JP4051607B2 - テレビジョン受信装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号と音声信号とが記録された記録媒体や音声信号が記録された記録媒体を再生する再生手段を備えたテレビジョン受信装置に係り、より詳細には、一対の音声信号回路の一方に、表示される映像に対応した音声信号を導き、他方に、再生手段から出力される音声信号を導くテレビジョン受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のテレビジョン受信装置においては、ビデオゲーム機などの外部装置の接続を可能とするため、外部装置から出力される映像信号と音声信号とを入力するための入力端子が設けられている。そして、入力端子に入力された信号を表示するための操作が行われたときには、入力端子に導かれた映像信号を表示すると共に、入力端子に導かれた音声信号を、スピーカから出力するようになっている(第1の従来技術とする)。
【0003】
また、2種の音声信号を同時に出力可能とする従来技術の1つに、特開平9−205632号として提案された技術がある。すなわち、この技術においては、映像信号と対になるテレビ音声信号をデコードするためのテレビ音声デコーダと、テレビ音声信号とは独立した音声信号である独立音声信号をデコードするための独立音声デコーダとを備えている。このため、映像信号とテレビ音声信号、および、独立音声信号が、衛星放送の1つのチャンネルにおいて同時に送信される電波を受信するときには、映像信号とテレビ音声信号を視聴しているときであっても、独立音声信号を聴取することができるようになっている(第2の従来技術とする)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、入力端子にビデオゲーム機を接続し、ビデオゲームをする場合などでは、以下に示す問題が生じていた。すなわち、ビデオゲーム機のロール・プレイング・ゲームなどでは、音声は、単調なメロディからなるBGMと効果音とによって構成されている場合が多い。従って、ロール・プレイング・ゲームをする場合には、ゲーム用として用意されていた音声をスピーカから出力させるとともに、ユーザの好みの音楽をも、併せてスピーカから出力させた方が、ゲームをより楽しめる場合がある。このようなユーザの好みがあるにもかかわらず、第1の従来技術を用いた場合では、ビデオゲーム機からの映像を表示させる場合、音声は、必然的にビデオゲーム機からの音声となってしまうので、ゲームをしながら、ユーザの好みの音楽をも、併せて再生することができなくなっていた。
【0005】
また、第2の従来技術は、映像信号とテレビ音声信号を視聴しているときであっても、独立音声信号を聴取するための技術となっている。このため、ゲームをしながら、ユーザの好みの音楽をも、併せて再生するという問題については、解決することができなくなっている。
【0006】
本発明は上記課題を解決するため創案されたものであって、その目的は、ビデオゲームなどをするときに、ビデオゲームの音声に加えて、ユーザの好みの音楽をも、同時に楽しむことのでき、且つ、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量とを、快適となる割合に設定することのでき、且つ、混合モードに移行したときに、再度、音量の割合を調整する操作を不要とすることのでき、且つ、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更するときの操作を容易にすることのでき、且つ、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更することなく、音量を変更するための操作を容易にすることのでき、且つ、好みを音楽を聞きながら、映像を環境映像として楽しむことのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0007】
また本発明の目的は、左右一対のスピーカの一方からは、映像に対応する音声を出力させ、他方からは、音楽などが記録された記録媒体を再生した音声を出力させることにより、ビデオゲームなどをするときに、ビデオゲームの音声に加えて、ユーザの好みの音楽をも、同時に楽しむことのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0008】
また上記目的に加え、左右の音量を個別に変更可能にすることにより、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量とを、快適となる割合に設定することのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0009】
また上記目的に加え、左右を異なる音声とする混合モードに移行したときには、以前の混合モード時の音量の割合を復元することにより、混合モードに移行したときに、再度、音量の割合を調整する操作を不要とすることのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0010】
また上記目的に加え、同方向に指標が移動する一対のインジケータでもって、左右の音量値のそれぞれを表示することにより、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更するときの操作を容易にすることのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0011】
また上記目的に加え、左右の音量のバランスを変更可能とすることにより、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量とを、快適となる割合に設定することのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0012】
また上記目的に加え、指標が水平方向に移動するインジケータでもって、左右の音量値の割合を表示することにより、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更するときの操作を容易にすることのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0013】
また上記目的に加え、混合モードにおいて、左右の音量を同時に変更可能とすることにより、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更することなく、音量を変更するための操作を容易にすることのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0014】
また上記目的に加え、ディスクを再生した音声を左右のスピーカから出力し、表示器には、外部から入力された映像信号や受信した映像信号の映像を表示することにより、好みを音楽を聞きつつ、映像を環境映像として楽しむことのできるテレビジョン受信装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係るテレビジョン受信装置は、入力手段から通常モードが指示入力されたときに、映像表示回路に導かれる映像信号と第1および第2の音声信号回路に導かれる音声信号とを、放送受信回路から出力される映像信号と音声信号、または、再生手段から出力される映像信号と音声信号、または、入力端子に入力される映像信号と音声信号とのいずれかに切り換える制御手段とを備えたテレビジョン受信装置において、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の記憶手段を備え、制御手段は、入力手段により通常モードから混合モードへの移行を指示入力されたときに、映像表示回路に導かれる映像信号に対応した音声信号を第1の音声信号回路に導くとともに、再生手段から出力される音声信号を第2の音声信号回路に導く制御機能と混合モードにおいて入力手段からの指示入力に基づき第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのそれぞれを個別に変更する制御機能と入力手段により混合モードから通常モードへの移行を指示されたときに、通常モードに移行する前の混合モードにおける第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値を、通常モード時の音量値である通常音量値に対する変移量として記憶手段に記憶させたのち、入力手段により通常モードから混合モードへの移行を指示入力されたときに、混合モードに移行する前の通常音量値と記憶手段に記憶された変移量とに従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの増幅率を設定する制御機能と、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値を個別に変更する指示が入力手段から入力されたときに、通常音量値と第1の音声信号回路の音量値との差異に対応して指標が移動する第1のインジケータと、通常音量値と第2の音声信号回路の音量値との差異に対応して指標が移動する第2のインジケータとを、互いに近接し且つ指標の移動方向が互いに同一方向となる位置関係でもって前記表示器に表示させる制御機能と、混合モードにおい入力手段から音量同時変更モードへの移行の指示が入力されたときに入力手段の音量キーの操作に対応して第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値と同時に増減させる制御機能と入力手段から別音声モードの指示が入力されたときに、放送受信手段から出力される映像信号または入力端子に入力される映像信号のいずれか一方を映像表示回路に導くとともに、再生手段から出力される音声信号を第1および第2の音声信号回路に導く制御機能と、を有している
