JP4052809B2 - 電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置およびその制御方法 - Google Patents
電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置およびその制御方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、製鋼用電気アーク炉、たとえば、3相交流による電気アーク炉においては、その溶解能率向上の一手段として操業初期に酸素を吹込んでスクラップをカッティングするが、アークの強力な指向性のため、電気エネルギー供給密度の非常に高いホットスポットおよび密度の非常に低いコールドスポットがそれぞれ120°間隔で3箇所生じる。このため、全体として溶解速度が不均一(アーク近傍のスクラップが急速に溶解し、逆に、炉壁近傍に生じるコールドスポットでは未溶解スクラップの状態で残留する)になり、電気アーク炉自体の生産性を悪くしている。
【0003】
このため、酸素・燃料バーナを炉壁に取り付けて前記コールドスポットに向けてスクラップを加熱した後、カッティング(吹込)用酸素を吹込んでカッティングし、その後、酸素燃焼により該スクラップを溶解するようにしているが、吹込量、吹込方向あるいは燃料排ガスを吸引排気する集塵口の位置等の因子が影響して炉内ガスの流れが変化し、カッティング作業あるいは未溶解スクラップの溶解が十分行われず、前記コールドスポットが完全に解消されないばかりか、局部的な過加熱部分が発生するという問題があった。
【0004】
したがって、特公昭56−17587号公報にて、炉本体に酸素・燃料バーナを左右旋回可能に配設し、コールドスポットに集中的にカッティング(吹込)用酸素あるいは酸素・燃料を吹き付けて炉全体の溶解速度を均一にする方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報のものでは、酸素・燃料バーナが所定角度左右に旋回可能であって加熱領域が拡大するため、スクラップの未溶解部分を少なくすることができるが、バーナ本体が左右に旋回するためバーナ挿入孔を長孔にする必要がある。つまり、バーナ本体とバーナ挿入孔との間に間隙が形成されることになり、炉内で発生する溶鋼の飛沫やスラグが飛散して前記間隙に堆積してバーナ本体の旋回運動が早期に阻害され設備故障の原因となっていた。
【0006】
また、炉内の燃焼排ガスは集塵口から吸引され炉内は負圧となっているため、前記間隙から多量の外気が炉内に侵入し、熱効率が悪化するという課題を有していた。
【0007】
なお、前述のように、バーナ本体を旋回することなく、バーナ本体の取り付け方向あるいは位置をその都度変化させてカッティング用酸素あるいは酸素・燃料の吹き付け範囲を最適なものにすることも考えられるが、それには、バーナ本体の取り付け方向を変える必要が生じる毎にバーナの挿入孔(種々の挿入孔を備えた炉壁)を変えなければならず、コスト面およびバーナ装置の着脱時間等を考慮すると非現実的であり、実際には、酸素・燃料バーナを炉壁に固定して設け、酸素あるいは燃料流量を定格流量よりも少なく供給して炉内を徐々に加熱して炉全体の溶解速度を均一にしているのが実状である。
【0008】
したがって、本発明は、炉壁に酸素・燃料バーナ本体を回転可能に取り付けるもののバーナ本体を旋回させるのと同一作用を行わしめて前記課題を解決することのできる電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置を提供することを第1の目的とし、また、前記溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置により効率よく均一溶解を可能とする制御方法を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するためになされたもので、電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置を、先端内面が末広がり形状の開口を有する吹込用酸素供給管の外周部に、所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口を有する第1供給管を配設して前記吹込用酸素供給管との間に燃料流路を形成するとともに、前記第1供給間の外周部に所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口を有し、かつ、内部に冷却水循環流路を備えた第2供給管を配設して前記第1供給管と第2供給管との間に燃焼用酸素流路を形成し、前記吹込用酸素供給管、燃料流路および燃焼用酸素流路の先端部を軸心方向に対して所定角度傾斜させたバーナ本体を、炉壁と所定間隔をもって回転可能に取り付けたものである。
