JP4051322B2 - 複合発電プラント - Google Patents

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    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汽力発電プラントとガスタービンプラントを組み合わせた複合発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃焼ボイラ,蒸気タービンおよび復水器等から構成される汽力発電プラントと、ガスタービンおよび排熱回収ボイラから構成されるガスタービンプラントを組み合わせた複合発電プラントとして、汽力発電プラントの燃焼ボイラで発生した蒸気とガスタービンプラントの排熱回収ボイラで発生した蒸気を合流させて、蒸気タービンを駆動する発電プラントが知られている。
【0003】
この種の発電プラントに関連するものには、例えば特開2000−220412号公報が挙げられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−220412号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
発電プラントでは、起動停止時及び負荷遮断時等に、ボイラで発生する蒸気を、復水器へダンプする系統を有する。上記従来技術は、汽力発電プラントとガスタービンプラントを組み合わせた発電プラントであり、蒸気を発生するボイラが燃焼ボイラと排熱回収ボイラの2つあるため、発生した蒸気を復水器へダンプする系統を2系統設置する必要があり、系統構成が複雑となり、復水器の受入れ口を複数設置する必要があった。
【0006】
本発明の目的は、復水器の受入れ口を従来のプラントから増加させること無く、発生した蒸気を復水器へダンプする系統を構成する手段を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の複合発電プラントは、燃焼ボイラ蒸気管と復水器を結び、燃焼ボイラで発生した蒸気を蒸気タービンをバイパスして復水器へダンプする系統と、この復水器へダンプする系統に排熱回収ボイラ蒸気管を接続する配管を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して、本発明の実施例を説明する。
【0009】
《実施例1》
本発明による複合発電プラントの一実施例を、図1を用いて説明する。
【0010】
本発電プラントは、主に、燃焼ボイラ10,主蒸気管60,低温再熱蒸気管
61および高温再熱蒸気管62の燃焼ボイラ蒸気管,高・中・低圧蒸気タービン21,22,23,復水器25と復水・給水系統で構成される汽力発電プラントと、ガスタービン40およびガスタービン40の排ガスを熱源とする排熱回収ボイラ50,高圧蒸気管70および低圧蒸気管71の排熱回収ボイラ蒸気管から構成されるガスタービンプラントの、二つの設備から構成されている。
【0011】
図1において、燃焼ボイラ10に供給された給水は、節炭器12で加熱され、蒸発器13で蒸気を発生する。発生した蒸気は、1次過熱器14,2次過熱器
15で過熱されながら、蒸発器13と高圧蒸気タービン21を結ぶ主蒸気管60により、過熱蒸気として高圧蒸気タービン21へ導かれる。一方、排熱回収ボイラ50で発生した蒸気は、高圧ドラム51と主蒸気管60を結ぶ、高圧蒸気管
70により、主蒸気管60に合流し、同じく過熱蒸気として、高圧蒸気タービン21に流入する。
【0012】
高圧蒸気タービン21を駆動した後の蒸気は、低温再熱蒸気管61を通り、燃焼ボイラ10の再熱器11に導かれる。再熱器11で過熱された蒸気は高温再熱蒸気管62を経て中圧蒸気タービン22へ供給される。一方、排熱回収ボイラ
50で発生した蒸気は、低圧ドラム52と高温再熱蒸気管62を結ぶ、低圧蒸気管71により、高温再熱蒸気管62に合流し、同じく過熱蒸気として、中圧蒸気タービン22に流入する。
【0013】
中圧蒸気タービン22を駆動した後の蒸気は、クロスオーバー管63を通り、低圧蒸気タービン23へ導かれる。さらに低圧蒸気タービン23を駆動した後の蒸気は、復水器25に導かれて復水となる。
【0014】