【0016】
すなわち、映像表示回路に導かれる映像信号と第1および第2の音声信号回路に導かれる音声信号とを、入力端子に入力されたビデオゲーム機からの信号とした状態において、混合モードに移行すると、第1のスピーカからはビデオゲーム機の音声が出力され、第2のスピーカからは再生手段により再生された音声が出力される。且つ、第1のスピーカの音量と第2のスピーカの音量とを別々に調整できる。且つ、混合モードに移行したときには、以前の混合モード時の音量の割合が復元される。且つ、同方向に指標が移動する一対のインジケータでもって、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値が表示される。且つ、音量同時変更モードに移行すると、第1および第2のスピーカの音量が同時に増減する。且つ、第1および第2のスピーカから出力される音声を、表示される映像とは別の音声とすることができる。
【0017】
また、本発明に係るテレビジョン受信装置は、音声信号を増幅してその増幅した音声信号を第1のスピーカに出力する第1の音声信号回路と、音声信号を増幅してその増幅した音声信号を第2のスピーカに出力する第2の音声信号回路とを備え、入力手段から通常モードが指示入力されたときに、映像表示回路に導かれた映像信号と第1および第2の音声信号回路に導かれる音声信号とを、放送受信回路から出力される映像信号と音声信号、または、再生手段から出力される映像信号と音声信号、または、入力端子に入力される映像信号と音声信号とのいずれかに切り換える制御手段とを備えたテレビジョン受信装置において、制御手段は、入力手段により通常モードから混合モードへの移行を指示入力されたときに、映像表示回路に導かれる映像信号に対応した音声信号を第1の音声信号回路に導くとともに、再生手段から出力される音声信号を第2の音声信号回路に導く制御機能を有している
【0018】
すなわち、映像表示回路に導かれる映像信号と第1および第2の音声信号回路に導かれる音声信号とを、入力端子に入力されたビデオゲーム機からの信号とした状態において、混合モードに移行すると、第1のスピーカからはビデオゲーム機の音声が出力され、第2のスピーカからは再生手段により再生された音声が出力される。
【0019】
また上記構成に加え、制御手段は、混合モードにおいて、入力手段から第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とをそれぞれ個別に変更する指示が入力され、続いて、入力手段から第1および第2の音量信号回路の何れか一方を指示したのちに音量変更の指示が入力したときに、指示された音声信号回路に対してのみ通常モード時の音量値である通常音量値から入力手段の指示入力による音量値に個別に変更させる制御機能を有している。すなわち、第1のスピーカの音量と第2のスピーカの音量とを別々に調整できる。
【0020】
また上記構成に加え、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の記憶手段を備え、
制御手段は、入力手段により混合モードから通常モードへの移行の指示が入力されたときに、通常モードに移行する前の混合モード時における第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値を、通常モード時の音量値である通常音量値に対する各々の差異を音量の変移量として記憶手段に記憶させたのち、入力手段により通常モードから混合モードへの移行の指示が入力されたときに、混合モードに移行する前の通常音量値と記憶手段に記憶された変移量とに従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量を変更するための増幅率を設定する制御機能を有している。すなわち、混合モードに移行したときには、以前の混合モード時の音量の割合が復元される。
【0021】
また上記構成に加え、制御手段は、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値をそれぞれ個別に変更する指示が入力されたときに、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値の変化を指標で表示する第1および第2のインジケータを、互いに近接し且つ各々の指標の移動方向が同一となる相対配置で表示器に表示させ、続いて、入力手段から音量値を変更すべき第1および第2の音声信号回路の何れかの指示が入力されたときに、その指示された音声信号回路に対応するインジケータを識別表示したのち、その識別表示しているインジケータの指標を通常音量値と入力手段から指示された音量値との差異に対応して移動させ、一方、そのときの通常音量値を表示器の特定エリアに数値表示する制御機能を有している。すなわち、同方向に指標が移動する一対のインジケータでもって、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値が表示される。
【0022】
また上記構成に加え、制御手段は、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値をそれぞれ個別に変更する指示が入力されたとき第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値の変化を表示する第1および第2のインジケータを、互いに近接し且つ各々の指標の移動方向が同一となる相対配置で表示器に表示させ、続いて、入力手段から音量値を変更すべき第1および第2の音声信号回路の何れかの指示が入力されたときに、その指示された音声信号回路に対応するインジケータを識別表示したのち、その識別表示しているインジケータの音量値を、入力手段から指示入力された音量値に対応して伸縮する棒状の指標で表示させ、一方、そのときの通常音量値を表示器の特定エリアに数値表示する制御機能を有している。すなわち、同方向に指標が移動する一対のインジケータでもって、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値が表示される。
【0023】
また上記構成に加え、制御手段は、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値をそれぞれ個別に変更する指示が入力されたときに、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値との割合を示すバランスを表示器に表示させ、続いて、入力手段から第1および第2の音声信号回路の何れかの音量値を変更する指示が入力されたときに、その指示に基づきバランスを表示変更させ、一方、そのときの通常音量値を表示器の特定エリアに数値表示する制御機能を有している。すなわち、第1および第2のスピーカの音量のバランスを変更することができる。
【0024】
また上記構成に加え、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の記憶手段を備え、制御手段は、入力手段により混合モードから通常モードへの移行の指示が入力されたときに、通常モードに移行する前の混合モードにおける第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのバランス値を記憶手段に記憶させたのち、入力手段により通常モードから混合モードへの移行の指示が入力されたときに、混合モードに移行する前の通常モード時の音量値である通常音量値と記憶手段に記憶させたバランス値に従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量を変更するための増幅率を設定する制御機能を有している。すなわち、混合モードに移行するときには、以前の混合モード時の音量の割合が復元される。