【0010】
なお、前記バーナ本体外周面と炉壁内周面とで形成される前記所定間隔を片側で3mm〜10mmとすることが好ましい。
【0011】
また、先端内面が末広がり形状の開口を有する吹込用酸素供給管の外周部に、所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口を有する第1供給管を配設して前記吹込用酸素供給管との間に燃料流路を形成するとともに、前記第1供給間の外周部に所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口を有し、かつ、内部に冷却水循環流路を備えた第2供給管を配設して前記第1供給管と第2供給管との間に燃焼用酸素流路を形成し、前記吹込用酸素供給管、燃料流路および燃焼用酸素流路の先端部を軸心方向に対して所定角度傾斜させたバーナ本体を、炉壁と所定間隔をもって回転可能に配設してなる複数の溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置を炉壁の円周方向に設け、これら酸素・燃料バーナ装置を設置した炉壁部分および隣接する部分に温度検出手段を設け、前記バーナ装置が配設されている部分の炉壁温度t1を基準として隣接する炉壁温度t2,t3のいずれか一方が前記基準温度t1よりも低い場合、前記バーナ装置を炉壁温度の低い側に任意角度回転させて酸素吹込みあるいは燃焼を行い、前記炉壁温度が基準温度t1に到達すると酸素吹込みあるいは燃焼を停止させる電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置の制御方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態について図にしたがって説明する。
図において、10は本発明にかかる電気アーク炉Tにおける溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置(以下、バーナ装置という)を示し、大略、炉壁1に取り付けられた取付フランジ4に軸受装置5を介して回転自在に装着されたバーナ本体11と、このバーナ本体11を所定角度回転させるシリンダ装置19とからなる。
【0013】
そして、前記バーナ本体11の後部には、吹込用(カッティング用)酸素供給口13a、燃料(ガス)供給口14a、燃焼用酸素供給口15aおよび冷却水供給口16aと冷却水排出口16bとを有する。
【0014】
また、前記バーナ本体11は、炉壁1に水平位置から所定角度θ1たとえば15°斜下方に向けて設けたバーナ挿入孔3にその先端部が挿入されるもので、バーナ挿入孔3の径はバーナ本体11の先端部径より片側で3mm〜10mm大きくなっている。なお、2は炉壁1に設けた水冷ジャケットである。
【0015】
さらに、前記バーナ挿入孔3の下方に位置する炉壁内面部分3aは扇状に切欠かれた形状となっている。
【0016】
前記バーナ本体11は、図2に示すように、先端内面が末広がり形状の開口13bを有する吹込用(カッティング用)酸素供給管13を中心に、その外周部に所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口17aを有する第1供給管17が配設され、さらに、前記第1供給管17の外周部に所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口18aを有し、かつ、内部に冷却水循環流路16を供えるとともに外筒部を構成する第2供給管18とからなる。
【0017】
そして、前記吹込用酸素供給口13aは前記吹込用酸素供給管13に連通し、前記燃料供給口14aは前記吹込用酸素供給管13と第1供給管17との間に形成される環状の燃料流路14に連通し、前記燃焼用酸素供給口15aは前記第1供給管17と第2供給管18との間に形成される環状の燃焼用酸素流路15に連通するとともに、前記冷却水供給口16aと冷却水排出口16bは、前記第2供給管18内に形成された冷却水循環流路16にそれぞれ連通している。
【0018】
また、前記吹込用酸素供給管13、燃料流路14および燃焼用酸素流路15の各先端部は、バーナ本体11の軸心に対して所定角度θ2たとえば25°傾斜しており、カッティング(吹込)用酸素,燃料および燃焼用酸素をバーナ本体11の軸心に対して25°斜め下方に噴出するようになっている。
【0019】
