JP4052091B2 - 電気機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器の電源となる電源ブロックの機器本体への装着構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、たとえば電動工具などの電気機器の電源となる電源ブロック1の機器本体2への装着構造にあっては、図21に示すように、電源ブロック1に設けた係止爪6を機器本体2に設けた被係止部7に引っ掛け係止させることで、電源ブロック1の機器本体2への保持が行われている。詳しくは、上記係止爪6は電源ブロック1の側縁に板バネ12を介在して内外方向に突没自在に設けられており、係止爪6と一体に形成された操作部3が電源ブロック1の窓部31から外方に露出され、使用者がこの操作部3を板バネ12の付勢に抗って電源ブロック1の内方に押し込むことで(矢印J)、係止爪6と被係止部7との係止が外れ、電源ブロック1が機器本体2から取り外せるようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−111853号公報(図1,図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成による電源ブロック1の機器本体2への装着構造を、たとえば電気容積や電源電圧を拡大させたりして重量化・大型化がなされた電源ブロック1の機器本体2への装着に用いた場合には、電源ブロック1の大型化・重量化に伴って、電源ブロック1は手に余る大きさになって掴みにくくなると共に、重量の重い電源ブロック1を支える係止爪6と被係止部7との係合を確保する板バネ12の弾性力も大きくなる。しかして、この大型化・重量化がなされた電源ブロック1の機器本体2への取外しにあっては、掴みにくい電源ブロック1を手でしっかりと掴み、同時に、この手の指で、強い弾性力有する板バネ12の付勢に抗って操作部3を電源ブロック1内方に押し込むようにして行わねばならないものである。つまり、電源ブロック1の重量化・大型化に伴い、電源ブロック1の機器本体2からの取外しにかかる操作性が極めて悪化してしまうものであった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電源ブロックに重量化・大型化が施された場合にも、電源ブロックの機器本体からの取外しにかかる操作性を良好に維持できるような電気機器を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る電気機器は、機器本体2への給電を行う電源ブロック1を、係止手段を介して機器本体2に着脱自在に装着してなる電気機器において、電源ブロック1は、給電装置のあるブロック本体4と、ブロック本体4に回転自在に取り付けてブロック本体4の外側を覆う外殻ハウジング5とを有して構成され、係止手段の係合を解除させるために操作する操作部3を上記外殻ハウジング5にて構成し、この操作部3の操作方向を電源ブロック1の機器本体2への着脱方向に対する軸廻り方向に設定してなることを特徴とする。これにより、電源ブロック1を機器本体2から取外す操作は、電源ブロック1を掴む力を利用して操作部3を回転させればよいものとなり、つまり従来技術のように電源ブロック1内に操作部3を押し込むために電源ブロック1をしっかりと掴む必要はなくなるので、電源ブロック1に重量化・大型化が施されて電源ブロック1が掴みにくくまた操作部3の操作に必要な力が大きくなっても、その操作への影響は従来のものに比べて軽微にできるのであり、したがって、電源ブロック1の重量化・大型化にも操作性の悪化を伴わずに対応可能となっている。
【0007】
た、電源ブロック1自体を掴んでそのまま回転させるといった操作で電源ブロック1の機器本体2からの取外しが行え、電源ブロック1の機器本体2からの取外しにかかる操作性を高めることができる。
【0008】
また、ある一定の回転位置に位置した操作部3によって係止手段の係合が解除されるように設定してなることも好ましい。これによると、操作部3をある程度回転させたときに初めて係止手段の係合の解除にかかる力が必要とされるので、操作部3の回転と同時に上記解除にかかる力が必要とされるものに比べ、係止手段の係合の解除を操作部3へのスムーズな力の付加によって行うことができ、電源ブロック1の機器本体2からの取外しにかかる操作性を高めることができる。
【0009】
