JP4050550B2 - プリント基板用ストック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品実装用のプリント基板を段積み状に複数枚収納してストックするプリント基板用ストック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリント基板用ストック装置としては例えば特開平6−321317号公報等により既に知られているものがある。
【0003】
この種のストック装置は、プリント基板の左右側縁をそれぞれ支持する1対のガイドレールと、その1対のガイドレールにそれぞれ備えた無端チェーンであって、前記プリント基板の左右側縁をガイドレールに沿ってそれぞれ搬送する無端チェーンと、それらの無端チェーンを巡回させる巡回手段と、前記1対のガイドレールを内側に所定間隔ずつあけて複数本対向させてそれぞれ並べて備えた1対の起立壁と、その1対の起立壁をストック装置本体に対して昇降させる昇降手段を備えたものであり、電子部品実装機等の前後に設置されてこれらの機械・装置の動作タクトの相違を吸収するために一時的にプリント基板を収納してストックするプリント基板中間バッファ装置等として広く利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来公知のこの種プリント基板用ストック装置においては、複数設けられる1対のガイドレール毎に該ガイドレールと同数の無端チェーンおよび巡回手段(本発明の構成要件である「基板搬送機構」に相当)を備えなければならず、構造が複雑になるばかりでなく重量も過大なものにならざるを得ず、操作性が悪いという欠点を有していた。
【0005】
本発明は、このような従来装置が有する欠点に鑑みてなされたもので、1対の基板搬送機構で複数枚のプリント基板を段積み状に収納してストックすることのできるプリント基板用ストック装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るプリント基板用ストック装置は、プリント基板の搬送方向左右両側端部を支持するプリント基板係止部を有し、少なくとも一方の側壁を他方の側壁に接離方向に移動可能に構成し、収納するプリント基板幅に応じてその相対位置を調整可能とした一対の側壁と、プリント基板の収納枚数に応じて該1対の側壁に穿設された複数の搬送ローラ出入孔と、該一対の側壁を支承し、該1対の側壁とともにプリント基板収納部を形成する収納部本体と、該収納部本体を必要に応じて昇降させる昇降駆動手段を有するストック装置本体と、前記一対の側壁を外側から挟み込むように該ストック装置本体に支持されるとともに前記搬送ローラ出入孔からプリント基板の搬送路内に進入退出自在とされ、搬送路内への進入時には前記プリント基板係止部に代わってプリント基板を支持及び搬送する複数の搬送ローラを有し、これら搬送ローラの各々にプーリを形成するとともに該プーリに無端ベルトを巻回してなる基板搬送機構とから構成され、各搬送ローラに先端部側が縮径しているテーパ部を形成したことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明に係るプリント基板用ストック装置は、プリント基板の搬送方向左右両側端部を支持するプリント基板係止部を有し、少なくとも一方の側壁を他方の側壁に接離方向に移動可能に構成し、収納するプリント基板幅に応じてその相対位置を調整可能とした一対の側壁と、プリント基板の収納枚数に応じて該1対の側壁に穿設された複数の搬送ローラ出入孔と、該一対の側壁を支承し、該1対の側壁とともにプリント基板収納部を形成する収納部本体と、該収納部本体を必要に応じて昇降させる昇降駆動手段を有するストック装置本体と、前記一対の側壁を外側から挟み込むように該ストック装置本体に支持されるとともに前記搬送ローラ出入孔からプリント基板の搬送路内に進入退出自在とされ、搬送路内への進入時には前記プリント基板係止部に代わってプリント基板を支持及び搬送する複数の搬送ローラを有し、これらの搬送ローラを連動させるための1本の主動軸を有する基板搬送機構とからなり、該主動軸の周面にはウオームを形成するとともに搬送ローラには該ウオームに噛合するウオームホイールを形成し、各搬送ローラに先端部側が縮径しているテーパ部を形成したことを特徴とするものである。
【0008】