【0025】
また上記構成に加え、制御手段は、混合モードにおける第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのバランス変更する指示が入力手段から入力したときに、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値との割合を示すバランスに対応して指標が水平方向に移動するインジケータを前記表示器に表示する制御機能を有している。すなわち、指標が水平方向に移動するインジケータでもって、第1および第2の音声信号回路の音量値の割合が表示される。
【0026】
また上記構成に加え、制御手段は、混合モードにおいて、入力手段所定のキー操作入力したときに、音声同時変更モードを設定し、続いて、入力手段音量キーの操作に対応して第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とを同時に増減させるとともに、その増減された音量値の変更量を通常音量値に加減して変更した通常音量値を表示器の特定エリアに表示させる制御機能を有している。すなわち、音声同時変更モードに移行すると、第1および第2のスピーカの音量が同時に増減する。
【0027】
また上記構成に加え、制御手段は、入力手段から別音声モードの指示が入力されたときに、放送受信手段から出力される映像信号または入力端子に入力された映像信号のいずれか一方を映像信号表示回路に導くとともに、再生手段から出力される音声信号を第1および第2の音声信号回路にそれぞれ導く制御機能を有している。すなわち、第1および第2のスピーカから出力される音声を、表示される映像とは別の音声とすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係るテレビジョン受信装置の第1の実施形態の電気的構成を示すブロック線図であり、具体的には、DVD再生機能付VCR一体型テレビジョン受信装置を示している。また、図2は、リモートコントローラのキースイッチを示す説明図となっている。
【0029】
図において、放送受信手段8は、テレビ用のVHF帯域やUHF帯域の商用放送を受信するためのブロックとなっている。このため、チューナや中間周波増幅回路や検波回路等を備えている。そして、商用放送の受信を行うときには、受信により得られた映像信号を、スイッチ13のa接点に出力する。また、受信により得られた音声信号のうち、左チャンネル用の音声信号をスイッチ11のa接点に出力し、右チャンネル用の音声信号をスイッチ12のa接点に出力する。
【0030】
再生手段9は、DVDやオーディオ用CD、あるいは、MP3方式(MPEG1レイヤ3方式)で音声信号が記録されたCDーROMなどのディスク(請求項記載の記録媒体)を再生するためのブロックとなっている。そして、DVDなどの、映像信号と音声信号とが記録されたディスクを再生するときには、再生した映像信号を、スイッチ13のb接点に出力する。また、再生した音声信号のうち、左チャンネル用の音声信号をスイッチ11のb接点に出力し、右チャンネル用の音声信号をスイッチ12のb接点に出力する。また、CDやCDーROMなどの、音声信号のみが記録された光ディスクを再生するときには、再生した音声信号のうち、左チャンネル用の音声信号をスイッチ11のb接点に出力し、右チャンネル用の音声信号をスイッチ12のb接点に出力する。
【0031】
ビデオカセットレコーダ部(以下ではVCR部と称する)10は、テレビ用の商用放送の録画や、録画されたビデオカセットテープの再生を行うブロックとなっている。そして、ビデオカセットテープの再生を行うときには、再生した映像信号を、スイッチ13のc接点に出力する。また、再生した音声信号のうち、左チャンネル用の音声信号をスイッチ11のc接点に出力し、右チャンネル用の音声信号をスイッチ12のc接点に出力する。
【0032】
入力端子6は、ビデオゲーム機などの外部装置が接続される端子となっており、映像信号が入力される映像信号用端子30と、左チャンネルの音声信号が入力される音声信号端子31と、右チャンネルの音声信号が入力される音声信号端子32とを備えている。そして、映像信号用端子30はスイッチ13のd接点に接続され、音声信号端子31はスイッチ11のd接点に接続され、音声信号端子32はスイッチ12のd接点に接続されている。
【0033】
映像表示回路7は、スイッチ13から出力される映像信号に所定処理を施すブロックとなっている。そして、所定処理を施すことにより得られた信号でもって、表示器であるCRT14を駆動することにより、映像信号をCRT14に表示する。すなわち、放送受信手段8から出力される映像信号、または、再生手段9から出力される映像信号、または、VCR部10から出力される映像信号、または、映像信号用端子30に入力された映像信号のうち、スイッチ13の接続に対応した映像信号をCRT14に表示する。
【0034】
また、映像表示回路7は、スイッチ13のe接点から出力される映像信号をCRT14に表示した状態において、音量値を示すためのインジケータなどを映像に重畳表示するため、オンスクリーンディスプレイ回路(以下ではOSD回路と称する)27を備えている。
【0035】
第1の音声信号回路1は、左チャンネル用の増幅回路となっており、スイッチ11のe接点から出力される音声信号を、制御手段3により設定された増幅率でもって増幅し、増幅した音声信号をスピーカ21に送出する。また、第2の音声信号回路2は、右チャンネル用の増幅回路となっており、スイッチ12のe接点から出力される音声信号を、制御手段3により設定された増幅率でもって増幅し、増幅した音声信号をスピーカ22に送出する。
【0036】
スイッチ13は、映像表示回路7に導かれる映像信号を切り換えるためのスイッチとなっている。また、スイッチ11は、第1の音声信号回路1に導かれる音声信号を切り換えるためのスイッチ、スイッチ12は、第2の音声信号回路2に導かれる音声信号を切り換えるためのスイッチとなっている。そして、これら3つのスイッチ11〜13の接続は、制御手段3により制御されるようになっている。
【0037】
入力手段4は、入力回路26とリモートコントローラ25とによって構成されており、入力回路26は、図示されない装置本体の前面の下部に設けられた複数のキースイッチや、リモートコントローラ25から送信される赤外線を受光する受光部等からなるブロックとなっていて、ユーザからの指示が入力される。リモートコントローラ25は、放送受信手段8が受信するチャンネルを指定するための複数の数字キー58や、再生手段9やVCR部10の動作を指示するための複数のキースイッチ59、および、その他のキースイッチ41〜48,・・・を備えたブロックとなっている。なお、リモートコントローラ25に設けられた複数のキースイッチのうち、本実施形態に関連するキースイッチ41〜48の用途については、後に詳述する。
【0038】
制御手段3は、マイクロコンピュータを主要部として構成されたブロックとなっており、DVD再生機能付VCR一体型テレビジョン受信装置としての主要動作を制御する。すなわち、リモートコントローラ25などに入力されたユーザの指示に従って、放送受信手段8が受信するチャンネルなどを制御する。また、再生手段9の動作やVCR部10の動作などを制御する。また、スイッチ11〜13の接続を制御する。
【0039】
また、0〜63の64段階に設定可能である音量値と、0〜255の256段階に設定可能である増幅率との対応関係を示すデータテーブルに基づき、第1および第2の音声信号回路1,2のそれぞれの増幅率を、ユーザにより指示された音量値に対応する値に設定する。また、第1の音声信号回路1の音量値を示す第1のインジケータや、第2の音声信号回路2の音量値を示す第2のインジケータ(後に詳述する)などの、各種の情報をCRT14に表示させるため、OSD回路27の動作を制御する。
【0040】
詳細に説明すると、制御手段3は、通常モードにおいては、スイッチ11〜13の接続を制御することにより、映像表示回路7に導かれる映像信号と第1および第2の音声信号回路1,2に導かれる音声信号とを、放送受信手段8から出力される映像信号と音声信号、あるいは、再生手段9から出力される映像信号と音声信号、あるいは、VCR部10から出力される映像信号と音声信号、あるいは、映像信号用端子30に入力された映像信号と音声信号端子31,32に入力された音声信号とに切り換える。
【0041】