また、電源ブロック1と機器本体2との電気的接続を行わせる通電端子10を電源ブロック1及び機器本体2にそれぞれ設け、この通電端子10同士の接触を機器本体2に対する電源ブロック1の回転動作によって行うように設定したことも好ましい。これによると、たとえば、通電端子10同士の接触を行う電源ブロック1の回転動作の回転方向を、電源ブロック1と機器本体2との着脱動作である操作部3の回転操作方向と同じ方向に設定すると、操作部3の回転操作の延長操作上で電源ブロック1と機器本体2との電気的接続または切断を行わせることができ、つまり電源ブロック1と機器本体2との着脱及び電気的接続を操作部3の一連の操作によって行わせることができ、電源ブロック1と機器本体2との電気的接続と共に行われる着脱操作の操作性を高めることができる。
【0010】
また、電源ブロック1または機器本体2の少なくとも一方の通電端子10における接触面に、通電域25と非通電域26とを電源ブロック1の回転方向に並べて配置したことも好ましい。これによると、電源ブロック1を回転させて所定位置に通電端子10の通電域25を位置させたときのみ、電源ブロック1と機器本体2との電気的接続が為されるようにでき、たとえば、電源ブロック1を機器本体2に係止手段を介して係合させた状態において、電源ブロック1と機器本体2との通電端子10の接触状態に通電域25での接触状態と非通電域26での接触状態との2つの状態を設定することができ、この電源ブロック1の機器本体2への通電の有無に違いのある2つの状態を、電気機器の駆動スイッチとして利用したり、ロック機能として利用して電源ブロック1装着時の電動工具の誤作動の防止を図ったり、電源ブロック1の操作部3の誤操作によってもすぐに機器本体2から電源ブロック1が外れないようにして使用中の電動工具の機器本体2から電源ブロック1の予期し得ない脱落の防止を図ったりできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、機器本体2への給電を行う電源ブロック1を、係止手段を介して機器本体2に着脱自在に装着してなる電気機器における、電源ブロック1の機器本体2への装着構造に特徴を有しており、詳しくは、電源ブロック1に重量化・大型化が施された場合にも、電源ブロック1の機器本体2からの取外しにかかる操作への影響を軽微にして、電源ブロック1の機器本体2からの取外しにかかる操作性を良好に維持できるような電源ブロック1の機器本体2への装着構造に特徴を有したものである。なお、以下に示す本発明の実施形態の諸例では、電気機器として電動工具を例に挙げて説明する。
【0012】
ここで、電動工具は、図9に示すように、ドリルやドライバ等の工具を装着させるチャック部27や該チャック部27の駆動を行わせる駆動部(図示せず)を備えた本体部28と、この本体部28から下方に延設した把持部29とから成る機器本体2を有し、この機器本体2の把持部29の下端部に電源ブロック1を下方から上方に向けて嵌め込むと共に係止手段を介して装着して構成された電気機器である。なお、電源工具の駆動、すなわち駆動部への給電のオンオフはレバーハンドル30にて操作され、電源ブロック1としては、図示する2次電池8を収容した電池パックや、電源コード付きの電源パックが想定される。また、電源ブロック1を機器本体2に装着させる係止手段としては、従来同様、電源ブロック1に設けた係止爪6と、この係止爪6が係合される機器本体2に設けた被係止部7とで構成されている。そして、係止手段を構成する係止爪6と被係止部7との係合を解除させるためには、電源ブロック1に設けた操作部3の操作によって行われるようにされている。
【0013】
上述したように、本発明は電源ブロック1の機器本体2への装着構造に特徴を有するものであるから、以下に説明する本発明の実施形態の諸例では、電源ブロック1の機器本体2への装着構造を中心に説明していくものとする。
【0014】
図1乃至図9に本発明の実施の形態の例を示す。電源ブロック1は、給電装置等を備えたブロック本体4と、ブロック本体4に水平回転自在に取り付けてブロック本体4の外側を覆う外殻ハウジング5とを有して構成されている。なお、水平回転方向は、電源ブロック1の機器本体2への着脱方向である上下方向(図1矢印A)に対する軸廻り方向(図1矢印B)である。上記ブロック本体4は、2次電池8が整列して内装されると共に、機器本体2に挿入される端子部9が上方に突設されて形成された函状体である。そして、この端子部9には、上記2次電池8と電気的に接続され、機器本体2側の入電部である機器本体側通電端子10aに接触させる電源ブロック側通電端子10bが1対設けられている(図17参照)。つまり、ブロック本体4が備える給電装置とは、機器本体2に電気を供給する2次電池8から電源ブロック側通電端子10bまでの電気的接続機構をいう。
