JP4051296B2 - 隠蔽葉書 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は見開きなどすることにより内部に記載された情報を確認できるようにした隠蔽葉書に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からダイレクトメールに代表されるように各種の情報を連絡する手段の一つとして葉書が用いられており、金融機関や保険期間などにおいて顧客への定期的な情報連絡を行なうに際して用いられる隠蔽葉書として、折り畳みにより内方となる面側に再接合を不能とした貼り合わせ手段を設けるとともに、その内方となる面側に通知情報を記載して、見開き可能に折り畳んでなる形態のものとしている。そして、内側に記載されている情報の秘匿性をより高めるために、宛名情報記載が位置する外表面とは反対側の外表面に地紋を印刷することが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−020350号公報(段落番号0004)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の隠蔽葉書では、仮に内方面の情報が葉書外表面に透け出ていたとしても、地紋印刷により第三者による判読を困難にすることができるものとなる。しかしながら、地紋印刷によって葉書外表面での情報表示領域が大きく狭められ、差出人住所氏名や各種宣伝文などを設ける領域を確保し難くなるという不都合がある。また、現状においては、情報出力するプリンタに対する適性を良好にするために隠蔽葉書用シートの紙材を薄くする傾向にあるが、紙材を薄くするに従って内方面の情報が外表面側に透け出る可能性が高くなり、そのため、プリンタへの適性やフィード適性などをある程度犠牲にして紙厚の大きい紙材を用いるか、あるいは前述したような地紋印刷を施し、透け出る情報が目視で判読できないようにする対策を行なわざるを得ないものとなっている。
そこで本発明は上記事情に鑑み、葉書内方面に設けた情報が葉書外表面に透け出て判読されるということが生じないようにすることを課題とし、第三者に対する情報の秘匿を確実にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、複数紙片が剥離可能に重ね合され、重ね合わせにより対向する内方面の情報表示部に秘匿情報が設けられている隠蔽葉書において、前記秘匿情報は単色の色彩で表示され、かつ透視可能なフィルムであって秘匿情報への重ね合わせにより秘匿情報を目視不能とする構成の色彩であるカバーフィルムが、秘匿情報を剥離可能に覆っていることを特徴とする隠蔽葉書を提供して上記課題を解消するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1から図3に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は隠蔽葉書で、該隠蔽葉書1は折り部2を介して連接された二紙片3、4を折り重ねていて、この折り重ねにより対向する内方面3a,4aそれぞれには、内方面3a,4aを剥離可能で再接着不能に貼り合わせるための貼り合わせ手段5が設けられており、この貼り合わせ手段5によって二紙片3、4が見開き可能にして貼り合わせられている(図2参照)。
そして、図1に示されているように、二面の葉書外表面の内、紙片3の葉書外表面3bには、受取人住所氏名などの宛名情報6が設けられている宛名情報表示部7が位置しており、また葉書裏面側である紙片4の葉書外表面4bには差出人住所氏名などの差出人情報8が設けられている差出人情報表示部9が位置している。
また、上記紙片4の内方面4aには通知情報などの隠蔽情報10を設けた情報表示部11が位置しており(図2参照)、紙片3と紙片4とが折り重ねる前の見開き状態の時点でプリンタなどの情報出力機器によって貼り合わせ手段5の上から出力される。この情報表示部11の隠蔽情報10は紙片3、4の重ね合わせにより隠されるが、葉書受取人がこの隠蔽葉書1を見開くことで隠蔽情報10が確認できるようにしている。
【0007】