復水器25で凝縮された復水は復水ポンプ30によって加圧され、グランド蒸気復水器31で加熱された後、汽力発電プラントの復水とガスタービンプラントの排熱回収ボイラ50の給水とに分岐される。
【0015】
汽力発電プラントの復水系統には、復水器25と脱気器34を結ぶ復水管65を設ける。そして、汽力発電プラントの復水は、低圧給水加熱器32で加熱され、脱気器34により脱気され、給水となる。また、汽力発電プラントの給水系統には脱気器34と燃焼ボイラ10とを結ぶ給水管66を設ける。そして、汽力発電プラントの給水は、給水ポンプ36で加圧され、高圧給水加熱器37で加熱された後、燃焼ボイラ10に戻るようになっている。
【0016】
一方、ガスタービンプラントの給水は、給水管72を通り、ガスタービン40の排ガスを熱源とする排熱回収ボイラ50に流入し、ガスタービン排ガスとの熱交換により蒸気となり、高圧ドラム51と主蒸気管60を結ぶ、高圧蒸気管70により、主蒸気管60に合流し、過熱蒸気として、高圧蒸気タービン21を駆動する。
【0017】
また、排熱回収ボイラ50の内部で分岐して、低圧ドラム52へ送られた給水は、ガスタービン排ガスとの熱交換により蒸気となり、低圧ドラム52と高温再熱蒸気管62を結ぶ、低圧蒸気管71により、高温再熱蒸気管62に合流し、過熱蒸気として、中圧蒸気タービン22を駆動する。
【0018】
以上のサイクルにより通常運転中の発電を行い、本発電プラントの電気エネルギーは回転軸が直結された高・中・低圧蒸気タービン21,22,23により駆動される蒸気タービン発電機24、およびガスタービンにより駆動されるガスタービン発電機44から発生する。
【0019】
通常運転中は上述のサイクルにより運転されるが、汽力発電プラントでは、起動・停止時及び負荷遮断時など、発生した蒸気を蒸気タービンへ通気できない時のために、発生した蒸気を復水器へダンプする系統が設置される。本実施例では、この系統として、主蒸気管60から分岐してタービンバイパス弁8及び配管を経て、復水器25へ接続されるかたちで構成したタービンバイパス系統1を設置している。このタービンバイパス系統1により、燃焼ボイラ10で発生する蒸気を復水器25へダンプ可能となる。
【0020】
一方、排熱回収ボイラ50で発生する蒸気のためのタービンバイパス系統としては、高圧蒸気管70から分岐してタービンバイパス系統1へ接続されるHRSG高圧タービンバイパス系統2、及び低圧蒸気管71から分岐してタービンバイパス系統1へ接続されるHRSG低圧タービンバイパス系統3を設置する。
【0021】
すなわち、本実施例では第2のタービンバイパス系統であるHRSG高圧タービンバイパス系統2(HRSG低圧タービンバイパス系統3)を、第1のタービンバイパス系統1の途中に接続した系統に構成しており、HRSG高圧タービンバイパス系統2(HRSG低圧タービンバイパス系統3)の接続点以降から復水器25に至るまでのタービンバイパス系統1を、燃焼ボイラ10と排熱回収ボイラ50の発生蒸気のバイパス系統として共用させている。
【0022】
汽力発電プラントとガスタービン及び排熱回収ボイラを組み合わせたパラレル発電システムを建設する場合、本実施例のようにタービンバイパス系統1の一部を排熱回収ボイラ50におけるタービンバイパス系統としても共用することで、復水器25の大型化や複雑化を招くことがなくなり、復水器やタービンバイパス系統の設備費低減に大きく寄与することができる。また、既設の汽力発電プラントにガスタービンプラントを追設してリパワリングする場合には、復水器の大幅な改造が必要となり、場合によっては改造では対応できないこともあるが、前述したようにタービンバイパス系統を構成することで、これらの課題を解決することが可能となる。
【0023】