【0015】
また、このブロック本体4には、上述した機器本体2の被係止部7と共に係止手段を構成する係止爪6が設けられている。この係止爪6は、ブロック本体4の側面に板バネ12を介して取り付けられた縦板状の爪部材11の上端に設けられ、板バネ12の弾性によってブロック本体4の水平方向に突没自在になるよう設けられている。なお、爪部材11は、その内面で下端をブロック本体4に固定させた板バネ12の上端部分に取り付けられており、その外面には後述する外殻ハウジング5の押圧部13によって押圧される被押圧部14が設けられている。そしてこの被押圧部14には外殻ハウジング5の押圧部13を嵌合させるための凹状の嵌合溝15が形成されている。また、ブロック本体4の底部中央部位には下方に突出した枢支軸16が形成されている。この枢支軸16にはその下方からネジ孔17が穿設されている。ブロック本体4の底部にはまた本体側バネ受け突起18aが下方に向けて突設されている。
【0016】
外殻ハウジング5は、上述したように、上記ブロック本体4に回転自在に取り付けられてブロック本体4の外側を覆うもので、底壁の外縁から側壁を立設してなる上方に開口する容器状の外殻体である。この外殻ハウジング5の底壁には、その中央に上下に貫通する軸孔19を備えた円筒状の軸受け20が形成され、また外殻側バネ受け突起18bが上方に向けて突設されている。また、外殻ハウジング5には、その側壁内面に、内方へ突出する突起部13aで構成された押圧部13が形成されている。更に言うと、外殻ハウジング5の外面には、指等を引っ掛けて把持し易い形状に施した把持補助部21が形成されている。本例の把持補助部21は、内方に突出する突起部13aを形成させるように外殻ハウジング5を内方に折り曲げた部位の外面に形成される内方に凹没した窪み21a部分が構成している。
【0017】
この外殻ハウジング5のブロック本体4への取付は、外殻ハウジング5の軸受け20の軸孔19に上方からブロック本体4の枢支軸16を挿入して軸孔19の下縁に枢支軸16の先端を臨ませ、枢支軸16の先端及び軸孔19の下縁に下方からワッシャ22を当接させてこのワッシャ22を介して下方から該枢支軸16のネジ孔17にビス23を螺着させることで外殻ハウジング5をブロック本体4に対して水平方向に回転自在に取り付け、また、この外殻ハウジング5とブロック本体4との間にはコイルバネ24を介装させ、外殻ハウジング5のブロック本体4に対する水平回転がこのコイルバネ24の付勢を受けるようにさせて行われる。詳しくは、このコイルバネ24は、外殻ハウジング5の軸受け20外面に巻装されると共に、その一端を外殻側バネ受け突起18bに他端を本体側バネ受け突起18aにそれぞれ弾接させて設けられる。しかして、ブロック本体4に対して水平回転自在な外殻ハウジング5は、ブロック本体4との間に介装されるコイルバネ24の付勢によって、ある所定位置を定位置とするように設定されているのである。ここで、上記所定位置とは、外殻ハウジング5の押圧部13が爪部材11の被押圧部14の嵌合溝15に嵌め込まれる位置に設定されている。なお、この押圧部13が爪部材11の被押圧部14の嵌合溝15に嵌め込まれた状態は電源ブロック1の通常状態であり、この状態では、押圧部13が嵌合溝15に嵌め込まれることで爪部材11には板バネ12の付勢以外の外力は加わらなく、板バネ12の付勢を受けた爪部材11の係止爪6は電源ブロック1の外方に突出した状態とされ、機器本体2の被係止部7と係合する状態にされている(図1,3,5,7)。
【0018】
上記のようにブロック本体4に取付けられた外殻ハウジング5をコイルバネ24の付勢に抗って水平回転させると(図2矢印C)、通常、嵌合溝15に嵌め込まれていた押圧部13が水平方向にずれて嵌合溝15への嵌合が外れ、爪部材11の被押圧部14を板バネ12の付勢に抗って内方に押圧し、係合部材の上端の係止爪6を電源ブロック1の内方に移動させるのである(図2,4,6,8)。この係止爪6は外方に突出した状態で機器本体2の被係止部7に係合されるのであるから、上述のように係止爪6を電源ブロック1の内方に移動させることで、係止爪6と機器本体2の被係止部7との係合が外れ、機器本体2に装着されていた電源ブロック1の取外しができるようになるのである。