上記貼り合わせ手段5は、紙片3、4を剥離可能に貼り合わせるとともにプリンタを用いた情報印字が行なえるように印字適性を損なわない感圧接着剤からなるものであり、この感圧接着剤は自接着性感圧接着剤とも言われ、その接着層同士を対接させた状態で強圧をかけることにより、互いの高分子が自己拡散により密着するタイプもので、組成物の種類や加圧の程度によって再剥離接着性を具現するように調整されたものである。
この種の感圧接着剤には、メタクリル酸メチルグラフト共重合天然ゴム系粘着剤やスチレン−メタクリル酸メチルグラフト共重合天然ゴム系粘着剤に対しスターチなどの微粒状充填剤を配合した感圧接着剤組成物や、アクリル系光重合性オリゴマーやアクリル系光重合性モノマーと光重合開始剤などからなる紫外線硬化型感圧接着剤組成物が用いられている。
【0008】
紙片4の内方面4aの情報表示部11に設けられる隠蔽情報10は文字、数字、罫線などである。さらに前記隠蔽情報10中には、第三者に対して秘匿すべき秘匿情報12が含まれていて、図示の例では罫線よりなる欄中に位置する隠蔽情報10が秘匿情報12として設けられている。そして、前記秘匿情報12以外の隠蔽情報は無彩色の黒色にて表示されているが、秘匿情報12にあっては単一の有彩色で表示されていて、例えば赤色にて表示されている。
【0009】
図において13は紙片3、4の間に位置するカバーフィルムを示していて、このカバーフィルム13は上記秘匿情報12に重なるようにして配置されている。このカバーフィルム13は、透視可能なフィルムであって秘匿情報12への重ね合わせにより秘匿情報12を目視不能とする構成の色彩とされているものであり、具体的には秘匿情報12と同色の赤色としたフィルムからなるものである。そして、このカバーフィルム13においては紙片3、4との内方面3a,4aの貼り合わせと同じように上記貼り合わせ手段5が両面に設けられていて、カバーフィルム13は秘匿情報12を含む領域に対して剥離可能にして貼り合されている。
なお、上記カバーフィルム13は紙片3の内方面3aも対応する面側にも貼り合わせ手段5が設けられていることから、紙片3、4を重ね合せて貼り合わせた隠蔽葉書1の状態では前記カバーフィルム13は紙片3の内方面3aにも剥離可能に貼り合せた状態となっている(図3参照)。
【0010】
以上のように上記隠蔽葉書1では、秘匿情報12が、重ね合わせによりその秘匿情報12の目視を不能にする色彩とした透視可能なカバーフィルム13にて覆われている。そのため、仮に秘匿情報12が紙片3や紙片4の外表面側に透け出るような状態であったとしても、カバーフィルム13の色彩も同じように紙片3や紙片4の外表面側に透け出ており、隠蔽葉書1の外表面を見たときに秘匿情報12の色彩とカバーフィルム13の色彩とを区別できず、その結果として秘匿情報12が目視不能となり、秘匿性の高い隠蔽葉書となっている。
【0011】
この隠蔽葉書1を受け取った側では従来からの隠蔽葉書と同じように紙片3、4とを剥離するように見開けば、秘匿情報12をカバーフィルム13が覆っている状態で展開され、内方面3a,4aそれぞれに記載されている隠蔽情報10が表れる。カバーフィルム13自体は上述したように透視可能であり、このカバーフィルム13で覆われている部分の隠蔽情報10にあっても黒色にて表示されていることから、カバーフィルム13を通して目視できるものである。さらに、葉書受取人側でカバーフィルム13を剥ぎ取れば秘匿情報12が確認できる。
隠蔽葉書1を見開く時点でカバーフィルム13が秘匿情報12を覆っている状態となるようにする必要は必ずしもないが、見開いたときに秘匿情報12をカバーフィルム13が覆っている状態で紙片3、4が展開されることが良好であり、カバーフィルム13の位置によって秘匿情報12の位置を葉書受取人側に知らせることができる。そして、紙片3、4を展開するときにカバーフィルム13が秘匿情報12を覆っているようにするために、カバーフィルム13の紙片4側の面に上記貼り合せ手段を設けないようにすることができる。なお、カバーフィルム13の一端には、このカバーフィルム13を摘み上げ易くするために、貼り合せ手段5を施さずに紙片3、4に対して非貼り合せ状態となる摘み14が設けられている。
【0012】