そしてまた、本発明に係るプリント基板用ストック装置は、プリント基板の搬送方向左右両側端部を支持するプリント基板係止部を有少なくとも一方の側壁を他方の側壁に接離方向に移動可能に構成し、収納するプリント基板幅に応じてその相対位置を調整可能とした一対の側壁と、プリント基板の収納枚数に応じて該1対の側壁に穿設された複数の搬送ローラ出入孔と、該一対の側壁を支承し、該1対の側壁とともにプリント基板収納部を形成する収納部本体と、該収納部本体を必要に応じて昇降させる昇降駆動手段を有するストック装置本体と、前記一対の側壁を外側から挟み込むように該ストック装置本体に支持されるとともに前記搬送ローラ出入孔からプリント基板の搬送路内に進入退出自在とされ、搬送路内への進入時には前記プリント基板係止部に代わってプリント基板を支持及び搬送する複数の搬送ローラを有し、これらの搬送ローラを連動させるための1本の主動軸を有する基板搬送機構とからなり、該1本の主動軸と各搬送ローラとの間に該ローラと同数の弾性リングを張設し、該弾性リングを介して主動軸の回転を各搬送ローラに伝達するように構成するとともに、各搬送ローラに先端部側が縮径しているテーパ部を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
さらにまた、本発明に係るプリント基板用ストック装置は、前記テーパ部が各搬送ローラと一体に形成されていることを特徴とするものである
【0010】
そしてまた、本発明に係るプリント基板用ストック装置は、前記テーパ部が各搬送ローラに着脱可能に取着される構成としたことを特徴とするものである。
【0011】
さらに、本発明に係るプリント基板用ストック装置は、一方の側壁は上下を収納部本体に支持され、かつ該収納部本体に固定されている一方、他方の側壁は上下を幅調整装置のスライド部に支持され、かつ該スライド部材とともに移動自在とされていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプリント基板用ストック装置につき、実施の形態の一例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態の一例としてのプリント基板用ストック装置の全体構成を示す斜視図である。
図1において、10Aおよび10Bは1対の側壁、20は収納部本体、30はストック装置本体、40はストック装置本体30に設けられた昇降駆動手段、50Aおよび50Bは基板搬送機構である。
【0014】
昇降駆動手段40は、電動モータ41の回転を伝達歯車機構42を介して回転支軸43に伝達する構成になっており、該回転支軸43には昇降台基部44が螺合し、該昇降台基部44に収納部本体20を載置するための載置台45が連結されている。
【0015】
図2は、1対の側壁10A、10Bとともにプリント基板収納部60を形成する収納部本体20の拡大斜視図である。
図2において、70は、プリント基板80の幅に応じて側壁10Aと側壁10Bとの間隔を調整する幅調整装置である。
幅調整装置70は、収納部本体20の上下各内面に回転自在に設けられた送りねじ71、71(図2には下内面に設けられた送りねじ71のみ図示)と両送りねじ71、71を同期回転させるための連結ベルト72と両送りねじ71、71に螺合してプリント基板80の幅方向に移動自在とされたスライド部材73と操作部74とから構成されている。
【0016】
側壁10Aは上下を収納部本体20に支持され、該収納部本体20に固定されている。
【0017】
側壁10Bは上下を幅調整装置70のスライド部材73に支持され、該スライド部材73とともに移動自在とされている。
【0018】
図3は、側壁10A、10Bの部分拡大断面図で、該各側壁10A、10Bにはプリント基板80の収納枚数および側壁10A、10Bのプリント基板80搬送方向長さに応じて複数の搬送ローラ出入孔11A、11Bが穿設されているとともにプリント基板80の搬送方向両側端部を支持する複数のプリント基板係止部12A、12Bが押出し加工により形成されている。
【0019】
なお、プリント基板係止部12A、12Bは図3に示す形状に限定するものではなく、プリント基板80の側端部を支持できるものであれば、円形等の他の形状のものでも代替可能である。
また、プリント基板係止部12A、12Bは押出し加工に限定するものではなく、螺着、接着、溶着等の適宜の手段により形成したものでよい。
【0020】
図4は、基板搬送機構50Aおよび50Bの拡大斜視図である。
同図において、50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mは円柱軸状の搬送ローラで、該搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mは、一端側をプリント基板80の支持・搬送部とされる一方、他端側はローラ支持部51A、51Bを回転自在に挿通してプーリ52A−1〜52A−m、52B−1〜52B−mに連結されている。
【0021】
