JP4049178B2 - 音量データ変換装置 - Google Patents
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Description
また、請求項2記載の音量データ変換装置は、音量データの入力値を変換特性に従って出力値に変換し、該出力値を出力する音量データ変換装置であって、ユーザにより操作される複数の操作子と、前記操作子の各々に音量データの入力値を対応付ける対応付部と、前記対応付部により前記操作子に対応付けされた入力値に対する出力値を、前記操作子にされた操作に応じて設定する変換特性入力部と、入力される音量データの予め設定された最小値に対する最小出力値と最大値に対する最大出力値を設定するダイナミックレンジ設定部と、前記変換特性入力部で設定された出力値どうしの間を直線または曲線で補間して変換特性を設定し、出力値が前記ダイナミックレンジ設定部によって設定された最小出力値と最大出力値の範囲内となるように、該設定された変換特性を補正する変換特性設定部と、前記変換特性設定部によって補正された変換特性に基づいて前記音量データを前記出力値に変換し、該出力値を出力する音量データ変換部とを備えたことを特徴としている。
以下、この発明の第1実施形態を図1ないし図9を参照しながら説明する。この第1実施形態は、本発明を消音演奏ピアノに適用したものである。図1は鍵盤の下側の構成を示す図である。図1に示すように、鍵10の下側には、シャッタKSが設けられており、このシャッタKSに対向する棚板11の上面には、キーセンサKSEが設けられている。キーセンサKSEには上下方向に所定距離隔てて光センサが設けられており(図示略)、鍵10が押下されると、はじめに上方の光センサが遮光され、次いで、下方の光センサが遮光される。逆に、離鍵時には、まず下方の光センサが受光状態になり、ついで、上方の光センサが受光状態になる。この第1実施形態においては、キーセンサKSEの出力信号に基づいて押鍵速度を示すキーベロシティを検出するようになっている。
得る最小の音量(ピアニシモ)の楽音を発する押鍵がなされたときのキーベロシティは(01)とされ、キーベロシティ(01)を下回るような速度で押鍵がなされた場合には、CPU101はキーベロシティを出力しない。
A.変換特性の設定
まず、音量データ変換装置によって変換特性を設定する動作について説明する。図4に示す状態では、ピアニシモ設定キー111aは(01)に合わせられ、フォルテシモ設定キー111gは(7F)に合わせられている。また、変換特性入力キー111b〜111fは、(01),(20),(40),(60),(7F)にそれぞれ合わせられている。したがって、音量データ変換装置から出力されるキーベロシティは、それぞれ(01),(20),(40),(60),(7F)となり、直線的に増加する。
(1)まず、変換特性入力キー111gと変換特性入力キー111aの設定値の差分の絶対値をとる。
(2)次に、各変換特性入力キー111b〜111fの設定位置につき、ダイナミックレンジすなわちキーベロシティ(7f)−(01)に対する割合を求める。
(3)上記(1)と(2)を乗算して、各変換特性入力キー111b〜111fの変換後のベロシティを求める。
(4)4次関数に、各変換特性入力キー111b〜111fの入力値(01),(20),(40),(60),(7F)と上記(3)で求められた各ベロシティを入力して係数を求める。
(5)入力ベロシティを(01)から1ずつ増やしながら上記(4)で求めた4次関数に入力して、変換テーブルを作成する。
鍵10が押下されると、鍵10の動作は次のようにしてキーセンサKSEにより検出される。鍵10が下降すると鍵10に取り付けたシャッタKSがキーセンサKSEの上方の光センサを遮光し、次いで、下方の光センサを遮光する。そして、このキーセンサKSEの出力信号に基づいて、CPU101はキーベロシティを検出する。
次に、図4に示す状態からフォルテシモ設定キー111gを(7F)から下降させて、(60)に合わせて消音演奏を行う場合について説明する(図5参照)。この場合、フォルテシモ設定キー111gが(60)に設定されているため、入力されたキーベロシティ(7F)に対して出力するキーベロシティは(60)となる。そして、変換テーブル作成部121は、図5に一点鎖線で示すように、出力するキーベロシティが(01)から(60)まで直線的に変化する変換テーブルを作成する。
定キー111gは(4A)を指示している。そこで、出力するキーベロシティの最大値が(4A)となるようにY座標をさらに補正する。この補正に際しては、X座標が(01)のときのY座標(18)を固定したまま、Y座標の変化率を減少させてY座標がなす曲線の勾配を小さくし、X座標が(7F)のときにY座標が(4A)となるようにする。図中一点鎖線はそのようにして補正したY座標がなす曲線を示すもので、そのときのX座標とY座標の対を変換テーブルとする。
次に、この発明の第2実施形態について、図10〜図15を参照して説明する。第2実施形態による音量データ変換装置の適用対象は自動演奏ピアノであり、第1の実施形態とは異なるが、この発明に関する要部は消音演奏ピアノおよび自動演奏ピアノに共通して適用可能であるので、本発明と直接的に関係しない部分については説明を省略する。