また、制御手段3は、通常モードから混合モードに移行したときには、映像表示回路7に導かれる映像信号に対応した音声信号を第1の音声信号回路1に導き、再生手段9から出力される音声信号を第2の音声信号回路に導く。すなわち、放送受信手段8から出力される映像信号を映像表示回路7に導くとともに、放送受信手段8から出力される音声信号を第1の音声信号回路1に導くとき、再生手段9から出力される音声信号を第2の音声信号回路2に導く。また、VCR部10から出力される映像信号を映像表示回路7に導くとともに、VCR部10から出力される音声信号を第1の音声信号回路1に導くとき、再生手段9から出力される音声信号を第2の音声信号回路2に導く。また、映像信号用端子30に入力された映像信号を映像表示回路7に導くとともに、音声信号端子31に入力された音声信号を第1の音声信号回路1に導くとき、再生手段9から出力される音声信号を第2の音声信号回路2に導く。
【0042】
また、制御手段3は、混合モードにおいては、第1の音声信号回路1の音量値と第2の音声信号回路2の音量値とのそれぞれを、入力手段4に入力されたキー操作(後に詳述する)に従って、個別に変更する。また、混合モードから通常モードへ移行するときには、通常モードに移行する前の第1および第2の音声信号回路1,2のそれぞれの音量値を、通常モード時の音量値である通常音量値に対する変移量の形で、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の記憶手段であるEEPROM5に記憶する。そして、通常モードから混合モードに移行したときには、通常音量値とEEPROM5に記憶された変移量とに従って、第1および第2の音声信号回路1,2の増幅率のそれぞれを設定する。
【0043】
また、制御手段3は、混合モードにおいて、第1および第2の音声信号回路1,2の音量値を個別に変更するときには、図5に示したように、通常音量値と第1の音声信号回路1の音量値との差異に対応して指標611が移動する第1のインジケータ61と、通常音量値と第2の音声信号回路2の音量値との差異に対応して指標621が移動する第2のインジケータ62とをCRT14に表示させる。なお、第1および第2のインジケータ61,62は、互いに近接した位置関係おいて、指標611,621の移動方向が、共にCRT14の画面における上下方向となり、且つ、差異が0となるときの上下方向における位置が同一となるように表示される。また、エリア63に、混合モードに移行する前の音量値である通常音量値を、数値によって表示する。
【0044】
また、制御手段3は、混合モードにおいて、リモートコントローラ25に所定のキー操作(後述する)を入力すると、音量同時変更モードに移行する。そして、音量同時変更モードに移行したときには、リモートコントローラ25の音量キー42,43の操作に対応して、第1の音声信号回路1の音量値と第2の音声信号回路2の音量値とを同時に増減させる。
【0045】
また、制御手段3は、リモートコントローラ25に所定のキー操作(後述する)を入力すると、別音声モードに移行する。そして、別音声モードとなるときには、放送受信手段8から出力される映像信号、または、VCR部10から出力される映像信号、または、映像信号用端子30に入力された映像信号を映像表示回路7に導き、再生手段9から出力される音声信号を第1および第2の音声信号回路1,2に導く。
【0046】
図3は、第1の実施形態の主要動作を示すフローチャート、図4は、第1の実施形態の混合モードにおける音量調整時の主要動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、第1の実施形態の動作を説明する。
【0047】
なお、以下における説明では、放送受信手段8から出力される映像信号が映像表示回路7に導かれ、放送受信手段8から出力される音声信号が第1および第2の音声信号回路1,2に導かれる状態と、映像信号用端子30に入力された映像信号が映像表示回路7に導かれ、音声信号端子31,32に入力された音声信号が第1および第2の音声信号回路1,2に導かれる状態をテレビモードと称する。また、再生手段9から出力される映像信号が映像表示回路7に導かれ、再生手段9から出力される音声信号が第1および第2の音声信号回路1,2に導かれる状態をディスク再生モードと称する。また、VCR部10から出力される映像信号が映像表示回路7に導かれ、VCR部10から出力される音声信号が第1および第2の音声信号回路1,2に導かれる状態をVCRモードと称する。
【0048】
なお、テレビモード、ディスク再生モード、および、VCRモードは、請求項記載の通常モードに属する動作モードとなっている。そして、通常モードにおいて、ユーザにより指示された音量値を、以下では、通常音量値と称する。
【0049】
ビデオゲーム機(図示を省略)を用いてゲームを行うため、ビデオゲーム機を入力端子6に接続したとする。この状態において、ビデオゲーム機から出力される音声と、CDに記録された音楽との双方を聞きながら、ビデオゲームを行おうとするときには、リモートコントローラ25に、外部入力のためのキー操作を入力することによって、映像信号用端子30に入力された映像信号を映像表示回路7に導き、音声信号端子31,32に入力された音声信号を第1および第2の音声信号回路1,2に導く。つまり、通常モードの1つであるテレビモードにおいて、外部入力のモードに設定する。また、再生手段9に、好みの音楽が記録されたCDをセットする。
【0050】
上記状態において、リモートコントローラ25の再生キー44を操作すると(ステップS1)、制御手段3は、そのときのモードがディスク再生モードとなっているかどうかを調べる(ステップS2)。このときでは、テレビモードであることから、動作はステップS3に移行する。ステップS3において、制御手段3は、通常モードから混合モードに移行するための制御を行う。
【0051】
すなわち、ビデオゲーム機からの映像信号を映像表示回路7に導き、ビデオゲーム機からの音声信号を第1の音声信号回路1に導いた状態において、スイッチ12のe接点をb接点に接続する。つまり、再生手段9から出力される音声信号を、右チャンネルの音声信号のための第2の音声信号回路2に導く。そして、EEPROM5に記憶された変移量(後に詳述する)と、混合モードに移行する前の通常音量値とから、第1および第2の音声信号回路1,2の増幅率を設定する(ステップS4)。そして、再生手段9における再生を開始させる(ステップS5)。
【0052】
以上の制御の結果、CRT14にはビデオゲームの映像が表示され、左チャンネル用のスピーカ21からはビデオゲームの音声が出力され、右チャンネル用のスピーカ22からは、CDを再生した音声が出力される。従って、ユーザは、CDの再生音とビデオゲームの効果音とを併せて聞きながら、ビデオゲームを楽しむことになる。その一方で、制御手段3は、ステップS6〜S8のループ動作を行う。つまり、DVD/TVキー41、上下キー47,48、および、音量キー42,43が操作されたかどうかを調べる。
【0053】
ユーザは、CDの再生音とビデオゲームの効果音とを併せて聞きながら、ビデオゲームを楽しむ状態で、ビデオゲームの音量とCDの音量とを変えたいと思ったときには、音量キー42,43の任意の一方を操作する。音量キー42,43の任意の一方を操作すると、動作は、ステップS8からステップS9に移行し、左右の音量のそれぞれを個別に変更するための制御が開始される。
【0054】
左右の音量の個別調整となったときには、図5を参照しつつ既に説明したように、第1のインジケータ61と第2のインジケータ62とが、CRT14に表示される。また、通常音量値を示す数値がエリア63に表示される(ステップS21)。なお、第1のインジケータ61の横棒状の指標611は、第1の音声信号回路1の音量値と通常音量値との差異に対応して移動し、第2のインジケータ62の横棒状の指標621は、第2の音声信号回路2の音量値と通常音量値との差異に対応して移動する。従って、第1および第2の音声信号回路1,2の音量値が、共に通常音量値に等しい場合、指標611,621は、共に、縦方向の中央に位置することになる。
【0055】
第1および第2のインジケータ61,62がCRT14に表示された状態において、左キー45を操作すると、左側の音量の変更が可能であることを示すため、第1のインジケータ61が点滅する(ステップS22,S31)。この状態において、音量キー42,43を操作すると、操作したキーに対応して、第1の音声信号回路1の音量値(増幅率)が変わるとともに、指標611が上下に移動する(ステップS32,S33)。
【0056】
また、ステップS21により第1および第2のインジケータ61,62が表示された状態において、右キー46を操作すると、右側の音量の変更が可能であることを示すため、第2のインジケータ62が点滅する(ステップS23,S29)。この状態において、音量キー42,43を操作すると、操作したキーに対応して、第2の音声信号回路2の音量値(増幅率)が変わるとともに、指標621が上下に移動する(ステップS30,S33)。