プーリ52A−1〜52A−m、52B−1〜52B−mには無端ベルト53A、53Bが巻回され、該無端ベルト53A、53Bが電動モータ54A、54Bの出力軸に連結された駆動プーリ(図示せず)にも巻回されることにより、搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mが回転する。
【0022】
55A、55Bはローラ支持部51A、51Bおよび電動モータ54A、54Bが取り付けられたローラ移動台で、該ローラ移動台55A、55Bは固定台56A、56Bとの間に設けられたスライドシリンダ57A,57Bにより、搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mの一端側が側壁10A、10Bに穿設された複数の搬送ローラ出入孔11A、11Bを挿通してプリント基板80の搬送路内に進入退出するべく所定区間内を往復動自在とされている。
【0023】
ここで、搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mの一端側がプリント基板80の搬送路内に進入退出する区間は、使用するプリント基板80に実装されている電子部品の有無、位置等に応じて最大限進入できる区間を設定すればよい。
【0024】
なお、58A、58Bはプリント基板80がプリント基板収納部60に搬入される際の位置調整ガイドで、59A、59Bはプリント基板80がプリント基板収納部60から搬出される際の位置調整ガイドである。
【0025】
基板搬送機構50A、50Bは以上の如く構成されるが、基板搬送機構50Aと基板搬送機構50Bとは図1に示すように、搬送ローラ50A−1〜50A−mの一端側と搬送ローラ50B−1〜50B−mの一端側とが互いに対向するよう配置される。
【0026】
そして、基板搬送機構50Aは、その固定台56Aが側壁10Aのプリント基板収納部60外側でストック装置本体30に固着されている。
【0027】
また、基板搬送機構50Bは、その固定台56Bが側壁10Bのプリント基板収納部60外側でストック装置本体30に架設されるとともに該固定台56Bをスライド部材73に設けられたガイドロッド75,75が間隙をもって挿通しており、該基板搬送機構50Bは該スライド部材73とともにプリント基板80の幅調整方向のみに移動自在とされている。
【0028】
図5は、図1〜図4を参照しつつ説明したプリント基板用ストック装置の構成の理解を容易にするためにプリント基板80の搬入方向側から見た部分矢視図を示すものであるので、符号を付すに止め、詳細な説明は省略する。
【0029】
本実施態様は以上のように構成されるが、次にその動作につき説明する。
図6はプリント基板用ストック装置からプリント基板80を搬出する際の動作を(a)、(b)、(c)の手順で示すものである。
【0030】
図6(a)は、搬出動作前の状態を示すもので、プリント基板80が側壁10A、10Bのプリント基板係止部12A、12Bに係止された状態で、基板搬送機構50A、50Bの搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mは未だ、プリント基板収納部60内に進入していない。
【0031】
次いで、図6(b)は、基板搬送機構50A、50Bの搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mがプリント基板収納部60内へ進入し、その進入のみが完了した状態を示すもので、プリント基板80は未だ、側壁10A、10Bのプリント基板係止部12A、12Bに係止された状態で、プリント基板80と基板搬送機構50A、50Bの搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mとは所定間隔、離間している。
【0032】
次いで、図6(c)は、基板搬送機構50A、50Bの搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mがプリント基板収納部60内へ進入した後、昇降駆動手段40の駆動により収納部本体20が所定距離、下降してプリント基板80がプリント基板係止部12A、12Bから離間して搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mに支持されている状態を示すもので、この状態で搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mを回転駆動することにより、1枚のプリント基板80の搬出動作が完了する。
【0033】
