回数を報告する。
【0050】
このようにして、この発明の実施形態のCD−R/RW記録再生システムは、データまたは音楽トラックの書き込み中、書込みコマンド(ライトコマンド)の発行間隔を調べ、その間隔が乱れたことを検出したとき(例えば、いつもより間隔が長くなったことを検出したとき)、BURF機能が働いたものと判断してBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行タイミングにするので、CD−R/RWドライブとホストであるパーソナルコンピュータとの間での不必要なBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行を抑えることができ、リアルタイムにBURF機能の実行回数を表示することができる。
【0051】
第3参考技術
次に、図1に示したCD−R/RW記録再生システムにおけるこの発明の第3参考技術について説明する。
この第3参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、パーソナルコンピュータ1からCD−R/RWドライブ2へのBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行タイミングとして、バッファRAMの使用量を調べて、その量が予め設定した所定量(ある一定値)を下回ったとき又は以後にする。
【0052】
この第3参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、上記CD−R/RWドライブ制御部20が記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手段の機能を果たし、上記一時記憶部22が上記データ記録一時停止後連続性保持再記録手段の実行回数を保持する実行回数保持手段の機能を果たす。
【0053】
また、上記パーソナルコンピュータ制御部10に、記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段(一時記憶部22のバッファRAMに相当する)の使用量を調査し、その使用量が所定量よりも下回ったことを検出以後、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録機能の実行回数を報告する実行回数報告機能を実現させるためのプログラムをインストールすることによって、上記記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段(一時記憶部22のバッファRAMに相当する)の使用量を調査し、その使用量が所定量よりも下回ったことを検出以後、上記実行回数保持手段に保持された実行回数を報告する。
【0054】
そして、このCD−R/RW記録再生システムは、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手順を実行し、その手順の実行回数を保持して、上記記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段の使用量を調査し、その使用量が所定量よりも下回ったことを検出以後、上記保持された実行回数を報告する。
【0055】
次に、この第3参考技術のCD−R/RW記録再生システムにおけるBURF機能の実行回数報告処理について説明する。
BURF機能は、実際の書込み動作で消費されるデータ量よりも、バッファRAM内に蓄積されていくパーソナルコンピュータ1から送られた書込みデータの方が少ない場合、バッファRAMが空になることを事前に判断して行う処理なので、そのタイミングでBURF機能の実行回数の読み出しコマンドを発行するのが実行回数を確実に検出するのに適している。
【0056】
この第3参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、パーソナルコンピュータ1のパーソナルコンピュータ制御部10が、インタフェイス3を介してCD−R/RWドライブ2に一時記憶部22のデータ量(使用量)を調べるリード・バッファ・キャパシティコマンドを発行し、CD−R/RWドライブ制御部20はそのコマンドを受け取ると一時記憶部22のバッファRAMのデータ量を調べ、そのデータ量をパーソナルコンピュータ制御部10へ送信する。
パーソナルコンピュータ制御部10は、CD−R/RWドライブ制御部20からバッファRAMのデータ量を受け取ると、予め設定された所定量と比較し、その所定量よりも量が下回ったか否かを判断し、下回ったことを検出すると、CD−R/RWドライブ2においてBURF機能が働いたものと判断する。
【0057】
そして、パーソナルコンピュータ1のパーソナルコンピュータ制御部10は、上記のようにBURF機能が働いたものと判断したとき、または、その判断をした後の任意の時間(予め設定した所定時間)内あるいは後に、インタフェイス3を介してCD−R/RWドライブ制御部20へBURF機能の実行回数を問い合わせるコマンドを発行し、CD−R/RWドライブ制御部20は一時記憶部22に保持されているその時点の実行回数を読み出した後、インタフェイス3を介してパーソナルコンピュータ制御部10へ送信し、パーソナルコンピュータ制御部10は、CD−R/RWドライブ制御部20からBURF機能の実行回数を受け取ると、表示部11に表示してユーザにBURF機能の実行回数を報告する。
こうして、無駄なコマンドが発行されることなく、必要なデータやコマンドのみ転送できるようになる。
【0058】