【0057】
また、ステップS21により第1および第2のインジケータ61,62が表示された状態において、音量キー42,43の任意の側を操作すると、左右の音量を同時に可能である音量同時変更モードに移行する。そして、音量同時変更モードに移行したことを示すため、第1および第2のインジケータ61,62の双方が点滅する(ステップS24,S25)。この状態において、改めて音量キー42,43を操作すると、操作したキーに対応して、左右の音量が同時に変わる(ステップS26)。そして、音量の変更が終了したときには、第1および第2のインジケータ61,62の点滅が停止する(ステップS27)。
【0058】
なお、このときでは、指標611,621は移動しない。そして、上記した操作による音量値の変更量は、通常音量値に加算される。つまり、通常音量値が変更される。その結果、エリア63に表示された通常音量値を示す数値が変更される(ステップS28)。
【0059】
以上で、ステップS6〜S8のループ動作を行っているときに、音量キー42,43を操作した場合の動作説明を終了し、以下に、ステップS6〜S8のループ動作を行っているときに、上下キー47,48を操作した場合の動作を説明する。
【0060】
ステップS6〜S8のループ動作において、上下キー47,48の任意の側が操作された場合、制御手段3は、スイッチ11のe接点を、d接点からb接点に変更する。つまり、第1の音声信号回路1にも、再生手段9から出力される音声信号を導く。その結果、第1および第2の音声信号回路1,2の双方に再生手段9からの音声信号が導かれ、左右の音声が、共に、CDを再生した音声となる(ステップS10)。そして、この状態において音量キー42,43を操作すると、操作したキーに対応して、第1および第2の音声信号回路1,2の音量値の双方が同時に変更される(この動作については、図示が省略されている)。また、このときの音量値の変更量は通常音量値に加算され、通常音量値を変更する。
【0061】
以上で、ステップS6〜S8のループ動作を行っているときに、上下キー47,48を操作した場合の動作説明を終了し、以下に、ステップS6〜S8のループ動作を行っているときに、DVD/TVキー41を操作した場合の動作を説明する。
【0062】
ステップS6〜S8のループ動作において、DVD/TVキー41が操作された場合、制御手段3は、混合モードから通常モードに移行するための制御を行う。すなわち、次に混合モードとなったときに、左右の音量の差異を、このときの音量の差異に等しく設定できるようにするため、第1の音声信号回路1の音量値と通常音量値との差異、および、第2の音声信号回路2の音量値と通常音量値との差異を、音量変移量として、記憶手段であるEEPROM5に記憶する(ステップS11)。なお、この記憶された値は、次に混合モードとなったとき、ステップS4の動作において使用される。
【0063】
次いで、制御手段3は、テレビモードにおける音声とするため、スイッチ12のe接点の接続を、b接点からd接点に変更し、第1および第2の音声信号回路1,2の双方に、入力端子6に入力された音声信号を導く(ステップS12)。また、第1および第2の音声信号回路1,2の増幅率を、通常音量値に対応した値に設定する(ステップS13)。そして後、再生手段9の再生動作を停止させる(ステップS14)。その結果、CRT14にはビデオゲームの映像が表示され、左右のスピーカ21,22からは、ビデオゲームの音声が出力される。
【0064】
以下に、補足的な説明として、ステップS4の動作、つまり、通常モードから混合モードに移行したときの第1および第2の音声信号回路1,2の音量値の設定動作について、詳細に説明する。
【0065】
すなわち、前回の混合モード時では、通常音量値が、例えば25であったとする。また、CDの音をよりよく聞くため、ビデオゲームの音声側である第1の音声信号回路1の音量値が21と小さくされ、CDの音声側である第2の音声信号回路2の音量値が30に大きくされていたとする。従って、このときでは、EEPROM5に記憶された音量変移量は、第1の音声信号回路1については−4、第2の音声信号回路2については5になっている。そして、今回、通常モードから混合モードに移行したときの通常モード時の音量値(通常音量値)が、例えば30になっているとすると、第1の音声信号回路1の音量値は26、第2の音声信号回路2の音量値は35に設定される。
【0066】
また、再生キー44を操作したときのモードがディクク再生モードであったときの説明を行うと、この場合、動作は、ステップS2からステップS15に移行する。つまり、通常モードのまま、再生手段9にCDの再生を行わせる。このため、第1のスピーカ21と第2のスピーカ22とからは、CDを再生した音声が出力される。
【0067】
また、再生キー44を操作したときのモードがVCRモードであった場合、動作は、ステップS3〜S5を経て、ステップS6〜S8のループ動作に移行する。このループ動作において、上下キー47,48を操作すると別音声モードとなり(ステップS10)、CRT14にはVCR部10が再生する映像が表示され、第1および第2のスピーカ21,22からは、CDを再生した音声が出力される。従って、このときでは、好みの音楽を楽しみつつ、VCR部10が再生した映像を、環境的な映像として、同時に楽しむことができる。
【0068】
以上で第1の実施形態の説明を終了するが、第1の実施形態の変形として、以下に示す構成とすることができる。すなわち、第1および第2のインジケータを、音量値と通常音量値との差異ではなく、第1および第2の音声信号回路1,2のそれぞれの音量値そのものを示す構成とすることができる。なお、このときでは、図6に示したように、第1および第2のインジケータ64,65の指標641,651を、音量値に対応して、画面の上下方向に伸縮する棒状とする。また、エリア66に、通常音量値を示す数値を表示する。
【0069】
また、このときでも、混合モードから通常モードに移行するときには、第1の音声信号回路1の音量値と通常音量値との差異、および、第2の音声信号回路2の音量値と通常音量値との差異を、音量変移量として、記憶手段であるEEPROM5に記憶する(ステップS11)。
【0070】
以下に第2の実施形態について説明するが、第2の実施形態は、電気的構成のブロック線図として示すときには、図1に示す構成と同一となり、制御手段3の構成が一部においてのみ異なる。このため、第2の実施形態の電気的構成については、第1の実施形態の制御手段3との差異についてのみ、説明を行う。
【0071】
制御手段3は、混合モードにおいては、第1の音声信号回路1の音量値と第2の音声信号回路2の音量値とのバランスを、入力手段4に入力されたキー操作(後に詳述する)に従って変更する。また、混合モードにおいて、第1の音声信号回路1の音量値と第2の音声信号回路2の音量値とのバランスを変更するときには、図8に示したように、第1の音声信号回路1の音量値と第2の音声信号回路2の音量値とのバランスに対応して、指標671が水平方向に移動するインジケータ67をCRT14に表示させる。また、エリア68に通常音量値を表示させる。
【0072】
また、制御手段3は、第1の実施形態と同様に、通常モードに移行するときには、混合モードから通常モードへ移行する前の第1および第2の音声信号回路1,2のそれぞれの音量値を、通常モード時の音量値である通常音量値に対する変移量の形で、EEPROM5に記憶する。且つ、通常モードから混合モードに移行したときには、通常音量値とEEPROM5に記憶された変移量とに従って、第1および第2の音声信号回路1,2の増幅率のそれぞれを設定する。また、混合モードにおいては、リモートコントローラ25に所定のキー操作(後述する)を入力すると、キー操作に応じて、音量同時変更モード、または、別音声モードに移行する。
【0073】
以下に、第2の実施形態の動作について説明するが、第2の実施形態の動作と第1の実施形態の動作との差異は、図3に示すフローチャートのステップS9における音量の調整動作のみとなっている。このため、第2の実施形態の動作については、図7に示すフローチャートを参照しつつ、音量の調整時の動作についてのみ説明する。
【0074】
混合モードとなったことから、ステップS6〜S8のループ動作が実行されている状態において、音量キー42,43の任意の側を操作すると、動作は、ステップS8からステップS9、つまり、ステップS41に移行する。ステップS41において、制御手段3は、図8に示したインジケータ67をCRT14に表示させる制御を行う。次いで、左キー45が操作されたかどうか(ステップS42)、右キー46が操作されたかどうか(ステップS43)、音量キー42,43が操作されたかどうか(ステップS44)を調べるループ動作に移行する。