2枚目以降のプリント基板80搬出動作は、1枚目のプリント基板80の搬出動作が完了し、上部にはプリント基板80が支持されていない搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mをプリント基板収納部60内から退出させた後、昇降駆動手段40を駆動させて2枚目のプリント基板80と搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mとが図6(a)に示す位置になるよう収納部本体20を上昇または下降させる。
【0034】
なお、プリント基板80を搬入する際の動作は搬出とは逆に図6(c)、(b)、(a)の手順で行えばよいものである。
【0035】
図7は、搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mの他の例を示すもので、先端部側が縮径しているテーパ部90を形成したものである。他の構成は上記した一例と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、テーパ部90は搬送ローラ50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−mとは必ずしも一体に形成する構成に限定することはなく、着脱可能に取着する構成としてもよい。
【0036】
この例によるプリント基板用ストック装置からプリント基板80を搬出する際の動作は図7(a)、(b)、(c)の手順で示すものである。
【0037】
図7(a)は図6(a)同様、搬出動作前の状態を示すもので、プリント基板80が側壁10A(側壁10B側の図示は省略、以下同じ)のプリント基板係止部12Aに係止された状態で、基板搬送機構50Aの搬送ローラ50A−1〜50A−mは未だ、プリント基板収納部60内に進入していない。
【0038】
次いで、図7(b)は、基板搬送機構50Aの搬送ローラ50A−1〜50A−mがプリント基板収納部60内へ進入し、そのテーパ部90がプリント基板80と接している進入中の状態を示すもので、プリント基板80は側壁10Aの基板係止部12Aから離間しつつある。
【0039】
次いで、図7(c)は、基板搬送機構50Aの搬送ローラ50A−1〜50A−mがプリント基板収納部60内への進入を完了し、プリント基板80がプリント基板係止部12Aから所定距離、離間して搬送ローラ50A−1〜50A−mに支持されている状態を示すもので、この状態で搬送ローラ50A−1〜50A−mを回転駆動することにより、1枚のプリント基板80の搬出動作が完了する。
【0040】
2枚目以降のプリント基板80搬出動作は、1枚目のプリント基板80の搬出動作が完了し、上部にはプリント基板80が支持されていない搬送ローラ50A−1〜50A−mをプリント基板収納部60内から退出させた後、昇降駆動手段40を駆動させて2枚目のプリント基板80と搬送ローラ50A−1〜50A−mとが図7(a)に示す位置になるよう収納部本体20を上昇または下降させる。
【0041】
なお、プリント基板80を搬入する際の動作は搬出とは逆に図7(c)、(b)、(a)の手順で行えばよいものである。
【0042】
本例では、搬送ローラ50A−1〜50A−mの先端部側が縮径しているテーパ部90を形成したものであり、これにより図6に示す例のように、搬送ローラ50A−1〜50A−mがプリント基板収納部60内へ進入した後、昇降駆動手段40の駆動により収納部本体20が所定距離、下降してプリント基板80がプリント基板係止部12Aから離間して搬送ローラ50A−1〜50A−mに支持されている状態にするという工程が不要になるという利点がある。
【0043】
なお、プリント基板用ストック装置にプリント基板80を搬入する際の基板幅の調整は以下のように行う。
【0044】
幅調整装置70の操作部74により送りねじ71、71を同期回転させ、スライド部材73を移動させ、プリント基板80の左右両側端部が側板10A、10Bの基板係止部12A、12Bに支持される位置に調整する。
【0045】
図8は本発明プリント基板用ストック装置の一例における基板搬送機構の第2の実施態様を示す拡大斜視図である。
【0046】
同図において、150Aおよび150Bは基板搬送機構である。150A−1〜150A−m、150B−1〜150B−mは円柱軸状の搬送ローラで、該搬送ローラ150A−1〜150A−m、150B−1〜150B−mは、一端側をプリント基板80の支持・搬送部とされる一方、ローラ支持部151A、151Bを回転自在に挿通する他端側にはウォームホイール150Aw−1〜150Aw−m、150Bw−1〜150Bw−mが形成されている。
【0047】
152A、152Bはローラ支持部151A、151Bに回転自在に軸支され、周面にウォーム153A、153Bを形成された主動軸で、該主動軸152A、152Bは伝動ベルト154A、154Bを介して電動モータ155A、155Bの出力軸に連結される。