このようにして、この第3参考技術のCD−R/RW記録再生システムは、データまたは音楽トラックを書き込み中、CD−R/RWドライブのバッファRAMの使用量を調べ、その値がある一定値を下回ったとき又は以後に、BURF機能が働いたものと判断してBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行タイミングにするので、CD−R/RWドライブとホストであるパーソナルコンピュータとの間での不必要なBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行を抑えることができ、リアルタイムにBURF機能の実行回数を表示することができる。
【0059】
次に、上述の第3参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、バッファRAMの使用量を調べることによってBURF機能の実行を判断していたが、BURF機能自体はバッファRAMの空き容量が増加したことを判断した後で動作を開始する機能なので、空き容量の増加だけで判断してCD−R/RWドライブに対してBURF機能の実行回数を読みにいったのでは、時間的に古い値(一回前)を読み出す恐れがあり、正しいBURF機能の実行回数の読み出しができない恐れがある。
そこで、その点を考慮した第4参考技術を次に説明する。
【0060】
第4参考技術
次に、図1に示したCD−R/RW記録再生システムにおけるこの発明の第4参考技術について説明する。
この第4参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、パーソナルコンピュータ1によるBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行タイミングを、バッファRAMの使用量を調べ、その値がある一定値を下回ったことを判断した後で更に一定時間の間を空けてからにする。
【0061】
この第4参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、上記CD−R/RWドライブ制御部20が記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手段の機能を果たし、上記一時記憶部22が上記データ記録一時停止後連続性保持再記録手段の実行回数を保持する実行回数保持手段の機能を果たす。
【0062】
また、上記パーソナルコンピュータ制御部10に、記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段の使用量を調査し、その使用量が所定量よりも下回ったことを検出し、上記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録機能の動作と上記保持された実行回数の更新とを行うのに充分な時間が経過したことを検出以後、上記保持された実行回数を報告する実行回数報告機能を実現させるためのプログラムをインストールすることによって、上記記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段の使用量を調査し、その使用量が所定量よりも下回ったことを検出し、上記データ記録一時停止後連続性保持再記録手段の動作と上記実行回数保持手段に保持された実行回数の更新とを行うのに充分な時間が経過したことを検出以後、上記実行回数保持手段に保持された実行回数を報告する実行回数報告手段の機能を果たす。
【0063】
そして、このCD−R/RW記録再生システムは、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手順を実行し、その手順の実行回数を保持して、上記記録媒体に記録するデータを一時的に記憶する一時記憶手段の使用量を調査し、その使用量が所定量よりも下回ったことを検出し、上記データ記録一時停止後連続性保持再記録手順の動作と上記保持された実行回数の更新とを行うのに充分な時間が経過したことを検出以後、上記保持された実行回数を報告する。
【0064】
この第4参考技術のCD−R/RW記録再生システムでは、パーソナルコンピュータ1のパーソナルコンピュータ制御部10が、インタフェイス3を介してCD−R/RWドライブ2に一時記憶部22のデータ量(使用量)を調べるリード・バッファ・キャパシティコマンドを発行し、CD−R/RWドライブ制御部20はそのコマンドを受け取ると一時記憶部22のバッファRAMのデータ量を調べ、そのデータ量をパーソナルコンピュータ制御部10へ送信する。
パーソナルコンピュータ制御部10は、CD−R/RWドライブ制御部20からバッファRAMのデータ量を受け取ると、予め設定された所定量と比較し、その所定量よりも量が下回ったか否かを判断し、下回ったことを検出すると、CD−R/RWドライブ2においてBURF機能が働いたものと判断する。
【0065】
しかし、バッファRAMの使用量がある一定値を下回ったときは、BURF機能の処理が開始されるか、もしくは、処理の実行中であり、BURF機能の実行回数が更新されていない場合もある。
そこで、パーソナルコンピュータ1のパーソナルコンピュータ制御部10は、上記のようにバッファRAMが所定量を下回ったことを検出してBURF機能が働いたものと判断したときは、さらにBURF機能の動作とCD−R/RWドライブ制御部20による一時記憶部22に保持された実行回数の更新とを行うのに充分な時間の経過を待つ。この時間は予め設定した値を用いると良い。
【0066】