【0075】
このループ動作において、左キー45が操作された場合、制御手段3は、第1の音声信号回路1の音量値を増加させ、第2の音声信号回路2の音量値を減少させる制御を行う(ステップS42,S50)。つまり、ビデオゲームの側の音量を増加させ、CD側の音量を減少させる。また、この制御に対応して、インジケータ67の指標671を、変更量に対応した距離分だけ左側に移動させる(ステップS51)。
【0076】
一方、上記ループ動作において、右キー46が操作された場合、制御手段3は、第1の音声信号回路1の音量値を減少させ、第2の音声信号回路2の音量値を増加させる制御を行う(ステップS43,S49)。つまり、ビデオゲームの側の音量を減少させ、CD側の音量を増加させる。また、この制御に対応して、インジケータ67の指標671を、変更量に対応した距離分だけ右側に移動させる(ステップS51)。
【0077】
また、上記ループ動作において、音量キー42,43の任意の側が操作された場合、左右の音量を同時に変更可能である音量同時変更モードに移行する。そして、音量同時変更モードに移行したことを示すため、インジケータ67を点滅させる(ステップS44,S45)。この状態において、改めて音量キー42,43を操作すると、操作したキーに対応して、左右の音量が同時に変わる(ステップS46)。そして、音量の変更が終了したときには、インジケータ67の点滅が停止する(ステップS47)。
【0078】
なお、このときでは、指標671は移動しない。そして、上記した操作による音量値の変更量は、通常音量値に加算される。つまり、通常音量値が変更される。その結果、エリア68に表示された通常音量値を示す数値が変更される(ステップS48)。
【0079】
以上で第2の実施形態の説明を終了し、以下に補足的な説明を行うと、ユーザの好みの音楽の音源については、CDとした場合について説明したが、音源を、音楽を主とし、映像を従とするビデオクリップ等のように、音楽と映像とが記録されたDVD等とすることも可能になっている。また、第1のスピーカ21から右側の音声、第2のスピーカ22から左側の音声を出力させる構成とすることもできる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、制御手段は、通常モードから混合モードに移行したときには、映像表示回路に導かれる映像信号に対応した音声信号を第1の音声信号回路に導き、再生手段から出力される音声信号を第2の音声信号回路に導き、且つ、混合モードにおいては、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのそれぞれを個別に変更可能とし、且つ、制御手段は、混合モードから通常モードに移行するときには、通常モードに移行する前の第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値を、通常モード時の音量値である通常音量値に対する変移量として記憶手段に記憶させ、通常モードから混合モードに移行するときには、混合モードに移行する前の通常音量値と記憶手段に記憶された変移量とに従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの増幅率を設定し、且つ、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値を個別に変更するときには、通常音量値と第1の音声信号回路の音量値との差異に対応して指標が移動する第1のインジケータと、通常音量値と第2の音声信号回路の音量値との差異に対応して指標が移動する第2のインジケータとを、互いに近接し且つ指標の移動方向が互いに同一方向となる位置関係でもって前記表示器に表示し、且つ、混合モードにおいて、入力手段に所定のキー操作を入力したときには、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とが、入力手段に設けられた音量キーの操作に対応して同時に増減する音量同時変更モードに移行し、且つ、制御手段は、別音声モードとなるときには、放送受信手段から出力される映像信号、または、入力端子に入力された映像信号を映像表示回路に導き、再生手段から出力される音声信号を第1および第2の音声信号回路に導いている。
【0081】
従って、映像表示回路に導かれる映像信号と第1および第2の音声信号回路に導かれる音声信号とを、入力端子に入力されたビデオゲーム機からの信号とした状態において、混合モードに移行すると、第1のスピーカからはビデオゲーム機の音声が出力され、第2のスピーカからは再生手段により再生された音声が出力される。且つ、第1のスピーカの音量と第2のスピーカの音量とを別々に調整できる。且つ、混合モードに移行したときには、以前の混合モード時の音量の割合が復元される。且つ、同方向に指標が移動する一対のインジケータでもって、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値が表示される。且つ、音量同時変更モードに移行すると、第1および第2のスピーカの音量が同時に増減する。且つ、第1および第2のスピーカから出力される音声を、表示される映像とは別の音声とすることができる。
【0082】
このため、ビデオゲームなどをするときに、ビデオゲームの音声に加えて、ユーザの好みの音楽をも、同時に楽しむことができ、且つ、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量とを、快適となる割合に設定することができ、且つ、混合モードに移行したときには、以前の混合モード時の音量の割合が復元されるので、混合モードに移行したときに、再度、音量の割合を調整する操作を不要とすることができ、且つ、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更するときの操作を容易にすることができ、且つ、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更することなく、音量を変更するための操作を容易にすることができ、且つ、好みの音楽を聞きつつ、映像を環境映像として楽しむことができる。
【0083】
また本発明では、制御手段は、通常モードから混合モードに移行したときには、映像表示回路に導かれる映像信号に対応した音声信号を第1の音声信号回路に導き、再生手段から出力される音声信号を第2の音声信号回路に導く構成としている。従って、入力端子にビデオゲーム機を接続するとともに、映像表示回路に導かれる映像信号と第1および第2の音声信号回路に導かれる音声信号とを、入力端子に入力される映像信号と音声信号とに切り換えたとき、混合モードに移行すると、第1のスピーカからビデオゲーム機の音声が出力され、第2のスピーカから再生手段により再生された音声が出力されるので、ビデオゲームなどをするときに、ビデオゲームの音声に加えて、ユーザの好みの音楽をも、同時に楽しむことができる。
【0084】
また、さらに、混合モードにおいては、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのそれぞれを個別に変更可能としている。従って、第1のスピーカの音量と第2のスピーカの音量とを別々に調整できるので、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量とを、快適となる割合に設定することができる。
【0085】
また、さらに、制御手段は、混合モードから通常モードに移行するときには、通常モードに移行する前の第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値を、通常モード時の音量値である通常音量値に対する変移量として記憶手段に記憶させ、通常モードから混合モードに移行するときには、混合モードに移行する前の通常音量値と記憶手段に記憶された変移量とに従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの増幅率を設定している。従って、混合モードに移行したときには、以前の混合モード時の音量の割合が復元されるので、混合モードに移行したときに、再度、音量の割合を調整する操作を不要とすることができる。
【0086】
また、さらに、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値を個別に変更するときには、通常音量値と第1の音声信号回路の音量値との差異に対応して指標が移動する第1のインジケータと、通常音量値と第2の音声信号回路の音量値との差異に対応して指標が移動する第2のインジケータとを、互いに近接し且つ指標の移動方向が互いに同一方向となる位置関係でもって前記表示器に表示している。従って、同方向に指標が移動する一対のインジケータでもって、第1および第2のスピーカのそれぞれの音量が表示されるので、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更するときの操作を容易にすることができる。