本発明で示したところの上記隠蔽情報10は、葉書外表面に位置している宛名情報6や差出人情報8と対比して、紙片3と紙片4との貼り合わせによって隠れる情報を意味しているのであり、この隠蔽情報が、第三者に対して秘匿しなければならない情報のみとなっているものではない。即ち、図示されているように、隠蔽情報10としては挨拶などの定型文章、絵柄、図形、符号、罫線、記号などが含まれていて、隠蔽情報10全てが第三者に対して秘匿すべき情報で構成されているわけではない。
そのため、仮に紙片3、4の紙材として薄い素材を用いた場合に、定型文章、絵柄、図形、罫線などが透け出るようなことがあっても、宛名情報6や差出人情報8の判読を困難にしたり、隠蔽葉書の外観を損なわない限り構わないものであり、よって、本隠蔽葉書1は、紙片3、4の紙材として薄い素材を用いても、第三者による上記秘匿情報12の目視を不能にした秘匿性の高い葉書であり、プリンタ印字適性やフィード適性が良好な紙材からなる隠蔽葉書となる。
【0013】
上記実施の形態では秘匿情報12を赤色とし、カバーフィルム13も同一の赤色としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、秘匿情報12を黒色とするとともに、カバーフィルム13を同一の黒色とし、秘匿情報12にこの黒色で透視可能なカバーフィルム13を重ね合わせて秘匿情報12を目視不能とする構成としてもよい。
また、図示の形態では隠蔽情報10中の一部を秘匿情報12とし、隠蔽情報10と秘匿情報12とを含む広い領域に重なるようにカバーフィルム13を対応させているが、秘匿情報12のみに対応するようにカバーフィルム13を配置してもよい。
【0014】
上記実施の形態において貼り合せ手段5を再剥離接着性のある感圧接着剤からなるものとして示したが、本発明はこの例に限定されるものではなく、剥離可能に接着力が調整された粘着剤からなるものであってもよい。そして、弱接着力の粘着剤から構成された貼り合せ手段を用いる場合には、隠蔽葉書1を作成するに際して、隠蔽情報や秘匿情報を紙片に設け、カバーフィルムを配した後に前記貼り合せ手段を内方面に施すようにすればよい。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の隠蔽葉書によれば、複数紙片が剥離可能に重ね合され、重ね合わせにより対向する内方面の情報表示部に秘匿情報が設けられているものであって、前記秘匿情報は単色の色彩で表示され、かつ透視可能なフィルムであって秘匿情報への重ね合わせにより秘匿情報を目視不能とする構成の色彩であるカバーフィルムが、秘匿情報を剥離可能に覆っていることを特徴とするものであることから、仮に葉書内方面の秘匿情報が葉書外表面に透け出るような場合でもカバーフィルムの色彩も同じように葉書外表面に透け出ることとなって、葉書外表面から見える秘匿情報の色とカバーフィルムの色との差異がなく、第三者による秘匿情報の判読を不能にできるようになる。よって、隠蔽葉書用の紙材を薄いものとして、プリンタなどに対する適性を向上させることができるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る隠蔽葉書の一例を示すもので、(イ)は一方の葉書外表面側を示す説明図、(ロ)は他方の葉書外表面側を示す説明図である。
【図2】展開した一例の内方面側を示す説明図である。
【図3】一例を図2X−X線に沿った位置での葉書断面を示す説明図である。
【符号の説明】
1…隠蔽葉書
2…折り部
3、4…紙片
3a,4a…内方面
3b、4b…葉書外表面
5…貼り合せ手段
6…宛名情報
7…宛名情報表示部
8…差出人情報
9…差出人情報表示部
10…隠蔽情報
11…情報表示部
12…秘匿情報
13…カバーフィルム

Claims (1)

  1. 複数紙片が剥離可能に重ね合され、重ね合わせにより対向する内方面の情報表示部に秘匿情報が設けられている隠蔽葉書において、
    前記秘匿情報は単色の色彩で表示され、かつ透視可能なフィルムであって秘匿情報への重ね合わせにより秘匿情報を目視不能とする構成の色彩であるカバーフィルムが、秘匿情報を剥離可能に覆っていることを特徴とする隠蔽葉書。
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