前記構成からなるバーナ装置10は、前記軸受装置5のフランジユニット5aを炉壁1に設けた取付フランジ4に調整ライナ6を介して取り付け、バーナ本体11の先端部を炉壁1に設けた円形のバーナ挿入孔3の内周面に所定間隔Dをもって位置させて使用するが、前述のように、吹込用酸素供給管13の先端部、環状の燃料流路14の先端部および環状の燃焼用酸素流路15の先端部はいずれも内面が末広がり形状で、かつ、バーナ本体11の軸心に対して所定角度θ2傾斜し、しかも、バーナ挿入孔3も所定角度θ1斜め下方に開口しているため、バーナ本体11に設けたアーム12をシリンダ装置19の駆動によりバーナ本体11を所定角度回転することにより最もコールドスポットの発生しやすい炉壁部近傍の未溶解スクラップの加熱およびカッティングが行え、かつ、それに続いて行われる未溶解スクラップの溶解を効率よく行うことができる。
【0020】
なお、前述のように、バーナ本体11からの酸素,燃料等の噴出方向は水平位置からθ°(θ°1+θ°2)であるが、この角度は30°〜60°の範囲が許容され、最も好ましくは40°である。
【0021】
また、バーナ本体11の先端部外周面とバーナ挿入孔3の内周面とで形成される前記所定間隔Dを片側で3mm〜10mmの範囲に限定したのは、下記実験例に示すとおり、3mm以下では侵入空気量および溶鋼の飛沫やスラグの堆積はほとんどないが、前記バーナ挿入孔3が時間経過とともに熱変形を起こし、バーナ本体11と接触してバーナ装置10が回転動作不良に陥った。逆に10mm以上では溶鋼の飛沫やスラグの堆積が急激に増大したことが原因となり、バーナ装置10が回転動作不良に陥った。この前記所定間隔Dの評価基準はアーク電気炉の出鋼回数(チャージ数)で判断した。通常アーク電気炉では約150チャージ前後で炉修工事を行う。
【0022】
また、侵入空気量も前記所定間隔Dと比例関係にあり、前記所定間隔Dを10mm以下とすることで侵入空気量を低減できる。
【0023】
【実験例】
【0024】
前記実施の形態では、吹込用酸素供給管13、燃料流路14および燃焼用酸素流路15を環状に、かつ斜め下方に噴出させるようにしたが、前記燃料流路14および燃焼用酸素流路15の先端開口を閉鎖し、この閉鎖部分の所定箇所にノズル(図示せず)をバーナ本体11の軸心に対して所定角度傾斜させて設けてもよい。この場合、各ノズルの先端部開口内面は末広がり形状とすることは勿論である。
【0025】
以上は、本発明にかかるバーナ装置10の一般的使用方法であるが、下記するようにバーナ装置10を制御して使用することが好ましい。
【0026】
図3は、本発明のバーナ装置10を備えた電気アーク炉Tの平面断面図で、アーク炉Tの内部には3本の電極20が同一円周上に120°間隔で設けられ、炉壁1には3本の前記バーナ装置10が等間隔で、かつ、前記3本の電極20の中間より若干片寄った位置に設けたバーナ取付孔3に図1のようにバーナ本体11が所定角度で回転可能に取りつけてある。
【0027】
また、前記各バーナ装置10が設けられている炉壁1の部分に第1温度検出器T1、当該バーナ装置10から左右に所定距離離れた炉壁部分に第2温度検出器T2および第3温度検出器T3が設置され、これらからの各炉壁温度t1,t2,t3は各制御手段21に入力され、前記各バーナ装置10を制御(回転、停止、燃焼指令、燃焼時間指令)する。
【0028】
すなわち、まず、前記バーナ装置10はバーナ取付孔3の下方前方に向けて、カッティング(吹込)用酸素あるいは燃焼火炎等をコールドスポットに向けて所定時間噴射して加熱およびカッティングあるいはスクラップの溶解を行うが、その時の第1温度検出器T1の炉壁温度t1を基準として第2温度検出器T2からの炉壁温度t2と第3温度検出器T3からの炉壁温度t3のうちいずれか一方が基準温度t1より低い場合、当該バーナ本体11を回転させて低温部に酸素吹込みあるいは燃焼を開始させる。
【0029】
そして、前記炉壁温度t2あるいはt3が基準温度t1に達すると酸素吹込みあるいは燃焼を停止して、該バーナ本体11を元の所定位置に戻し、以後、前記動作を繰り返して炉壁温度が所定温度になるまで行って炉壁近傍でスクラップの状態で残留している未溶解スクラップを完全に溶解するものである。
【0030】
なお、前記説明では、温度管理対象を炉壁温度としたが、水冷ジャケット2内の水温で管理してもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明にかかる電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置によれば、バーナ本体の先端部がバーナ本体の軸心に対して所定角度傾斜するように形成するとともに、このバーナ装置を炉壁と所定間隔をもって、かつ、所定範囲で回転可能としたため、バーナによる加熱範囲が広く、しかも吹込酸素・燃料および燃焼用酸素は炉壁近傍を指向するため、炉壁近傍の未溶解スクラップを容易に溶解でき、炉全体の溶解速度を早めることができる。