【0048】
156A、156Bはローラ支持部151A、151Bおよび電動モータ155A、155Bが取り付けられたローラ移動台で、該ローラ移動台156A、156Bは固定台157A、157Bとの間に設けられたスライドシリンダ158A,158Bにより、搬送ローラ150A−1〜150A−m、150B−1〜150B−mの一端側が側壁10A、10Bに穿設された複数の搬送ローラ出入孔11A、11Bを挿通してプリント基板80の搬送路内に進入退出するべく所定区間内を往復動自在とされている。
【0049】
ここで、搬送ローラ150A−1〜150A−m、150B−1〜150B−mの一端側がプリント基板80の搬送路内に進入退出する区間は、使用するプリント基板80に実装されている電子部品の有無、位置等に応じて最大限進入できる区間を設定すればよい。
【0050】
なお、159A、159Bはプリント基板80がプリント基板収納部60に搬入またはプリント基板収納部60から搬出される際の位置調整ガイドで、該位置調整ガイド159A、159Bはローラ支持部151A、151Bの両端側(第8図では一方側のみ表れている)に設けられている。
【0051】
基板搬送機構150A、150Bは以上の如く構成されるが、基板搬送機構150Aと基板搬送機構150Bとは図1に示す基板搬送機構50Aと基板搬送機構50Bと同様に、搬送ローラ150A−1〜150A−mの一端側と搬送ローラ150B−1〜150B−mの一端側とが互いに対向するよう配置される。
【0052】
そして、基板搬送機構150Aは、その固定台157Aが側壁10Aのプリント基板収納部60外側でストック装置本体30に固着されている。
【0053】
また、基板搬送機構150Bは、その固定台157Bが側壁10Bのプリント基板収納部60外側でストック装置本体30に架設されるとともに該固定台157Bをスライド部材73に設けられたガイドロッド75,75が間隙をもって挿通しており、該基板搬送機構150Bは該スライド部材73とともにプリント基板80の幅調整方向のみに移動自在とされている。
【0054】
本実施態様は以上のように構成されるが、各搬送ローラの先端部側には前述したテーパ部90と同様のテーパ部を形成することができ、その動作は図6又は図7で説明した第1の実施態様と同様であるので、説明は省略する。
【0055】
図9は本発明プリント基板用ストック装置の一例における基板搬送機構の第3の実施態様を示す拡大斜視図である。上記した基板搬送機構の第2の実施態様と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0056】
同図において、250A−1〜250A−m、250B−1〜250B−mは円柱軸状の搬送ローラで、該搬送ローラ250A−1〜250A−m、250B−1〜250B−mは、一端側をプリント基板80の支持・搬送部とされる一方、他端側はローラ支持部151A、151Bを回転自在に挿通している。
【0057】
252A、252Bはローラ支持部151A、151Bに回転自在に軸支された主動軸で、該主動軸252A、252Bは伝動ベルト154A、154Bを介して電動モータ155A、155Bの出力軸に連結される。
【0058】
253A−1〜253A−m、253B−1〜253B−mは、各搬送ローラ250A−1〜250A−m、250B−1〜250B−mと主動軸252A、252Bとの間に張設された弾性リングで、該弾性リング253A−1〜253A−m、253B−1〜253B−mは、主動軸252A、252Bの回転を各搬送ローラ250A−1〜250A−m、250B−1〜250B−mに伝達する。
【0059】
156A、156Bはローラ支持部151A、151Bおよび電動モータ155A、155Bが取り付けられたローラ移動台で、該ローラ移動台156A、156Bは固定台157A、157Bとの間に設けられたスライドシリンダ158A,158Bにより、搬送ローラ250A−1〜250A−m、250B−1〜250B−mの一端側が側壁10A、10Bに穿設された複数の搬送ローラ出入孔11A、11Bを挿通してプリント基板80の搬送路内に進入退出するべく所定区間内を往復動自在とされている。
【0060】
ここで、搬送ローラ250A−1〜250A−m、250B−1〜250B−mの一端側がプリント基板80の搬送路内に進入退出する区間は、使用するプリント基板80に実装されている電子部品の有無、位置等に応じて最大限進入できる区間を設定すればよい。
【0061】
なお、159A、159Bはプリント基板80がプリント基板収納部60に搬入またはプリント基板収納部60から搬出される際の位置調整ガイドで、該位置調整ガイド159A、159Bはローラ支持部151A、151Bの両端側(第9図では一方側のみ表れている)に設けられている。