本プラントの起動は、まず汽力発電プラントを起動した後、ガスタービンプラントを起動するかたちで行われる。したがって、まず燃焼ボイラ10を起動して、燃焼ボイラ10で発生した蒸気をタービンバイパス系統1により復水器25へ排出して、燃焼ボイラ10で発生する蒸気の圧力温度が蒸気タービンへの通気条件を満足した後、蒸気タービンへ通気する。そして、燃焼ボイラ10で発生する蒸気が全量蒸気タービンへ導入されて、タービンバイパス系統1を使用しない運転状態になるか、または燃焼ボイラ10からタービンバイパス系統1への蒸気量が規定値以下になってから、ガスタービンプラントを起動する。排熱回収ボイラ50から発生する蒸気は、HRSG高圧タービンバイパス系統2及びHRSG低圧タービンバイパス系統3を経て、タービンバイパス系統1へ送られ、さらに復水器25へ排出される。排熱回収ボイラ50からの高圧蒸気の圧力温度が、主蒸気への混入条件を満足した後、また排熱回収ボイラ50からの低圧蒸気の圧力温度が、高温再熱蒸気への混入条件を満足した後に、それぞれの排熱回収ボイラからの蒸気が主蒸気管60および高温再熱蒸気管62に混入され、タービンバイパス系統1を使用しない状態となる。このように、燃焼ボイラ10のタービンバイパス系統1を、燃焼ボイラ10及び排熱回収ボイラ50が順次使用することにより、排熱回収ボイラからの各タービンバイパス系統2,3を燃焼ボイラ10のタービンバイパス系統1へ接続することが可能となる。
【0024】
上記のような運転は、制御装置80がタービンバイパス弁8の開度状態等を監視して、上記の運転状態を満足する場合に、ガスタービン40の起動を許可することにより達成される。
【0025】
尚、負荷遮断時及び蒸気タービントリップ時には、汽力発電プラントとガスタービンプラントとも、同時に発生蒸気を蒸気タービンへ通気できなくなるため、タービンバイパス系統1だけでは発生蒸気を処理できない。このため、汽力発電プラントとガスタービンプラントで発生した蒸気を大気へ放出する大気放出弁
64を燃焼ボイラ蒸気管や排熱回収ボイラ蒸気管に設置しておくと良い。
【0026】
本実施例の複合発電プラントによれば、汽力発電プラント及びガスタービンプラントの各々のプラントに発生した蒸気を復水器へダンプする系統をそれぞれ設置する必要がなくなるため、復水器の受入れ口を従来のプラントから増加させること無く、発生した蒸気を復水器へダンプすることが可能となる。また、ガスタービンプラント及び汽力発電プラントの運転状態を監視して、各々のプラントを起動させる事により、ガスタービンプラントまたは汽力発電プラントで発生した蒸気を同時に復水器へダンプすることがなくなるため、ダンプ系統の容量低減を図ることが可能となる。
【0027】
本発明の代表的実施例は上述の通りであるが、発生した蒸気を復水器へダンプする系統は、種々の構成があるので、他の実施例を以下に示す。
【0028】
《実施例2》
本発明による複合発電プラントの第2の実施例を、図2に示すが、図1と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。尚、制御装置80については、図示を省略している。
【0029】
発生した蒸気を復水器へダンプする系統としてタービンバイパス系統1を設置している。本実施例のタービンバイパス系統は、1次過熱器14出口の主蒸気管60から分岐して配管及びフラッシュタンク4を経て、さらに配管により復水器25へ接続されるかたちで構成されている。このタービンバイパス系統1により、燃焼ボイラ10の起動時の発生蒸気を復水器25へダンプしている。
【0030】
一方、排熱回収ボイラ50で発生する蒸気のためのタービンバイパス系統として、高圧蒸気管70から分岐してフラッシュタンク4へ接続されるHRSG高圧タービンバイパス系統2、及び低圧蒸気管71から分岐してフラッシュタンク4へ接続されるHRSG低圧タービンバイパス系統3を設置する。尚、ここで排熱回収ボイラ50からの各々のタービンバイパス系統の接続先はフラッシュタンク4だけでなく、フラッシュタンク4近傍の配管でもよい。
【0031】
《実施例3》
本発明による複合発電プラントの第3の実施例を、図3に示すが、図1および図2と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。尚、制御装置80については、図示を省略している。
【0032】
燃焼ボイラ10のタービンバイパス系統として、主蒸気管60から分岐して低温再熱蒸気管61へ接続される高圧タービンバイパス系統1a、及び高温再熱蒸気管62から分岐して復水器25へ接続される低圧タービンバイパス系統1bが設置されている。さらに、主蒸気管60と復水器25を接続する過熱器蒸気管ドレン系統5が設置されている。発生した蒸気を復水器へダンプする系統としては、主蒸気管ドレン系統5および低圧タービンバイパス系統1bがある。
【0033】