【0019】
上述した構成を有する本例の電動工具では、係止手段の係合を解除するために操作する操作部3は、電源ブロック1のブロック本体4に対して水平方向に回転自在に取り付けられた外殻ハウジング5が構成している。したがって、電源ブロック1を機器本体2から取外すには、外殻ハウジング5を掴んでそのまま水平方向へ回転させることで行われる。このように本例の電動工具は、従来技術のように電源ブロック1内に操作部3を押し込むために電源ブロック1をしっかりと掴む必要はないものである。しかして、電源ブロック1に重量化・大型化が施されて電源ブロック1が掴みにくくまた操作部3の操作に必要な力が大きくなっても、その操作への影響は従来のものに比べて軽微にできるのであり、したがって、電源ブロック1の重量化・大型化にも操作性の悪化を伴わずに対応可能とされているのである。
【0020】
以下、本発明の実施の形態の他例を列挙する。ここでは、先の本発明の実施の形態の例と相違する部位のみを説明し、同じ部位には同番号を付して説明を省略する。
【0021】
図10には本発明の実施の形態の他例を示す。この例は、爪部材11の被係止部7の嵌合溝15における水平方向の溝幅を大きくとり、操作部3である外殻ハウジング5の押圧部13を多少の遊びを有して嵌合させるようにし、図10(a)→(c)のように、水平回転させた外殻ハウジング5がある一定の回転位置に位置したときに、押圧部13が嵌合溝15から外れて爪部材11を内方に押圧し、係止爪6を電源ブロック1の内方へ移動させて係止手段の係合を解除させるように設定された例である。
【0022】
この例の電動工具では、外殻ハウジング5をある程度回転させたときに初めて係止手段の係合の解除にかかる力が必要となるものであり、先の実施の形態の例のように外殻ハウジング5の回転操作と同時に上記解除にかかる力が必要とされるものに比べ、係止手段の係合の解除を操作部3へのスムーズな力の付加によって行うことができ、つまり、電源ブロック1の機器本体2からの取外しにかかる操作性が高められているのである。
【0023】
図11乃至図16には本発明の実施の形態の他例を示す。この例は、外殻ハウジング5を、ブロック本体4に固定される筒状の上部ハウジング5aと、ブロック本体4に水平方向い回転自在に取付けられた下部ハウジング5bとで構成し、この下部ハウジング5bを操作部3とした例である。操作部3を構成する下部ハウジング5bには、爪部材11の被押圧部14を押圧する押圧部13が設けられるが、この押圧部13は、下部ハウジング5bの底壁の外縁近傍部分から筒状の上部ハウジング5aの側壁内面に沿うように立設された縦棒部13bで構成されている。
【0024】
この例の電動工具では、電源ブロック1の外殻ハウジング5に、操作部3以外の固定状態とされる部分(上部ハウジング5a)を設けたことで、一方の手を使って電源ブロック1の上部ハウジング5aを機器本体2と共に把持した状態で、他方の手を使って操作部3である下部ハウジング5bを把持して電源ブロック1を電気機器から取外せるようになっており、つまり、固定状態と同じ状態のまま電源ブロック1の機器本体2からの取外しが可能にされている。この例によっても先の実施の形態の例同様の作用効果を奏することができるのは勿論、更に、固定状態と同じ状態のまま電源ブロック1の機器本体2からの取外しができるので、安定した状態での電源ブロック1の機器本体2からの取外しが可能とされているのである。
【0025】
図17乃至図20には本発明の実施の形態の更に他例を示す。この例は、機器本体2に電源ブロック1を装着させるのに、機器本体2への電源ブロック1の物理的な装着を係止手段の係合によって行わせる他に、機器本体2への電源ブロック1の電気的接続を電源ブロック1自体の水平回転操作によって行わせるタイプの電動工具であり、機器本体側通電端子10aに接触させる電源ブロック側通電端子10bの接触面に、電源ブロック1の回転方向に通電域25、非通電域26を並べて配置したことを特徴としている。具体的に、電源ブロック側通電端子10bは端子部9の左右に1対設けてあるが、左右の各電源ブロック側通電端子10bの通電域25及び非通電域26は、電源ブロック1の左右対象位置ではなく、電源ブロック1の回転方向に順に並べて配置してある。なお、本例の電源ブロック1の構造は、図1乃至図9の実施の形態の例の電動工具と同様のものを採用している。なお、把持補助部21としては、窪み21aに代わって、外殻ハウジング5の外面から外方に突出した突条21bがこれを構成している。