【0062】
基板搬送機構250A、250Bは以上の如く構成されるが、基板搬送機構250Aと基板搬送機構250Bとは図1に示す基板搬送機構50Aと基板搬送機構50Bと同様に、搬送ローラ250A−1〜250A−mの一端側と搬送ローラ250B−1〜250B−mの一端側とが互いに対向するよう配置される。
【0063】
そして、基板搬送機構250Aは、その固定台157Aが側壁10Aのプリント基板収納部60外側でストック装置本体30に固着されている。
【0064】
また、基板搬送機構250Bは、その固定台157Bが側壁10Bのプリント基板収納部60外側でストック装置本体30に架設されるとともに該固定台157Bをスライド部材73に設けられたガイドロッド75,75が間隙をもって挿通しており、該基板搬送機構250Bは該スライド部材73とともにプリント基板80の幅調整方向のみに移動自在とされている。
【0065】
本実施態様は以上のように構成されるが、各搬送ローラの先端部側は前述したテーパ部90と同様のテーパ部を形成することができ、その動作は図6または図7で説明した第1の実施態様と同様であるので、説明は省略する。
【0066】
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述したが、本発明は該実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で、それに各種の改変を施して実施することが可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明に係るプリント基板用ストック装置は上記のように構成されているので、従来装置のように多数の基板搬送機構を備える必要がなく、1対の基板搬送機構で複数枚のプリント基板を段積み状に収納してストックすることができ、従来装置に比して構造が簡単かつ重量も小さくできるという特徴を有する。
【0068】
また、可動要素が少ないので故障が低減し、操作性およびメンテナンス性が向上する。
【0069】
さらに、先端部側をテーパ状に縮径した搬送ローラを使用することにより、動作の工程が減少し、制御回路、制御アルゴリズム等が簡単になるという特徴をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明プリント基板用ストック装置の一例を示す全体構成斜視図
【図2】本発明プリント基板用ストック装置の一例における収納部本体の拡大斜視図
【図3】本発明プリント基板用ストック装置の一例における側壁の部分拡大断面図
【図4】本発明プリント基板用ストック装置の一例における基板搬送機構の第1の実施態様を示す拡大斜視図
【図5】プリント基板用ストック装置の一例のプリント基板搬入方向側から見た矢視図
【図6】(a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明プリント基板用ストック装置の一例における動作説明図
【図7】(a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明プリント基板用ストック装置の他の例における動作説明図
【図8】本発明プリント基板用ストック装置の一例における基板搬送機構の第2の実施態様を示す拡大斜視図
【図9】本発明プリント基板用ストック装置の一例における基板搬送機構の第3の実施態様を示す拡大斜視図
【符号の説明】
10A、10B 側壁
11A、11B 搬送ローラ出入孔
12A、12B プリント基板係止部
20 収納部本体
30 ストック装置本体
40 昇降駆動手段
41、54A、54B 電動モータ
42 伝達歯車機構
43 回転支軸
44 昇降台基部
45 載置台
50A、50B 基板搬送機構
50A−1〜50A−m、50B−1〜50B−m 搬送ローラ
51A、51B ローラ支持部
52A−1〜52A−m、52B−1〜52B−m プーリ
53A、53B 無端ベルト
55A、55B ローラ移動台
56A、56B 固定台
57A、57B スライドシリンダ
58A、58B、59A、59B 位置調整ガイド
60 プリント基板収納部
70 幅調整装置
71 送りねじ
72 連結ベルト
73 スライド部材
74 操作部
75 ガイドロッド
80 プリント基板
90 テーパ部
150A、150B 基板搬送機構
150A−1〜150A−m、150B−1〜150B−m 搬送ローラ
150Aw−1〜150Aw−m、150Bw−1〜150Bw−m ウォームホイール
151A、151B ローラ支持部
152A、152B 主動軸
