JP4052206B2 - 貯湯式給湯システム - Google Patents
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したがって、上記特許文献1,2に示された従来の構成では、中温水を利用している最中に貯湯タンク内の中温水がなくなり、その結果、出湯中にもかかわらず、貯湯タンク上部の高温水への供給に回路を切り替える必要が生じることになった場合、供給側では急激な湯の供給温度の変動によりその後の市水との混合において、給湯される湯温の急激な変動が発生し、使用者に不快感を与えるだけでなく、高温湯の混合比率が一時的に増大することで、意図しない高温出湯のおそれがある。
前記制御装置は、前記第1の配管水と第2の配管水とを混合する第1の混合弁の混合比率が一定以上の割合で変化するときに、前記開閉弁を一時的に閉動作させて生成された温水の供給を停止させ、混合比率変更後に前記開閉弁を開動作させて出湯を再開させるものである。
図1は本発明の実施の形態1を示す貯湯式給湯システムの構成図である。
図1において、貯湯タンク1の下部には給水配管2が接続されていて、この給水配管2には第1,第2の給水バイパス管3,4が設けられ、また、貯湯タンク1の上部には第1の給湯配管5が接続されていて、この第1の給湯配管5には給湯バイパス管6が接続されている。
貯湯タンク1の上下部には放熱用循環回路7が接続されており、この放熱用循環回路7は、貯湯タンク1内に貯湯された湯と外部熱負荷である床暖房器8内のブラインとを熱交換する暖房用熱交換器9と、貯湯タンク1内の湯を放熱用循環回路7に循環させる循環ポンプ10とによって構成されている。
ヒートポンプ本体14には貯湯タンク1の上下部と接続された加熱循環回路15が接続されており、前記ヒートポンプ本体14内に配置された循環ポンプ(図示せず)により貯湯タンク1の下部から水を導き、ヒートポンプ本体14内で外気との熱交換を行い、水を高温の湯に沸き上げ、貯湯タンク1の上部に戻している。加熱循環回路15の貯湯タンク1下部側には温度センサ15aが設けられている。
第1の混合弁19は、貯湯タンク1の中ほどと接続された第2の給湯配管20と第1の給湯配管5から分岐した給湯バイパス管6の間に接続され、貯湯タンク1の上部に接続された第1の給湯配管5から供給される高温水と貯湯タンク1の中ほどと接続された第2の給湯配管20から供給される中温水とを混合して第2の混合弁22に供給する。
温度センサ11は、第1の混合弁19と第2の混合弁22の間に設置されて、第1の混合弁19の出湯湯温を検出する。また、温度センサ21は貯湯タンク1の側面中ほどに設置されていて、前記第2の給湯配管20の温水取出口付近の湯温を検出する。
なお、前記第2の給湯配管20は、貯湯タンク1の下方部からタンク1内に挿入されているが、その温水取出口は前記貯湯タンク1内で図示のように、温度センサ21の設置位置よりやや上方まで(貯湯タンク1の中ほどまで)延設されている。また、前記第2の給湯配管20には第1の混合弁19の手前に位置して逆止弁20aを配している。操作部31では使用者が出湯の所望温度や所望量を設定する。
まず、沸き上げを行う場合の動作について図1を用いて説明する。
給水配管2から給水された市水は減圧弁(図示せず)で所定圧に減圧され、貯湯タンク1に給水される。これにより、貯湯タンク1内は常に満水状態となっている。
この状態で、操作部31により制御装置30が沸き上げ開始の指示を受けると、貯湯タンク1内の水はヒートポンプ本体14に内蔵の循環ポンプ(図示せず)の運転により、貯湯タンク1の下部から加熱循環回路15に取り出されてヒートポンプ本体14で熱交換し、設定された温度(例えば90℃)になるように加熱昇温され、貯湯タンク1の上部に戻される(図1中、矢印a)。これにより、貯湯タンク1の上部より90℃の湯が少量づつ貯湯されていく。
このとき、ヒートポンプ方式による沸き上げ加熱性能は、ヒートポンプ本体14に入る水の温度が低いときは、沸き上げの加熱効率が高いが、入る水の温度が高いときは沸き上げの加熱効率(成績係数)は低下する特性を持っている。
この場合は、蛇口18を開くことによって、第1の給水バイパス管3を経由し供給される市水(図1中、矢印f)と貯湯タンク1を経由して第1の給湯配管5を通して供給される高温水(図1中、矢印e)を給湯側混合弁16により使用者が設定した所望温度に混合して、一般給湯配管17を経由して給湯が行われる。(図1中、矢印h)
この場合は、操作部31により制御装置30が湯はり開始の指示を受けると、湯はり動作が開始される。湯はり動作が開始されると、まず、温度センサ21により第2の給湯配管20からの中温水取り出しが可能かどうかを検出し、中温水がある場合はそれを制御装置30が判断して、制御装置30が第1の混合弁19により第2の給湯配管20側に切り替えて(図1中、矢印d)、第2の給湯配管20から中温水を取り出せるように流路を構成する。続いて、制御装置30は、開閉弁24を開き、第2の混合弁22で市水と混合した湯が所望温度となるように温度センサ23で温度を検出しながら、第2の混合弁22を調整し、ふろ配管25を経由して浴槽26に湯はりを行う。