【0026】
この例の電動工具では、電源ブロック1を機器本体2に近接させ、電源ブロック1の端子部9を機器本体2の把持部29の内部に下方から単に挿入させた状態では、係合手段の係合は為されるものの、機器本体側通電端子10aは電源ブロック側通電端子10bの非通電域26に接触した状態にあり、電源ブロック1と機器本体2との電気的接続は為されない。つまり、上記状態では、電源ブロック1の機器本体2への物理的な装着は為されているものの、電源ブロック1の機器本体2への電気的接続はなされておらず、すなわち電源ブロック1の機器本体2への仮装着状態となっている。この状態から電源ブロック1と機器本体2との電気的接続を為して電源ブロック1の機器本体2への完全装着状態にさせるには、上記仮装着状態の電源ブロック1自体を機器本体2に対して水平方向に回転させ、機器本体側通電端子10aを電源ブロック側通電端子10bの通電域25と接触した状態にさせねばならないようにされている。
【0027】
このように本例の電動工具における電源ブロック1の機器本体2への装着状態には、電気的接続の伴わない仮装着状態と、電気的接続を伴った完全装着状態とがあり、完全装着状態は仮装着状態にさせた上で初めて移行できる状態にされているから、電動工具の使用直前に仮装着状態から完全装着状態にした上でレバーハンドル30を用いて駆動させるように使用でき、言いかえれば、電源ブロック1を機器本体2に装着しても完全装着状態にしなければレバーハンドル30を操作しても電動工具が駆動されないようにでき、電源ブロック1の機器本体2への装着状態での電源のロック機能を電動工具に付加することができて電動工具の誤作動の防止が図られているのである。
【0028】
更に言うと、仮装着状態と完全装着状態との移行は、電源ブロック側通電端子10bの非通電域26または通電域25への機器本体側通電端子10aの接触で行われ、この電源ブロック側通電端子10bの非通電域26または通電域25への機器本体側通電端子10aの接触は、固定状態の機器本体2に対して電源ブロック1自体を水平回転操作することで行われるものであり、この電源ブロック1自体の水平回転操作は、実質、外殻ハウジング5の水平回転操作であって、この操作は係止手段を係脱させる外殻ハウジング5の水平回転操作と同方向への操作であるから、仮装着状態にする外殻ハウジング5の回転操作の延長操作にて仮装着状態と完全装着状態との移行が為されることとなり、つまり電源ブロック1と機器本体2との着脱及び電気的接続を外殻ハウジング5である操作部3の一連の操作によって行わせることができ、操作性が高められているのである。
【0029】
なお、上記電動工具における仮装着状態と完全装着状態との移行を、レバーハンドル30に替えて電動工具の駆動のスイッチのオンオフ操作に使用してもよい。これによると、レバーハンドル30を設けずに済むことで電動工具の構成の簡略化を図ることができる。
【0030】
また、仮装着状態では操作部3の操作によって電源ブロック1の機器本体2への着脱ができるようにされるものの、完全装着状態では操作部3の操作が行えずに電源ブロック1の機器本体2への装着が維持され続けるようにしておけば、電動工具の使用中の電源ブロック1の操作部3の誤操作によっても、機器本体2から電源ブロック1は外れないようにできるのであり、使用中の電動工具の機器本体2から電源ブロック1の予期し得ない脱落の防止を図ることができるのである。
【0031】
また、仮装着状態では係止手段の係合が行われずに完全装着状態で初めて係止手段の係合が可能とするようにしてもよい。具体的に、電源ブロック1の端子部9を機器本体2の把持部29の内方に挿入させた仮装着状態では、電源ブロック1の係止爪6が機器本体2の被係止部7と係合し得ない位置にあり、この仮装着状態にある電源ブロック1を完全装着状態にすべく水平回転させることで、電源ブロック1の係止爪6が機器本体2の被係止部7と係合し得る位置に位置されるようにするのである。これによると、係止手段を係合させた状態が電動工具への通電状態となるから、電源ブロック1の機器本体2への装着操作を行わせた使用者に簡易な装着感を感じさせることができる。
【0032】