153A、153B ウォーム
154A、154B 伝動ベルト
155A、155B 伝動モータ
156A、156B ローラ移動台
157A、157B 固定台
158A、158B スライドシリンダ
159A、159B 位置調整ガイド
250A、250B 基板搬送機構
250A−1〜250A−m、250B−1〜250B−m 搬送ローラ
252A、252B 主動軸
253A−1〜253A−m、253B−1〜253B−m 弾性リング

Claims (6)

  1. プリント基板の搬送方向左右両側端部を支持するプリント基板係止部を有し、少なくとも一方の側壁を他方の側壁に接離方向に移動可能に構成し、収納するプリント基板幅に応じてその相対位置を調整可能とした一対の側壁と、プリント基板の収納枚数に応じて該1対の側壁に穿設された複数の搬送ローラ出入孔と、該一対の側壁を支承し、該1対の側壁とともにプリント基板収納部を形成する収納部本体と、該収納部本体を必要に応じて昇降させる昇降駆動手段を有するストック装置本体と、前記一対の側壁を外側から挟み込むように該ストック装置本体に支持されるとともに前記搬送ローラ出入孔からプリント基板の搬送路内に進入退出自在とされ、搬送路内への進入時には前記プリント基板係止部に代わってプリント基板を支持及び搬送する複数の搬送ローラを有し、これら搬送ローラの各々にプーリを形成するとともに該プーリに無端ベルトを巻回してなる基板搬送機構とから構成され、各搬送ローラに先端部側が縮径しているテーパ部を形成したことを特徴とするプリント基板用ストック装置
  2. プリント基板の搬送方向左右両側端部を支持するプリント基板係止部を有し、少なくとも一方の側壁を他方の側壁に接離方向に移動可能に構成し、収納するプリント基板幅に応じてその相対位置を調整可能とした一対の側壁と、プリント基板の収納枚数に応じて該1対の側壁に穿設された複数の搬送ローラ出入孔と、該一対の側壁を支承し、該1対の側壁とともにプリント基板収納部を形成する収納部本体と、該収納部本体を必要に応じて昇降させる昇降駆動手段を有するストック装置本体と、前記一対の側壁を外側から挟み込むように該ストック装置本体に支持されるとともに前記搬送ローラ出入孔からプリント基板の搬送路内に進入退出自在とされ、搬送路内への進入時には前記プリント基板係止部に代わってプリント基板を支持及び搬送する複数の搬送ローラを有し、これらの搬送ローラを連動させるための1本の主動軸を有する基板搬送機構とからなり、該主動軸の周面にはウオームを形成するとともに搬送ローラには該ウオームに噛合するウオームホイールを形成し、各搬送ローラに先端部側が縮径しているテーパ部を形成したことを特徴とするプリント基板用ストック装置。
  3. プリント基板の搬送方向左右両側端部を支持するプリント基板係止部を有少なくとも一方の側壁を他方の側壁に接離方向に移動可能に構成し、収納するプリント基板幅に応じてその相対位置を調整可能とした一対の側壁と、プリント基板の収納枚数に応じて該1対の側壁に穿設された複数の搬送ローラ出入孔と、該一対の側壁を支承し、該1対の側壁とともにプリント基板収納部を形成する収納部本体と、該収納部本体を必要に応じて昇降させる昇降駆動手段を有するストック装置本体と、前記一対の側壁を外側から挟み込むように該ストック装置本体に支持されるとともに前記搬送ローラ出入孔からプリント基板の搬送路内に進入退出自在とされ、搬送路内への進入時には前記プリント基板係止部に代わってプリント基板を支持及び搬送する複数の搬送ローラを有し、これらの搬送ローラを連動させるための1本の主動軸を有する基板搬送機構とからなり、該1本の主動軸と各搬送ローラとの間に該ローラと同数の弾性リングを張設し、該弾性リングを介して主動軸の回転を各搬送ローラに伝達するように構成するとともに、各搬送ローラに先端部側が縮径しているテーパ部を形成したことを特徴とするプリント基板用ストック装置。
  4. 前記テーパ部が各搬送ローラと一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のプリント基板用ストック装置。
  5. 前記テーパ部が各搬送ローラに着脱可能に取着される構成としたことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のプリント基板用ストック装置。
  6. 一方の側壁は上下を収納部本体に支持され、かつ該収納部本体に固定されている一方、他方の側壁は上下を幅調整装置のスライド部に支持され、かつ該スライド部材とともに移動自在とされていることを特徴とする請求項1に記載のプリント基板用ストック装置。
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