HRSG発生蒸気のタービンバイパスは、HRSG高圧タービンバイパス系統2が主蒸気管ドレン系統5へ、またHRSG低圧タービンバイパス系統3が低圧タービンバイパス系統1bへ接続されるかたちで構成されている。
【0034】
《実施例4》
本発明による複合発電プラントの第4の実施例を、図4に示すが、図1〜図3と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。尚、制御装置80については、図示を省略している。
【0035】
本実施例では、主蒸気管60と復水器25を接続する2次過熱器バイパス系統6が設置されている。発生した蒸気を復水器へダンプする系統としては、2次過熱器バイパス系統6および低圧タービンバイパス系統1bがある。
【0036】
排熱回収ボイラ50で発生する蒸気のためのタービンバイパス系統は、高圧蒸気管70から分岐して2次過熱器バイパス系統6へ接続されるHRSG高圧タービンバイパス系統2、及び低圧蒸気管71から分岐して低圧タービンバイパス系統1bへ接続されるHRSG低圧タービンバイパス系統3が設置される。
【0037】
《実施例5》
本発明による複合発電プラントの第5の実施例を、図5に示すが、図1〜図4と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。尚、制御装置80については、図示を省略している。
【0038】
本実施例では、主蒸気管60と復水器25を接続する過熱器入口ダンプ系統7が設置されている。発生した蒸気を復水器へダンプする系統としては、過熱器入口ダンプ系統7およびタービンバイパス系統1がある。
【0039】
排熱回収ボイラ50で発生する蒸気のためのタービンバイパス系統は、高圧蒸気管70から分岐してタービンバイパス系統1へ接続されるHRSG高圧タービンバイパス系統2、及び低圧蒸気管71から分岐して過熱器入口ダンプ系統7へ接続されるHRSG低圧タービンバイパス系統3が設置される。
【0040】
《実施例6》
本発明による複合発電プラントの第6の実施例を、図6に示すが、図1〜図5と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。尚、制御装置80については、図示を省略している。
【0041】
本実施例では、タービンバイパス系統1に減温器9が設置されており、HRSG高圧タービンバイパス系統2,HRSG低圧タービンバイパス系統3の両方ともにタービンバイパス系統1へ接続されており、接続位置はタービンバイパス弁8から減温器9までの配管としている。
【0042】
本複合発電プラントの建設形態を考えると、上述のように新規に本複合発電プラントを建設するケースの他に、既設の汽力発電プラントに新規にガスタービンプラントを追設するケースや、燃焼ボイラやガスタービンプラントは新規に建設し、蒸気タービン等は既設の設備を流用するケースなどが考えられる。
【0043】
新規に本発電プラントを建設する場合には、汽力発電プラント及びガスタービンプラントの各々のプラントで発生した蒸気を復水器へダンプする系統をそれぞれ設置する必要がなくなる。また、既設の汽力発電プラントにガスタービンプラントを追設する場合であっても、排熱回収ボイラで発生した蒸気を復水器へダンプする系統の受入れ口を新たに設置する必要が無く、復水器の大幅な改造は不要となる。
【0044】
【発明の効果】
本発明により、汽力発電プラント及びガスタービンプラントの各々のプラントに発生した蒸気を復水器へダンプする系統をそれぞれ設置する必要がなくなるため、復水器の受入れ口を従来のプラントから増加させること無く、発生した蒸気を復水器へダンプする系統を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の複合発電プラントの概略図。
【図2】本発明の実施例2の複合発電プラントの概略図。
【図3】本発明の実施例3の複合発電プラントの概略図。
【図4】本発明の実施例4の複合発電プラントの概略図。
【図5】本発明の実施例5の複合発電プラントの概略図。
【図6】本発明の実施例6の複合発電プラントの概略図。
【符号の説明】