【0087】
また、さらに、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値を個別に変更するときには、第1の音声信号回路の音量値に対応して指標が移動する第1のインジケータと、第2の音声信号回路の音量値に対応して指標が移動する第2のインジケータとを、互いに近接し且つ指標の移動方向が互いに同一方向となる位置関係でもって前記表示器に表示している。従って、同方向に指標が移動する一対のインジケータでもって、第1および第2のスピーカのそれぞれの音量が表示されるので、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更するときの操作を容易にすることができる。
【0088】
また、さらに、混合モードとなるときには、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのバランスを変更可能としている。従って、第1および第2のスピーカの音量のバランスを変更することができるので、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量とを、快適となる割合に設定することができる。
【0089】
また、さらに、制御手段は、混合モードから通常モードに移行するときには、通常モードに移行する前の第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのバランス値を記憶手段に記憶させ、通常モードから混合モードに移行するときには、通常モード時の音量値である通常音量値と記憶手段に記憶させたバランス値とに従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの増幅率を設定している。従って、従って、混合モードに移行したときには、以前の混合モード時の音量の割合が復元されるので、混合モードに移行したときに、再度、音量の割合を調整する操作を不要とすることができる。
【0090】
また、さらに、混合モードにおける第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのバランスの変更時には、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのバランスに対応して指標が水平方向に移動するインジケータを前記表示器に表示している。すなわち、指標が水平方向に移動するインジケータでもって、第1および第2のスピーカの音量の割合が表示されるので、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更するときの操作を容易にすることができる。
【0091】
また、さらに、混合モードにおいて、入力手段に所定のキー操作を入力したときには、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とが、入力手段に設けられた音量キーの操作に対応して同時に増減する音量同時変更モードに移行するようになっている。従って、音量同時変更モードに移行すると、第1および第2のスピーカの音量が同時に増減するので、ビデオゲームの音声の音量と好みの音楽の音量との割合を変更することなく、音量を変更するための操作を容易にすることができる。
【0092】
また、さらに、制御手段は、別音声モードとなるときには、放送受信手段から出力される映像信号、または、入力端子に入力された映像信号を映像表示回路に導き、再生手段から出力される音声信号を第1および第2の音声信号回路に導いている。従って、第1および第2のスピーカから出力される音声を、表示される映像とは別の音声とすることができるので、好みの音楽を聞きつつ、映像を環境映像として楽しむことができる。且つ、表示する映像をテレビ用の商用放送の映像とするときには、受信した映像を環境映像として楽しむことができる、という効果も併せて得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビジョン受信装置の実施形態の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】リモートコントローラのキースイッチを示す説明図である。
【図3】実施形態の主要動作を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態における音量の調整時の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態のインジケータを示す説明図である。
【図6】第1の実施形態のインジケータを変形した場合を示す説明図である。
【図7】第2の実施形態における音量の調整時の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態のインジケータを示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1の音声信号回路
2 第2の音声信号回路
3 制御手段
4 入力手段
5 EEPROM(記憶手段)
6 入力端子
7 映像表示回路
8 放送受信手段
9 再生手段
14 CRT(表示器)
21 第1のスピーカ
22 第2のスピーカ
61,64 第1のインジケータ
62,65 第2のインジケータ
67 インジケータ
611,621,641,651,671 指標

Claims (11)

  1. テレビ用の商用放送を受信して得られた映像信号と音声信号とを出力する放送受信手段と、
    映像信号と音声信号とが記録された記録媒体を再生したときにその再生した映像信号と音声信号とを出力し、一方、音声信号のみが記録された記録媒体を再生したときにその再生した音声信号を出力する再生手段と、
    映像信号を表示器に表示する映像表示回路と、
    音声信号を増幅してその増幅した音声信号を第1のスピーカに出力する第1の音声信号回路と、
    音声信号を増幅してその増幅した音声信号を第2のスピーカに出力する第2の音声信号回路と、
    ユーザのキー操作による指示が入力される入力手段と、
    外部装置からの映像信号と音声信号とが入力される入力端子と、
    入力手段から通常モードが指示入力されたときに、映像表示回路に導かれる映像信号と第1および第2の音声信号回路に導かれる音声信号とを、放送受信回路から出力される映像信号と音声信号、または、再生手段から出力される映像信号と音声信号、または、入力端子に入力される映像信号と音声信号とのいずれかに切り換える制御手段とを備えたテレビジョン受信装置において、
    電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の記憶手段を備え、
    制御手段は、
    入力手段により通常モードから混合モードへの移行を指示入力されたときに、映像表示回路に導かれる映像信号に対応した音声信号を第1の音声信号回路に導くとともに、再生手段から出力される音声信号を第2の音声信号回路に導く制御機能と
    混合モードにおいて入力手段からの指示入力に基づき第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのそれぞれを個別に変更する制御機能と
    入力手段により混合モードから通常モードへの移行を指示されたときに、通常モードに移行する前の混合モードにおける第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値を、通常モード時の音量値である通常音量値に対する変移量として記憶手段に記憶させたのち、入力手段により通常モードから混合モードへの移行を指示入力されたときに、混合モードに移行する前の通常音量値と記憶手段に記憶された変移量とに従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの増幅率を設定する制御機能と、
    混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値を個別に変更する指示が入力手段から入力されたときに、通常音量値と第1の音声信号回路の音量値との差異に対応して指標が移動する第1のインジケータと、通常音量値と第2の音声信号回路の音量値との差異に対応して指標が移動する第2のインジケータとを、互いに近接し且つ指標の移動方向が互いに同一方向となる位置関係でもって前記表示器に表示させる制御機能と、