湯はりの完了は、制御装置30が、流量センサ27の積算流量をカウントし、所望量となった時点で、開閉弁24を閉じるように制御することで完了となる。
また、温度センサ21により検出した中温水の温度が市水と同レベルまで低くなった場合は、制御装置30が第1の混合弁19を貯湯タンク2の上部から貯湯水を取り出す第1の給湯配管5側に切り替えて(図1中、矢印e)、第1の給湯配管5から高温水を取り出せるように流路を構成する。続いて、制御装置30は、開閉弁24を開き、以下、前述と同様の動作で湯はりを行う。
この場合は、操作部31により制御装置30が床暖房開始の指示を受けると、床暖房動作が開始される。床暖房動作が開始されると、まず、循環ポンプ13が動作して床暖房器8内のブラインが暖房循環回路12を循環し、暖房用熱交換器9を通って床暖房器8内に戻される(図1中、矢印c)。一方、循環ポンプ10も動作して、貯湯タンク1の上部より高温の貯湯水が放熱用循環回路7に導かれ、暖房用熱交換器9を通って貯湯タンク1の下部に戻される(図1中、矢印b)。このとき、暖房用熱交換器9は、貯湯タンク1内に貯湯された高温の貯湯水から低温のブラインに熱交換(伝熱)することで、ブラインを床暖房に適した温度に加熱昇温させる。また、一方で、高温の貯湯水は熱を奪われ、中温水(概ね50℃程度)となって貯湯タンク1に戻る。
図2〜図5は、床暖房を実施した後、浴槽26への湯張りを実施した場合の貯湯タンク1内の貯湯水の変化を示した図で、図2は、ヒートポンプ本体14により貯湯タンク1内の沸き上げ完了時の貯湯水の状態を示し、貯湯タンク1内の右斜線部が高温の貯湯水を示している。
この状態で、前記のように床暖房を行うと、放熱用循環回路7により貯湯タンク1上方から高温の貯湯水を暖房用熱交換器9で熱交換し、中温水となって貯湯タンク1に戻る。このような床暖房運転を継続すると、貯湯タンク1内の高温の貯湯水が減少し、中温水(左斜線で示す)が増加してゆき、やがて図3のような状態となる。この状態で、例えばヒートポンプ本体14により貯湯タンク1内の沸き上げを行おうとすると、床暖房で生成された中温水をヒートポンプサイクルで熱交換を行うことになり、前述したように、沸き上げ時の加熱効率(成績係数)が低下することになる。
図6は本発明の実施の形態2を示す貯湯式給湯システムの構成図である。
図6では、第1の混合弁19の手前に逆止弁20aを配するとともに、第2の混合弁22の手前の第2の給水バイパス管4にも逆止弁4aを配し、また一般給湯側混合弁16の手前の第1給水バイパス管3にも逆止弁3aを配したものである。この図6の実施の形態2によれば、図1に示したものと同様の効果を得ることができる。また、浴槽への湯はり(給湯)に限られず、蛇口等からの一般給湯でも同様の効果を得ることができる。
Claims (4)
- 貯湯タンクを有する貯湯式給湯システムにおいて、
貯湯タンクの上部から出湯する第1の給湯配管と、貯湯タンクの中ほどから出湯する1つあるいは複数の第2の給湯配管と、第1の給湯配管から出湯する第1配管水と第2の給湯配管から出湯する第2配管水との出湯を混合する第1の混合弁と、この第1の混合弁からの出湯と市水を混合して所望温度の温水を生成する第2の混合弁と、この第2の混合弁の下流に設けられて生成された温水の供給と停止を行う開閉弁と、前記各混合弁、開閉弁等給湯システム全体の動作を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置は、前記第1の配管水と第2の配管水とを混合する第1の混合弁の混合比率が一定以上の割合で変化するときに、前記開閉弁を一時的に閉動作させて生成された温水の供給を停止させ、混合比率変更後に前記開閉弁を開動作させて出湯を再開させることを特徴とする貯湯式給湯システム。 - 前記第2の給湯配管に逆止弁を配したことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯システム。
- 生成された所望温度の温水をふろ給湯専用に利用するように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の貯湯式給湯システム。
- 前記第2の給湯配管は、貯湯タンクの任意の位置から貯湯タンク内に挿入し、貯湯タンク内で所望の湯水取り出し位置までその湯水取出口を延設するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の貯湯式給湯システム。
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