1…タービンバイパス系統、2…HRSG高圧タービンバイパス系統、3…HRSG低圧タービンバイパス系統、4…フラッシュタンク、5…主蒸気管ドレン系統、6…2次過熱器バイパス系統、7…過熱器入口ダンプ系統、8…タービンバイパス弁、9…減温器、10…燃焼ボイラ、11…再熱器、12…節炭器、13…蒸発器、14…1次過熱器、15…2次過熱器、21…高圧蒸気タービン、22…中圧蒸気タービン、23…低圧蒸気タービン、24…蒸気タービン発電機、25…復水器、30…復水ポンプ、31…グランド蒸気復水器、32…低圧給水加熱器、34…脱気器、36…給水ポンプ、37…高圧給水加熱器、40…ガスタービン、41…圧縮機、42…タービン、43…燃焼器、44…ガスタービン発電機、50…排熱回収ボイラ(HRSG)、51…高圧ドラム、52…低圧ドラム、60…主蒸気管、61…低温再熱蒸気管、62…高温再熱蒸気管、63…クロスオーバー管、64…大気放出弁、70…高圧蒸気管、71…低圧蒸気管、72…給水管、80…制御装置。

Claims (13)

  1. 燃焼ボイラと、主蒸気管,低温再熱蒸気管および高温再熱蒸気管からなる燃焼ボイラ蒸気管と、蒸気タービンと、復水器と、復水・給水系統で構成される汽力発電プラントと、
    ガスタービンと、前記ガスタービンの排ガスを熱源とする排熱回収ボイラと、排熱回収ボイラから前記蒸気タービンへ発生蒸気を供給する排熱回収ボイラ蒸気管で構成されるガスタービンプラントとを設けた複合発電プラントにおいて、
    前記燃焼ボイラ蒸気管と前記復水器を結び、前記燃焼ボイラで発生した蒸気を前記蒸気タービンをバイパスして前記復水器へダンプする系統と、
    前記排熱回収ボイラ蒸気管と前記復水器へダンプする系統を接続する配管を有することを特徴とする複合発電プラント。
  2. 前記復水器へダンプする系統は、フラッシュタンクを有するタービンバイパス系統であり、前記排熱回収ボイラ蒸気管と前記復水器へダンプする系統の接続位置を、前記タービンバイパス系統の前記フラッシュタンクもしくは前記フラッシュタンク近傍の配管とすることを特徴とする請求項1記載の複合発電プラント。
  3. 前記復水器へダンプする系統は、タービンバイパス弁を有し、前記排熱回収ボイラ蒸気管と前記復水器へダンプする系統の接続位置を、前記タービンバイパス弁から前記復水器までの配管とすることを特徴とする請求項1記載の複合発電プラント。
  4. 前記復水器へダンプする系統は、タービンバイパス弁と減温器を有し、前記排熱回収ボイラ蒸気管と前記復水器へダンプする系統の接続位置を、前記タービンバイパス弁から前記減温器までの配管とすることを特徴とする請求項1記載の複合発電プラント。
  5. 前記復水器へダンプする系統は、前記汽力発電プラントの主蒸気管ドレン系統であり、前記排熱回収ボイラ蒸気管と前記復水器へダンプする系統の接続位置を、前記主蒸気管ドレン系統の配管とすることを特徴とする請求項1記載の複合発電プラント。
  6. 前記復水器へダンプする系統は、前記汽力発電プラントの過熱器バイパス系統であり、前記排熱回収ボイラ蒸気管と前記復水器へダンプする系統の接続位置を、前記過熱器バイパス系統の配管とすることを特徴とする請求項1記載の複合発電プラント。
  7. 前記復水器へダンプする系統に設けた弁と、前記弁の状態値を入力として、ガスタービンプラントの起動タイミングを制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の複合発電プラント。
  8. 燃焼ボイラと、主蒸気管,低温再熱蒸気管および高温再熱蒸気管からなる燃焼ボイラ蒸気管と、蒸気タービンと、復水器と、復水・給水系統で構成される汽力発電プラントと、
    ガスタービンと、前記ガスタービンの排ガスを熱源とする排熱回収ボイラと、排熱回収ボイラから前記蒸気タービンへ発生蒸気を供給する排熱回収ボイラ蒸気管で構成されるガスタービンプラントと、
    前記燃焼ボイラ蒸気管と前記復水器を結び、前記燃焼ボイラで発生した蒸気を前記蒸気タービンをバイパスして前記復水器へダンプする系統と、
    前記排熱回収ボイラ蒸気管と前記復水器へダンプする系統を接続する配管を有する複合発電プラントの起動方法であって、
    前記燃焼ボイラを起動し、前記燃焼ボイラの起動状態を前記復水器へのダンプ系統に設けた弁の状態値を入力として、前記燃焼ボイラが前記復水器へのダンプ系統を使用しない状態になるか、または前記燃焼ボイラから前記復水器へダンプする系統の蒸気量が規定値以下になったことを判定し、前記条件が成立した場合に前記ガスタービンプラントを起動することを特徴とする複合発電プラントの起動方法。