更には、この仮装着状態と完全装着状態との移行が、上記同様、電源ブロック1自体の機器本体への装着操作で行わせるようにした電動工具では、係止爪6が機器本体2に対して固定状態に設けられていてもよい。つまり、電源ブロック1の端子部9を機器本体2の把持部29の内方に挿入させた仮装着状態では、電源ブロック1の係止爪6が機器本体2の被係止部7と係合し得ない位置にあり、この仮装着状態にある電源ブロック1を完全装着状態にすべく水平回転させることで、電源ブロック1の係止爪6が機器本体2の被係止部7と係合し得る位置にスライドされて被係止部7と係合されるようにするのである。これによると、係止爪6の構造を簡易にできて電動工具の構成の簡略化を図ることもできるのである。
【0033】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、機器本体への給電を行う電源ブロックを、係止手段を介して機器本体に着脱自在に装着してなる電気機器において、電源ブロックは、給電装置のあるブロック本体と、ブロック本体に回転自在に取り付けてブロック本体の外側を覆う外殻ハウジングとを有して構成され、係止手段の係合を解除させるために操作する操作部を上記外殻ハウジングにて構成し、この操作部の操作方向を電源ブロックの機器本体への着脱方向に対する軸廻り方向に設定したので、電源ブロックを機器本体から取外す操作は、電源ブロックを掴む力を利用して操作部を回転させればよいものとなり、つまり従来技術のように電源ブロック内に操作部を押し込むために電源ブロックをしっかりと掴むといった必要はなく、電源ブロックに重量化・大型化が施されて電源ブロックが掴みにくくまた操作部の操作に必要な力が大きくなっても、その操作への影響は従来のものに比べて軽微にでき、電源ブロックの重量化・大型化にも操作性の悪化を伴わずに対応可能になる。したがって、電源ブロックの機器本体への装着構造を汎用することができて、各種容量の電源ブロックの商品展開を容易にすることができるのである。また、電源ブロック自体を掴んでそのまま回転させるといった操作で電源ブロックの機器本体からの取外しが行え、電源ブロックの機器本体からの取外しにかかる操作性の向上を図ることができる。
【0035】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1の効果に加え、ある一定の回転位置に位置した操作部によって係止手段の係合が解除されるように設定したので、操作部をある程度回転させたときに初めて係止手段の係合の解除にかかる力が必要とされるようになり、操作部の回転操作の開始と同時に上記解除にかかる力が必要とされるものに比べ、係止手段の係合の解除を操作部へのスムーズな力の付加によって行うことができ、電源ブロックの機器本体からの取外しにかかる操作性の向上を図ることができる。
【0036】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1の効果に加え、電源ブロックと機器本体との電気的接続を行わせる通電端子を電源ブロック及び機器本体にそれぞれ設け、この通電端子同士の接触を機器本体に対する電源ブロックの回転動作によって行うように設定したので、たとえば、通電端子同士の接触を行う電源ブロックの回転動作の回転方向を、電源ブロックと機器本体との着脱動作である操作部の回転操作方向と同じ方向に設定すると、操作部の回転操作の延長操作上で電源ブロックと機器本体との電気的接続または切断を行わせることができ、つまり電源ブロックと機器本体との着脱及び電気的接続を操作部の一連の操作によって行わせることができ、電源ブロックと機器本体との電気的接続と共に行われる着脱操作の操作性の向上を図ることができる。
【0037】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項3の効果に加え、電源ブロックまたは機器本体の少なくとも一方の通電端子における接触面に、通電域と非通電域とを電源ブロックの回転方向に並べて配置したので、電源ブロックを回転させて所定位置に通電端子の通電域を位置させたときのみに電源ブロックと機器本体との電気的接続が為されるようにでき、たとえば、電源ブロックを機器本体に係止手段を介して係合させた状態において、電源ブロックと機器本体との通電端子の接触状態に通電域での接触状態と非通電域での接触状態との2つの状態を設定することができ、この電源ブロックの機器本体への通電の有無に違いのある2つの状態を、電気機器の駆動スイッチとして利用したり、ロック機能として利用して電源ブロック装着時の電動工具の誤作動の防止を図ったり、電源ブロックの操作部の誤操作によってもすぐに機器本体から電源ブロックが外れないようにして使用中の電動工具の機器本体から電源ブロックの予期し得ない脱落の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例における係止手段を係合させ得る状態(通常状態)の電源ブロックの斜視図である。