そして、その時間が経過したことを検出以後、インタフェイス3を介してCD−R/RWドライブ制御部20へBURF機能の実行回数を問い合わせるコマンドを発行し、CD−R/RWドライブ制御部20は一時記憶部22に保持されているその時点の実行回数を読み出した後、インタフェイス3を介してパーソナルコンピュータ制御部10へ送信し、パーソナルコンピュータ制御部10は、CD−R/RWドライブ制御部20からBURF機能の実行回数を受け取ると、表示部11に表示してユーザにBURF機能の実行回数を報告する。
こうして、バッファRAMの使用量が一定値を下回った事を検出後、更にBURF機能の動作に十分な時間とその実行回数の更新に必要な時間を十分置いてから、BURF機能が働いたと判断して実行回数の読み出し処理を行うことにより、リアルタイムに正確な実行回数の読み出しができるようになり、更に表示も可能になる。
【0067】
このようにして、この第4参考技術のCD−R/RW記録再生システムは、データまたは音楽トラックを書き込み中、まずバッファRAMの使用量を調べその値がある一定値を下回った事を判断し、その後、更にBURF機能の動作に十分な時間と、その実行回数の更新に十分な時間が経つのをカウントてからBURF機能が働いたことを判断したときにBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行タイミングにするので、CD−R/RWドライブとパーソナルコンピュータとの間での不必要なBURF機能の実行回数の読み出しコマンドの発行を抑えると共に正確なBURF機能の実行回数の読み出しが出来るようになる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の情報記録再生システムと情報記録再生方法によれば、記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するBURF機能の実行回数を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考技術と実施形態に共通するCD−R/RW記録再生システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の第1参考技術のCD−R/RW記録再生システムにおけるデータ記録処理を示すフローチャート図である。
【図3】 BURF機能を使用か否かを指定する作業画面の一例を示す図である。
【図4】 BURF機能の実行回数を報告する画面の一例を示す図である。
【図5】 この発明の第2参考技術のCD−R/RW記録再生システムにおけるデータ記録処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:パーソナルコンピュータ
2:CD−R/RWドライブ
3:インタフェイス 4:光ディスク
10:パーソナルコンピュータ制御部
11:表示部 12:記憶部
20:CD−R/RWドライブ制御部
21:データ書込読出部
22:一時記憶部

Claims (4)

  1. パーソナルコンピュータと、前記パーソナルコンピュータからの書込みコマンドに応じて記録媒体にデータの書込みを行う情報記録再生装置とを備えた情報記録再生システムであって、
    前記情報記録再生装置は、前記記録媒体に対して情報の記録及び再生を行うデータ書込読出部と、前記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開するデータ記録一時停止後連続性保持再記録手段とを有し、
    前記パーソナルコンピュータは、前記情報記録再生装置に対する前記書込みコマンドの発行間隔が乱れたことを検出したとき、前記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したと判断する手段を有することを特徴とする情報記録再生システム。
  2. 前記情報記録再生装置、前記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開した回数を前記パーソナルコンピュータに報告する手段を有し
    前記パーソナルコンピュータ、前記情報記録再生装置に対する前記書込みコマンドの発行間隔が乱れたことを検出したとき、前記情報記録再生装置に前記回数を問い合わせる手段を有することを特徴とする請求項1記載の情報記録再生システム。
  3. パーソナルコンピュータと、前記パーソナルコンピュータからの書込みコマンドに応じて記録媒体にデータの書込みを行う情報記録再生装置とを備えた情報記録再生システムにおける情報記録再生方法であって、
    前記情報記録再生装置は、前記記録媒体に対して情報の記録及び再生を行い、前記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開し、
    前記パーソナルコンピュータは、前記情報記録再生装置に対する前記書込みコマンドの発行間隔が乱れたことを検出したとき、前記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したと判断することを特徴とする情報記録再生方法。
  4. 前記情報記録再生装置は、前記記録媒体に対するデータの記録が一時停止したときに停止前に記録されたデータとの連続性を保ったまま続きのデータの記録を再開した回数を前記パーソナルコンピュータに報告し、
    前記パーソナルコンピュータは、前記情報記録再生装置に対する前記書込みコマンドの発行間隔が乱れたことを検出したとき、前記情報記録再生装置に前記回数を問い合わせることを特徴とする請求項3記載の情報記録再生方法。
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