ンジケータ211a,…211g上の指標は緑色で、インジケータ212a,…212g上の指標は赤色で表示されるものとする。
A.変換特性のプリセット
まず、音量データ変換装置により変換特性をプリセットする動作について説明する。変換特性をプリセットするには、まず、スイッチ215および217を操作し、設定しようとする変換テーブルの種類、および変換テーブルを記憶する領域を選択する。ここでは、図12に示すように、“4”で表される記憶領域に、キー番号に対応した変換テーブルをプリセットするものとする。
次に、自動演奏時の動作について説明する。自動演奏時には、CPU101から音量データ変換部223へ、キー番号およびキーベロシティを含むMIDIデータが供給され、音量データ変換部223は、スイッチ217で指定されたメモリ222上の領域に記憶している2種類の変換テーブルを参照して、MIDIデータ中のキーベロシティを当該キーベロシティに応じて変換し、変換結果にキー番号に応じた補正値を加算し、加算結果でMIDIデータ中のキーベロシティを書き換え、後段の鍵駆動回路へ出力する。これにより、発生する楽音の音量は、液晶パネル213上の指標が表す値に対応したものとなる。
C.変換特性の変更
変換特性の変更動作については、スイッチ215およびスイッチ217を操作して変更対象の変換テーブルを選択し、液晶パネル213の表示内容を当該変換テーブルに応じた内容としておく点を除いて、変換特性のプリセットの動作と同様であるので、その説明を省略する。
以下、上述した各実施形態の変更例について説明する。ここでは、説明の繁雑化回避のために、主に第1実施形態に着目して変更例を挙げるが、以下に述べることと同様なことが第1実施形態と同様な機能を有する第2実施形態にも当てはまることは言うまでもない。
(b)第1実施形態では、変換特性入力キー111b,…を5つ設けているが、少なくとも3つあれば大まかではあるが変換特性を設定することができる。また、5つよりも多く設けることにより、きめ細かな設定を行うことが可能となる。これらのことは、第2実施形態におけるインジケータ211a,…およびインジケータ212a,…についても同様である。
(c)第1実施形態では、変換特性入力キー111b,…で設定した出力側キーベロシティどうしの間を線形補間した後に、出力側キーベロシティが曲線状をなすように補正しているが、線形補間だけ行うようにしても良い。これと同様なことが、第2実施形態におけるキー番号に対する変換テーブルの作成処理についても言える。
構成することもできる。あるいは、消音演奏ピアノなどの鍵盤楽器とは独立した構成にすることができる。
(f)前記第2実施形態では、液晶パネル213を用いて各インジケータを示したが、LED列で代替することも可能である。この際、補正値のメモリとキーベロシティのメモリとをスイッチ215に連動して切り換え表示するようにしてもよい。
(g)本発明の音量データ変換装置は、消音演奏用ピアノの他に、前述したような練習用ピアノ、電子楽器あるいは自動演奏ピアノなどあらゆる楽器に適用可能である。
Claims (2)
- 音量データの入力値を変換特性に従って出力値に変換し、該出力値を出力する音量データ変換装置であって、
前記入力値の少なくとも3つの値に対する出力値を設定する変換特性入力部と、
ユーザにより操作される操作子と、
入力される音量データの予め設定された最小値に対する最小出力値と最大値に対する最大出力値を前記操作子にされた操作に応じて設定するダイナミックレンジ設定部と、
前記変換特性入力部で設定された出力値どうしの間を直線または曲線で補間して変換特性を設定し、出力値が前記ダイナミックレンジ設定部によって設定された最小出力値と最大出力値の範囲内となるように、該設定された変換特性を補正する変換特性設定部と、
前記変換特性設定部によって補正された変換特性に基づいて前記音量データを前記出力値に変換し、該出力値を出力する音量データ変換部と
を備えたことを特徴とする音量データ変換装置。 - 音量データの入力値を変換特性に従って出力値に変換し、該出力値を出力する音量データ変換装置であって、
ユーザにより操作される複数の操作子と、
前記操作子の各々に音量データの入力値を対応付ける対応付部と、
前記対応付部により前記操作子に対応付けされた入力値に対する出力値を、前記操作子にされた操作に応じて設定する変換特性入力部と、
入力される音量データの予め設定された最小値に対する最小出力値と最大値に対する最大出力値を設定するダイナミックレンジ設定部と、
前記変換特性入力部で設定された出力値どうしの間を直線または曲線で補間して変換特性を設定し、出力値が前記ダイナミックレンジ設定部によって設定された最小出力値と最大出力値の範囲内となるように、該設定された変換特性を補正する変換特性設定部と、
前記変換特性設定部によって補正された変換特性に基づいて前記音量データを前記出力値に変換し、該出力値を出力する音量データ変換部と
を備えたことを特徴とする音量データ変換装置。
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