【図2】同上の係止手段の係合を解除させ得る状態の電源ブロックの斜視図である。
【図3】図1の状態の電源ブロックの縦断面図である。
【図4】図2の状態の電源ブロックの縦断面図である。
【図5】図3のD−D線水平断面図である。
【図6】図4のE−E線水平断面図である。
【図7】(a)は図3のF−F線水平断面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図8】(a)は図4のG−G線水平断面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図9】同上の電動工具の全体側面図である。
【図10】本発明の実施の形態の他例を示し、(a)(b)(c)は電源ブロック要部の動作を順に説明する説明図である。
【図11】本発明の実施の形態の更に他例における係止手段を係合させ得る状態(通常状態)の電源ブロックの斜視図である。
【図12】同上の係止手段の係合を解除させ得る状態の電源ブロックの斜視図である。
【図13】図11の状態の電源ブロックの縦断面図である。
【図14】図12の状態の電源ブロックの縦断面図である。
【図15】(a)は図13のH−H線水平断面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図16】(a)は図14のI−I線水平断面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図17】本発明の実施の形態の更に他例の電源ブロックの斜視図である。
【図18】同上の要部の上面図である。
【図19】同上の電源ブロックの機器本体への仮装着状態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は要部の上面図である。
【図20】同上の電源ブロックの機器本体への完全装着状態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は要部の上面図である。
【図21】従来技術の例における、電源ブロックの機器本体への装着状態の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電源ブロック
2 機器本体
3 操作部
4 ブロック本体
5 外殻ハウジング
6 係止爪
7 被係止部
8 2次電池
9 端子部
10 通電端子
10a 機器本体側通電端子
10b 電源ブロック側通電端子
11 爪部材
12 板バネ
13 押圧部
14 被押圧部
15 嵌合溝
25 通電域
26 非通電域
A 着脱方向
B 軸廻り方向

Claims (4)

  1. 機器本体への給電を行う電源ブロックを、係止手段を介して機器本体に着脱自在に装着してなる電気機器において、電源ブロックは、給電装置のあるブロック本体と、ブロック本体に回転自在に取り付けてブロック本体の外側を覆う外殻ハウジングとを有して構成され、係止手段の係合を解除させるために操作する操作部を上記外殻ハウジングにて構成し、この操作部の操作方向を電源ブロックの機器本体への着脱方向に対して軸廻り方向に設定してなることを特徴とする電気機器。
  2. ある一定の回転位置に位置した操作部によって係止手段の係合が解除されるように設定してなることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 電源ブロックと機器本体との電気的接続を行わせる通電端子を電源ブロック及び機器本体にそれぞれ設け、この通電端子同士の接触を機器本体に対する電源ブロックの回転動作によって行うように設定してなることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  4. 電源ブロックまたは機器本体の少なくとも一方の通電端子の接触面において、通電域と非通電域とを電源ブロックの回転方向に並べて配置してなることを特徴とする請求項3記載の電気機器。
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