    混合モードにおい入力手段から音量同時変更モードへの移行の指示が入力されたときに入力手段の音量キーの操作に対応して第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値と同時に増減させる制御機能と
    入力手段から別音声モードの指示が入力されたときに、放送受信手段から出力される映像信号または入力端子に入力される映像信号のいずれか一方を映像表示回路に導くとともに、再生手段から出力される音声信号を第1および第2の音声信号回路に導く制御機能と、
    を有していることを特徴とするテレビジョン受信装置。
  2. テレビ用の商用放送を受信して得られた映像信号と音声信号とを出力する放送受信手段と、
    映像信号と音声信号とが記録された記録媒体を再生したときにその再生した映像信号と音声信号とを出力し、一方、音声信号のみが記録された記録媒体を再生したときにその再生した音声信号を出力する再生手段と、
    映像信号を表示器に表示する映像表示回路と、
    音声信号を増幅してその増幅した音声信号を第1のスピーカに出力する第1の音声信号回路と、
    音声信号を増幅してその増幅した音声信号を第2のスピーカに出力する第2の音声信号回路と、
    ユーザのキー操作による指示が入力される入力手段と、
    外部装置からの映像信号と音声信号とが入力される入力端子と、
    入力手段から通常モードが指示入力されたときに、映像表示回路に導かれた映像信号と第1および第2の音声信号回路に導かれる音声信号とを、放送受信回路から出力される映像信号と音声信号、または、再生手段から出力される映像信号と音声信号、または、入力端子に入力される映像信号と音声信号とのいずれかに切り換える制御手段とを備えたテレビジョン受信装置において、
    制御手段は、
    入力手段により通常モードから混合モードへの移行を指示入力されたときに、映像表示回路に導かれる映像信号に対応した音声信号を第1の音声信号回路に導くとともに、再生手段から出力される音声信号を第2の音声信号回路に導く制御機能を有していることを特徴とするテレビジョン受信装置。
  3. 制御手段は、混合モードにおいて、入力手段から第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とをそれぞれ個別に変更する指示が入力され、続いて、入力手段から第1および第2の音量信号回路の何れか一方を指示したのちに音量変更の指示が入力したときに、指示された音声信号回路に対してのみ通常モード時の音量値である通常音量値から入力手段の指示入力による音量値に個別に変更させる制御機能を有していることを特徴とする請求項2記載のテレビジョン受信装置。
  4. 電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の記憶手段を備え、
    制御手段は、入力手段により混合モードから通常モードへの移行の指示が入力されたときに、通常モードに移行する前の混合モード時における第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値を、通常モード時の音量値である通常音量値に対する各々の差異を音量の変移量として記憶手段に記憶させたのち、入力手段により通常モードから混合モードへの移行の指示が入力されたときに、混合モードに移行する前の通常音量値と記憶手段に記憶された変移量とに従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量を変更するための増幅率を設定する制御機能を有していることを特徴とする請求項3記載のテレビジョン受信装置。
  5. 制御手段は、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値をそれぞれ個別に変更する指示が入力されたときに、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値の変化を指標で表示する第1および第2のインジケータを、互いに近接し且つ各々の指標の移動方向が同一となる相対配置で表示器に表示させ、続いて、入力手段から音量値を変更すべき第1および第2の音声信号回路の何れかの指示が入力されたときに、その指示された音声信号回路に対応するインジケータを識別表示したのち、その識別表示しているインジケータの指標を通常音量値と入力手段から指示された音量値との差異に対応して移動させ、一方、そのときの通常音量値を表示器の特定エリアに数値表示する制御機能を有していることを特徴とする請求項3または請求項4記載のテレビジョン受信装置。
  6. 制御手段は、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値をそれぞれ個別に変更する指示が入力されたとき第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量値の変化を表示する第1および第2のインジケータを、互いに近接し且つ各々の指標の移動方向が同一となる相対配置で表示器に表示させ、続いて、入力手段から音量値を変更 すべき第1および第2の音声信号回路の何れかの指示が入力されたときに、その指示された音声信号回路に対応するインジケータを識別表示したのち、その識別表示しているインジケータの音量値を、入力手段から指示入力された音量値に対応して伸縮する棒状の指標で表示させ、一方、そのときの通常音量値を表示器の特定エリアに数値表示する制御機能を有していることを特徴とする請求項3または請求項4記載のテレビジョン受信装置。
  7. 制御手段は、混合モードにおいて第1および第2の音声信号回路の音量値をそれぞれ個別に変更する指示が入力されたときに、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値との割合を示すバランスを表示器に表示させ、続いて、入力手段から第1および第2の音声信号回路の何れかの音量値を変更する指示が入力されたときに、その指示に基づきバランスを表示変更させ、一方、そのときの通常音量値を表示器の特定エリアに数値表示する制御機能を有していることを特徴とする請求項2記載のテレビジョン受信装置。
  8. 電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の記憶手段を備え、
    制御手段は、入力手段により混合モードから通常モードへの移行の指示が入力されたときに、通常モードに移行する前の混合モードにおける第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのバランス値を記憶手段に記憶させたのち、入力手段により通常モードから混合モードへの移行の指示が入力されたときに、混合モードに移行する前の通常モード時の音量値である通常音量値と記憶手段に記憶させたバランス値に従って、第1および第2の音声信号回路のそれぞれの音量を変更するための増幅率を設定する制御機能を有していることを特徴とする請求項7記載のテレビジョン受信装置。
  9. 制御手段は、混合モードにおける第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とのバランス変更する指示が入力手段から入力したときに、第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値との割合を示すバランスに対応して指標が水平方向に移動するインジケータを前記表示器に表示する制御機能を有していることを特徴とする請求項7または請求項8記載のテレビジョン受信装置。
  10. 制御手段は、混合モードにおいて、入力手段所定のキー操作入力したときに、音声同時変更モードを設定し、続いて、入力手段音量キーの操作に対応して第1の音声信号回路の音量値と第2の音声信号回路の音量値とを同時に増減させるとともに、その増減された音量値の変更量を通常音量値に加減して変更した通常音量値を表示器の特定エリアに表示させる制御機能を有していることを特徴とする請求項3から請求項9までのいずれかに記載のテレビジョン受信装置。
  11. 制御手段は、入力手段から別音声モードの指示が入力されたときに、放送受信手段から出力される映像信号または入力端子に入力された映像信号のいずれか一方を映像信号表示回路に導くとともに、再生手段から出力される音声信号を第1および第2の音声信号回路にそれぞれ導く制御機能を有していることを特徴とする請求項6から請求項10までのいずれかに記載のテレビジョン受信回路。
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