  9. 燃焼ボイラと、主蒸気管,低温再熱蒸気管および高温再熱蒸気管からなる燃焼ボイラ蒸気管と、蒸気タービンと、復水器と、復水・給水系統で構成される汽力発電プラントと、
    ガスタービンと、前記ガスタービンの排ガスを熱源とする排熱回収ボイラと、排熱回収ボイラから前記蒸気タービンへ発生蒸気を供給する排熱回収ボイラ蒸気管で構成されるガスタービンプラントと、
    前記燃焼ボイラ蒸気管と前記復水器を結び、前記燃焼ボイラで発生した蒸気を前記蒸気タービンをバイパスして前記復水器へダンプする系統と、
    前記排熱回収ボイラ蒸気管と前記復水器へダンプする系統を接続する配管を有する複合発電プラントに用いられる複合発電プラントの制御装置であって、
    前記復水器へのダンプ系統に設けられた弁の状態値を入力として、前記燃焼ボイラが前記復水器へのダンプ系統を使用しない状態になるか、または前記燃焼ボイラから前記復水器へダンプする系統の蒸気量が規定値以下になったことを判定し、前記条件が成立した場合にガスタービンプラントを起動するように制御することを特徴とする複合発電プラントの制御装置。
  10. 既設の汽力発電プラントに追設されるガスタービンプラントであって、前記ガスタービンは、ガスタービンと、前記ガスタービンの排ガスを熱源とする排熱回収ボイラと、排熱回収ボイラから前記汽力プラントの蒸気タービンへ発生蒸気を供給する排熱回収ボイラ蒸気管で構成され、
    前記汽力発電プラントの燃焼ボイラ蒸気管と復水器を結び前記燃焼ボイラで発生した蒸気を前記蒸気タービンをバイパスして前記復水器へダンプする系統に、前記排熱回収ボイラ蒸気管を接続する配管を有することを特徴とするガスタービンプラント。
  11. 前記汽力発電プラントの前記復水器へのダンプ系統には弁が設けられ、前記弁の状態値を入力として、前記燃焼ボイラが前記復水器へのダンプ系統を使用しない状態になるか、または前記燃焼ボイラから前記復水器へダンプする系統の蒸気量が規定値以下になったことを判定し、前記条件が成立した場合にガスタービンプラントを起動するように制御することを特徴とする請求項10記載のガスタービンプラント。
  12. 燃焼ボイラと、該燃焼ボイラの発生蒸気で駆動される蒸気タービンと、前記蒸気タービンから排出された蒸気を復水する復水器とを有する汽力発電プラントと、
    ガスタービンと、該ガスタービンを熱源として前記蒸気タービンを駆動する蒸気を発生させる排熱回収ボイラとを有するガスタービンプラントとで構成される複合発電プラントにおいて、
    前記蒸気タービンをバイパスして前記復水器に供給する、前記燃焼ボイラと前記排熱回収ボイラの各々の発生蒸気のタービンバイパス系統を一部共用させた構成にしたことを特徴とする複合発電プラント。
  13. 燃焼ボイラと、該燃焼ボイラの発生蒸気で駆動される蒸気タービンと、前記燃焼ボイラで発生した蒸気を前記蒸気タービンに供給する燃焼ボイラ蒸気管と、前記蒸気タービンから排出された蒸気を復水する復水器とを有する汽力発電プラントと、
    ガスタービンと、該ガスタービンを熱源とする排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気を前記燃焼ボイラ蒸気管に供給する排熱回収ボイラ蒸気管とを有するガスタービンプラントと、によって構成される複合発電プラントにおいて、
    前記燃焼ボイラ蒸気管を流下する前記燃焼ボイラの発生蒸気を、前記蒸気タービンをバイパスさせる第1のタービンバイパス系統と、
    前記排熱回収ボイラ蒸気管を流下する、前記燃焼ボイラ蒸気管を介して前記蒸気タービンに供給される前記排熱回収ボイラの発生蒸気を、前記燃焼ボイラ蒸気管をバイパスさせる第2のタービンバイパス系統とを設け、
    前記第1,第2のタービンバイパス系統を一部共用させた構成として、バイパスさせる前記燃焼ボイラおよび/又は排熱回収ボイラの発生蒸気を、共用させた系統を通じて前記復水器にダンプするようにしたことを特徴とする複合発電プラント。
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