【0032】
また、バーナ装置は、従来のようにバーナ本体が左右に旋回するものでなく、炉壁に対して単に回転するだけであり、バーナ先端部外周面とバーナ挿入孔内周面との間隔を片側で3mm〜10mmとしたので、溶鋼の飛沫やスラグが飛散して堆積することがない。しかも、前記間隔が少ないため炉内への外気の侵入が少なく熱効率を低下させることがないという効果を奏する。
【0033】
さらに、本発明にかかる前記酸素・燃料バーナ装置の制御方法によれば、前記バーナ装置を炉壁の円周方向に複数配設し、各バーナ装置が設置されている炉壁温度(基準温度)t1と隣接する炉壁温度t2,t3とを比較して、基準温度である炉壁温度t1より低い温度側に前記バーナ装置を回転させて酸素吹込みあるいは燃焼するようにしているから、効率よく未溶解スクラップを溶解でき、電気アーク炉自体の生産性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置の炉壁に取り付けた状態の部分断面図。
【図2】 図1の部分拡大図。
【図3】 図1の酸素・燃料バーナを適用する電気アーク炉の平面断面図。
【符号の説明】
1〜炉壁、2〜水冷ジャケット、3〜バーナ挿入孔、10〜溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置、11〜バーナ本体、13〜吹込用酸素供給管、13a〜吹込用酸素供給口、14〜燃料流路、14a〜燃料供給口、15〜燃焼用酸素流路、15a〜燃焼用酸素供給口、16〜冷却水循環流路、17〜第1供給管、18〜第2供給管、17a,18a〜開口、19〜シリンダ装置、20〜電極、21〜制御手段、T〜電気アーク炉、T1〜第1温度検出器、T2〜第2温度検出器、T3〜第3温度検出器、t1〜炉壁温度(基準温度)、t2,t3〜炉壁温度。
Claims (3)
- 先端内面が末広がり形状の開口を有する吹込用酸素供給管の外周部に、所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口を有する第1供給管を配設して前記吹込用酸素供給管との間に燃料流路を形成するとともに、前記第1供給間の外周部に所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口を有し、かつ、内部に冷却水循環流路を備えた第2供給管を配設して前記第1供給管と第2供給管との間に燃焼用酸素流路を形成し、前記吹込用酸素供給管、燃料流路および燃焼用酸素流路の先端部を軸心方向に対して所定角度傾斜させたバーナ本体を、炉壁と所定間隔をもって回転可能に取り付けたことを特徴とする電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置。
- 前記バーナ本体外周面と炉壁内周面とで形成される前記所定間隔が片側で3mm〜10mmであることを特徴とする請求項1に記載の電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置。
- 先端内面が末広がり形状の開口を有する吹込用酸素供給管の外周部に、所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口を有する第1供給管を配設して前記吹込用酸素供給管との間に燃料流路を形成するとともに、前記第1供給間の外周部に所定間隔をもって先端内面が末広がり形状の開口を有し、かつ、内部に冷却水循環流路を備えた第2供給管を配設して前記第1供給管と第2供給管との間に燃焼用酸素流路を形成し、前記吹込用酸素供給管、燃料流路および燃焼用酸素流路の先端部を軸心方向に対して所定角度傾斜させたバーナ本体を、炉壁と所定間隔をもって回転可能に配設してなる複数の溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置を炉壁の円周方向に設け、これら酸素・燃料バーナ装置を設置した炉壁部分および隣接する部分に温度検出手段を設け、前記バーナ装置が配設されている部分の炉壁温度t1を基準として隣接する炉壁温度t2,t3のいずれか一方が前記基準温度t1よりも低い場合、前記バーナ装置を炉壁温度の低い側に任意角度回転させて酸素吹込みあるいは燃焼を行い、前記炉壁温度が基準温度t1に到達すると酸素吹込みあるいは燃焼を停止させることを特徴とする電気アーク炉における溶解用助燃酸素・燃料バーナ装置の制御方法。
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